もう二度と・・・

「謝りたかった。傷付けたこと。嘘ついたこと。ほんとにごめんなさい」

「いいよ。でもよかった嘘で。俺、林奈の事好きだから」

アキヤは照れてた。けど優しい顔。

「私も大好き。でも私にはふさわしくないんだ」

「どういう事？」

私は迷った。
汚い過去を知ったら、きっとアキヤは悩む。

それでもアキヤに知ってもらった方がいい。大切な人だから、分かっててほしい。

私は過去全て話した。今にも耳をふさぎそうな顔で、全部聞いてくれた。

“きっと嫌いになるんだろうな”

私は思った。

「話してくれてありがと。俺は林奈の過去を責めるつもりもない。いっぱい辛い思いしたんだね。俺がこれから受け止めるから」

「いいの？こんな私でも」

「過去は過去。俺は今の林奈を好きになった。おじいちゃんやおばあちゃんが大好きな、林奈を好きになったんだから」

アキヤはやっぱり優しい。

アキヤとの恋愛が始まった。

初めまして(｡･_･｡)ﾉ
最初から読ませてもらいました(T^T)
環境とかゎ違いますが心境が似てたので共感しながら読んでます(ﾉ_･｡)
頑張って最後まで書いて下さい☆応援してます！

恋愛中毒さん、ありがとう☆ぜひ最後まで読んでください。

仕事も恋愛も順調だった。
「アキヤを連れてこい」と父は、アキヤを食事に誘った。

父はアキヤを息子のように可愛がってくれ、兄や祖父も、私とアキヤの恋愛を支えてくれた。

半年の間に、ノブヒロに起こっていたことに気付きもしなかった・・。

ノブヒロと会う時間がなく、アキヤとの事以来会えずにいたんだ。

そして私や周りにいる人に、大きな影響をもたらした事件。

一生忘れられない、大切な大切な事件。

仕事中、突然私に来た電話・・。

「お電話変わりました。島田です」

「林奈か？お父さんだ。トモミちゃんから今電話があった。お前の知り合いの、ノブヒロって人が亡くなったそうだ。トモミちゃんが帰ってきてほしいって言ってたけど」

「え？意味分かんない。すぐには帰れない。もうすぐ帰るから」

頭が真っ白になった。

仕事も手につかない。けど、仕事を放棄するわけにはいかない。

夜勤が終わり、私はすぐにトモミに電話した。