沢山の出会い2
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#200 [あや]
同じ親子なのに
生活のレベルが
違いすぎて自分でも
ビックリする(・ω・)


あ(・∀・)!
虐待されてたワケじゃ
ないよ(笑)!
真梨子ママは私に
激甘でめっちゃ
可愛がってくれる。

⏰:07/06/15 01:46 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#201 [あや]
昔…私が中学生の頃
授業参観があった。

ド田舎の学校ということもあり、どこのお母さんも
エプロン姿で地味だ。

私はそんな他の家の
お母さん達を見て

「これが普通の
母親というものなのか!」と目からウロコが落ちた。

その時……

⏰:07/06/15 01:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#202 [あや]
ガラっ!!

廊下側の窓が開いた。
私はそちらを見る
事なくポケーとしていた。

「おい、あれ…
お前んちの母ちゃん
じゃね??」

⏰:07/06/15 01:53 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#203 [あや]
隣の席の男子が
そういいながら
私の肩を叩く。

「え?」

廊下側の窓を見ると…
首にラビットファーを
巻いたマダム真梨子が
立っていた。

「あやちゃーん!!」
そう叫びながら
手をヒラヒラ振っている。

⏰:07/06/15 01:57 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#204 [あや]
先生も生徒も
教室の後ろのドアから
遠慮がちに入ってくる
お母さん方も

マダム真梨子に
一斉注目。

私はとにかく
苦笑いするしかなかった。

⏰:07/06/15 02:01 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#205 [あや]
てゆーか…

てゆーかさぁ、

廊下の窓勝手に
開けんなよ(・∀・)!!

しかも私の名前
叫ぶなよ!

後ろから入ってこい!
う・し・ろから!!

⏰:07/06/15 02:03 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#206 [あや]
家に帰って

「今日恥ずかしかったん
だからね(・3・)!」

と真梨子ママを責めると、
「だってママ、常に
スポットライト
浴びてないと気が
済まないんだもん!!」

と言い返された。

⏰:07/06/15 02:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#207 [あや]
あ…はい。
もう何も言うこと
ないっす(・∀・)

⏰:07/06/15 02:07 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#208 [あや]
ママはとにかく
目立ちたがり屋だ。

それに対して
気が弱くて
控え目なパパ。

昔、ママに
「どうしてパパと
結婚したの?」と

聞いたことがある。

⏰:07/06/15 09:12 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#209 [あや]
『優しいところが
大好きだったからよ。』

とか言う答えを
期待していた私。

しかし…
ママの答えは…

『郷ひろみに
似てるからよ。』

⏰:07/06/15 09:14 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#210 [あや]
郷ひろみ(゚Д゚)!!

それが結婚を決めた
最大の理由か!!

強い。
強すぎるぞ真梨子ママ。

⏰:07/06/15 09:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#211 [あや]
まぁ、そんなこんなで(?)

アネゴ肌なママには
何人か子分や弟子が
いるようで、

今回は、その中でも
一番ママにパシリに
使われている武山さんが
引っ越しの手伝い係に
任命されたようです。

⏰:07/06/15 09:18 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#212 [あや]
「すいません…本当に
私なんかの為に…」

武山さんに
ペコペコ謝る私。

『そんなに
謝る必要ないわよ!』

ん?この声は(゚Д゚)
真梨子ママ!!

⏰:07/06/15 09:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#213 [あや]
武山さんの後ろから
ひょいっと顔を出す。

態度が物凄くデカイ割には背がちっちゃい
真梨子ママ。

『武山君はどうせ
暇だから、そんなに
謝らなくても大丈夫よ』

ママ…私はママが
いつか武山さんに
殺されるんじゃないかって心配でたまらないよ。

⏰:07/06/15 09:24 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#214 [あや]
武山さん…怒ってる
だろうなー

そう思って武山さんを
見るとニコニコと
笑っている。

『そうっすよ〜僕、
暇人なんで手伝わせて
下さい!』

コイツは仏様か!?
(・∀・)

⏰:07/06/15 09:30 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#215 [あや]
「すいません」

武山さんに深々と
お辞儀をする。

「気にしないで!」

そう言って微笑む
武山さんに甘えて、
引っ越しの手伝いを
してもらう事にした。

⏰:07/06/15 17:30 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#216 [あや]
荷物はそこまで
多くなかったので、
案外簡単に武山さんの
車に積む事が出来た。

「じゃあ、
出発しますよ〜!!」

ニコニコと笑いながら
武山さんが爽快に
車を走らせる。

⏰:07/06/15 17:32 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#217 [あや]
武山さん…せっかくの
休みの日に
こんな私みたいな
小娘の引っ越しの
手伝いをさせられて
ムカつかないのかな?

ニコニコ笑いながら
車を運転する武山さん。


この人は本当に
神様みたいにいい人だ!

⏰:07/06/15 17:36 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#218 [あや]
結構長い時間
車に乗っていたので、
いつの間にかすっかり
眠ってしまっていた。

あっやばい…
武山さんに失礼だ!

眠たい目を擦りながら
必死に目を覚ました。

⏰:07/06/15 17:43 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#219 [あや]
助手席に座っている
真梨子ママを見ると、
当たり前のように
優雅に寝ている。

この人は本当に
遠慮なしだな〜と
ある意味尊敬した。

「あれ?あやちゃん
目、覚めたの?(´∀`)」

⏰:07/06/15 17:45 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#220 [あや]
武山さんが
目を覚ました私に
気付き、
優しく声をかけた。

「すいません!私
いつの間にか
寝ちゃってたみたいで…」

謝る私をミラー
越しに見て、
武山さんはにっこりと笑い

「気にしないで!
眠かったらまだ寝てて
いいよ(´∀`)」と
言ってくれた。

⏰:07/06/15 17:48 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#221 [田中(*´艸`*)]
あげケ
頑張れ

⏰:07/06/18 23:25 📱:W51P 🆔:YTK0.d8o


#222 [きのこ]
あげます

⏰:07/06/27 01:46 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#223 [田中(*´艸`*)]
あげケ

⏰:07/07/01 01:46 📱:W51P 🆔:s0c0JG8k


#224 [あや]
更新が遅くなって
本当に本当に
ごめんなさい
忙しくて
書けませんでした

田中(*´艸`*)さん
きのこさん
いつもあげ
ありがとうございます

⏰:07/07/08 22:44 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#225 [あや]
お言葉に甘えて
また寝ようかとも
思ったけど、

目が覚めてしまったので
ボーっと窓の外を
眺めていた。


「あやちゃん、
マンガとか読むの?」

⏰:07/07/08 22:46 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#226 [あや]
いきなり武山さんに
話しかけられ、
かなり戸惑ってしまった。

「………え!?」


「あ、いや…女の子だから
少女マンガとか
好きだろうなと
思って…(´∀`)」

⏰:07/07/08 22:48 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#227 [あや]
はっきり言って、
私は少女マンガが
嫌いです(・∀・)

だって、
目がキラキラなんだもん!

特に可愛くもない
明るいだけが取り柄の
主人公がなぜか
イケメン達にモテモテ
なんだもん!

なんか見てて
ムカツク(・ω・)ノ

⏰:07/07/08 22:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#228 [あや]
「いやぁー私、
少女マンガってあんまり
読まないんですよね」

武山さんはオッサンだし、特にブリッコする
必要もないと思い、
正直に答えた。

もし…武山さんが
若くてイケメンだったら

『読みますよぉ☆私ぃ、
少女マンガってぇ、
大好きなんですぅ♪』

って答えてたと思う。

⏰:07/07/08 22:55 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#229 [あや]
少女マンガを読まない
女の子って、
あんまりいないじゃん?

だから
『へぇ、意外だね!』

って…そう言われると
思ってたのに。

⏰:07/07/08 22:59 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#230 [あや]
「そっか、あやちゃん
あんまり少女マンガとか
好きじゃなさそう
だもんね(´∀`)」

武山さんから返ってきた
意外な答え。

………え?
コイツ何者だ(・∀・)!!

⏰:07/07/08 23:01 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#231 [あや]
ポカーンと口を
開けて唖然としている
私をよそ目に、

武山さんは
淡々と話し続ける。

「あやちゃんってさ、
みんなの前ではニコニコ
してるけど、1人に
なったら陰でボロクソ
文句言うタイプでしょ?」

⏰:07/07/08 23:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#232 [あや]
ポカーン(゚Д゚)
当たってる………
当たってるけどさ、

お前になんでそんな事
言われなきゃ
なんねーんだよ(・∀・)!!

しかし、武山さんの
勢いは止まらない。

⏰:07/07/08 23:07 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#233 [あや]
「あとさ、天然に見えて
実は変人なだけでしょ?」





………(゚Д゚)!!

⏰:07/07/08 23:09 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#234 [あや]
一番痛いとこを
突かれた気がした。


あぁ……
変人だよ!どーせ私は
変人だよ(・∀・)!!

おまけに変態だけど
何か文句ある(・ω・)?

⏰:07/07/08 23:11 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#235 [あや]
「あはは…悔しいけど、
全部当たってます。」

本当、当たりすぎてて
苦笑いしか出てこない。


「当たってた?
実は俺もそんなタイプ
なんだよね(´∀`)!
あやちゃんは何か俺と
同じにおいがしたから
きっとそうだと
思ったんだよ〜。」

⏰:07/07/08 23:14 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#236 [きのこ]
更新されてる
頑張ッてください

あげっ

⏰:07/07/08 23:17 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#237 [あや]
初対面の人に
本性を見抜かれたのは
はじめてです。

私の本性を知らない
初対面の人は

「あやちゃん、
ぬいぐるみとか
好きそうだね。」

とか言うけど、
私の部屋にぬいぐるみ
なんて1つもない。
だって……………
邪魔なんだもん(・∀・)

⏰:07/07/08 23:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#238 [あや]
きのこさん
ありがとう
更新が遅くて本当に
ごめんなさい

頑張ります

⏰:07/07/08 23:21 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#239 [あや]
「え?そうなんですか?」


ほほぅ、武山さんも
私と同じで腹黒で
変人なのか(´∀`)

「うん!ちなみに俺も
少女マンガって好きじゃ
ないんだよね。
すごいよ!マサルさん
とか、ピュ〜っと吹く
ジャガーとかが
好きなんだー(´∀`)」

⏰:07/07/08 23:25 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#240 [あや]
武山さん………
私、その本2つとも
全巻持ってます(・∀・)笑

まさか…
『すごいよ!マサルさん』を好きな人がいるなんて!

武山さんに対して
親近感が一気に急上昇
した。

⏰:07/07/08 23:28 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#241 [あや]
読んだことない人は
読んでみて(・∀・)!

マサルさん
面白いから!!

⏰:07/07/08 23:29 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#242 [きのこ]
あげます

ちなみにまさるさん
全部持ってます

⏰:07/07/10 00:17 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#243 [まな]
失礼します(・ω・)/

>>1ー60
>>61ー120
>>121ー180
>>181ー240

⏰:07/08/04 21:33 📱:W51CA 🆔:6rqM5Gy2


#244 [まな]
失敗ごめん(ノ_・。)


>>1-60
>>61-120
>>121-180
>>181-240
>>241-300

⏰:07/08/04 21:37 📱:W51CA 🆔:6rqM5Gy2


#245 [ニャ]

この小説マジ
好きッ´艸`)

マジ1人で
爆笑した。∀゚){
変態じャないよ(´・ω・`) 笑

ずッと見てるから
頑張れ・`)
スト-カ-じャないよ
(´・ω・`)笑

⏰:07/08/12 14:04 📱:N702iD 🆔:☆☆☆


#246 [(^ω^)]
はじめまして
@から全部読みました!
めっちゃおもしろかった
です(゚∀゚)
これからも主さんの
ペースで頑張って
書いて下さい

⏰:07/08/15 23:30 📱:SH903i 🆔:086rfGIk


#247 [あや]
ぎゃー(゚Д゚)
長い間放置しまくってしまって本当にすいません!!(´;ω;`)本当にごめんなさい!!ちゃんと続き書きますので、これからも読んでいただけると嬉しいです(;_;)コメントして下さったみなさん、本当にありがとうございます!!

⏰:07/08/16 00:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#248 [あや]
武山さんが私と
同類ねぇ……。

武山さんの優しい笑顔を
見てたら、私みたいな
腹黒女と同類とは
とても思えなかった。

武山さん、
私なんかに気ぃ使って
嫌な奴のフリしなくて
いいっすよー(゚Д゚)

⏰:07/08/16 00:43 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#249 [あや]
しばらく経って、
引っ越しの道具を乗せた
武山さんの車は
私の引っ越し先の
マンションに到着した。

「あっ、すいません!
取引先から電話がかかってきたので、ちょっと
電話してきます!」

武山さんはそう言って、
駐車場の端の方で
電話をしはじめた。

⏰:07/08/16 00:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#250 [あや]
武山さんが電話を
している間、

真梨子ママと一緒に
黙々と荷物を運んだ。

あ…。冷蔵庫!
これは武山さんに
手伝って貰わないと
運ぶの無理かも。

⏰:07/08/16 00:52 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#251 [あや]
そろそろ電話
終わったかな?

そう思って
武山さんに近付いてみると

ちょうど電話が
終わった所の様だった。

⏰:07/08/16 00:54 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#252 [あや]
「あっ!はい、ありがとうございます!はい…はいっでは、失礼いたします。」

かなりの低姿勢で
電話の相手と話す
武山さん。

後ろを向いているため、
私が近付いている事には
気付いていない。

⏰:07/08/16 00:57 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#253 [あや]
電話が終わったらしく、
パタリと携帯を
閉じる武山さん。


『あっ、あの…
冷蔵庫を……』

そう話しかけようと
した瞬間…。

⏰:07/08/16 00:58 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#254 [あや]
チッッ。

どっかから
舌打ちが聞こえた。


……ん?
いやまさかね(・∀・)


「ったく、ざけんじゃ
ねーよ!このクソハゲ
じじぃが!!」

⏰:07/08/16 01:00 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#255 [あや]
え゙ぇ゙ー!(゚Д゚)


さっきの舌打ちも
「クソハゲじじぃ」も


全部武山さんの口から
発されたものだった。

⏰:07/08/16 01:02 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#256 [あや]
さっき電話してた時の
態度と全然違う
やんけー(゚Д゚)!!!

この時にやっと、
武山さんの
『あやちゃんと俺は
似てる』
と言う言葉に納得した。

何でかって?
私も電話切った後に
よく文句言うから
「黙れブス!!」とかね

⏰:07/08/16 01:05 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#257 [あや]
私が茫然とつっ立って
いると、

武山さんがくるりと
振り向いた。

「あっ…聞いちゃった?」

⏰:07/08/16 01:07 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#258 [あや]
武山さんは冷静だ。
あんな場面を見られたのに全然焦る様子もない。

「はっ…ははっ。
すいません(;´д`)
見ちゃいました」

⏰:07/08/16 01:09 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#259 [あや]
武山さんはこちらに
向かって歩いて来る。


ハラハラ…(;゚Д゚)


ピタリと私の
目の前で止まる。

⏰:07/08/16 01:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#260 [あや]
「ねっ?
俺達似てるでしょ?」


そう言っていつもの
優しい笑顔で笑いかける。

…………。

⏰:07/08/16 01:16 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#261 [あや]
私は何も言わずに
武山さんに手を
差し出した。

武山さんは
私の手を両手で
ガッシリと握り

とびきりの笑顔で
「よろしく!!」
と言った。

⏰:07/08/16 01:18 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#262 [あや]
私もその笑顔に
答えるかの様に

ニカッと笑い

「はいっ!」と
返事をし、

2人で大笑いした。

⏰:07/08/16 01:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#263 [あや]
この日、
初めて15歳近く
歳の差がある友達が
出来た(・∀・)!!

武山さんの前で、
いくらブリッコしても
いくらいい奴ぶっても
無駄だ。

⏰:07/08/16 01:24 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#264 [あや]
だって武山さんは
私の性格の悪さを
知っているから(・ω・)


武山さんも
性格悪いけどっ!

⏰:07/08/16 01:25 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#265 [あや]
思いのほか、
引っ越しはすぐに
終わった。


荷物を全部運び終わり、
私は武山さんに

「本当は引っ越しの
手伝いとかしたく
なかったですよね?
せっかくの休みに
すいません…。」

と謝った。

⏰:07/08/16 01:27 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#266 [あや]
武山さんは
私の頭をぽんっと
叩き

「まぁ…あやちゃんと
友達になれたから
許す!」

と言ってニッコリ
笑った。

たまにはいいとこ
あんじゃん(・∀・)

⏰:07/08/16 01:29 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#267 [あや]
武山さんと
真梨子ママが
帰り、

私は
まだ片付いていない
リビングで
大の字になって
寝転んだ。

⏰:07/08/16 01:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#268 [あや]
ふふっ…ふふふ

今日からここが
ワイの家じゃい(・∀・)!!

ワイはもう田舎もん
やない…都会人やさかい!

1人なのにテンション
上がりすぎてどこの
方言かも分からない
言葉をブツブツ喋ってた。
どーせキモイ女ですよ!

⏰:07/08/16 01:37 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#269 [あや]
うーん…。
それにしても暇だ!


地元から遠く離れた
所に引っ越してきたので
地元の友達は呼べない。

田舎者から
引っ越してきたばかりの
私に都会の友達が
いるはずもなく、


しょんぼりなった
(´;ω;`)

⏰:07/08/16 01:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#270 [あや]
さみしい………
さみしいよぉ(´;ω;`)

孤独だよぉ。
いきなりホームシック
だよぉ……(´;ω;`)

誰かー
誰かぁー………


あ、お腹すいた。

⏰:07/08/16 01:43 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#271 [あや]
ホームシックとかより
まずは腹ごしらえだ!

そう思って
とりあえず外に出た。

何食べようかなー
せっかくの引っ越し記念に

コンビニ弁当とか
マックを食べるのも
虚しいし。

⏰:07/08/16 01:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#272 [あや]
フラフラと歩いている
うちに、1件の
小綺麗な居酒屋さんに
着いた。


ふーん。
いいじゃん(・∀・)!

⏰:07/08/16 01:48 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#273 [あや]
何のためらいもなく
その店に入った。

「いらっしゃいませ!
1名様ですか?」

(゚Д゚)!!
その時に気付いた。
私…1名様じゃん!!
超寂しい女じゃん!!

⏰:07/08/16 01:50 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#274 [あや]
引きかえしたくても
引き返すわけにも
いかず…(´Д`)

「あっ、はい1名です」


この際開き直って
『1名様ですけど、
カウンターじゃなくて
お座敷に座りたいです』

くらいずうずうしく
言ってみればよかったかな

⏰:07/08/16 01:53 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#275 [あや]

今日の更新
>>247-274

更新が遅くて
本当にすいません
読んで下さっている方、
本当にありがとう
ございます!!(´;ω;`)

⏰:07/08/16 01:56 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#276 [あや]
まぁ小心者の私が
そんな事言える
はずもなく…。

案の定、カウンター席に
通された。

「お飲み物は
どうなさいますか?」

⏰:07/08/16 13:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#277 [あや]
40代くらいの
おばちゃんが
ニコニコしながら
聞いてきた。

「あ…とりあえず中生で。」

「……え?」


「あのー…中生で。」

⏰:07/08/16 13:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#278 [あや]
「あっ…はい、
中生ですね!!」


……(・ω・)
一人で居酒屋に来て
中生を頼む女が
そんなに珍しいですか?

オヤジですまんね(・ω・)

⏰:07/08/16 14:27 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#279 [あや]
中生が運ばれてくるのを
待っていると、
隣の席で1人で飲んでる
おっさんが
話しかけてきた。


「おっ!若いのに
1人とか珍しいねぇ!」

⏰:07/08/16 14:29 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#280 [あや]
黙れじじぃ(・ω・)
馴れ馴れしく
話しかけんな(・∀・)


「あー…そうですねぇ。
今日引っ越してきた
ばかりなんで友達が
いないんですよーっ。」

⏰:07/08/16 14:32 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#281 [あや]
おっさんはニタニタ
しながら近寄ってくる。

キモイ。

「それなら、
お兄さんが友達に
なってあげよっか?」

⏰:07/08/16 14:36 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#282 [あや]
黙れよ(・∀・)
誰がお兄さんだよ!
どー見てもおっさん
だろうが!!

つーか…
近寄ってくんな
クソじじぃ(・ω・)!

⏰:07/08/16 14:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#283 [ヽ(´ー`)ノ]
頑張れ

⏰:07/08/16 17:02 📱:D903i 🆔:eUIpPNO6


#284 [あや]
ヽ(´ー`)ノさん

ありがとうございます!!(・∀・)頑張ります

⏰:07/08/16 17:57 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#285 [あや]
んー…。でも
一人で飲み食いするよりはマシかな(・ω・)

そう思って
おっさんと仲良くなって
みる事した。

「お嬢ちゃん、
お名前は??」

⏰:07/08/16 19:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#286 [あや]
おっさんが
ニタニタしながら
聞いてくる。

やっぱりキモイ。

顔や服装は
ちょい悪オヤジ風で
カッコイイんだけどね。

行動や話し方がキモイ。

⏰:07/08/16 19:08 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#287 [あや]

8月15日の更新
>>247-274

8月16日の更新
>>276-286

⏰:07/08/16 23:32 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#288 []
感想が邪魔
感想が、あるとなんか
読みにくい、、、

⏰:07/08/17 23:31 📱:SH903i 🆔:Y2KNWcFM


#289 [あや]
さん

読んで下さって
ありがとうごさいます(^ω^)

気が付かなくて
すいませんでした

感想板
作らせて頂きますね

⏰:07/08/18 12:14 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#290 [ゅ]
失礼します
>>100-300

⏰:07/08/18 18:49 📱:N902iX 🆔:WQwgdjAo


#291 [きのこ]
お久しぶりです
いつ見ても
楽しすぎます
頑張ッてください
応援してます

⏰:07/08/18 21:43 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#292 [あや]
ゅさん
読んでくれて
ありがとうございます

きのこさん
お久しぶりです
いつも読んでくれて
ありがとう
勉強頑張ってますか?
応援してます

⏰:07/08/24 14:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#293 [あや]

ずうずうしく
感想板とか立てちゃい
ました(;゚<_゚;)

感想はこちらに
書いて頂けると嬉しいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2748/

⏰:07/08/24 14:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#294 [あや]
>>287続き

「えっと…あのー。
山咲あやです(;゚<_゚;)」


…………(゚Д゚)

フルネーム!!

バカっ!!私バカ!!

こんな怪しいオヤジに
フルネーム教えんなよ!

⏰:07/08/24 14:26 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#295 [あや]
「へぇ〜!
あやちゃんかぁ!!
歳は?何歳なの?」


当時私は高校を卒業
したばかりの18歳。


しかし、中生を
片手に持ってるため
本当の歳を言うわけには
いかない。

⏰:07/08/24 14:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#296 [あや]
20歳と言うべきか…

そんな事を考えていると
オヤジが先に口を
開いた。

「当てていい!?
21歳くらい?」

⏰:07/08/24 14:36 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#297 [あや]
プッチーン(・∀・)
18歳なんっすけど!!
まだ10代なんっすけど!

「いいえ!!
18歳です!!!」

つい、堂々と
答えてしまった。

やっべー(・∀・)
この店追い出されるかも。

⏰:07/08/24 14:39 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#298 [あや]
「18歳!?
未成年やんね!!」


ちょ……
オヤジ!
声でけぇって(・∀・)

黙れって

⏰:07/08/24 14:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#299 [あや]
シーっ(;゚<_゚;)ノ

口に人指し指を
つけて、
『内緒』の合図をする。

オヤジも
事態に気付いたらしく、

顔の前で手を合わせて
『ごめん!』と
小声で言った。

⏰:07/08/24 14:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#300 [あや]
オヤジは意外と
いい奴らしい。

オヤジは何十年も
この土地に
住んでるらしく、

引っ越してきたばかりの
私に、この辺にある
オススメのお店を
教えてくれたりした。

⏰:07/08/24 14:58 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#301 [あや]
「あやちゃん、
気を付けてね。」

不意にオヤジが
そんな事を言い出した。


「え?何をですか?」

⏰:07/08/24 15:05 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#302 [あや]
「いや、この辺
治安が悪いけんさ。
変な奴が多いんよ。
ナイフ持った男が
追い掛けて来たりとか、
レイプとかさ。」


(;゚<_゚;)

ま…まじっすか。
こぇぇぇぇええ!

⏰:07/08/24 15:07 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#303 [あや]

とりあえず
今日の更新
>>294-302
また後で更新するかも
しれません(・ω・)

感想板はこちら
>>293

⏰:07/08/24 15:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#304 [我輩は匿名である]
まぁ、ここに引っ越して
来て2年経ったけど
今まで一度もそんな
危ない目に遭遇した事
なんてない。

むしろ、この辺の
住民の中で一番の変態は
私なんじゃないかって
心配になるほど
平和だ。

⏰:07/09/30 18:36 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#305 [あや]
名前が消えてる(´;ω;`)
↑は私です!

オヤジと飲みはじめて
軽く3時間が過ぎた。

「あやちゃん
酒強ぇーなぁ!!
ガハハハ!!」

オヤジはベロベロだ。
しかも酒くさい。
とにかく臭い。
近寄るな( ゚д゚ )

⏰:07/09/30 18:39 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#306 [あや]
もしかして
私がオヤジを家まで
送ってあげなきゃ
いけない系( ゚д゚ )?

そんなの嫌だ!

⏰:07/09/30 18:40 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#307 [あや]
「そろそろ
帰りましょうか?」

ベロベロに酔ってる
オヤジに優しく
話しかけた。

「いやーん!
あやちゃん帰っちゃ
いやぁーん!」

このオヤジ…
ぶっ飛ばす( ゚д゚ )!

⏰:07/09/30 18:44 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#308 [あや]
『え…キモ…っ!!
死ねよ!おぇ( ゚д゚ )』

そう言いたいのを
死ぬほど押さえて

「何言ってるん
ですかぁ〜!
さ、帰りましょ♪」

得意の営業スマイルを
振り撒きながら
オヤジの手を引っ張る。

⏰:07/09/30 18:47 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#309 [あや]
「ちぇ〜
もうちょっと
あやちゃんと飲みたかったのになぁ〜…」

170以上あるオヤジが
150しかない私に
寄りかかってくる。

重てぇよ(・∀・)

ちょ…酒くせぇから
近寄んな( ゚д゚ )!

⏰:07/09/30 18:50 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#310 [あや]
フラつくオヤジを
一生懸命支えながら

レジに着いた。

オヤジは酔っぱらって
ワケが分からなくなってるのか、私の分まで
払ってくれた(・ω・)

ラッキー(・∀・)!

⏰:07/09/30 18:52 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#311 [あや]
店から出ると、
オヤジがしつこく
電話番号を聞いてきた。

最初は断ったが、
あまりのしつこさに
面倒くさくなって

お母さんの
番号を教えた(・∀・)笑

⏰:07/09/30 18:54 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#312 [あや]
数日後

「アンタ、変なオヤジに
私の番号教えたでしょ!」

と、真梨子ママに
こっぴどく叱られたのは
言うまでもない(^ω^)

⏰:07/09/30 18:59 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#313 [あや]
だって嫌だったんだもん!

オヤジに番号
教えたくなかったん
だもん(´ω`)!


ごめーんね(・∀・)

⏰:07/09/30 23:49 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#314 [あや]
話がぶっ飛んじゃいました(´∀`)アハハ

ここからが
毛ニート弘樹のお話。

⏰:07/09/30 23:50 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#315 [あや]
私が引っ越して来たのは
3月。

大学が始まるのは
4月。

学校が始まるまでの
1ヶ月間は
都会で一人寂しく
過ごさなくてはいけない。

⏰:07/09/30 23:55 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#316 [あや]
おぉぉおぉぉい(´;ω;`)
さみしいぃぃぃ(´;ω;`)



完璧ホームシックだった。

⏰:07/09/30 23:57 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#317 [あや]
早く学校始まれ!
そして友達いっぱい作ってこの家を
溜り場にするんだ!

寂しさのあまり
大学に入ってからの事を
一人で妄想して
一人でニヤニヤする。

頭の中で
軽く3回は
鍋パーティをした。

⏰:07/09/30 23:59 📱:P902i 🆔:En89IIoY


#318 [あや]
頭の中では
妄想で作った友達
5〜6人でしている
鍋パーティ。

でも
実際は1人鍋。

なんていうかさ、
キモイし寂しいし
消えたくなった(・∀・)

⏰:07/10/01 00:02 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#319 [あや]
ピロピロピロ〜♪
携帯が鳴った。


私が一人暮らしを
始めてから、
高校の友達が心配して
毎日日替わりで
メールをしてくれる。

みんな
サンキューね(´;ω;`)

⏰:07/10/01 00:33 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#320 [あや]
誰だろ〜(・ω・)?
ワクワクしながら
メールを開く。


受信:マミ

マミかぁ!(・∀・)
マミとは高2の時に
仲良くなった。

⏰:07/10/01 00:35 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#321 [あや]
私の苗字は山咲、
マミの苗字は山川。

クラス替えがあった日って、出席番号順で座らされるやん?


私の前に座ってる
茶髪のギャルがマミだった

⏰:07/10/01 00:40 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#322 [あや]
私が通ってた高校は
ど田舎にある。

しかも一応
進学校なので
生徒達はかなり真面目だ。
携帯はもちろん禁止。
眉毛を剃ろうもんなら
ジャージでグラウンドの
草むしり。
化粧をしようもんなら
先生からの呼び出し。
髪を染めたりなんて
もってのほかだった。

⏰:07/10/01 00:44 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#323 [あや]
私も何回、眉毛や化粧で
草むしりや呼び出しを
くらったか分からない。
アメを食べてたくらいで
居残りして教室掃除を全部させられた事もある。

そんくらい
厳しい( ゚д゚ )

元々ストレートの髪なのに「縮毛かけてるだろ!」と
怒られた時は
反発してパンチパーマ
かけてやろうかと思った。

⏰:07/10/01 00:48 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#324 [あや]
そんだけ校則が厳しい
だけあって、
この高校には

「ギャル」という
生き物は存在しない…

はずなのに( ゚д゚ )
目の前にギャルがいる。

⏰:07/10/01 00:50 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#325 [あや]
茶髪パーマにミニスカ、
ばっちりメイクに
細くて整った眉毛…

見事に
校則を無視している!

パーフェクト!
こいつスゲェ( ゚д゚ )!

⏰:07/10/01 00:52 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#326 [あや]
くるりと後ろを
振り向くギャル…

香水クセェ( ゚д゚ )!笑


「私、マミ!
よろしく!!」

これがマミと私の
出会い。

⏰:07/10/01 00:54 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#327 [あや]
マミは敬語が使えない。

先生達にも勿論
タメ口。

さらに、先生に向かって
「お前」とか言っちゃう
おちゃめさんだ☆

⏰:07/10/01 00:58 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#328 [あや]
厳しい先生達も
なぜかマミにはたじたじ。
別にマミは気が強い
わけじゃないし、
怖くもない。

ただ、口が糞悪い(・∀・)

マミは
怖いもの知らずだ(・∀・)

⏰:07/10/01 01:07 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#329 [あや]

今日の更新
>>304-328

⏰:07/10/01 01:14 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#330 [あや]
そんなマミから
突然のメール。

私が引っ越してから
マミから連絡が来たのは
初めてだった。

どうしたんだろう?

⏰:07/10/01 12:06 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#331 [あや]
「元気?」
とかかなぁ…

色々な事を考えながら
メールを開く。


受信:マミ
あや〜(´・ω・`)
家出したけん泊めて

⏰:07/10/01 12:08 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#332 [あや]
……(・ω・)ほぉ!


てか、マミ…高校の時からめったに家に帰って
なかったやん!



いまさら家出?( ゚д゚ )

⏰:07/10/01 12:11 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#333 [あや]
「別にいいけど、
私の家まで来るのが
大変やろ〜(・ω・)

よし…送信っと。

マミが来るのは
全然かまわない。
むしろホームシック
真っ最中なので
来てくれた方が
ありがたい!

⏰:07/10/01 12:15 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#334 [あや]
でもね…

マミの家から
私の引っ越し先までは
同じ県内だけど
電車で数時間かかる。


マミ…本気で
来る気なのかな(・ω・)

⏰:07/10/01 12:19 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#335 [あや]
私がマミにメールを
送って3分程経った。


ピンポーン!ピンポーン!ピンポーンピンポーン!
ピポピホピンポーン!!


物凄い勢いで
玄関のチャイムが鳴った。

⏰:07/10/01 12:21 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#336 [あや]
誰だ( ゚д゚ )!!

引っ越す前に、
「チャイムが鳴っても
安易に出てはいけない」
と、真梨子ママに
厳しく言われていたので


そのチャイムを
無視した。

⏰:07/10/01 12:24 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#337 [あや]
ピンポーン!ピンポーン!ピポピホピポピホ
ピンポーンピンポーン!

鳴りやまない…。

ピンポーン!ピンポーン!

うるせぇ…( ゚д゚ )

⏰:07/10/01 12:25 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#338 [あや]
ピンポーン!
ピンポーン…


あれ?止まった?(・ω・)


…………………。
ピンポーン!


しつけぇ( ゚д゚ )!!

⏰:07/10/01 12:26 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#339 [あや]
まったく…!
誰だコノヤロー( ゚д゚ )


除き穴を見に行こうと
立ち上がったその時、

ドンドンドンドン!!
ガチャガチャガチャっ!

ドアを叩く音と
ノブを捻る音………。


こぇぇぇぇえよぉぉぉ
(((( ゚д゚ ))))

⏰:07/10/01 12:31 📱:P902i 🆔:4Y0YGUxQ


#340 [あや]
覗き穴を見に行くべきか…
そのまま放置
しておくべきか…。

怖いよぉ(;´д`)

悩んだ末、
放置しとく事にした。

⏰:07/10/03 16:41 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#341 [あや]
ドンドンドン!!
ドンドンドンドン!!

ドアを叩く音は
鳴りやまない。

ドンドンドン!!
ドンドンドン!!

なんか借金取りに
追われてる気分だ
(;´д`)

⏰:07/10/03 16:43 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#342 [あや]
ドンドンドン!!

「あーけーろ!!」

鳴りやまないドアを
叩く音と
女の怒鳴り声。

ひぃぃぃぃ((( ゚д゚ )))

⏰:07/10/03 16:44 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#343 [あや]
ん?ちょっと待てよ?

この声……
聞いたことある!

まさか…

「マミ!?!?」

⏰:07/10/03 16:46 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#344 [あや]
ドアの向こう側に
いる女に話しかける。


「そうだよ!マミ!!
早く開けろよ!バカっ!」

この口の悪さ…
マミに間違いない(´д`)

⏰:07/10/03 16:48 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#345 [あや]
マミだと分かり、
急いで鍵を開ける。


「ごめん!マミって
気が付かなくてさぁ!」

そう言いながら
ドアを開いた。

⏰:07/10/03 20:08 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#346 [あや]
ドアを開くと
マミが立っていた。

「まったく、本当に
お前は気がきかねぇなぁ!」

マミはそう言って
ニカッと笑った。

⏰:07/10/03 20:40 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#347 [あや]
少しだけ懐かしい
マミの笑顔。

会うのは1ヶ月ぶり
くらいなのに、

全てが懐かしく
感じる。

そして………

⏰:07/10/03 20:43 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#348 [あや]
マミの足元には
大量の荷物。



え?
何日泊まるつもり?

⏰:07/10/03 20:43 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#349 [あや]
もう本当に
海外旅行と勘違い
してんじゃないかって
思うほどの
多荷物だった( ゚д゚ )



先行が不安っす。

⏰:07/10/03 20:45 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#350 [あや]

読みやすいように安価
つけときますね

今日の更新
>>330-349

感想板
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沢山の出会い1
>>2

最初から読む方へ
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:07/10/03 20:56 📱:P902i 🆔:l3QupBhE


#351 [ぷぅチャン]
まだ書かないのカナ??
楽しみに待ってまぁす

⏰:07/10/05 23:33 📱:SH903iTV 🆔:lAAiAVck


#352 [(*´艸`*)]
復活かzイ

⏰:07/10/06 00:46 📱:W51P 🆔:Cg6C7ZUE


#353 [あや]

ぷぅチャンさん
更新が遅くてすいません
読んでくれてありがとう
ございますッ
うれすぃです(´;ω;`)

(*´艸`*)さん
田中さん?(*´ω`*)笑
復活しました
放置しまくってて
すいません
これからはちゃんと
書きますッ(`・ω・´)

⏰:07/10/06 15:03 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#354 [あや]
とりあえずマミを
部屋に入れ、
話を聞くことにした。


「何でいきなり
家出なんかしたとよ?」

⏰:07/10/06 15:05 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#355 [あや]
じっと私を見つめる
マミ。


あれ…?
もしかして聞いちゃ
まずかったかな(;´`)

少しの沈黙を破り、
マミが口を開いた。

⏰:07/10/06 15:06 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#356 [あや]
「そんな話の前にさぁ、
お茶くらい出せよ」

⏰:07/10/06 15:07 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#357 [あや]
どーん(;゚<_゚;)!


そうですよね。
お茶くらい出すべき
ですよね。

気がきかなくて
すいませんね(;´`)

⏰:07/10/06 15:08 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#358 [あや]
いそいで冷蔵庫から
お茶を出してマミに渡し、家出をした理由を
聞いたけど、

『暇やったけん』


とかいう
マジくだらねー
理由だったので

聞かなきゃ良かった
と思った。

⏰:07/10/06 15:14 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#359 [あや]
マミの多荷物を
片付け、

のんびりする2人。

のんびり…
のんびり…
のーんびり。

「ねぇ、暇じゃない?」

⏰:07/10/06 15:17 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#360 [あや]
私がそう言うと


「マミもそう思った!」


そう言って
マミが立ち上がった。

⏰:07/10/06 15:25 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#361 [あや]
え?何?何?
何でいきなり立ったの?


「どこ行く気
なん?(;゚<_゚;)」


出かける気マンマンの
マミにおそるおそる
聞いてみた。

⏰:07/10/06 17:50 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#362 [あや]
.
.
.
『便所』
.
.
.

⏰:07/10/06 18:07 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#363 [あや]
あぁ…そうですか。




もう好きにしちゃって〜

⏰:07/10/06 18:08 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#364 [あや]

読みやすいように安価
つけときますね
ぷぅチャンさんへ
>>352
(*´艸`*)さんへ
>>353

今日の更新
>>354-363

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>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:07/10/06 18:27 📱:P902i 🆔:sSAsYP6w


#365 [ぷぅチャン]
書かないのカナ??

⏰:07/10/12 14:27 📱:SH903iTV 🆔:C4S9KsMQ


#366 [あや]

ぷぅチャンさん

遅くなって本当に
ごめんなさい

色々と忙しくて
書けませんでした(´;ω;`)

今から更新します!

⏰:07/11/07 13:53 📱:P902i 🆔:iTldR9m2


#367 [あや]
「あーすっきりした!」

トイレから出てきた
マミはルンルンだ。


お前…マイペース
すぎだろ〜

⏰:07/11/07 13:56 📱:P902i 🆔:iTldR9m2


#368 [あや]
まぁ、マミがマイペース
なのは今に始まった
事じゃないから
こんなのもう慣れっこだ。

「で、今から何するよ?」

私がそう聞くと
マミは少し考え込んだ。

「…………。」

⏰:07/11/07 14:02 📱:P902i 🆔:iTldR9m2


#369 [あや]
なぜか沈黙。

しばらくして
何か閃いたのか
キラキラした目で
私を見てくるマミ。

マミの事だから、
あんまり期待しない
方がいい。

「なっ…何?
どこか行きたい所が
思いついたと?」

ハラハラしながら
聞いてみた。

⏰:07/11/07 14:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#370 [あや]
「うんっ!!
あやさぁ、○○公園の場所分かる!?」



「○○公園?うん、まぁ
分かるけど…何でそんな
とこに行きたいん?」

⏰:07/11/07 14:45 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#371 [あや]
○○公園は私のマンションから自転車で15分くらいの場所にある。

デパートやビルが
立ち並ぶ一角に
不自然に作られている
○○公園。

公園と言っても
遊具などはなく、ただ
緑に囲まれていて
噴水とベンチが
あるくらいだ。

⏰:07/11/07 14:57 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#372 [あや]
「○○公園ってね、
ナンパスポットなんよ!」

あー…そういう事ね。
はいはい(´・ω・`)

てゆーか…
自分、彼氏いますやん。

⏰:07/11/07 16:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#373 [あや]
マミには2年くらい
付き合ってる彼氏がいる。
マミの彼氏、直人君は
めっちゃイケメンで
めっちゃ優しくて
スポーツマンで
おまけに服も古着系で
めっちゃセンスがいい。


まさに言うことなし!
…の人なんだけど…

一つだけ欠点がある
(´・ω・`)

⏰:07/11/08 12:58 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#374 [あや]
直人君は…

かなり女々しい(´д`)

マミと喧嘩して
マミが「別れる!」
なんて言おうもんなら

「マミィぃぃぃ!!
俺を捨てないでくれ
よぉぉぉぉ(´;ω;)!!」

と号泣。

⏰:07/11/08 13:00 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#375 [あや]
あまりにも性格が
女々しいので、

一時期

「実は直人はホモなんじゃないか?」

という噂まで
広まった程だ。

⏰:07/11/08 13:03 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#376 [あや]
どうもこんばんわ!
お久しぶりです。

長い間
放置しまくってて
ごめんなさい(´・ω・`)

私の身の回りに
色々と進展があったので、

毛ニートの話は
一旦中断して
「沢山の出会いその後」
を書きたいと思います

勝手な事ばっかりして
すいません(´-ω-`)

⏰:08/02/22 21:39 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#377 [あや]
タケさんから解放され、
これからは有吉さん
一筋で生きようと決めた。

よし!
私は尽す女になる!

そう決めたはいいものの
そんな決心が続くわけも
なく……。

1ヶ月続けばいいな〜
とか思ってたけど、
わずか3日で打ち砕かれた

⏰:08/02/22 21:44 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#378 [あや]
私は本当に
軽い女です。

そして
頭がパッパラパーです。

⏰:08/02/22 21:45 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#379 [あや]
「ねぇねぇ、さやかー
遊びに行こうぜ(^ω^)
男あさりに行こうぜ!」

さやかの冷たい視線が
突き刺さる。

「アンタ、タケさんに
懲りてもう男遊び止めるんじゃなかったん?」

⏰:08/02/22 21:50 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#380 [あや]
「うむ、おぬしの
言いたい事は分かる!」




「お前、何キャラだよ。
そして何様だよ。」

⏰:08/02/22 21:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#381 [あや]
確にね、
私は最低な女ですよ。

でもね、
今遊ばないで
いつ遊ぶんだっつー話
じゃん!

有吉さん一筋で付き合って
このままだんだん
ババァになっていくなんて
絶対に嫌(^ω^)

⏰:08/02/22 21:55 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#382 [あや]
「まったく…
このゲス女が…。」

呆れ顔で
溜め息をつくさやか。

え?今、私のこと
ゲスって言ったよね?

絶対ゲスって言ったよね?

⏰:08/02/22 21:59 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#383 [あや]
「ちょ…ゲスって」


「あ、聞こえてたんだ。」



えぇ、
バッチリ聞こえてますとも

⏰:08/02/22 22:00 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#384 [あや]
親友にゲスと言われた女、

山咲あや。


そんくらいじゃ
こりないよー(^ω^)ーん!

⏰:08/02/22 22:02 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#385 [あや]
でもこの日は
さやかの視線が
怖かったのでおとなしく
しておいた。

数日後…


「ねぇ、有吉さん
これ何?」

⏰:08/02/22 22:05 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#386 [あや]
私の手には有吉さんの
携帯電話。

「……ごめん。」


ふぅん。
素直に認めるんだ。

⏰:08/02/22 22:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#387 [あや]
最近、
有吉さんが
私に見えないように
コソコソと携帯を
いじる事が多くなった。

絶対に怪しい。
つーかわざとしてんの?
ってくらい怪しいすぎる。


こいつ、絶対に
なんか隠してるな。

⏰:08/02/22 22:09 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#388 [あや]
事実を確かめる為に
有吉さんがお風呂に
入ってる隙を狙って

こっそりと
携帯をみた。

⏰:08/02/22 22:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#389 [あや]
有吉さんの携帯を
みたのはこれが初めて。

私は人の携帯は絶対に
見ない。

彼氏のだろうが
家族のだろうが
松崎しげるだろうが

絶対に見ない。

松崎さんの携帯は
ちょっと気になるけど…

⏰:08/02/22 22:25 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#390 [あや]
おそるおそる


受信ボックスを開てみる。

あ…やっぱり。

⏰:08/02/22 22:28 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#391 [あや]
友達から来た
合コンのお誘いメール。

そして合コンで
知り合ったと思われる
女からのメール。


…舐めてんのか?

⏰:08/02/22 22:29 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#392 [あや]
最近のメールに
一通り目を通した所、

合コン女は有吉さんに
彼女がいるのを知ってる
みたい。

でも、
何回か2人で
遊びに行ってる様子。

…ムカツク。
ムカツク。

⏰:08/02/22 22:32 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#393 [あや]
浮気まがいのこと
するなら携帯に
ロックくらい
かけろっつーの!!


爪が甘いんだよ、
有吉の馬鹿野郎。


ふはは( ゚∀゚ )!

⏰:08/02/22 22:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#394 [あや]
「あ〜気持よかった」

のんきに風呂からあがる
有吉。


馬鹿だなコイツ。
数秒後にこっぴどく
責められる事も
しらずに…( ゚∀゚ )

⏰:08/02/22 22:36 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#395 [あや]
「ふふふ〜ん」

鼻唄なんか歌って
やがる。

あまりにも呑気な
有吉にムカついて、
全裸のまま説教して
やろうかと思った。

男にとって
フルチン状態で
説教されるほど
屈辱的なことはないだろう

⏰:08/02/22 22:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#396 [あや]
さすがに私も
フルチンの男なんて
説教したくない。


有吉さんが着替終わるのを
待ち、私がいる部屋に
入ってきた有吉さんに
冷静に話しかける。

⏰:08/02/23 00:48 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#397 [あや]
「ねぇ、ちょっと
そこに座りなよ。」


いつもと違う雰囲気を
感じとったのか

黙って私の前に正座する
有吉さん。

⏰:08/02/23 00:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#398 [あや]
「あやちゃん…
ど…どうかしたの?」

有吉さんは今にも
泣きそうだ。

どうかしたの?
じゃねーよ!

どうかしすぎだろ
このボケナスが!

⏰:08/02/23 00:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#399 [あや]
そして…

「ねぇ、これ何?」

有吉さんの目の前に
携帯を差し出す

「……ごめん」



そういうこと。

⏰:08/02/23 00:56 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#400 [あや]
そのあとはというと…
2時間以上の説教。

別れる!!と怒鳴り
散らかす私に

別れたくない!!と
泣きすがる有吉さん。

正直、面倒くさいと
思った。

⏰:08/02/23 00:57 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#401 [あや]
「あやちゃん!
本当にその子とは
何もないんだよ…。
お願い、信じて。
俺が好きなのは
あやちゃんだけだから。」


けっ。
しつけーな、コイツ。

⏰:08/02/23 17:18 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#402 [あや]
ん?ちょっと待てよ?
よく考えてみたら
私も有吉さんと
付き合い始めてから
3〜4回は合コンに
行ってるし、

他の男と2人で
遊びに行ったりした事も
しばしば…。


私、人のこと
言えなくね(^ω^)?

⏰:08/02/23 17:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#403 [あや]
なんかそう思ったら
有吉さんを説教した事が
申し訳なくなってきた。

「も…もういいよ。
今回は許してあげる。」

そう言って
有吉さんの頭を
優しく撫でる。

許してあげるって…
私、何様だ(笑)

⏰:08/02/23 17:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#404 [あや]
「あやちゃん…
ありがとう…」


涙をボロボロ溢しながら
まるで仏様を拝むような
目で私を見つめる
有吉さん。


あぁ…感謝されちゃったよ(^ω^)うふふ

⏰:08/02/23 17:24 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#405 [あや]
まぁ、許すとは
言ったものの、
無駄にプライドが
高い私。

有吉さんが他の女と
遊んだことが
どーしても許せなかった。

⏰:08/02/23 17:27 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#406 [あや]
そんな時に
出会ってしまった。


この人達との出会いが
私の人生を


大きく変える。

⏰:08/02/23 17:29 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#407 [あや]
「……って事なのよ〜。
有吉マヂでムカツクと
思わん?」

ただ今、
さやかに有吉さんの
口を話してる所。

あの日から
私の有吉さんに対する
愛情は日に日に
冷めていった。

⏰:08/02/23 17:31 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#408 [あや]
「まぁー、確に浮気(?)は
いかんよな。」



「でしょ!?
もう別れたいなぁ…」



「もう少し考えてみなよ。」

⏰:08/02/23 17:33 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#409 [あや]
「うー…ん。
もう少し考えてみるよ。」

有吉さんの事を考える
だけで、MAXテンションが
下がる。


「あや…そんな暗い顔
すんなって〜。
遊びいこっ!」

⏰:08/02/23 17:37 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#410 [あや]
さやかに手を引かれるまま
着いた場所は
あるゲームセンター。


ここは
ちょっとした
ナンパスポットでもある。

⏰:08/02/23 17:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#411 [あや]
このゲームセンターに
置いてある椅子に
座っていれば
90%以上の確率で
ナンパされる。

ほら、来た来た。

「すいませ〜ん!
今ひまっすかぁ?」

⏰:08/02/23 17:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#412 [あや]
ちらりと声のする方を
見る。

おっ!!
イケメン2人組!!

こりゃ〜ついてるね!

⏰:08/02/23 17:42 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#413 [あや]
「うん、ひま。」

そう言って
イケメン達に向かって
ニッコリと微笑む。

「じゃあ、俺らと
遊びに行きません!?」

⏰:08/02/23 17:45 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#414 [あや]
そう簡単に着いていく
訳にはいかないんだな。

まずは年齢と職業を
聞かないと。

年下だったら
嫌だもん(^ω^)

⏰:08/02/23 17:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#415 [あや]
「お2人とも
何歳なんですか?」


優しい口調で
ニッコリと笑いながら
イケメン2人に
質問してみる。


「俺ら2人とも
二十歳ですよ〜!」

⏰:08/02/24 00:14 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#416 [あや]
タメかい!!

タメなのかい!!


たぶん言ってなかったと
思うけど、実は
私はタメの男の子が
苦手です。

タメだけじゃなく
年下も苦手です。

つまり、年上しか
受け付けないのです。

⏰:08/02/24 00:28 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#417 [あや]
なぜかわからないけど、
タメの男の子と
聞いただけで怖くなる。


昔、タメの男の子に
いじめられたとか
そういう訳でもないのに
なんでだろう。。。


今までタメの子と
2人くらい付き合ったけど
慣れるまではスゴい
怖くてビクビクしてた。

⏰:08/02/24 00:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#418 [あや]
イケメン2人が
タメだと知ったとたん、
パニックに陥り、
無口になってしまった。

「あれ?急に大人しく
なったけど大丈夫?」


イケメンが私の
顔を覗き込む。

やめてください!!
緊張でゲロ吐いちゃい
そうです!!

⏰:08/02/24 00:37 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#419 [あや]
「だ…大丈夫…で…す。」


今はこれを言うのが
精一杯。

目すら合わせられない。

なんか変な汗でてきたし。

何だよ、この汁!

⏰:08/02/24 00:39 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#420 [あや]
「あぁ、大丈夫大丈夫!
この子タメの男が
苦手なんだよね。
その内慣れると思うから
気にしなくていいよ。」


すかさずさやかが
フォローを入れる。

「そうなんだ。
急に話しかけたりして
ごめんね。」

私に向かって謝る
イケメン達。

なんていい奴らなんだ!

⏰:08/02/24 11:52 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#421 [あや]
さやかのフォローと
イケメン達の優しい
気遣いのおかげで、

数十分後には
普通に話せるように
なっていた。

「ところでさ、
2人ともどこ大学なん?」

⏰:08/02/25 18:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#422 [あや]
イケメン2人にそう
聞かれて、顔を見合わせる
さやかと私。


そう、私達が通ってる
大学はいわゆる
『バカ大学』
でも、お嬢様が多いせいか
おバカ短大なのに評判は
悪くない。

言わなくても分かると
思うけど、残念な事に
私とさやかは決して
お嬢様ではない。

⏰:08/02/25 18:26 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#423 [あや]
つまり、私とさやかは
お嬢様でもなんでもない
ただのバカなのだ。

「○○短大だよ。」

さやかが答えると、
イケメン達は

「お嬢様なんやね!」

と言って目を丸くしていた

⏰:08/02/25 18:30 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#424 [あや]
お嬢様でもないくせに

『お嬢様なんやね!』

という言葉に対して
決して否定しない
さやかと私。

何も言わずに
イケメン達に向かって
お嬢様スマイル。

⏰:08/02/25 18:33 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#425 [あや]
このお嬢様スマイルと
いうのは、私とさやかが

『きっとお嬢様は
こういう微笑み方を
するんだろうね!!』

と勝手に想像して
作った微笑み方である。

⏰:08/02/25 18:36 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#426 [あや]
『お嬢様なんやね!』

と言われるたびに
否定せずに、この
お嬢様スマイルを
使っているが
意外と騙される男は多い。

実際、自分のお嬢様
スマイルを鏡で見て
みるときしょいけど(笑)

⏰:08/02/25 18:38 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#427 [あや]
「そっちはどこ大学なの?」

ナンパしてくる男なんて
どーせ大した大学じゃ
ないだろうけど、
念のために聞いてみた。

⏰:08/02/25 18:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#428 [あや]
「△△大学だよ」


え?うっそーん!


一瞬、時間が止まった
気がした。

⏰:08/02/25 18:43 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#429 [あや]
△△大学というのは
日本でたぶん3本か
5本の指には確実に入る
優秀な大学だ。

信じられない…
こんなチャラチャラした
イケメン達が△△大学
だなんて。

信じられない…
こんな所で△△大学の
人とお知り合いに
なれるなんて!!

神様ありがとう!!

⏰:08/02/25 18:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#430 [あや]
「え?本当に△△大学?」


さやかが疑いの目で
イケメン達を見つめる。


「本当だし〜!ほら!」

そう言って私たちの
目の前に学生手帳を
差し出すイケメン達。

ほ…本物の△△大学や
ないか( ゚д゚ )ー!!

⏰:08/02/25 18:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#431 [あや]
さやかは本当にいい子
なので、人を見た目や
学歴で判断したりしない。

だから、イケメン達が
△△大学だと知っても
あまり興味なさげ
だった。


一方、私はというと
見た目はあまり気にしない
ものの、高学歴の人
大好き女なので
△△だと知り、ものすごい
勢いで食い付いた。

⏰:08/02/25 20:13 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#432 [あや]
>>430訂正
学生手帳→学生証

すいません(^ω^)

⏰:08/02/25 20:54 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#433 [あや]
「よしっ!じゃあ〜
遊びに行こーぜ!」

イケメンの一人が
勢いよくそう言い、

4人で歩き出す。

この出会いが
私の運命を大きく変えた。

⏰:08/02/25 23:19 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#434 [あや]
良い方に変わったのか
悪い方に変わったのかは

今はまだ分からない。


でもきっと…
うまくいく。

これからもずっと…
そう信じてる。

⏰:08/02/25 23:21 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#435 [あや]
4人が向かった先は
近くのカラオケ。

カラオケに着いてから
お互いに軽く
自己紹介をした。

背が高くて短髪なのが
山城あきら。
通称シロ

爽やかで、いかにも
モテそうなのが
西野りょうすけ。
通称ニシやん

そして
神崎さやかと
私、山咲あや。

⏰:08/02/25 23:32 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#436 [あや]
カラオケでは
ものまね大会したり、
点数を競ったりして
めっちゃ盛り上がった。


途中、かなりの睡魔に
襲われた私は隣の
空き部屋で寝させてもらう
ことにした。

⏰:08/02/25 23:35 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#437 [あや]
すると、シロが

「一人じゃ寂しいやろう
けん、俺も一緒に
行くわぁー」

と言ってついてきた。

「シロ、大丈夫だよ。
ちょっと寝たらすぐに
戻ってくるしさ。」

そう言って断ったが
シロは聞こうとしない。

⏰:08/02/25 23:42 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#438 [あや]
「私の汚い寝顔見てるより、ニシヤン達と歌ってた方が絶対楽しいって!」

ぶっちゃけ一人で静かに
寝させてほしかった。

「いや、女の子が個室で
一人とか危ないけん。」


お前も充分あぶねーよ
(^ω^)!あっちいけ!

⏰:08/02/26 00:11 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#439 [あや]
だんだん
面倒になってきて、
イライラしだした。

そしてとうとう

「もう、
シロの好きにしなよ。」

と言ってしまった。

⏰:08/02/26 00:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#440 [あや]
シロやニシヤンとは
これで会うことも
ないだろーから、

イビキかいて寝ようが
ヨダレ垂らして寝ようが
半目で寝ようが
別に平気だと思った。


さぁ!私の汚い寝顔を
嫌になるほどみればいい!

今夜が見納めだよ!

⏰:08/02/26 00:18 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#441 [あや]
でも、いざ2人で
別室に入ると

まったく寝る気配のない
シロをほっといて

一人でグーグー
寝るわけにもいかず…。

⏰:08/02/26 00:20 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#442 [あや]
いろいろ話してるうちに
話題は恋愛の方へ。

「てかさ、
あやは彼氏おらんの?」

あらら〜
それ聞いちゃう系?

「いると思う?」


こう答えるのが
小悪魔系だと勘違いしてた
アホな私。

⏰:08/02/26 00:22 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#443 [あや]
「うー…ん。
いそうなんだよね〜。
でもいたらナンパとか
ついて来ないだろうし…
いない!!」

さぁ、どうする!
どうする山咲!

「あはは…
実はいるんだよね。
付き合ってちょうど
1年の彼氏が。」

別に私は浮気願望が
あるわけでもないし、
彼氏がいることを隠す
必要はないと思った。

⏰:08/02/26 10:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#444 [あや]
「そっかぁ…
そうなんやぁ…」


さっきまで
ウザいくらいテンション
高かったシロが
急に静かになる。

⏰:08/02/26 10:51 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#445 [あや]
「シロ?」

「あ、ごめん。
何でもない…。」

「そう…。」

しばしの沈黙。
…気まずい。

隣からは
ギャーギャー歌い続ける
さやかとニシヤンの
声が聞こえる。

⏰:08/02/26 10:53 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#446 [あや]
「シロは彼女いないの?」


「俺っ?
いない!いない!」


ニコニコと笑いながら
手を横に振るシロ。

⏰:08/02/26 10:58 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#447 [(^_-)-☆]
あやさんの心の叫びみたいなのがかなりうけます文才ありますね更新楽しみに待ってますてかあやさん福岡の方でしょぉ

⏰:08/03/01 00:31 📱:SH902iS 🆔:TAcgkNSI


#448 [あや]
(^_-)-☆さん

コメント
ありがとうございます!
そう言ってもらえるとめっちゃ嬉しいです

福岡人ですよ
もしかしてシロ達の大学名バレちゃったかな?笑

⏰:08/03/02 15:41 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#449 [あや]
続き…

「へぇ、そうなんだ。
彼女いない歴
どのくらいなん?」


だんだんと
顔がこわばっていくシロ。
あれ?なんか
聞いちゃいけなかった?

⏰:08/03/02 15:44 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#450 [あや]
「ひみつ。」

そう言って、シロは
いつもの笑顔でニコっと
笑った。

よかった…
怒ってないみたい。

「ひみつ?」

⏰:08/03/02 15:47 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#451 [あや]
「そう、企業秘密!」


…………。
…………………。


なんなんだこいつは(・∀・)

もしかして
妻子持ちか?

⏰:08/03/02 15:49 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#452 [あや]
「え〜なんでよぉ〜。
私も正直に話したのにな」

精一杯の猫撫で声で
いじけてみる。


「うーん…
さやかには言わないって
約束してくれる?」


困ったような笑顔で
私を見つめるシロ。

⏰:08/03/02 15:53 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#453 [あや]
「うん、言わないけど…
なんでさやかには
言っちゃダメなん?」


30秒くらい沈黙が
続き、シロが
重たい口を開いた。

「さやかに言ったら
馬鹿にされそうだし…。
あやちゃんだから
言うけど、実は俺…
誰とも付き合った事
ないんだよね…。」

⏰:08/03/02 15:56 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#454 [あや]
ひひひっ
うひーひっひっひっひ
まじかよ!

童貞すか!

この男、
チューすらも
した事ないんすか!

⏰:08/03/02 16:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#455 [あや]
シロは
馬鹿にされそうだから
さやかには言わないで
って言ってたけど、


シロが
誰とも付き合った事
ないのを聞いて馬鹿に
するのは実際、さやか
よりも私の方だと思う。


ドンマイ、シロ!
ドンマイ、さやか!

⏰:08/03/02 16:09 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#456 [あや]
「マジでっ?
すっごい意外〜!」


シロは見掛けは
結構かっこいい。
身長も180以上あるし
髪型とか服装も
普通にお洒落だ。


たぶん、彼女ができない
原因は性格だ。

⏰:08/03/02 16:12 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#457 [あや]
頭がいいから
しょうがないけど、
シロは理屈っぽい。


まぁ、
私の頭が悪いから
理解出来てないだけかも
しれないけど。

⏰:08/03/02 22:34 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#458 [(^_-)-☆]
はいッ大学わかっちゃいました
あやさんの事メッチャ応援してます

⏰:08/03/03 00:10 📱:SH902iS 🆔:bfQ4Ucjg


#459 [あや]
(^_-)-☆さん

あらあら
やっぱりバレちゃい
ましたか(^ω^)
個人情報に関わるので、
秘密でお願いします


ありがとう
めっちゃ頑張ります

⏰:08/03/03 14:04 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#460 [あや]
「ははっ…そうかな?」

シロは苦笑いしながら
うつむく。

「告白した事とかは
ないの?」

⏰:08/03/03 19:15 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#461 [あや]
「あるよ、高校の時。
すっごい好きだったんだ
…その子の事。」


「そっかぁ…。」

いつの間にか
隣のさやか達がいる部屋
から聞こえる歌声は
消えて静かになっていた。

⏰:08/03/04 01:08 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#462 [あや]
「ねぇ、あやちゃん?」


「ん?なに?」

シロが笑いかけて
くるから私も自然と
笑顔になる。

⏰:08/03/04 01:11 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#463 [ちい]
>>200-10000

⏰:08/03/04 03:23 📱:F704i 🆔:Wdofkctk


#464 [あや]
ちいさん
安価ありがとう
ございます

⏰:08/03/04 13:40 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#465 [あや]
「もしさぁ、好きな子が
出来たら…その子に気持ち
伝えた方がいいと思う?」

私は自分から告白
した事がない。

自分から告白して
付き合いたい!!って
思うほど人を好きに
なった事がないから。

なんか…私って
虚しい人間だなって
思った。

⏰:08/03/04 15:00 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#466 [あや]
「シロ…」

「ん?」

「私ね、自分から
告白とかしたこと
ないんだ。
だから…」

「うん。」

「私がこんな事言っても
説得力とかないだろうけど…気持ちを伝えたいって想うほど人を好きになれるって素敵な事だと思うよ。
だから…本当に好きな子が出来たら気持ち、伝えた方がいいんじゃないかな。」

⏰:08/03/05 17:50 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#467 [あや]
シロはニッコリ笑って
『ありがとう』と
一言呟くとまたうつ向いて
しまった。


なんでかな。
悲しそうにうつ向く
シロを見てたら
いてもたっても
いられなくて…。

気付いた時は
なだめるように
シロの頭を撫ででいた。

⏰:08/03/05 17:59 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#468 [あや]
窓からは
朝日がキラキラ
差している。

携帯を開いてみると
朝の7時過ぎ。

もぅ朝かぁ…。

「そろそろ帰ろっか。」

シロの背中をポンッと
叩く。

⏰:08/03/05 18:06 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#469 [我輩は匿名である]
www

⏰:08/03/20 18:57 📱:N703iD 🆔:VCl5b/eU


#470 [あや]
「うん」

シロもゆっくりと腰をあげる。

「おーい!さやか〜ニシヤン、帰るよ〜。」

隣の部屋のドアを開けると、さやかとニシヤンは仲良く寄り添って寝ていた。

⏰:09/04/04 12:06 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#471 [あや]
「ふふふ、なんか可愛いね。」

なんて言いながらシロに話しかけたら、隣にいたシロは固まっていた。

童貞のシロには、初めて会った女の子と寄り添って寝るなんて刺激が強すぎたみたいだ(笑)

どんだけピュアなんだよ!!!

⏰:09/04/04 12:07 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#472 [あや]
ニシヤンとさやかを起こして、ニシヤンとシロとカラオケの前で解散。

さやかと2人で街をブラブラ歩きながら昨日の夜の話をしていた。

「ねーねー、あや。」

「なに?」

⏰:09/04/04 12:10 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#473 [あや]
「昨日はシロと2人で何してたの〜?」

「え?おしゃべり」

「嘘やぁ。めっちゃ静かやったし、チューくらいしたんじないの?」

「ナイナイ!てか、あいつ童貞やし!」

秘密って言われたのにソッコーばらしてしまった(笑)

⏰:09/04/04 12:12 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#474 [あや]
「マジで!めっちゃ意外〜。」

「でしょ?しかも付き合った事もないって。」

あぁ、これもばらしちゃった(笑)

「うっそー!背も高くてカッコいいけんモテそうなのにね。」

「ねー。ところでニシヤンとはどーなん?」

⏰:09/04/04 12:15 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#475 [あや]
ニシヤンの話をふったとたん、大人しくなるさやか。

これは、もしや…!

「……チューした。」

「で?」

「で?じゃねぇし(笑)チューだけだって。」

「なーんだ(笑)」

⏰:09/04/04 12:17 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#476 [あや]
なんて話しながら、シロとニシヤンとは昨日限りの付き合いだなって思ってた。


有吉さんもいるしね。


一夜限りのちょっとした遊びにするはずだったのにね。

⏰:09/04/04 12:20 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#477 [あや]
一方、有吉さんとはなんだか微妙〜な関係が続いていた。

仲が悪いわけじゃない。

私は有吉さんの浮気(?)事件をまだ根に持っていて、有吉さんにめっちゃ冷たい態度をとっていた。それに対して有吉さんは私にめちゃくちゃ気を使って優しくしてくれるんだけど、私はその優しさにすらムカついてた。

⏰:09/04/04 12:25 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#478 [あや]
私は有吉さんと出会った居酒屋のアルバイトを辞めた。

すぐに新しいバイトが決まって私も忙しかったし、有吉さんも相変わらずの仕事人間ですれ違うことが多くなっていった。

と、いうよりも
向き合おうとする有吉さんを避けてたのかもしれない。

⏰:09/04/04 12:28 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#479 [あや]
新しいバイトはケーキ屋さん。

もう、これでもか!ってくらいメルヘンチックでおとぎ話から出てきたようなお店だった。

バイトは私一人だったから、オーナーさんたちはすごく私を可愛がってくれてバイトの制服としてフリフリのエプロンとカチューチャを用意してくれた(笑)

⏰:09/04/04 12:32 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#480 [あや]
コスプレ好きの私は毎日ルンルンでバイトに励んでいた。

ある日。

お店に背の高い若い男の人が入ってきた。

ケーキ屋さんってだけでも男の人は入りにくいだろうのに、こんなメルヘンチックなお店にひとりでくるなんて勇気あるぅ〜!

⏰:09/04/04 12:37 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#481 [あや]
とか思ってお客さんの顔を見たら

シロだった。




え?なんで(笑)

⏰:09/04/04 12:38 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#482 [あや]
私はシロにバイト先の場所を教えてない。

名前は教えたけど。

本当に小さなお店だから、インターネットや雑誌にも載ってないはずなのに………。


な ん で( ゚д゚ )

⏰:09/04/04 12:41 📱:F706i 🆔:/LBeLz4o


#483 [あや]
「来ちゃった

シロは頭をかきながら照れくさそうに言った。

いやいやいやいやいやいやいやいやいや

来ちゃった
じゃないからね?

いくらピュアだからって何でも許されると思うなよ童貞が。

⏰:09/04/05 19:44 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#484 [あや]
ポカーンとしている私なんか気にすることなく、シロは


「どれにしようかな〜」


とかほざきながらケーキを見ている。

⏰:09/04/05 19:46 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#485 [あや]
あれ?もしかしてたまたまケーキを買いにきたお店がたまたま私のバイト先だったとか?


…………。



なわけねーだろ!

⏰:09/04/05 19:48 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#486 [あや]
「ねぇシロ、何で
お店の場所…」

恐る恐る聞いてみる。

「ん?
かなり調べたよ〜!」


そう言って
無邪気に笑うシロ。

コイツ……
ヤバイ目をしている。

⏰:09/04/05 19:52 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


#487 [あや]
今まで数々の変態に遭遇してきた私はシロの目を見て

「コイツもヤバイ!」


と感知した。


けど…
もう手遅れでした。

⏰:09/04/05 19:55 📱:F706i 🆔:Uo0PPgV2


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