〇ニ番目の四季〇
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#110 [ゆり]
「お前いつも強がって…見てて辛いよ!俺だったらこんな…」
「もういいよ」

裕也の言葉を遮ってあたしは言った。

多分笑顔で。

小さい希望が崩れた、

何かに諦めたんだ。

それからあたしはどこか変わった。

簡単に言えば瞳に色を失った感じだった。

⏰:06/05/28 20:27 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#111 [ゆり]
裕也に抱かれて
高橋さんに抱かれる日々を繰り返した。

何回も。

自分は終わってる、
だから満たされる事なんてもう二度とない。

クリスマスの日みたいな
綺麗で
鮮やかで
優しい輝きは
もう絶対に見れない。
     

⏰:06/05/28 20:30 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#112 [ゆり]
裕也はあたしとやった事を友達に言い触らしていた。

これだからガキは…
卒業と同時にあたしは裕也との関係を切った。

別れ際
「セフレになってよ」
って冗談っぽく言われた。


男自体に失望したけど、
所詮あたしがその程度の女だったって事だ。
  

⏰:06/05/28 20:32 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#113 [ゆり]
それでも高橋さんの事はまだ好きだった。

どんなに勝手でも、
辛くても、
身体だけでも、
彼女がいても、

高橋さんには何も求めず
ただ好きでいられた。
  

⏰:06/05/28 20:34 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#114 [ゆり]
形は間違っていたかもしれないけど、

今思えばあの頃の自分が
1番強くて
1番かっこよかったと思える。


見返りを求めずに

人を愛せたんだから。
    寒い冬の日、あたしは本気で高橋さんと別れる事を決めた。  送信:「話があるから今夜会えないかな?」 初めて自分からメールをした。いつも(彼女といたらどうしよう)と思ってしなかったから。 ピリリッ 受信:高橋さん「もう少し遅くていいなら大丈夫だよ」  あたし
は携帯を閉じるのと同時に今までを振り返っていた。 たぶん出会った時から好きだった。だってめちゃく

⏰:06/05/28 20:35 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#115 [ゆり]
形は間違っていたかもしれないけど、

今思えばあの頃の自分が
1番強くて
1番かっこよかったと思える。


見返りを求めずに

人を愛せたんだから。
    

⏰:06/05/28 20:36 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#116 [ゆり]
連続書きしちゃいました(*´ω`*)
ごめんなさい。
2コ上のわなかった事にして読んで下さい☆

もうちょっと書きマス☆

⏰:06/05/28 20:38 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#117 [ゆり]
寒い冬の日

あたしは本気で高橋さんと別れる事を決めた。

送信:「話があるから今夜会えませんか?」

初めて自分からメールをした。

いつも
(彼女といたらどうしよう)
とか思ってしなかったから。

⏰:06/05/28 20:40 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#118 [ゆり]
ピリリッ

受信:高橋さん
「もう少し遅くていいなら大丈夫だよ」


あたしは携帯を閉じるのと同時に
今までを振り返っていた。


たぶん出会った時から好きだった。
だってめちゃくちゃときめいたもん。

二人で見た景色は全部が輝いて見えた。
   

⏰:06/05/28 20:42 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#119 [ゆり]
何気ない一言が
眠れないくらい嬉しかったり、

些細な出来事に
眠れないくらい悩んだり。


夢中で前だけを見てた。
5歳年上の背中を追い掛けて、
頑張って背伸びしたりして。


あたしなりの2年間、

毎日が真剣だったんだ。

⏰:06/05/28 20:44 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


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