沢山の出会い２

｢あやちゃん、
気を付けてね。｣

不意にオヤジが
そんな事を言い出した。

｢え？何をですか？｣

｢いや、この辺
治安が悪いけんさ。
変な奴が多いんよ。
ナイフ持った男が
追い掛けて来たりとか､
レイプとかさ。｣

(;ﾟ<_ﾟ;)

ま…まじっすか。
こぇぇぇぇええ！

とりあえず
今日の更新

>>294-302
また後で更新するかも
しれません(

･ω･)

感想板はこちら

>>293

まぁ、ここに引っ越して
来て２年経ったけど
今まで一度もそんな
危ない目に遭遇した事
なんてない。

むしろ、この辺の
住民の中で一番の変態は
私なんじゃないかって
心配になるほど
平和だ。

名前が消えてる(´;ω;`)
↑は私です！

オヤジと飲みはじめて
軽く３時間が過ぎた。

｢あやちゃん
酒強ぇーなぁ！！
ガハハハ！！｣

オヤジはベロベロだ。
しかも酒くさい。
とにかく臭い。
近寄るな( ﾟдﾟ )

もしかして
私がオヤジを家まで
送ってあげなきゃ
いけない系( ﾟдﾟ )？

そんなの嫌だ！

｢そろそろ
帰りましょうか？｣

ベロベロに酔ってる
オヤジに優しく
話しかけた。

｢いやーん！
あやちゃん帰っちゃ
いやぁーん！｣

このオヤジ…
ぶっ飛ばす( ﾟдﾟ )！

『え…キモ…っ！！
死ねよ！おぇ( ﾟдﾟ )』

そう言いたいのを
死ぬほど押さえて

｢何言ってるん
ですかぁ～！
さ、帰りましょ♪｣

得意の営業スマイルを
振り撒きながら
オヤジの手を引っ張る。

｢ちぇ～
もうちょっと
あやちゃんと飲みたかったのになぁ～…｣

170以上あるオヤジが
150しかない私に
寄りかかってくる。

重てぇよ(･∀･)

ちょ…酒くせぇから
近寄んな( ﾟдﾟ )！

フラつくオヤジを
一生懸命支えながら

レジに着いた。

オヤジは酔っぱらって
ワケが分からなくなってるのか、私の分まで
払ってくれた(･ω･)

ラッキー(･∀･)！

店から出ると、
オヤジがしつこく
電話番号を聞いてきた。

最初は断ったが、
あまりのしつこさに
面倒くさくなって

お母さんの
番号を教えた(･∀･)笑

数日後

｢アンタ、変なオヤジに
私の番号教えたでしょ！｣

と、真梨子ママに
こっぴどく叱られたのは
言うまでもない(^ω^)

だって嫌だったんだもん！

オヤジに番号
教えたくなかったん
だもん(´ω`)！

ごめーんね(･∀･)

話がぶっ飛んじゃいました(´∀`)ｱﾊﾊ

ここからが
毛ニート弘樹のお話。

私が引っ越して来たのは
３月。

大学が始まるのは
４月。

学校が始まるまでの
１ヶ月間は
都会で一人寂しく
過ごさなくてはいけない。

おぉぉおぉぉい(´;ω;`)
さみしいぃぃぃ(´;ω;`)

完璧ホームシックだった。

早く学校始まれ！
そして友達いっぱい作ってこの家を
溜り場にするんだ！

寂しさのあまり
大学に入ってからの事を
一人で妄想して
一人でニヤニヤする。

頭の中で
軽く３回は
鍋パーティをした。

頭の中では
妄想で作った友達
５～６人でしている
鍋パーティ。

でも
実際は１人鍋。

なんていうかさ、
キモイし寂しいし
消えたくなった(･∀･)

ピロピロピロ～♪
携帯が鳴った。

私が一人暮らしを
始めてから、
高校の友達が心配して
毎日日替わりで
メールをしてくれる。

みんな
サンキューね(´;ω;`)

誰だろ～(･ω･)？
ワクワクしながら
メールを開く。

受信:マミ

マミかぁ！(･∀･)
マミとは高２の時に
仲良くなった。

私の苗字は山咲、
マミの苗字は山川。

クラス替えがあった日って、出席番号順で座らされるやん？

私の前に座ってる
茶髪のギャルがマミだった

私が通ってた高校は
ど田舎にある。

しかも一応
進学校なので
生徒達はかなり真面目だ。
携帯はもちろん禁止。
眉毛を剃ろうもんなら
ジャージでグラウンドの
草むしり。
化粧をしようもんなら
先生からの呼び出し。
髪を染めたりなんて
もってのほかだった。

私も何回、眉毛や化粧で
草むしりや呼び出しを
くらったか分からない。
アメを食べてたくらいで
居残りして教室掃除を全部させられた事もある。

そんくらい
厳しい( ﾟдﾟ )

元々ストレートの髪なのに｢縮毛かけてるだろ！｣と
怒られた時は
反発してパンチパーマ
かけてやろうかと思った。

そんだけ校則が厳しい
だけあって、
この高校には

｢ギャル｣という
生き物は存在しない…

はずなのに( ﾟдﾟ )
目の前にギャルがいる。

茶髪パーマにミニスカ、
ばっちりメイクに
細くて整った眉毛…

見事に
校則を無視している！

パーフェクト！
こいつスゲェ( ﾟдﾟ )！

くるりと後ろを
振り向くギャル…

香水クセェ( ﾟдﾟ )！笑

｢私、マミ！
よろしく！！｣

これがマミと私の
出会い。

マミは敬語が使えない。

先生達にも勿論
タメ口。

さらに、先生に向かって
｢お前｣とか言っちゃう
おちゃめさんだ☆

厳しい先生達も
なぜかマミにはたじたじ。
別にマミは気が強い
わけじゃないし、
怖くもない。

ただ、口が糞悪い(･∀･)

マミは
怖いもの知らずだ(･∀･)

今日の更新

>>304-328

そんなマミから
突然のメール。

私が引っ越してから
マミから連絡が来たのは
初めてだった。

どうしたんだろう？

｢元気？｣
とかかなぁ…

色々な事を考えながら
メールを開く。

受信:マミ
あや～(´･ω･`)
家出したけん泊めて

……(･ω･)ほぉ！

てか、マミ…高校の時からめったに家に帰って
なかったやん！

いまさら家出？( ﾟдﾟ )

｢別にいいけど、
私の家まで来るのが
大変やろ～(･ω･)

｣

よし…送信っと。

マミが来るのは
全然かまわない。
むしろホームシック
真っ最中なので
来てくれた方が
ありがたい！

でもね…

マミの家から
私の引っ越し先までは
同じ県内だけど
電車で数時間かかる。

マミ…本気で
来る気なのかな(･ω･)

私がマミにメールを
送って３分程経った。

ピンポーン！ピンポーン！ピンポーンピンポーン！
ピポピホピンポーン！！

物凄い勢いで
玄関のチャイムが鳴った。

誰だ( ﾟдﾟ )！！

引っ越す前に、
｢チャイムが鳴っても
安易に出てはいけない｣
と、真梨子ママに
厳しく言われていたので

そのチャイムを
無視した。

ピンポーン！ピンポーン！ピポピホピポピホ
ピンポーンピンポーン！

鳴りやまない…。

ピンポーン！ピンポーン！

うるせぇ…( ﾟдﾟ )

ピンポーン！
ピンポーン…

あれ？止まった？(･ω･)

…………………。
ピンポーン！

しつけぇ( ﾟдﾟ )！！

まったく…！
誰だコノヤロー( ﾟдﾟ )

除き穴を見に行こうと
立ち上がったその時、

ドンドンドンドン！！
ガチャガチャガチャっ！

ドアを叩く音と
ノブを捻る音………。

こぇぇぇぇえよぉぉぉ
(((( ﾟдﾟ ))))

覗き穴を見に行くべきか…
そのまま放置
しておくべきか…。

怖いよぉ(;´д｀)

悩んだ末、
放置しとく事にした。

ドンドンドン！！
ドンドンドンドン！！

ドアを叩く音は
鳴りやまない。

ドンドンドン！！
ドンドンドン！！

なんか借金取りに
追われてる気分だ
(;´д｀)

ドンドンドン！！

｢あーけーろ！！｣

鳴りやまないドアを
叩く音と
女の怒鳴り声。

ひぃぃぃぃ((( ﾟдﾟ )))

ん？ちょっと待てよ？

この声……
聞いたことある！

まさか…

｢マミ！？！？｣

ドアの向こう側に
いる女に話しかける。

｢そうだよ！マミ！！
早く開けろよ！バカっ！｣

この口の悪さ…
マミに間違いない(´д｀)

マミだと分かり、
急いで鍵を開ける。

｢ごめん！マミって
気が付かなくてさぁ！｣

そう言いながら
ドアを開いた。

ドアを開くと
マミが立っていた。

｢まったく、本当に
お前は気がきかねぇなぁ!｣

マミはそう言って
ニカッと笑った。

少しだけ懐かしい
マミの笑顔。

会うのは１ヶ月ぶり
くらいなのに、

全てが懐かしく
感じる。

そして………

マミの足元には
大量の荷物。

え？
何日泊まるつもり？

もう本当に
海外旅行と勘違い
してんじゃないかって
思うほどの
多荷物だった( ﾟдﾟ )

先行が不安っす。

読みやすいように安価
つけときますね

今日の更新

>>330-349

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>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

まだ書かないのｶﾅ??

楽しみに待ってまぁす

ぷぅﾁｬﾝさん

更新が遅くてすいません

読んでくれてありがとう
ございますッ

うれすぃです(´;ω;`)

(*´艸`*)さん

田中さん？(*´ω`*)笑
復活しました

放置しまくってて
すいません

これからはちゃんと
書きますッ(`･ω･´)

とりあえずマミを
部屋に入れ、
話を聞くことにした。

｢何でいきなり
家出なんかしたとよ？｣

じっと私を見つめる
マミ。

あれ…？
もしかして聞いちゃ
まずかったかな(;´｀)

少しの沈黙を破り、
マミが口を開いた。

｢そんな話の前にさぁ、
お茶くらい出せよ｣

どーん(;ﾟ<_ﾟ;)！

そうですよね。
お茶くらい出すべき
ですよね。

気がきかなくて
すいませんね(;´｀)

いそいで冷蔵庫から
お茶を出してマミに渡し、家出をした理由を
聞いたけど、

『暇やったけん』

とかいう
マジくだらねー
理由だったので

聞かなきゃ良かった
と思った。

マミの多荷物を
片付け、

のんびりする２人。

のんびり…
のんびり…
のーんびり。

｢ねぇ、暇じゃない？｣

私がそう言うと

｢マミもそう思った！｣

そう言って
マミが立ち上がった。

え？何？何？
何でいきなり立ったの？

｢どこ行く気
なん？(;ﾟ<_ﾟ;)｣

出かける気マンマンの
マミにおそるおそる
聞いてみた。

.
.
.
『便所』
.
.
.

あぁ…そうですか。

もう好きにしちゃって～

読みやすいように安価
つけときますね

ぷぅﾁｬﾝさんへ

>>352
(*´艸`*)さんへ

>>353

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書かないのｶﾅ

ぷぅﾁｬﾝさん

遅くなって本当に

ごめんなさい

色々と忙しくて
書けませんでした(´;ω;`)

今から更新します

｢あーすっきりした！｣

トイレから出てきた
マミはルンルンだ。

お前…マイペース
すぎだろ～

まぁ、マミがマイペース
なのは今に始まった
事じゃないから
こんなのもう慣れっこだ。

｢で、今から何するよ？｣

私がそう聞くと
マミは少し考え込んだ。

｢…………。｣

なぜか沈黙。

しばらくして
何か閃いたのか
キラキラした目で
私を見てくるマミ。

マミの事だから、
あんまり期待しない
方がいい。

｢なっ…何？
どこか行きたい所が
思いついたと？｣

ハラハラしながら
聞いてみた。

｢うんっ！！
あやさぁ、○○公園の場所分かる！？｣

｢○○公園？うん、まぁ
分かるけど…何でそんな
とこに行きたいん？｣

○○公園は私のマンションから自転車で15分くらいの場所にある。

デパートやビルが
立ち並ぶ一角に
不自然に作られている
○○公園。

公園と言っても
遊具などはなく、ただ
緑に囲まれていて
噴水とベンチが
あるくらいだ。

｢○○公園ってね、
ナンパスポットなんよ！｣

あー…そういう事ね。
はいはい(´･ω･`)

てゆーか…
自分、彼氏いますやん。

マミには２年くらい
付き合ってる彼氏がいる。
マミの彼氏、直人君は
めっちゃイケメンで
めっちゃ優しくて
スポーツマンで
おまけに服も古着系で
めっちゃセンスがいい。

まさに言うことなし！
…の人なんだけど…

一つだけ欠点がある
(´･ω･`)

直人君は…

かなり女々しい(´д｀)

マミと喧嘩して
マミが｢別れる！｣
なんて言おうもんなら

｢マミィぃぃぃ！！
俺を捨てないでくれ
よぉぉぉぉ(´;ω;)!!｣

と号泣。

あまりにも性格が
女々しいので、

一時期

｢実は直人はホモなんじゃないか？｣

という噂まで
広まった程だ。

どうもこんばんわ！
お久しぶりです。

長い間
放置しまくってて
ごめんなさい(´･ω･`)

私の身の回りに
色々と進展があったので、

毛ニートの話は
一旦中断して
｢沢山の出会いその後｣
を書きたいと思います

勝手な事ばっかりして
すいません(´-ω-`)

タケさんから解放され、
これからは有吉さん
一筋で生きようと決めた。

よし！
私は尽す女になる！

そう決めたはいいものの
そんな決心が続くわけも
なく……。

1ヶ月続けばいいな～
とか思ってたけど、
わずか３日で打ち砕かれた

私は本当に
軽い女です。

そして
頭がパッパラパーです。

｢ねぇねぇ、さやかー
遊びに行こうぜ(^ω^)
男あさりに行こうぜ！｣

さやかの冷たい視線が
突き刺さる。

｢アンタ、タケさんに
懲りてもう男遊び止めるんじゃなかったん？｣

｢うむ、おぬしの
言いたい事は分かる！｣

｢お前、何キャラだよ。
そして何様だよ。｣

確にね、
私は最低な女ですよ。

でもね、
今遊ばないで
いつ遊ぶんだっつー話
じゃん！

有吉さん一筋で付き合って
このままだんだん
ババァになっていくなんて
絶対に嫌(^ω^)

｢まったく…
このゲス女が…。｣

呆れ顔で
溜め息をつくさやか。

え？今、私のこと
ゲスって言ったよね？

絶対ゲスって言ったよね？

｢ちょ…ゲスって｣

｢あ、聞こえてたんだ。｣

えぇ、
バッチリ聞こえてますとも

親友にゲスと言われた女、

山咲あや。

そんくらいじゃ
こりないよー(^ω^)ーん！

でもこの日は
さやかの視線が
怖かったのでおとなしく
しておいた。

数日後…

｢ねぇ、有吉さん
これ何？｣

私の手には有吉さんの
携帯電話。

｢……ごめん。｣

ふぅん。
素直に認めるんだ。

最近、
有吉さんが
私に見えないように
コソコソと携帯を
いじる事が多くなった。

絶対に怪しい。
つーかわざとしてんの？
ってくらい怪しいすぎる。

こいつ、絶対に
なんか隠してるな。

事実を確かめる為に
有吉さんがお風呂に
入ってる隙を狙って

こっそりと
携帯をみた。

有吉さんの携帯を
みたのはこれが初めて。

私は人の携帯は絶対に
見ない。

彼氏のだろうが
家族のだろうが
松崎しげるだろうが

絶対に見ない。

松崎さんの携帯は
ちょっと気になるけど…

おそるおそる

受信ボックスを開てみる。

あ…やっぱり。

友達から来た
合コンのお誘いメール。

そして合コンで
知り合ったと思われる
女からのメール。

…舐めてんのか？

最近のメールに
一通り目を通した所、

合コン女は有吉さんに
彼女がいるのを知ってる
みたい。

でも、
何回か２人で
遊びに行ってる様子。

…ムカツク。
ムカツク。

浮気まがいのこと
するなら携帯に
ロックくらい
かけろっつーの！！

爪が甘いんだよ、
有吉の馬鹿野郎。

ふはは( ﾟ∀ﾟ )！

｢あ～気持よかった｣

のんきに風呂からあがる
有吉。

馬鹿だなコイツ。
数秒後にこっぴどく
責められる事も
しらずに…( ﾟ∀ﾟ )

｢ふふふ～ん｣

鼻唄なんか歌って
やがる。

あまりにも呑気な
有吉にムカついて、
全裸のまま説教して
やろうかと思った。

男にとって
フルチン状態で
説教されるほど
屈辱的なことはないだろう

さすがに私も
フルチンの男なんて
説教したくない。

有吉さんが着替終わるのを
待ち、私がいる部屋に
入ってきた有吉さんに
冷静に話しかける。

｢ねぇ、ちょっと
そこに座りなよ。｣

いつもと違う雰囲気を
感じとったのか

黙って私の前に正座する
有吉さん。

｢あやちゃん…
ど…どうかしたの？｣

有吉さんは今にも
泣きそうだ。

どうかしたの？
じゃねーよ！

どうかしすぎだろ
このボケナスが！

そして…

｢ねぇ、これ何？｣

有吉さんの目の前に
携帯を差し出す

｢……ごめん｣

そういうこと。

そのあとはというと…
２時間以上の説教。

別れる！！と怒鳴り
散らかす私に

別れたくない！！と
泣きすがる有吉さん。

正直、面倒くさいと
思った。

｢あやちゃん！
本当にその子とは
何もないんだよ…。
お願い、信じて。
俺が好きなのは
あやちゃんだけだから。｣

けっ。
しつけーな、コイツ。