【愛.金.水商売2】
最新 最初 全 
#1 [主]
:07/10/27 12:45
:W51CA
:☆☆☆
#2 [主]
:07/10/27 12:47
:W51CA
:☆☆☆
#3 [主]
兄チャン
あなたは今笑っていますか?
圭チャン
私との想い出
まだ心に残っていますか?
私はまだまだ前に進む
ゴールが見えない前へ
立ち止まる事なく‥―
:07/10/27 12:53
:W51CA
:☆☆☆
#4 [主]
出会い
別れ
:
:
大切なものを失いながら
掛け替えのないものを手に入れてきた
まだまだ【ココナ】と【梓】の人生は終わらない―
―――【2】―――
:07/10/27 12:56
:W51CA
:☆☆☆
#5 [主]
「何笑ってるねん!」
怒った素振りを見せながら、不器用にバラを差し出される。
「ありがとう♪」
これから、何本も何本も赤いバラが増えていくと思ってた。
いつか、部屋中が真っ赤になるんじゃないかと、思ってたんだ‥―
:07/10/27 13:02
:W51CA
:☆☆☆
#6 [主]
「笑ってないよ〜♪」
そぅ言いながらも顔がニタニタしている私。
「アッコ-♪」
いつもそぅ言って、自分の手を伸ばす兄チャン。
私も自然に兄チャンの手を繋ぐ。
どこから見ても仲の良いカップル
:07/10/27 13:05
:W51CA
:☆☆☆
#7 [主]
パサッ
左手に持っていた二本の赤いバラが
―‥地面に落ちた
「アッコ-?」
誰かが私を読んでいる‥
:07/10/27 13:25
:W51CA
:☆☆☆
#8 [主]
何も聞こえない‥
ねぇ‥
何で‥何で‥
今日は
3月1日―
また会った‥――
:07/10/27 13:26
:W51CA
:☆☆☆
#9 [主]
兄チャンは車を店の前にあるコンビニに止めている。
コンビニに行こうと道路を渡った。
手を繋ぎながら‥
コンビニの前にただ座っている圭チャン
煙草をふかしながら
圭チャン‥あなたは何を考えているの‥
:07/10/27 13:30
:W51CA
:☆☆☆
#10 [主]
「‥ッコ-」
私は歩けずにただ立ち止まっていた。
「アッコ-!!」
「あ!ごめんっ」
私の中で一瞬、時間が止まっていた
兄チャンは私が返事をすると、悲しく地面に落ちたバラを拾う
:07/10/27 13:37
:W51CA
:☆☆☆
#11 [主]
綺麗なバラの花びらはパラパラと一枚、また一枚と、散ってしまった
何が何だか分からずに、放心状態な私を兄チャンは車へと私を運ぶ。
今、後ろを振り返ってしまえば
私は前へ進めない気がする
後ろを向いちゃ‥だめ―
:07/10/27 18:16
:W51CA
:☆☆☆
#12 [主]
1ヶ月前のよぅに
あの人が私の名前を呼ぶ事はなかった。
呼ばれなくて
よかった‥
あの人の声を聞いてしまえば
私は‥
私は‥―
――
――――
―――――――
:07/10/27 18:19
:W51CA
:☆☆☆
#13 [主]
「アッコ-?どぅしたん?!大丈夫か?!」
私の肩が前後に揺れる
兄チャンの顔が見れない‥
「アッコ-、こっち向いて‥」
今にも泣きそうな弱った声で訴えられ
私は、ゆっくりと顔をあげた。
:07/10/27 18:22
:W51CA
:☆☆☆
#14 [主]
「アッコ-‥」
兄チャンが言葉を失った理由
「何で泣いてるんや?‥」
自分でも気付かなかった。
私は、知らぬ間に静かに涙を流していた
「あ、あれっおかしいなぁ☆あはは、アハ、ハ‥ッ」
:07/10/27 18:31
:W51CA
:☆☆☆
#15 [主]
何で涙が出るの
どぅして
どぅして今なの
兄チャンの前で‥
私は
私はどぅして泣いているの?
分からない
分からない
何も‥分からない―
:07/10/27 18:33
:W51CA
:☆☆☆
#16 [主]
こぅして私が涙を流している間
あの子は
また違う理由で
大粒の涙を流していたんだ‥
体も
心も
ボロボロになりながら‥―
‥―サキ―――
:07/10/27 18:37
:W51CA
:☆☆☆
#17 [主]
「アッコ-、話せる?」
話すって‥
圭チャンの事?
何て話せばいいんだろう‥
自分でさえ分からない事を、どぅやって兄チャンに伝えればいいんだろう‥
「‥また話せる時が来たら言うてな。」
黙っている私に、兄チャンは優しく寂しい笑顔でそぅ言い、私の頭をポンっと撫でた。
:07/10/27 21:02
:W51CA
:☆☆☆
#18 [我輩は匿名である]
あげ(>_<)
:07/10/28 17:30
:N903i
:☆☆☆
#19 [ケ]
あげ(・∀・)
:07/10/29 08:03
:W52SH
:☆☆☆
#20 [主]
:07/10/29 08:18
:W51CA
:☆☆☆
#21 [主]
>>17続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だけど、唯一自分でも分かっている事
あの人がまだ好きだとか
あの人を愛してるとか
そんなんじゃない
今
今現在
私の頭の中にいたのは
紛れもなく
あの人だって事だけ
:07/10/29 08:21
:W51CA
:☆☆☆
#22 [主]
話せる時が
いつくるのかなんて分からない
頭の中では理解しているはずなのに
逃げて分からない振りをする自分がいる
「兄チャン夜景行きたい」
今日は、夜景に行く約束だよね。
:07/10/29 08:24
:W51CA
:☆☆☆
#23 [主]
兄チャンは私の手を包み込むよぅに握りながら運転をする
壊れものをそっと包むかのよぅに。
兄チャンは気付いていただろう
記念日のたびに
私の様子がおかしい事に
:07/10/29 08:30
:W51CA
:☆☆☆
#24 [主]
どれくらい走ったかな?
もぅ結構山道に入ってきている。
その間
二人は会話をする訳でもなく
ただ時間と車が進むだけだった。
後から聞いた話
兄チャンは何度か私に話しかけていたらしい。
だけど、私の耳に届いていなかった‥
:07/10/29 08:33
:W51CA
:☆☆☆
#25 [主]
『チャランラララ〜ン♪』
体がビクッとする。
私の携帯だ‥
『チャランラララ〜ン♪』
「アッコ-?電話やで?」
兄チャンが私の鞄からわざわざ携帯を取り出し差し出す。
【サキ】
:07/10/29 08:35
:W51CA
:☆☆☆
#26 [主]
サキからの電話でやっと現実に戻った気がした。
でも‥
現実は残酷だった‥
「もしもし?」
:07/10/29 08:39
:W51CA
:☆☆☆
#27 [主]
『‥‥』
何も返事がない。
「サキ?もしもし?」
『‥‥』
前にもこんな事あったっけ?
えっと、前は、マコトの時だ。
サキがホストに行って、間違えて私にかけてしまった時。
その時は周りの雑音がうるさかった。
:07/10/29 08:41
:W51CA
:☆☆☆
#28 [主]
―けど今は、
『‥‥』
何も聞こえない
サキの声さえ
周りの音さえ
何もかも
変な胸騒ぎがしたんだ‥――
:07/10/29 08:43
:W51CA
:☆☆☆
#29 [主]
「サキ?サキ?聞こえる?!サキ!!」
『いや"ぁぁあ"あ"あ"あぁぁあああ"あ"あ"ぁ"ぁぁあ"』
聞こえたのは
サキの
悲鳴だった―
:07/10/29 08:45
:W51CA
:☆☆☆
#30 [主]
一瞬私の中で何が起きたのか分からなかった。
「サキ?サキ?!サキ?!!」
サキの悲鳴が兄チャンにも聞こえたんだろう
兄チャンはすぐに車を止めた。
「サキ?!聞こえる?!なぁ!サキ!」
:07/10/29 08:49
:W51CA
:☆☆☆
#31 [主]
『や‥ココナ‥や"ァ‥ココ‥いや"ぁ"ぁぁあ"あ"あ"あぁぁぁあ"あぁぁあ"』
どぅ例えればいいのだろう
この時のサキの叫びを
「サキ!今どこ!サキッッ!!」
『‥‥こ‥えん‥』
:07/10/29 08:53
:W51CA
:☆☆☆
#32 [主]
こえん??
「サキ?!こえん?こえんてどこ?!」
『‥な‥な‥なつ‥き‥‥』
なつ‥き?
なつき?
ナツキ公園?!!
:07/10/29 08:56
:W51CA
:☆☆☆
#33 [主]
「サキ!ナツキ公園?!なぁサキ!!」
私の声も荒々しくなる
「サキちゃん?ナツキ公園におるん?」
私から携帯を奪い取り話し出す兄チャン。
『ヤ‥こ‥こんとい‥て‥きちゃだ‥だ‥め‥いや"ぁぁあ"あ"あ"ぁぁあ"あ"』
:07/10/29 09:02
:W51CA
:☆☆☆
#34 [主]
「サキちゃん!絶対にその場から動くな!絶対や!お願いやから絶対そこにおれ!」
兄チャンはそれだけ言うと電話を切り
車をUターンさせ
ナツキ公園に向かった。
「え?!ちょっと!電話切ったらあかんやん!!」
:07/10/29 09:05
:W51CA
:☆☆☆
#35 [主]
私はすぐサキに電話をかけた。
『〜留守番サービスに接続します〜』
聞こえたのは
虚しい機械の声だけだった―
:07/10/29 09:09
:W51CA
:☆☆☆
#36 [主]
「なぁ兄チャン!サキは?!サキは?!なぁ!!」
「お前がテンパってどないすんねん!」
初めてかもしれない
兄チャンが私に怒鳴ったのは。
夜中で車も少ない
だけどもぅかなり遠くまで来ていたため、ナツキ公園まで飛ばしても一時間はかかる。
:07/10/29 09:41
:W51CA
:☆☆☆
#37 [主]
ナツキ公園は
ミノルさんの家の近所だ。
あれ?
ミノルさん?‥
‥―そぅだよ
サキ、今日はミノルさんと遊んでいたんじゃないの?
ミノルさんの友達に紹介してもらってたんじゃないの?
:07/10/29 09:43
:W51CA
:☆☆☆
#38 [主]
訳が分からない‥
状況が掴めない‥
どぅゆぅこと?
ミノルさんは?
サキ‥
何があったの‥――
:07/10/29 09:44
:W51CA
:☆☆☆
#39 [主]
私はすぐミノルさんに電話をかけた。
「アッコ-?誰に電話してん?!」
"み・の・る"
私は口パクで兄チャンに伝える。
『プルルルルル‥プルルルルル‥』
繋がった!!
:07/10/29 10:48
:W51CA
:☆☆☆
#40 [主]
『お留守番サービスに接続しま‥』
私はアナウンスの声を最後まで聞かず電話を切った。
何度かけても、ミノルさんが電話に出る事はなかった。
兄チャンの携帯からかけても結果は同じだった。
ミノルさん‥
あなたが何か関わっているの?‥――
:07/10/29 10:51
:W51CA
:☆☆☆
#41 [主]
「ミノは?!」
私は首を横に振る。
兄チャンは冷静に見えたけど、さっきから信号を無視している
車が少ないからか
焦っているのか
兄チャンがこんな荒い運転をしているのを見るのは初めてだった。
:07/10/29 10:54
:W51CA
:☆☆☆
#42 [主]
もしかして事件?!
ミノルさんも一緒に巻き込まれてるとか?
頭の中は
嫌な想像がグルグルグルグル周り
おかしくなりそぅだった。
「兄チャン早く!」
「アホか!これでいっぱいいっぱいや!」
:07/10/29 11:46
:W51CA
:☆☆☆
#43 [主]
無茶苦茶な事を言ってる事くらい分かってる
兄チャンだって焦っている事くらい分かってる
だけど
だけど
どぅしよぅもない‥
サキ‥無事でいて‥―
―‥お願い―――
:07/10/29 11:49
:W51CA
:☆☆☆
#44 [主]
車の中では1分1秒が気が気じゃなかった。
真冬に汗をかいたのを覚えている。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「アッコ-!!探すで!!」
ナツキ公園に着き、すぐにサキを探し回った。
:07/10/29 13:00
:W51CA
:☆☆☆
#45 [主]
「サキ〜!!!サキぃぃ!!!!!」
『サキちゃ〜ん!!!』
広い公園の中走り回り探し回った。
寒い中着ていたコートを投げ捨て探し回った。
だけど
だけど
ナツキ公園には誰一人の姿はなかった‥
:07/10/29 14:07
:W51CA
:☆☆☆
#46 [主]
「さきぃさきぃさきぃ!!!!」
狂ったかのよぅにサキの名前を呼ぶ私を心配したのか
私の投げたコートを拾い、かぶせてくる兄チャン。
「いらんっ!!」
兄チャンの手を払いのけ、きつく当たってしまう。
:07/10/29 14:20
:W51CA
:☆☆☆
#47 [主]
兄チャンに当たっても
何も変わらない事くらい分かってる
分かってる
分かってるよ‥
『‥ヒック‥ヒッ‥』
‥‥え?――‥
:07/10/29 14:21
:W51CA
:☆☆☆
#48 [主]
「兄チャン?!」
「おぅ!今、今、誰かの声!!」
やっぱり‥
聞き間違いなんかじゃなかった。
夜中の静かな公園
大声を出さなくても声が響きわたる。
確かに
確かに
誰かの泣き声が
聞こえた――
:07/10/29 14:24
:W51CA
:☆☆☆
#49 [主]
サキ
サキサキ
サキサキサキ
サキサキサキ
サキ‥
「サキ〜!!!」
:07/10/29 14:28
:W51CA
:☆☆☆
#50 [主]
『アッコ―!!!』
公園中に響きわたる大きな声で私を呼ぶ声
私は兄チャンの元へと走った。
そこは―‥
「サ‥サ‥さきぃ‥」
:07/10/29 14:30
:W51CA
:☆☆☆
#51 [主]
ドカンの中だった――‥
トンネルのよぅな小さなドカンの中に
小さく
小さく
うずくまり
服が‥
ボロボロな‥
サキの姿‥――
:07/10/29 14:32
:W51CA
:☆☆☆
#52 [主]
本当に残酷だった
本当に‥本当に‥
「い"や"ぁぁあ"ぁ"ぁ"ぁぁあ"あ"あ"ぁぁあ"ぁああ"こないでえぇえ"ぇぇ"ぇえぇえ"」
ブルブルと体を全身震わせながら
電話の時と同様
泣き叫ぶサキ―
:07/10/29 14:39
:W51CA
:☆☆☆
#53 [主]
「‥サキ‥‥何が‥」
私はただ、小さなサキを抱きしめる事しか出来なかった。
ワンピースは真ん中からハサミで切られたよぅに
ブラジャーは、ずれさがり
黒いダウンで体を隠し‥
どぅして‥サキが―‥
:07/10/29 14:48
:W51CA
:☆☆☆
#54 [主]
誰が見ても
何があったかは分かる残酷な姿
私でも目を背けたくなるサキの姿
この世に神様はいますか?――‥
:07/10/29 14:49
:W51CA
:☆☆☆
#55 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「‥ミ‥ノ‥‥」
「え?サキ、何て?!」
それ以上サキは何も喋らなかった。
「アッコ-、行こう」
サキをそっと抱き抱え車へと運ぶ兄チャン。
:07/10/29 14:54
:W51CA
:☆☆☆
#56 [主]
車の後ろで横に寝かせ、私のコートをかけた。
ブルブルと震えていた体は落ち着いたのか、目を閉じサキは眠りに付いた。
目から涙をこぼしながら‥
寝言で
ミノ‥ミノ‥
と呟きながら‥――
:07/10/29 16:23
:W51CA
:☆☆☆
#57 [主]
そぅだ!
ミノルさんに連絡しなきゃ!
こんな姿‥
ミノルさんが見たら何て言うかな、
だけど、今、一番側にいないといけないのはミノルさんだ。
サキが想っている
サキを想っている
ミノルさんだ。
:07/10/29 16:25
:W51CA
:☆☆☆
#58 [主]
『お掛けになった電話は電源が入っていない為‥』
繋がらない‥
コールさえならない‥
ねぇ
サキをこんな目に合わせたのは誰?――
ミノルさんだなんて‥
ミノルだなんて‥
この時は気付くはずもなかった―‥
:07/10/29 16:28
:W51CA
:☆☆☆
#59 [主]
どぅして‥
どぅして‥
人は人を傷付けるの
体も心も傷付けられたサキの痛みは
どぅすれば癒えるのですか‥――
:07/10/29 17:25
:W51CA
:☆☆☆
#60 [主]
「アッコ-、サキちゃんどぅする?」
「‥私の家に行こう」
こんな真冬の外で服もはだけて
寒かったよね
怖かったよね
サキは、まだ目を覚まさない。
:07/10/29 17:27
:W51CA
:☆☆☆
#61 [主]
兄チャンがサキを抱きかかえ部屋まで運ぶ
まだ目を覚ましそうにないサキをそっとベッドに寝かした。
こんな時に
いったいミノルさんは何をしているんだろう‥
「兄チャン‥いったい誰が‥」
:07/10/29 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#62 [主]
兄チャンに聞いても答えがない事くらい分かっている。
だけど、この、言葉に表せれない感情を誰にぶつけろと言うのだろう‥
「サキちゃんが目を覚ますまで待とう‥」
息をしていないかのよぅに、ぐっすりと眠るサキ。
:07/10/29 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#63 [主]
涙の跡が頬についている‥
そんなサキの姿を見ているだけで
「アッコ-まで泣くなよ‥」
「兄チャだっ‥て‥グス」
私達まで涙を流してしまう
:07/10/29 21:04
:W51CA
:☆☆☆
#64 [まあ]
本当にやばいです

めっちゃ
泣けます

:07/10/29 21:10
:P903i
:☆☆☆
#65 [パンナ
´
`
]
:07/10/29 21:23
:SH704i
:☆☆☆
#66 [tomomi aka tommy]
:07/10/30 09:38
:SH903i
:☆☆☆
#67 [主]
>>64まあサン
>>65パンナサン
>>66サン
みんなの言葉が支えになります(^-^)
ゆっくりですが頑張ります。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/10/30 15:41
:W51CA
:☆☆☆
#68 [主]
>>63続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「兄チャン、明日仕事やろ?私が起きてるから少し寝て。」
サキの隣には、私が必ずいるから。
もぅ、一人にしないから‥
「仕事は‥休むから‥」
:07/10/30 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#69 [主]
みんななら、ここで何て言いますか。
"仕事は仕事やろ"
って言うのが兄チャンの為だというのは分かっている。
そぅ言えない私はダメな人間なのかもしれない。
だけど‥
私だったら‥
こんな状況で仕事になんて、いけない‥
:07/10/30 15:48
:W51CA
:☆☆☆
#70 [主]
「兄チャンの好きにして」
冷たいよぅな
突き放しているよぅな返事だけど
私には決める事が出来なかった。
"仕事行くな"
"仕事行きや"とも
私には選択出来なかった。
「おぅ、サキちゃんの側におる」
:07/10/30 15:50
:W51CA
:☆☆☆
#71 [主]
サキ?‥
聞こえた?
私も兄チャンも側にいるよ。
サキが大好きなんだよ。
早く
目を覚まして‥
:07/10/30 15:51
:W51CA
:☆☆☆
#72 [主]
どれくらい経ったかな。
サキが眠っている間に作った、お粥も冷めてきちゃった‥
兄チャンは少しウトウトしながらも、五分ごとにミノルさんに電話をかけている。
どれだけかけても、繋がらない事はもぅ分かっていたけど‥
「俺、ミノん家行ってくるわ!」
:07/10/30 15:55
:W51CA
:☆☆☆
#73 [主]
急に立ち上がりマフラーを巻こうとする兄チャン。
「え?電話繋がらんし家におらんのちゃうん?」
家にいるなら充電くらい出来るだろうし‥
サキの関わる何かにミノルさんも巻き込まれているかもしれない
どぅして、私はこれほどまでミノルさんを信じていたんだろう‥
:07/10/30 15:58
:W51CA
:☆☆☆
#74 [主]
サキ ミノルさん
兄チャン 私
本当に仲がいいものだと思っていた。
どこに出掛けるにも4人で、
一緒にご飯食べて
一緒にふざけあって
ミノルさんは、本当に
サキを想っているんだと
心から信じていた。
ミノルさんを疑う事なんて
これっぽっちも
なかったんだ‥――
:07/10/30 16:01
:W51CA
:☆☆☆
#75 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「‥ン‥‥」
「サキ?!!」
もぅ外が完全に明るくなった頃
静かに
目を覚ました―‥
:07/10/30 16:04
:W51CA
:☆☆☆
#76 [主]
「サキ!サキ!サキ!!」
私は少し強引にサキの体を揺らした。
「‥ン‥‥え‥?」
目を覚ましたサキはまだ今の状況が掴めない様子。
:07/10/30 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#77 [主]
「サキちゃん、ここアッコ-の家やで」
まだはっきりと目を覚まさないサキに優しく話しかける兄チャン
「‥コ‥コナ‥」
「ん?サキ?私ならおるよ?」
:07/10/30 21:29
:W51CA
:☆☆☆
#78 [主]
締め切っているカーテンから光が差し込む
私はホットレモンティーをサキに渡す
「あっかい‥」
そぅ言いながら
サキは、またそっと涙を流す。
:07/10/30 21:36
:W51CA
:☆☆☆
#79 [主]
静かな部屋の中で
時計の針の音だけが響く
時間は止まる事なく進むのに
今この部屋の中は
時間が止まったかのよぅに、誰一人何も喋らない。
「ココナ‥本間の愛って何かな‥」
:07/10/30 21:40
:W51CA
:☆☆☆
#80 [主]
いきなりの事で、サキが何を言っているのか分からなかった。
「ココナ‥サキな、サキな‥」
言わなくていい
聞きたくない
聞きたくないよ‥
「レイプされた‥」
神様‥やっぱりあなたはいないです―‥
:07/10/30 21:45
:W51CA
:☆☆☆
#81 [主]
サキ本人の口から
そんな言葉
聞きたくなかった‥
「サキちゃん、誰にやられた?」
動揺を隠しきれない私とは逆に、冷静な口調でサキに聞く兄チャン
「‥ミノ‥‥」
:07/10/30 21:50
:W51CA
:☆☆☆
#82 [主]
私の中で
時間がストップした
サキ?
何言ってんの?
ミノルさん?
意味が分かんない‥
ミノルさんはサキの彼氏でしょ?
サキ‥
理解出来ない―‥
:07/10/30 22:02
:W51CA
:☆☆☆
#83 [主]
兄チャンも訳が分からないのか、持っていた携帯を落す。
サキの話はこぅだった―
:07/10/30 22:04
:W51CA
:☆☆☆
#84 [な〜たむ]
涙がとまらないです

1からずっと
見てました

更新頑張って
下さいね

:07/10/30 22:24
:P903i
:☆☆☆
#85 [我輩は匿名である]
あげ(>_<)
:07/10/31 13:18
:N903i
:☆☆☆
#86 [あゃ]
続きが気になる

:07/10/31 18:46
:SO903iTV
:☆☆☆
#87 [主]
>>84な〜たむサン
>>85サン
>>86あゃサン
読んでくれてありがとう(^-^)
更新遅いけどごめんね(>_<)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/10/31 20:38
:W51CA
:☆☆☆
#88 [主]
>>83続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
店が終わって、ミノルの車で友達がいるという居酒屋に行った
居酒屋にいたのは"シュウ"という一人の男
シュウはとても感じのいい人で、三人でかなり盛り上がっていたらしい。
料理をたくさん食べて、お酒もかなり飲んだ。
:07/10/31 20:41
:W51CA
:☆☆☆
#89 [主]
その流れでミノルの家で飲み直そうとなりミノルの家に行った
お酒を買うのを忘れたと、家についてから気づいたミノルは
シュウにお酒をコンビニまで買いに行かした。
サキと二人っきりになったミノルは、シュウがいないのをいいことにHを迫ってきた
:07/10/31 20:44
:W51CA
:☆☆☆
#90 [主]
シュウがいつ帰ってくるか心配だったサキは、今日は辞めようと言ったらしい。
だけどお酒の入っているミノルは無理矢理サキの服を脱がし始めた。
ここまでくると、サキも開き直り、体を許したという。
ここまでの話は
少しミノルが強引なだけで、サキがこれほどまでなる理由に繋がらない。
:07/10/31 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#91 [主]
"ガチャ"
行為を始めかけてすぐに扉の開く音が聞こえた。
サキは早すぎないかと疑問を抱く
部屋に入ってきたシュウの手には、お酒の入った袋などなかったらしい。
居酒屋で優しい目をしたシュウではなく、口元だけが不気味に笑っているシュウの姿。
:07/10/31 20:50
:W51CA
:☆☆☆
#92 [主]
ミノルはサキとの行為を辞めようとしない。
おかしく思い始めたサキは、服に手を伸ばす。
ワンピースを着終わり、シュウを見ると
手にハサミを持っていた‥
:07/10/31 20:53
:W51CA
:☆☆☆
#93 [主]
 ̄ ̄
「いや"ぁぁあ"ぁ"ぁあ"あ"ぁあ"ぁあ"ぁぁ"ぁぁあ"」
ここまで話をすると、急に泣き叫ぶサキ
思い出したのか
頭を抱え狂ったかのよぅに暴れるサキ
:07/10/31 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#94 [主]
「‥‥」
私も兄チャンも、放心状態だった。
ここまでの話だけで、この後何があったかは聞かなくても分かる。
公園で見たサキの姿を思い出すだけで分かる。
サキは私の部屋にあるあらゆる物を投げ出した。
:07/10/31 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#95 [主]
「サキちゃん!分かった、分かったから、もぅ分かったから‥」
そぅ言い暴れるサキを抱きしめる兄チャン
私は何も出来ず
慰めの言葉をかける事も出来ず
ただ動けずにいた‥
:07/10/31 21:01
:W51CA
:☆☆☆
#96 [主]
ミノルさんとシュウがサキをレイプ?
ミノルさんが‥
サキを‥――
「ミノルさんの家に行ってくる」
悲しいとか
悔しいとか
同情だとか
そんな言葉じゃ言い表せれない
:07/10/31 21:04
:W51CA
:☆☆☆
#97 [主]
―殺意――
ミノル‥
ミノル‥ミノル‥
殺意が芽生えた―‥
:07/10/31 21:05
:W51CA
:☆☆☆
#98 [主]
「アッコ-!!今サキちゃんの側におらなあかんのはお前やろ!」
兄チャンに言われ、ドアに手をかけよぅとしていたのが止まる
どぅすればいいの‥
どぅすれば
どぅすれば、サキは笑顔に戻る?
私に何が出来る?
:07/10/31 21:11
:W51CA
:☆☆☆
#99 [主]
大好きな彼氏に
信用していた彼氏に
裏切られたサキの心を
どぅすれば‥――
ねぇ‥どぅして‥
ミノル‥
どぅしてなの―‥
:07/10/31 21:14
:W51CA
:☆☆☆
#100 [主]
あんなにサキを好きって言ってたじゃん
私にわざわざ電話して相談してたじゃん
サキと仲良さそうに手繋いでたじゃん
4人で笑いながら遊んだじゃん
全部‥全部‥
嘘だったの?‥――
:07/10/31 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#101 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「サキ‥」
私はただ
サキを抱きしめるしか出来なかった。
兄チャンと一緒にサキを抱きしめる事しか出来なかったんだ‥
人は
どれだけ愚かな人間なんだろう―
:07/10/31 21:30
:W51CA
:☆☆☆
#102 [主]
「サキちゃん、明日、警察に行こう
明日じゃなくてもいい、落ち着いたら警察に‥」
「や‥いや‥行かない‥行かない行かない行かない!!」
兄チャンの言葉を遮り大きな声で否定するサキ
「サキは‥サキは‥
ミノが‥すき‥」
:07/10/31 21:34
:W51CA
:☆☆☆
#103 [主]
‥サキ?
何言ってんの?
ミノルは‥サキをレイプしたんだよ?
サキをこんな姿にしているのはミノルなんだよ?
サキ‥
目を覚まして‥
:07/10/31 21:35
:W51CA
:☆☆☆
#104 [ネタ眠]
金 女 博打 性行為www
:07/11/01 07:36
:P903iTV
:☆☆☆
#105 [ネタ民]
ネタはどこにあるん?
:07/11/01 07:37
:P703imyu
:☆☆☆
#106 [我輩は匿名である]
続き気になります(^o^)/
:07/11/01 12:09
:F704i
:☆☆☆
#107 [ネタ民]
:07/11/01 12:35
:P703imyu
:☆☆☆
#108 [主]
>>103続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「なぁ‥ココナ‥」
兄チャン?
前私に言ったよね。
私を初めて見た時、目が笑ってなかった、目が死んでたって。
私、自分の事だから意味が分からなかった。
だけどね、
今のサキの目‥
:07/11/01 14:27
:W51CA
:☆☆☆
#109 [主]
サキの目には何も映っていないかのよぅに
泣き叫ぶサキ
そっと涙を流すサキ
まだミノルを好きだというサキの
目‥普通の人の目じゃない
どぅ例えればいいのかな。
この、何もかも見透かしているのか
冷めきっているのか
死んだよぅな目を‥
:07/11/01 14:32
:W51CA
:☆☆☆
#110 [主]
世界が真っ暗になったかのよぅに
何も見えていないかのよぅに
「‥ん?」
「ミノ‥ミ‥ノが好き‥ミノが‥」
ねぇ‥誰か‥時間を戻して下さい――‥
:07/11/01 14:36
:W51CA
:☆☆☆
#111 [主]
ミノル‥
どぅしてサキなの
どぅして‥
サキ―
どぅしてミノルなの
こんなにまでサキを傷付けた奴を
どぅして嫌いにならないの
どぅして警察に突き出さないの
どぅして‥
みんな、みんな、
おかしいよ―‥
:07/11/01 14:39
:W51CA
:☆☆☆
#112 [主]
おかしいよ‥
人を好きになるって何なんだろう
人を想う
人を愛す
ってなに
何をされても
どれだけ傷つけられても
"好き"
この二文字が
未だにサキを苦しめる
:07/11/01 16:48
:W51CA
:☆☆☆
#113 [主]
サキはただ素直にミノルが好きだった
サキはただ純粋にミノルが大好きだった
真っ直ぐに、ただミノルという一人の人をすんだ心で愛していた
ただ‥
それだけなのに―‥
:07/11/01 16:52
:W51CA
:☆☆☆
#114 [主]
「‥あは、あは、アハハ‥ハハハハハ‥」
突然笑い出すサキ
「サキちゃん‥?」
兄チャンがサキの顔を覗き込む。
「アハハハハハアハハハハハ!!」
:07/11/01 17:10
:W51CA
:☆☆☆
#115 [主]
「サキ‥?」
「なぁココナ!死のう!死のう、死のう!!」
本当に怖かった
これほどまで、狂った人を目の当たりにしたのは、この時が初めてだった‥
:07/11/01 17:12
:W51CA
:☆☆☆
#116 [主]
サキは自分の感情がコントロール出来ないのか、狂ったよぅに喚くだけだった。
静かに涙を流したと思えば
泣き叫ぶサキ
暴れるサキ
狂ってしまったサキ
"サキ"を‥
"サキ"を返して下さい
:07/11/01 17:14
:W51CA
:☆☆☆
#117 [主]
「アハハハハハハハ‥ハ‥ハ‥」
静かな部屋の中
サキの甲高い笑い声だけが
怖くも
悲しくも
響いていた――
:07/11/01 19:59
:W51CA
:☆☆☆
#118 [主]
泣きつかれたのか
笑いつかれたのか
またサキはそっと瞳を閉じた。
私は眠りについたサキに毛布をかける。
「兄チャン、サキ大丈夫かな‥」
大丈夫じゃない事くらい分かってるけど、他に言葉が見つからなかった。
:07/11/01 20:43
:W51CA
:☆☆☆
#119 [主]
「警察に行くべきやな‥」
警察‥
行くのがサキの為だし行かないといけないのは分かる。
だけど、今のサキの状態で、警察の前で説明など出来るのだろうか‥
大好きだった彼氏とその友達にやられました"と、簡単に言えたらどれほど楽だろう‥。
:07/11/01 20:46
:W51CA
:☆☆☆
#120 [主]
「兄チャン、それよりあいつ‥」
「‥おぅ」
もぅ名前なんて呼ばない
サキをこんな目にあわした奴の名前なんて‥
人間じゃない
人として
私は認めない
:07/11/01 22:16
:W51CA
:☆☆☆
#121 [主]
:07/11/01 22:21
:W51CA
:☆☆☆
#122 [netamin]
/ ̄ ̄~\ ゲラ
/ ⌒ ⌒ヽ ゲラ
| (◯ (◯i
| ⌒(_人_))
\ \ニ//
/⌒ -イ ̄ ̄ノア
/ r \ ̄ ̄
\_ノノ ̄ ̄)
丿_/_/
`ー^ー`
:07/11/02 11:05
:W42S
:☆☆☆
#123 [まあ
]
また2
来ちゃいました

毎日ちぇっく
してます★!
頑張って下さいっ

:07/11/03 13:07
:P903i
:☆☆☆
#124 [主]
>>123まあサン
またまたありがとう♪この時期は仕事が忙しくてなかなか更新出来ないけど暖かい目で見守ってね
o(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/03 13:33
:W51CA
:☆☆☆
#125 [主]
>>120続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「兄チャン、私はサキの側におるから‥」
"レイプ"
みんなはこの三文字の言葉をどぅ捕らえるのだろうか。
身近で、ましてや私の一番大切な友達が‥
警察に行っても
やっぱり現実は残酷だったんだ――
:07/11/03 13:37
:W51CA
:☆☆☆
#126 [主]
「なら俺、あいつ探してくるわ」
だけど、あいつをどぅやって探せばいいのか分からない。
家と名前を知っている
ただそれだけ‥
あいつの実家さえ私達は知らない。
あいつの繋がりさえ私達は知らない。
どこを手当たり次第探せていうのだろう
:07/11/03 13:40
:W51CA
:☆☆☆
#127 [主]
「‥くそっ」
携帯を片手に悔しそうに唇を噛み締めている兄チャン
「どぅしたん?」
「拒否しやがった‥」
え‥
電話をかけても
出ない事くらい分かっている。
だけど、唯一の繋がりは、この小さな携帯電話しかないのに‥
:07/11/03 13:43
:W51CA
:☆☆☆
#128 [主]
「私もや‥」
案の定、私の番号も拒否‥
この状況ならサキも拒否されてるだろう。
本当にあいつがサキをレイプしたというのが、改めて私達の胸を苦しめる。
この時代に、人と人を繋げるものは何なんだろう‥
:07/11/03 13:48
:W51CA
:☆☆☆
#129 [主]
何が便利で
何が不便で
何もかもが揃いに揃って不自由なさそぅなこの日本が
ちっぽけに思えた―
:07/11/03 13:50
:W51CA
:☆☆☆
#130 [主]
「なんしあいつが行きそうな場所探してくる!」
そぅいってこの寒い冬の朝、兄チャンは家を飛び出した。
隣で眠るサキを横に私は電話をかけた。
『あら〜♪ココナおはよ〜♪』
私の気分とは正反対の明るいサナエママの声
:07/11/03 13:55
:W51CA
:☆☆☆
#131 [主]
「おはようございます、サナエママ‥あの‥」
「何!?なんでそんなにテンション低いの?」
店を当分休ませてほしいという電話をかけた。
だけど、理由を全て話していいのだろうか‥
店を休ませてほしいと言うなら、必ずその理由を問われる。
:07/11/03 15:16
:W51CA
:☆☆☆
#132 [主]
だけどこれはサキの問題
サキのプライベートを今ここでサナエママにペラペラと話す事が出来ない
サキは誰にも言ってほしくないかもしれない
それがサナエママでも。
サキ本人の口から言うまでは、私の口から言っちゃいけない気がするんだ‥
:07/11/03 15:19
:W51CA
:☆☆☆
#133 [主]
「あの‥風邪引いちゃって‥休み頂いても大丈夫ですか?」
サナエママ、今だけはこの嘘を許して下さい。
『えぇ〜!大丈夫?!急に寒くなったしねぇ〜、ゆっくりしなさい。』
「あの‥それと‥」
『なに?お粥作りに行こうか?』
:07/11/03 15:23
:W51CA
:☆☆☆
#134 [主]
「いや‥そぅじゃなくて‥」
『ん?じゃぁ何?』
早く言えと言わんばかりに早口なサナエママ。
「サキも風邪引いちゃったみたいで‥」
『サキも!?』
:07/11/03 17:40
:W51CA
:☆☆☆
#135 [主]
「はい‥」
『本当の理由は?』
ばれてる‥
そりゃそぅだ。
2人同時に休んだ事なんてないし、サキも風邪ならどぅして本人が電話しないんだって思うのが普通。
:07/11/04 19:31
:W51CA
:☆☆☆
#136 [主]
「‥‥」
だけど
『言えないのね?』
ごめんなさい‥。
サキが落ち着くまで時間を下さい
「でもっ辞めるとかそんなんじゃないですっ!!」
辞めるとかじゃないから‥
:07/11/04 19:35
:W51CA
:☆☆☆
#137 [主]
いつだってサナエママは優しいんだ‥
"ココナが理由なしに休んだりしないもんね、何かワケがあるんでしょ?
言えるよぅになったら言ってね。
ただ、三日に一度くらいは連絡してね"
いつだって
私の事を信じてくれている。
ありがとう、サナエママ――
:07/11/04 19:37
:W51CA
:☆☆☆
#138 [我輩は匿名である]
更新おそす(´・ω・`)
:07/11/05 21:13
:N903i
:☆☆☆
#139 [まあ
]
主さんの都合も
考えた方が
いいと
思いますよっ


:07/11/05 21:35
:P903i
:☆☆☆
#140 [主]
>>138サン
ごめんなさい(>_<)
仕事が本当に忙しくて‥少しずつですが応援して下さいね(>_<)
>>139まあサン
ありがとうぉ(>_<)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/06 10:11
:W51CA
:☆☆☆
#141 [主]
>>137続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
電話を切ると私は冷めきったお粥を温めた。
「おいし‥」
サキにはもぅ一度作り直そう。
だけど、私はもぅ一つ心配があった。
サキは昔から、何か辛い事があれば何も口にしなくなる。
:07/11/06 10:16
:W51CA
:☆☆☆
#142 [主]
マコトの時も何日かは何も食べず、やせ細った。
もともと痩せ型なサキが、それ以上に痩せてしまったら、見た目からして痛々しい‥
「‥ねむい‥‥」
お粥を食べ終わると、次は睡魔が襲ってきた。
:07/11/06 10:22
:W51CA
:☆☆☆
#143 [主]
「兄チャンも頑張ってるんやから寝たらあかん‥」
落ちてくる瞼を必死にこらえ、サキの手を握る。
どれくらいの時間がたったかな。
ウトウトしてきた‥
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
:07/11/06 16:26
:W51CA
:☆☆☆
#144 [主]
『チャンチャラララララ〜♪』
何度も何度もひつこく鳴り響く着信音に目が覚める。
「あっっ!!」
目が覚めると同時にハッとした
「寝ちゃった‥」
私は携帯を手に取りながら部屋に飾ってある時計を見る。
:07/11/06 16:31
:W51CA
:☆☆☆
#145 [主]
「兄チャンっっ!!十時やんっ!!」
重い体をガバッと起きあがらせると
「サキ!?サキ!??」
手を繋いでいたはずのサキの姿が
ない事に気が付いた――‥
:07/11/06 16:33
:W51CA
:☆☆☆
#146 [主]
私は携帯を耳に当てたままトイレ、お風呂、小さい家の中を探し回った。
「靴が‥ない‥」
サキ‥
『アッコ-?!』
"ガチャ"
兄チャンの声と同時に玄関のドアが開いた。
:07/11/06 17:38
:W51CA
:☆☆☆
#147 [主]
「サキっっ!?」
「兄チャン‥」
玄関に立っていたのはサキではなく兄チャンだった。
私はその場にしゃがみ込んでしまう。
「アッコ-!?」
:07/11/06 20:37
:W51CA
:☆☆☆
#148 [主]
「兄チャッ、サキが、サキがおらんっっ」
いくら疲れていたからって
いくらサキを探し回ったからって
いくら言い訳しても、私が眠ってさえいなければ‥
「私のせいや‥」
兄チャンだって眠いはずなのに、私だけ‥
:07/11/06 20:41
:W51CA
:☆☆☆
#149 [主]
「え!?サキちゃんどこ行ったん?!」
そぅだ!こんな事している場合じゃない
サキにサキに電話しないと――
『プルルルルプルルルル‥
プルルルル‥留守番サービスに‥』
繋がらない‥
:07/11/06 20:43
:W51CA
:☆☆☆
#150 [主]
「兄チャン、兄チャン‥私が寝てしまったから‥ッ」
私はその場で泣き崩れてしまった。
この時も、私が寝てさえいなければ
もっとサキの側にいてれば‥――
過ぎた事を後悔しても時間は戻らない事くらい分かってるのに、自分が、自分が情けない‥
:07/11/06 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#151 [ゆ-ン//
]
あげ


:07/11/07 00:51
:SO903i
:☆☆☆
#152 [
ちぃ
]
ァゲ


:07/11/07 06:06
:F904i
:☆☆☆
#153 [主]
:07/11/07 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#154 [主]
>>150続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「アッコ-、アッコ-のせいじゃないから、泣き止んで‥」
そぅいって私の大好きな手で涙を拭う兄チャン。
「何で、兄チャン、兄チャン、何でサキなん?何でサキなんよぉ‥」
私の高さに合わせてしゃがむ兄チャンに抱きつきながら、涙を流しながら訴えた。
:07/11/07 15:44
:W51CA
:☆☆☆
#155 [主]
「なぁ何で‥何でサキがこんな目に合わなあかんの?サキがなにした?サキがあいつに何したって言うんよぉ‥ッ」
きっと兄チャンも同じ事を思っているだろう。
だけど
どぅしてサキなんですか‥
サキじゃなければいい話じゃない
どぅして
どぅして
どぅしてなんですか
:07/11/07 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#156 [主]
「アッコ-、サキちゃんの家行こう」
兄チャンは私の体を抱え車へと運ぶ。
車の中からの景色はとても綺麗で
真冬だけど明るく太陽が照っていて
私と同じくらいの女の子達が楽しそうに歩いている。
今の私たちと
別世界に思えた―‥
:07/11/07 15:49
:W51CA
:☆☆☆
#157 [主]
「行きそうな場所全部あたったけど見つからんかった‥」
いったい、あいつはどこに姿を消したのだろう‥
この小さな街の
どこに逃げたんだろう
逃げるくらいなら
逃げるくらいなら
最初から、こんなこと、しないでよ‥
:07/11/07 15:52
:W51CA
:☆☆☆
#158 [主]
「今はまずあいつよりサキやよ‥」
私たちの力じゃあいつを探し出す事さえ出来ないんだ‥
私たちの力だけじゃ、サキを救う事が出来ない。
本当に私たちは無力な人間で
人、一人を助ける事さえ出来ない――‥
:07/11/07 22:24
:W51CA
:☆☆☆
#159 [ゆ-ン//
]
あげます

最新まちL1

:07/11/08 01:49
:SO903i
:☆☆☆
#160 [主]
>>159ゆ-ンサン
いつもありがとう♪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/08 20:40
:W51CA
:☆☆☆
#161 [主]
>>158続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『ピンポーン』
実家暮らしの一軒家のサキの家に着きチャイムを押す
もしかしたら家にいないかもしれない
『はい、どちら様?』
インター越しに聞こえる女性の声
:07/11/08 20:43
:W51CA
:☆☆☆
#162 [主]
「あの、梓です。サキちゃんいますか?」
女性はサキのお母さんだった。
『梓ちゃん‥久しぶり』
サキのお母さんとは何度か面識がある。
サキの家でご飯をご馳走になったり、中学生の頃はよく遊びにきていた。
『今開けるわね』
:07/11/08 20:46
:W51CA
:☆☆☆
#163 [主]
インターが切れてすぐ、玄関のドアが開いた。
サキのお母さんは目を赤くしていて、泣いていたのかなと思う。
「梓ちゃん‥」
そぅ言って私の隣にいる兄チャンにサキママは軽く頭を下げる。
「あの‥サキは‥」
:07/11/08 20:50
:W51CA
:☆☆☆
#164 [主]
「サキ、何があったの‥?」
この言葉にサキが家にいる事が分かる。
少し安心した。
あいつみたいに、どこか行方をくらましたらどぅしよぅかと思っていたから。
「いきなり帰ってきたと思えば泣きながら自分の部屋に閉じこもったの‥」
:07/11/08 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#165 [主]
中から鍵をかけているから様子が分からないと‥。
「ミノルちゃんと喧嘩でもしたのかなと思ってドア越しに聞いたら、悲鳴をあげだすの‥」
あいつはたまにサキの家に来て、家族みんなとも仲良くしていたらしい。
サキがよく
"今日ミノもサキん家で一緒に鍋するねん♪"
とか言っていたのを思い出す。
:07/11/08 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#166 [主]
サキのお母さんはあいつを可愛がっていたのを知っている。
だからこそ余計言えないよ‥
「えっと‥サキの様子がおかしかったんで心配で‥」
自分の子供がレイプされたなんて、実の母親が聞いたらどんなに悲しいか‥
言える訳がない‥
:07/11/08 21:54
:W51CA
:☆☆☆
#167 [主]
「本当に何も知らないの?」
私の目を真っ直ぐに見るサキのお母さんの目が苦しかった。
「はい‥」
サキ―‥
私達に何が出来る?
サキのお母さん、泣いてるよ‥――
:07/11/08 22:01
:W51CA
:☆☆☆
#168 [主]
「上がっていいですか?」
サキに会いたい‥
「えぇ‥」
そぅ言って兄チャンも一緒に家に上がらせてもらった。
サキのお母さんも一緒にサキの部屋の前までくる
:07/11/08 22:07
:W51CA
:☆☆☆
#169 [主]
"コンコン"
ドアをノックしても何も反応はない
「サキ、私‥」
「サキ、梓ちゃんも心配して来てくれたのよ‥」
私とサキのお母さんの声がかぶる
「サキちゃん‥」
:07/11/08 22:09
:W51CA
:☆☆☆
#170 [な]
あああげ
:07/11/09 21:12
:D903i
:☆☆☆
#171 [ゆ-ン//
]
最新まち

:07/11/09 23:30
:SO903i
:☆☆☆
#172 [まあ
]
いつでもいんで
更新まってます


:07/11/10 00:33
:P903i
:☆☆☆
#173 [主]
:07/11/10 20:49
:W51CA
:☆☆☆
#174 [主]
>>169続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
名前を呼んでも何も反応はない。
「サキ、ミノルちゃんと喧嘩したなら仲直りすればいいじゃない‥」
何も知らないお母さんが凍り付く言葉を放した。
「ちょ‥おばちゃん、私が話するんで三人にさせて下さい」
お母さんがいたら、本題に入れない‥
:07/11/10 20:53
:W51CA
:☆☆☆
#175 [主]
「そぅね‥梓ちゃん達だけの方が話しやすいわね‥」
少し寂しそうな表情を見せ、サキの部屋を後にしよぅとするお母さん
「いやぁ"ぁ"あ"ぁぁあや"ぁ"あぁぁあ"ぁ"ぁ"ぁぁあぁ」
突然聞こえるサキの悲鳴
お母さんは涙目になりながらもリビングに戻った。
:07/11/10 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#176 [主]
何度聞いても聞き慣れやしないサキの泣き声
悲しいサキの悲鳴‥‥
お母さんの姿が見えなくなったのを確認し、私は優しくサキに話しかける。
「サキ、ドア開けて」
ドアをノックしながらサキに言う。
:07/11/10 21:00
:W51CA
:☆☆☆
#177 [主]
「や‥来ないで‥来ないで‥誰も来ないでぇ"ぇ"ぇえ!!」
私はドアのノブに手を置いたまま下にずれさがる
人を裏切るのは簡単で
人を痛めつけるのは簡単で
人の綺麗な心を奪い取るのは簡単で‥
その人の笑顔を取り戻すには、とてつもなく時間が必死で‥
:07/11/10 21:04
:W51CA
:☆☆☆
#178 [主]
時間が進むなら
時間を戻す方法を教えて下さい
砂時計のよぅに
一度時間が過ぎても
また繰り返し時間が戻るよぅに‥――
:07/11/10 21:05
:W51CA
:☆☆☆
#179 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄
「サキちゃん‥ドア開けてくれよ‥」
こんなに弱気な兄チャン初めてだ‥
何度も何度もサキの名前を呼んだ
何度も何度も
サキの顔が見たいと言った
だけどサキは、この一枚の壁を通してはくれなかった
:07/11/10 21:09
:W51CA
:☆☆☆
#180 [主]
一時間近くサキを呼び掛けたけど、ドアを開けてくれる様子はなく、私も兄チャンも諦め立ち上がり、サキの家を後にした。
サキ本人がいないと警察に行く事さえ出来ない
あいつを探す事も、投げやりになっている訳ではなく、無意味な事も認めたくないが認めるしかない
私たち二人が仕事を休んだところで、サキの力になれるのかな‥
:07/11/11 20:13
:W51CA
:☆☆☆
#181 [ゆ-ン//
]
あげる


:07/11/11 20:59
:SO903i
:☆☆☆
#182 [主]
:07/11/11 21:28
:W51CA
:☆☆☆
#183 [主]
>>180続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私たちが仕事を休んで、サキは笑顔に戻る?
何か解決に繋がる?
「兄チャン、明日は仕事行く?」
答えは何となく分かっていた。
「‥おう」
兄チャンも同じ気持ちだと。
:07/11/11 21:32
:W51CA
:☆☆☆
#184 [主]
今はただサキを待つ事しかできない。
私はサナエママに電話をし、明日から出勤すると伝えた。
それでも私と兄チャンは毎日毎日仕事以外の時間はサキの家に行った。
兄チャンと時間が合わない時は1人で行った。
サキのお母さんは兄チャンが一人で来ても、
"梓ちゃんの彼氏だから上がってね"
と優しかった。
:07/11/11 21:36
:W51CA
:☆☆☆
#185 [主]
それでもサキはドアを開けてくれる事はなかった
もちろん携帯電話は電源を切ったままで
ただ変わったといえば、ドアのむこうから聞こえるサキの悲鳴だけはなくなった。
でもそのかわりに
静かに涙を流す声が聞こえるよぅになった
:07/11/11 21:40
:W51CA
:☆☆☆
#186 [ゆ-ン//
]
最新まち

:07/11/12 00:25
:SO903i
:☆☆☆
#187 [まあ
]
主さんのぺーすで
頑張って下さい

:07/11/12 00:37
:P903i
:☆☆☆
#188 [主]
:07/11/12 22:33
:W51CA
:☆☆☆
#189 [主]
>>185続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
二週間近く過ぎ、兄チャンとサキの家をいつも通り訪問した。
「サキ、いつでもいいから一緒にまた飲みに行こうな」
返事などないドアに私はいつも一人で話しかける。
だけど今日は違った
「‥‥梓‥」
:07/11/12 22:38
:W51CA
:☆☆☆
#190 [主]
今日は、返事をしてくれた‥
ただそれだけの事が、本当に本当に嬉しくて‥
「‥サキ?」
「サキちゃん!」
サキが、サキが私の名前を呼んでくれたんだ
:07/11/12 22:40
:W51CA
:☆☆☆
#191 [主]
「梓‥梓‥ごめん‥」
久しぶりに聞いたサキの声は、弱った声をして
「サキ、顔が見たい‥」
正直サキの顔を見るのが怖かった。
「サキちゃん、俺も‥」
:07/11/12 22:44
:W51CA
:☆☆☆
#192 [主]
サキはトイレとお風呂だけする時に唯一顔を見せるとサキのお母さんが言っていた。
毎日オボンにのせて部屋の前に置くご飯には一切手を付けず、お茶だけがオボンから消えると‥。
トイレに立つ時に見るサキは日に日に痩せて、おばちゃんも辛くて見れないと‥
おばちゃんもただの喧嘩じゃない事には気づいていたらしい
ただ、何があったかはまだ知らないと‥
:07/11/12 22:54
:W51CA
:☆☆☆
#193 [ゆう]
すごく感動します

頑張って

:07/11/13 12:38
:N702iD
:☆☆☆
#194 [ゆ-ン//
]
最新まち


:07/11/14 01:33
:SO903i
:☆☆☆
#195 [主]
:07/11/14 20:48
:W51CA
:☆☆☆
#196 [主]
>>192続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「梓‥警察行こうかな‥」
ドア越しでも分かるサキの震えた声
そぅ言って静かに部屋のドアが開いた
兄チャンと一緒に部屋の中に入る
部屋を見て私は絶句した。
:07/11/14 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#197 [主]
めちゃくちゃに荒れている部屋‥
雑誌や筆記用具が何もかもぐちゃぐちゃで、携帯電話はまっぷたつに割れて転がっている
飲み物がこぼれ床がシミになっている
テッシュが無造作にちりばめられていて
そして、覚悟はしていたけど‥
:07/11/14 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#198 [主]
「サキ‥」
ガリガリにやせ細ったサキの姿‥―
おばちゃんの言葉を聞いて、ある程度の覚悟はしていた。
だけど、今目の前に立っているサキは、私の知るサキの姿じゃなかった‥
元々痩せ型のサキは
顔がこけて足や手首はガリガリ
ちらほらと体に斑点があった。
:07/11/14 21:01
:W51CA
:☆☆☆
#199 [主]
1ヶ月もない間に人はこれほどまで変わってしまう
愛する人の裏切りによって
「梓ぁ‥お腹減った‥」
二週間ぶりに私の顔を見たサキが言った初めての言葉だった。
:07/11/14 21:05
:W51CA
:☆☆☆
#200 [主]
私たちの様子を心配で見ていたのか
タイミングよく、涙を流しながらおばちゃんがメロンパンを持ってきた。
「サキ、サキ、サキぃ‥」
メロンパンをサキに差しだし子供のよぅに泣きじゃくりながら、サキに抱きつく母親の姿
本当に心配だったんだろう‥
:07/11/14 21:13
:W51CA
:☆☆☆
#201 [まあ
]
更新されてる〜

★
なんか...
本当に読んでて
悲しくもなるし
考えさせられます

文才ありすぎです

:07/11/14 21:25
:P903i
:☆☆☆
#202 [主]
>>201まあサン
更新遅くてごめんね↓文才なんて全くないよ(>_<)
頑張ります★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/14 21:28
:W51CA
:☆☆☆
#203 [主]
>>200続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「お母さん‥ごめっ‥」
「もぅいい、もぅいいから‥あんたは何も悪くない‥」
サキは、心配かけてごめんと‥
そして、理由を言えなくて"ごめん"とも私には聞こえた。
サキは大きなメロンパンを小さくちぎり口にはこぶ。
:07/11/14 21:31
:W51CA
:☆☆☆
#204 [主]
「おいし‥」
そぅいって静かにサキは涙を流す
三口食べてサキはお腹いっぱいだと言う
「サキ、もっと食べなあかんよ‥」
サキは胃が小さくなっちゃったと笑ってみせた。
その姿を見て兄チャンが声をあげて泣き出した。
:07/11/14 21:34
:W51CA
:☆☆☆
#205 [主]
サキ‥
あんたの事を想って人はこれほどの涙が出るんだよ
お母さん
兄チャン
そして私‥
頼りないかもしれないけど、私たちを頼ってよ‥
私はサキを絶対に裏切らない
見捨てない
約束するよ‥ーー
:07/11/14 21:37
:W51CA
:☆☆☆
#206 [主]
「お母さん、梓と兄チャンさん三人にしてもらっていい?」
おばちゃんは分かったよと優しい笑顔で部屋を出た。
「ちょっと、兄チャン泣きすぎ‥」
兄チャンに限らず、男の人がこれほどまで泣いている姿を初めてみた。
しかも泣きかたがあまりにも汚い‥
:07/11/14 21:51
:W51CA
:☆☆☆
#207 [ゆ-ン//
]
まぢこれはまる

がんば

:07/11/15 03:05
:SO903i
:☆☆☆
#208 [ぁリさ
]
今日初めてみました

1000以上やし長いかなぁって思ってたのに、ハマりすぎて休憩なしにスラスラ読んでしまいました


これからも更新頑張ってください

でも無理ゎしないでくださいね


:07/11/15 03:25
:SH903i
:☆☆☆
#209 [主]
>>207ゆ-ンサン
いつもありがとう♪>>208ぁリさサン
感想板に返事しました★ありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/15 13:45
:W51CA
:☆☆☆
#210 [主]
>>206続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「兄チャンさん‥プッ、アハハ」
兄チャンの姿を見て笑い出すサキ
やつれてしまったけど、やっぱりサキには笑顔が似合うよ。
「う"ぇっグズッ」
サキの久しぶりの笑顔で余計に涙する兄チャン
:07/11/15 13:47
:W51CA
:☆☆☆
#211 [主]
「梓ぁサキな、まだ今でも泣けるよ、今でも強がってる。
今にも感情が狂いそうになる‥
けどなぁ‥梓達、毎日毎日来てくれたやん?
辛かった‥
サキは何をしてるんやろぉって‥」
梓の顔が見たかったと
兄チャンの顔が見たかったと
けれど、体が誰にも会わせてくれなかったと‥
:07/11/15 13:53
:W51CA
:☆☆☆
#212 [主]
正直兄チャンに会うのが一番怖かったと言う。
あいつと同じ"男"に会うのが怖かったと
だけど今会って、兄チャンは怖くないと言った。
こんなに優しい"男"はいないよって。
最後にまた笑って
こんなに汚い兄チャンが怖いはずないよねって。
:07/11/15 13:57
:W51CA
:☆☆☆
#213 [主]
そして
警察に行く‥と。
:07/11/15 13:58
:W51CA
:☆☆☆
#214 [主]
次の日
兄チャンは仕事を休んで三人で警察に向かった。
サキの家の前で待っていると玄関のドアが開く。
「眩しい‥」
片手を目にかぶせ久しぶりの太陽の光を浴びるサキ。
:07/11/15 14:02
:W51CA
:☆☆☆
#215 [主]
そのまま車に乗り、有名な警察署に向かう。
後ろの席でサキはずっと私の手を握っていた。
警察‥
サキはどんな思いで
どんな覚悟で
今向かっているんだろう。
閉じこもっていたサキだけど、こぅやって今現実を受け止めようとする姿が強く思えた。
強い人間なんていないのにね‥
:07/11/15 23:53
:W51CA
:☆☆☆
#216 [ゆ-ン//
]
:07/11/16 03:04
:SO903i
:☆☆☆
#217 [§⌒゜]
あげる〜♪
:07/11/18 10:28
:W53T
:☆☆☆
#218 [我輩は匿名である]
次いつ頃更新ですか?
:07/11/18 10:49
:P903i
:☆☆☆
#219 [主]
:07/11/18 13:07
:W51CA
:☆☆☆
#220 [主]
>>215続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄
「‥それで?どんな風にされたか再現出来る?」
奥の部屋へと私とサキだけが通され、ルーズリーフを何枚も机に置き、小さな部屋に三人もの警察が今目の前にいる。
兄チャンは外の椅子で待つようにと、指示された。
:07/11/18 13:10
:W51CA
:☆☆☆
#221 [主]
「女の人に変わってもらうから出来る?」
サキの話を一通り聞き終わり、優しい言葉をかける訳でもなく、何もかも淡々と話す目の前の人が怖かった。
「さい‥げん‥ですか‥」
辞めて‥
これ以上サキを苦しめないでよ‥
:07/11/18 13:15
:W51CA
:☆☆☆
#222 [主]
「あのね、サキさんの彼氏も性行為を求めてきたうちの一人だよね、サキさんは本気で抵抗した?‥それは"レイプ"になるのかな?」
こんな所だと思わなかった。
別にサキだって警察に同情を求めに来てる訳じゃない。
だけど
この人達の目と言い発言と言い
あまりにもひどすぎる‥
:07/11/18 13:20
:W51CA
:☆☆☆
#223 [主]
「"レイプ"って簡単に言うけど」
喋るな
「本当にサキさんは」
喋るな
「嫌がったのかな」
『バンッッ』
黙って聞いていたけど、
何これ‥
あんたら、サキが今目の前で泣いてるの見えないの?
:07/11/18 13:23
:W51CA
:☆☆☆
#224 [主]
「いい加減にして下さい!公園でサキがどんな状況だったか言いましたよね?!
現に、その男も連絡繋がらないって言いましたよね?!
あんたらのする仕事はそんなんじゃないやろっっ!!」
机に手を置き、大きな声で怒鳴る私に
「なら、告訴しますか?」
何も届いていないかのように
「未成年は親の了解が必ず必要だけどね。」
平然と喋り続ける人達――
:07/11/18 13:30
:W51CA
:☆☆☆
#225 [主]
「それって‥」
私の腕を引っ張り"座って"と合図するサキ。
「君はまだ未成年だ。わたしたちがそいつを見つけ出しても、親の承諾がなければ、訴える事さえできないんだよ。」
黙ってただ話を聞いていた。
「君は何の目的にここに来たのかな?」
:07/11/18 15:25
:W51CA
:☆☆☆
#226 [主]
何の為って‥
警察に動いてもらって捕まえて誤ってもらう?
自分の母親にレイプされたと言って告訴してもらう?
何をしても
サキの心の傷は癒えやしないのに―‥
:07/11/18 18:20
:W51CA
:☆☆☆
#227 [主]
「母親には‥言えません‥」
答えが分かっていたかのよぅに、サキを見る警察
私達は体だけが大人で
気持ちも大人になったつもりだったけど
世間は
大人は
:07/11/18 18:23
:W51CA
:☆☆☆
#228 [主]
私たちを
認めてはくれないんだ――
"二十歳"という壁が
今の私たちを
苦しめる
:07/11/18 18:24
:W51CA
:☆☆☆
#229 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「‥もぅ、もぅいいです‥」
下唇を噛みしめ、涙を堪え、体は震えながら口を開くサキ。
「‥サキ‥」
誰か
誰か
サキを助けてよ
:07/11/18 18:33
:W51CA
:☆☆☆
#230 [主]
私たちの力じゃ何も出来ず
頼りにしていた
警察さえ
動いてくれない
私たちが大人なら
サキ、私が大人なら
何か変わっていたのかな‥――
:07/11/18 18:35
:W51CA
:☆☆☆
#231 [主]
だけどサキは
 ̄ ̄
もしサキが大人でも
訴える事は出来なかったと思う
誤ってほしいんじゃない
告訴したいんじゃない
ただ‥
もぅ誰も
こんな目にあってほしくない
:07/11/18 18:42
:W51CA
:☆☆☆
#232 [主]
ただ
それだけ
何しに警察に行ったんだろうね
警察に何を求めていたんだろうねって‥
:07/11/18 18:43
:W51CA
:☆☆☆
#233 [主]
そぅいって
サキはまた
部屋に閉じこもってしまった
:07/11/18 18:52
:W51CA
:☆☆☆
#234 [我輩は匿名である]
当たり前じゃん。可哀相だとは思うけど、警察からしてみたら間違って逮捕するわけにはいかないから、一方だけの話だけを信じて動くわけにはいかないよ。
しかも、付き合ってた相手だと尚更だよ。
ガキのくせに調子乗って水商売なんかやるから軽い女と思われても仕方ないし。
:07/11/18 18:58
:SH902iS
:☆☆☆
#235 [我輩は匿名である]
>>234こんなのいらない!!
小説に文句言うな。
黙って読め!!
:07/11/18 19:11
:SH703i
:☆☆☆
#236 [主]
>>234意見ありがとうございますo(^-^)一応これは"小説"という形で書かせてもらっているので
個人の意見は様々ですが見守ってほしいです(>_<)
勝手なワガママ申し訳ないです↓
もしよかったらこれからも見てくださいね★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/18 19:13
:W51CA
:☆☆☆
#237 [主]
>>235サン
ありがとうございますo(^-^)
また時間が出来たら更新します★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/18 19:15
:W51CA
:☆☆☆
#238 [
]
>>234
仕方がないですむ
世の中なのかなー
軽い女だから受け入れて
もらえなかったの?
お前も結局は
レイプ犯と同じなのか?
女の気持ちわかんねーくせに
仕方ないで済まさないで
くださいませんか
:07/11/18 20:39
:SH903i
:☆☆☆
#239 [主]
>>238サン
意見ありがとうございますo(^-^)
みなさんよかったらhttp://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2561/
こちらにお願いしますo(^-^)★今から仕事なのでまた更新します★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/18 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#240 [主]
:07/11/18 21:17
:W51CA
:☆☆☆
#241 [我輩は匿名である]
#234→もし、自分の愛する人が同じ立場になったとしても…あなたは同じ事を言えますか?
:07/11/19 12:39
:N703imyu
:☆☆☆
#242 [主]
:07/11/19 13:03
:W51CA
:☆☆☆
#243 [主]
>>233続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
また一緒に少しずつでも笑えると思ったのに‥
また一緒に飲めると思ったのに
三人で遊びに行けると思ったのに
部屋からは叫び声や泣き声、何一つ聞こえる事はなかった。
:07/11/19 13:06
:W51CA
:☆☆☆
#244 [主]
警察に行った次の日からサキはまた閉じこもり、今まで通り私たちは家を訪問した。
「あずさ‥サキは大丈夫やから」
ドア越しでも話しかけてはくれる。
ご飯も口にしてるという。
でも、そんな日が一週間近く続いたある日
:07/11/19 13:09
:W51CA
:☆☆☆
#245 [主]
「梓ちゃん‥サキが、もぅ大丈夫だから家にあげないでって言うの‥」
手にはシュークリームの袋
いつも通り来てみたら、玄関の前で、おばちゃんに言われた言葉
申し訳なさそぅに言うおばちゃんが、サキが本気なんだというのが伝わって
辛かった‥
:07/11/19 13:13
:W51CA
:☆☆☆
#246 [主]
それから何度かは変わらず兄チャンもサキの家を訪問したけど
チャイムを押しても機械越しに
『ごめんね‥』
と誤るおばちゃんの声だけ。
やっぱり今は待つ事しか出来ないんだ―‥
:07/11/19 20:09
:W51CA
:☆☆☆
#247 [主]
家に上がらせてくれる事もなく、私は仕事に専念するしかなかった。
仕事中もサキが心配で、頭から離れる事はなかった。
そんなんだからか、毎日ボーっとする日々
お客さんも徐々に減っていく一方だった
もぅすぐ春が来る
私の季節―
:07/11/20 21:31
:W51CA
:☆☆☆
#248 [主]
兄チャンとはうまくいっていた。
週末は店に迎えに来てくれて、一緒にご飯食べて遊びに行って、
"もぅすぐ誕生日やな♪"
って。
今日は4月1日―
:07/11/20 21:34
:W51CA
:☆☆☆
#249 [主]
外も少し暖かくなりコートを脱いでカーディガンを羽織る。
私は春が一番好き。
ポカポカと暖かな日差しが差し込むのが好き。
タンポポが可愛らしく咲くのが好き。
ツクシがひょっこり顔を出すのが好き。
寒くもなければ
暑くもない春が好き
:07/11/20 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#250 [主]
私の大好きな季節に
大好きな人を
傷つけた――‥
:07/11/21 01:25
:W51CA
:☆☆☆
#251 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
アッコーの笑顔が好き
アッコーの優しい所が好き
アッコーの強がりな所が好き
アッコーのワガママが好き
アッコーの寂しがり屋が好き
アッコーの頑張り屋さんが好き
アッコーの負けず嫌いが好き
アッコーの照れ屋が好き
:07/11/21 12:42
:W51CA
:☆☆☆
#252 [主]
私の全てを
これでもか!というくらい
好きだと言ってくれたあなた
私を愛してくれたあなた
私を決して
裏切らなかったあなた
"素直なお前が好き"
最後に寂しそぅにそぅ言って
:07/11/21 12:46
:W51CA
:☆☆☆
#253 [主]
私の背中を
押した兄チャン
大好きな人を
傷つけたんだ―‥‥
:07/11/21 12:47
:W51CA
:☆☆☆
#254 [あゃ]
あげ

いつも書いてくれてありがとうです

:07/11/21 15:22
:SO903iTV
:☆☆☆
#255 [主]
>>254あゃサン
いつも読んでくれてありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/11/21 15:33
:W51CA
:☆☆☆
#256 [主]
>>253続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
兄チャンは今日、中学校のプチ同窓会だと言って迎えにいけないけどごめんねって言っていたのを思い出す。
私も楽しんでねと兄チャンを見送る。
帰りはケンさんに送ってもらっている。
サキのいない車で。
:07/11/21 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#257 [主]
今日は閉店と同時に従業員で飲みにいかないかという話になり、みんな盛り上がっていた。
私はなぜかそんな気分になれず、一人で帰る事にした。
この日、どぅして私は飲みに行かなかったんだろう
‥―また会うなんて
:07/11/21 16:27
:W51CA
:☆☆☆
#258 [主]
三度目になると
さすがに偶然には思えない。
それに決まって月の始め
圭チャン‥何か意味があるの?
圭チャン‥私の名前を呼ばないで‥
:07/11/21 16:30
:W51CA
:☆☆☆
#259 [主]
いつものよぅにコンビニに煙草を買いに行った。
私の足が止まる
あの人は私を見つけると、しゃがんでいたのに立ち上がった
こっちに歩いてくる‥
体が‥動かない‥
:07/11/21 21:15
:W51CA
:☆☆☆
#260 [主]
.
.
.
.
「あずさ‥」
駄目‥来ちゃ駄目‥
私は走って道路を渡った。
:07/11/21 21:17
:W51CA
:☆☆☆
#261 [主]
どぅして私は逃げたりすんだろう‥
もぅ終わった事なのに
別にやましい事なんて、何もないのに
私が好きなのは
兄チャンなのに
圭チャンに会うと
胸が苦しいんだ‥―
:07/11/21 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#262 [主]
鼓動が静まらなくて
あの人を見たら涙が出そうで
何を意味する涙か分からなくて
胸が痛くて痛くて
頭から離れなくて
―兄チャン‥兄チャン‥
:07/11/22 00:01
:W51CA
:☆☆☆
#263 [主]
『もしもし?』
私は無意識に兄チャンに電話をかけていた
「兄チャン‥会いたい‥」
私は兄チャンを選んだんだよ
あの人じゃない
私は兄チャンが好きなんだよ‥
:07/11/22 00:02
:W51CA
:☆☆☆
#264 [主]
まるで自分に言い聞かすかのように‥
初詣の時、サキに言われた言葉を思い出す
"兄チャンを見なあかんって無理に見てるみたいな言い方やな"
そんなんじゃ‥
そんなんじゃ‥ない‥―
:07/11/22 00:15
:W51CA
:☆☆☆
#265 [主]
『アッコ-?どぉしたん?』
「兄チャン‥兄チャン‥」
みんなでいると分かっていてこんな事を言う私に相当びっくりしている様子。
私は普段兄チャンが遊んでいる時などは、連絡などしないよぅにしていた。
遊ぶ時は思いっきり遊んでほしいから。
:07/11/22 13:41
:W51CA
:☆☆☆
#266 [主]
『アッコ-今どこ?』
兄チャンは最初から最後までそぅだった
「店の‥前‥」
兄チャンと出会った日に私が夜中に公園でいた時も
『今から行くわ!』
見知らぬ私の涙を拭ってくれた
:07/11/22 19:50
:W51CA
:☆☆☆
#267 [主]
この時だって
理由も聞かず私の所に飛んできてくれた
私が困っていれば
朝まで話を聞いてくれた
私が泣いていれば
優しく私を抱きしめてくれた
本当に私はあなたに甘えてばかりで
頼ってばかりで
:07/11/22 19:53
:W51CA
:☆☆☆
#268 [主]
あなたの優しさが居心地よくて
だけど
逆にそれが兄チャンを傷つけていることさえ気づかなく
――どぅして私は
あの人じゃなきゃ駄目なんだろう
:07/11/22 19:55
:W51CA
:☆☆☆
#269 [主]
あの人は
私が熱を出した時さえ、駆けつけてくれない
私との住まいで
他の女を抱いて
私を周りに紹介さえしてくれない
こんなひどい奴なのに
こんなどぅしよぅもない奴なのに
私はあなたじゃなきゃ――駄目なんだ‥
:07/11/22 19:59
:W51CA
:☆☆☆
#270 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
-
「あずさっ!」
息を切らしながら私を追ってきた圭チャン
しゃがみこんでいる私に手を差し出す
辞めてよ‥
私が掴む手はこの手じゃない‥
:07/11/23 15:32
:W51CA
:☆☆☆
#271 [主]
私は一人で立ち上がり、圭チャンの横を素通りする。
「梓っっ」
私の腕を掴む圭チャン
「やめてっ!」
辞めて
辞めてよ‥
今更‥
私は手をふりほどき歩き出す。
:07/11/23 15:37
:W51CA
:☆☆☆
#272 [主]
「なぁあずさ‥梓‥行くなよ‥行くなよ‥」
背中越しに聞こえる声が弱々しくて
ふと、圭チャンとの楽しかった思い出が頭をよぎる
感情が‥
あなたの顔を見たら、感情がコントロール出来なくなるんだよ‥
:07/11/23 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#273 [主]
「今更何なわけ!
圭チャンは自分勝手すぎる!勝手に浮気して私の事妹扱いして、どんだけ、どんだけ我慢してたか分かってんの?!
私は今好きな人がおるねん!!
私を一番に考えてくれる優しい彼氏がおるねんっ!
今更‥今更‥
これ以上振り回さんといてっ!!」
どぅして今になって言うんだろう
付き合っている時にもっとぶつかっていればよかったのに‥
:07/11/23 15:48
:W51CA
:☆☆☆
#274 [主]
「梓‥好きやねん‥お前が好きやねんッ」
「それが振り回してるって言うねんっっ!!」
こんなところ‥兄チャンに見られたくないよ‥
もぅやだ‥
道が‥分からなくなる‥――
こんな自分が
一番やだ‥‥―
:07/11/23 16:02
:W51CA
:☆☆☆
#275 [主]
「もぅ‥もぅ傷つけへんから‥」
傷ついたっていい
傷つけられたっていい
それが前に進む一歩になるなら私はいくらでもその壁を乗り越える
泣きそうになったら大好きな人の胸に飛び込む
だけど
その役目はあなたじゃ‥ない‥‥
:07/11/23 16:55
:W51CA
:☆☆☆
#276 [主]
そぅ教えてくれたのは兄チャンだった。
傷つくのが怖くて
傷つけるのが嫌で
誰も傷つかないでと願ったあの日
それでも兄チャンは
"愛する人との痛みはお互いをつなぎ合わせる、二人を一人にする大事な痛み"
そぅ教えてくれたのは
‥兄チャンだった――
:07/11/23 16:58
:W51CA
:☆☆☆
#277 [主]
「ごめん‥彼氏くるから」
そぅ言って私は携帯電話を開いた
『チャンチャララン〜♪』
兄チャンに電話をかけよぅとしたら
タイミングよくメロディーが流れる。
『もぅつくから店の前おってな』
それだけ言うと電話は切れた。
:07/11/23 20:11
:W51CA
:☆☆☆
#278 [主]
「梓、最後にチャンスくれ‥」
チャンスって‥
私の中では何度かチャンスを渡していたつもりだった
そぅ、自分の中では‥
「ずっと待ってる
ずっとずっと待ってる‥」
圭チャン、あなたはずるい‥
:07/11/24 20:43
:W51CA
:☆☆☆
#279 [主]
この時、もぅすでに気付いていた
私は圭チャンがまだ思い出になんか出来ていない事
未だに圭チャンを
想っている事―
――違う。
本当は
とっくに気付いていたんだ‥――
:07/11/24 20:46
:W51CA
:☆☆☆
#280 [主]
一番ずるいのは
圭チャンでも誰でもない
この私。
:07/11/24 20:48
:W51CA
:☆☆☆
#281 [主]
「あずさ、なぁこっち向いてくれよ‥」
私の腕を無理矢理掴み離そうとしない圭チャン
「ッ離して!」
「‥アッコ-?」
一番見られたくない人に見られてしまった‥
:07/11/24 21:11
:W51CA
:☆☆☆
#282 [主]
兄チャンは圭チャンを睨みながらこっちに歩いてくる。
「‥おい、アッコー離せよ」
私の腕を掴む圭チャンの手を無理矢理離す兄チャン。
圭チャンも負けじと兄チャンを睨む
怖い‥
:07/11/25 14:34
:W51CA
:☆☆☆
#283 [主]
道行く人は
まるでドラマのよぅな光景を珍しいよぅにジロジロと見てくる
それでも兄チャンと圭チャンの間には周りが映っていないかのよぅに冷たい空気が漂っていた
「ッ兄チャン行こう!」
この場にいたくなくて
この場から逃げたくて
:07/11/25 14:37
:W51CA
:☆☆☆
#284 [ぴ〜たン]
:07/11/25 20:07
:N701i
:☆☆☆
#285 [主]
>>283続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「えっ、ちょっアッコ-!」
兄チャンの袖を掴み無理矢理引っ張る
そのまま圭チャンに背を向け振り返らず小走りで逃げた
「梓!待ってるから!待ってるから!」
これでもかというくらいの大声で叫ぶ圭チャン
:07/11/26 20:44
:W51CA
:☆☆☆
#286 [あゃ]
更新待ち


:07/11/27 00:36
:SO903iTV
:☆☆☆
#287 [ゆ-ン//
]
最新まち

:07/11/28 02:55
:SO903i
:☆☆☆
#288 [主]
:07/11/29 02:17
:W51CA
:☆☆☆
#289 [主]
>>285続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「‥ちょっと、兄チャン痛い」
私の腕を思い切り掴み歩き続ける兄チャンが怖かった。
「あ‥ごめん‥」
ハっと我に返ったのか足を止める。
:07/11/29 02:22
:W51CA
:☆☆☆
#290 [主]
「アッコ-‥あいつナンパなんかじゃないよな‥」
寂しそうに
悲しそうに
何も知らない人から見れば、私が見知らぬ人にナンパされて彼氏が登場に見える
だけど兄チャンは何か気づいていた
もしかしたら少し前からやりとりを見ていたのかと思うくらい‥何もかもお見通しだった。
:07/11/29 03:55
:W51CA
:☆☆☆
#291 [主]
兄チャンには圭チャンとの事を出会った頃に相談していた
あの時は黙って話を聞いてくれたけど
前と今じゃ状況が違う。
"梓待ってるから"
この言葉が
私の胸を苦しめる
だめだ‥
また涙が‥
:07/11/29 16:25
:W51CA
:☆☆☆
#292 [主]
泣いちゃだめ
今また涙を流せば
傷つく人がいる
泣いちゃだめ
泣いちゃだめ
「‥アッコ-‥‥」
今だけは私から涙を奪ってよ‥
:07/11/29 16:27
:W51CA
:☆☆☆
#293 [主]
「アッコ-が記念日に泣いてたのはこれが理由‥か‥」
今気付いた
兄チャンは左手にバラを三本持っている
気付かなかった
圭チャンの事で頭がいっぱいで
気付けなかった
また、バラの花びらが悲しく落ちるーー
:07/11/29 16:31
:W51CA
:☆☆☆
#294 [主]
一人になったら泣けばいいのに
兄チャンの前だけでは泣いちゃだめなのに
私ってホントばかだよね
どれだけ涙腺が弱いんだろう
兄チャンの前で泣いてばかりだったね
滴が赤い花びらの上へ静かに落ちる
:07/11/29 17:18
:W51CA
:☆☆☆
#295 [主]
「アッコ-車行こう」
いつもみたいに
"アッコ-はいっ♪"
そぅ言って手を差し伸べる事はなかった
涙を拭ってくれる事はなかった
トボトボと兄チャンの後ろについていき助手席に座る。
:07/11/29 17:21
:W51CA
:☆☆☆
#296 [主]
車の中では少しの間沈黙が続き、苦しい時間だった。
「ごめん‥」
沈黙を破ったのは私
兄チャンはそっと息を吸い、何か覚悟を決めたかのよぅに口を開いた。
「アッコ-、俺の事好きか?」
:07/11/29 17:25
:W51CA
:☆☆☆
#297 [主]
好き
好き
大好きだよ
本当に大好きなんだよ‥
兄チャンの笑顔が大好き
兄チャンの手が大好き
手を差し伸べる兄チャンが大好き
面白くもないギャグを言う兄チャンが大好き
優しい兄チャンが大好き
.
.
:07/11/29 17:31
:W51CA
:☆☆☆
#298 [主]
私を愛してくれる
私を誰よりも大事にしてくれる
私を誰よりも想ってくれる
誰よりも心配してくれる
そんな兄チャンが
大好きなんだよ‥
あなたが私の好きな所をたくさんあげたよぅに
私だってあなたの大好きな所がたくさんあるんだよ
兄チャン‥
本当に大好きでした
:07/11/29 17:33
:W51CA
:☆☆☆
#299 [主]
本当に
本当に
大好きでした
誰の代わりでもなかった
確かに
私はあなたが大好きでした
あなたが‥
大好きでした――
:07/11/29 17:36
:W51CA
:☆☆☆
#300 [ゆ-ン//
]
最新まち

:07/11/29 17:36
:SO903i
:☆☆☆
#301 [我輩は匿名である]
あげ


:07/11/29 18:55
:N903i
:☆☆☆
#302 [主]
:07/11/30 12:20
:W51CA
:☆☆☆
#303 [主]
>>299続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
 ̄
「‥好きやで、本間に大好きやで」
素直な気持ちだけど
「一番目にか?」
目が見れない‥
返事にさえ詰まってしまう。
:07/11/30 12:23
:W51CA
:☆☆☆
#304 [主]
「アッコ-行けよ、圭祐サンのとこ行けよ。
今ならまだ間に合う」
兄チャン何言ってんの‥
「もぅ、もぅ素直になれよ。俺もアッコ-が大好きやで、今でも本間に大好きなんやで。どこにも行ってほしくない、ずっと俺の側におってほしい。
アッコ-がおらんくなるとか考えられへん
けどな‥アッコ-が圭祐の事で泣いてる姿の方が‥俺には無理やわ‥」
:07/11/30 12:28
:W51CA
:☆☆☆
#305 [主]
「アッコ-の幸せ願うのが‥好きな奴の幸せ願うのが男やろ?」
最後の最後まで
優しすぎたあなた
兄チャンの隣にいれば
幸せになれると思う
私に辛い想いをさせる事はないと思う
だけど
私はあの人の隣を選んでしまうんだ
兄チャン‥
こんなワガママで
自己中で
泣き虫で
:07/11/30 12:32
:W51CA
:☆☆☆
#306 [主]
強がりで
何もいいとこなんてない小さな私を
好きだと言ってくれてありがとう
最後の最後まで優しかったあなた
最後の最後まで
ワガママだった私
こんな私を
あなたは恨んでいますか‥――
:07/11/30 12:34
:W51CA
:☆☆☆
#307 [主]
「兄チャン‥兄チャン‥大好き‥大好きなんやで‥」
たった3ヶ月
ほんの数ヶ月の間に愛情をいっぱいくれた兄チャン
私の大切な友達を心底心配してくれた
サキ‥
サキはこんな私をバカだと思う?
私は
自分でバカだと思うよ‥
:07/11/30 15:21
:W51CA
:☆☆☆
#308 [主]
「アッコ-を好きになれてよかった」
私を好きになれて
よかったと
最後にそぅ言って
私の頭をポンッと叩き
私の背中を押しました
:07/12/01 12:29
:W51CA
:☆☆☆
#309 [主]
笑顔でさよならなんて私には出来ないよ
「兄チャン‥兄チャン‥あり‥がと‥
大好きでしたっ!」
兄チャンの目をしっかり見て、勢いよく車のドアを閉めた。
:07/12/01 12:33
:W51CA
:☆☆☆
#310 [主]
本当にごめんなさい
振り回してばかりで
感謝の気持ちと
ごめんの気持ち
そして
強い心をくれた
あなたと出会った事は絶対忘れない
何年も経った今でも
あなたが大好きでした"と胸を張って言えるよ。
:07/12/01 18:49
:W51CA
:☆☆☆
#311 [主]
『プップー』
背中越しに聞こえるクラクション
私は振り返る事なくあの人の元へと走った
タクシーを使う事さえ忘れ
無我夢中で走った。
3月1日
私は大好きな人の手を離し
愛する人の元へ‥―
:07/12/01 18:53
:W51CA
:☆☆☆
#312 [主]
訂正
4月1日の間違いです
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/12/01 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#313 [我輩は匿名である]
あげーー
:07/12/01 22:05
:N903i
:☆☆☆
#314 [ゆ-ン//
]
あげ

:07/12/02 11:09
:SO903i
:☆☆☆
#315 [主]
:07/12/02 20:39
:W51CA
:☆☆☆
#316 [主]
>>311続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
足が、体が圭チャンの家を確実に覚えている
一緒に暮らした
2人で過ごした場所を忘れるのは無理みたい
走りながら思い出していた
兄チャンとの思い出を
:07/12/02 20:42
:W51CA
:☆☆☆
#317 [主]
これで最後にするから
兄チャンの事を想って
涙を流すのは
これで最後だから
あの人に会いに行くまでのこの時間だけ
最後に兄チャンを想わせて下さい
:07/12/02 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#318 [主]
。.゜。・。゜・.・.。・。
アッコ-♪
アッコ-♪
俺は運命を信じる
こぅやってアッコ-と出会えた事も
奇跡という名の運命の一つ
アッコ-♪
大好きやで
アッコ-♪
おいで♪
:07/12/02 20:52
:W51CA
:☆☆☆
#319 [主]
サキちゃんがマコトを想うよぅに俺やってアッコ-が大好きやねん!
アッコ-
側におってええか?
アッコ-
俺が側におるから
・
・
梓
大好きやで
。・.゜。.゜・。.・.。・.
:07/12/02 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#320 [主]
兄チャンの隣でたくさんの涙を流した
兄チャンの隣でたくさんの愛情をもらった
私はあなたに何か一つでも大切なものを渡せたかな
兄チャン、もしまた辛い事があっても
涙を流す前に
あなたの笑顔を思い出すね
そして
最後にはまた笑うから
:07/12/02 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#321 [主]
またどこかで
笑顔で会いましょう
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「はぁ‥はぁ‥」
どれくらい走っただろう
普通の人じゃ走りきれない距離を走った気がする。
こんなに体力があった事に改めてびっくり
:07/12/02 21:05
:W51CA
:☆☆☆
#322 [主]
えっと‥
今更だけど、家にいなかったらどぅしよう‥
勢いで来てしまったけど、今はこの風に任せた勢いを大事にしよう。
「あ‥ある‥」
見覚えのある車
:07/12/03 10:49
:W51CA
:☆☆☆
#323 [主]
圭チャンは普段めんどくさがって駐車場にわざわざ止めず
家の前にだいたい路駐していた。
家にいるのは確信したけど‥
どんな面して会えばいいんだろう
数時間前にはボロクソに言って圭チャンを突き放した。
そんな私が自分の自己中でここに来る権利はあるのだろうか
:07/12/03 10:52
:W51CA
:☆☆☆
#324 [主]
圭チャンと別れて
兄チャンと付き合って
やっぱり圭チャンに戻って‥
私は本当‥
どれだけ周りを振り回しているんだろう
こんな私に人を選ぶ権利ないてないよね‥
「あずさ?!!」
:07/12/03 12:17
:W51CA
:☆☆☆
#325 [主]
自分の名前を呼ばれ周りを見渡した。
え?
誰もいない‥
「梓!!」
声のするほうを探した。
あ‥
:07/12/03 12:20
:W51CA
:☆☆☆
#326 [我輩は匿名である]
:07/12/03 16:04
:SH903i
:☆☆☆
#327 [ゆ-ン//
]
あげ

:07/12/04 12:07
:SO903i
:☆☆☆
#328 [我輩は匿名である]
「あげ」とか「最新待ち」とか多過ぎてうざい
:07/12/04 13:21
:SH902iS
:☆☆☆
#329 [我輩は匿名である]
↑確かに思った

せかしすぎ

:07/12/04 15:26
:P903i
:☆☆☆
#330 [我輩は匿名である]
:07/12/04 16:58
:SH902iS
:☆☆☆
#331 [主]
>>326-330みなサンありがとうございますo(^-^)o
上げとかはしてもらって嫌な気は正直一切ありません(>_<)
むしろ嬉しいです★ただ、誰か一人でも読みにくく思うならみなさん控えめにお願いしますo(^-^)o
たまにはしてくれると嬉しいですが☆
更新は曖昧ですがすみません(*u_u)
また時間が出来次第更新します☆
:07/12/04 17:09
:W51CA
:☆☆☆
#332 [主]
>>325続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
マンションの二階のベランダから私を呼ぶ圭チャンを見つけた
ベランダからは下の様子が分かる
片手に煙草を持っているのを見ると
ベランダで一服していたのかなと思う。
昔から圭チャンは何か考え事があるとわざわざベランダに出て煙草を吸う癖がある
:07/12/04 20:53
:W51CA
:☆☆☆
#333 [我輩は匿名である]
:07/12/04 23:35
:N701i
:☆☆☆
#334 [主]
>>332続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「梓今行くから!」
圭チャンを待つ数分の間気が気じゃなかった。
暖かな風が吹く中
家の前にある小さなタンポポに気がついた。
「可愛い‥」
その隣には小さな真っ白な綿
:07/12/06 18:51
:W51CA
:☆☆☆
#335 [主]
私はその場にしゃがみ、綿をそっと吹いてみる。
真っ白な小さな綿は一粒一粒離れ離れになり空高く姿を消す
その様子をただただ見つめていた。
私は春が好き
暖かな風が好き
タンポポが好き
:07/12/06 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#336 [主]
暖かな季節に包まれ、いろんな場所に黄色い可愛らしい花が咲く。
その黄色い花は
寿命がきても
白い綿に変身し
また暖かな風に乗って
新しい命を咲かす
春は必ずやってくる
:07/12/06 18:57
:W51CA
:☆☆☆
#337 [主]
一度枯れても
また新たに目を出す
そんなタンポポに生まれ変わりたい
辛い事があっても
傷つけられても
しょっぱい涙を流しても
また新しい気持ちで生まれ変わりたい
タンポポのよぅに
強くなりたい‥――
:07/12/06 19:01
:W51CA
:☆☆☆
#338 [主]
「あずさ‥」
しゃがみこんでいる後ろから私の名前を呼ぶ声
振り返るのが怖く動けずにいた私の横に何も言わず隣に腰をおろす圭チャン
「梓、タンポポ好きやったよな」
:07/12/06 20:06
:W51CA
:☆☆☆
#339 [主]
目の前のタンポポをプチっと取り、私の頭にちょこんと乗せる圭チャン。
「‥タンポポかわいそうやん」
やっと出た言葉がこれ。
ぎこちなく
何とも言えない顔で私の顔をのぞき込む
:07/12/06 22:07
:W51CA
:☆☆☆
#340 [主]
「タンポポって梓みたいやな」
私の頭を撫でながらよく分からない事を言う。
この手じゃないと思ってた。
私が甘えていい手はこの手じゃないと思ってた。
だけど‥
今は頭を撫でられただけで、触れられただけで涙が出そうで‥
:07/12/06 22:14
:W51CA
:☆☆☆
#341 [主]
二人の手を見比べたって何も結果が出る訳じゃないのに
"私は間違っていない"
と自分で自分の気持ちをごまかし逃げていたのかもしれない
だけど
本当に兄チャンの手は魔法みたいだった。
私を包み込んでくれる魔法の手だった。
:07/12/06 22:17
:W51CA
:☆☆☆
#342 [主]
圭チャンの手は
圭チャンの存在は
春の風のよぅな
暖かな
心暖まる
空気のよぅな
春の手
春がこないと私は成長しない
圭チャンの存在が
知らぬ間に空気になっていた。
私の一部になっていた。
:07/12/06 22:19
:W51CA
:☆☆☆
#343 [主]
「タンポポみたいに私小さくない‥」
「あはは、タンポポよりも綿みたいやな。目を離したらいつのまにかよそに姿を消す‥綿みたいやな‥」
そんな悲しそうな目しないでよ
何も言わなくていいから
"おかえり"
ってそぅ言って
"ただいま"
ってあなたの所にまた綿のよぅに目を咲かすから‥
:07/12/06 22:36
:W51CA
:☆☆☆
#344 [主]
「あずさ‥手出して」
素直に右手を差し出す私
「目つむれ」
言われた通りに目を瞑った瞬間、一粒の涙がこぼれた。
右手の薬指にそっと暖かな温もりが感じ
圭チャンと過ごした日々が蘇る
:07/12/07 03:33
:W51CA
:☆☆☆
#345 [主]
「また受け取ってくれるか‥?」
ペアリング
仲良く幸せに付けていた指輪
いつのまにかすれ違い
悲しく外された指輪
自分で捨てる事は出来なくて圭チャンの家においてきた。
俺だって捨てれずにいた。と
圭チャンの左手の薬指には昔の輝きが光っていた。
:07/12/07 09:52
:W51CA
:☆☆☆
#346 [主]
「‥うん‥グスッ」
「‥はぁ〜‥よかったぁ‥梓が来てくれて"もしかしたら"って期待したけど、勘違いやったら俺もぅ立ち直られへんかったわ‥」
圭チャンの大きなため息と同時にまた綿が空高く舞い上がる
18歳になる春
梓はまた新しい道に一歩踏み出した
:07/12/07 09:57
:W51CA
:☆☆☆
#347 [主]
「もぅ裏切れへんからな‥」
信じようと思った。
圭チャンをもぅ一度信じると決めたから
私は今もぅ一度指輪を受け取った。
――浮気を一度する人は繰り返す――
:07/12/07 11:06
:W51CA
:☆☆☆
#348 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
圭チャンと離れていた3ヶ月にあった事を話した。
サキの事‥
サキにこの事を伝えると傷つくかもしれない。
サキも兄チャンが大好きだったから。
三人で過ごした日々サキは本当に可愛らしい笑顔だったから。
サキ‥
ごめんね。
:07/12/07 11:11
:W51CA
:☆☆☆
#349 [主]
それからは普通の付き合いだった。
私も圭チャンも一人暮らし。
会うのは週末
変わった事といえば、店が終わり私が迎えにきてほしいと電話をすればきてくれる。
圭チャンの改めての優しさが嬉しかった。
―18歳の誕生日―
:07/12/07 11:19
:W51CA
:☆☆☆
#350 [主]
『お誕生日おめでと〜♪』
チューリップでイベントをしみんな盛り上がっていた。
「わぁ〜ありがとう〜♪」
18歳
少し大人になったかな?と思う年頃
『カラン♪』
:07/12/07 11:21
:W51CA
:☆☆☆
#351 [主]
店のドアが開くと同時にみんなが言葉を失った。
もちろん私も
「‥サキ‥‥」
片手に花束を持ち、笑顔で私の所に向かってくる。
:07/12/07 11:24
:W51CA
:☆☆☆
#352 [主]
ガヤガヤと盛り上がっていた店内は静まり返る。
もちろんお客さんも、サキがいなくなって疑問に思っていたから。
サナエママとケンさんは顔を見合わせ驚いている。
もちろんこの場で一緒に祝ってくれていた圭チャンも。
「ココナ、誕生日おめでとう」
:07/12/07 11:28
:W51CA
:☆☆☆
#353 [りん
]
いきなり失礼します

この小説ずっと見てるけどめっちゃおもしろい


主さん頑張ってください

この小説が一番好きです


:07/12/07 17:12
:N703iD
:☆☆☆
#354 [主]
>>353りんサン
感想版にお返事します♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:07/12/08 20:43
:W51CA
:☆☆☆
#355 [主]
>>352続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花束を両手に抱えいつもの笑顔で私の胸に渡される。
「え‥あ、ありがとう」
何が何だか分からずた固まってしまう。
シーンとした雰囲気を戻すかのよぅにサナエママが明るい声で
「もぅ一度!おめでとう〜♪」
そぅ言って盛り上げる。
:07/12/08 20:48
:W51CA
:☆☆☆
#356 [主]
いきなり顔を出したサキの理由を今すぐにでも聞きたいけど
今は祝ってくれているお客さんを優先しなきゃ。
サキはサナエママに呼ばれ更衣室に行く。
私はもらった花束をボックスに置きお酒を飲み続けた。
「ココナちゃん、サキちゃんどぅしたん?」
:07/12/08 20:51
:W51CA
:☆☆☆
#357 [主]
そんな会話が飛び交う中、私は笑って首を傾げる。
「みんな〜!今日はココナの誕生日とサキのおかえり会も加えてもぅ一度乾杯するわよ〜♪」
更衣室から出てきたサキは前のよぅにミニドレスを着、サナエママに連れられ私の隣にくる。
:07/12/08 20:54
:W51CA
:☆☆☆
#358 [主]
「ココナごめんな」
ワイワイとドンチャン騒ぎの中、耳打ちされる。
サキが謝る事じゃない
もぅ誰も攻めたりしない。
それに
今こぅやって私の誕生日を一緒に祝ってくれている事が何より嬉しいから。
:07/12/09 16:06
:W51CA
:☆☆☆
#359 [主]
だけど、お酒を作る手が少しばかり震えているよぅに見えたのは‥勘違いかな‥
まだ無理してるよね
まだ、怖いよね‥
でもサキは前に進んでる。
逃げずに前を見ている。
「‥えぇぇぇぇえ!!!!!!!!!」
:07/12/09 16:09
:W51CA
:☆☆☆
#360 [主]
「ちょっと!!何!??」
突然大声をあげるサキに周りも静まり返る。
「‥あ、えぇぇぇぇえ英会話でも習おうかなぁ〜あはは」
相変わらずめちゃくちゃだな‥
サキのボケにまたみんなワイワイしだす。
:07/12/09 16:12
:W51CA
:☆☆☆
#361 [主]
「ちょっココナココナ!!何で圭チャンがおるん?!!
兄チャンさんは?!」
あ‥今気付いたのか。
興奮しているけど周りに聞こえない声で聞いてくる。
「えっと‥このあと飲みにいこっか」
多分圭チャンも来る事になるだろうけど‥
:07/12/09 16:15
:W51CA
:☆☆☆
#362 [主]
サキは分かったと軽く頷き、いつものテンションで場を盛り上げていた。
お客さんは誰もこの笑顔が偽りだなんて分からない。
ただ、少しタッチをされそぅになると顔が引きつりトイレに立つサキを見ているとまだまだ無理しているのが分かる。
圭チャンはカウンターの隅で静かに焼酎を飲んでいる。
:07/12/09 17:54
:W51CA
:☆☆☆
#363 [主]
彼氏が飲みに来ていても誰も気づきやしない。
最初は"2人きりで祝いたい"と言われたけど、私が仕事は仕事と言うとすんなり理解してくれた。
何も言わず店にも来てくれた。
私がお客さんからプレゼントを貰っている姿を見るのはヤキモチを焼いたと‥
そんな素直な圭チャンが愛おしい。
:07/12/09 17:57
:W51CA
:☆☆☆
#364 [主]
深夜の一時を回りみんなチェックを済ましていく。
「ココナ〜いい歳にしろよ〜!」
最後の最後まで言葉をかけてくれて、こんなにたくさんの人に祝ってもらえる私は幸せ者だなと思う。
【水商売】
私はまだまだ分かっていなかった。
楽しいだけじゃない飲めばいいだけじゃない。
:07/12/09 18:00
:W51CA
:☆☆☆
#365 [主]
まだ私は甘やかされていた。
"若い"
"可愛い"
お世辞でもこの二つでサナエママにも甘やかされていたと思う。
本当の【水商売】を知るのはもぅ少しあとの話――
 ̄
 ̄ ̄ ̄
「お疲れ様〜☆」
:07/12/09 18:03
:W51CA
:☆☆☆
#366 [主]
従業員も次々と帰っていく中、私は圭チャンにおいでおいでと手招きされる。
「ん?」
鞄をゴソゴソし照れているのか酔っているのか少し顔が赤い圭チャン。
「ん。」
ブッキラボウに渡された可愛くラッピングされた小さな箱。
:07/12/09 18:06
:W51CA
:☆☆☆
#367 [主]
「え〜なになになに〜??」
素直におめでとうと言わない圭チャンが可愛い。
「開けていい〜?」
興奮気味に喋り続ける私に早くあけろよと目で合図する。
「なになに〜?プレゼント〜?サキも見る〜♪」
私服に着替え終わったサキも興奮気味に割り込んでくる。
:07/12/09 18:11
:W51CA
:☆☆☆
#368 [主]
「サキちゃん( ̄口 ̄)」
みたいな顔でリアクションをする圭チャンに対しケラケラと笑うサキ。
「わぁ〜♪なにこれ可愛い〜♪♪」
箱の中には小さな音符が付いたキラリと光るネックレス。
音符の真ん中にはダイヤモンド。
私の誕生石
:07/12/09 18:15
:W51CA
:☆☆☆
#369 [主]
音符のネックレスなんて始めてみた。
ハートや星ならよくあるけど、こんな珍しいものどこで買ったんだろう?
「なぁなぁ圭チャン何で音符なんですか〜?」
私の疑問はサキによって問いただされる。
:07/12/09 18:18
:W51CA
:☆☆☆
#370 [主]
「なんか梓って喜怒哀楽激しいやん?だからいろんな音を奏でるみたいな意味で音符‥」
恥ずかしそうに下を向き説明する圭チャンがあまりにも可愛くて面白くて
『プッ‥ギャハハハハハハハ!!』
サキまで笑ってるし‥
:07/12/09 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#371 [主]
「喜怒哀楽激しいやって!ギャハハハハ当たってる当たってる〜!!」
そこで笑ってんるかい‥
私喜怒哀楽激しいのかな?
確かによく泣くけど‥
でも何より
こぅやってサキが今隣で笑顔でいてくれているのが一番嬉しい
花束よりも何よりサキの笑顔が一番のプレゼントだよ。
:07/12/09 21:33
:W51CA
:☆☆☆
#372 [主]
色んな音を奏でる―
私バカだからよく意味は分からないけど、私に似合うと思って選んでくれたんだよね。
「圭チャンありがとう〜♪」
圭チャンは箱に入ったネックレスを取ると私の背後に立ち、首もとに付けてくれる。
"シャラン"
元々付けていた自分で買ったネックレスと重なり合い音を奏でる。
:07/12/10 15:30
:W51CA
:☆☆☆
#373 [主]
街で見かけて買った、ずっとお気に入りで付けていたハートのネックレス。
私は手を首に回しそのネックレスを取り
「サキあげる♪」
「え?何で?それココナのお気にやん」
なんとなく
サキにあげたいと今思ったから。
圭チャンにもらったネックレスを大事に付けたいってのもあったけど。
:07/12/10 15:34
:W51CA
:☆☆☆
#374 [主]
「ん〜‥おかえりプレゼント♪」
特別な理由はないけどふとあげたくなっただけ。
圭チャンも私たちのやりとりを見て微笑んでいる。
『ウ"‥ゥ"ワァ"ァ"ァア"ンヒックヒック‥』
え‥
:07/12/10 15:37
:W51CA
:☆☆☆
#375 [主]
『ブワァァァアンウ"ゥ"ゥエ"ェ〜ン』
突然ボロボロと泣き出すサキに同様する2人。
「え‥ちょっとサキ‥」
私の鞄からハンカチを取り出すと
『ブゥゥ〜ン!』
「ちょっとちょっとちょっと!!サキそれティッシュじゃない!!!」
:07/12/10 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#376 [主]
勝手にハンカチを奪い取り鼻をかみ出す
サキ‥
あんたそれ二回目だよ
私のハンカチをどれだけ汚せば気がすむだよ‥
「あっココナティッシュティッシュ!」
「‥‥‥」
:07/12/10 15:42
:W51CA
:☆☆☆
#377 [主]
ティッシュってあんた‥
この前のハンカチも洗って返すとか言いながら返してないじゃん‥
またそれも仕事用のハンカチを‥
「サ‥サキちゃんはいっ!」
私の殺気を感じたのか慌てて自分のティッシュを差し出す圭チャン
:07/12/10 19:00
:W51CA
:☆☆☆
#378 [主]
もぅサキにハンカチを貸さないと誓った日だった‥
『ブゥ〜ン‥フンッッ』
鼻をかむ音が変わった瞬間
私の服に何かが飛んできた。
その瞬間サキと圭チャンの目は点
:07/12/11 16:43
:W51CA
:☆☆☆
#379 [主]
2人の目線に目をやると
‥何この茶色い物体‥‥
『プッギャハハハハハハハ!!!』
:07/12/11 16:45
:W51CA
:☆☆☆
#380 [主]
ついさっきまで泣いてたはずのサキが腹を抱え大爆笑している。
圭チャンまで‥
鼻をかんでいて、どぅやったら人に鼻くそを飛ばす事が出来るのかコツがあるなら是非教えてほしい
:07/12/11 16:47
:W51CA
:☆☆☆
#381 [主]
笑い出したり
泣き出したり
また笑い出したり
喜怒哀楽が激しいのは、サキあんただよ‥
「圭チャン!笑ってないでこれ取って!」
右手で鼻くそを指さし早く取れと左手で服を前に出す。
:07/12/11 16:52
:W51CA
:☆☆☆
#382 [我輩は匿名である]
:07/12/12 12:21
:SH902iS
:☆☆☆
#383 [ぽん]
:07/12/13 15:28
:N701i
:☆☆☆
#384 [主]
>>381続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「え‥俺?」
何で俺なんだという顔をしながらもしぶしぶ鼻糞をつまむ圭チャン。
「サキからの誕生日プレゼント〜♪キャハハハハハ」
鼻糞が‥
誕生日プレゼントですか‥
:07/12/13 18:13
:W51CA
:☆☆☆
#385 [主]
鼻糞は置いといて‥
三人はよくサキと行っていたBARに立ち寄った。
サナエママには明日ゆっくりと話しをすると。
このメンバーは久しぶりで懐かしく思う。
:07/12/13 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#386 [主]
しんみりと飲む訳じゃなく、サキのテンションは相変わらず高く圭チャンはホッとしている。
サキのお母さんが言ってたように、ご飯は口にすると言い確かに見た目は前のよぅに戻っていた。
「あ!サキ新しい携帯買ったから」
携帯を買いに行ったり、一人でたまに散歩などしていたらしい。
:07/12/13 21:01
:W51CA
:☆☆☆
#387 [主]
ただまだ私に会う勇気がなかった‥と。
どんな顔して会えばいいか分からなくタイミングが分からなかったらしい。
だけど私の誕生日だけはどぅしても祝いたかったと。
いい機会だった‥と。
:07/12/13 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#388 [主]
「ココナ‥」
私の名前を呼び一息つくと目の前のビールをグイッと飲むサキ
「‥もぅ大丈夫」
主語も何もなかったけどサキが何を伝えたいかは分かる。
:07/12/13 21:08
:W51CA
:☆☆☆
#389 [主]
「‥うん」
マコト‥ミノル‥兄チャン‥
圭チャン‥
人は誰か一人を愛す
愛すると
恋するの違い
まだ18歳になったばかりの私には分からない。
:07/12/18 05:04
:W51CA
:☆☆☆
#390 [主]
マコト‥
最後にあんたを呼びかけるよ。
サキの心も体も傷つけたマコト。
サキは今立ち上がってる。
私たちの前に立ち上がってるよ。
私とサキからの最初で最後の願いにする
同じ事を、どぅか繰り返さないで‥――
:07/12/18 05:08
:W51CA
:☆☆☆
#391 [主]
"もぅ大丈夫‥"
何が大丈夫なんだろう。
今サキにとって一番大切なものは何だろう。
サキ‥?
私でよければ側にいる。
側にいるよ‥。
:07/12/18 05:11
:W51CA
:☆☆☆
#392 [我輩は匿名である]
:07/12/18 05:13
:SH903i
:☆☆☆
#393 [主]
チューリップで久々働いて少し男性が怖かったと言うサキ。
圭チャンも、私が着いてるから大丈夫だと、
だけど、
それでも
私と‥ココナと‥一緒に働いていきたいと言ってくれた‥。
:07/12/18 05:14
:W51CA
:☆☆☆
#394 [我輩は匿名である]
心も体も傷つけたのってマコトやけ?
:07/12/18 18:25
:SH902iS
:☆☆☆
#395 [主]
すみません↓
ミノルの間違いです(>_<)↓
:07/12/18 19:07
:W51CA
:☆☆☆
#396 [主]
―みなさんヘ―
今年いっぱいはかなりバタバタし、自由な時間が本当にありません‥。
少しでも更新したいんですが、精神的にも体力的にも今はいっぱいです‥。
来年帰ってきて、また必ず続きを書きます。
いえ、書かせて下さい(ノ_・。)
ワガママ申し訳ないです。
―梓―
:07/12/19 17:16
:W51CA
:☆☆☆
#397 [我輩は匿名である]
ななこ〜

:07/12/19 20:55
:SH904i
:☆☆☆
#398 [我輩は匿名である]
ななこってなに?
:07/12/20 03:23
:N703iD
:☆☆☆
#399 [ちぃ]
ココナさん

待ってます

ずっと!
:07/12/20 05:54
:SH903i
:☆☆☆
#400 [まあ
]
遅くなっても
絶対待ってます

★
:07/12/21 10:42
:P903i
:☆☆☆
#401 [我輩は匿名である]
都合よすぎ
:07/12/22 10:11
:N903i
:☆☆☆
#402 [我輩は匿名である]
上の人
うっせーよ。黙れ。だったらあんたも小説書けよ。あんたと違って主は忙しいんだよ。文句あんなら見んな!
:07/12/23 00:40
:P902iS
:☆☆☆
#403 [我輩は匿名である]
>>402>>401の人にキレるのは分かるけど、『だったらあんたも小説書けよ』は意味不
私には全く関係ないけど、突っ込みたかったからレスしてしまいました
無駄レスすまそ
:07/12/23 01:36
:SH902iS
:☆☆☆
#404 [ゆき]
まってまあすイ
主さんのペースで
頑張ってくださいねイ
:07/12/23 23:16
:W54T
:☆☆☆
#405 [まあ
]
待ってます

★
:07/12/29 09:08
:P903i
:☆☆☆
#406 [我輩は匿名である]
:07/12/30 10:15
:W53T
:☆☆☆
#407 [我輩は匿名である]
あげる
頑張って
:08/01/04 22:18
:W53CA
:☆☆☆
#408 [我輩は匿名である]
待ってますKK
:08/01/06 21:04
:W43H
:☆☆☆
#409 [まあ
]
いつくるだろお

★
たのしみ〜

:08/01/08 15:31
:P903i
:☆☆☆
#410 [我輩は匿名である]
あげ-
:08/01/14 21:26
:W53CA
:☆☆☆
#411 [まあ
]
ひさびさにあげる

★
:08/01/18 18:45
:P903i
:☆☆☆
#412 [我輩は匿名である]
もぉ書かないのかな

:08/01/19 00:00
:P902i
:☆☆☆
#413 [我輩は匿名である]
あげ-
:08/01/26 15:39
:W53CA
:☆☆☆
#414 [我輩は匿名である]
ここの主はもう・・・
:08/01/26 17:23
:SH904i
:☆☆☆
#415 [まあ
]
戻って来るって
書いてあるから
きっと来ると
思いますよっ

★
:08/01/27 09:20
:P903i
:☆☆☆
#416 [弥弓]
あげます
:08/01/31 21:02
:W53T
:☆☆☆
#417 [我輩は匿名である]
もぅ書かんの(´・ω・`)??
:08/02/03 21:08
:W53CA
:☆☆☆
#418 [ゆか]
待ってます(´Д`)
:08/02/04 09:35
:W52SH
:☆☆☆
#419 [主]
本当にお待たせして申し訳ありませんでした。
少し仕事も私情も落ち着きました。
本当に待っていてくれた方ありがとうございます。
また少しずつの更新ですが長くなりますが、書き続けていいでしょうか?
:08/02/04 16:52
:W51CA
:☆☆☆
#420 [しほ.]
更新楽しみです


うち以外にも
楽しみにしてるひと
沢山いると思います

頑張てください(^ω^)
:08/02/04 17:21
:D904i
:☆☆☆
#421 [主]
>>393続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナ〜圭チャン〜何で何で何で〜?!」
店を出て圭チャンとも昔行ったスナックに立ち寄った。
いきなり圭チャンとどぅして寄りが戻ったのかを直球に聞いてくるサキ。
あまり圭チャンの前で兄チャンの話は出したくない。
:08/02/04 18:43
:W51CA
:☆☆☆
#422 [主]
私は言葉に詰まりタバコをふかす。
「俺が梓を忘れられへんかった」
私の顔をチラッと見カバーしてくれる。
「ココナ、サキが前に一人でタクシーに乗って帰った日覚えてる?」
:08/02/04 18:46
:W51CA
:☆☆☆
#423 [主]
サキが一人でタクシーに‥
‥ーーあ、
1月1日、兄チャンと三人でみなも神社に行った帰りだ。
あの時のサキの行動は確かに不自然だった。
次の日
"梓は今幸せ〜?"と電話をかけてきた時にも何か変な胸騒ぎがしたっけ。
:08/02/04 18:48
:W51CA
:☆☆☆
#424 [主]
「あの後、ココナと別れて圭チャンに会いに行った。」
‥ーえ?!
「ごめん‥勝手な行動とって‥でもやっぱり圭チャンがいるのか確かめたかった。ココナは本当はまだ圭チャンを想ってるんじゃないかってずっと思ってた。」
サキ‥
:08/02/04 18:51
:W51CA
:☆☆☆
#425 [主]
「あの時はびっくりしたで本間‥梓じゃなくてサキちゃんが来るんやもん‥」
何かを思い出すかのよぅに圭チャンも続いて話し出す。
「"梓は来ないよ"って‥サキちゃんにキッパリ言われたよ‥」
私の知らないところでそんな事があったんだ‥。
:08/02/04 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#426 [主]
「ただ‥」
下を向き言葉を詰まらせる圭チャン。
「‥ただ、何?」
「サキちゃんが、本当に好きならまだ諦めないで"って」
「‥‥」
「本当に好きなら逃げないでって」
:08/02/04 18:57
:W51CA
:☆☆☆
#427 [主]
多分私はこの話を今聞いてよかったと思った。
まだ圭チャンに戻る決心が付いていない時に聞いていれば
"勝手な事しないでよ!"って言ってたと思うから。
「ココナ、今幸せ?」
うん、幸せだよ。
好きな人が隣にいてサキも戻ってきてくれて‥幸せだよ。
:08/02/04 19:03
:W51CA
:☆☆☆
#428 [主]
自己中な私
優柔不断な私
自分で自分の気持ちが分からない私。
サキが一番気付いていたのかもしれない。
兄チャンを傷つけた。
兄チャンを悲しませた
兄チャンを苦しめた。
それでも私は圭チャンの元へ戻った。
やっぱりこれで正解だなんて自分では分からない。
ただ、私の中の砂時計がまた時間を戻した。
:08/02/04 19:07
:W51CA
:☆☆☆
#429 [主]
「なぁ、何で毎月1日に限ってあの場所にいたの?」
絶対1日だった。
偶然とは思えなかった。
「‥1月1日に約束したやん?
もしかしたら、1日に行ったら梓が来てくれる気がした‥」
:08/02/04 19:09
:W51CA
:☆☆☆
#430 [主]
「アホちゃん‥」
本当‥本当ばっかみたい‥
本当にバカだよ‥
バカすぎて‥バカすぎて‥
「サキ自分の恋愛は分からんけどココナの事は分かるも〜ん♪」
:08/02/04 19:20
:W51CA
:☆☆☆
#431 [主]
>>420しほ.サン
ありがとうございますo(^-^)o
仕事は今まで通り休みはないんですが頑張りますね★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/04 19:22
:W51CA
:☆☆☆
#432 [主]
>>430続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
本当そぅかもね。
人にはいいアドバイスをおくれても
いざ自分がその立場に立たされた時行動に移せない。
口ではいくら偉そうな事を言えてもそれは自分の事じゃないからであって。
自分の事は自分が一番分かってるつもりでも、それは"つもり"であって。
:08/02/04 21:07
:W51CA
:☆☆☆
#433 [主]
サキが一番心配してくれていたんだよね。
もぅ間違えないかな?
これから先の事なんて分からないけど、圭チャンとの恋愛はまた1からスタートするんだ。
ー私の恋愛はまだ終わりを知らないーー
:08/02/04 21:14
:W51CA
:☆☆☆
#434 [主]
「梓ごめんな」
他のお客さんがノリノリで歌っている中私にしか聞こえない声で謝る圭チャン。
「何が?」
サキも他人の歌にノリノリで。
「ここで梓を傷つけたよな‥」
:08/02/04 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#435 [主]
そっか‥
このスナックは圭チャン初めて来たスナック。
"妹妹"
そぅ言われてたくさん涙流したっけ。
ここの従業員の顔ぶれは変わっていて誰も前みたいに突っ込んでこない。
:08/02/04 21:18
:W51CA
:☆☆☆
#436 [主]
「梓が熱出た時も‥ごめんな‥」
今になってこの場で昔の事を申し訳なさそうに謝る圭チャン。
「あはは。もぅいいよ、昔の事やん」
もぅ昔の圭チャンとは違うって信じてるから。
:08/02/04 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#437 [主]
「また‥るか?」
「え?何て?聞こえへん」
他人の曲が終わるとノリノリに立ち上がり歌っているサキ。
サキ‥ちょっと‥いや‥かなりうるさいよ
「またハンバーグ作ってくれるか?」
:08/02/04 21:24
:W51CA
:☆☆☆
#438 [さや]
初めて書き込みます。イ
昨日この小説見つけて一気に読みましたシ
続き楽しみにしてるので無理しない程度に頑張って下さいIx
:08/02/04 22:49
:W52P
:☆☆☆
#439 [ゆうこ]
頑張ってっ!
:08/02/05 00:34
:SH704i
:☆☆☆
#440 [我輩は匿名である]
頑張って−(つω;`)
:08/02/05 04:40
:D904i
:☆☆☆
#441 [主]
:08/02/05 15:10
:W51CA
:☆☆☆
#442 [主]
>>437続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
作るよ
作る、作る‥
焦げちゃうと思うけど、その時は冷たくなる前に一緒に食べようね。
いっぱいご飯作るから。
なんだろう
この懐かしい感じは。
とってもとっても暖かい‥ー
:08/02/05 15:13
:W51CA
:☆☆☆
#443 [主]
歌を終えるとサキは目の前にある焼酎を一気飲み。
「え‥サキどぅしたん‥」
「今日は飲むのぉぉぉ〜!!サキはココナが笑顔ならそれだけでいいのぉ〜!!」
‥サキ、嬉しいよ
とっても嬉しいけど‥周りどん引きしてるよ‥
:08/02/05 15:15
:W51CA
:☆☆☆
#444 [主]
それからサキは前のよぅにチューリップに出勤し、よく一緒に行っていたBARにも立ち寄ったり平凡な日々が続いた。
季節は夏ー
「圭チャ〜ン川行きたぁい!」
:08/02/05 16:33
:W51CA
:☆☆☆
#445 [主]
「海じゃなくて?」
私は川が好き。
山が好き。
自然が大好き。
川の周りに咲く花が好き。
川の周りを囲う山が好き。
小さな魚やカニが顔を出すのが好き。
足を付けてバシャバシャするのが好きって言ったら圭チャンは笑うんだ。
:08/02/05 16:35
:W51CA
:☆☆☆
#446 [主]
「サキも誘おうや!」
バーベキューもしたいし二人より三人の方がきっと楽しいよ。
「‥‥」
私の問いかけに返事をしない圭チャンの顔をのぞき込む。
:08/02/05 16:38
:W51CA
:☆☆☆
#447 [主]
「圭チャ〜ン?」
聞こえなかったかなと呼びかける。
「あのさ‥たまには2人で出かけへん?」
え?
「いやっ、サキちゃんが嫌とかじゃないんやで!絶対にないんやで!ただ‥最近2人で出かけてへんなぁって‥」
:08/02/05 16:41
:W51CA
:☆☆☆
#448 [主]
子犬みたいな顔で可愛らしい事を口にする圭チャン。
「30歳過ぎて何可愛い顔してんよ〜(笑)」
そぅ言えばサキが戻ってきてからここ数ヶ月はどこに出かけるにも三人一緒だった。
サキを一人にしたくないという気持ちもあったし自然に遊びに行く時は隣にサキがいた。
:08/02/05 16:45
:W51CA
:☆☆☆
#449 [主]
2人きりでデートって最近してなかったよね。
「うんっ♪たまには2人で遊びに行こっか♪」
さっそく次の日曜日2人で和歌山の川に行く事に決定。
サキに言ったら少しすねてたけど"楽しんできてね"って言ってくれて。
:08/02/05 16:48
:W51CA
:☆☆☆
#450 [主]
今日は金曜日
日曜日のデートが楽しみで楽しみで仕事中もずっとニタニタしている私。
幸せすぎて
大好きな人がいて
大好きな友達がいて
幸せすぎて‥
また圭チャンの不自然さに気付かなかったんだーー
:08/02/05 16:50
:W51CA
:☆☆☆
#451 [主]
土曜日。
圭チャンが久しぶりにチューリップに飲みに来てくれた。
私は他に自分のお客さんが来ていたから圭チャンの前にはサキが付いていた。
「圭チャンその指輪どぉしたぁん?」
お客さんのお酒を作りながらも隣で2人の会話を盗み聞きする私。
:08/02/05 16:53
:W51CA
:☆☆☆
#452 [主]
指輪?
私とのペアリングの事かな?
と、あまり気にせず目の前にいるお客さんと会話を弾ませた。
特に気にもせず。
ーどぅして浮気をする人は繰り返すんですか‥ーー
:08/02/05 16:56
:W51CA
:☆☆☆
#453 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「わぁ♪カニおるで圭チャン!カニカニカニ〜♪」
小さな子供のよぅにハシャぐ私を優しい目で見守る圭チャン。
「うわっちょっと辞めろよっ!!」
川の水をバシャバシャと両手で圭チャンにかける。
:08/02/05 17:07
:W51CA
:☆☆☆
#454 [主]
圭チャンも負けじと私に水をかけてくる。
憧れてたんだよね。
ドラマみたいなこぅいうの。
私は服を脱ぎ捨てて私達しかいない川に水着で飛び込む。
「本間に子供やなぁ梓は」
:08/02/05 17:09
:W51CA
:☆☆☆
#455 [主]
「だって今この地球に2人しかおらんみたいやねんも〜ん♪」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
圭チャン?
私が子供だから?
私に大人の魅力がないから?
あなたの心を独り占めしたいのは欲張りでしたか?
:08/02/05 17:11
:W51CA
:☆☆☆
#456 [主]
昔みたいにもぅ圭チャンの前で大人ぶったりしない。
自分らしく
自分らしさで圭チャンと向き合うと決めた。
もぅあなたの前では背伸びしないと。
あなたみたいな大人な人には私は釣り合わなかったですか‥ーー
:08/02/05 17:14
:W51CA
:☆☆☆
#457 [主]
信じていた。
好きな人を疑う心を捨てた。
あなたが好きだから。
大切な人と別れを告げてでも
あなたが好きだったから。
歳の差なんて関係ない。
もぅ自分に言い聞かせたりせず、ただあなたを愛していた。
:08/02/05 17:17
:W51CA
:☆☆☆
#458 [主]
18歳で"愛"なんて言葉は軽々しいかな?
10代で"愛してる"なんて口にするのはダメなのかな?
‥そんな事ないよね。
やっぱり"本当の愛"が何かなんて分からない私だけど、
愛してるって
伝えたいんだ。
:08/02/05 17:19
:W51CA
:☆☆☆
#459 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄
「圭チャン」
「ん?」
「愛してるよ」
:08/02/05 17:22
:W51CA
:☆☆☆
#460 [主]
私の言葉にニッコリと微笑んで
近くにあった名前の分からない小さな花をちょこんと私の頭にのっける圭チャン。
「だから花をちぎったりしたらあかん〜!!」
:08/02/05 17:25
:W51CA
:☆☆☆
#461 [主]
花を見たらどぅしてこんなにも気持ちが和むんだろう
誰かは言う
花なんて嫌い
少しの寿命で枯れてしまうから。
それでも私はその綺麗な花を咲かすまでに何日も時間をかけて形になって‥命は短いけれど
ただそれだけの寿命の為に育つ花が好き。
たった一輪でも桜が咲けばみんな木の下に集まる。
季節の主だと私は思う。
:08/02/05 19:30
:W51CA
:☆☆☆
#462 [主]
「本間梓は綺麗な心持ってるよな」
小さな花がのった私の頭を撫でながら。
綺麗な心
圭チャン
私ね、これからの何年先かに自分の心が真っ黒になるなんて思ってもみなかった。
:08/02/05 19:34
:W51CA
:☆☆☆
#463 [主]
今会ったら
あなたは昔のよぅに
"綺麗な心やな"
そぅ言ってくれるかな。
:08/02/05 19:36
:W51CA
:☆☆☆
#464 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
この日は本当にいい思い出になった1日だった。
ううん。
"思い出"になんてしたくなかった。
この幸せな日々がずっと続けばいいのにと願った18の夏ー
:08/02/05 19:42
:W51CA
:☆☆☆
#465 [まあ
]
梓さん〜

おかえりなさい

!
ゆっくりで
全然いいんで
頑張って下さい


:08/02/06 13:49
:P903i
:☆☆☆
#466 [主]
>>465まあサン
ずっと待っててくれてありがとうございますo(^-^)o
頑張りますね★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/06 14:06
:W51CA
:☆☆☆
#467 [主]
>>464続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
和歌山からの帰りにお土産屋サンに立ち寄って小さなウサギの置物を買ってくれる。
目が真っ赤な小さな小さなな木の置物。
「何でウサギ?」
:08/02/06 14:08
:W51CA
:☆☆☆
#468 [主]
特にウサギが好きとか言った事ないんだけどなぁ。なんて隣のリスの置物を見ながら思っていた。
「ウサギって寂しすぎたら死ぬんやって。」
「え?」
「何か梓みたいやん。梓の隣には俺がおらなあかん」
:08/02/06 14:11
:W51CA
:☆☆☆
#469 [主]
ウサギは寂しがり屋の動物だっていうのは聞いた事がある。
だからって‥私そんなに寂しがり屋かな?
「常にピアスやネックレスを付けてる人も寂しがり屋なんやって」
そぅ言われて私は自分を見る。
‥完全私じゃん。
:08/02/06 14:13
:W51CA
:☆☆☆
#470 [主]
私は指輪でもネックレスでも何か必ず一つ以上は身に付けていないと落ち着かない。
「寂しがり屋じゃないもん」
分かった分かった。と子供をあやすように小さな紙袋を手渡される。
「‥ありがと」
:08/02/06 14:16
:W51CA
:☆☆☆
#471 [主]
照れながらもお礼を言う私に笑い出す圭チャン。
そぅいえば圭チャンってあまりアクセサリーは身につけないなぁと帰りの車内で考える。
ふとハンドルを握る圭チャンの手を見る。
‥‥あれ?
:08/02/06 14:19
:W51CA
:☆☆☆
#472 [主]
左の薬指に私とのペアリング以外にもぅ一つ付いてる?
重ねづけだから気付かなかった。
シンプルな指輪の上に重ねて私達のペアリング。
「圭チャン、その指輪どぉしたん?」
:08/02/06 14:27
:W51CA
:☆☆☆
#473 [主]
「え?あ、あぁ昔自分で買ったやつが出てきたから久々付けててん」
サキが言ってた指輪はこの事かな?
いつから付けてたんだろう
全く気付かなかったよ‥。
「ふぅん、そぅなんや。」
:08/02/06 14:29
:W51CA
:☆☆☆
#474 [主]
特に気にしない。
もぅ昔とは違って信じてるから。
信じてたんだよ‥
:08/02/06 14:30
:W51CA
:☆☆☆
#475 [主]
家に帰ってベッドの上に買ってもらったウサギの置物を飾る。
ウサギ一匹じゃ可哀想かな?
友達ほしいかな?
なんて考えながら今日の1日を振り返り眠りについた。
:08/02/06 14:34
:W51CA
:☆☆☆
#476 [主]
『チャンララランチャン〜♪』
音楽をとって設定するのが面倒な私は元から入っている音楽をそのままにしている。
サキや周りに笑われるけど‥
サキからだ。
「あ"ぃ」
まだ寝起きな私は機嫌が悪い。
:08/02/06 14:38
:W51CA
:☆☆☆
#477 [主]
「うわっ出たおっさん声!!」
元からハスキーな私の声は寝起きなんてガラッガラ。
ふと目覚まし時計に目をやると
「まだ10時やんっ!!ちょっとサキ勘弁してぇ‥」
朝っぱらから電話だなんて嫌がらせにしか思えない‥
:08/02/06 14:45
:W51CA
:☆☆☆
#478 [主]
「コッコナ〜♪遊園地行こう〜♪」
‥‥
「はぁぁぁあ?!」
何言ってんのこいつ。
今日月曜日だよ?
いつも通り店もあるのに。
一気に目が覚めた‥
:08/02/06 14:50
:W51CA
:☆☆☆
#479 [主]
「‥いや」
それだけ言って電話を切る。
『チャンララチャン〜♪』
しつこく鳴り響く電話に嫌気がさし電源を切った。
あいつは何がしたいんだ‥
冷たい対応をしながらも私はまた眠りにつく。
:08/02/06 20:08
:W51CA
:☆☆☆
#480 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
『ピンポーンピンポーン』
部屋中に鳴り響くインターホン
眠い目をこすりながらインターホンの受話器に手を伸ばそうとした瞬間、音が鳴りやむ。
あまり気にせずまたベッドに戻る。
:08/02/06 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#481 [主]
『ガチャ』
家のドアが開く音がしガバッと起き上がる。
「コ〜コ〜ナ〜♪」
え‥
:08/02/06 21:08
:W51CA
:☆☆☆
#482 [ゆうこ]
一日何回も更新されてるか見てまうわ〜!!待ってるでっo(^-^)o
:08/02/06 21:18
:SH704i
:☆☆☆
#483 [サイャ人ー]
昨日1から読み
始めたー


マジ感動ー


テカ俺と似てるー



俺も夜
しとったー


仲間やー


そんなん関係
ないけどゆっくりで
えーから
更新してなー



:08/02/07 18:35
:D905i
:☆☆☆
#484 [
ヵルパス
]
いッきに読みましたァ
頑張ッて下さぃ
:08/02/07 19:42
:N703iD
:☆☆☆
#485 [主]
:08/02/07 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#486 [主]
>>481続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ふと時計に目をやると昼の一時。
とかそんな問題じゃなくて家まで来るって‥迷惑極まりないだろ‥
「インターホン鳴らしてたら知らん人が出てきたから入れた〜♪」
:08/02/07 20:52
:W51CA
:☆☆☆
#487 [主]
そぅいう問題でもないって。
「ココナ電源切ったやろ〜!」
分かってるなら何で家まで来るかな。
「ほら〜寝起きのココナ以上に怖いのないわぁ♪」
本当に私とサキの性格は似ても似つかないなぁとつくづく思う。
:08/02/07 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#488 [主]
でも上辺だけの友達ならこんな事出来ないよなぁと思う。
‥あ。
「遊園地なんか行かんで」
「そんなん嘘に決まってるや〜ん♪」
何のための嘘だと言うのだろう‥
:08/02/07 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#489 [主]
「話ある」
いきなり真顔になり煙草を取り出し一息付くサキ。
サキのこの表情は真剣な話だなと思う
「何?どしたん?」
私も続いて煙草に手を伸ばす。
:08/02/07 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#490 [主]
「圭チャンの事なんやけど‥」
話し方や表情を見ていれば、いい話ではない気がする
「ん?」
動揺を隠すかのよぅに冷静に返事をする私。
:08/02/08 04:54
:W51CA
:☆☆☆
#491 [主]
圭チャンと特に喧嘩もしていない。
何だろう‥
「圭チャン浮気とかしてない?」
「‥はっ?」
:08/02/08 12:56
:W51CA
:☆☆☆
#492 [主]
いきなり何を言い出すんだろう‥
圭チャンが浮気?
何を根拠に?
昨日だって楽しく遊びに行ってたんだよ?
寄りを戻してから夜景に行って、映画に行って、買い物行って、サキも含め三人で仲良く出掛けて。
そんな素振りなんて全くないよ?‥
:08/02/08 13:00
:W51CA
:☆☆☆
#493 [主]
私の寝相の悪さで下に転がり落ちてるうさぎの置物を拾い、
深呼吸。
「何を根拠に?」
サキは何を知ってるって言うの?
「‥ゆびわ」
:08/02/08 13:03
:W51CA
:☆☆☆
#494 [主]
ゆびわ?
‥指輪?
サキが言ってるのは圭チャンが重ね付けしていた指輪の事?
でもあれは昔のが、たまたま出てきたから重ね付けしてるだけって圭チャン本人も言ってたし‥。
特に気にもしていない。
それだけで浮気をしていると決めつけるのはどぅかと思う
:08/02/08 13:06
:W51CA
:☆☆☆
#495 [主]
「あれは‥」
「何となく!
何となく嫌な気がするねんっ!」
私が説明しようとすると話も聞こうとせず興奮し早口で話すサキ。
昔からたまにあった。
何て言えばいいんだろう。
サキの感は当たるというか‥
:08/02/08 13:09
:W51CA
:☆☆☆
#496 [主]
圭チャンとの一度目の付き合いの時も‥
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ココナ?圭チャンとうまくいってんの?」
そぅ言われて私は笑顔で頷いた次の日
圭チャンの浮気が発覚した。
偶然なんだろうけど、本当に感と言うか何かサキは普通の人と違うものを持っている気がする。
:08/02/08 13:13
:W51CA
:☆☆☆
#497 [主]
だけど‥
「心配しすぎ、圭チャンは昔ともぅ違うよ。信じてるから。」
だからサキ?
心配しないで?
:08/02/08 13:15
:W51CA
:☆☆☆
#498 [主]
「‥そっか、ごめん何となくやねん。
特に根拠もなしにこんな事言ってごめんな。」
遊園地に行こうとおちゃらけて言って
家まで来て
わざわざこの話をしにきてくれたんだね。
心配してくれてたんだね。
ありがとうねサキ。
でも、私は圭チャンを信じるよ。
:08/02/08 13:17
:W51CA
:☆☆☆
#499 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
サキの忠告を素直に聞いていればよかったのかな
そしたらまた何か変わっていたのかな
だけど信じてたんだ
本当に
信じてたんだ
:08/02/08 13:21
:W51CA
:☆☆☆
#500 [主]
「ううんううん!本間いきなり押し掛けてごめんな、今日また店で〜♪」
それだけ言うとサキはそそくさと帰って行った。
何だろう。
急に圭チャンに会いたくなった。
サキに言われた事が不安なのかな?
分からないけど無性に会いたい
:08/02/08 14:37
:W51CA
:☆☆☆
#501 [主]
大丈夫
大丈夫
そぅ自分に言い聞かせ、圭チャンの家の合い鍵を持って家を飛び出した。
すっぴんで化粧もしていないけどサングラスをかけて頭もボサボサで
昼間は仕事で家にいないと分かりながらも好きな人の元へ行く。
:08/02/08 14:40
:W51CA
:☆☆☆
#502 [主]
大丈夫
大丈夫
大丈夫
好きなんだもん
大好きなんだもん
:08/02/08 14:41
:W51CA
:☆☆☆
#503 [主]
途中でスーパーに寄って、圭チャンの家のドアを開け誰もいないキッチンに立ちハンバーグを作る。
また作るねって約束した。
焦げちゃうけど冷たくなる前に今度は一緒に食べようね。って。
案の定焦げてしまったけど出来たハンバーグにラップをし圭チャンの帰りを待つ。
:08/02/08 14:46
:W51CA
:☆☆☆
#504 [主]
ご飯を作って帰りを待つとか懐かしいなぁと昔に浸りながらシャワーを浴びて化粧して、ただひたすら帰りを待っていた。
『ガチャ』
夕方に帰宅する圭チャン。
私がいる事にびっくりしていたけど
"ただいま"って抱きしめてくれて
:08/02/08 14:49
:W51CA
:☆☆☆
#505 [主]
仲良く2人でハンバーグを食べて
抱き合って
頭撫でてくれて
好きと言ってくれて
また抱きしめ合って
ほらね。
圭チャンは優しいよ?
サキ、大丈夫だよ。
:08/02/08 14:53
:W51CA
:☆☆☆
#506 [主]
でも何だろう
何か、何かが引っかかる
これっていった事は分からないけど
サキの言葉がなぜだか胸を痛ませる。
「圭チャン、そのゆ‥」
「ん?どした?」
辞めた‥
指輪の話をもぅ一度振ろうとしたけど言葉が詰まる。
:08/02/08 15:32
:W51CA
:☆☆☆
#507 [主]
「ううん、何でもない♪仕事行ってくるな★」
綺麗に食べたハンバーグのお皿をキッチンに運び私はチューリップに向かう。
圭チャンは私を大切にしてくれている
おかしな素振りなんてないし
でも昔と違って一緒に暮らしていないから相手の行動を全て把握していない。
:08/02/08 15:35
:W51CA
:☆☆☆
#508 [主]
それから何週間が過ぎ今日は圭チャンとサキと三人で海遊館に行く日。
「海遊館♪海遊館♪」
車の後ろでサキと2人ではしゃいでいた。
だけど最近圭チャンに元気がない気がする。
気のせいかな?
:08/02/08 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#509 [主]
三人はペンギンを前にして釘付け
「可愛い〜♪」
隣で騒ぐサキを横目にガラスに手をおく圭チャンを見る。
「‥圭チャン‥指輪は‥?」
ペアリングの指輪はなくその下に重ねづけしていたシンプルな指輪だけが光っている。
:08/02/08 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#510 [主]
必ずいつも付けているはずなのに‥
毎日一緒にいる訳じゃないから必ずとは言い切れないけど‥
「え‥あ、あぁ風呂入る時に外してそのままやった‥」
一緒に暮らしていた時を思い返す
:08/02/08 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#511 [主]
一緒にお風呂に入った事も何度かあった。
圭チャンがお風呂に入っている間に服を取り替えたりしていて
指輪をわざわざ外してお風呂に入ったりしていた事なんてなかったよね‥?
私の中で小さな疑問が生まれる
:08/02/08 18:57
:W51CA
:☆☆☆
#512 [主]
もしたまたま外して忘れていたとしても、どぅしてそのシンプルな指輪だけは付けっぱなしなんだろう?
何かがおかしい。
"圭チャン浮気してない?"
サキの言葉が頭をよぎる
:08/02/08 18:59
:W51CA
:☆☆☆
#513 [主]
まさか‥ね。
私は納得した振りをし今三人の時間を楽しんだ。
また私の悪い癖
:08/02/08 19:01
:W51CA
:☆☆☆
#514 [主]
好きだからもぅ許せなかった
昔の私なら好きだから離れられなかった
好きだから見て見ぬ振りをして逃げてばかりの自分に嫌気がさして
だけど今は
好きだから
愛してるからこそ‥――
:08/02/08 22:00
:W51CA
:☆☆☆
#515 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄
――――
「ちょっとトイレ行ってくる」
圭チャンとサキを置いて化粧直しをかねて私はトイレにたった。
私のいないところで2人が何を話しているかなんて知るはずもなく‥
:08/02/08 22:06
:W51CA
:☆☆☆
#516 [主]
トイレから戻ると何とも言えない空気が二人の間に流れていた。
「どしたん?」
話しかけても返事がない事に少しイライラしながらも
「なぁなぁ他もっと回ろう〜♪」
どぅにかこの空気を変えたくてわざと明るく振る舞う。
:08/02/09 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#517 [主]
「梓帰ろう」
耳を疑った
"梓"と口にしたのはサキだったから。
サキが私の事を"ココナ"と呼ばず"梓"と呼ぶ時は何かある。
いい事じゃない。
「え‥でも‥」
圭チャンを見るとずっと下を向いている。
:08/02/09 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#518 [主]
「‥圭チャン?」
「そんな奴に話しかけんなっ!」
私が圭チャンを心配し顔を覗き込もうとすると大声で怒鳴るサキ
何?なに?
私がトイレに行っている間に何があったっていうの?
:08/02/09 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#519 [我輩は匿名である]
やばい気になる
:08/02/09 16:15
:P903i
:☆☆☆
#520 [主]
>>519サン
ありがとうございますo(^-^)o
また時間が出来次第更新します★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/09 19:16
:W51CA
:☆☆☆
#521 [主]
>>518続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そのまま私はサキに手を引っ張られ無理矢理海遊館を出る事になる
「サキ!!」
何も状況が分からない私はサキの腕を離し圭チャンを呼びに行こうとする。
:08/02/09 19:18
:W51CA
:☆☆☆
#522 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄
「浮気してるんやで!!」
‥は?
:08/02/09 19:20
:W51CA
:☆☆☆
#523 [主]
少し離れたところから大声で叫ぶサキ
サキの元へと戻り
「サキ、何言ってんの?意味が分からん」
いきなり何?
本当に意味が分からない‥
:08/02/09 19:22
:W51CA
:☆☆☆
#524 [主]
「サキ説明して」
海遊館を出てすぐにあるベンチに座る
目の前にある港の前で路上ライブをしていて何十人と集まって盛り上がっている中、私は今にも泣きそうだった。
「ココナがトイレに行ってる間圭チャンの携帯が鳴って‥」
:08/02/09 19:55
:W51CA
:☆☆☆
#525 [主]
私は人より長くトイレにたつ方だとよく言われる
別に汚い話しじゃなく化粧直しとかで周りに比べたらかなり長いみたい
「女の人から電話で‥"指輪付けてるよ"とかなんか‥」
私がトイレにたったと同時に圭チャンの携帯が鳴った
:08/02/10 13:25
:W51CA
:☆☆☆
#526 [主]
圭チャンは隣にサキがいるのもおかまないなしに話し続けた
"おぉ〜今連れと出掛けてる!え?あぁ二人二人!指輪?付けてるに決まってるやん"
サキの話はこうだった
:08/02/10 13:27
:W51CA
:☆☆☆
#527 [主]
「うそ‥や‥」
嘘だよ
嘘だよ
「サキの前でそんな電話する?!ココナの友達やでサキは!人として考えられへんっ!」
うそだ‥
嘘だ‥
:08/02/10 13:30
:W51CA
:☆☆☆
#528 [主]
嘘‥嘘嘘嘘うそ!!
「人として間違ってる!!連れと二人でって何?!
あいつの彼女はココナじゃないん!?
なぁ!ココナ!」
わかんない
わかんない
わかんない
わかんない
分かんないよ‥
:08/02/10 13:36
:W51CA
:☆☆☆
#529 [主]
「指輪!ココナとの指輪は付いてなかった!もぅ一つ違う指輪をはめてた
電話しながらその指輪をなでながら‥」
もぅ‥やめて‥
やめて‥
:08/02/10 13:39
:W51CA
:☆☆☆
#530 [主]
路上ライブの歌が終わり盛大な拍手をする人々
みんな笑顔なのに
みんな笑って拍手してるのに
「サキ‥そんなうそいらん‥よ‥」
私にも笑顔をください
嘘だよ.冗談だよと言って笑わせて‥―
:08/02/10 13:44
:W51CA
:☆☆☆
#531 [主]
「ココナ‥ごめん‥」
申し訳なさそうに誤るサキ。
私が知らぬ間に涙を流していたから‥
圭チャン
どぅして追いかけてくれないの?
どぅして"違うよ"って言いに来てくれないの?
言い訳でもいいから‥追いかけてよ‥
:08/02/10 13:52
:W51CA
:☆☆☆
#532 [主]
あなたを信じるから
あなたを信じると決めたから
だから‥
『チャララララン♪』
メールの着信がなり携帯を見る。
【圭チャン】
:08/02/10 13:54
:W51CA
:☆☆☆
#533 [主]
【ごめん】
携帯の文字が滴で見えない
止まる事なく流れる涙
私は電源を切った。
:08/02/10 13:57
:W51CA
:☆☆☆
#534 [主]
ごめんって何?
たった三文字の言葉
"ごめん"
"好きだよ"
"愛してる"
″ごめん″
今までの全ての言葉をたった一通のメールで砕け散り
私の心も粉々になる
:08/02/10 14:07
:W51CA
:☆☆☆
#535 [主]
―――
タンポポって梓みたいやな
綿のよぅに目を離すとどこかに消えてしまう綿みたいやな
綿のよぅに姿を消したのはあなたでした
:08/02/10 14:10
:W51CA
:☆☆☆
#536 [主]
一度離れて
圭チャンが忘れられなくて
圭チャンのところにまた花を咲かした
私達の花はもぅ枯れる事がないと思っていた
"ただいま"
そぅ言って抱きしめてくれた圭チャンは
"さよなら"も言わずに枯れていった
:08/02/10 14:13
:W51CA
:☆☆☆
#537 [主]
それ以来
圭チャンから連絡がくる事はなかった
:08/02/10 14:15
:W51CA
:☆☆☆
#538 [主]
家に帰りベッドに横たわる
目の前にあるうさぎの置物
"うさぎって寂しがり屋やねんて"
それをそっと握りしめる
:08/02/10 14:24
:W51CA
:☆☆☆
#539 [主]
「君はいつも泣いてるから目が赤いん?」
誰もいない部屋でうさぎに話しかける
「寂しくて寂しくて泣いてばかりやから目が赤いん?」
返事なんてないうさぎに問いかける
:08/02/10 14:26
:W51CA
:☆☆☆
#540 [主]
真っ赤なうさぎの目は泣いてばかりだから?
[何でうさぎ?]
[うさぎって寂しがり屋なんて、梓みたいやん]
「君も寂しいん?」
私と一緒だね‥――
:08/02/10 14:28
:W51CA
:☆☆☆
#541 [主]
サキは心配してくれたけど私は大丈夫と伝える
私からも圭チャンに連絡はしない
"ごめん"
その一言で
"終わり"の意味を受け取れたから。
圭チャンの性格を知っている。
もぅ終わりなんだと。
:08/02/10 15:16
:W51CA
:☆☆☆
#542 [主]
いつ他の女を作っていたかなんて分からない
いつから圭チャンの気持ちがまた離れていたかなんて分からない
何を思って私の友達の前で堂々と女と電話をしていたかなんて分からない
何も分からない中
私達の花は散った。
:08/02/10 15:18
:W51CA
:☆☆☆
#543 [主]
サナエママは言う
"本当に好きなら圭チャン本人に会いに行って話しをしなさい"
と。
正しいと思う。
サナエママは間違った事を言っていない。
だけど
私はもぅいいんだ。
:08/02/10 15:20
:W51CA
:☆☆☆
#544 [主]
逃げている
きちんと向き合え
周りは言う。
だけど私はそんな気になれなかった。
だからといって逃げてるとは違う気がする。
"本当に別れたの?"
周りは言う。
:08/02/10 15:24
:W51CA
:☆☆☆
#545 [主]
確かに"別れ"の言葉は私達の間にはなかった。
だけど今まで圭チャンと一緒にいて
圭チャンの伝えたい事は伝わった。
追いかける気力もない
あれから一週間
私の中での【梓】は心を消しさった
:08/02/10 15:27
:W51CA
:☆☆☆
#546 [主]
【ココナ】
私はココナ。
梓って誰?
私はココナ
水商売ココナ
この時から私は本当の自分を心のタンスに終い鍵をかけ
心を捨てた――
:08/02/10 15:30
:W51CA
:☆☆☆
#547 [主]
「ココナ〜出勤前飯行こう〜♪」
何もなかったよぅに誘うサキ
あえて圭チャンの件には触れない
"サキがいらん事言ったからやんな"
そぅ最初は誤ってきたけどそれは違うよ
いずればれる事
時計の針が速まっただけ
:08/02/10 16:17
:W51CA
:☆☆☆
#548 [主]
あえて圭チャンの話しに触れないサキの優しさが嬉しかった。
今までと何も変わらない。
隣にいた人が一人減っただけ。
私はどこまで心が腐っていくのだろう
:08/02/10 16:19
:W51CA
:☆☆☆
#549 [主]
そんな日々が一週間近く過ぎた頃――
サナエママは今日は用事があると言って遅番だという。
この頃にはチーママをしていたミズキさんも辞めサキと私ともぅ一人の新人だけ
ケンさんはサナエママの付き添いで同じく遅番。
たまたまサキも風邪をこじらせ新人も休みでサナエママが来るまで一人店を任されていた。
:08/02/10 16:28
:W51CA
:☆☆☆
#550 [主]
誰もいないガランとした静かな店
なぜだか分からないけど圭チャンがいつも座っていた席に目をやると涙がこみ上げてきた
息が苦しくなり立っていられなった私はその場にしゃがみ込む
:08/02/10 16:31
:W51CA
:☆☆☆
#551 [主]
息が‥苦しい‥
『カラン♪』
扉の開く音と共にすぐ立ち上がり
「いらっしゃいませ-!!」
胸を押さえながらも気持ちを切り替える
:08/02/10 16:33
:W51CA
:☆☆☆
#552 [主]
お酒を作り会話をし目の前にいるお客さんも笑っている
私も笑う
だけど体は正直で
息は荒くなるばかり。
呼吸をするのが辛くなる
それでも笑顔を作る
:08/02/10 16:38
:W51CA
:☆☆☆
#553 [主]
次の日も、その次の日も‥
店にいるだけで息が苦しくなる。
圭チャンが座っていた席を見るだけで胸が苦しくなる。
初めて圭チャンと出会ったこの場所
私の大好きな居場所
:08/02/10 16:41
:W51CA
:☆☆☆
#554 [主]
なのに今は体が言うことをきかない
いくら笑顔を作っても心臓が速まり静まることを知らない
何度も何度もトイレに駆け込み指を突っ込み胃の中のものを全て吐き出す
そんな日々の繰り返しだった。
そんなある日――
:08/02/10 16:44
:W51CA
:☆☆☆
#555 [まあ
]
無理せずに
ゆっくり
頑張って下さい


:08/02/10 17:10
:P903i
:☆☆☆
#556 [主]
>>555まあサン
いつもありがとう〜o(^-^)o頑張るね♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/11 16:43
:W51CA
:☆☆☆
#557 [主]
>>554続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サナエママと私が早番でまだ時間の早い店には二人だけ。
サナエママは疲れているのかボックスでウトウトしている
私はただボーっとカウンターから遠くを見つめていた
ねぇ‥苦しいよ‥
:08/02/11 16:46
:W51CA
:☆☆☆
#558 [主]
圭チャンが座っていた特等席
ねぇ何で
何で何で何でなの‥
俺が梓を忘れらへんかった
1日に行ったら会えるかなって思った
:08/02/11 16:48
:W51CA
:☆☆☆
#559 [主]
寂しがり屋な梓の隣には俺がおらなあかん
梓って奏でみたいや色んな音をもつ
梓好きやで
ねぇ
もぅ‥苦しい‥
あなたと出会った場所にいるのは
もぅ限界みたいです
:08/02/11 16:50
:W51CA
:☆☆☆
#560 [主]
「ハァ‥ハァハァハァハァ‥ハァハァハァハァハァ‥」
息が苦しくなる
息が出来ない
「ココナ?!!」
手を震わせ過呼吸になる私にビニール袋を口にあてるサナエママ
:08/02/11 16:53
:W51CA
:☆☆☆
#561 [主]
何分かたち過呼吸が落ち着く私
サキやみんなが出勤してくる
もぅ‥だめだ‥
サナエママ
私サナエママが大好きです
ケンさんが大好きです
:08/02/11 16:55
:W51CA
:☆☆☆
#562 [主]
いつも私を理解してくれたサナエママ
相談にのってくれて誰よりも私を可愛がってくれたサナエママ
サキがホストにハマっている時
心配でホストまで来てくれたケンさん
毎日送りをしながら話しを聞いてくれたケンさん
この場所が大好きだった
最初は逃げ場の居場所がいつの間にか家族みたいな心暖まる居場所にかわり
:08/02/11 16:58
:W51CA
:☆☆☆
#563 [主]
サキやみんなでバカしながら飲みに行く時間が大好きだった
だけど‥
もぅココにいるのは心も体も限界みたいです
:08/02/11 17:00
:W51CA
:☆☆☆
#564 [主]
仕事とプライベートの区別を出来ない自分に苛立ちを感じながら
サナエママ
ごめんなさい
もぅ私ここにいると立ち上がれない
:08/02/11 17:03
:W51CA
:☆☆☆
#565 [主]
圭チャンの座っていた席を見るだけで
狂ってしまう
「ココナ、今日は帰りなさい、ケンに送らせるから」
:08/02/11 17:05
:W51CA
:☆☆☆
#566 [主]
私はただ頷きそのままケンさんの車に乗る
「ココナ、お前もぅ無理だろ」
静かな車内でケンさんは口を開く
:08/02/11 17:07
:W51CA
:☆☆☆
#567 [主]
「‥え」
「最近のお前見てたらもぅ限界がきてるの分かる」
ケンさん
陰でいつも見守ってくれていてくれたもんね。
サナエママとケンさんには本当何もかもがお見通しだった
「サナエママには俺からも説明する。明日昼一時に店にこい」
:08/02/11 17:32
:W51CA
:☆☆☆
#568 [主]
分かりましたとだけ返事をし一人の家に帰る。
"お前もぅ限界だろ"
私をわかっていてくれている優しさ
だけどやっぱり少し寂しくも感じた
:08/02/11 18:56
:W51CA
:☆☆☆
#569 [主]
もぅすぐ居場所ともお別れ
アクセサリーの入れ物に手をのばす
圭チャンとのペアリングと音符のネックレスを握りしめ私は部屋を出た。
:08/02/11 18:59
:W51CA
:☆☆☆
#570 [主]
タクシー乗り場まで歩きタクシーである場所へ向かう。
『ザーザー‥ザー‥』
家から一番近い海の砂浜の前にたつ
:08/02/11 19:54
:W51CA
:☆☆☆
#571 [主]
カップルでイチャイチャしたり
ライブをしたり
花火をする人たち
その中にたった一人で立ち尽くす私。
周りを見渡し近くにある木の葉っぱをプチンとちぎる
:08/02/11 22:24
:W51CA
:☆☆☆
#572 [ひめ]
昨日から
読み初めましたっ(^ω^)
すごく
読みやすいし
良い話しなので
一気に読んじやいました

これからも
頑張ってください!
:08/02/11 22:30
:P904i
:☆☆☆
#573 [主]
ポケットからネックレスと指輪を取り出し大きめな葉っぱに包み握りしめる
少し離れて人があまりいないところに行き波がギリギリの場所でしゃがみこむ
「さよなら」
:08/02/11 22:34
:W51CA
:☆☆☆
#574 [我輩は匿名である]
過呼吸の時ッて
紙袋で息しなきャですよね。
ビニール袋だと二酸化炭素が多いから逆に危ないですよ
:08/02/11 23:12
:SH904i
:☆☆☆
#575 [主]
:08/02/12 03:29
:W51CA
:☆☆☆
#576 [主]
>>573続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そっと両手から葉っぱを離す
『ザー‥ザー‥ザブーン‥』
指輪とネックレスが包まれた葉っぱは遠くに行く訳でもなく、波にさらわれる。
「‥‥‥」
不思議と涙は出なかった
:08/02/12 19:46
:W51CA
:☆☆☆
#577 [主]
もぅおしまい
私の恋は
恋愛は
数年の月日をかけ
幕を閉じた――
:08/02/12 19:47
:W51CA
:☆☆☆
#578 [主]
もぅ恋愛なんてしない
なんて言わない
ただ
"恋愛"という言葉に私はもぅ疲れちゃった‥
これから私は
どんどん自分を見失っていく‥―
:08/02/12 19:51
:W51CA
:☆☆☆
#579 [主]
好きだよ
とか
愛してる
とか
この海に、指輪とネックレスと共に流し去った
:08/02/12 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#580 [主]
もぅ誰も信じないなんて言わない
だけど
怖いんだ
誰も傷つかないでと願ったあの日
傷ついても前へと進むんだと思ったあの日
今はそんな感情さえ消えそうで‥―
:08/02/13 00:14
:W51CA
:☆☆☆
#581 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「ココナ、店しんどいね?」
ケンさんと約束した次の日の昼間、チューリップに顔出しサナエママに直球で言われる。
「‥チューリップは大好きです‥」
:08/02/13 00:20
:W51CA
:☆☆☆
#582 [主]
本当にチューリップは大好きなんだ。
サナエママ
ケンさん
みんなが大好き
「体と心が反比例?」
本当にそうだと思う。
:08/02/13 00:24
:W51CA
:☆☆☆
#583 [主]
初めて夜の世界に足を踏み込み
キラキラと光るネオンが新鮮だった
ドレスを着ている人
キャッチをする人
冷水状態になってる人
何もかもが初めてだった
:08/02/13 00:28
:W51CA
:☆☆☆
#584 [主]
"ココナ!キャ〜可愛い〜♪"
【ココナ】
が生まれた店
名付け親のサナエママ
本当に
本当に
本当にに大好きな居場所だった
:08/02/13 00:31
:W51CA
:☆☆☆
#585 [主]
「またいつか戻っておいで」
今日で"チューリッフ"゚ともさよなら
:08/02/13 00:33
:W51CA
:☆☆☆
#586 [我輩は匿名である]
:08/02/13 00:36
:SH902iS
:☆☆☆
#587 [主]
>>586すみません(>_<)
"でいすい"と打とうとしたら"れいすい"と打ってました↓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/13 00:39
:W51CA
:☆☆☆
#588 [主]
>>585続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ごめんなさい‥本当にごめんなさい‥」
それしか言う言葉が見つからなかった
「‥ココナ?」
私はサナエママの目を見る。
:08/02/13 00:44
:W51CA
:☆☆☆
#589 [主]
「ココナのその優しさだけは捨てないでね」
サナエママが最後に託した言葉
どんな思いで言ったのかはこの時に分かりはしなかった
:08/02/13 00:46
:W51CA
:☆☆☆
#590 [主]
優しさ‥
私の持つ優しさって何だろう
サナエママ、チューリップを卒業してからの私は、"偽り"の優しさで人と接してきました。
何もかもが偽りの私で‥――
:08/02/13 03:27
:W51CA
:☆☆☆
#591 [主]
マニュアルには辞める時は一ヶ月前には伝えないと罰金だと書かれていたのに
サナエママとケンさんは私を第一に考えてくれた。
またいつか戻ってくる日がくるのかな
またいつかサナエママやケンさんと笑い合える日がくるのかな
今の私には分からないけど
本当に本当にありがとうございました。
:08/02/13 12:51
:W51CA
:☆☆☆
#592 [主]
初めてが"チューリップ"で本当によかった。
あ!最後に聞きたい事がある。
「サナエママとケンさん付き合ってますよね?」
:08/02/13 12:53
:W51CA
:☆☆☆
#593 [主]
サナエママとケンさんは目を見合わせ優しく笑い頷いた。
幸せそうな笑顔で
私は"幸"という漢字からたった一本の線を消しちゃったみたい
:08/02/13 12:55
:W51CA
:☆☆☆
#594 [主]
ソファーから立ち上がり店を見渡す
深呼吸をし
深く、深く頭を下げた。
『カラン♪』
またいつか戻ってきます。
きっと必ず‥――
:08/02/13 12:58
:W51CA
:☆☆☆
#595 [主]
そして
チューリップに背を向け歩き出す
何でかな
まだ明るい時間なのに、街がモノクロに見える。
私は目の輝きさえも失った
:08/02/13 13:05
:W51CA
:☆☆☆
#596 [主]
「もしもしサキ?」
いつもじゃ考えられない時間に電話をかける。
「‥おはよ、ココナ」
声だけなのに電話越しのサキの表示が頭に描かれる
きっと優しく微笑んでいると思うんだ
悲しみも含まれた微笑みで
:08/02/13 17:23
:W51CA
:☆☆☆
#597 [主]
「昨日ごめんな‥」
サキとすれ違いに早退してからサキから何度か心配の連絡が入っていたけど、私はとらなかった。
「ココナ、今からココナん家行っていい?」
「うん‥」
私は自分の家と帰りサキを待つ。
:08/02/13 17:27
:W51CA
:☆☆☆
#598 [主]
家に着くといつも真っ先に目にいく物
「君だけは捨てられへんよ‥」
うさぎの置物。
真っ赤な目をしたいつも泣いている寂しがり屋な君を一人に出来ない‥
だけど今は君が目の前にいると私の目まで赤くなりそうなの
:08/02/13 19:02
:W51CA
:☆☆☆
#599 [主]
ハンドタオルにうさぎを包み、タンスの奥の奥にしまい込む。
何分後かにサキが家に着き、話をする。
「ココナ辞めるん?」
寂しそうに‥だけど私を思いながらに話すサキ
:08/02/13 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#600 [主]
「‥今辞めてきた」
サキは話しが勝手に進んでいる事に驚いてはいたけれど、結果が分かっていたかのよぅに話し続ける。
「これからどぉするん?」
明日から‥
働かず暮らしていく事は出来ない
家賃もかかれば光熱費も食事代も。
:08/02/13 21:01
:W51CA
:☆☆☆
#601 [主]
だけどもぅ私は決めていた。
「今日の夜店探しに行く」
水商売をあがるというのは私の考えの中に不思議となかった
もぅ体が夜の生活になってしまっているから。
:08/02/13 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#602 [主]
「サキはチューリップ続けるな」
一緒に仕事をする事は出来なくなっちゃったけど、サキと私は今までと何も変わらないよね。
当たり前じゃんって笑顔を向けるサキ
サキ‥
これから先に変わっちゃったのは周りでも誰でもなく私だったんだよね‥
:08/02/13 21:31
:W51CA
:☆☆☆
#603 [主]
ーーーーー
―――
――
「梓‥変わったな」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そんな言葉をサキから言われるなんて
思いもしなかった―
:08/02/14 04:17
:W51CA
:☆☆☆
#604 [主]
「ココナ〜ざみぢい"ぃぃ"い"〜グズ」
鼻水を垂らしながら私に抱きつくサキ
私は微笑みながらあえてハンカチを差し出す
「う"ぅ"コ"コナァァア〜」
今までの私ならここで一緒に泣いていたよね
:08/02/14 17:19
:W51CA
:☆☆☆
#605 [主]
私の涙はあのうさぎに託したんだ
いつかうさぎの置物を手に取る事が出来る日が来たら
私は涙を流す時だと思う
.
.
.
:08/02/14 17:25
:W51CA
:☆☆☆
#606 [主]
【第二章】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
.
.
.
.
【新たなココナ】
:08/02/14 17:26
:W51CA
:☆☆☆
#607 [主]
「えっと‥どうしよ‥」
夜ネオンが光るなか、一人街をブラブラしていた。
求人とかより私は即行動にうつしてしまう性格
いろんな店がある街中で、店の前などに貼ってある
"アルバイト募集"の紙を探していた。
:08/02/14 18:09
:W51CA
:☆☆☆
#608 [主]
「ん"ん〜‥」
まずは時給に目がいってしまうけど、こんなにもたくさんある中から選ぶのは難しい‥
同じ道を行き来しては決まらずいた。
街のどこに行けばいいかも分からないし
「お姉ちゃん、さっきから何で同じとこ歩いてんの?」
:08/02/14 18:15
:W51CA
:☆☆☆
#609 [主]
たくさんいる人混みの中で、風俗店の前に立ついかにも柄の悪い男が声をかけてくる
「お姉ちゃん?」
この一声が始まりだった。
今の私がいるのは
この人からの一声だった
:08/02/14 19:47
:W51CA
:☆☆☆
#610 [主]
恐る恐るその人に近寄る
真っ黒なサングラスを外し優しく笑いかける
その人は"ジムズ"と名乗った。
ジムズさんとの出会いが新たなココナへとの入り口となる
:08/02/14 20:54
:W51CA
:☆☆☆
#611 [主]
「道に迷ってんか?」
私は首を横に振る
「あはは、そんないかにも水商売の格好して街で迷ってる訳ないか」
この人に訪ねてみようかな。
どこかいい店を紹介してくれるかもしれない
:08/02/14 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#612 [主]
「あの‥どこかいい店ありませんか?」
どう見てもジムズさんも水商売の人だし、いろんな店を知ってるはず
「‥俺の店とかどう?」
ジムズさんが指さすほうを見る
「‥‥」
“40分8000〜”
バリバリ風俗店じゃん‥
:08/02/15 13:48
:W51CA
:☆☆☆
#613 [主]
「あの‥風俗はちょっと‥」
「あははっ。ちょっと待って、知りあいに聞いてみるわ」
そう言ってジムズさんは携帯を片手に誰かに電話をかける
「おぉ、そうそう、可愛い可愛い、おぉなら連れてくわ」
ジムズさんは電話を切ると、付いておいでと手招きする。
:08/02/15 15:26
:W51CA
:☆☆☆
#614 [主]
「三件見てもらうから面接して自分に合った店探しな」
「はい」
歩いてすぐに、こじんまりとしたスナックの前に立つ
見た感じから私の雰囲気に合わない気がする‥
まだ店の中も見せてもらってないけど
:08/02/15 19:42
:W51CA
:☆☆☆
#615 [主]
「あのぉ‥ここはいいです」
せっかく紹介してくれるというのに失礼とは分かりながらも、思った事を口にしてしまう私。
「はっ、あはははは!君勇気あんなぁ」
ヤバかったかなとか思いながらも、もぅ遅い
:08/02/15 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#616 [主]
「すみません‥」
ジムズさんは笑いながら他の店に行こう。と、案内してくれる。
【G.club】
大きな看板が二つある店の前で立ち止まる。
:08/02/17 18:34
:W51CA
:☆☆☆
#617 [主]
‥‥
「ここっ!」
「え?」
看板の前に立ち大声で言う私。
「ジムズさん!私ここがいいです!!」
何だろう‥
何かに引きつけられたように‥
:08/02/17 18:37
:W51CA
:☆☆☆
#618 [主]
さっきと同じで、まだ中も見ていない。
なのにどうしてだろう
それは考えても分からない
【G.club】
新たなココナを作り上げた店
:08/02/17 18:39
:W51CA
:☆☆☆
#619 [主]
「君自由な子やなぁ〜アハハ、もう一件あるけどいいんか?」
「はい」
スナックでもない
キャバクラでもないラウンジでもない
ガールズBARというのか
CLUBでもない
それが第一印象。
ジムズさんは店の前で誰かに電話をかける。
:08/02/17 18:43
:W51CA
:☆☆☆
#620 [主]
電話を切ると店の中から一人の女性が出てきた。
身長が170以上はあるだろう、すごくスタイルのいい、髪が長く綺麗な人。
「あみチャン、言ってた子。履歴書もないみたいやけどよろしくな」
「はい、ジムズさんありがとう」
ジムズさんは私にへたくそなウィンクをし帰っていく。
:08/02/18 09:44
:W51CA
:☆☆☆
#621 [主]
「あ‥あの‥」
「緊張しないで、中に入って」
あみサンと名乗る人に手招きされ店中へと案内される。
店の中はお客さんで埋まっていた。
というか‥なにこの広い店‥
:08/02/18 09:47
:W51CA
:☆☆☆
#622 [主]
チューリップの三倍はあるだろう。
横に長いカウンター
大きなボックスが三つに
ダーツに
奥には厨房。
むだに広いだろうと思うくらい広い。
キャバクラでもないラウンジでもない
あみサンは「システムは一応スナックやで」と。
スナックにしちゃ広すぎる
:08/02/18 09:51
:W51CA
:☆☆☆
#623 [主]
私はあいているカウンターに座ってと言われ素直に従う。
ボックスで騒ぎまくる人、カウンターで静かに飲む人、騒がしい中面接が始まる。
軽く面接をした後に、普通なら"また明日連絡します"という言葉がくるはずなのに
「合格!君みたいな子ほしかってんなぁ♪」
:08/02/18 09:55
:W51CA
:☆☆☆
#624 [主]
‥え?
もぅ決定?
「私みたいな子って‥私ってどんな子ですか?」
私みたいな子がほしかったと言われても私はあみサンから見て、どんな子に見えているんだろう。
「はは、梓チャン天然?」
:08/02/18 09:59
:W51CA
:☆☆☆
#625 [主]
「え‥いえ‥」
天然と言われたことはない。
「梓チャンめっちゃ見た目派手やん?
ここで働いてる子は昼間仕事してて、ここをアルバイトとしてる子ばかりやから、梓チャンみたいなバリバリ水商売です!みたいな子がほしかってん」
‥あみサンもかなり派手だと思うけど‥。
:08/02/18 10:02
:W51CA
:☆☆☆
#626 [主]
この時の私は今思えば、確かにかなり派手だったと思う。
金髪の髪に髪全体をグルグルに巻き、真っ赤なドレスで金のアクセサリー。
「明日オーナーから梓チャンの携帯に連絡あるからね。」
十分くらいで面接は終わり、私はあみサンに頭を下げ店を出る。
:08/02/18 10:07
:W51CA
:☆☆☆
#627 [主]
ジムズさんにお礼を言おうとジムズさんに会った場所に戻ったけど、そこにジムズさんの姿はなかった。
【あみサン】
あみサンにはこれから先本当にお世話になる。
だけど、知らぬ間に派閥に分かれ、あみサンの派閥は辞めちゃったんだ。
まだ先の話――
:08/02/18 10:10
:W51CA
:☆☆☆
#628 [主]
次の日の夕方、知らない番号から着信が鳴る。
あみサンが言ってたオーナーだ。
G.clubまで来て下さいとの事で私は化粧をし、今日は仕事じゃないと聞き、ジーパンにロンティー、キャップを被り何ともやる気のないラフな格好で街へと出かける。
:08/02/18 11:11
:W51CA
:☆☆☆
#629 [主]
店の前に立ちオーナーを待つ。
顔も知らないから道行く人がオーナーに見えてくる‥
待つ事数分、目の前に白いワゴンが止まる。
「梓チャン?」
背は170あるかないくらいの身長に、金髪‥何歳だこの人‥
:08/02/18 11:16
:W51CA
:☆☆☆
#630 [主]
そんな疑問を抱きながらオーナーの車に乗り込む。
「今から見てもらいたい店あるから」
え?
見てもらいたい店って‥私はG.clubで働くんじゃないの?
淡々と話すのが特徴のオーナー。
【G.マス】と名乗った。
:08/02/18 11:48
:W51CA
:☆☆☆
#631 [主]
G.clubのオーナー.マスターだから周りから【Gマス】と呼ばれているらしい。
【Gマス】
私の価値観を変えた
いや‥私そのものを変えたと言っても大げさじゃないくらい、この人との出会いは私の人生を変える。
ジムズさんとの出会いが新しいココナの扉を開け、扉の向こうには【Gマス】がいた。
:08/02/18 11:52
:W51CA
:☆☆☆
#632 [主]
「あのぉ、私が働くのはG.clubですよね?どこに行くんですか?」
「あぁ‥G.clubは閉めたから、姉妹店紹介するよ」
‥はっ?!!
:08/02/18 11:57
:W51CA
:☆☆☆
#633 [主]
何言ってんのこの人
私昨日、G.clubに面接行って受かって‥え?
意味が分かんない。
頭が混乱するばかり
「それがね、G.clubは‥」
:08/02/18 11:59
:W51CA
:☆☆☆
#634 [みさき]
あげる


:08/02/18 12:29
:SO903i
:☆☆☆
#635 [主]
:08/02/18 12:48
:W51CA
:☆☆☆
#636 [主]
>>633続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
G.clubは昨日が最終日だったという。
だからあんなにも満席だったんだ‥
とかじゃなくて!
なら私を面接したの?
Gマスは話し続ける。
:08/02/18 12:50
:W51CA
:☆☆☆
#637 [主]
「ジムズ君が電話してきて梓チャンをかなり押すから近くのG.clubに行ってもらったって訳。」
納得したような‥
なら最初から、今から行くという姉妹店に行ったほうが早かったんじゃないかと思うような‥
「君が本当に梓チャン?」
‥はっ?!
:08/02/18 12:52
:W51CA
:☆☆☆
#638 [主]
淡々と話す口調にまだついていけない
話しが飛び飛びなことにもついていけない‥
私が梓チャン?
何言ってんだこの人はさっきから
「いやぁ、あみチャンが君をかなり可愛い可愛いって言うから期待してたんやけど‥」
:08/02/18 12:54
:W51CA
:☆☆☆
#639 [主]
‥‥失礼すぎない?
なんか腹たってきた
「あ、意味分かる?あまりにもラフな格好やから本間に君があみチャンの言ってた梓チャンかなぁって思っただけやで」
フォローにもなってないし、なんか、この人の話し方苦手‥
:08/02/18 12:56
:W51CA
:☆☆☆
#640 [主]
Gマスの第一印象はこんな感じだったんだよね。
冷たいような
醒めたような
だけどあなたは今になって私に言う
"あっチャン(梓)の目が一番死んでたよ"
って。
:08/02/18 13:02
:W51CA
:☆☆☆
#641 [主]
あまりいい空気じゃない中、姉妹店に着き、改めて姉妹店のママに面接をされる。
こんなことなら、きちんとオシャレしてくるんだった。
姉妹店の名前は
【ルビーK】
G.clubとは全く違いこじんまりとした小さなスナック。
:08/02/18 13:05
:W51CA
:☆☆☆
#642 [主]
小さなボックスが二つにカウンターが10席。
G.clubは照明が暗く紫のブラックライト照らされた店。
昔行った"LEON"に雰囲気が似ている。
ベリーKは明るい照明にブラックライトも何もない普通の店。
:08/02/18 13:08
:W51CA
:☆☆☆
#643 [サイャ人ー]
あげー


:08/02/18 21:43
:D905i
:☆☆☆
#644 [ゆか]
ルビーKなの?
ベリーKなの?
:08/02/19 16:03
:N704imyu
:☆☆☆
#645 [主]
>>643サイヤ人サン
久々のレスありがとうo(^-^)o
>>644ゆかサン
すみません↓ルビーKです(>_<)
今日は更新出来るか分かりませんが時間が出来次第更新します。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/19 17:22
:W51CA
:☆☆☆
#646 [主]
>>642続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次の日からルビーKに出勤が決まり、昨日とは違いオシャレをし出勤する。
ルビーKにはママとチーママがいたけど、ママはもう今月いっぱいで辞めるみたいで、24歳のチーママが新しく店を引き継ぐという。
チーママ
"みなみサン"
:08/02/19 17:25
:W51CA
:☆☆☆
#647 [主]
他にママの友達の従業員もいたけど、私は特にみなみサンに可愛がってもらっていた。
チューリップしか見てない私はルビーKもまた新しい世界に見える。
みなみサンはとても明るい性格で常にテンションが高く、ルビーKの店はすごく賑やかな店。
:08/02/19 17:29
:W51CA
:☆☆☆
#648 [主]
「ココナチャン飲み行こう〜♪」
私はここでも【ココナ】でいく。
本名でいく?とママにも言われたけど、この街にいる限り私は【ココナ】でいたいんだ。
「はい行きます♪」
:08/02/19 20:33
:W51CA
:☆☆☆
#649 [主]
小柄な背に細い足
ショートな髪に金や茶色のメッシュを入れ、雑誌に出てくるような今時な格好のみなみサン。
5日間の研修の間も毎日みなみサンは私を飲みに誘ってくれた。
ルビーKで働いて一週間くらいが過ぎた時
「ココナチャン、今日は俺が送るよ」
そう声をかけてくれたのはGマスだった。
:08/02/19 20:37
:W51CA
:☆☆☆
#650 [みさき]
あげる


:08/02/19 20:37
:SO903i
:☆☆☆
#651 [主]
GマスはルビーKの他、自分でやっている居酒屋、最近閉めてしまったG.club、そしてボーイズBAR。
四店舗を仕切るやり手な人"36歳"
居酒屋には今任せている子がいるからと、ルビーKに毎日のように飲みに来ている。
私が研修を終えた頃から毎日のようにGマスが送ってくれる。
:08/02/19 20:40
:W51CA
:☆☆☆
#652 [主]
帰りの車
「ココナチャン飲み行く?」
そう誘われ、私は素直にうなずく。
系列店のボーイズBAR。
名前は【M2】
Gマスの昔からの友達がボーイズBARのマスターをしている。
:08/02/19 20:44
:W51CA
:☆☆☆
#653 [主]
M2はG.clubの近くにある。
G.clubの看板は消えていて寂しく思う。
M2のカウンターに座りGマスと飲んでいた。
「ココナチャン、かなり飲むみたいやなぁ。みなみチャンが喜んでるよ」
新しくルビーKで働かせてもらって、みなみサンに可愛がってもらって、私は飲んで飲んで売り上げ協力をしていた。
:08/02/20 10:18
:W51CA
:☆☆☆
#654 [主]
「みなみチャンがだいぶココナチャンを気に入ってるなぁ」
みなみサン‥
私、同性のみなみサンだからこそ信じてたんだよ。
信じてたというか、みなみサンを疑わなかった。
:08/02/20 10:20
:W51CA
:☆☆☆
#655 [主]
:08/02/20 12:57
:W51CA
:☆☆☆
#656 [主]
>>654続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ルビーKのママのラスト日。
店は満席
Gマスの従業員として10年働いてたという。
元はG.clubにいて、個人で店を出したいと言って出来たのが今のルビーK。
だけどママは寿退社でみなみサンが後を引き継ぐ。
:08/02/20 13:00
:W51CA
:☆☆☆
#657 [主]
ママはこの時すでにお腹に子供がいるため、お酒を飲まない。
みなみサンや私がシャンパンやドンペリを飲んで飲んで最終日売り上げ協力。
あまりママにはお世話になったという記憶はないけど‥
お客さんに囲まれ花に囲まれるママ。
かっこよく思えた。
:08/02/20 13:03
:W51CA
:☆☆☆
#658 [主]
「よっしゃ!ラストはこれや!」
そう言ってGマスが取り出したもの‥
小さめだけど
打ち上げ花火‥
:08/02/20 13:05
:W51CA
:☆☆☆
#659 [主]
どこでやるんだよとか思いながらも
目の前で花火に火を付け出すGマス。
ママやみなみサン、もちろんその場にいたお客さんも唖然
え‥店の中でやるの???
:08/02/20 13:07
:W51CA
:☆☆☆
#660 [主]
『バチバチバチバチ‥』
音が鳴りだすと同時にみんな店の隅に逃げる。
『バチバチ‥バーン!!』
店の中は煙で真っ白‥
:08/02/20 13:09
:W51CA
:☆☆☆
#661 [主]
みなみサンが急いでドアを開けみんな外に逃げる。
店は火事じゃないかと思うくらい煙で覆っている。
一番最初に外に出たのはGマス。
‥何なんだこの人は‥
:08/02/20 13:10
:W51CA
:☆☆☆
#662 [主]
「祭りや祭り〜おっしゃ〜まぁつり〜」
店の外でみんなが咳き込む中、一人テンションの高いGマス。
「あの‥Gマスっておかしいんですか?」
みなみサンに耳元で質問する私。
:08/02/20 13:13
:W51CA
:☆☆☆
#663 [主]
店の中で打ち上げ花火をするオーナーがどこにいるというのだろう‥
「おかしいって言うか‥変わってるというか‥何し変‥」
いや‥変だけですまされるのか‥
:08/02/20 13:15
:W51CA
:☆☆☆
#664 [主]
これから"変"なGマスと私はずっと一緒にいる事になる。
最後に外で写真をとり、無事(?)ママのラスト日は終えた。
明日からはまた一味違うみなみサンのルビーK。
:08/02/20 13:19
:W51CA
:☆☆☆
#665 [主]
ルビーKは常連のお客さんが多く、従業員もお客さんも含めグループみたいになっている。
弱点を言えば新規さんが入りにくい店。
「ラララライラララライ♪」
いつものように店は盛り上がり飲みコールが始まる。
:08/02/20 15:09
:W51CA
:☆☆☆
#666 [主]
私はチューリップからお客さんを引っ張ってきていない。
唯一付いてきてくれたのは"豊君"と言うお客さんだけ。
チューリップを辞め1から始めると自分の中で決めた時、持っていたお客さんを自ら切った。
:08/02/20 15:11
:W51CA
:☆☆☆
#667 [主]
みなみサンは元はお酒は弱いという。
ただ店の売り上げの為に無理矢理飲んでいると。
私はそんなみなみサンの右肩になるには、飲むということしかこの時は頭になかった。
みなみサンが飲めない分、私が飲む。
シャンパンボトル一気をしろとお客さんに言われたら、私は笑顔で飲む。
:08/02/20 15:14
:W51CA
:☆☆☆
#668 [主]
「俺週5で来てるけどボトルは週2のペースやってんで」
ルビーKの一番の常連さん。
週5は店に来、焼酎を飲む。
だけど私がルビーKで働きだしてから、ボトルを週4でおろしてると笑いながら言う。
ココナは"お酒が大好き&お酒がかなり強い"
というイメージが付いてしまう。
:08/02/20 15:17
:W51CA
:☆☆☆
#669 [主]
確かにお酒は強いほうだと思う。
嫌いじゃない。
だけどそんなレッテルをはられてしまった限り、私は、ココナはそのキャラでいく。
「ココナチャン飲みに行こう」
いつものようにGマスに帰り飲みに誘われる。
:08/02/20 15:21
:W51CA
:☆☆☆
#670 [主]
毎日のように私を誘うGマス。
「Gマスかなりココナチャン気に入ってるな」
みなみサンに言われた言葉。
分からない。
気に入られてるとか、そんなのどうでもいい。
ただ誘われるからつきあうだけ。
:08/02/20 15:23
:W51CA
:☆☆☆
#671 [主]
別に苦痛じゃない。
どちらかというと、今までに出会った事のないような人だから、一緒にいて新鮮だし楽しい。
「ココナチャンは前の店で甘やかされてきた?」
いつものボーイズBARで飲んでいた。
:08/02/20 15:27
:W51CA
:☆☆☆
#672 [主]
焼酎を片手にいきなり話題を変えるGマス。
「どういう意味ですか?」
甘やかされてきた?
何でGマスはそんな風に思うんだろう。
「可愛い、若い、それだけで甘やかされてきたんちゃう?」
:08/02/20 15:29
:W51CA
:☆☆☆
#673 [主]
可愛い‥若い‥
誉め言葉だけど
今はバカにされている言葉。
「何でそんな風に思うんですか?」
別に甘やかされてきたとは自分では思わない
ただ‥だからと言って厳しく叱られた事もなかったかもしれない。
:08/02/20 15:32
:W51CA
:☆☆☆
#674 [我輩は匿名である]
:08/02/20 23:05
:N703iD
:☆☆☆
#675 [
ぁリちゃん
]
:08/02/22 02:36
:SH904i
:☆☆☆
#676 [主]
>>673続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナチャンの仕事のやり方見てたら分かる」
私の仕事のやり方?
「G.clubにいた、あみチャン覚えてる?」
私を面接してくれた人だよね。
:08/02/22 14:23
:W51CA
:☆☆☆
#677 [主]
少し苛立ちを感じながらもただ頷く。
「G.clubをもし再オープンしたら‥」
私の目を全くそらさず話し続けるGマス。
:08/02/22 14:26
:W51CA
:☆☆☆
#678 [主]
「あみチャンと2トップとしてやってみる?」
‥は?
:08/02/22 14:28
:W51CA
:☆☆☆
#679 [主]
さっきから何言ってんのこの人
甘やかされてきた
私の仕事を見てたら甘やかされてきたのが分かる
私の水商売の仕方が甘い
けなしてるとは違うかもしれないけど、そこまで言っておいて、G.clubを再オープンして、
ましてや私があみサンと2トップ?
:08/02/22 14:31
:W51CA
:☆☆☆
#680 [主]
言ってる事が分からない
意味が分からない
頭をフル回転させても、Gマスの言いたい事、考えている事が全く分からない。
この人は何を考えてるの?
私に何を求めてると言うのだろう‥
:08/02/22 14:33
:W51CA
:☆☆☆
#681 [主]
:08/02/22 14:34
:W51CA
:☆☆☆
#682 [主]
>>680続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「意味が分からな‥」
「君は申し子かもしれん。ココナチャンを試したい」
私の言葉を遮りあの独特な口調で話す。
申し子?
私を試す?
:08/02/22 14:39
:W51CA
:☆☆☆
#683 [主]
G.clubには"ママ"という立場の人がずっといない店だという。
六年近くG.clubをしていて、ママはずっといなく、"リーダー"という立場が1人いる店。
あみサンの前にリーダーをしていた人が突然辞め、自然にあみサンがリーダーになったらしい。
だけど、あみサンがトップに立ち様子を見ていたけど何ヶ月かずっと赤字だったと。
:08/02/22 22:49
:W51CA
:☆☆☆
#684 [主]
六年G.clubをやってきて店を閉めたのは初めてらしい。
私はてっきりもう、G.clubをたたんだものだと思っていた。
「黒字に出来るか?」
‥私が?
:08/02/22 22:54
:W51CA
:☆☆☆
#685 [主]
甘やかされてきた私が
Gマスに認めても、もらえていない、この私が
赤字から黒字にしろと‥?
「無理です。というか断ります」
:08/02/22 22:56
:W51CA
:☆☆☆
#686 [主]
自信がない‥
勇気がない‥
どの言葉を並べられても否定は出来ない
ただ‥
「みなみサンの下で‥ルビーKで働きたいです」
:08/02/23 04:48
:W51CA
:☆☆☆
#687 [主]
G.clubで面接して
次の日来たら姉妹店に回されて
やっと店にも慣れて、お客さんとも仲良くなれてきたのに
いきなりG.clubに戻れ?
赤字から黒字にしろ?
赤字がいくらか知らないけどバカな私でも考えて分かる。
三桁の額だと。
:08/02/23 17:42
:W51CA
:☆☆☆
#688 [主]
どうして私がそこまで振り回されなきゃいけないか分かんない
「給料も上げるで」
‥
そんなの関係ない
:08/02/23 17:43
:W51CA
:☆☆☆
#689 [主]
みなみサンが好きだし‥
正直言えば、みなみサンやルビーKのお客さん達から、G.clubの良い印象を聞いた事がない。
あみサンの悪口までを聞くくらい‥
みなみサンと頑張りたい。
:08/02/23 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#690 [主]
あみサンの仕事のやり方はどうかと思う
とか
あみサンは性格悪い
とか
G.clubは貧相な店だ
とか‥
私は片一方の言葉だけをうのみにしていた。
:08/02/24 00:52
:W51CA
:☆☆☆
#691 [主]
この日は返事を出さず解散する。
次の日、いつも通りにルビーKに出勤。
お客さんもそこそこ入っていてバタバタしている中、
Gマスとあみサンが店にやって来た。
本当に何を考えているんだろう‥
:08/02/24 00:57
:W51CA
:☆☆☆
#692 [主]
「みなみサン‥私席につきたくない‥」
昨日あった事を、だいたいみなみサンに話していた私は、ついワガママを言ってしまう。
みなみサンは、分かったよと言いGマスの席には他の子をつけてくれる。
何分かたった頃、Gマスとあみサンはカウンターに座っていたのに、いきなり後ろのボックスに移動する。
:08/02/24 01:02
:W51CA
:☆☆☆
#693 [主]
「ココナチャン‥Gマスがココナチャンを付けろって‥大丈夫?」
何となく読めていた。
私はお客さんとグラスを合わせGマスとあみサンのいるボックスにつく。
「ココナチャン、昨日の件やけど」
:08/02/24 01:05
:W51CA
:☆☆☆
#694 [主]
この時はあまりあみサンに良い印象はなかった。
みなみサンや周りから嫌ほど悪口を耳にしている中、どうしても、あみサンが悪い人に見えてしまう。
「あみチャンは、もう一度G.clubをしたいって」
Gマスが話すなか、あみサンは私と目を合わそうとしない。
:08/02/24 01:09
:W51CA
:☆☆☆
#695 [主]
「ココナチャン久しぶり、あかんかな?
あみ一人じゃ自信ないねん」
下を向いたまま話すあみサン。
自信‥
私がG.clubに戻ればあみサンは自信が持てるの?
私一人がG.clubに行ったところで何か変わるの?
そんな保証どこにもないじゃん‥
:08/02/24 19:57
:W51CA
:☆☆☆
#696 [主]
「‥‥」
あみサンを目の前にして、嫌ですなんて言いにくいし‥
断りづらいよ‥
「お邪魔します、あみチャン久しぶり。」
ボックスに座るみなみサンに頭を一度あげぺこりと頭を下げるあみサン。
:08/02/24 20:01
:W51CA
:☆☆☆
#697 [主]
「Gマス、ココナチャンはルビーKに必要な子です」
私の顔を見て微笑むみなみサン。
私が言えない分、みなみが私の変わりに伝えてくれる。
「G.clubにも必要な子だよ」
Gマスも引かない。
:08/02/25 20:44
:W51CA
:☆☆☆
#698 [な]
:08/02/26 01:26
:SH902iS
:☆☆☆
#699 [あやか]
:08/02/27 19:01
:SH903iTV
:☆☆☆
#700 [主]
>>697続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何で私なんだろう
どうして?
他に従業員なんてたくさんいるじゃん。
「みなみチャン、ココナチャンがどっちで働くかは最終的には俺が決めるんやで」
何この人‥
:08/02/27 19:45
:W51CA
:☆☆☆
#701 [主]
確かに最終的に決めるのはオーナーかもしれない。
だけど、みなみサンはルビーKのママだよね?
それに
最終的に決めるのは私自信じゃないの?
私の意見は耳に入らないの?
なんか‥もうどうでもよくなってきた
:08/02/27 19:48
:W51CA
:☆☆☆
#702 [主]
「もうどっちでもいいです」
どうしてこの時、他の店を探すというのは頭に浮かばなかったのかな。
これが定めなのか。
「ココナチャン‥」
この私の一言で、みなみサンは私から離れていったのかな。
:08/02/27 19:53
:W51CA
:☆☆☆
#703 [主]
あれ程、可愛がってくれたみなみサンも
これ程、私と一緒に頑張りたいと言ってくれたあみサンも
私から離れていくんだ
:08/02/27 19:54
:W51CA
:☆☆☆
#704 [主]
そんな中、最後まで私を見捨てず、隣にいてくれるのが
あの人だなんて
想像も出来なかった。
:08/02/27 20:05
:W51CA
:☆☆☆
#705 [主]
>>699あやかサン
ありがとうございますo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/27 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#706 [主]
>>704続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ならG.clubに戻ってあみチャンと2トップでいいんだね?」
私は遠くを見つめながらただ頷く。
みなみサンは納得していない様子
あみサンも、先輩のみなみサンに申し訳なさそうな表情。
:08/02/27 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#707 [主]
どうでもいいんだと思いながらも
赤字から黒字にしてくれというGマスからの言葉は頭から離れなくて‥
自分の中でも、どんどんと、プレッシャーに追い込まれているのか気付かなくて‥
赤字から黒字
赤字から黒字
赤字から
黒字‥
:08/02/28 03:06
:W51CA
:☆☆☆
#708 [主]
所詮金
所詮お金
感情を捨ててでも
お金が結果なんでしょ?
結果は金に繋がるんでしょ?
なら、黒字にしてみせる。
そこまで私にかけるなら
:08/02/28 03:09
:W51CA
:☆☆☆
#709 [主]
Gマスはこの時の私の性格さえ見抜いていたんだね
やってやろうじゃん
赤字から黒字にしたらいいんでしょ
情を失いながら
私はどんどん壊れていく
:08/02/28 03:12
:W51CA
:☆☆☆
#710 [主]
あみサン‥
ごめんなさい
たくさん迷惑かけて
だけど
この時の私は
周りが見えていなかった
たどり着くゴールがどこなのか分からずに
あみサンに迷惑ばかりかけ‥
あなたは私から離れていったんだ―
:08/02/28 03:16
:W51CA
:☆☆☆
#711 [主]
だけど後悔はない
今の私がいるのは、昔あみサンがいてくれたからで
私から離れていったからでもあるから。
季節は秋―
:08/02/28 15:23
:W51CA
:☆☆☆
#712 [まあ
]
ひさびさにあげます

お仕事大変かも
しれませんが
頑張って下さい


:08/03/01 14:38
:P903i
:☆☆☆
#713 [主]
>>712まあサン
最近更新出来ないけどごめんなさい(*u_u)
また時間が出来次第更新しますo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/01 20:48
:W51CA
:☆☆☆
#714 [主]
>>711続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
明日からでもG.clubを再開したいと言うGマス
‥急すぎない?
なら私は今日でルビーKがラスト?
そればかりは気持ちがまだついていけない。
「なら来週からG.clubを再開する」
:08/03/01 21:07
:W51CA
:☆☆☆
#715 [我輩は匿名である]
かかないのかぃ
:08/03/02 02:41
:SH905i
:☆☆☆
#716 [主]
>>714続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
来週って‥今日木曜日じゃん。
ルビーKで働くのは後二日。
次の日曜日はG.clubについてGマスと、あみサンと三人で話し合いをする予定。
「え‥来週って‥Gマス!そんな急ならうちが女の子苦しくなりますよ!」
:08/03/02 21:57
:W51CA
:☆☆☆
#717 [主]
怒りをあらわにみなみサンは話し続ける。
「店での売上はココナチャンのおかげでもあるんですよ?!
ココナチャンが納得したから、あまり言いたくないけど、そこまで振り回すなら明日からでも求人かけて下さいよ!」
みなみサンの意見は間違っていない。
私が一番振り回されていると思っていたけど、みなみサンだって、いきなり来た私を優しく出迎えてくれて、仲良くなったと思ったらG.clubに戻す。
ママをやっているみなみサンからしたら納得いかないのは仕方ない。
:08/03/02 22:03
:W51CA
:☆☆☆
#718 [主]
「なら来週から求人かけるよ。んでG.clubが暇でルビーKが女の子足りない日はココナチャンに助っ人として応援に行ってもらうよ。」
‥この人は本当にどこまで自分中心なんだろう。
言い返すだけ無駄な気もする。
会話のキャッチボールが出来ない。
:08/03/02 22:07
:W51CA
:☆☆☆
#719 [主]
「‥分かりました」
しぶしぶ嫌な顔をしながらも承諾するみなみサン。
カウンターに座っている常連さん達がチラチラ見てくる。
―‥私はみなみサンに後二日間‥何が出来る?
:08/03/03 01:28
:W51CA
:☆☆☆
#720 [主]
「Gマス、カフェパリ8本とドンペリ5本明日用意して下さい」
「はっ?!」
私に出来る事‥
ルビーKで少しだけど働いて、みなみサンにお世話になって‥
残り二日出来る事‥
"卒業イベント"として売り上げで協力するしか思いつかない。
:08/03/03 01:32
:W51CA
:☆☆☆
#721 [主]
「ココナチャン何言ってんの?明日、明後日ラストでお客さんをそんないきなり呼べる訳ないやん‥」
ビックリした顔で私の顔をのぞき込むみなみサン。
確かに‥
来月のいついつが誕生日だからとか
ラストだからとかなら
お客さんを前もって呼ぶネタになる。
:08/03/03 01:34
:W51CA
:☆☆☆
#722 [主]
だけど私が今しようとしている事は
今日と明日中に営業をしまくらないといけない事。
それくらい分かってる。
だけど、こんな急な状況で、私に出来る事はこれくらいしかない。
出来るかは分からない
だけど
自分を試すいい機会かもしれない
:08/03/03 01:37
:W51CA
:☆☆☆
#723 [主]
今までチューリップで働いてきて
こんなにプレッシャーに追い込まれた事はあっただろうか
自分を自分で苦しい状況に持っていく事があっただろうか
「君には無理やね、口で偉そうに言う子は何百人と見てきた。
ま、ドンペリやカフェパリは頼んでも、返却は出来るからいいけどね」
:08/03/03 01:42
:W51CA
:☆☆☆
#724 [主]
‥
‥‥
むかつく‥
むかつく‥
ムカツク‥‥
あざ笑うかのように人を見下す言い方に言葉
本当に腹が立つ
:08/03/03 01:44
:W51CA
:☆☆☆
#725 [主]
「‥やりますよ
やります、いいから明日用意して下さい」
「もう少し妥協したら?」
その言い方がムカツクんだよ
どうして私はここまで意地を張るのかな
だけど
ただ単純に腹が立つ
見返してやりたい
ただそれだけ
:08/03/03 01:50
:W51CA
:☆☆☆
#726 [あい]
:08/03/03 06:45
:SH902iS
:☆☆☆
#727 [主]
「ココナチャン、うちも協力するから頑張ろうな☆」
さっきのGマスへの口調とは違い優しく話しかけるみなみサン。
ルビーK出勤
残り2日―
:08/03/03 16:17
:W51CA
:☆☆☆
#728 [主]
とは言ったものの‥
みなみサンの協力もあるし、何とかお客さんは集まると思う。
だけど‥たった数ヶ月しか働いていない私にドンペリなどをみんなおろしてくれるだろうか‥
カフェパリはルビーKで7000円
ドンペリは3万円
キャバクラやクラブに比べれば安い値段だけど、客層が客層。
あんなに偉そうな口を叩いたけど、本当はすごく不安なんだ‥
:08/03/03 16:23
:W51CA
:☆☆☆
#729 [主]
だけどこんなにバカにされて
やっぱり無理でしたなんて口がさけても言いたくない
しょうもないプライド。
こんなにも自分が負けず嫌いだなんて知らなかった。
必ず達成してみせる。
自分の為にも
みなみサンの為にも。
:08/03/03 17:52
:W51CA
:☆☆☆
#730 [主]
話しが解決すると、あみサンとGマスは帰っていった。
私とみなみサンはカウンターに戻り何もなかったように仕事をする。
だけどお客さん達にはGマス達との会話が丸聞こえで
「ココナ、俺らが行くから心配すんな」
何度も言うように、ルビーKは常連さんの集まり。
:08/03/03 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#731 [主]
常連は常連同士みんな仲がいい。
その場にいるお客さんが口を揃えて言ってくれる。
「G.clubにもたまには顔出すやんけ!‥まぁ、あみは嫌いやけどな」
ルビーKのみんなが優しくて。
:08/03/03 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#732 [我輩は匿名である]
:08/03/04 01:19
:INFOBAR2
:☆☆☆
#733 [主]
>>731続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だけどルビーKに少し疑問もある
こんなにあみサンの悪口をみなみサンが言ったり
他の従業員の悪口も多々聞く事がある
―水商売に悪口や噂はつきもの―
後々、私の身に降りかかるなんてね‥―
:08/03/04 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#734 [主]
私は家に帰るなりすぐに何人ものお客さんに営業メールをする。
みなみサンも出来る限りお客さんを集めると言ってくれてる。
あとは
自分から出した目標を達成するだけ。
本当に不安だった。
もしお客さんが来てくれなかったらどうしよう‥
ノルマを達成出来なかったらどうしよう‥
:08/03/04 21:00
:W51CA
:☆☆☆
#735 [主]
布団にくるまり寝ようとするのに、頭の中では不安でいっぱいで、ろくに寝れやしない。
ルビーKのお客さんは基本がみなみサンのお客さんで出来上がっている。
新規さんが入りにくい店。
その中から自分のファンになってくれる人を作らなければならない。
だけど、女という生き物はそんなに甘くない。
:08/03/04 21:03
:W51CA
:☆☆☆
#736 [主]
誰々が私の客をとった
あいつがあいつの客をとった
そんな言葉が日常茶飯事に飛び交う。
正直私はそうゆうのが大嫌い
取った取られたの陰口を言うくらいなら本人に直接言えばいい話。
:08/03/04 21:13
:W51CA
:☆☆☆
#737 [主]
恋愛に飽きがくるように、お客さんだって"飽き"がくる。
一時期は一人の女の子にはまっていても、新しい子が入れば、その子に目移りする。
私たち売り子がお客さんを選ぶんじゃない。
お金を払って
夢と時間と色を買うお客さんに権利がある。
目移りするお客さんに私たちが攻める立場じゃない。
:08/03/04 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#738 [主]
だけどルビーKは自分担当のお客さんがいれば、その人がその日に払う何パーセントが歩合として手元に入る。
時給+歩合
G.clubもそれは一緒だという。
みんな必死にお客さんを掴もうとする
みんな必死にお金を追いかけようとする
やっぱりお金‥―
:08/03/04 21:20
:W51CA
:☆☆☆
#739 [主]
チューリップの頃は、これほどまで"お金"に執着してただろうか
確かに、年齢の割には毎日のようにBARに飲みに行ったり、周りから見ればある程度な贅沢はしていたかもしれない。
だけど
Gマスと絡んで
私はどんどん
本当の水商売に足を踏み込んだ――
:08/03/05 00:57
:W51CA
:☆☆☆
#740 [主]
お金が欲しいんじゃない
なら、ココナは何を求めてるの?
何を目標として毎日を過ごしてるの?
これから先、飽きるほど聞かされる言葉
:08/03/05 00:58
:W51CA
:☆☆☆
#741 [主]
そんなの分からない
今の私には分からない
私は何のために
誰の為に
ここに立っているかだなんて
分からない
この時の私は
感情も‥何もかも分からなくなっていた
:08/03/05 01:00
:W51CA
:☆☆☆
#742 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナ、去年一年を漢字一文字で表すなら何や?」
「仕事の"仕"かな」
「ならお前の場合は"恋"や」
「‥は?」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/05 01:04
:W51CA
:☆☆☆
#743 [主]
この言葉を聞くのは
この言葉の意味を知るのは
まだまだ先の話‥―
:08/03/05 01:05
:W51CA
:☆☆☆
#744 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「いらっしゃいませ-!!」
次の日、9時オープンと同時にお客さんは足を運んでくれる。
第一のお客さんは、唯一私がチューリップから引っ張ってきたお客さん。
出勤前、ドンペリをおろしてくれると言ってくれた。
2日連続で来て、もしラスト日にカフェパリやドンペリが残るようなら、小さいけどタワーをしてくれるまで言ってくれた。
:08/03/05 15:51
:W51CA
:☆☆☆
#745 [主]
そこまで私によくしてくれる理由は分からない
ううん
気付いていた。
豊君(その人)も、私を求めているのだと。
チューリップでの誕生日でも、小さいけどタワーをするよと言ってくれた。
だけどその時、私は断ったんだ。
:08/03/05 15:54
:W51CA
:☆☆☆
#746 [主]
1日に大金を使うくらいなら、また明日、またその次の日、
自分のペースで楽しく飲もう、と。
自分の為にも使って、余裕があるなら一緒に笑って飲もうって。
いつから私はそんな心まで捨ててしまったの?‥―
:08/03/05 15:56
:W51CA
:☆☆☆
#747 [主]
だけど今回は、すんなり豊君の言葉を受け入れる。
豊君は言ってくれた
その優しい心を持つココナが好きだよ‥と。
豊君も気付いていたよね。
私が変わっていくのを‥
:08/03/05 15:58
:W51CA
:☆☆☆
#748 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ココナァ!G.clubでも頑張るんやぞ!」
「またみんなで行くから!」
G.clubはチューリップのある東街
ルビーKはLEONがある西街
タクシーでワンメーターの距離。
また来週から私は東街に戻るんだ‥
:08/03/05 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#749 [主]
「あみチャンの売り上げ抜くんやで!!」
みなみサンが乾杯と同時に声を張って言う
あみサンの売り上げ‥
あみサンがどれくらいG.clubで売り上げていたのかは知らない。
「あんな暗い店、ココナチャンのキャラで変えてやれ!!」
:08/03/05 20:50
:W51CA
:☆☆☆
#750 [主]
私のキャラ‥
私のキャラって周りから見たらどう見えているんだろう
ルビーKはみなみサンが明るい性格だから、お客さんが少ない日でも盛り上がっている。
私もお酒を飲む場は楽しく盛り上がって飲みたい派。
だけど
私のやり方と
あみサンのやり方は全く正反対で
:08/03/05 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#751 [主]
ぶつかり合って
知らぬ間に
派閥に分かれてしまう
:08/03/05 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#752 [んちゃ
]
:08/03/06 13:10
:SH904i
:☆☆☆
#753 [主]
>>752んちゃサン
ありがとうございますo(^-^)o
ゆっくりですが頑張ります★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/06 20:32
:W51CA
:☆☆☆
#754 [主]
>>751続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ラスト初日は、カフェパリ8本がおりた。
常連さん達がみんなでお金を出し合ってカフェパリノルマを全てクリアに協力してくれた。
本当に嬉しかった。
この日来てくれたみんなにお礼を言い、酔っ払いながら家へ帰る。
:08/03/06 20:35
:W51CA
:☆☆☆
#755 [主]
ベッドに横たわり何もない真っ白な天井を見上げながら考える。
カフェパリはクリア出来たけれど、一番苦しいのはドンペリ。
豊君もカフェパリのタワーならしてくれるかもしれないけど、全てドンペリのタワーなんてしてくれるだろうか‥
三万×5。
プラス、セット料金やらで軽く15万は超える。
:08/03/06 20:38
:W51CA
:☆☆☆
#756 [主]
ホストクラブやキャバクラとは違う。
普通のスナック
客室だって全く違う。
豊君も普通のサラリーマン
1日にそんな大金‥
不安を抱えながらゆっくりと目を閉じる。
:08/03/06 20:41
:W51CA
:☆☆☆
#757 [主]
豊君は2日連続で行くと言ってくれたけど、初日は仕事が長引いて来れなかった。
その分、明日行って満足させるからとメールではきたものの‥
『チャララララン♪』
メールの着信音でウトウトとしていた目をこすり携帯を開く。
:08/03/06 20:45
:W51CA
:☆☆☆
#758 [主]
【Gマス】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お疲れぇライス♪
今日は1日よく頑張りましたねぇ‥
明日最終日も気を抜かないようにぃ‥
でわぁ‥
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何このメール‥
やたら語尾に"‥"多すぎなんだけど。
返事をせず携帯を閉じ眠りにつく。
:08/03/06 20:53
:W51CA
:☆☆☆
#759 [主]
ついこないだまでは毎日のように一緒に飲んでいたGマスが、今は敵にまで思えてしまう。
毎日行っていた系列のボーイズBARのマスターにも言われた
みなみサンにも言われた
"Gマスはかなりココナチャンを気に入ってるねぇ"
この言葉が頭をよぎる。
‥そんなはずないじゃん
:08/03/06 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#760 [主]
まず気に入ってるって何?
気に入られようが
嫌われようが
別にどっちでもいい
周りは、オーナーに気に入られたほうが特だよとか言うけど
私からしたらどうでもいい事。
:08/03/06 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#761 [WOWO]
:08/03/06 23:16
:SH903i
:☆☆☆
#762 [主]
それなにに本当にあなたは
私自信を見てくれていたね。
私の一部のココナも
私自身、梓も。
あなたは私を見ていた。
あなただけが二人の私を受け入れようとしていた。
この時は
この頃は
何も気付かず‥――
:08/03/06 23:17
:W51CA
:☆☆☆
#763 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
朝、まだ早い時間に鳴り響くアラームに目を覚ます。
「ん"〜‥頭いたい‥」
完全に二日酔いの私が手に取るもの
水でもない。お茶でもない。
缶ビール。
:08/03/06 23:20
:W51CA
:☆☆☆
#764 [主]
朝起きて缶ビールを飲む
いつからこんな生活になっていたんだろう
知らぬ間に小さめな冷蔵庫の中は缶ビールでいっぱい。
寝起きのビールがおいしい。
寝酒のビールがおいしい。
元々お酒は好きな方。
:08/03/06 23:23
:W51CA
:☆☆☆
#765 [主]
それでもチューリップにいた頃はこんな生活じゃなかった。
いつの間にか部屋中はお酒だらけで
缶ビールの缶が転がっていて
お酒なしじゃ何も出来ない
"ほら!そうやってココナはすぐお酒に逃げる!"
:08/03/06 23:26
:W51CA
:☆☆☆
#766 [主]
サキの言葉が頭をよぎりながらも
片手にはお酒。
サキとは連絡を取っていない。
メールはたまにくるけど返さない。
サキが嫌いになったとかじゃないんだ
ただ
何となく‥
何となく‥
:08/03/06 23:28
:W51CA
:☆☆☆
#767 [主]
分からない
自分でも分からないけど‥
めんどくさいの。
ただ、それだけ‥
:08/03/06 23:29
:W51CA
:☆☆☆
#768 [主]
「あぁ〜おいしっ」
朝一のビールで目を覚まし、シャワーを浴び化粧をする。
なんかね、化粧なんて毎日してるのに
毎日してたのに、
今は化粧をすると、いきなり"ココナ"になるの。
家から一歩出たら私はなぜか"ココナ"になってしまう。
この時の私に、"梓"はいたのかな
私の中で存在してたのかな
:08/03/06 23:32
:W51CA
:☆☆☆
#769 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
すみません↓
内容を自分でもまとめられてなくて酔っ払いながら書いていて少しゴチャゴチャになってます‥↓
豊君は最終日に一番のりで店に来てくれて、初日は来ていません。
ややこしくてすみません↓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/06 23:43
:W51CA
:☆☆☆
#770 [主]
>>768続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
準備が終わると私は美容院に向かう。
いつもは自分で巻いたりアップにしたりしているけど、最終日くらい綺麗にセットして出勤したい。
美容院の帰り、お客さんにメールをし、家に着くとクローゼットをあける。
ドレスばかりが並んだクローゼットから一番最近買ったドレスを手に取る。
:08/03/06 23:52
:W51CA
:☆☆☆
#771 [我輩は匿名である]
あげとく
:08/03/08 16:46
:W53CA
:☆☆☆
#772 [主]
並んだドレスの中に端っこにある、白いミニドレス。
昔、サナエママに貰ったドレス
真っ白なドレス
そのドレスに目を向けながらも、すぐに真っ青なベースに赤い薔薇が大きく刺繍されたドレスを手に取る。
今の私にはこうゆうドレスが似合う
:08/03/10 10:58
:W51CA
:☆☆☆
#773 [主]
綺麗にアップされた髪の毛
赤い薔薇がより引き立てるドレス
化粧もバッチリ
軽く香水をふる。
甘ったるい香りでもなく
一度嗅いで私に、ココナに合ってると思って最近ずっと愛用している
サッパリした甘さのない香りの香水。
:08/03/10 11:01
:W51CA
:☆☆☆
#774 [主]
ドレスの上に毛皮の上着を着、
アクセサリーを身につける。
最後に鏡でチェックをし、家を出た。
「みなみさぁ〜ん!」
:08/03/10 11:03
:W51CA
:☆☆☆
#775 [主]
出勤前にご飯おごるよ。と、私を誘ってくれたみなみサン。
西町に美味しい焼き肉屋があると言って連れていかれる。
私は店の看板を見て息を飲む。
焼き肉屋の近くにはLEON
ふと、チューリップの頃を思い出す。
だけどその感情はすぐに消え、私はみなみサンの手を引き中へと入る。
:08/03/10 11:07
:W51CA
:☆☆☆
#776 [主]
焼き肉を頬張りながら話はつきない。
今日でラストだね。とか
今日は売り上げ頑張ろうねとか
そんな話しの中、みなみサンが私に聞く。
「なぁココナチャン、ずっと思っててんけど何で"ココナ"なん?」
"ココナ"の名前の由来が気になるみたい
:08/03/10 11:11
:W51CA
:☆☆☆
#777 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「‥ココナ!」
「キャー可愛い〜♪」
サナエママが付けてくれた名前。
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/10 11:12
:W51CA
:☆☆☆
#778 [主]
「何でなんですかね?前働いていたママが思いつきで付けてくれたんですよ」
「名前の意味とか聞いた?」
名前の意味‥
ココナの意味‥
「意味なんてないんじゃないですか?」
:08/03/10 11:14
:W51CA
:☆☆☆
#779 [主]
うそ‥
本当は【ココナ】の意味を聞いた事がある。
チューリップ最終日の日
サナエママからじゃなく、
ケンサンから一通のメールが届いた。
:08/03/10 11:20
:W51CA
:☆☆☆
#780 [主]
【ケンサン】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ココナ!お疲れ様!今日までよく頑張ったな。
サナエはメールとか送ったら本間に最後みたいになるから送らん!とか、意地張ってたから俺が送るな。
お前、ココナの意味知ってるか?
サナエは最初適当に名前付けたみたいやけど、お前が何年も俺らの下で働くにつれ、サナエが言ってたぞ。
「ケン〜、ココナに意味が出来た!ココナの漢字が出来た」
ってな。
:08/03/10 11:24
:W51CA
:☆☆☆
#781 [主]
『心菜』
ココナ=心菜
そう紙に書いて一人喜んでたぞ。
お前春生まれやろ?
花好きやろ。
サナエも花が好きなんは知ってるな?
サナエは一番菜の花が好きやねん
黄色い小さな花が寄り添って一つの花になる春の菜の花が好きやねんて。
だからお前が誕生日の時、サナエめっさ菜の花探しててん。
:08/03/10 11:28
:W51CA
:☆☆☆
#782 [主]
俺も一緒に花屋回ったけど、菜の花売ってなかってん。
菜の花は春の花やと思ってたけど、3月の花なんやって。
お前の4月の誕生日にはもうどこにも売ってなかってん。
サナエは菜の花の花をお前に渡せた時、
『心菜』って書いた紙も一緒に渡すって言ってたんや。
でも菜の花はなかった
:08/03/10 11:31
:W51CA
:☆☆☆
#783 [主]
サナエめっさ落ち込んでてなぁ‥
俺が菜の花は渡されへんけど、その紙は渡していいんちゃうかって言っても、サナエは菜の花と一緒に渡すんやって、言う事聞かんかった。
あいつ黄色が好きってのもあるけど、春のように暖かい季節のように、菜の花のように、みんなに暖かい心で接してね。
って意味なんやって。
サナエらしいやろ(笑)
:08/03/10 11:35
:W51CA
:☆☆☆
#784 [主]
伝えられんまま、お前が辞める事になったから、俺が伝えるな。
心菜‥
お前はその春のような暖かい優しい心を捨てんなよ。
応援してるから。
またチューリップにも顔出せよ。
長くなったな。
ぢゃ、お疲れ様でした!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/10 11:38
:W51CA
:☆☆☆
#785 [主]
チューリップ最終日に届いた一通のメール。
長い長い
最後のメール。
【心菜】
菜の花のように
春のように
暖かい
優しい心で‥
【心菜】
だけど、私はこのメールを見ても返事を返さなかった。
:08/03/10 11:42
:W51CA
:☆☆☆
#786 [主]
私に優しい心なんて
暖かい心なんてない。
この意味を
この言葉を
もっと早くに知りたかった。
もっと早くに聞きたかったと思った。
サナエママの気持ちはすごく嬉しかった。
ケンサンからのメールもすごく嬉しかった。
:08/03/10 11:44
:W51CA
:☆☆☆
#787 [主]
だけど私のルビーKでの名刺には
【ココナ】
漢字じゃない。
今の私に
【心菜】
この漢字を付けるのは無理な気がするの。
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
:08/03/10 11:46
:W51CA
:☆☆☆
#788 [主]
「ココナチャンって冷めてるよなぁ」
出勤前からビール片手なみなみサンと私。
「そうですか?あんまり言われたことないですけど」
このタン美味しい‥
「店の中ではハッチャケキャラやのに一歩出たら無口やでな」
この生ギモうまい‥
:08/03/10 13:49
:W51CA
:☆☆☆
#789 [主]
「ココナチャン
話し聞いてる?(笑)」
ビール片手に笑いながら話しかけるみなみサン。
「はい」
話しは聞いてる。
私が無口だって言いたいんでしょ?
確かに店ではかなりテンションの高い私。
:08/03/10 13:51
:W51CA
:☆☆☆
#790 [主]
だからこそ、一歩外に出れば一気に疲れが出る。
仕事以外で気を使うのも話し続けるのも、めんどくさい。
そんなところに気を配りたくない。
「あはは、絶対あみチャンとココナチャンは合えへんな」
店員に飲み干したビールを見せておかわりを頼むみなみサン。
:08/03/10 14:06
:W51CA
:☆☆☆
#791 [主]
「あみチャンは灰皿変えて軽く会話してカラオケに逃げるってゆう接客やからなぁ」
灰皿変えて
会話して
カラオケ‥
そのまんまだと思うけど‥
「毎日でもメールしてや、またお互い店閉めたらいつでも飲みに行こな」
:08/03/10 20:04
:W51CA
:☆☆☆
#792 [主]
こうやって本当に仲良く2人で飲むのはこの日が最後だったよね。
私がG.clubに行ってしまってからのみなみサンは偽りで私と仲良くしてたよね。
嫌いじゃなかったんだけどな
みなみサンの事‥
:08/03/10 20:09
:W51CA
:☆☆☆
#793 [主]
みなみサンは自分の事を話し出す。
ルビーKで知り合ったお客さんと付き合っている事。
ルビーKで働くようになってから自分でもビックリするくらいHをする事が増えた事。
もちろん彼氏以外と。
チーママ時代から今の彼氏とは付き合っているらしい。
:08/03/10 21:33
:W51CA
:☆☆☆
#794 [主]
「驚かんの?」
黙って表情一つ変えず話しを聞く私に不思議そうに聞く。
「何となく彼氏の件は気付いてましたから」
ルビーKにたまに来るお客さんで、やたらとみなみサンと親しそうな人がいる。
付き合っているとかまでは分からなかったけど、何かしらの関係はあるんだろうなと思っていたから。
:08/03/10 21:36
:W51CA
:☆☆☆
#795 [主]
だからといって、私からは何も聞かない。
いくら仲がよくても聞かれたくない事だってあるはずだから。
私だってそう。
過去の話しや家族の話し、土足で自分の中に踏み込まれるのは嫌い。
だから聞かないだけ。
:08/03/10 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#796 [主]
みなみサンは25歳という若さでママをしている。
彼氏も同じ年。
みなみサンは大学も卒業し、真面目なごく普通な10代を送っていた。
男遊びも知らなかった。
初めてルビーK、水商売に足を踏み込み、男性との毎日の接触で今までの生活とは考えられないくらい変わったという。
:08/03/10 21:42
:W51CA
:☆☆☆
#797 [主]
でも、彼氏以外と、お客さんと寝ている事を笑いながら話すみなみサンに少し引く自分がいた。
それに、ペラペラと何でも話すみなみサンに少し不信感も生まれていた。
この時は、私に心を開いてくれているんだ。
と、そんな考えだったけど‥
:08/03/10 21:45
:W51CA
:☆☆☆
#798 [主]
「ココナチャンは何でもお見通しやな」
笑いながら
「ココナチャンって人の心読めるん?」
話すみなみサン。
お見通しな訳がない。
何となく分かるものが、見てれば伝わるものがあるだけ。
特に興味はない。
:08/03/10 21:50
:W51CA
:☆☆☆
#799 [主]
「ココナチャンは何か悩みとかないん?」
話しを聞きながらもずっとお肉を頬張っている私に問いかける。
悩み‥
「悩みがない事が悩みですかね?」
ココナチャンらしいねと、笑うみなみサン。
:08/03/10 21:52
:W51CA
:☆☆☆
#800 [主]
みなみサンの浮気相手も、もちろんルビーKのお客さん。
しかも彼氏の家とその浮気相手のマンションが同じらしい。
みなみサンは彼氏にバレないように浮気相手の家にたまに行っているみたい。
よくそんな器用な事が出来るなとか思いながら、やっぱり肉を頬張る私。
実際私もみなみサンを白い目で見る事が出来ない同じような事をするんだよね‥この先‥――
:08/03/10 22:24
:W51CA
:☆☆☆
#801 [主]
私の本当の年齢を知っているのは、みなみサンとGマス、そしてボーイズBARのマスターだけ。
私はルビーKでもやっぱり歳をごまかす。
もちろんG.clubでも。
ココナと梓は全く違う人だから
:08/03/10 22:28
:W51CA
:☆☆☆
#802 [主]
キャラも違えば
性格も違う
歳も違えば
名前も違う
全て偽りのもう一人の自分。
違和感なんて何もない。
そう‥
私はココナ
:08/03/10 22:30
:W51CA
:☆☆☆
#803 [主]
「そろそろ行こっか」
早めに店に行き、飾り付けなどをする予定。
「てかココナチャン食べ過ぎ(笑)」
私の目の前にはライス三杯とお肉の皿が5枚‥
確かに食べ過ぎたかも。
:08/03/10 22:33
:W51CA
:☆☆☆
#804 [我輩は匿名である]
:08/03/11 04:43
:N904i
:☆☆☆
#805 [
]
:08/03/13 17:16
:D905i
:☆☆☆
#806 [主]
>>803続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
焼き肉屋を出てみなみサンの車でルビーKに向かう。
助手席の前にはミッキーとミニーのぬいぐるみがハート型の写真入れを持って、ちょこんと座っている。
写真入れには何も入っていなくて
だけど、ぬいぐるみは汚れてて、前々から置いてあるんだろうなと思う。
:08/03/13 18:19
:W51CA
:☆☆☆
#807 [主]
よく見ると写真入れの隅っこに写真の切れ端のようなものが挟まっている。
「みなみサン‥」
「あぁ、それ?
彼氏との写真入れてたんやけどな、浮気相手に悪いし写真は捨てた」
何事もないように平然と話すみなみサン。
:08/03/13 18:25
:W51CA
:☆☆☆
#808 [主]
浮気相手に悪いから‥
彼氏はこの写真入れを見てどう思うんだろう
みなみサンの中で"彼氏"って何なんだろう。
私には分かんないや
:08/03/13 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#809 [主]
「ココナチャンは?恋愛してるん?」
「そういやココナチャンって恋愛話とかせぇへんよな」
店でお客さんがいない時は女の子だけで、みなみサンも含めみんなが恋愛トークで盛り上がっている。
だけど私はその中に入らない。
話を振られるのも嫌で外に煙草を吸いに出るくらい。
多分従業員は変な子って思っていると思う。
:08/03/13 21:59
:W51CA
:☆☆☆
#810 [主]
あのお客さんがどうとか
彼氏がどうとか
浮気相手がどうとか
過去の恋愛だとか
めんどくさいよ
:08/03/14 02:17
:W51CA
:☆☆☆
#811 [主]
「あはは。
色恋ならしてますよ」
恋愛って
好きって
何だっけ。
:08/03/14 12:21
:W51CA
:☆☆☆
#812 [主]
「ココナチャンって本気で人好きになった事ないん?」
こうゆう質問をされるのが嫌い
本気とか
遊びとか
どうでもいいじゃん
私が本気で恋をした事があったらなに?
なかったらなに?
女同士の会話ってくだらない
:08/03/16 17:46
:W51CA
:☆☆☆
#813 [主]
「本気とか本気じゃないとか、よく分かんないです。
みなみサンはあるんですか?」
だけど先輩の前では会話を続ける
「うちはあるよ〜。ココナチャンも本気の恋愛したら分かるよ」
:08/03/16 17:49
:W51CA
:☆☆☆
#814 [主]
何も知らない
知るはずもないみなみサンが話し続ける。
「ココナチャンはまだ若いからなぁ」
本気の恋愛に
若さなんて、年齢なんて関係ないよ
一瞬‥あの人の顔が浮かんだ‥――
:08/03/16 17:51
:W51CA
:☆☆☆
#815 [主]
だけど一瞬にして頭からあの人は消え、今日の売上の事でいっぱいになる。
くだらない
女と話すのって
ホントめんどくさい
:08/03/16 17:53
:W51CA
:☆☆☆
#816 [主]
浮気ってどこから?とか、お客さんとの会話でもたまに出る。
仕事だから会話に入らない訳にはいかなくて
「浮気なんかバレへんかったら浮気でもないやん、別に浮気してもいいんちゃん?」
適当な言葉しか返さない
お客さんは私達に恋愛を求める。
:08/03/16 20:22
:W51CA
:☆☆☆
#817 [主]
そんな会話を聞いていたGマスは、私に、もっと純粋な心で接しなさいと言う。
それが偽りでも
偽りの純粋さを作りなさいと。
純粋な心
偽りの‥純粋さ。
また一つ増える偽りの自分
:08/03/16 20:25
:W51CA
:☆☆☆
#818 [主]
ルビーK最終日
オープンと同時に約束通り来てくれる豊君。
豊君に続いて、昨日も集まってくれた常連が顔を出す。
「ココナ〜、俺らドンペリまでは今日はさすがにおろしてやられへんぞ」
申し訳なさそうに、ごめんなと謝る常連さん。
:08/03/16 20:30
:W51CA
:☆☆☆
#819 [主]
その言葉を隣で聞いていた豊君
「あと何本ノルマ残ってるん?」
「ドンペリ五本‥」
昨日カフェパリが何本おりたとかは豊君に伝えていなかった。
:08/03/16 20:34
:W51CA
:☆☆☆
#820 [主]
「タワーしたいって言ってたよな?」
豊君が小さいけどタワーしてあげると言ってくれた時、私は「したいしたい!」と言った事がある。
「五本でタワーって出来るもんなん?」
小さなタワーなら五本もあれば十分
「7〜8本あったほうがタワーらしくなるけどなぁ」
:08/03/18 20:53
:W51CA
:☆☆☆
#821 [主]
突然会話に入ってきたのはみなみサンだった。
カウンターの下に小さなメモ帳をバレないように私に渡すみなみサン。
【隣の店から何本かすぐドンペリ借りてくるから頑張れ】
「8本かぁ‥」
「いいん?」
:08/03/18 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#822 [主]
悩んでいる豊君に上目遣いで訪ねる
「よっしゃ!せっかくやしやるか!」
豊君が決心したと同時にドンペリを三本持って戻ってくるみなみサン。
他の従業員がグラスを用意する
:08/03/18 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#823 [主]
ルビーK最終日
ノルマ達成―
:08/03/18 21:01
:W51CA
:☆☆☆
#824 [ゆL1な//
]
あげ


:08/03/19 00:16
:SO903i
:☆☆☆
#825 [
]
:08/03/19 03:45
:D902i
:☆☆☆
#826 [主]
>>824ゆいなサン
久々のレスやる気出たよ☆
ありがとう♪
>>825サン
読んでくれてありがとうo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/19 20:42
:W51CA
:☆☆☆
#827 [主]
>>823続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
豊君がおろしてくれたタワーをルビーKにいるみんなで、飲み干し、みんないい感じに酔い始める。
今日は潰れてもいいよとみなみサンに言われ、ガンガン飲む私。
0:00を過ぎ、Gマスが店に顔を出す。
:08/03/19 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#828 [主]
チラッとタワーを見て一人頷くGマス
私がノルマをクリアした事に対して、Gマスはどう捉えているんだろう
大きな花束と大きなチョコレートケーキを差し出すGマス
「ありがとうございます」
:08/03/20 21:12
:W51CA
:☆☆☆
#829 [主]
「君程負けず嫌い久しぶりに見たよ」
ケーキを切りながら話すGマス
「‥‥」
負けず嫌い‥ねぇ、
「今日は俺が送るから」
:08/03/20 21:14
:W51CA
:☆☆☆
#830 [主]
私は返事をせずお客さんとの会話に戻る
今日でルビーKが最後という実感は全くわかず、いつも通りにラストはくる。
最後にみんながクラッカーを鳴らしてくれて、
お疲れ様と声をかけてくれる。
またねって
またルビーKのみんなで集まる時は必ずココナチャンも参加だからねって。
:08/03/20 21:35
:W51CA
:☆☆☆
#831 [主]
必ずなんて
絶対なんて
そんな言葉
大嫌い。
:08/03/20 21:36
:W51CA
:☆☆☆
#832 [主]
お客さんも帰り、
他の従業員も帰り、みなみサンとGマスと三人だけ。
「Gマス、最後くらい私がココナチャン送ってもいいですか?」
「俺が送る」
みなみサンの言葉は一瞬にして消え、私はGマスと帰ることに。
:08/03/20 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#833 [ゆL1な//
]
最新がんばって


:08/03/22 00:03
:SO903i
:☆☆☆
#834 [主]
ごめんなさい。
今私は店を雇われママとしてやっているんですが、色々ありまして、店を辞めるかもなんです。
状況が落ち着くまで、今週いっぱい‥もしかしたらまだ時間がかかると思います。
本当にすみませんが、今は自分が保てないくらい、潰れそうなんです。
今、この場所に文字を打っているだけで、正直かなり辛いんです‥
私の勝手な都合でみなさんを振り回して本当に、申し訳ないです‥
私自身、落ち着くまで時間を下さい
本当にすみません
:08/03/24 15:37
:W51CA
:☆☆☆
#835 [
リロ
]
ずっと主サンの小説読んできました

私の知らない世界を知れてこの小説にハマりました

仕事のこと頑張ってくださいね


気長に待ってます

:08/03/24 16:22
:SH903i
:☆☆☆
#836 [り]
ずっと初めから読ませてもらってました
梓さんが落ちつくまで待ちます
無理しないようにして下さい
:08/03/24 16:23
:W52SH
:☆☆☆
#837 [玲]
主さんのコト応援してますエ
:08/03/25 12:30
:W53T
:☆☆☆
#838 [まあ
]
落ち着くまで
時間かかっても
待ってます

最後まで
応援します


頑張って
下さいね

:08/03/25 12:55
:P903i
:☆☆☆
#839 [主]
リロサン
りサン
怜サン
まあサン
みなさん
本当にありがとうございます(*u_u)
まだ全くという程落ち着いてはいませんが1日一レスでもゆっくり更新させてもらいますo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/03/27 21:35
:W51CA
:☆☆☆
#840 [主]
>>832続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
みなみサンに頭を下げ、私はルビーKをあとにする。
「「‥‥」」
Gマスと二人の車内は沈黙
:08/03/27 21:48
:W51CA
:☆☆☆
#841 [主]
ただ外の景色を眺めていた。
「あの‥家こっちじゃないんですけど‥」
曲がるところを曲がらず、勝手にどこかへ向かうGマス。
「ココチャンは翼の折れた天使みたいやね」
:08/03/27 21:52
:W51CA
:☆☆☆
#842 [主]
‥‥‥‥‥―は?
翼の折れた天使?
またこの人は訳の分からないことを‥
「ん〜‥羽をなくした天使かな」
なにが言いたいんだろう
:08/03/27 21:57
:W51CA
:☆☆☆
#843 [主]
「天使は翼がなければ飛べない。
まぁ、鳥もそうだけどね。
ココチャンは輝きを見失ってるよね
その目、人は輝きを失えば飛べないんだよ」
「‥‥」
目の輝き‥
翼のない天使‥
:08/03/27 22:02
:W51CA
:☆☆☆
#844 [主]
「何かの歌でありましたよね」
翼の折れたangelだっけ?
「ま、君の魅力はそこかもしれないけどね」
私の魅力が‥
輝きを失っていること‥?
:08/03/27 22:05
:W51CA
:☆☆☆
#845 [主]
目の輝きを失った私を魅力的だと言うGマス。
天使は羽がなければ飛べない
天使でいる意味がなくなる
私は‥――
:08/03/28 13:07
:W51CA
:☆☆☆
#846 [主]
私は飛べないのだろうか
私は輝きを求めてるのだろうか
いったい私は
誰に何を
求めてるのだろうか。
翼は‥輝きは‥
どこへ行けば
見つかりますか―‥
:08/04/02 13:14
:W51CA
:☆☆☆
#847 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄暗い暗い闇の中
一人さ迷う
少女がいました
少女は、ゴールの見えない前へと
光の見えない前へと
ただひたすら
ただ‥ただ‥
歩き続けました
:08/04/02 13:17
:W51CA
:☆☆☆
#848 [主]
少女には友達がいませんでした
いえ‥全ての光を
自ら消したのです
少女は誰かに助けを求めているのか
誰かが
いつか
手を差し伸べてくれると
光を探しているのか
少女は、自分が分かりませんでした
:08/04/02 13:21
:W51CA
:☆☆☆
#849 [主]
少女の道の迷いは
いつになったら‥―
少女の光は
いつになったら‥―
誰か
手を差し伸べて下さい。
きっと少女は
心の奥で
それを待っています
:08/04/02 13:24
:W51CA
:☆☆☆
#850 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「Gマスって変わってますよね」
今更だけど‥
「君には負けるよ」
「‥‥」
「てゆうか、俺は変わってるってみんな言うけど、俺の事を変わってるって言う奴が変わってるんやろ」
‥‥
:08/04/02 20:54
:W51CA
:☆☆☆
#851 [主]
そんな事言い出したら、世界中の人が変わってるだろ
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「‥ン、ココチャン‥」
誰かの声が聞こえる
:08/04/02 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#852 [主]
「‥ン‥‥」
あ‥私寝ちゃったんだ‥
「ココチャン夜景好き?」
煙草をふかしながら
「‥いえ」
:08/04/02 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#853 [主]
「ははっ、俺も嫌い」
そう言う私たちの目の前には
たくさんの光がちりばめられていた
なんだろう‥
懐かしいような‥
だけど、思い出せない‥――
:08/04/02 21:00
:W51CA
:☆☆☆
#854 [主]
「夜景好きそうに見えたんやけどな」
「‥好きじゃないですよ」
「なんで?」
なんでって‥
好き嫌いに理由なんてないよ。
今の私に、この光は‥輝いて見えない
ただそれだけ。
:08/04/02 21:19
:W51CA
:☆☆☆
#855 [主]
あれだけ好きだった夜景も
今はモノクロに見える。
「てゆうか‥何しに来たんですか?」
まずそこだよね‥
「別に、君が夜景好きそうやったから、それだけ」
:08/04/02 21:53
:W51CA
:☆☆☆
#856 [主]
夜景‥
確かに大好きだった
月に一度見るくらい大好きだった
けれど、今はそれさえ過去形で。
私は‥
誰とこの光を見ればいいのか分からずに
:08/04/03 23:34
:W51CA
:☆☆☆
#857 [主]
向き合うのが怖くて
前を見るのが怖くて
誰を信じて
誰を求めればいいのか分からずに
さ迷う自分が不安で‥
Gマス‥?
どうして、この日、この場所に私を連れてきたんですか‥―
:08/04/03 23:36
:W51CA
:☆☆☆
#858 [主]
あなたの考えが分からない
止まっていた私の時計の針を
あなたは
ゆっくり‥ゆっくり‥
動かしたんだ――‥
:08/04/04 00:21
:W51CA
:☆☆☆
#859 [まー糞]
頑張って下さい

:08/04/05 08:33
:SH905i
:☆☆☆
#860 [主]
Gマスは従業員一人一人にこんな事してるのかな?
よくもまぁ‥面倒なことを‥
やっぱりGマスの考えなんて分かるはずがない。
ううん。
分かろうともしないだけ。
:08/04/05 16:31
:W51CA
:☆☆☆
#861 [主]
何だろうね
異性の関係って。
「Gマス、今日は疲れたから帰りません?」
Gマスと夜景を見ても、正直なにも感じない。
時間の無駄にさえ思う。
:08/04/05 16:35
:W51CA
:☆☆☆
#862 [主]
「‥ねぇココちゃん」
帰りの車内、静かに口を開く。
私はやっぱりただ、窓から外の景色を見ているだけ。
「今まで何人とHした?」
:08/04/05 16:38
:W51CA
:☆☆☆
#863 [主]
‥‥
「‥‥」
なにその質問‥
しかもアバウトにそんな事を聞かれても‥
何のために暴露しないといけないんだ
Gマスの言葉を無視し、私は再び眠りにつく。
:08/04/05 16:40
:W51CA
:☆☆☆
#864 [主]
眠りにつこうと目を瞑るがさっき寝てしまったのが原因か、なかなか眠れない。
「何でそんなに悲しそうな目するんや」
私が目を瞑り寝たと思っているのか
Gマスは一人で話している
「君は何を背負ってるんやろな」
:08/04/05 17:56
:W51CA
:☆☆☆
#865 [主]
あまりにも隣でGマスが独り言を言うから、目をあけるタイミングが分からない。
私が起きているのも、もしかすると気付いて話しているのか‥
本当にただの独り言なのか‥
「夜景‥連れてきたの間違いやったかな」
Gマスの話は終わらない。
:08/04/05 17:59
:W51CA
:☆☆☆
#866 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「‥今日はありがとうございました、
明後日からはG.clubで頑張らないとね」
そっと目をあけ、煙草に手を伸ばす。
私の顔をチラッと見、すぐに目をそらすGマス。
:08/04/05 18:02
:W51CA
:☆☆☆
#867 [主]
私が起きている事に多分気付いて話していたんだろうと思う
「ココチャンは毎日楽しい?」
この人わ私によく質問するなぁ‥
「楽しくはないです、ただ毎日が過ぎていくだけ」
:08/04/05 18:06
:W51CA
:☆☆☆
#868 [主]
みんなは
ふとした日常で
『毎日楽しい?』
と聞かれたら
なんて答えますか?
今の私なら‥――
:08/04/05 18:11
:W51CA
:☆☆☆
#869 [主]
この頃は
何が楽しいとか
何が悲しいとか‥―
“ココナって喜怒哀楽激しいよなぁ”
今の私にそんな言葉、誰が言うだろう。
:08/04/05 19:36
:W51CA
:☆☆☆
#870 [主]
「Gマスは毎日楽しいですか?」
「別に」
明日、どこに何時ねとだけ待ち合わせをして、それ以上帰りの車内、私たちに会話はなかった。
:08/04/05 19:40
:W51CA
:☆☆☆
#871 [主]
次の日、待ち合わせの夕方にあみサンを含め三人で居酒屋で話すことに。
Gマスとあみサンは昔のG.clubのことについて話し込んでいる。
私には内容が分かる訳もなく、ただ目の前にあるお酒を飲んでいた。
「ココチャンにはあみチャン抜かれへんやろぉけどね」
:08/04/05 20:11
:W51CA
:☆☆☆
#872 [主]
突然私に話を振るGマス
私があみサンを抜けない?
売り上げのことだよね‥
なら、なんで私をわざわざG.clubによぶ訳?
あみサンを抜けないって想定するなら私が行っても意味ないでしょ‥
:08/04/05 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#873 [主]
赤字から黒字にしてくれと言いながら
あみサンの売り上げは私には抜けない‥
なら黒字なんかにならないでしょ。
ほんっと意味わかんない。
てゆうか、私はあみサンと売り上げを競わないといけないの?
キャバクラでもないのに‥
:08/04/05 21:18
:W51CA
:☆☆☆
#874 [主]
だけど私は‥
なら抜いてやろうじゃん
こうゆう性格
:08/04/05 21:19
:W51CA
:☆☆☆
#875 [主]
「あみサンはどうゆう接客の仕方なんですか?」
この日まともに、あみサンに話しかける。
「ん―‥会話しながら、たまにギャグ言うみたいな?」
「‥‥へ〜‥」
なんて言葉を返せばいいか分からない
:08/04/05 21:22
:W51CA
:☆☆☆
#876 [主]
:08/04/05 21:25
:W51CA
:☆☆☆
#877 [主]
“ココチャンとあみチャンは合えへんやろぉなぁ”
みなみサンの言葉が頭をよぎる。
確かに‥
これから一緒に働くことになるけど、仲が良かったと言えば嘘になる
けど‥改めて思うんだ。
私は水商売に友情なんて求めてないって‥。
:08/04/06 15:35
:W51CA
:☆☆☆
#878 [主]
水商売に
この仕事に
私は
ココナは
何を求めているのか
友情でもない
お金でもない
:08/04/06 16:03
:W51CA
:☆☆☆
#879 [主]
答えなんてあるのか
だけど‥
周りは私は必要としてくれたね。
お客さんも‥これから出会う従業員も‥
それだけで私は十分だと‥将来思うんだ。
:08/04/06 16:05
:W51CA
:☆☆☆
#880 [主]
人は必ず何かを求める
友情か
お金か
地位か
名誉か
愛か‥
:08/04/06 16:07
:W51CA
:☆☆☆
#881 [主]
「ココナチャンはどんな接客の仕方?」
同じ質問をあみサンにされる。
‥私の接客の仕方‥ねぇ。
「さぁ‥」
先輩にこんな適当な態度でいいのかな。
いや‥普通に失礼だろう‥
:08/04/06 16:57
:W51CA
:☆☆☆
#882 [主]
私の返事に少しムスッとするあみサン。
会話がとまり、2人同時に煙草に手を伸ばす。
Gマスがトイレから戻ると、明日からのG.clubの事を話し出す。
電話担当
チェック担当
そして何より
従業員への指示。
:08/04/07 10:11
:W51CA
:☆☆☆
#883 [主]
従業員はあみサンに私
そして前にG.clubで働いていた2人がまた戻ってくるらしい。
何人か他にいたけど、一旦店を閉めた時に他に店を見つけたらしい。
あみサンとあとの2人は仲が良いかもしれないけど‥
私一人浮きそうに思うのは私だけ?
:08/04/07 10:15
:W51CA
:☆☆☆
#884 [主]
「指示はあみチャンとココチャンが協力して出し合ってね。」
協力して出し合ってね‥て‥。
私、今まで水商売してきて指示なんて出した事ないよ‥
出される側だったのに1日で、立場が逆になる事にまだついていけない‥
それに‥私が一番年下だよね?
あみサン含め、みんな私より年上なのに‥
:08/04/07 10:19
:W51CA
:☆☆☆
#885 [主]
まぁ‥なるようになるか‥。
私はやっぱりルビーKからもお客さんは引っ張らない。
豊君は来てくれるけど、他のお客さんは来たい時に来てくれるだろうし
なにより、みなみサンともめるようなことをわざわざしようと思わない。
私はまた1から始めるんだ。
:08/04/07 10:21
:W51CA
:☆☆☆
#886 [主]
チューリップで学んだ
ルビーKで学んだ事を
頭に入れ、
新たなる
【G.club】で――
G.club―ココナ
:08/04/07 10:23
:W51CA
:☆☆☆
#887 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「ガキのくせに」
「調子に乗りすぎ」
「性格悪い」
これから先―
G.clubで言われる言葉。
:08/04/07 10:26
:W51CA
:☆☆☆
#888 [主]
「はぁ?ならあんた達私を抜けば?」
「売り上げが負けてるからって負け犬の遠吠えにしか聞こえない」
「ガキの悪口言うほうがよっぽどガキやろ」
「ひがみにしか聞こえない」
あんた達になんか
私は負けない――
:08/04/07 10:29
:W51CA
:☆☆☆
#889 [主]
悪口しか言えない奴らに
負ける気しない
悪口や嫌みを言う暇があるなら
営業しろよ
お客さん呼べよ
「みっともないねん」
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
:08/04/07 10:32
:W51CA
:☆☆☆
#890 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「なら明日からあみチャン、ココチャン、よろしくね。
ファイト―オォッ!!」
相変わらずだなGマス‥
とは言ったものの‥
お客さんがいない私は最初、悔しい思いをする。
:08/04/07 10:35
:W51CA
:☆☆☆
#891 [主]
G.clubは九時open三時last。
「初めまして、ココナです」
目の前にはあみサンと、昨日言っていた従業員が二人。
まきサンに、りゆサン。
まきサンは28歳
りゆサンは25歳
:08/04/07 10:39
:W51CA
:☆☆☆
#892 [主]
まきサンはみんなから『おかん』と呼ばれている。
初めて4人が揃う新しいG.club。
でも何でだろう?
あみサンとおかんがやたらと仲がよく、りゆサンが浮いて見えるのは気のせいかな?
りゆサン?
私ね、水商売をしてきて、あなただけだよ。
:08/04/07 10:41
:W51CA
:☆☆☆
#893 [主]
素直に心を開いたのは―‥‥
“リィユン”
それが私が勝手に付けたりゆサンのあだ名。
りゆサンは年下の私にさえ敬語で
『ココナサン』
そう呼んでくれたね。
:08/04/07 10:44
:W51CA
:☆☆☆
#894 [主]
リィユン?
私が今ここにいるのは、あなたがいてくれたからなんだよ。
『何でココナサンはりゆを必要とするの?』
『何でココナサンはそんなにもりゆによくしてくれるん?』
『りゆなんかいても、おらんくても店側としては一緒やん』
:08/04/07 10:47
:W51CA
:☆☆☆
#895 [主]
いつもマイナスで
"りゆなんか‥"
それ、リィユンの口癖?
『ココナサンの下で働けてりゆは本間に嬉しい』
そのまま言葉を返すよ。
リィユンがいたから、私は頑張れたの。
:08/04/07 10:49
:W51CA
:☆☆☆
#896 [主]
りゆサンは水商売がG.club初めてらしい。
まだ入って1ヶ月くらいだという。
おかんはもう一年経つみたい。
あみサンは半年くらい。
だから、おかんとあみサンが特に仲いいのか‥。
適当に挨拶を交わすと、あみサンは私だけをボックスに呼ぶ。
:08/04/07 11:14
:W51CA
:☆☆☆
#897 [主]
「ココチャン、指示の仕方とかどうする?」
そうだった‥
二人で協力しなきゃ店が成り立たないんだ。
「適当に交代と思ったらお互い声かけて、その時の状況で交代とかですかね?」
そうするしかなくない?
「電話担当と伝票担当はどうする?」
:08/04/07 11:18
:W51CA
:☆☆☆
#898 [主]
「月.水.金.に私が伝票担当で、火.木.土が電話担当とかにしますか?
1日交代で‥みたいな」
「ならアミがその逆やんな?」
そうなるよね。
てゆうか、私が勝手に決めちゃっていいのかな?
ま、聞かれたんだしいいよね。
:08/04/07 11:22
:W51CA
:☆☆☆
#899 [主]
「OK!ならそれでいこう!」
あれ?結構いい人かも。
「ルビーKはどうだった?」
めんどくさい質問だな‥
「普通ですよ」
:08/04/07 11:26
:W51CA
:☆☆☆
#900 [主]
「ココチャンって生意気やんな〜」
‥さっきの言葉撤回‥。
生意気‥なのかな?
ごく普通なんだけどな。
:08/04/07 11:28
:W51CA
:☆☆☆
#901 [主]
「思った〜!ココチャンって何かうちら見下してるよなぁ。」
カウンターから、おかんが話に乗っかってくる。
なんだこいつら‥
:08/04/07 11:33
:W51CA
:☆☆☆
#902 [主]
ましてや何故今日知り合ったばかりの人に、そんなこと言われなきゃならないんだ
おかんとは挨拶しか交わしてないのに。
私の何を見てそんな風に思うんだろう。
「煙草買ってきます!」
:08/04/07 11:35
:W51CA
:☆☆☆
#903 [主]
そう言って立ち上がったのはりゆサン。
てゆうか何この店‥
すっごいやりにくいんだけど‥。
小走りで煙草を買いに外へ出るりゆサン。
なぜだか分からないけど私はりゆサンを追いかける。
:08/04/07 11:38
:W51CA
:☆☆☆
#904 [主]
店のすぐ近くの煙草の自販機の前でしゃがみ込んでいるりゆサン。
「り〜ゆサン♪」
私もりゆサンと同じように隣にしゃがみ込む。
「りゆサンとか"サン"はいらないですよ」
:08/04/07 11:41
:W51CA
:☆☆☆
#905 [主]
静かに立ち上がり自販機にお金を入れるりゆサン。
「ははっ、ならリィユンはどうですか?めっさ可愛くない?」
煙草のボタンを押そうとするりゆサンの手が止まる。
きょとんとした目で私を見るりゆサン。
:08/04/07 11:43
:W51CA
:☆☆☆
#906 [主]
あれ?
あだ名気に入らなかったかな?
「何でココナサンは平気なんですか?」
あだ名についてはスルーかい!
と、心の中で軽く突っ込みを入れる。
てゆうか何が?
:08/04/07 11:47
:W51CA
:☆☆☆
#907 [主]
「なんであんなひどい事言われても平然としていられるんですか?!」
あぁ‥さっきの事か。
別に気にしてないし。
「言わしたい奴には言わせとけばいいんじゃないん?」
実際まだあの2人のことよく知らないし。
:08/04/07 11:50
:W51CA
:☆☆☆
#908 [主]
‥ん?
とゆう事は
もしかしてりゆサンもあの2人にあんな態度されてるのかな?
「リィユンいじめられてるん?」
「‥‥」
煙草を取り出し私に背を向け歩き出す。
:08/04/07 12:14
:W51CA
:☆☆☆
#909 [主]
私もリィユンの後をついていき、店へと戻る。
まっ、私には関係ないか。
人間って素直だよね。
私がリィユンをこの時追いかけた時点で、私はリィユンがほっとけなかったんだ。
体が勝手に動いていたから。
:08/04/07 12:20
:W51CA
:☆☆☆
#910 [主]
店に戻るとあみサンはカウンターに戻っていて、おかんと仲良く喋っている。
リィユンも2人の近くに座り、携帯をいじっている。
私は‥
「もしも〜し♪豊君早く来てよぉ」
今日来てくれると言った豊君に最速の電話をかける。
:08/04/07 12:26
:W51CA
:☆☆☆
#911 [主]
電話を切るとすぐ店に到着する豊君
「豊く〜ん!すぐそこで電話してたやろ!(笑)」
何故だか分からないけど、他の三人は私を見てポカーンとしている。
お客さんが来たとたん私の変わりように驚いているのかな?
「は〜い♪ココナチャン僕達がいらっしゃいましたよ〜♪」
:08/04/07 12:50
:W51CA
:☆☆☆
#912 [主]
豊君に続いて
ルビーKの常連さん達が団体で来てくれた。
ルビーK最終日のメンバーが軽く揃い、私もテンションが上がる。
そう。
従業員で私だけ。
:08/04/07 12:52
:W51CA
:☆☆☆
#913 [主]
豊君とルビーKの常連さん達は最終日に一緒に盛り上がったのもあって、仲良くなったのか、みんながカウンターに座り盛り上がる。
あみサン達も含めみんなで乾杯する。
「はい今グラス持ってる人〜!!」
このかけ声はよくルビーKみんなでしていた飲みコール
:08/04/07 12:56
:W51CA
:☆☆☆
#914 [主]
『♪な〜んで持ってるの?な〜んで持ってるの?♪
飲み足りないから持ってるの〜!
はい飲んで飲んで飲んで〜♪』
お客さんの中でのリーダーシップの人が歌い出す。
て!私もグラス持ってるし!
コールに合わせてグラスを持っていた人は一気飲み。
:08/04/07 12:58
:W51CA
:☆☆☆
#915 [主]
あみサン達は私達のテンションに付いていけないのか、呆然としている。
私はそんなのお構いなし。
私は私のやり方でやらせてもらう。
:08/04/07 13:00
:W51CA
:☆☆☆
#916 [主]
「プッアハハハハハ!」
突然笑い出したのはリィユンだった
あみサンとおかんはリィユンの突然の笑いにまたもや目が点。
もちろん私も
「ココナサンめっちゃうけるんやけど!」
"うける"の意味は分からないけど、リィユンが笑ってるからいっか。
:08/04/07 13:04
:W51CA
:☆☆☆
#917 [主]
だけど感じる‥
あみサンとおかんの怖い視線‥
“あみチャンはお酒作って会話してとか普通すぎる接客やからな〜”
みなみサンの子供を思い出す。
:08/04/07 13:07
:W51CA
:☆☆☆
#918 [主]
子供×
言葉○
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/04/07 13:08
:W51CA
:☆☆☆
#919 [主]
「リィユンが笑った〜♪はいリィユン、グラス持って〜♪」
人の笑顔を見て少しだけど、幸せな気持ちになったんだ。
あれだけ幸せに溢れていた日々
一本線が消えてしまった今
:08/04/07 15:25
:W51CA
:☆☆☆
#920 [主]
久しぶりに幸せを感じたよ。
リィユンの笑顔で
「お前まじで浮いてんな(笑)」
お客さんが私に言った言葉に対し、豊君もみんなが頷く。
:08/04/07 15:27
:W51CA
:☆☆☆
#921 [主]
あみサン達がいる前で言うなよ‥
今で言うならまさしくKYと言っているに違いない。
ま、G.clubの噂だけでも私は相当浮く覚悟は出来ていたけどね。
“一匹狼”
:08/04/07 15:30
:W51CA
:☆☆☆
#922 [主]
周りは言う。
一匹狼って悪い事なの?
一人じゃなにも出来ないからみんな集まるんでしょ
私は自分の力を信じるよ。
さっきの、おかんだってそう。
あみサンがいたから私にあんな事言えたんでしょ?
:08/04/07 15:33
:W51CA
:☆☆☆
#923 [主]
直接言えばいいじゃん
女の世界は本当に汚い。
:08/04/07 15:35
:W51CA
:☆☆☆
#924 [主]
「ココチャンちょっと」
伝票の前にあみサンに呼ばれる
「あのお客さん達はココチャンの担当になるん?」
‥―は?
:08/04/07 15:36
:W51CA
:☆☆☆
#925 [主]
前にも言ったように、店には"担当"がある。
時給+歩合
指名とかではないけれど、誰か目当てや、営業をして来てくれたお客さんは、その子の担当になる。
その何%が歩合となる。
伝票の上に担当の名前を書く欄がある
あみサンの言いたい事は聞かなくても分かる。
:08/04/07 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#926 [主]
今いる団体は私に連絡なしで店に来た。
営業はしていない
だけど普通に考えて分かる事だよね?
あの人達が今までG.clubに来たことあんの?
話聞いててわかるでしょ。
ルビーKのお客さんだって。
:08/04/07 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#927 [主]
どう見たって私に会いに来てくれてんじゃん。
そんな事あみサンだって分かってるよね?
嫌がらせとしか受け取れない
「ルビーKはいきなり来ても担当付けてたん?」
付けてましたとも‥
:08/04/07 15:44
:W51CA
:☆☆☆
#928 [主]
「ならあみサンのお客さんが、たまたま連絡なしに店に来たら、その日はあみサン担当付けないんですか?」
お客さん達は歌を唄いながら盛り上がっている。
「‥‥」
あみサンは返事をせず、汚い字で担当欄に私の名前を書いた。
:08/04/07 15:47
:W51CA
:☆☆☆
#929 [主]
えぇ‥私間違ってんの?
間違ってないよね?
初日からかなりの喧嘩腰だなぁ
この日は、再度オープンとゆう事で、みんなドレスを着ていた。
普段はドレスじゃなくてもいい店だけど。
:08/04/07 15:49
:W51CA
:☆☆☆
#930 [主]
私はお気に入りのドレスに白い羽織物を羽織っていた。
「いらっしゃいませ―!!」
当たり前だけど見たことのないお客さんがくる。
あみサンのお客さんみたい
:08/04/07 15:52
:W51CA
:☆☆☆
#931 [主]
「ココチャン、ならあみとおかんがこっちに付くね」
こっちとはあみサンのお客さん。
「でも‥」
「ココチャンちょっと来て」
次は奥の厨房に呼び出される。
ゆっくり接客もできやしない‥
:08/04/07 15:56
:W51CA
:☆☆☆
#932 [主]
「何ですか?」
次は何を言われるんだろう
「それ!梅酒つくって」
‥それ、って、
あんたの目の前に梅酒あるじゃん。
自分で作れよ
だけど言い返すのもアホらしくて、私は黙って梅酒をつくる
:08/04/07 15:58
:W51CA
:☆☆☆
#933 [主]
カラン♪
梅酒を作りあみサンに手渡す
と‥
“バシャッ”
:08/04/07 16:02
:W51CA
:☆☆☆
#934 [主]
瞬間のことに何が起きたか分からなかった。
ふと自分の真っ白な羽織物に目をやると
さっき作ったばかりの梅酒は私の服に‥
‥‥わざと、だよね‥
ありえない‥‥
:08/04/07 16:06
:W51CA
:☆☆☆
#935 [主]
「あぁ〜ココチャンごめぇん‥大丈夫ぅ?」
お前はテレビに出てくる悪役かよ
てか染みになってんじゃん
最悪‥
:08/04/07 16:09
:W51CA
:☆☆☆
#936 [主]
運よくドレスにはかからなかった
だけど羽織物は染みになるし、ロングの髪の毛はベトベトだし‥
しかも少し顔にもかかったんだけど‥
絶対こいつドラマの見すぎたろ。
イライラしてきた
:08/04/07 16:11
:W51CA
:☆☆☆
#937 [主]
私はあみサンを見る訳でもなく
羽織物を脱ぐ。
あみサンは自分で梅酒を作りなおしている
‥最初から自分でやれよ。
やられたらやりかえす―
こうゆう性格なんだよね、私。
:08/04/07 16:17
:W51CA
:☆☆☆
#938 [主]
私はあみサンの横を通ろうとして‥
「いっったぁぁぁぁあい!!!!!」
7センチはあるヒールで足を踏んだ。
:08/04/07 16:24
:W51CA
:☆☆☆
#939 [主]
大声で叫ぶあみサンをほってカウンターに戻る。
団体さん達は歌で盛り上がりすぎていて、あみサンの声は聞こえていなかったみたい。
だけど、厨房側にいたあみサンのお客さんとおかんには声は聞こえていて‥
「あみチャン?!!」
あみサンにすぐかけよるおかん。
:08/04/07 16:26
:W51CA
:☆☆☆
#940 [主]
私はあみサンのお客さんもおかんも無視し、リィユン達と一緒に歌に混ざる。
あんな奴がリーダー?
そりゃ赤字になるでしょ。
誰があんな奴の下で働きたいと思うんだよ
‥リィユンは何もされていないのかな?
:08/04/07 17:13
:W51CA
:☆☆☆
#941 [主]
「ココナサン、さっきの声‥」
リィユンには聞こえてたみたい
「酒かけられたから足踏みつけただけ」
「え‥まじで言ってるんですか‥?」
まじに決まってんじゃん。
:08/04/07 19:59
:W51CA
:☆☆☆
#942 [主]
「やばいですよ‥何仕返しされるか‥」
やっぱり‥
リィユンも何かされてきたんだ
「別に‥私は何言われてもいいし何されてもいいよ、ただ幼稚な事するようならやりかえすだけ」
やられたらやりかえす‥
私の考えもまだまだ幼稚だったね
:08/04/07 20:04
:W51CA
:☆☆☆
#943 [主]
「ココナ〜次歌お前の番やぞ〜!」
歌の番が私に回り、私は何もなかったかのようにその場を楽しむ
隣でリィユンは眉をしかめているけど‥
私が歌っている途中、あみサンがおかんに支えられながらカウンターに戻ってくる
なにいかにも私は可哀想みたいな態度とってんだか。
:08/04/07 21:22
:W51CA
:☆☆☆
#944 [主]
少し離れたところから、とてつもない視線を感じるんですけど‥
特におかんから‥
お前は関係ないだろ‥と一人心の中で呟く。
こんなんで私はこれからG.clubでやっていけるのだろうか
:08/04/07 21:26
:W51CA
:☆☆☆
#945 [主]
―――――
――
『君なら大丈夫』
『辛い壁を乗り越えて』
『はいのぼって』
『俺は君を信じてるから』
あなたの言葉に何度助けられたか
早く‥早く‥
:08/04/07 21:30
:W51CA
:☆☆☆
#946 [主]
この暗闇から
手を差し伸べて―‥
Gマス‥――
:08/04/07 21:31
:W51CA
:☆☆☆
#947 [主]
だけど私は
まだまだ
まだまだ
暗闇をさ迷うんだ―
:08/04/07 21:34
:W51CA
:☆☆☆
#948 [主]
「なぁココナ、お前さっきから、かなりあいつらに睨まれてない?」
豊君が心配そうに訪ねる。
「おっ、さっそくバトッた(バトル)かぁ(笑)」
他のお客さんも豊君の一言で口々に話し出す。
隣を見ると
:08/04/08 17:32
:W51CA
:☆☆☆
#949 [主]
‥‥
こわっっっ!!
接客しろよ接客‥
「ココナサン、帰り一緒に飲みません?」
私を誘ったのはリィユンだった
:08/04/08 17:34
:W51CA
:☆☆☆
#950 [主]
それからお客さんも出入りし
「ありがとうございました―!」
3時.閉店。
「お疲れ様で〜す」
一応、おかんとあみサンに頭を下げる。
:08/04/08 19:56
:W51CA
:☆☆☆
#951 [主]
「ココナチャンちょっと」
またかよ‥
めんどくさい人だなぁ
「リィユンと飲み行くんでまた明日お願いします」
リィユンが先約だし。
:08/04/08 20:00
:W51CA
:☆☆☆
#952 [主]
「てかリィユンって何〜みたいな」
「りゆチャンよりあみが先輩なの分かってんのかね〜」
「ガキが気取ってんなよ」
ちょっとちょっと‥
いくらなんでも、あんたら言い過ぎだよ
:08/04/09 13:43
:W51CA
:☆☆☆
#953 [主]
あみサンの隣で勝ち誇った顔をしながら私を見るおかん。
私の隣には今にも泣きそうなリィユン。
苛立ちよりも、怒りよりも、かわいそうだと思う人を初めて目の当たりにしたよ‥
「あみサンは何が言いたいんですか?」
:08/04/09 13:46
:W51CA
:☆☆☆
#954 [主]
私はここまで、この人に嫌われるような事をこの数回の出会いでしたっけ?
「GマスもGマスやんな〜あんたが来て店が繁盛するって思ってるんやもん」
私は黙って厨房に行き、グラスに水を注ぐ。
:08/04/09 13:49
:W51CA
:☆☆☆
#955 [主]
「ココナチャン!後輩は素直に謝っとけばいいねん」
おかんが言う。
素直に謝る?
私があんたらに何したって言うんだよ
「ぶっさいくな性格〜」
:08/04/09 13:52
:W51CA
:☆☆☆
#956 [主]
そう言ってさっき入れた水の入ったグラスを、思いっきりあみサンの顔にぶちまけた。
「あぁ〜あ、性格だけじゃなくて顔までぶっさいく」
それだけ言って私はリィユンの手を引き店を出る。
:08/04/09 13:54
:W51CA
:☆☆☆
#957 [主]
あみサン達は追ってこなかった。
‥あぁ〜、ちょっとやりすぎたかな
これじゃ私も人に言えないくらい性格悪いじゃん‥
初日から何やってんだろホンと‥
ルビーKに戻りたいなぁ‥。
:08/04/09 14:03
:W51CA
:☆☆☆
#958 [主]
「‥ン、ココナサン!」
手を思い切り引っ張られ、私は我に返る。
「あ‥リィユンごめん」
一人で考え事しながらリィユンをずっと引っ張っていた。
その場で私は足をとめる。
:08/04/09 14:07
:W51CA
:☆☆☆
#959 [主]
「ココナサン、M2行きますか?」
いつものボーイズBAR
「チャラララ〜ン♪」
電話が鳴り、ディスプレイを確認する。
‥出たくないなぁ。
:08/04/09 20:36
:W51CA
:☆☆☆
#960 [まー糞]
ココちゃん好きやわ

:08/04/10 00:35
:SH905i
:☆☆☆
#961 [主]
>>960まあ糞サン
ありがとう(*^-^)b
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/04/10 20:08
:W51CA
:☆☆☆
#962 [主]
>>959続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「‥はい」
しぶしぶ電話に出る。
「ココチャン今日はどっうやったぁ〜?」
相手はGマス
どっうやったぁ〜?って‥
どうもこうもないよ‥。
「別に‥」
:08/04/10 20:11
:W51CA
:☆☆☆
#963 [ゆン]
あげ

:08/04/10 23:49
:SO903i
:☆☆☆
#964 [
遥
]
:08/04/11 15:50
:D905i
:☆☆☆
#965 [まー糞]


ヾ(・ω・ヾ)セイッ
:08/04/13 23:05
:SH905i
:☆☆☆
#966 [主]
>>962続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「相変わらず冷めてるねぇ、今から飲みどう?」
‥めんどくさいに決まってんじゃん。
「りゆサンとM2に行く約束あるんで、すみません」
M2に行くって言った私がバカだった‥
:08/04/14 01:39
:W51CA
:☆☆☆
#967 [主]
ゆんサン
遙サン
まー糞サン
ありがとう♪
今仕事やからまた時間あき次第ちょくちょくでも更新するね(*^-^)b
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/04/14 01:41
:W51CA
:☆☆☆
#968 [主]
>>966続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「りゆチャンと?!
‥ふ〜ん、了解」
そう言って電話は一方的に切られてしまった。
G.club初日の私が、誰であれ、飲みに行くというのが不思議だったんだろう。
「なぁココナサン、何のために仕事してるの?」
:08/04/14 02:57
:W51CA
:☆☆☆
#969 [主]
M2に着き、賑やかな店内で、カウンターの隅で私に質問するリィユン
「‥さぁ」
何のためとか
何でとか
理由なんて分からない。
チューリップを引退してからも、どうして今現在水商売をしているのかも分からない。
理由なんて分からないよ‥
:08/04/14 03:01
:W51CA
:☆☆☆
#970 [主]
ただ足が動いてる
昼の世界じゃなく
この
ネオンの輝く
夜の世界に
あてもなく
足が動いてるー‥
:08/04/14 03:03
:W51CA
:☆☆☆
#971 [主]
「なら何でリィユンはあんな店で働いてるん?
店なんか他にいっぱいあるやん」
嫌がらせを受けてまで
‥ーどうして?
これがリィユンに対しての今の一番疑問。
店なんかいくらでもあるじゃん。
リィユンがG.clubにこだわる理由は何なわけ‥?
:08/04/14 03:06
:W51CA
:☆☆☆
#972 [主]
「りゆは‥」
リィユンには家庭がある。
旦那がいて、子供もいる。
そして彼氏も
昼の仕事もしているけど、家計がギリギリらしい。
旦那ともうまくいっていないと。
私が少しでも多く稼がないと子供の面倒を見れない
正直、今にも離婚したい
:08/04/14 03:12
:W51CA
:☆☆☆
#973 [主]
だけど子供を第一に考えると
今離婚は出来ない
私は、接客が苦手。
正直あみサンもおかんも苦手。
だけど、こんな私を他では雇ってはくれない
これが‥
リィユンの気持ちだった。
:08/04/14 03:15
:W51CA
:☆☆☆
#974 [主]
“私なんか”
出会った日から
これがリィユンの口癖だったね。
もっと自分に自信持ちなよ。
私は言う。
:08/04/14 03:17
:W51CA
:☆☆☆
#975 [主]
「ココナサンみたいに強く‥ない‥。」
目の前で従業員がお酒を作る。
私はチャーム(お菓子)に手を伸ばす。
私が強い?
:08/04/14 03:20
:W51CA
:☆☆☆
#976 [主]
強くなんかない
本当に強い人間なんているの?
完璧な人間なんているの?
ボクシングでも
相撲でも
何かしら世界一に輝く人がいる。
だけど、強いところがあって、弱い部分があるのが人間でしょ?
弱点があって当たり前なんじゃないの?
:08/04/14 03:23
:W51CA
:☆☆☆
#977 [主]
私はーー
強くなんかない
本当に
本当に
情けない人間だよ。
寂しがり屋で
泣き虫で
意地っ張りで
素直じゃなくて
強くなんか‥
強くなんかない‥ー
:08/04/14 03:25
:W51CA
:☆☆☆
#978 [主]
「全く強くないよ、てかリィユンはあみサン達に何やられてきたん?」
私は初日からお酒かけられたけど。
「‥言葉の暴力‥かな」
うわぁ‥女の中の女のいじめだな‥
一番苦手。
:08/04/14 13:51
:W51CA
:☆☆☆
#979 [主]
「例えば?」
“お前みたいな奴がモテる訳ない”
“ブスのくせに”
“陰薄い”
「‥とか」
一通り話終わるリィユン。
‥しょうもないっ!
:08/04/14 15:19
:W51CA
:☆☆☆
#980 [主]
ブスのくせにって‥
「あみサンって可愛いん?」
また言っちゃった‥
:08/04/14 15:21
:W51CA
:☆☆☆
#981 [主]
まぁ確かに、初めてあみサンを見た時は、
“綺麗な人だなぁ”
って思ったけど、
今は全く思わない。
確かに見た目は綺麗かもしれない
だけどあんな性格を見てしまった今、
なぜか不細工にまで見えてしまうから不思議。
:08/04/14 15:25
:W51CA
:☆☆☆
#982 [主]
「ココナサンは‥ー」
「おぉ〜りゆチャン、ココチャンお疲れ〜ライス卵入り!」
リィユンが口を開くと同時に
「何してんすかGマス‥」
空気を壊しに来たのはGマスだった
:08/04/14 19:58
:W51CA
:☆☆☆
#983 [主]
てゆうか、ライス卵入りって何だよ
まぁ、カレーには卵入れる派だけど‥
‥て、違うだろ私。
「やっぱりここにおったかぁ」
お前はストーカーかよ‥
:08/04/14 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#984 [主]
「ココチャン初日はどうでしたかぁ〜?」
当たり前のように私の隣に座るGマス
リィユンは"え?"という顔をしている。
「だから別にって言ってるじゃないですか」
ここで私があった事を話しても、楽しかったと嘘を付いても、どうにもならない気がする。
:08/04/14 21:41
:W51CA
:☆☆☆
#985 [主]
リィユンが嫌がらせを受けている事もGマスは知らないだろう。
別に誰かに助けてもらおうなんて思わない。
だけどーーー
「Gマス、私G.club辞めたいんですけど。」
:08/04/14 21:43
:W51CA
:☆☆☆
#986 [主]
あんなめんどくさい店で働きたいなんて思わない
「え?!ココナサン!辞めないで下さいよ‥」
今日会ったばかりのリィユンが私を引き止める。
だけど私は
「リィユンがあんな店で働いてる意味が分からん、プライベートで色々あるのは分かったけど、視野を広げればいいだけの話やん」
:08/04/14 21:46
:W51CA
:☆☆☆
#987 [主]
リィユンだって不細工な訳じゃない
確かに、特別可愛いとは言えないかもだけど、もっと他を見てもいいと思うんだ。
それに、初めての人が私を引き止める理由が分からない。
「あみチャンにお酒かけたんやって?」
:08/04/14 21:52
:W51CA
:☆☆☆
#988 [主]
‥ーーはい?
お酒かけられたのは私なんだけど‥
何で話が逆になってる訳?
しかも私の話は無視だし‥。
「違いますよ!お酒かけられたのはココナサンですよ!」
:08/04/14 21:54
:W51CA
:☆☆☆
#989 [主]
身を乗り出して興奮気味にGマスに言い返すリィユン
何でリィユンはここまで私に必死になるんだろう
私なんてどうでもいいじゃん
「そぉなん?」
不思議そうに訪ねるGマス。
:08/04/14 21:57
:W51CA
:☆☆☆
#990 [主]
「‥さぁ」
別にどっちでもいい。
あみサンからそう聞いたのかは知らないけど、実際Gマスは私の言葉も聞かず、信じたんでしょ。
それが事実じゃん
ならあみサンを信じていればいいじゃん
:08/04/14 21:59
:W51CA
:☆☆☆
#991 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで
【愛.金.水商売2】は終了とさせてもらいます。
続いて【3】も書かせて頂きます。
長い話になりますが、次もお付き合いしてくれたら光栄です(^-^)
応援してくれてるみなさん、本当に感謝しています。
これからもよろしくお願いします。梓
:08/04/14 22:02
:W51CA
:☆☆☆
#992 [あああ]
頑張って
みてますよー
:08/04/14 22:32
:N903i
:☆☆☆
#993 [我輩は匿名である]
:08/04/14 23:00
:D904i
:☆☆☆
#994 [我輩は匿名である]
:08/04/23 23:20
:N905i
:☆☆☆
#995 [我輩は匿名である]
:08/07/30 08:38
:W53T
:☆☆☆
#996 [我輩は匿名である]
:08/11/07 13:42
:PC
:☆☆☆
#997 [我輩は匿名である]
:08/11/07 13:43
:PC
:☆☆☆
#998 [我輩は匿名である]
:08/11/07 13:44
:PC
:☆☆☆
#999 [我輩は匿名である]
:08/11/07 13:44
:PC
:☆☆☆
#1000 [我輩は匿名である]
いえーい千げと
/\/\/\∧
< ホオォォ >
V\/\/\/
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\ m{0}/丶{0}m /
|っ 丶_ノ と|
/ ム `ー′ ム \
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:08/11/07 13:46
:PC
:☆☆☆
#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。
:08/11/07 13:46
:
:Thread}
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