〇ニ番目の四季〇
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#120 [なみ☆]
隼人サンの小説が大好きでユリさんのも楽しみにしてました(>_<)失礼かもしれなぃけど、隼人サンとユリさんの恋は私と彼の恋に本当によく似ていてすごく共感しちゃいます(>_<)最後まで読むので頑張ってくださいね☆
:06/05/28 23:37 :N900iS :dybPR8Wo
#121 [ゆり]
なみ☆さん
ありがとォ嬉しいデス(ё^▽^ё) 隼人の小説とかぶったらごめんなさいだけど、隼人との話も少し書くつもりなんでまた見て下さい☆
:06/05/29 07:47 :V703SH :M24sDOFU
#122 [我輩は匿名である]
頑張ってください
:06/05/30 01:08 :N900iS :Kj6408mU
#123 [ゆり]
ピリリリ〜♪
いつもは嬉しいワン切りが
今日は別れの音。
「これで最後だ…」
あたしは呟く様に口にしてブーツを履いて家を出た。
ヘッドライトが光る。
やっぱり走って車まで行く。
もう癖になってる。
:06/05/30 05:58 :V703SH :vYkyxf/c
#124 [ゆり]
コンコンッ
初めて車に乗った日から
ずっと変わらずやってきた助手席のノック。
あたしなりの彼女さんへのざんげだった。
貴女の場所に座ってごめんなさいって。
ガチャッ
「おじゃましまーす!」
「どーぞ♪」
何の変わりもない
いつも通りの会話がやけに愛しい。
今日で最後なのに。
:06/05/30 06:01 :V703SH :vYkyxf/c
#125 [ゆり]
「高橋さ…
「さて!行くか」
高橋さんはあたしの言葉を遮ってアクセルを踏んだ。
「え?どこに?」
「内緒♪」
それから高橋さんは息つくヒマもないくらい
ずっとしゃべり続けていた。
着いたのは最初、二人で行った場所。
丘の上の宝石箱。
:06/05/30 06:02 :V703SH :vYkyxf/c
#126 [ゆり]
バタンッ
高橋さんは降りて、
助手席のドアを開けた。
そしてあの日と同じ笑顔で言った。
「着きましたよお姫様♪」
…離れられなかったのはこれかもしれない
:06/05/30 06:04 :V703SH :vYkyxf/c
#127 [ゆり]
毎日が目まぐるしく変わっていく中で
高橋さんと会う夜だけは
時間が止まっているみたいだった。
変わらない時間が心地良かった。
そんな日々がずっと
変わらない様に願っていたのに
変わらないんじゃなくて
変えられないんだと気付いてしまった。
もう時間は動き出してるんだ。
:06/05/30 06:06 :V703SH :vYkyxf/c
#128 [ゆり]
「…ありがとう…王子様♪」
あたしは手を重ねて下りた。
最後くらいお姫様と王子様の夢が見たい。
丘の上に着くと
ポツポツと雨が降ってきた。
「あー雨だ…」
あたしは空を見上げて言った。
:06/05/30 06:10 :V703SH :vYkyxf/c
#129 [ゆり]
高橋さんは何も言わなかった。
いつもそうだったよね
何も言わないで抱きしめてくれる。
どんな言葉を言われるより安心できた。
こんな偽りだらけの二人でも
鼓動だけは本物だから。
苦しいくらい高橋さんの抱きしめる腕に力が入る。
:06/05/30 06:12 :V703SH :vYkyxf/c
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