〇ニ番目の四季〇
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#390 [ゆり]
「先輩?」
「…あ、ごめん!
あたしは原因が分かってたから…
問題が解決したら自然にやめられたよ」
「そうですか…」
寂しそうに俯く。
その時教室のドアが勢いよく開いた。
「お前らもう学校閉めるから帰れよ〜」
「あッはーい!」
二人で焦りながら教室を出る。
:06/06/06 07:43 :V703SH :Ks2JUYQU
#391 [あやぽん]
:06/06/06 09:19 :SH700i :aIOGq3rw
#392 [ひLI]
フムX02(・ε・`)゙
:06/06/06 15:45 :N901iC :XRCh60kQ
#393 [ゆり]
あやぽんチャン☆ひいチャン☆
いつもありがとう(;ω;)
:06/06/06 20:35 :V703SH :Ks2JUYQU
#394 [ゆり]
校舎から出ると
外はもう暗くなっていた。
「先輩って地下鉄ですか?」
「あ、うん…淳ちゃんは?」
「私あっちのマンションなんです」
「近いね〜!じゃぁ逆だぁ…残念。
ひとりで大丈夫?」
「私は全然大丈夫です!今日はいきなりすみませんでした。
よかったらまた一緒にお話してください」
淳ちゃんが可愛く笑った。
:06/06/06 20:40 :V703SH :Ks2JUYQU
#395 [ゆり]
「うん☆またゆっくり話そぉね!
じゃあほんと気をつけてね」
「ありがとうございます☆じゃあ」
小さく手を振って
歩いて行った。
少し見送って
あたしも歩き出した。
久しぶりにリスカの事思い出したなぁ…
自分は独りなんだって
訴えるみたいな痛み。
:06/06/06 20:45 :V703SH :Ks2JUYQU
#396 [ゆり]
ブーブー…
携帯が振動。
隼人から電話だ。
「はいもしもーし」
「ゆり?無事か〜?」
「無事よ〜今駅向かってる〜」
「お前まじ気をつけろよ」
「はいはーい(笑
心配ありがと☆」
電話の後ろからお母さんが
ご飯だよって呼んでるのが聞こえた。
:06/06/06 20:57 :V703SH :Ks2JUYQU
#397 [ゆり]
「ほらママが呼んでるよ☆ご飯食べてこい♪」
「あぁ〜うん…お前大丈夫か?着いたら絶対連絡しろよ!」
「わぁかったって(笑
じゃーね☆」
「はーいじゃあな〜」
携帯を閉じる
同時に溜め息。
隼人の家族は本当に仲が良い。
暖かくて
愛情に満ちてるのが
話を聞いてるだけのあたしにも分かる。
「いいなぁ…」
何度言っただろう。
:06/06/06 21:02 :V703SH :Ks2JUYQU
#398 [ゆり]
あたしは親に遊んでもらった記憶も
家族で食卓を囲んだ記憶もない。
でも親を恨んだ事はない。
お母さんもお父さんも好きだから。
ただ寂しいのは消えなくて
もうハタチになるのに
まだ夢見てる。
家族みんな仲良く
一緒にご飯が食べたい。
どんな感じなんだろう。
きっとすごく楽しくて
笑顔で
温かいんだろうな。
:06/06/06 21:08 :V703SH :Ks2JUYQU
#399 [あやぽん]
:06/06/07 02:33 :SH700i :2yUQ4X92
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