【愛.金.水商売2】
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#501 [主]
大丈夫
大丈夫
そぅ自分に言い聞かせ、圭チャンの家の合い鍵を持って家を飛び出した。
すっぴんで化粧もしていないけどサングラスをかけて頭もボサボサで
昼間は仕事で家にいないと分かりながらも好きな人の元へ行く。
:08/02/08 14:40
:W51CA
:☆☆☆
#502 [主]
大丈夫
大丈夫
大丈夫
好きなんだもん
大好きなんだもん
:08/02/08 14:41
:W51CA
:☆☆☆
#503 [主]
途中でスーパーに寄って、圭チャンの家のドアを開け誰もいないキッチンに立ちハンバーグを作る。
また作るねって約束した。
焦げちゃうけど冷たくなる前に今度は一緒に食べようね。って。
案の定焦げてしまったけど出来たハンバーグにラップをし圭チャンの帰りを待つ。
:08/02/08 14:46
:W51CA
:☆☆☆
#504 [主]
ご飯を作って帰りを待つとか懐かしいなぁと昔に浸りながらシャワーを浴びて化粧して、ただひたすら帰りを待っていた。
『ガチャ』
夕方に帰宅する圭チャン。
私がいる事にびっくりしていたけど
"ただいま"って抱きしめてくれて
:08/02/08 14:49
:W51CA
:☆☆☆
#505 [主]
仲良く2人でハンバーグを食べて
抱き合って
頭撫でてくれて
好きと言ってくれて
また抱きしめ合って
ほらね。
圭チャンは優しいよ?
サキ、大丈夫だよ。
:08/02/08 14:53
:W51CA
:☆☆☆
#506 [主]
でも何だろう
何か、何かが引っかかる
これっていった事は分からないけど
サキの言葉がなぜだか胸を痛ませる。
「圭チャン、そのゆ‥」
「ん?どした?」
辞めた‥
指輪の話をもぅ一度振ろうとしたけど言葉が詰まる。
:08/02/08 15:32
:W51CA
:☆☆☆
#507 [主]
「ううん、何でもない♪仕事行ってくるな★」
綺麗に食べたハンバーグのお皿をキッチンに運び私はチューリップに向かう。
圭チャンは私を大切にしてくれている
おかしな素振りなんてないし
でも昔と違って一緒に暮らしていないから相手の行動を全て把握していない。
:08/02/08 15:35
:W51CA
:☆☆☆
#508 [主]
それから何週間が過ぎ今日は圭チャンとサキと三人で海遊館に行く日。
「海遊館♪海遊館♪」
車の後ろでサキと2人ではしゃいでいた。
だけど最近圭チャンに元気がない気がする。
気のせいかな?
:08/02/08 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#509 [主]
三人はペンギンを前にして釘付け
「可愛い〜♪」
隣で騒ぐサキを横目にガラスに手をおく圭チャンを見る。
「‥圭チャン‥指輪は‥?」
ペアリングの指輪はなくその下に重ねづけしていたシンプルな指輪だけが光っている。
:08/02/08 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#510 [主]
必ずいつも付けているはずなのに‥
毎日一緒にいる訳じゃないから必ずとは言い切れないけど‥
「え‥あ、あぁ風呂入る時に外してそのままやった‥」
一緒に暮らしていた時を思い返す
:08/02/08 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#511 [主]
一緒にお風呂に入った事も何度かあった。
圭チャンがお風呂に入っている間に服を取り替えたりしていて
指輪をわざわざ外してお風呂に入ったりしていた事なんてなかったよね‥?
私の中で小さな疑問が生まれる
:08/02/08 18:57
:W51CA
:☆☆☆
#512 [主]
もしたまたま外して忘れていたとしても、どぅしてそのシンプルな指輪だけは付けっぱなしなんだろう?
何かがおかしい。
"圭チャン浮気してない?"
サキの言葉が頭をよぎる
:08/02/08 18:59
:W51CA
:☆☆☆
#513 [主]
まさか‥ね。
私は納得した振りをし今三人の時間を楽しんだ。
また私の悪い癖
:08/02/08 19:01
:W51CA
:☆☆☆
#514 [主]
好きだからもぅ許せなかった
昔の私なら好きだから離れられなかった
好きだから見て見ぬ振りをして逃げてばかりの自分に嫌気がさして
だけど今は
好きだから
愛してるからこそ‥――
:08/02/08 22:00
:W51CA
:☆☆☆
#515 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄
――――
「ちょっとトイレ行ってくる」
圭チャンとサキを置いて化粧直しをかねて私はトイレにたった。
私のいないところで2人が何を話しているかなんて知るはずもなく‥
:08/02/08 22:06
:W51CA
:☆☆☆
#516 [主]
トイレから戻ると何とも言えない空気が二人の間に流れていた。
「どしたん?」
話しかけても返事がない事に少しイライラしながらも
「なぁなぁ他もっと回ろう〜♪」
どぅにかこの空気を変えたくてわざと明るく振る舞う。
:08/02/09 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#517 [主]
「梓帰ろう」
耳を疑った
"梓"と口にしたのはサキだったから。
サキが私の事を"ココナ"と呼ばず"梓"と呼ぶ時は何かある。
いい事じゃない。
「え‥でも‥」
圭チャンを見るとずっと下を向いている。
:08/02/09 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#518 [主]
「‥圭チャン?」
「そんな奴に話しかけんなっ!」
私が圭チャンを心配し顔を覗き込もうとすると大声で怒鳴るサキ
何?なに?
私がトイレに行っている間に何があったっていうの?
:08/02/09 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#519 [我輩は匿名である]
やばい気になる
:08/02/09 16:15
:P903i
:☆☆☆
#520 [主]
>>519サン
ありがとうございますo(^-^)o
また時間が出来次第更新します★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/09 19:16
:W51CA
:☆☆☆
#521 [主]
>>518続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そのまま私はサキに手を引っ張られ無理矢理海遊館を出る事になる
「サキ!!」
何も状況が分からない私はサキの腕を離し圭チャンを呼びに行こうとする。
:08/02/09 19:18
:W51CA
:☆☆☆
#522 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄
「浮気してるんやで!!」
‥は?
:08/02/09 19:20
:W51CA
:☆☆☆
#523 [主]
少し離れたところから大声で叫ぶサキ
サキの元へと戻り
「サキ、何言ってんの?意味が分からん」
いきなり何?
本当に意味が分からない‥
:08/02/09 19:22
:W51CA
:☆☆☆
#524 [主]
「サキ説明して」
海遊館を出てすぐにあるベンチに座る
目の前にある港の前で路上ライブをしていて何十人と集まって盛り上がっている中、私は今にも泣きそうだった。
「ココナがトイレに行ってる間圭チャンの携帯が鳴って‥」
:08/02/09 19:55
:W51CA
:☆☆☆
#525 [主]
私は人より長くトイレにたつ方だとよく言われる
別に汚い話しじゃなく化粧直しとかで周りに比べたらかなり長いみたい
「女の人から電話で‥"指輪付けてるよ"とかなんか‥」
私がトイレにたったと同時に圭チャンの携帯が鳴った
:08/02/10 13:25
:W51CA
:☆☆☆
#526 [主]
圭チャンは隣にサキがいるのもおかまないなしに話し続けた
"おぉ〜今連れと出掛けてる!え?あぁ二人二人!指輪?付けてるに決まってるやん"
サキの話はこうだった
:08/02/10 13:27
:W51CA
:☆☆☆
#527 [主]
「うそ‥や‥」
嘘だよ
嘘だよ
「サキの前でそんな電話する?!ココナの友達やでサキは!人として考えられへんっ!」
うそだ‥
嘘だ‥
:08/02/10 13:30
:W51CA
:☆☆☆
#528 [主]
嘘‥嘘嘘嘘うそ!!
「人として間違ってる!!連れと二人でって何?!
あいつの彼女はココナじゃないん!?
なぁ!ココナ!」
わかんない
わかんない
わかんない
わかんない
分かんないよ‥
:08/02/10 13:36
:W51CA
:☆☆☆
#529 [主]
「指輪!ココナとの指輪は付いてなかった!もぅ一つ違う指輪をはめてた
電話しながらその指輪をなでながら‥」
もぅ‥やめて‥
やめて‥
:08/02/10 13:39
:W51CA
:☆☆☆
#530 [主]
路上ライブの歌が終わり盛大な拍手をする人々
みんな笑顔なのに
みんな笑って拍手してるのに
「サキ‥そんなうそいらん‥よ‥」
私にも笑顔をください
嘘だよ.冗談だよと言って笑わせて‥―
:08/02/10 13:44
:W51CA
:☆☆☆
#531 [主]
「ココナ‥ごめん‥」
申し訳なさそうに誤るサキ。
私が知らぬ間に涙を流していたから‥
圭チャン
どぅして追いかけてくれないの?
どぅして"違うよ"って言いに来てくれないの?
言い訳でもいいから‥追いかけてよ‥
:08/02/10 13:52
:W51CA
:☆☆☆
#532 [主]
あなたを信じるから
あなたを信じると決めたから
だから‥
『チャララララン♪』
メールの着信がなり携帯を見る。
【圭チャン】
:08/02/10 13:54
:W51CA
:☆☆☆
#533 [主]
【ごめん】
携帯の文字が滴で見えない
止まる事なく流れる涙
私は電源を切った。
:08/02/10 13:57
:W51CA
:☆☆☆
#534 [主]
ごめんって何?
たった三文字の言葉
"ごめん"
"好きだよ"
"愛してる"
″ごめん″
今までの全ての言葉をたった一通のメールで砕け散り
私の心も粉々になる
:08/02/10 14:07
:W51CA
:☆☆☆
#535 [主]
―――
タンポポって梓みたいやな
綿のよぅに目を離すとどこかに消えてしまう綿みたいやな
綿のよぅに姿を消したのはあなたでした
:08/02/10 14:10
:W51CA
:☆☆☆
#536 [主]
一度離れて
圭チャンが忘れられなくて
圭チャンのところにまた花を咲かした
私達の花はもぅ枯れる事がないと思っていた
"ただいま"
そぅ言って抱きしめてくれた圭チャンは
"さよなら"も言わずに枯れていった
:08/02/10 14:13
:W51CA
:☆☆☆
#537 [主]
それ以来
圭チャンから連絡がくる事はなかった
:08/02/10 14:15
:W51CA
:☆☆☆
#538 [主]
家に帰りベッドに横たわる
目の前にあるうさぎの置物
"うさぎって寂しがり屋やねんて"
それをそっと握りしめる
:08/02/10 14:24
:W51CA
:☆☆☆
#539 [主]
「君はいつも泣いてるから目が赤いん?」
誰もいない部屋でうさぎに話しかける
「寂しくて寂しくて泣いてばかりやから目が赤いん?」
返事なんてないうさぎに問いかける
:08/02/10 14:26
:W51CA
:☆☆☆
#540 [主]
真っ赤なうさぎの目は泣いてばかりだから?
[何でうさぎ?]
[うさぎって寂しがり屋なんて、梓みたいやん]
「君も寂しいん?」
私と一緒だね‥――
:08/02/10 14:28
:W51CA
:☆☆☆
#541 [主]
サキは心配してくれたけど私は大丈夫と伝える
私からも圭チャンに連絡はしない
"ごめん"
その一言で
"終わり"の意味を受け取れたから。
圭チャンの性格を知っている。
もぅ終わりなんだと。
:08/02/10 15:16
:W51CA
:☆☆☆
#542 [主]
いつ他の女を作っていたかなんて分からない
いつから圭チャンの気持ちがまた離れていたかなんて分からない
何を思って私の友達の前で堂々と女と電話をしていたかなんて分からない
何も分からない中
私達の花は散った。
:08/02/10 15:18
:W51CA
:☆☆☆
#543 [主]
サナエママは言う
"本当に好きなら圭チャン本人に会いに行って話しをしなさい"
と。
正しいと思う。
サナエママは間違った事を言っていない。
だけど
私はもぅいいんだ。
:08/02/10 15:20
:W51CA
:☆☆☆
#544 [主]
逃げている
きちんと向き合え
周りは言う。
だけど私はそんな気になれなかった。
だからといって逃げてるとは違う気がする。
"本当に別れたの?"
周りは言う。
:08/02/10 15:24
:W51CA
:☆☆☆
#545 [主]
確かに"別れ"の言葉は私達の間にはなかった。
だけど今まで圭チャンと一緒にいて
圭チャンの伝えたい事は伝わった。
追いかける気力もない
あれから一週間
私の中での【梓】は心を消しさった
:08/02/10 15:27
:W51CA
:☆☆☆
#546 [主]
【ココナ】
私はココナ。
梓って誰?
私はココナ
水商売ココナ
この時から私は本当の自分を心のタンスに終い鍵をかけ
心を捨てた――
:08/02/10 15:30
:W51CA
:☆☆☆
#547 [主]
「ココナ〜出勤前飯行こう〜♪」
何もなかったよぅに誘うサキ
あえて圭チャンの件には触れない
"サキがいらん事言ったからやんな"
そぅ最初は誤ってきたけどそれは違うよ
いずればれる事
時計の針が速まっただけ
:08/02/10 16:17
:W51CA
:☆☆☆
#548 [主]
あえて圭チャンの話しに触れないサキの優しさが嬉しかった。
今までと何も変わらない。
隣にいた人が一人減っただけ。
私はどこまで心が腐っていくのだろう
:08/02/10 16:19
:W51CA
:☆☆☆
#549 [主]
そんな日々が一週間近く過ぎた頃――
サナエママは今日は用事があると言って遅番だという。
この頃にはチーママをしていたミズキさんも辞めサキと私ともぅ一人の新人だけ
ケンさんはサナエママの付き添いで同じく遅番。
たまたまサキも風邪をこじらせ新人も休みでサナエママが来るまで一人店を任されていた。
:08/02/10 16:28
:W51CA
:☆☆☆
#550 [主]
誰もいないガランとした静かな店
なぜだか分からないけど圭チャンがいつも座っていた席に目をやると涙がこみ上げてきた
息が苦しくなり立っていられなった私はその場にしゃがみ込む
:08/02/10 16:31
:W51CA
:☆☆☆
#551 [主]
息が‥苦しい‥
『カラン♪』
扉の開く音と共にすぐ立ち上がり
「いらっしゃいませ-!!」
胸を押さえながらも気持ちを切り替える
:08/02/10 16:33
:W51CA
:☆☆☆
#552 [主]
お酒を作り会話をし目の前にいるお客さんも笑っている
私も笑う
だけど体は正直で
息は荒くなるばかり。
呼吸をするのが辛くなる
それでも笑顔を作る
:08/02/10 16:38
:W51CA
:☆☆☆
#553 [主]
次の日も、その次の日も‥
店にいるだけで息が苦しくなる。
圭チャンが座っていた席を見るだけで胸が苦しくなる。
初めて圭チャンと出会ったこの場所
私の大好きな居場所
:08/02/10 16:41
:W51CA
:☆☆☆
#554 [主]
なのに今は体が言うことをきかない
いくら笑顔を作っても心臓が速まり静まることを知らない
何度も何度もトイレに駆け込み指を突っ込み胃の中のものを全て吐き出す
そんな日々の繰り返しだった。
そんなある日――
:08/02/10 16:44
:W51CA
:☆☆☆
#555 [まあ
]
無理せずに
ゆっくり
頑張って下さい


:08/02/10 17:10
:P903i
:☆☆☆
#556 [主]
>>555まあサン
いつもありがとう〜o(^-^)o頑張るね♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/11 16:43
:W51CA
:☆☆☆
#557 [主]
>>554続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サナエママと私が早番でまだ時間の早い店には二人だけ。
サナエママは疲れているのかボックスでウトウトしている
私はただボーっとカウンターから遠くを見つめていた
ねぇ‥苦しいよ‥
:08/02/11 16:46
:W51CA
:☆☆☆
#558 [主]
圭チャンが座っていた特等席
ねぇ何で
何で何で何でなの‥
俺が梓を忘れらへんかった
1日に行ったら会えるかなって思った
:08/02/11 16:48
:W51CA
:☆☆☆
#559 [主]
寂しがり屋な梓の隣には俺がおらなあかん
梓って奏でみたいや色んな音をもつ
梓好きやで
ねぇ
もぅ‥苦しい‥
あなたと出会った場所にいるのは
もぅ限界みたいです
:08/02/11 16:50
:W51CA
:☆☆☆
#560 [主]
「ハァ‥ハァハァハァハァ‥ハァハァハァハァハァ‥」
息が苦しくなる
息が出来ない
「ココナ?!!」
手を震わせ過呼吸になる私にビニール袋を口にあてるサナエママ
:08/02/11 16:53
:W51CA
:☆☆☆
#561 [主]
何分かたち過呼吸が落ち着く私
サキやみんなが出勤してくる
もぅ‥だめだ‥
サナエママ
私サナエママが大好きです
ケンさんが大好きです
:08/02/11 16:55
:W51CA
:☆☆☆
#562 [主]
いつも私を理解してくれたサナエママ
相談にのってくれて誰よりも私を可愛がってくれたサナエママ
サキがホストにハマっている時
心配でホストまで来てくれたケンさん
毎日送りをしながら話しを聞いてくれたケンさん
この場所が大好きだった
最初は逃げ場の居場所がいつの間にか家族みたいな心暖まる居場所にかわり
:08/02/11 16:58
:W51CA
:☆☆☆
#563 [主]
サキやみんなでバカしながら飲みに行く時間が大好きだった
だけど‥
もぅココにいるのは心も体も限界みたいです
:08/02/11 17:00
:W51CA
:☆☆☆
#564 [主]
仕事とプライベートの区別を出来ない自分に苛立ちを感じながら
サナエママ
ごめんなさい
もぅ私ここにいると立ち上がれない
:08/02/11 17:03
:W51CA
:☆☆☆
#565 [主]
圭チャンの座っていた席を見るだけで
狂ってしまう
「ココナ、今日は帰りなさい、ケンに送らせるから」
:08/02/11 17:05
:W51CA
:☆☆☆
#566 [主]
私はただ頷きそのままケンさんの車に乗る
「ココナ、お前もぅ無理だろ」
静かな車内でケンさんは口を開く
:08/02/11 17:07
:W51CA
:☆☆☆
#567 [主]
「‥え」
「最近のお前見てたらもぅ限界がきてるの分かる」
ケンさん
陰でいつも見守ってくれていてくれたもんね。
サナエママとケンさんには本当何もかもがお見通しだった
「サナエママには俺からも説明する。明日昼一時に店にこい」
:08/02/11 17:32
:W51CA
:☆☆☆
#568 [主]
分かりましたとだけ返事をし一人の家に帰る。
"お前もぅ限界だろ"
私をわかっていてくれている優しさ
だけどやっぱり少し寂しくも感じた
:08/02/11 18:56
:W51CA
:☆☆☆
#569 [主]
もぅすぐ居場所ともお別れ
アクセサリーの入れ物に手をのばす
圭チャンとのペアリングと音符のネックレスを握りしめ私は部屋を出た。
:08/02/11 18:59
:W51CA
:☆☆☆
#570 [主]
タクシー乗り場まで歩きタクシーである場所へ向かう。
『ザーザー‥ザー‥』
家から一番近い海の砂浜の前にたつ
:08/02/11 19:54
:W51CA
:☆☆☆
#571 [主]
カップルでイチャイチャしたり
ライブをしたり
花火をする人たち
その中にたった一人で立ち尽くす私。
周りを見渡し近くにある木の葉っぱをプチンとちぎる
:08/02/11 22:24
:W51CA
:☆☆☆
#572 [ひめ]
昨日から
読み初めましたっ(^ω^)
すごく
読みやすいし
良い話しなので
一気に読んじやいました

これからも
頑張ってください!
:08/02/11 22:30
:P904i
:☆☆☆
#573 [主]
ポケットからネックレスと指輪を取り出し大きめな葉っぱに包み握りしめる
少し離れて人があまりいないところに行き波がギリギリの場所でしゃがみこむ
「さよなら」
:08/02/11 22:34
:W51CA
:☆☆☆
#574 [我輩は匿名である]
過呼吸の時ッて
紙袋で息しなきャですよね。
ビニール袋だと二酸化炭素が多いから逆に危ないですよ
:08/02/11 23:12
:SH904i
:☆☆☆
#575 [主]
:08/02/12 03:29
:W51CA
:☆☆☆
#576 [主]
>>573続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そっと両手から葉っぱを離す
『ザー‥ザー‥ザブーン‥』
指輪とネックレスが包まれた葉っぱは遠くに行く訳でもなく、波にさらわれる。
「‥‥‥」
不思議と涙は出なかった
:08/02/12 19:46
:W51CA
:☆☆☆
#577 [主]
もぅおしまい
私の恋は
恋愛は
数年の月日をかけ
幕を閉じた――
:08/02/12 19:47
:W51CA
:☆☆☆
#578 [主]
もぅ恋愛なんてしない
なんて言わない
ただ
"恋愛"という言葉に私はもぅ疲れちゃった‥
これから私は
どんどん自分を見失っていく‥―
:08/02/12 19:51
:W51CA
:☆☆☆
#579 [主]
好きだよ
とか
愛してる
とか
この海に、指輪とネックレスと共に流し去った
:08/02/12 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#580 [主]
もぅ誰も信じないなんて言わない
だけど
怖いんだ
誰も傷つかないでと願ったあの日
傷ついても前へと進むんだと思ったあの日
今はそんな感情さえ消えそうで‥―
:08/02/13 00:14
:W51CA
:☆☆☆
#581 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「ココナ、店しんどいね?」
ケンさんと約束した次の日の昼間、チューリップに顔出しサナエママに直球で言われる。
「‥チューリップは大好きです‥」
:08/02/13 00:20
:W51CA
:☆☆☆
#582 [主]
本当にチューリップは大好きなんだ。
サナエママ
ケンさん
みんなが大好き
「体と心が反比例?」
本当にそうだと思う。
:08/02/13 00:24
:W51CA
:☆☆☆
#583 [主]
初めて夜の世界に足を踏み込み
キラキラと光るネオンが新鮮だった
ドレスを着ている人
キャッチをする人
冷水状態になってる人
何もかもが初めてだった
:08/02/13 00:28
:W51CA
:☆☆☆
#584 [主]
"ココナ!キャ〜可愛い〜♪"
【ココナ】
が生まれた店
名付け親のサナエママ
本当に
本当に
本当にに大好きな居場所だった
:08/02/13 00:31
:W51CA
:☆☆☆
#585 [主]
「またいつか戻っておいで」
今日で"チューリッフ"゚ともさよなら
:08/02/13 00:33
:W51CA
:☆☆☆
#586 [我輩は匿名である]
:08/02/13 00:36
:SH902iS
:☆☆☆
#587 [主]
>>586すみません(>_<)
"でいすい"と打とうとしたら"れいすい"と打ってました↓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/13 00:39
:W51CA
:☆☆☆
#588 [主]
>>585続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ごめんなさい‥本当にごめんなさい‥」
それしか言う言葉が見つからなかった
「‥ココナ?」
私はサナエママの目を見る。
:08/02/13 00:44
:W51CA
:☆☆☆
#589 [主]
「ココナのその優しさだけは捨てないでね」
サナエママが最後に託した言葉
どんな思いで言ったのかはこの時に分かりはしなかった
:08/02/13 00:46
:W51CA
:☆☆☆
#590 [主]
優しさ‥
私の持つ優しさって何だろう
サナエママ、チューリップを卒業してからの私は、"偽り"の優しさで人と接してきました。
何もかもが偽りの私で‥――
:08/02/13 03:27
:W51CA
:☆☆☆
#591 [主]
マニュアルには辞める時は一ヶ月前には伝えないと罰金だと書かれていたのに
サナエママとケンさんは私を第一に考えてくれた。
またいつか戻ってくる日がくるのかな
またいつかサナエママやケンさんと笑い合える日がくるのかな
今の私には分からないけど
本当に本当にありがとうございました。
:08/02/13 12:51
:W51CA
:☆☆☆
#592 [主]
初めてが"チューリップ"で本当によかった。
あ!最後に聞きたい事がある。
「サナエママとケンさん付き合ってますよね?」
:08/02/13 12:53
:W51CA
:☆☆☆
#593 [主]
サナエママとケンさんは目を見合わせ優しく笑い頷いた。
幸せそうな笑顔で
私は"幸"という漢字からたった一本の線を消しちゃったみたい
:08/02/13 12:55
:W51CA
:☆☆☆
#594 [主]
ソファーから立ち上がり店を見渡す
深呼吸をし
深く、深く頭を下げた。
『カラン♪』
またいつか戻ってきます。
きっと必ず‥――
:08/02/13 12:58
:W51CA
:☆☆☆
#595 [主]
そして
チューリップに背を向け歩き出す
何でかな
まだ明るい時間なのに、街がモノクロに見える。
私は目の輝きさえも失った
:08/02/13 13:05
:W51CA
:☆☆☆
#596 [主]
「もしもしサキ?」
いつもじゃ考えられない時間に電話をかける。
「‥おはよ、ココナ」
声だけなのに電話越しのサキの表示が頭に描かれる
きっと優しく微笑んでいると思うんだ
悲しみも含まれた微笑みで
:08/02/13 17:23
:W51CA
:☆☆☆
#597 [主]
「昨日ごめんな‥」
サキとすれ違いに早退してからサキから何度か心配の連絡が入っていたけど、私はとらなかった。
「ココナ、今からココナん家行っていい?」
「うん‥」
私は自分の家と帰りサキを待つ。
:08/02/13 17:27
:W51CA
:☆☆☆
#598 [主]
家に着くといつも真っ先に目にいく物
「君だけは捨てられへんよ‥」
うさぎの置物。
真っ赤な目をしたいつも泣いている寂しがり屋な君を一人に出来ない‥
だけど今は君が目の前にいると私の目まで赤くなりそうなの
:08/02/13 19:02
:W51CA
:☆☆☆
#599 [主]
ハンドタオルにうさぎを包み、タンスの奥の奥にしまい込む。
何分後かにサキが家に着き、話をする。
「ココナ辞めるん?」
寂しそうに‥だけど私を思いながらに話すサキ
:08/02/13 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#600 [主]
「‥今辞めてきた」
サキは話しが勝手に進んでいる事に驚いてはいたけれど、結果が分かっていたかのよぅに話し続ける。
「これからどぉするん?」
明日から‥
働かず暮らしていく事は出来ない
家賃もかかれば光熱費も食事代も。
:08/02/13 21:01
:W51CA
:☆☆☆
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