〇ニ番目の四季〇
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#41 [あやぽん]
あやぽんも隼人サンの【四季】読みましたあー
ゆリサン頑張ってネ
応援してまあーす

⏰:06/05/28 14:53 📱:SH700i 🆔:KS0Rv05U


#42 [ゆり]
あやぽんサンありがとデス(#>∨<#)めちァ嬉しいッ☆頑張ります☆

⏰:06/05/28 15:29 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#43 [ゆり]
「ゆりちゃん?」

ベンチに座ってる高橋さんが声をかける。

笑顔で振り返ったけど
たぶん上手には笑えてなかったと思う。


何となく高橋さんも切ない表情で
「おいで」
と言った。


あたしは大人しく隣に座った。
  

⏰:06/05/28 15:31 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#44 [ゆり]
「寒くない?」

そう言って高橋さんは
あたしの肩に手を回した。

「え?ちょっ…」

いきなりで戸惑った。

いつの間にか煙草も消えていた。
   

⏰:06/05/28 15:32 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#45 [ゆり]
横を向くと指先であごを上げられた。


直感でキスされると思った。

「ちょッとと…ッ」

あたしは両手で拒んで下を向いた。

「彼女さんい」
るのにって言う前に回された手に力が入って
高橋さんに引き寄せられた。
   

⏰:06/05/28 15:34 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#46 [ゆり]
あごを上げられた瞬間唇が触れた。

「ん…ッ」


拒むほど引き寄せる力は強くなる。

舌が入ってきた。

深いキスは慣れてないのに
拒み切れないあたしは
きっともう手遅れで

完全に高橋さんを好きになってたんだ。
  

⏰:06/05/28 15:37 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#47 [ゆり]
唇が離れる。

「激しいね」

軽く笑って高橋さんが言った。


あたしを全部
見透かした様な仕種が
なんか悔しくて
苛立って

今度はあたしからキスをした。

  

⏰:06/05/28 15:39 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#48 [ゆり]
自分が自分じゃないみたい。


だけど指輪が見たくないの。


気持ちは伝えられないから

せめて

今だけ。  
  

⏰:06/05/28 15:40 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#49 [ゆり]
今まで生きてきた中で
1番長いキスをして

どうやって戻ったのかわからないけど、
あたしは助手席に座っていた。


「彼女さんいるのにいけないんだ〜笑」

あたしはわざと茶化す様に言った。


子供だけど本気にしちゃいけない事くらいわかってる
だから大丈夫だよ。
 

⏰:06/05/28 15:43 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


#50 [ゆり]
高橋さんはあたしを抱きしめて何も言わなかった。


こんな切なさ

何て言うんだろう。



時計が夜中の3時を回った時、
またいつもみたいに軽く笑って
「そろそろ行こっか」
と高橋さんはあたしを離した。

家の前に着くともう一度キスをしてきた。

「今日はありがとうございました」

笑顔でそう言ってあたしは車を降りた。
  

⏰:06/05/28 15:45 📱:V703SH 🆔:a4CPZqco


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