【愛.金.水商売2】
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#101 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄



「サキ‥」


私はただ
サキを抱きしめるしか出来なかった。

兄チャンと一緒にサキを抱きしめる事しか出来なかったんだ‥


人は
どれだけ愚かな人間なんだろう―

⏰:07/10/31 21:30 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#102 [主]
「サキちゃん、明日、警察に行こう
明日じゃなくてもいい、落ち着いたら警察に‥」



「や‥いや‥行かない‥行かない行かない行かない!!」


兄チャンの言葉を遮り大きな声で否定するサキ




「サキは‥サキは‥



ミノが‥すき‥」

⏰:07/10/31 21:34 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#103 [主]
‥サキ?

何言ってんの?

ミノルは‥サキをレイプしたんだよ?

サキをこんな姿にしているのはミノルなんだよ?


サキ‥




目を覚まして‥

⏰:07/10/31 21:35 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#104 [ネタ眠]
金 女 博打 性行為www

⏰:07/11/01 07:36 📱:P903iTV 🆔:☆☆☆


#105 [ネタ民]
ネタはどこにあるん?

⏰:07/11/01 07:37 📱:P703imyu 🆔:☆☆☆


#106 [我輩は匿名である]
続き気になります(^o^)/

⏰:07/11/01 12:09 📱:F704i 🆔:☆☆☆


#107 [ネタ民]
>>106
うっさいバカ
続き気になるわけねえだろ

⏰:07/11/01 12:35 📱:P703imyu 🆔:☆☆☆


#108 [主]
>>103続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「なぁ‥ココナ‥」


兄チャン?
前私に言ったよね。
私を初めて見た時、目が笑ってなかった、目が死んでたって。


私、自分の事だから意味が分からなかった。

だけどね、
今のサキの目‥

⏰:07/11/01 14:27 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#109 [主]
サキの目には何も映っていないかのよぅに

泣き叫ぶサキ
そっと涙を流すサキ

まだミノルを好きだというサキの




目‥普通の人の目じゃない

どぅ例えればいいのかな。

この、何もかも見透かしているのか
冷めきっているのか
死んだよぅな目を‥

⏰:07/11/01 14:32 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#110 [主]
世界が真っ暗になったかのよぅに

何も見えていないかのよぅに





「‥ん?」


「ミノ‥ミ‥ノが好き‥ミノが‥」



ねぇ‥誰か‥時間を戻して下さい――‥

⏰:07/11/01 14:36 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#111 [主]
ミノル‥


どぅしてサキなの

どぅして‥


サキ―

どぅしてミノルなの
こんなにまでサキを傷付けた奴を

どぅして嫌いにならないの

どぅして警察に突き出さないの

どぅして‥


みんな、みんな、
おかしいよ―‥

⏰:07/11/01 14:39 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#112 [主]
おかしいよ‥


人を好きになるって何なんだろう


人を想う
人を愛す
ってなに


何をされても
どれだけ傷つけられても


"好き"
この二文字が

未だにサキを苦しめる

⏰:07/11/01 16:48 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#113 [主]
サキはただ素直にミノルが好きだった

サキはただ純粋にミノルが大好きだった



真っ直ぐに、ただミノルという一人の人をすんだ心で愛していた




ただ‥

それだけなのに―‥

⏰:07/11/01 16:52 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#114 [主]
「‥あは、あは、アハハ‥ハハハハハ‥」


突然笑い出すサキ




「サキちゃん‥?」



兄チャンがサキの顔を覗き込む。




「アハハハハハアハハハハハ!!」

⏰:07/11/01 17:10 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#115 [主]
「サキ‥?」







「なぁココナ!死のう!死のう、死のう!!」



本当に怖かった

これほどまで、狂った人を目の当たりにしたのは、この時が初めてだった‥

⏰:07/11/01 17:12 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#116 [主]
サキは自分の感情がコントロール出来ないのか、狂ったよぅに喚くだけだった。


静かに涙を流したと思えば

泣き叫ぶサキ

暴れるサキ



狂ってしまったサキ




"サキ"を‥
"サキ"を返して下さい

⏰:07/11/01 17:14 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#117 [主]
「アハハハハハハハ‥ハ‥ハ‥」



静かな部屋の中

サキの甲高い笑い声だけが
怖くも
悲しくも


響いていた――

⏰:07/11/01 19:59 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#118 [主]
泣きつかれたのか
笑いつかれたのか


またサキはそっと瞳を閉じた。


私は眠りについたサキに毛布をかける。




「兄チャン、サキ大丈夫かな‥」


大丈夫じゃない事くらい分かってるけど、他に言葉が見つからなかった。

⏰:07/11/01 20:43 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#119 [主]
「警察に行くべきやな‥」


警察‥



行くのがサキの為だし行かないといけないのは分かる。

だけど、今のサキの状態で、警察の前で説明など出来るのだろうか‥


大好きだった彼氏とその友達にやられました"と、簡単に言えたらどれほど楽だろう‥。

⏰:07/11/01 20:46 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#120 [主]
「兄チャン、それよりあいつ‥」


「‥おぅ」


もぅ名前なんて呼ばない

サキをこんな目にあわした奴の名前なんて‥



人間じゃない

人として
私は認めない

⏰:07/11/01 22:16 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#121 [主]
>>106サン
ありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/01 22:21 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#122 [netamin]
  / ̄ ̄~\ ゲラ
  /  ⌒ ⌒ヽ ゲラ
 |  (◯ (◯i
 | ⌒(_人_))
  \  \ニ//
   /⌒ -イ ̄ ̄ノア
  / r  \ ̄ ̄
  \_ノノ ̄ ̄)
   丿_/_/
   `ー^ー`

⏰:07/11/02 11:05 📱:W42S 🆔:☆☆☆


#123 [まあ]
また2
来ちゃいました
毎日ちぇっく
してます★!
頑張って下さいっ

⏰:07/11/03 13:07 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#124 [主]
>>123まあサン
またまたありがとう♪この時期は仕事が忙しくてなかなか更新出来ないけど暖かい目で見守ってね
o(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/03 13:33 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#125 [主]
>>120続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「兄チャン、私はサキの側におるから‥」



"レイプ"

みんなはこの三文字の言葉をどぅ捕らえるのだろうか。



身近で、ましてや私の一番大切な友達が‥



警察に行っても

やっぱり現実は残酷だったんだ――

⏰:07/11/03 13:37 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#126 [主]
「なら俺、あいつ探してくるわ」


だけど、あいつをどぅやって探せばいいのか分からない。

家と名前を知っている

ただそれだけ‥


あいつの実家さえ私達は知らない。

あいつの繋がりさえ私達は知らない。


どこを手当たり次第探せていうのだろう

⏰:07/11/03 13:40 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#127 [主]
「‥くそっ」


携帯を片手に悔しそうに唇を噛み締めている兄チャン


「どぅしたん?」


「拒否しやがった‥」


え‥


電話をかけても
出ない事くらい分かっている。

だけど、唯一の繋がりは、この小さな携帯電話しかないのに‥

⏰:07/11/03 13:43 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#128 [主]
「私もや‥」



案の定、私の番号も拒否‥

この状況ならサキも拒否されてるだろう。



本当にあいつがサキをレイプしたというのが、改めて私達の胸を苦しめる。



この時代に、人と人を繋げるものは何なんだろう‥

⏰:07/11/03 13:48 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#129 [主]
何が便利で
何が不便で


何もかもが揃いに揃って不自由なさそぅなこの日本が




ちっぽけに思えた―

⏰:07/11/03 13:50 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#130 [主]
「なんしあいつが行きそうな場所探してくる!」


そぅいってこの寒い冬の朝、兄チャンは家を飛び出した。



隣で眠るサキを横に私は電話をかけた。





『あら〜♪ココナおはよ〜♪』

私の気分とは正反対の明るいサナエママの声

⏰:07/11/03 13:55 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#131 [主]
「おはようございます、サナエママ‥あの‥」


「何!?なんでそんなにテンション低いの?」


店を当分休ませてほしいという電話をかけた。


だけど、理由を全て話していいのだろうか‥

店を休ませてほしいと言うなら、必ずその理由を問われる。

⏰:07/11/03 15:16 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#132 [主]
だけどこれはサキの問題


サキのプライベートを今ここでサナエママにペラペラと話す事が出来ない

サキは誰にも言ってほしくないかもしれない

それがサナエママでも。


サキ本人の口から言うまでは、私の口から言っちゃいけない気がするんだ‥

⏰:07/11/03 15:19 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#133 [主]
「あの‥風邪引いちゃって‥休み頂いても大丈夫ですか?」


サナエママ、今だけはこの嘘を許して下さい。



『えぇ〜!大丈夫?!急に寒くなったしねぇ〜、ゆっくりしなさい。』


「あの‥それと‥」
『なに?お粥作りに行こうか?』

⏰:07/11/03 15:23 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#134 [主]
「いや‥そぅじゃなくて‥」


『ん?じゃぁ何?』

早く言えと言わんばかりに早口なサナエママ。



「サキも風邪引いちゃったみたいで‥」


『サキも!?』

⏰:07/11/03 17:40 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#135 [主]
「はい‥」

『本当の理由は?』





ばれてる‥

そりゃそぅだ。
2人同時に休んだ事なんてないし、サキも風邪ならどぅして本人が電話しないんだって思うのが普通。

⏰:07/11/04 19:31 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#136 [主]
「‥‥」

だけど



『言えないのね?』

ごめんなさい‥。

サキが落ち着くまで時間を下さい



「でもっ辞めるとかそんなんじゃないですっ!!」

辞めるとかじゃないから‥

⏰:07/11/04 19:35 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#137 [主]
いつだってサナエママは優しいんだ‥


"ココナが理由なしに休んだりしないもんね、何かワケがあるんでしょ?
言えるよぅになったら言ってね。
ただ、三日に一度くらいは連絡してね"



いつだって
私の事を信じてくれている。

ありがとう、サナエママ――

⏰:07/11/04 19:37 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#138 [我輩は匿名である]
更新おそす(´・ω・`)

⏰:07/11/05 21:13 📱:N903i 🆔:☆☆☆


#139 [まあ]
主さんの都合も
考えた方が
いいと
思いますよっ

⏰:07/11/05 21:35 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#140 [主]
>>138サン
ごめんなさい(>_<)
仕事が本当に忙しくて‥少しずつですが応援して下さいね(>_<)
>>139まあサン
ありがとうぉ(>_<)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/06 10:11 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#141 [主]
>>137続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


電話を切ると私は冷めきったお粥を温めた。



「おいし‥」



サキにはもぅ一度作り直そう。

だけど、私はもぅ一つ心配があった。

サキは昔から、何か辛い事があれば何も口にしなくなる。

⏰:07/11/06 10:16 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#142 [主]
マコトの時も何日かは何も食べず、やせ細った。


もともと痩せ型なサキが、それ以上に痩せてしまったら、見た目からして痛々しい‥




「‥ねむい‥‥」


お粥を食べ終わると、次は睡魔が襲ってきた。

⏰:07/11/06 10:22 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#143 [主]
「兄チャンも頑張ってるんやから寝たらあかん‥」


落ちてくる瞼を必死にこらえ、サキの手を握る。



どれくらいの時間がたったかな。


ウトウトしてきた‥


 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/06 16:26 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#144 [主]
『チャンチャラララララ〜♪』


何度も何度もひつこく鳴り響く着信音に目が覚める。



「あっっ!!」


目が覚めると同時にハッとした


「寝ちゃった‥」


私は携帯を手に取りながら部屋に飾ってある時計を見る。

⏰:07/11/06 16:31 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#145 [主]
「兄チャンっっ!!十時やんっ!!」

重い体をガバッと起きあがらせると






「サキ!?サキ!??」

手を繋いでいたはずのサキの姿が



ない事に気が付いた――‥

⏰:07/11/06 16:33 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#146 [主]
私は携帯を耳に当てたままトイレ、お風呂、小さい家の中を探し回った。



「靴が‥ない‥」



サキ‥


『アッコ-?!』


"ガチャ"

兄チャンの声と同時に玄関のドアが開いた。

⏰:07/11/06 17:38 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#147 [主]
「サキっっ!?」








「兄チャン‥」


玄関に立っていたのはサキではなく兄チャンだった。

私はその場にしゃがみ込んでしまう。




「アッコ-!?」

⏰:07/11/06 20:37 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#148 [主]
「兄チャッ、サキが、サキがおらんっっ」



いくら疲れていたからって

いくらサキを探し回ったからって

いくら言い訳しても、私が眠ってさえいなければ‥



「私のせいや‥」


兄チャンだって眠いはずなのに、私だけ‥

⏰:07/11/06 20:41 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#149 [主]
「え!?サキちゃんどこ行ったん?!」



そぅだ!こんな事している場合じゃない
サキにサキに電話しないと――



『プルルルルプルルルル‥
プルルルル‥留守番サービスに‥』



繋がらない‥

⏰:07/11/06 20:43 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#150 [主]
「兄チャン、兄チャン‥私が寝てしまったから‥ッ」


私はその場で泣き崩れてしまった。




この時も、私が寝てさえいなければ
もっとサキの側にいてれば‥――


過ぎた事を後悔しても時間は戻らない事くらい分かってるのに、自分が、自分が情けない‥

⏰:07/11/06 20:57 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#151 [ゆ-ン//]
あげ

⏰:07/11/07 00:51 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#152 [ちぃ]
ァゲ

⏰:07/11/07 06:06 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#153 [主]
>>151ゆ-ンサン
>>152ちぃサン
上げありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/07 15:40 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#154 [主]
>>150続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「アッコ-、アッコ-のせいじゃないから、泣き止んで‥」

そぅいって私の大好きな手で涙を拭う兄チャン。




「何で、兄チャン、兄チャン、何でサキなん?何でサキなんよぉ‥」


私の高さに合わせてしゃがむ兄チャンに抱きつきながら、涙を流しながら訴えた。

⏰:07/11/07 15:44 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#155 [主]
「なぁ何で‥何でサキがこんな目に合わなあかんの?サキがなにした?サキがあいつに何したって言うんよぉ‥ッ」



きっと兄チャンも同じ事を思っているだろう。

だけど
どぅしてサキなんですか‥


サキじゃなければいい話じゃない

どぅして
どぅして


どぅしてなんですか

⏰:07/11/07 15:46 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#156 [主]
「アッコ-、サキちゃんの家行こう」


兄チャンは私の体を抱え車へと運ぶ。


車の中からの景色はとても綺麗で

真冬だけど明るく太陽が照っていて


私と同じくらいの女の子達が楽しそうに歩いている。



今の私たちと
別世界に思えた―‥

⏰:07/11/07 15:49 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#157 [主]
「行きそうな場所全部あたったけど見つからんかった‥」



いったい、あいつはどこに姿を消したのだろう‥



この小さな街の
どこに逃げたんだろう


逃げるくらいなら

逃げるくらいなら

最初から、こんなこと、しないでよ‥

⏰:07/11/07 15:52 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#158 [主]
「今はまずあいつよりサキやよ‥」


私たちの力じゃあいつを探し出す事さえ出来ないんだ‥



私たちの力だけじゃ、サキを救う事が出来ない。



本当に私たちは無力な人間で

人、一人を助ける事さえ出来ない――‥

⏰:07/11/07 22:24 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#159 [ゆ-ン//]
あげます
最新まちL1

⏰:07/11/08 01:49 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#160 [主]
>>159ゆ-ンサン
いつもありがとう♪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/08 20:40 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#161 [主]
>>158続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


『ピンポーン』


実家暮らしの一軒家のサキの家に着きチャイムを押す


もしかしたら家にいないかもしれない





『はい、どちら様?』

インター越しに聞こえる女性の声

⏰:07/11/08 20:43 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#162 [主]
「あの、梓です。サキちゃんいますか?」

女性はサキのお母さんだった。


『梓ちゃん‥久しぶり』


サキのお母さんとは何度か面識がある。

サキの家でご飯をご馳走になったり、中学生の頃はよく遊びにきていた。



『今開けるわね』

⏰:07/11/08 20:46 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#163 [主]
インターが切れてすぐ、玄関のドアが開いた。


サキのお母さんは目を赤くしていて、泣いていたのかなと思う。



「梓ちゃん‥」

そぅ言って私の隣にいる兄チャンにサキママは軽く頭を下げる。


「あの‥サキは‥」

⏰:07/11/08 20:50 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#164 [主]
「サキ、何があったの‥?」


この言葉にサキが家にいる事が分かる。


少し安心した。


あいつみたいに、どこか行方をくらましたらどぅしよぅかと思っていたから。



「いきなり帰ってきたと思えば泣きながら自分の部屋に閉じこもったの‥」

⏰:07/11/08 20:59 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#165 [主]
中から鍵をかけているから様子が分からないと‥。



「ミノルちゃんと喧嘩でもしたのかなと思ってドア越しに聞いたら、悲鳴をあげだすの‥」



あいつはたまにサキの家に来て、家族みんなとも仲良くしていたらしい。


サキがよく
"今日ミノもサキん家で一緒に鍋するねん♪"

とか言っていたのを思い出す。

⏰:07/11/08 21:06 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#166 [主]
サキのお母さんはあいつを可愛がっていたのを知っている。


だからこそ余計言えないよ‥




「えっと‥サキの様子がおかしかったんで心配で‥」


自分の子供がレイプされたなんて、実の母親が聞いたらどんなに悲しいか‥


言える訳がない‥

⏰:07/11/08 21:54 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#167 [主]
「本当に何も知らないの?」


私の目を真っ直ぐに見るサキのお母さんの目が苦しかった。




「はい‥」


サキ―‥

私達に何が出来る?
サキのお母さん、泣いてるよ‥――

⏰:07/11/08 22:01 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#168 [主]
「上がっていいですか?」


サキに会いたい‥



「えぇ‥」



そぅ言って兄チャンも一緒に家に上がらせてもらった。


サキのお母さんも一緒にサキの部屋の前までくる

⏰:07/11/08 22:07 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#169 [主]
"コンコン"


ドアをノックしても何も反応はない





「サキ、私‥」

「サキ、梓ちゃんも心配して来てくれたのよ‥」


私とサキのお母さんの声がかぶる



「サキちゃん‥」

⏰:07/11/08 22:09 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#170 []
あああげ

⏰:07/11/09 21:12 📱:D903i 🆔:☆☆☆


#171 [ゆ-ン//]
最新まち

⏰:07/11/09 23:30 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#172 [まあ]
いつでもいんで
更新まってます

⏰:07/11/10 00:33 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#173 [主]
>>170なサン
>>171ゆ-ンサン
>>172まあサン
みなさんお待たせしました(>_<)
ありがとうございます★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/10 20:49 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#174 [主]
>>169続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


名前を呼んでも何も反応はない。



「サキ、ミノルちゃんと喧嘩したなら仲直りすればいいじゃない‥」



何も知らないお母さんが凍り付く言葉を放した。



「ちょ‥おばちゃん、私が話するんで三人にさせて下さい」

お母さんがいたら、本題に入れない‥

⏰:07/11/10 20:53 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#175 [主]
「そぅね‥梓ちゃん達だけの方が話しやすいわね‥」


少し寂しそうな表情を見せ、サキの部屋を後にしよぅとするお母さん




「いやぁ"ぁ"あ"ぁぁあや"ぁ"あぁぁあ"ぁ"ぁ"ぁぁあぁ」




突然聞こえるサキの悲鳴


お母さんは涙目になりながらもリビングに戻った。

⏰:07/11/10 20:56 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#176 [主]
何度聞いても聞き慣れやしないサキの泣き声

悲しいサキの悲鳴‥‥
お母さんの姿が見えなくなったのを確認し、私は優しくサキに話しかける。




「サキ、ドア開けて」
ドアをノックしながらサキに言う。

⏰:07/11/10 21:00 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#177 [主]
「や‥来ないで‥来ないで‥誰も来ないでぇ"ぇ"ぇえ!!」


私はドアのノブに手を置いたまま下にずれさがる



人を裏切るのは簡単で

人を痛めつけるのは簡単で

人の綺麗な心を奪い取るのは簡単で‥


その人の笑顔を取り戻すには、とてつもなく時間が必死で‥

⏰:07/11/10 21:04 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#178 [主]
時間が進むなら

時間を戻す方法を教えて下さい



砂時計のよぅに

一度時間が過ぎても
また繰り返し時間が戻るよぅに‥――

⏰:07/11/10 21:05 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#179 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄



「サキちゃん‥ドア開けてくれよ‥」


こんなに弱気な兄チャン初めてだ‥


何度も何度もサキの名前を呼んだ

何度も何度も
サキの顔が見たいと言った



だけどサキは、この一枚の壁を通してはくれなかった

⏰:07/11/10 21:09 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#180 [主]
一時間近くサキを呼び掛けたけど、ドアを開けてくれる様子はなく、私も兄チャンも諦め立ち上がり、サキの家を後にした。


サキ本人がいないと警察に行く事さえ出来ない


あいつを探す事も、投げやりになっている訳ではなく、無意味な事も認めたくないが認めるしかない


私たち二人が仕事を休んだところで、サキの力になれるのかな‥

⏰:07/11/11 20:13 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#181 [ゆ-ン//]
あげる

⏰:07/11/11 20:59 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#182 [主]
>>181ゆ-ンサン
ありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/11 21:28 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#183 [主]
>>180続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


私たちが仕事を休んで、サキは笑顔に戻る?

何か解決に繋がる?


「兄チャン、明日は仕事行く?」


答えは何となく分かっていた。




「‥おう」


兄チャンも同じ気持ちだと。

⏰:07/11/11 21:32 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#184 [主]
今はただサキを待つ事しかできない。



私はサナエママに電話をし、明日から出勤すると伝えた。


それでも私と兄チャンは毎日毎日仕事以外の時間はサキの家に行った。


兄チャンと時間が合わない時は1人で行った。

サキのお母さんは兄チャンが一人で来ても、
"梓ちゃんの彼氏だから上がってね"
と優しかった。

⏰:07/11/11 21:36 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#185 [主]
それでもサキはドアを開けてくれる事はなかった


もちろん携帯電話は電源を切ったままで


ただ変わったといえば、ドアのむこうから聞こえるサキの悲鳴だけはなくなった。


でもそのかわりに
静かに涙を流す声が聞こえるよぅになった

⏰:07/11/11 21:40 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#186 [ゆ-ン//]
最新まち

⏰:07/11/12 00:25 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#187 [まあ]
主さんのぺーすで
頑張って下さい

⏰:07/11/12 00:37 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#188 [主]
>>189ゆ-ンサン
>>190まあサン
ありがとう★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/12 22:33 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#189 [主]
>>185続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


二週間近く過ぎ、兄チャンとサキの家をいつも通り訪問した。




「サキ、いつでもいいから一緒にまた飲みに行こうな」


返事などないドアに私はいつも一人で話しかける。


だけど今日は違った



「‥‥梓‥」

⏰:07/11/12 22:38 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#190 [主]
今日は、返事をしてくれた‥


ただそれだけの事が、本当に本当に嬉しくて‥



「‥サキ?」

「サキちゃん!」


サキが、サキが私の名前を呼んでくれたんだ

⏰:07/11/12 22:40 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#191 [主]
「梓‥梓‥ごめん‥」



久しぶりに聞いたサキの声は、弱った声をして



「サキ、顔が見たい‥」


正直サキの顔を見るのが怖かった。



「サキちゃん、俺も‥」

⏰:07/11/12 22:44 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#192 [主]
サキはトイレとお風呂だけする時に唯一顔を見せるとサキのお母さんが言っていた。


毎日オボンにのせて部屋の前に置くご飯には一切手を付けず、お茶だけがオボンから消えると‥。


トイレに立つ時に見るサキは日に日に痩せて、おばちゃんも辛くて見れないと‥


おばちゃんもただの喧嘩じゃない事には気づいていたらしい

ただ、何があったかはまだ知らないと‥

⏰:07/11/12 22:54 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#193 [ゆう]
すごく感動します頑張って

⏰:07/11/13 12:38 📱:N702iD 🆔:☆☆☆


#194 [ゆ-ン//]
最新まち

⏰:07/11/14 01:33 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#195 [主]
>>193ゆうサン
>>194ゆ-ンサン
ありがとう(>_<)★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:07/11/14 20:48 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#196 [主]
>>192続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




「梓‥警察行こうかな‥」


ドア越しでも分かるサキの震えた声


そぅ言って静かに部屋のドアが開いた


兄チャンと一緒に部屋の中に入る


部屋を見て私は絶句した。

⏰:07/11/14 20:55 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#197 [主]
めちゃくちゃに荒れている部屋‥


雑誌や筆記用具が何もかもぐちゃぐちゃで、携帯電話はまっぷたつに割れて転がっている


飲み物がこぼれ床がシミになっている

テッシュが無造作にちりばめられていて


そして、覚悟はしていたけど‥

⏰:07/11/14 20:59 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#198 [主]
「サキ‥」


ガリガリにやせ細ったサキの姿‥―


おばちゃんの言葉を聞いて、ある程度の覚悟はしていた。

だけど、今目の前に立っているサキは、私の知るサキの姿じゃなかった‥


元々痩せ型のサキは
顔がこけて足や手首はガリガリ


ちらほらと体に斑点があった。

⏰:07/11/14 21:01 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#199 [主]
1ヶ月もない間に人はこれほどまで変わってしまう


愛する人の裏切りによって







「梓ぁ‥お腹減った‥」


二週間ぶりに私の顔を見たサキが言った初めての言葉だった。

⏰:07/11/14 21:05 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#200 [主]
私たちの様子を心配で見ていたのか


タイミングよく、涙を流しながらおばちゃんがメロンパンを持ってきた。



「サキ、サキ、サキぃ‥」

メロンパンをサキに差しだし子供のよぅに泣きじゃくりながら、サキに抱きつく母親の姿


本当に心配だったんだろう‥

⏰:07/11/14 21:13 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


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