それでも君が

同時にバスが来た。

後ろから四番目の席に
二人で乗った。

「やっぱぃゃゃ？さっき俺確認したよな？ホントにいいんか？って。友梨うん。っていったよな？」

『ごめんなさい･･･友梨やっぱ博がおらんとダメ･･』

「はいはい。」

さっきの優しい態度との
ギャップに
また泣きそうになる･･･

沈黙が続く。
この沈黙の間
博は何を思ってる？

きっとこれからの事
考えてるよね。
戻ってくれるよね？

友梨まだガキだけど
博に相応しくないけど
一生懸命やるから。
だからお願い･･･

博の袖を掴んだ。

「なに？」って冷たい反応

とっさに掴んだから
理由なんて言えなくて

とりあえず発した言葉が

『プレゼントみた？』

だった･･･

あほやー!!
何でこのタイミングで
言ったんや自分!!

空気読めてなさすぎるー

案の定冷たく

「まだ」ってさ!

この際
空気読めんついでに
空気変えよっかな･･･

『開けてみて？』

「今かよ」

『うんっ♪』

ガサガサ･･･

「･･･ありがとな。」

中に入ってた
ネックウォーマーを･･･
付けてくれた。

嫌いでもいい。
社交辞令でも構わない。

博の口から
ありがとうが聞けたことが
嬉しかった。

たった五文字の
何気ない言葉が
こんなにも嬉しいのは
博だから･･･。

「これアピタよる？」

アピタってのは
ユニーのアピタねっ!

『たぶん･･･』

アピタって言葉に
異常に反応してしまうのは
アイツがいるから･･･

そう･･･

アピタの中にある
31にこいつの元カノが
バイトしてるらしい。

友梨の最強のライバル。

この心境で
アピタって聞くのは
正直しんどいモノがあった。

“二頭追うもの一頭も得ず”ではなく
“二兎追うもの一兎をも得ず”ですよ

>>791

すみません

あﾘがとぉございます

+ﾟ

なかなか更新できなくて
すみません

詳しくゎ感想板で

待ってくれてた方
あげでくれた方
あﾘがとうございます

今夜からまた
更新しますので
また読んでください