沢山の出会い2
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#401 [あや]
「あやちゃん!
本当にその子とは
何もないんだよ…。
お願い、信じて。
俺が好きなのは
あやちゃんだけだから。」


けっ。
しつけーな、コイツ。

⏰:08/02/23 17:18 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#402 [あや]
ん?ちょっと待てよ?
よく考えてみたら
私も有吉さんと
付き合い始めてから
3〜4回は合コンに
行ってるし、

他の男と2人で
遊びに行ったりした事も
しばしば…。


私、人のこと
言えなくね(^ω^)?

⏰:08/02/23 17:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#403 [あや]
なんかそう思ったら
有吉さんを説教した事が
申し訳なくなってきた。

「も…もういいよ。
今回は許してあげる。」

そう言って
有吉さんの頭を
優しく撫でる。

許してあげるって…
私、何様だ(笑)

⏰:08/02/23 17:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#404 [あや]
「あやちゃん…
ありがとう…」


涙をボロボロ溢しながら
まるで仏様を拝むような
目で私を見つめる
有吉さん。


あぁ…感謝されちゃったよ(^ω^)うふふ

⏰:08/02/23 17:24 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#405 [あや]
まぁ、許すとは
言ったものの、
無駄にプライドが
高い私。

有吉さんが他の女と
遊んだことが
どーしても許せなかった。

⏰:08/02/23 17:27 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#406 [あや]
そんな時に
出会ってしまった。


この人達との出会いが
私の人生を


大きく変える。

⏰:08/02/23 17:29 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#407 [あや]
「……って事なのよ〜。
有吉マヂでムカツクと
思わん?」

ただ今、
さやかに有吉さんの
口を話してる所。

あの日から
私の有吉さんに対する
愛情は日に日に
冷めていった。

⏰:08/02/23 17:31 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#408 [あや]
「まぁー、確に浮気(?)は
いかんよな。」



「でしょ!?
もう別れたいなぁ…」



「もう少し考えてみなよ。」

⏰:08/02/23 17:33 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#409 [あや]
「うー…ん。
もう少し考えてみるよ。」

有吉さんの事を考える
だけで、MAXテンションが
下がる。


「あや…そんな暗い顔
すんなって〜。
遊びいこっ!」

⏰:08/02/23 17:37 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#410 [あや]
さやかに手を引かれるまま
着いた場所は
あるゲームセンター。


ここは
ちょっとした
ナンパスポットでもある。

⏰:08/02/23 17:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#411 [あや]
このゲームセンターに
置いてある椅子に
座っていれば
90%以上の確率で
ナンパされる。

ほら、来た来た。

「すいませ〜ん!
今ひまっすかぁ?」

⏰:08/02/23 17:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#412 [あや]
ちらりと声のする方を
見る。

おっ!!
イケメン2人組!!

こりゃ〜ついてるね!

⏰:08/02/23 17:42 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#413 [あや]
「うん、ひま。」

そう言って
イケメン達に向かって
ニッコリと微笑む。

「じゃあ、俺らと
遊びに行きません!?」

⏰:08/02/23 17:45 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#414 [あや]
そう簡単に着いていく
訳にはいかないんだな。

まずは年齢と職業を
聞かないと。

年下だったら
嫌だもん(^ω^)

⏰:08/02/23 17:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#415 [あや]
「お2人とも
何歳なんですか?」


優しい口調で
ニッコリと笑いながら
イケメン2人に
質問してみる。


「俺ら2人とも
二十歳ですよ〜!」

⏰:08/02/24 00:14 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#416 [あや]
タメかい!!

タメなのかい!!


たぶん言ってなかったと
思うけど、実は
私はタメの男の子が
苦手です。

タメだけじゃなく
年下も苦手です。

つまり、年上しか
受け付けないのです。

⏰:08/02/24 00:28 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#417 [あや]
なぜかわからないけど、
タメの男の子と
聞いただけで怖くなる。


昔、タメの男の子に
いじめられたとか
そういう訳でもないのに
なんでだろう。。。


今までタメの子と
2人くらい付き合ったけど
慣れるまではスゴい
怖くてビクビクしてた。

⏰:08/02/24 00:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#418 [あや]
イケメン2人が
タメだと知ったとたん、
パニックに陥り、
無口になってしまった。

「あれ?急に大人しく
なったけど大丈夫?」


イケメンが私の
顔を覗き込む。

やめてください!!
緊張でゲロ吐いちゃい
そうです!!

⏰:08/02/24 00:37 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#419 [あや]
「だ…大丈夫…で…す。」


今はこれを言うのが
精一杯。

目すら合わせられない。

なんか変な汗でてきたし。

何だよ、この汁!

⏰:08/02/24 00:39 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#420 [あや]
「あぁ、大丈夫大丈夫!
この子タメの男が
苦手なんだよね。
その内慣れると思うから
気にしなくていいよ。」


すかさずさやかが
フォローを入れる。

「そうなんだ。
急に話しかけたりして
ごめんね。」

私に向かって謝る
イケメン達。

なんていい奴らなんだ!

⏰:08/02/24 11:52 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#421 [あや]
さやかのフォローと
イケメン達の優しい
気遣いのおかげで、

数十分後には
普通に話せるように
なっていた。

「ところでさ、
2人ともどこ大学なん?」

⏰:08/02/25 18:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#422 [あや]
イケメン2人にそう
聞かれて、顔を見合わせる
さやかと私。


そう、私達が通ってる
大学はいわゆる
『バカ大学』
でも、お嬢様が多いせいか
おバカ短大なのに評判は
悪くない。

言わなくても分かると
思うけど、残念な事に
私とさやかは決して
お嬢様ではない。

⏰:08/02/25 18:26 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#423 [あや]
つまり、私とさやかは
お嬢様でもなんでもない
ただのバカなのだ。

「○○短大だよ。」

さやかが答えると、
イケメン達は

「お嬢様なんやね!」

と言って目を丸くしていた

⏰:08/02/25 18:30 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#424 [あや]
お嬢様でもないくせに

『お嬢様なんやね!』

という言葉に対して
決して否定しない
さやかと私。

何も言わずに
イケメン達に向かって
お嬢様スマイル。

⏰:08/02/25 18:33 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#425 [あや]
このお嬢様スマイルと
いうのは、私とさやかが

『きっとお嬢様は
こういう微笑み方を
するんだろうね!!』

と勝手に想像して
作った微笑み方である。

⏰:08/02/25 18:36 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#426 [あや]
『お嬢様なんやね!』

と言われるたびに
否定せずに、この
お嬢様スマイルを
使っているが
意外と騙される男は多い。

実際、自分のお嬢様
スマイルを鏡で見て
みるときしょいけど(笑)

⏰:08/02/25 18:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#427 [あや]
「そっちはどこ大学なの?」

ナンパしてくる男なんて
どーせ大した大学じゃ
ないだろうけど、
念のために聞いてみた。

⏰:08/02/25 18:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#428 [あや]
「△△大学だよ」


え?うっそーん!


一瞬、時間が止まった
気がした。

⏰:08/02/25 18:43 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#429 [あや]
△△大学というのは
日本でたぶん3本か
5本の指には確実に入る
優秀な大学だ。

信じられない…
こんなチャラチャラした
イケメン達が△△大学
だなんて。

信じられない…
こんな所で△△大学の
人とお知り合いに
なれるなんて!!

神様ありがとう!!

⏰:08/02/25 18:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#430 [あや]
「え?本当に△△大学?」


さやかが疑いの目で
イケメン達を見つめる。


「本当だし〜!ほら!」

そう言って私たちの
目の前に学生手帳を
差し出すイケメン達。

ほ…本物の△△大学や
ないか( ゚д゚ )ー!!

⏰:08/02/25 18:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#431 [あや]
さやかは本当にいい子
なので、人を見た目や
学歴で判断したりしない。

だから、イケメン達が
△△大学だと知っても
あまり興味なさげ
だった。


一方、私はというと
見た目はあまり気にしない
ものの、高学歴の人
大好き女なので
△△だと知り、ものすごい
勢いで食い付いた。

⏰:08/02/25 20:13 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#432 [あや]
>>430訂正
学生手帳→学生証

すいません(^ω^)

⏰:08/02/25 20:54 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#433 [あや]
「よしっ!じゃあ〜
遊びに行こーぜ!」

イケメンの一人が
勢いよくそう言い、

4人で歩き出す。

この出会いが
私の運命を大きく変えた。

⏰:08/02/25 23:19 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#434 [あや]
良い方に変わったのか
悪い方に変わったのかは

今はまだ分からない。


でもきっと…
うまくいく。

これからもずっと…
そう信じてる。

⏰:08/02/25 23:21 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#435 [あや]
4人が向かった先は
近くのカラオケ。

カラオケに着いてから
お互いに軽く
自己紹介をした。

背が高くて短髪なのが
山城あきら。
通称シロ

爽やかで、いかにも
モテそうなのが
西野りょうすけ。
通称ニシやん

そして
神崎さやかと
私、山咲あや。

⏰:08/02/25 23:32 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#436 [あや]
カラオケでは
ものまね大会したり、
点数を競ったりして
めっちゃ盛り上がった。


途中、かなりの睡魔に
襲われた私は隣の
空き部屋で寝させてもらう
ことにした。

⏰:08/02/25 23:35 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#437 [あや]
すると、シロが

「一人じゃ寂しいやろう
けん、俺も一緒に
行くわぁー」

と言ってついてきた。

「シロ、大丈夫だよ。
ちょっと寝たらすぐに
戻ってくるしさ。」

そう言って断ったが
シロは聞こうとしない。

⏰:08/02/25 23:42 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#438 [あや]
「私の汚い寝顔見てるより、ニシヤン達と歌ってた方が絶対楽しいって!」

ぶっちゃけ一人で静かに
寝させてほしかった。

「いや、女の子が個室で
一人とか危ないけん。」


お前も充分あぶねーよ
(^ω^)!あっちいけ!

⏰:08/02/26 00:11 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#439 [あや]
だんだん
面倒になってきて、
イライラしだした。

そしてとうとう

「もう、
シロの好きにしなよ。」

と言ってしまった。

⏰:08/02/26 00:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#440 [あや]
シロやニシヤンとは
これで会うことも
ないだろーから、

イビキかいて寝ようが
ヨダレ垂らして寝ようが
半目で寝ようが
別に平気だと思った。


さぁ!私の汚い寝顔を
嫌になるほどみればいい!

今夜が見納めだよ!

⏰:08/02/26 00:18 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#441 [あや]
でも、いざ2人で
別室に入ると

まったく寝る気配のない
シロをほっといて

一人でグーグー
寝るわけにもいかず…。

⏰:08/02/26 00:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#442 [あや]
いろいろ話してるうちに
話題は恋愛の方へ。

「てかさ、
あやは彼氏おらんの?」

あらら〜
それ聞いちゃう系?

「いると思う?」


こう答えるのが
小悪魔系だと勘違いしてた
アホな私。

⏰:08/02/26 00:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#443 [あや]
「うー…ん。
いそうなんだよね〜。
でもいたらナンパとか
ついて来ないだろうし…
いない!!」

さぁ、どうする!
どうする山咲!

「あはは…
実はいるんだよね。
付き合ってちょうど
1年の彼氏が。」

別に私は浮気願望が
あるわけでもないし、
彼氏がいることを隠す
必要はないと思った。

⏰:08/02/26 10:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#444 [あや]
「そっかぁ…
そうなんやぁ…」


さっきまで
ウザいくらいテンション
高かったシロが
急に静かになる。

⏰:08/02/26 10:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#445 [あや]
「シロ?」

「あ、ごめん。
何でもない…。」

「そう…。」

しばしの沈黙。
…気まずい。

隣からは
ギャーギャー歌い続ける
さやかとニシヤンの
声が聞こえる。

⏰:08/02/26 10:53 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#446 [あや]
「シロは彼女いないの?」


「俺っ?
いない!いない!」


ニコニコと笑いながら
手を横に振るシロ。

⏰:08/02/26 10:58 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#447 [(^_-)-☆]
あやさんの心の叫びみたいなのがかなりうけます文才ありますね更新楽しみに待ってますてかあやさん福岡の方でしょぉ

⏰:08/03/01 00:31 📱:SH902iS 🆔:TAcgkNSI


#448 [あや]
(^_-)-☆さん

コメント
ありがとうございます!
そう言ってもらえるとめっちゃ嬉しいです

福岡人ですよ
もしかしてシロ達の大学名バレちゃったかな?笑

⏰:08/03/02 15:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#449 [あや]
続き…

「へぇ、そうなんだ。
彼女いない歴
どのくらいなん?」


だんだんと
顔がこわばっていくシロ。
あれ?なんか
聞いちゃいけなかった?

⏰:08/03/02 15:44 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#450 [あや]
「ひみつ。」

そう言って、シロは
いつもの笑顔でニコっと
笑った。

よかった…
怒ってないみたい。

「ひみつ?」

⏰:08/03/02 15:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#451 [あや]
「そう、企業秘密!」


…………。
…………………。


なんなんだこいつは(・∀・)

もしかして
妻子持ちか?

⏰:08/03/02 15:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#452 [あや]
「え〜なんでよぉ〜。
私も正直に話したのにな」

精一杯の猫撫で声で
いじけてみる。


「うーん…
さやかには言わないって
約束してくれる?」


困ったような笑顔で
私を見つめるシロ。

⏰:08/03/02 15:53 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#453 [あや]
「うん、言わないけど…
なんでさやかには
言っちゃダメなん?」


30秒くらい沈黙が
続き、シロが
重たい口を開いた。

「さやかに言ったら
馬鹿にされそうだし…。
あやちゃんだから
言うけど、実は俺…
誰とも付き合った事
ないんだよね…。」

⏰:08/03/02 15:56 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#454 [あや]
ひひひっ
うひーひっひっひっひ
まじかよ!

童貞すか!

この男、
チューすらも
した事ないんすか!

⏰:08/03/02 16:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#455 [あや]
シロは
馬鹿にされそうだから
さやかには言わないで
って言ってたけど、


シロが
誰とも付き合った事
ないのを聞いて馬鹿に
するのは実際、さやか
よりも私の方だと思う。


ドンマイ、シロ!
ドンマイ、さやか!

⏰:08/03/02 16:09 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#456 [あや]
「マジでっ?
すっごい意外〜!」


シロは見掛けは
結構かっこいい。
身長も180以上あるし
髪型とか服装も
普通にお洒落だ。


たぶん、彼女ができない
原因は性格だ。

⏰:08/03/02 16:12 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#457 [あや]
頭がいいから
しょうがないけど、
シロは理屈っぽい。


まぁ、
私の頭が悪いから
理解出来てないだけかも
しれないけど。

⏰:08/03/02 22:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#458 [(^_-)-☆]
はいッ大学わかっちゃいました
あやさんの事メッチャ応援してます

⏰:08/03/03 00:10 📱:SH902iS 🆔:bfQ4Ucjg


#459 [あや]
(^_-)-☆さん

あらあら
やっぱりバレちゃい
ましたか(^ω^)
個人情報に関わるので、
秘密でお願いします


ありがとう
めっちゃ頑張ります

⏰:08/03/03 14:04 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#460 [あや]
「ははっ…そうかな?」

シロは苦笑いしながら
うつむく。

「告白した事とかは
ないの?」

⏰:08/03/03 19:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#461 [あや]
「あるよ、高校の時。
すっごい好きだったんだ
…その子の事。」


「そっかぁ…。」

いつの間にか
隣のさやか達がいる部屋
から聞こえる歌声は
消えて静かになっていた。

⏰:08/03/04 01:08 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#462 [あや]
「ねぇ、あやちゃん?」


「ん?なに?」

シロが笑いかけて
くるから私も自然と
笑顔になる。

⏰:08/03/04 01:11 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#463 [ちい]
>>200-10000

⏰:08/03/04 03:23 📱:F704i 🆔:Wdofkctk


#464 [あや]
ちいさん
安価ありがとう
ございます

⏰:08/03/04 13:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#465 [あや]
「もしさぁ、好きな子が
出来たら…その子に気持ち
伝えた方がいいと思う?」

私は自分から告白
した事がない。

自分から告白して
付き合いたい!!って
思うほど人を好きに
なった事がないから。

なんか…私って
虚しい人間だなって
思った。

⏰:08/03/04 15:00 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#466 [あや]
「シロ…」

「ん?」

「私ね、自分から
告白とかしたこと
ないんだ。
だから…」

「うん。」

「私がこんな事言っても
説得力とかないだろうけど…気持ちを伝えたいって想うほど人を好きになれるって素敵な事だと思うよ。
だから…本当に好きな子が出来たら気持ち、伝えた方がいいんじゃないかな。」

⏰:08/03/05 17:50 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#467 [あや]
シロはニッコリ笑って
『ありがとう』と
一言呟くとまたうつ向いて
しまった。


なんでかな。
悲しそうにうつ向く
シロを見てたら
いてもたっても
いられなくて…。

気付いた時は
なだめるように
シロの頭を撫ででいた。

⏰:08/03/05 17:59 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#468 [あや]
窓からは
朝日がキラキラ
差している。

携帯を開いてみると
朝の7時過ぎ。

もぅ朝かぁ…。

「そろそろ帰ろっか。」

シロの背中をポンッと
叩く。

⏰:08/03/05 18:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#469 [我輩は匿名である]
www

⏰:08/03/20 18:57 📱:N703iD 🆔:VCl5b/eU


#470 [あや]
「うん」

シロもゆっくりと腰をあげる。

「おーい!さやか〜ニシヤン、帰るよ〜。」

隣の部屋のドアを開けると、さやかとニシヤンは仲良く寄り添って寝ていた。

⏰:09/04/04 12:06 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#471 [あや]
「ふふふ、なんか可愛いね。」

なんて言いながらシロに話しかけたら、隣にいたシロは固まっていた。

童貞のシロには、初めて会った女の子と寄り添って寝るなんて刺激が強すぎたみたいだ(笑)

どんだけピュアなんだよ!!!

⏰:09/04/04 12:07 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#472 [あや]
ニシヤンとさやかを起こして、ニシヤンとシロとカラオケの前で解散。

さやかと2人で街をブラブラ歩きながら昨日の夜の話をしていた。

「ねーねー、あや。」

「なに?」

⏰:09/04/04 12:10 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#473 [あや]
「昨日はシロと2人で何してたの〜?」

「え?おしゃべり」

「嘘やぁ。めっちゃ静かやったし、チューくらいしたんじないの?」

「ナイナイ!てか、あいつ童貞やし!」

秘密って言われたのにソッコーばらしてしまった(笑)

⏰:09/04/04 12:12 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#474 [あや]
「マジで!めっちゃ意外〜。」

「でしょ?しかも付き合った事もないって。」

あぁ、これもばらしちゃった(笑)

「うっそー!背も高くてカッコいいけんモテそうなのにね。」

「ねー。ところでニシヤンとはどーなん?」

⏰:09/04/04 12:15 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#475 [あや]
ニシヤンの話をふったとたん、大人しくなるさやか。

これは、もしや…!

「……チューした。」

「で?」

「で?じゃねぇし(笑)チューだけだって。」

「なーんだ(笑)」

⏰:09/04/04 12:17 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#476 [あや]
なんて話しながら、シロとニシヤンとは昨日限りの付き合いだなって思ってた。


有吉さんもいるしね。


一夜限りのちょっとした遊びにするはずだったのにね。

⏰:09/04/04 12:20 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#477 [あや]
一方、有吉さんとはなんだか微妙〜な関係が続いていた。

仲が悪いわけじゃない。

私は有吉さんの浮気(?)事件をまだ根に持っていて、有吉さんにめっちゃ冷たい態度をとっていた。それに対して有吉さんは私にめちゃくちゃ気を使って優しくしてくれるんだけど、私はその優しさにすらムカついてた。

⏰:09/04/04 12:25 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#478 [あや]
私は有吉さんと出会った居酒屋のアルバイトを辞めた。

すぐに新しいバイトが決まって私も忙しかったし、有吉さんも相変わらずの仕事人間ですれ違うことが多くなっていった。

と、いうよりも
向き合おうとする有吉さんを避けてたのかもしれない。

⏰:09/04/04 12:28 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#479 [あや]
新しいバイトはケーキ屋さん。

もう、これでもか!ってくらいメルヘンチックでおとぎ話から出てきたようなお店だった。

バイトは私一人だったから、オーナーさんたちはすごく私を可愛がってくれてバイトの制服としてフリフリのエプロンとカチューチャを用意してくれた(笑)

⏰:09/04/04 12:32 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#480 [あや]
コスプレ好きの私は毎日ルンルンでバイトに励んでいた。

ある日。

お店に背の高い若い男の人が入ってきた。

ケーキ屋さんってだけでも男の人は入りにくいだろうのに、こんなメルヘンチックなお店にひとりでくるなんて勇気あるぅ〜!

⏰:09/04/04 12:37 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#481 [あや]
とか思ってお客さんの顔を見たら

シロだった。




え?なんで(笑)

⏰:09/04/04 12:38 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#482 [あや]
私はシロにバイト先の場所を教えてない。

名前は教えたけど。

本当に小さなお店だから、インターネットや雑誌にも載ってないはずなのに………。


な ん で( ゚д゚ )

⏰:09/04/04 12:41 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#483 [あや]
「来ちゃった

シロは頭をかきながら照れくさそうに言った。

いやいやいやいやいやいやいやいやいや

来ちゃった
じゃないからね?

いくらピュアだからって何でも許されると思うなよ童貞が。

⏰:09/04/05 19:44 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#484 [あや]
ポカーンとしている私なんか気にすることなく、シロは


「どれにしようかな〜」


とかほざきながらケーキを見ている。

⏰:09/04/05 19:46 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#485 [あや]
あれ?もしかしてたまたまケーキを買いにきたお店がたまたま私のバイト先だったとか?


…………。



なわけねーだろ!

⏰:09/04/05 19:48 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#486 [あや]
「ねぇシロ、何で
お店の場所…」

恐る恐る聞いてみる。

「ん?
かなり調べたよ〜!」


そう言って
無邪気に笑うシロ。

コイツ……
ヤバイ目をしている。

⏰:09/04/05 19:52 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#487 [あや]
今まで数々の変態に遭遇してきた私はシロの目を見て

「コイツもヤバイ!」


と感知した。


けど…
もう手遅れでした。

⏰:09/04/05 19:55 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


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