【愛.金.水商売2】
最新 最初 全 
#1 [主]
:07/10/27 12:45
:W51CA
:☆☆☆
#2 [主]
:07/10/27 12:47
:W51CA
:☆☆☆
#3 [主]
兄チャン
あなたは今笑っていますか?
圭チャン
私との想い出
まだ心に残っていますか?
私はまだまだ前に進む
ゴールが見えない前へ
立ち止まる事なく‥―
:07/10/27 12:53
:W51CA
:☆☆☆
#4 [主]
出会い
別れ
:
:
大切なものを失いながら
掛け替えのないものを手に入れてきた
まだまだ【ココナ】と【梓】の人生は終わらない―
―――【2】―――
:07/10/27 12:56
:W51CA
:☆☆☆
#5 [主]
「何笑ってるねん!」
怒った素振りを見せながら、不器用にバラを差し出される。
「ありがとう♪」
これから、何本も何本も赤いバラが増えていくと思ってた。
いつか、部屋中が真っ赤になるんじゃないかと、思ってたんだ‥―
:07/10/27 13:02
:W51CA
:☆☆☆
#6 [主]
「笑ってないよ〜♪」
そぅ言いながらも顔がニタニタしている私。
「アッコ-♪」
いつもそぅ言って、自分の手を伸ばす兄チャン。
私も自然に兄チャンの手を繋ぐ。
どこから見ても仲の良いカップル
:07/10/27 13:05
:W51CA
:☆☆☆
#7 [主]
パサッ
左手に持っていた二本の赤いバラが
―‥地面に落ちた
「アッコ-?」
誰かが私を読んでいる‥
:07/10/27 13:25
:W51CA
:☆☆☆
#8 [主]
何も聞こえない‥
ねぇ‥
何で‥何で‥
今日は
3月1日―
また会った‥――
:07/10/27 13:26
:W51CA
:☆☆☆
#9 [主]
兄チャンは車を店の前にあるコンビニに止めている。
コンビニに行こうと道路を渡った。
手を繋ぎながら‥
コンビニの前にただ座っている圭チャン
煙草をふかしながら
圭チャン‥あなたは何を考えているの‥
:07/10/27 13:30
:W51CA
:☆☆☆
#10 [主]
「‥ッコ-」
私は歩けずにただ立ち止まっていた。
「アッコ-!!」
「あ!ごめんっ」
私の中で一瞬、時間が止まっていた
兄チャンは私が返事をすると、悲しく地面に落ちたバラを拾う
:07/10/27 13:37
:W51CA
:☆☆☆
#11 [主]
綺麗なバラの花びらはパラパラと一枚、また一枚と、散ってしまった
何が何だか分からずに、放心状態な私を兄チャンは車へと私を運ぶ。
今、後ろを振り返ってしまえば
私は前へ進めない気がする
後ろを向いちゃ‥だめ―
:07/10/27 18:16
:W51CA
:☆☆☆
#12 [主]
1ヶ月前のよぅに
あの人が私の名前を呼ぶ事はなかった。
呼ばれなくて
よかった‥
あの人の声を聞いてしまえば
私は‥
私は‥―
――
――――
―――――――
:07/10/27 18:19
:W51CA
:☆☆☆
#13 [主]
「アッコ-?どぅしたん?!大丈夫か?!」
私の肩が前後に揺れる
兄チャンの顔が見れない‥
「アッコ-、こっち向いて‥」
今にも泣きそうな弱った声で訴えられ
私は、ゆっくりと顔をあげた。
:07/10/27 18:22
:W51CA
:☆☆☆
#14 [主]
「アッコ-‥」
兄チャンが言葉を失った理由
「何で泣いてるんや?‥」
自分でも気付かなかった。
私は、知らぬ間に静かに涙を流していた
「あ、あれっおかしいなぁ☆あはは、アハ、ハ‥ッ」
:07/10/27 18:31
:W51CA
:☆☆☆
#15 [主]
何で涙が出るの
どぅして
どぅして今なの
兄チャンの前で‥
私は
私はどぅして泣いているの?
分からない
分からない
何も‥分からない―
:07/10/27 18:33
:W51CA
:☆☆☆
#16 [主]
こぅして私が涙を流している間
あの子は
また違う理由で
大粒の涙を流していたんだ‥
体も
心も
ボロボロになりながら‥―
‥―サキ―――
:07/10/27 18:37
:W51CA
:☆☆☆
#17 [主]
「アッコ-、話せる?」
話すって‥
圭チャンの事?
何て話せばいいんだろう‥
自分でさえ分からない事を、どぅやって兄チャンに伝えればいいんだろう‥
「‥また話せる時が来たら言うてな。」
黙っている私に、兄チャンは優しく寂しい笑顔でそぅ言い、私の頭をポンっと撫でた。
:07/10/27 21:02
:W51CA
:☆☆☆
#18 [我輩は匿名である]
あげ(>_<)
:07/10/28 17:30
:N903i
:☆☆☆
#19 [ケ]
あげ(・∀・)
:07/10/29 08:03
:W52SH
:☆☆☆
#20 [主]
:07/10/29 08:18
:W51CA
:☆☆☆
#21 [主]
>>17続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
だけど、唯一自分でも分かっている事
あの人がまだ好きだとか
あの人を愛してるとか
そんなんじゃない
今
今現在
私の頭の中にいたのは
紛れもなく
あの人だって事だけ
:07/10/29 08:21
:W51CA
:☆☆☆
#22 [主]
話せる時が
いつくるのかなんて分からない
頭の中では理解しているはずなのに
逃げて分からない振りをする自分がいる
「兄チャン夜景行きたい」
今日は、夜景に行く約束だよね。
:07/10/29 08:24
:W51CA
:☆☆☆
#23 [主]
兄チャンは私の手を包み込むよぅに握りながら運転をする
壊れものをそっと包むかのよぅに。
兄チャンは気付いていただろう
記念日のたびに
私の様子がおかしい事に
:07/10/29 08:30
:W51CA
:☆☆☆
#24 [主]
どれくらい走ったかな?
もぅ結構山道に入ってきている。
その間
二人は会話をする訳でもなく
ただ時間と車が進むだけだった。
後から聞いた話
兄チャンは何度か私に話しかけていたらしい。
だけど、私の耳に届いていなかった‥
:07/10/29 08:33
:W51CA
:☆☆☆
#25 [主]
『チャランラララ〜ン♪』
体がビクッとする。
私の携帯だ‥
『チャランラララ〜ン♪』
「アッコ-?電話やで?」
兄チャンが私の鞄からわざわざ携帯を取り出し差し出す。
【サキ】
:07/10/29 08:35
:W51CA
:☆☆☆
#26 [主]
サキからの電話でやっと現実に戻った気がした。
でも‥
現実は残酷だった‥
「もしもし?」
:07/10/29 08:39
:W51CA
:☆☆☆
#27 [主]
『‥‥』
何も返事がない。
「サキ?もしもし?」
『‥‥』
前にもこんな事あったっけ?
えっと、前は、マコトの時だ。
サキがホストに行って、間違えて私にかけてしまった時。
その時は周りの雑音がうるさかった。
:07/10/29 08:41
:W51CA
:☆☆☆
#28 [主]
―けど今は、
『‥‥』
何も聞こえない
サキの声さえ
周りの音さえ
何もかも
変な胸騒ぎがしたんだ‥――
:07/10/29 08:43
:W51CA
:☆☆☆
#29 [主]
「サキ?サキ?聞こえる?!サキ!!」
『いや"ぁぁあ"あ"あ"あぁぁあああ"あ"あ"ぁ"ぁぁあ"』
聞こえたのは
サキの
悲鳴だった―
:07/10/29 08:45
:W51CA
:☆☆☆
#30 [主]
一瞬私の中で何が起きたのか分からなかった。
「サキ?サキ?!サキ?!!」
サキの悲鳴が兄チャンにも聞こえたんだろう
兄チャンはすぐに車を止めた。
「サキ?!聞こえる?!なぁ!サキ!」
:07/10/29 08:49
:W51CA
:☆☆☆
#31 [主]
『や‥ココナ‥や"ァ‥ココ‥いや"ぁ"ぁぁあ"あ"あ"あぁぁぁあ"あぁぁあ"』
どぅ例えればいいのだろう
この時のサキの叫びを
「サキ!今どこ!サキッッ!!」
『‥‥こ‥えん‥』
:07/10/29 08:53
:W51CA
:☆☆☆
#32 [主]
こえん??
「サキ?!こえん?こえんてどこ?!」
『‥な‥な‥なつ‥き‥‥』
なつ‥き?
なつき?
ナツキ公園?!!
:07/10/29 08:56
:W51CA
:☆☆☆
#33 [主]
「サキ!ナツキ公園?!なぁサキ!!」
私の声も荒々しくなる
「サキちゃん?ナツキ公園におるん?」
私から携帯を奪い取り話し出す兄チャン。
『ヤ‥こ‥こんとい‥て‥きちゃだ‥だ‥め‥いや"ぁぁあ"あ"あ"ぁぁあ"あ"』
:07/10/29 09:02
:W51CA
:☆☆☆
#34 [主]
「サキちゃん!絶対にその場から動くな!絶対や!お願いやから絶対そこにおれ!」
兄チャンはそれだけ言うと電話を切り
車をUターンさせ
ナツキ公園に向かった。
「え?!ちょっと!電話切ったらあかんやん!!」
:07/10/29 09:05
:W51CA
:☆☆☆
#35 [主]
私はすぐサキに電話をかけた。
『〜留守番サービスに接続します〜』
聞こえたのは
虚しい機械の声だけだった―
:07/10/29 09:09
:W51CA
:☆☆☆
#36 [主]
「なぁ兄チャン!サキは?!サキは?!なぁ!!」
「お前がテンパってどないすんねん!」
初めてかもしれない
兄チャンが私に怒鳴ったのは。
夜中で車も少ない
だけどもぅかなり遠くまで来ていたため、ナツキ公園まで飛ばしても一時間はかかる。
:07/10/29 09:41
:W51CA
:☆☆☆
#37 [主]
ナツキ公園は
ミノルさんの家の近所だ。
あれ?
ミノルさん?‥
‥―そぅだよ
サキ、今日はミノルさんと遊んでいたんじゃないの?
ミノルさんの友達に紹介してもらってたんじゃないの?
:07/10/29 09:43
:W51CA
:☆☆☆
#38 [主]
訳が分からない‥
状況が掴めない‥
どぅゆぅこと?
ミノルさんは?
サキ‥
何があったの‥――
:07/10/29 09:44
:W51CA
:☆☆☆
#39 [主]
私はすぐミノルさんに電話をかけた。
「アッコ-?誰に電話してん?!」
"み・の・る"
私は口パクで兄チャンに伝える。
『プルルルルル‥プルルルルル‥』
繋がった!!
:07/10/29 10:48
:W51CA
:☆☆☆
#40 [主]
『お留守番サービスに接続しま‥』
私はアナウンスの声を最後まで聞かず電話を切った。
何度かけても、ミノルさんが電話に出る事はなかった。
兄チャンの携帯からかけても結果は同じだった。
ミノルさん‥
あなたが何か関わっているの?‥――
:07/10/29 10:51
:W51CA
:☆☆☆
#41 [主]
「ミノは?!」
私は首を横に振る。
兄チャンは冷静に見えたけど、さっきから信号を無視している
車が少ないからか
焦っているのか
兄チャンがこんな荒い運転をしているのを見るのは初めてだった。
:07/10/29 10:54
:W51CA
:☆☆☆
#42 [主]
もしかして事件?!
ミノルさんも一緒に巻き込まれてるとか?
頭の中は
嫌な想像がグルグルグルグル周り
おかしくなりそぅだった。
「兄チャン早く!」
「アホか!これでいっぱいいっぱいや!」
:07/10/29 11:46
:W51CA
:☆☆☆
#43 [主]
無茶苦茶な事を言ってる事くらい分かってる
兄チャンだって焦っている事くらい分かってる
だけど
だけど
どぅしよぅもない‥
サキ‥無事でいて‥―
―‥お願い―――
:07/10/29 11:49
:W51CA
:☆☆☆
#44 [主]
車の中では1分1秒が気が気じゃなかった。
真冬に汗をかいたのを覚えている。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「アッコ-!!探すで!!」
ナツキ公園に着き、すぐにサキを探し回った。
:07/10/29 13:00
:W51CA
:☆☆☆
#45 [主]
「サキ〜!!!サキぃぃ!!!!!」
『サキちゃ〜ん!!!』
広い公園の中走り回り探し回った。
寒い中着ていたコートを投げ捨て探し回った。
だけど
だけど
ナツキ公園には誰一人の姿はなかった‥
:07/10/29 14:07
:W51CA
:☆☆☆
#46 [主]
「さきぃさきぃさきぃ!!!!」
狂ったかのよぅにサキの名前を呼ぶ私を心配したのか
私の投げたコートを拾い、かぶせてくる兄チャン。
「いらんっ!!」
兄チャンの手を払いのけ、きつく当たってしまう。
:07/10/29 14:20
:W51CA
:☆☆☆
#47 [主]
兄チャンに当たっても
何も変わらない事くらい分かってる
分かってる
分かってるよ‥
『‥ヒック‥ヒッ‥』
‥‥え?――‥
:07/10/29 14:21
:W51CA
:☆☆☆
#48 [主]
「兄チャン?!」
「おぅ!今、今、誰かの声!!」
やっぱり‥
聞き間違いなんかじゃなかった。
夜中の静かな公園
大声を出さなくても声が響きわたる。
確かに
確かに
誰かの泣き声が
聞こえた――
:07/10/29 14:24
:W51CA
:☆☆☆
#49 [主]
サキ
サキサキ
サキサキサキ
サキサキサキ
サキ‥
「サキ〜!!!」
:07/10/29 14:28
:W51CA
:☆☆☆
#50 [主]
『アッコ―!!!』
公園中に響きわたる大きな声で私を呼ぶ声
私は兄チャンの元へと走った。
そこは―‥
「サ‥サ‥さきぃ‥」
:07/10/29 14:30
:W51CA
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194