もう二度と・・・
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#132 [林奈]
“電話なんてするわけないよ”
うちは帰り際思ってた。
でも初対面のノブヒロに、何かを感じていた。けどそれが何かは、あの時は分からなかった。
:07/04/25 10:17 :W43CA :☆☆☆
#133 [林奈]
10万なんて大金をどうすればいいか分からず、家に帰りとりあえず部屋の中に隠した。
しばらくうちは援助交際をやめた。
そして新学期になり、イジメも何故か分からないけどなくなった。
ノブヒロに電話をすることなく時が過ぎて、あっという間に卒業。
:07/04/25 10:47 :W43CA :☆☆☆
#134 [林奈]
中学最後の年はほんとにあっという間だった。
家事をして祖父に嫌みを言われ、しかも友達もいない。
何かあったとしてもうちはそれに気づきもしないくらい、時間が早く過ぎた。
父に言われるがままに入った私立の高校。行く気はなかったんだ。
:07/04/25 10:51 :W43CA :☆☆☆
#135 [林奈]
義務教育から解放され、やっと自立ができる。それを夢見て過ごしてた分、高校なんてバカみたいに感じてた。
行きたくなくなったら辞めればいいや。
軽く考えてた。
:07/04/25 10:53 :W43CA :☆☆☆
#136 [林奈]
高校へ入学。
友達なんて作らない。ほんとにどうでもよくて、いつ辞めよう。そればっかり考えてた。
入学式。
うちは見た目も茶髪で春休みにピアスも空けてた。けど中身は全然子どもで、見た目ばかり気張ってたんだ。
そんなうちに近付いてきたのは、サオリとマサ。
二人は明らかに浮いてる。
男女で近付いてきた二人に警戒心丸出しだった。
:07/04/25 22:01 :W43CA :☆☆☆
#137 [林奈]
「アンタ名前は?」
「最初に自分の名前言うのが常識でしょ!」
自分の名前より先にうちの名前を聞いてきたサオリに腹が立った。
そんなうちの答えにサオリとマサは爆笑。
“は?”
そう思いうちは睨みつけた。
:07/04/26 09:39 :W43CA :☆☆☆
#138 [のり]
:07/04/26 15:24 :N702iD :☆☆☆
#139 [林奈]
のりさんありがとI今から少し書くねメ
続き↓↓
うちが睨んだのにも関わらず二人は、笑いながら言う。
「ごめんごめん。そうだよね。うちはサオリ。こっちはマサ。うちら同中でさぁ。あんたと友達になりたいなと思って」
満面の笑みが何かうちの心も明るくさせた。
「うちは林奈だよ」
「仲良くしよう」
マサも笑顔で言ってくれた。
:07/04/26 16:03 :W43CA :☆☆☆
#140 [林奈]
見た目とは違って、笑顔が似合う二人。
この二人となら長く続くような気がした。
何か二人の笑顔に吸い込まれそうになった・・・。
:07/04/26 16:14 :W43CA :☆☆☆
#141 [林奈]
友達なんて作らない。いらない。
けど表面上ならいいと思った。
どうせ辞めるから。
うちはサオリとマサと帰りにファミレスに行った。
:07/04/26 22:43 :W43CA :☆☆☆
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