愛しき君へ…
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#36 [晃彦]
席につくと、注文を聞きにえりかを紹介してくれたゆうきがきた。
ゆうき「お二人さん!仲良くやってる?笑」
えりか「ゆうき君!頑張ってるね!今日何時まで?」
えりかは笑顔で話している。
ゆうき「えっとねー3時まで☆」
えりか「そおなん?じゃあ終わったら一緒に遊ぼうよ!ね?あっくん?」
…は?なんで?
なんでゆうきも遊ぶわけ?俺の顔は曇った。
晃彦「あぁいーよ。」
:06/06/02 22:06
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#37 [晃彦]
ゆうき「うーん、ごめん!彼女くんだわ。」
えりか「そっかぁ…残念!」
えりかは悲しい顔をした。
淋しそうなそんな顔。
俺はよくえりかを観察していたからすぐにわかる。
明らかに違う表情。
いやな予感がして何とも言えない気分…。
―うまく笑えない。
注文を聞いてゆうきが戻った。
:06/06/02 22:13
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#38 [晃彦]
えりか「ゆうき君、彼女と仲良しだよね〜すっごい彼女想い…」
華奢な腕で頬杖をついて、どこか切ない目をして話すえりか。
晃彦「そうやなぁ…あいつは昔っからよ!」
えりか「そおなん?やっぱり!ゆうき君優しいしね、彼女の事知ってる?」
なんでゆうきの事だと質問攻めなわけ?
心の中がむしゃくしゃした。
:06/06/02 22:21
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#39 [晃彦]
晃彦「そんな知らねーけど!かなり長い彼女やんな?何回か見た。」
えりか「もお4年やって!すごくない?たまに食べにくるよ。可愛い人やんね。」
なんでそんな切ない顔して言うわけ…?
俺は気分が一気におちて本間になんとも言えやん気分。
すぐに話をかえた。
聞きたくなかった。
:06/06/02 22:26
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#40 [晃彦]
ファミレスでの事はあんまり覚えていない。
さっさと食べて車へ戻った。
ドライブをしてえりかの希望でショッピングビルへ向かった。
途中、俺は聞きたくなかったけど聞きたくて…
重い口を開いた。
返事を聞くのが恐くて…だけど平然を装って。
:06/06/02 22:29
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#41 [晃彦]
晃彦「えりかってさー、もしかしてゆうきの事好きだったりする?笑」
精一杯冗談っぽく言った。
そんなわけないよ!
って言葉を期待して。
すぐに返事が返ってこなくて、俺はえりかの方を見た。
顔を真っ赤にしたえりかがいた。
:06/06/02 22:32
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#42 [晃彦]
晃彦「…まじ…?」
これは本当に俺の本音だった。
えりか「…なんで?」
晃彦「いや、見ててなんとなく…やっぱそうなんや!」
なんともないフリをして言った。
えりか「もー、恥ずかしい!笑あたしそんな顔にでてる?絶対言わんといてね?」
崖から落とされた気分。
俺はなに浮かれてたんだ?馬鹿みたいだな。
:06/06/02 22:36
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#43 [晃彦]
認めたくなかったけど、強烈な嫉妬心で胸がざわめいた。
晃彦「でもあいつ彼女いてるで?」
えりか「別にとりたいとか思ってない!ただ好きなだけ…一年くらい前からずっと。」
そんな淋しそうな顔するなよ…。
一年ってなんだよ。
その間ずっとゆうきだけを想ってきたのか?
えりかの目に映るのは一年前からゆうきだけか。
:06/06/02 22:40
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#44 [晃彦]
俺は諦めようと決めた。
女はいっぱいいるし、そんな面倒な恋愛はごめんだ。
別に好きだったわけじゃない、タイプだったから一回関係もてたらそれで満足だったんだ。
そう言い聞かせた。
その日はゆうきの事ばっかり話をした。
聞きたくねーよ。
でも気になんだよ…
:06/06/02 22:43
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#45 [晃彦]
ショッピングビルについて、えりかの買い物に付き合った。
普通にデートみたいだった。遊び人の俺にとってこんなデートは初めてだけど。
遊んで二回目とは思えない居心地の良さ。
だけど同時に虚しさがこみあがる。
えりか「ねー!あっ君見て!これ、可愛くない?」
白いふわっとしたスカートを手にとって見せるえりか。
:06/06/02 22:48
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