Love is...
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#301 [
]
友梨を抱き寄せると
そっとキスしてくれた。
『ねぇ。いつから好きやったか知っとる?笑』
「いつから?」
『ずっと前。自分でも気付かんくらい前。』
裕クンは笑った。
『裕クンは?いつから好きやったの?』
「う〜ん...」
:07/09/21 22:15
:SO903i
:☆☆☆
#302 [
]
「俺もわからん。気付いたら好きになっとった」
それが恋ってもんだよね。
眠そうに笑う
裕クンの横顔が
たまらなく愛しく感じた。
言葉には出来ない
熱い気持になった。
:07/09/21 22:19
:SO903i
:☆☆☆
#303 [
]
『友梨の彼氏になって?』
「・・・」
あれ?
何で黙ってんの?
『ダメ・・・?』
さっきのはやっぱり
冗談だったの?
ヤリたかったから
好きって言ったの?
「友梨の事は好きやよ。」
『ならどうして?』
:08/01/11 08:01
:D902iS
:☆☆☆
#304 [
]
「さっきも言ったろ?」
『仕事忙しいから?』
「うん・・・友梨ぜったい泣くもんな。」
それでもいいのに・・・。
泣かされてもいい。
寂しくてもいい。
こうやって抱いてくれたら
一瞬で幸せになれるから。
:08/02/28 20:50
:D902iS
:☆☆☆
#305 [
]
裕クンは真剣な顔して
何か考え込んでいた。
しばらくして起きあがると
あたしの方を向いて座り
「我慢出来るか?」
って優しく問いかけた。
『うん。出来る』
笑って答えると
「じゃあ付き合ってみるか」
『はいっ♪』
:08/02/28 20:57
:D902iS
:☆☆☆
#306 [
]
付き合ってんのに
クン付けわ堅苦しいからって
「裕」って呼ぶようになって
たまにしかくれなかった
メールや電話も
いっぱいするようになった。
夜勤の日は
仕事中に絶対電話してた。
ハートのついた
たくさんの保護メール。
毎日が幸せだった。
:08/02/29 08:32
:D902iS
:☆☆☆
#307 [
]
社会人と学生の壁なんて
へっちゃらだと思った。
会えなくても
毎日連絡とってるし。
友梨が大人になれば
上手くいくんだ・・・
24歳の彼と上手くいけば
結婚だって考える。
子供が大好きな裕との未来を
一人考えては笑顔になってた。
疑いもしなかった・・・
:08/02/29 08:36
:D902iS
:☆☆☆
#308 [
]
:08/02/29 08:37
:D902iS
:☆☆☆
#309 [
]
放課後の帰り道。
美奈と別れた直後に
あたしの携帯が鳴った。
裕からの着信
『はいはーい★』
「友梨ごめんっ!!今日会えんくなった↓↓↓」
『えーっ!!!??』
「連れとスロット来とってさ・・・」
:08/02/29 08:42
:D902iS
:☆☆☆
#310 [
]
『もぉっ!!!友梨の方が先に約束してたのにぃー』
わざとぶーたれてみせる。
「埋め合わせはちゃんとするから!!なっ?なっ?」
『ほんとにぃ?』
「遠出デートしような♪」
その言葉を信じて
あたしはドタキャンを
受け入れた。
:08/02/29 08:46
:D902iS
:☆☆☆
#311 [
]
最近スロットいってなかった
みたいだったし・・・
大人にならなきゃって
必死だったから
ワガママも言わないで
自分の中にため込んでた。
これから先
ずっと一緒にいるんだから
ドタキャンくらい
許さなきゃ子供だよ・・・
我慢我慢・・・。
:08/02/29 08:48
:D902iS
:☆☆☆
#312 [
]
その日の夜
スロットいってるはずの
裕から着信があった。
『はいはーい』
大音量で
綾香の三日月がかかってた。
「今から帰るな」
『音でかいよっ!!笑』
《誰っすか〜?》
電話の向こうで
誰かの声がした。
:08/02/29 09:11
:D902iS
:☆☆☆
#313 [
]
「彼女。」
電話の向こうのやりとりに
嬉しくて笑顔になった。
あたしは裕の彼女
当たり前の事なのに
あたしの居場所を
認められてるんだなー
って実感したんだ・・・
電話を切った後
抱き枕をを抱きしめて
深い深い眠りについた・・・。
:08/02/29 09:17
:D902iS
:☆☆☆
#314 [
]
それから数日が経ち
高2の夏に発病した
精神病も忘れるくらいに
平凡な毎日を過ごしていた。
相変わらず連絡は少ないけど
それにも少しずつ
理解を始める自分がいた。
そんなある夜の事だった・・・
怖い夢を見た。
夢の中で泣き叫ぶあたし。
:08/03/03 22:10
:D902iS
:☆☆☆
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