〇ニ番目の四季〇
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#93 [ゆり]
「そっかーあたしに夢中だね♪笑」
照れ屋な高橋さんの為に茶化して返す。
「ほんとだよ〜やばいなぁ…笑」
そう言ってエンジンをかけた。
車でイルミネーションのトンネルを潜って
ツリーを見て
26日にかかったあたし達のクリスマスは終わった。
:06/05/28 19:50 :V703SH :a4CPZqco
#94 [ゆり]
疲れてたはずなのに
会いに来てくれた。
恥ずかしそうに伝えてくれた。
抱きしめてキスしてくれた。
とてもとても幸せだった。
冬が過ぎて
春がきて、
あたしは高校3年になった。
:06/05/28 19:53 :V703SH :a4CPZqco
#95 [まにャ]
ゆリさ〜ン!
そうですよね〜
愛せる人に出会えたコトが素晴ら∪いですよね(*∩∀∩)
あた∪、ゆリサン・隼人サンを見たこともないけど、2人が好きです(*≧∪≦)
応援∪たくなる!
ゆリサンも隼人サンもツライ思いいっぱい∪てきたと思うけど…これカラも2人で支えあって頑張って下さいね!
これカラも陰ながらであリますが、応援∪てますね!
そンぢゃあ…この話∪が完結∪たときまた感想させてもらいます!ファイト〜
:06/05/28 19:55 :W32H :C3rmoVpg
#96 [ゆり]
高橋さんとの関係は続いていた。
何度もこのままじゃダメだと思いながら、
結局離れられずにきた。
身体を重ねて、
都合の良い愛を貰って、
だけど指輪は輝いたままで、
あたしに腕枕をしながら彼女と電話する事もあった。
:06/05/28 19:55 :V703SH :a4CPZqco
#97 [ゆり]
来るか来ないかわからない連絡を
夜中まで待つのも
平気な顔も
強がりも
もう精神的に限界だった。
そんな時同じクラスの裕也に告白された。
バスケ部のキャプテンで人気のある奴。
1年の時にも告白されて断っていた。
今回も…
やっぱり無理だ。
:06/05/28 19:58 :V703SH :a4CPZqco
#98 [ゆり]
「ごめん…」
「なんで?彼氏いるん?」
「…彼氏…はいないけど」
あたしは泣いていた。
誰の前でも泣かなかったのに。
「どーした?!大丈夫!?」
…何度大丈夫って言ってきただろう。
本当は大丈夫なんかじゃないよ。
本当は2番なんか嫌だよ。
:06/05/28 20:00 :V703SH :a4CPZqco
#99 [ゆり]
涙が止まらないあたしに
裕也はユニフォームを押し付けた。
「これで拭け!」
「ぅん………うわ!くっさ!!!」
「あ?!なに?(笑)」
「汗臭いわっ!!」
「仕方ねーだろハンカチなんて持ってねーんだから!」
裕也は恥ずかしそうにユニフォームを奪った。
その姿に一瞬惹かれた自分がいた。
:06/05/28 20:03 :V703SH :a4CPZqco
#100 [ゆり]
「ありがと…涙止まりました(笑)」
「そりゃよかった!」
帰りながら高橋さんの話しをした。
裕也は自転車を引きながら聞いていた。
「そっか…じゃあゆりはそいつが好きなんだ。」
「…うん」
「…でも俺待つから。話しくらいならいつでも聞けるし!あんま一人で抱えんなよ!」
「…ありがと」
:06/05/28 20:05 :V703SH :a4CPZqco
#101 [ゆり]
それから数日
無神経にもあたしは
裕也に高橋さんの相談をした。
愚痴ったり。
季節は秋になった。
高橋さんに初めて抱かれた日からもう1年だ。
欲求だけでも満たせるなら
あたしが傍にいる意味はあるのかな。
:06/05/28 20:07 :V703SH :a4CPZqco
#102 [ゆり]
マイは塾が忙しくなり、
あたしは裕也しか相談出来る人がいなくなっていた。
一人でいるといろんな想像が頭を回る。
慣れたハズなのに
痛みは消えない。
高橋さんは今頃彼女さんと何してるんだろう。
:06/05/28 20:10 :V703SH :a4CPZqco
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