Love is...

これを恋以外の
なんだというのか。

気付かない振りをしてたのは
アタシで

年が離れてるとか

タイプの顔じゃないとか

いちゃもんつけて
否定し続けてきた。

だけどこの症状･･･

もう言い訳は
出来なかった。

好きだと意識すると
世界が色を変えたように
全てが新鮮で
初々しく感じる。

３ヶ月ペースの
友梨の恋は
新たなスタートを切った。

３ヶ月ペースっていうのは
これまでの統計から。

別れて３ヶ月経つ頃には
新しい恋をしている。

もしくは
付き合っている。

っていうなんとも
ふざけた恋愛記録。

本気で恋をしてない
証でもあった。

失恋した時のアタシは
半端なく落ちる

不眠症･拒食症による
身体と精神への負担は
並大抵のモノじゃない。

でもそれは
それだけ愛したから。

ではなく
それだけ依存していたから

だと思う。

裕ｸﾝへの恋が
本物かどうかなんて
まだわかんない。

だけど
裕ｸﾝは他の人は
まったく違った。

６歳という年の差は

友梨にとって

とても安心できる
距離だったのかもしれない

自分の気持ちを認めたら
メールがくるだけで
ドキドキしてしまう。

声が聞きたくなったり

会いたくなったり･･･

我慢できなくなって
電話をかけた。

心臓の音が
受話器の向こうまで
聞こえてるんじゃないか
ってくらい響いてた。

「はいはい？」

裕ｸﾝは電話に出るとき
"もしもし"って言わない。

『仕事中やった？』

「うん。今週夜勤↓」

まじか!!!
じゃあ会えんじゃん･･･

『そっか･･･』

「なんで？」

なななな!!なんで？って･･･
そんなん決まってんじゃん

一気に熱くなった顔を
布団で隠しながら
ちっちゃい声で

"会いたいから･･･"

って素直に言った。

「今日は無理やな」

すぐに言ったことを後悔した。

『いつならいいん？』

返事が怖かった。

「明後日の夜なら。」

『うんっ!!』

「でも夜勤やで帰り遅いよ??」

え？

いつも９時に
迎えに来てくれる裕くんから
初めて言われた言葉に
友梨は少し戸惑った。

だけどそれよりも
会いたいという思いが
強くて･･･

『わかった。』

って言ってしまった。

「部屋で待っとくか？10時以降フラフラしとったら危ないしな」

裕くん･･･泣

信頼されてる感じがして
凄く凄く嬉しかった。

１時までなんて
全然平気なんだから!!