愛しき君へ…
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#92 [晃彦]
この思いをどんな言葉で伝えればいい―?
こんな最低な俺が…こんな事を言っていい?
お前を思ってたくさんの女と寝たこの俺が…
自分が情けなくなって―
大好きな子が目の前で泣いているのに何もできない無力な自分。
彼女を泣かせているのも自分。
人を好きになるってこんなに苦しいんだ。
:06/06/04 09:05
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#93 [晃彦]
晃彦「ごめんな…。俺こんなん初めてで…」
なんでか気持ちがこみあげてきて、恥ずかしいけど泣きそうになった。
えりかは起き上がって涙を拭いて言った。
えりか「あっ君…」
瞬間的に悟った。
もう会わないと言われると―。
もう大好きなえりかを見ることはできないんだと。
:06/06/04 09:08
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#94 [晃彦]
俺は目を瞑った。
えりか「ありがとう…」
―え?
確かにえりかはありがとうと言った。
なんで―?
俺はえりかの方を見た。
えりか「好きって言ってくれて…ありがと」
えりかは涙目だったけど微笑んで言った。
:06/06/04 09:11
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#95 [晃彦]
俺は泣いてしまった。
傷ついたはずなのに、精一杯笑って言うえりかを見て胸が痛んだ。
こんな華奢で…弱いくせに強くなろうとしているみたいで…
こんな最低な俺に礼を言ってくれた彼女の優しさ。
俺はお前を好きになって自分の弱さに気付いた。
俺はいつも相手ばかり傷つけて自分は傷つかないようにしていたのかもしれない。
:06/06/04 09:16
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#96 [晃彦]
その日はそれでえりかを送って家に帰った。
好き…だから付き合いたいなんて言えなかった。
答えを聞くのが恐かった。
やっぱり俺は自分が傷つきたくなかった。
確かに言えることは一つだけ。
自分でも驚くほどえりかが好きだということ。
:06/06/04 09:43
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#97 [晃彦]
俺は次の日、仮病を使って初めて仕事を休んだ。
こんなんだけど、仕事は真面目やったから。
俺は一日中寝転がって、音楽を聞いて、何も考えないようにしようとしたけど頭に浮かぶのはえりかの事ばかりだった。
携帯を開くと、ナオからメールがきていた。
ナオ『あたしやっぱ晃彦の事好きだぁ(^O^)付き合おうよ☆』
その言葉―えりかから聞いてみたかった。
:06/06/04 09:47
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#98 [晃彦]
そしたらどんなに幸せだろう…
誰かを好きになって―
相手にも好きになって欲しいとこんなにも望んでしまうものなのか。
人は結局一人だろう。
なのになんでこんなにお前を求めてしまうのか。
お前だけが欲しい。
:06/06/04 09:50
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#99 [晃彦]
夜9時頃。
メールの着信音が鳴った。
えりか「あっ君〜今から会える?」
俺は即効メールを返して準備をした。
でもなんで、昨日の今日で会ってくれるんだろうと思いながらも
やっぱり嬉しかった。
やっぱりこんな気持ちになんのはえりかしかいないって本間に思った。
:06/06/04 09:54
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#100 [晃彦]
今日のえりかは制服だった。
俺が初めてえりかを見て惚れた格好。
思えば、車から制服姿のお前を見てたとき…
あん時からゾッコンやったわ。
晃彦「おまたせ!」
えりか「うん!バイトつかれたぁ〜」
まるで昨日の事なんかなかったように振る舞うえりか。
:06/06/04 09:59
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#101 [晃彦]
えりかが車に乗り込んで、少しだけ沈黙が続いた。
えりか「…今日バイトでゆうき君に会ったんだけど…」
晃彦「うん。」
えりか「自分でもびっくりなんやけど、すごいふっきれてた!!笑なんかねー、ゆうき君は憧れの人やったかも!笑」
晃彦「え…?そうなん?」
俺はちょっと戸惑った。
えりかは強がって言ってるかもしれないと思ったから。
:06/06/04 10:05
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