【愛.金.水商売2】
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#501 [主]
大丈夫
大丈夫
そぅ自分に言い聞かせ、圭チャンの家の合い鍵を持って家を飛び出した。
すっぴんで化粧もしていないけどサングラスをかけて頭もボサボサで
昼間は仕事で家にいないと分かりながらも好きな人の元へ行く。
:08/02/08 14:40
:W51CA
:☆☆☆
#502 [主]
大丈夫
大丈夫
大丈夫
好きなんだもん
大好きなんだもん
:08/02/08 14:41
:W51CA
:☆☆☆
#503 [主]
途中でスーパーに寄って、圭チャンの家のドアを開け誰もいないキッチンに立ちハンバーグを作る。
また作るねって約束した。
焦げちゃうけど冷たくなる前に今度は一緒に食べようね。って。
案の定焦げてしまったけど出来たハンバーグにラップをし圭チャンの帰りを待つ。
:08/02/08 14:46
:W51CA
:☆☆☆
#504 [主]
ご飯を作って帰りを待つとか懐かしいなぁと昔に浸りながらシャワーを浴びて化粧して、ただひたすら帰りを待っていた。
『ガチャ』
夕方に帰宅する圭チャン。
私がいる事にびっくりしていたけど
"ただいま"って抱きしめてくれて
:08/02/08 14:49
:W51CA
:☆☆☆
#505 [主]
仲良く2人でハンバーグを食べて
抱き合って
頭撫でてくれて
好きと言ってくれて
また抱きしめ合って
ほらね。
圭チャンは優しいよ?
サキ、大丈夫だよ。
:08/02/08 14:53
:W51CA
:☆☆☆
#506 [主]
でも何だろう
何か、何かが引っかかる
これっていった事は分からないけど
サキの言葉がなぜだか胸を痛ませる。
「圭チャン、そのゆ‥」
「ん?どした?」
辞めた‥
指輪の話をもぅ一度振ろうとしたけど言葉が詰まる。
:08/02/08 15:32
:W51CA
:☆☆☆
#507 [主]
「ううん、何でもない♪仕事行ってくるな★」
綺麗に食べたハンバーグのお皿をキッチンに運び私はチューリップに向かう。
圭チャンは私を大切にしてくれている
おかしな素振りなんてないし
でも昔と違って一緒に暮らしていないから相手の行動を全て把握していない。
:08/02/08 15:35
:W51CA
:☆☆☆
#508 [主]
それから何週間が過ぎ今日は圭チャンとサキと三人で海遊館に行く日。
「海遊館♪海遊館♪」
車の後ろでサキと2人ではしゃいでいた。
だけど最近圭チャンに元気がない気がする。
気のせいかな?
:08/02/08 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#509 [主]
三人はペンギンを前にして釘付け
「可愛い〜♪」
隣で騒ぐサキを横目にガラスに手をおく圭チャンを見る。
「‥圭チャン‥指輪は‥?」
ペアリングの指輪はなくその下に重ねづけしていたシンプルな指輪だけが光っている。
:08/02/08 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#510 [主]
必ずいつも付けているはずなのに‥
毎日一緒にいる訳じゃないから必ずとは言い切れないけど‥
「え‥あ、あぁ風呂入る時に外してそのままやった‥」
一緒に暮らしていた時を思い返す
:08/02/08 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#511 [主]
一緒にお風呂に入った事も何度かあった。
圭チャンがお風呂に入っている間に服を取り替えたりしていて
指輪をわざわざ外してお風呂に入ったりしていた事なんてなかったよね‥?
私の中で小さな疑問が生まれる
:08/02/08 18:57
:W51CA
:☆☆☆
#512 [主]
もしたまたま外して忘れていたとしても、どぅしてそのシンプルな指輪だけは付けっぱなしなんだろう?
何かがおかしい。
"圭チャン浮気してない?"
サキの言葉が頭をよぎる
:08/02/08 18:59
:W51CA
:☆☆☆
#513 [主]
まさか‥ね。
私は納得した振りをし今三人の時間を楽しんだ。
また私の悪い癖
:08/02/08 19:01
:W51CA
:☆☆☆
#514 [主]
好きだからもぅ許せなかった
昔の私なら好きだから離れられなかった
好きだから見て見ぬ振りをして逃げてばかりの自分に嫌気がさして
だけど今は
好きだから
愛してるからこそ‥――
:08/02/08 22:00
:W51CA
:☆☆☆
#515 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄
――――
「ちょっとトイレ行ってくる」
圭チャンとサキを置いて化粧直しをかねて私はトイレにたった。
私のいないところで2人が何を話しているかなんて知るはずもなく‥
:08/02/08 22:06
:W51CA
:☆☆☆
#516 [主]
トイレから戻ると何とも言えない空気が二人の間に流れていた。
「どしたん?」
話しかけても返事がない事に少しイライラしながらも
「なぁなぁ他もっと回ろう〜♪」
どぅにかこの空気を変えたくてわざと明るく振る舞う。
:08/02/09 15:40
:W51CA
:☆☆☆
#517 [主]
「梓帰ろう」
耳を疑った
"梓"と口にしたのはサキだったから。
サキが私の事を"ココナ"と呼ばず"梓"と呼ぶ時は何かある。
いい事じゃない。
「え‥でも‥」
圭チャンを見るとずっと下を向いている。
:08/02/09 15:43
:W51CA
:☆☆☆
#518 [主]
「‥圭チャン?」
「そんな奴に話しかけんなっ!」
私が圭チャンを心配し顔を覗き込もうとすると大声で怒鳴るサキ
何?なに?
私がトイレに行っている間に何があったっていうの?
:08/02/09 15:46
:W51CA
:☆☆☆
#519 [我輩は匿名である]
やばい気になる
:08/02/09 16:15
:P903i
:☆☆☆
#520 [主]
>>519サン
ありがとうございますo(^-^)o
また時間が出来次第更新します★
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/02/09 19:16
:W51CA
:☆☆☆
#521 [主]
>>518続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そのまま私はサキに手を引っ張られ無理矢理海遊館を出る事になる
「サキ!!」
何も状況が分からない私はサキの腕を離し圭チャンを呼びに行こうとする。
:08/02/09 19:18
:W51CA
:☆☆☆
#522 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄
「浮気してるんやで!!」
‥は?
:08/02/09 19:20
:W51CA
:☆☆☆
#523 [主]
少し離れたところから大声で叫ぶサキ
サキの元へと戻り
「サキ、何言ってんの?意味が分からん」
いきなり何?
本当に意味が分からない‥
:08/02/09 19:22
:W51CA
:☆☆☆
#524 [主]
「サキ説明して」
海遊館を出てすぐにあるベンチに座る
目の前にある港の前で路上ライブをしていて何十人と集まって盛り上がっている中、私は今にも泣きそうだった。
「ココナがトイレに行ってる間圭チャンの携帯が鳴って‥」
:08/02/09 19:55
:W51CA
:☆☆☆
#525 [主]
私は人より長くトイレにたつ方だとよく言われる
別に汚い話しじゃなく化粧直しとかで周りに比べたらかなり長いみたい
「女の人から電話で‥"指輪付けてるよ"とかなんか‥」
私がトイレにたったと同時に圭チャンの携帯が鳴った
:08/02/10 13:25
:W51CA
:☆☆☆
#526 [主]
圭チャンは隣にサキがいるのもおかまないなしに話し続けた
"おぉ〜今連れと出掛けてる!え?あぁ二人二人!指輪?付けてるに決まってるやん"
サキの話はこうだった
:08/02/10 13:27
:W51CA
:☆☆☆
#527 [主]
「うそ‥や‥」
嘘だよ
嘘だよ
「サキの前でそんな電話する?!ココナの友達やでサキは!人として考えられへんっ!」
うそだ‥
嘘だ‥
:08/02/10 13:30
:W51CA
:☆☆☆
#528 [主]
嘘‥嘘嘘嘘うそ!!
「人として間違ってる!!連れと二人でって何?!
あいつの彼女はココナじゃないん!?
なぁ!ココナ!」
わかんない
わかんない
わかんない
わかんない
分かんないよ‥
:08/02/10 13:36
:W51CA
:☆☆☆
#529 [主]
「指輪!ココナとの指輪は付いてなかった!もぅ一つ違う指輪をはめてた
電話しながらその指輪をなでながら‥」
もぅ‥やめて‥
やめて‥
:08/02/10 13:39
:W51CA
:☆☆☆
#530 [主]
路上ライブの歌が終わり盛大な拍手をする人々
みんな笑顔なのに
みんな笑って拍手してるのに
「サキ‥そんなうそいらん‥よ‥」
私にも笑顔をください
嘘だよ.冗談だよと言って笑わせて‥―
:08/02/10 13:44
:W51CA
:☆☆☆
#531 [主]
「ココナ‥ごめん‥」
申し訳なさそうに誤るサキ。
私が知らぬ間に涙を流していたから‥
圭チャン
どぅして追いかけてくれないの?
どぅして"違うよ"って言いに来てくれないの?
言い訳でもいいから‥追いかけてよ‥
:08/02/10 13:52
:W51CA
:☆☆☆
#532 [主]
あなたを信じるから
あなたを信じると決めたから
だから‥
『チャララララン♪』
メールの着信がなり携帯を見る。
【圭チャン】
:08/02/10 13:54
:W51CA
:☆☆☆
#533 [主]
【ごめん】
携帯の文字が滴で見えない
止まる事なく流れる涙
私は電源を切った。
:08/02/10 13:57
:W51CA
:☆☆☆
#534 [主]
ごめんって何?
たった三文字の言葉
"ごめん"
"好きだよ"
"愛してる"
″ごめん″
今までの全ての言葉をたった一通のメールで砕け散り
私の心も粉々になる
:08/02/10 14:07
:W51CA
:☆☆☆
#535 [主]
―――
タンポポって梓みたいやな
綿のよぅに目を離すとどこかに消えてしまう綿みたいやな
綿のよぅに姿を消したのはあなたでした
:08/02/10 14:10
:W51CA
:☆☆☆
#536 [主]
一度離れて
圭チャンが忘れられなくて
圭チャンのところにまた花を咲かした
私達の花はもぅ枯れる事がないと思っていた
"ただいま"
そぅ言って抱きしめてくれた圭チャンは
"さよなら"も言わずに枯れていった
:08/02/10 14:13
:W51CA
:☆☆☆
#537 [主]
それ以来
圭チャンから連絡がくる事はなかった
:08/02/10 14:15
:W51CA
:☆☆☆
#538 [主]
家に帰りベッドに横たわる
目の前にあるうさぎの置物
"うさぎって寂しがり屋やねんて"
それをそっと握りしめる
:08/02/10 14:24
:W51CA
:☆☆☆
#539 [主]
「君はいつも泣いてるから目が赤いん?」
誰もいない部屋でうさぎに話しかける
「寂しくて寂しくて泣いてばかりやから目が赤いん?」
返事なんてないうさぎに問いかける
:08/02/10 14:26
:W51CA
:☆☆☆
#540 [主]
真っ赤なうさぎの目は泣いてばかりだから?
[何でうさぎ?]
[うさぎって寂しがり屋なんて、梓みたいやん]
「君も寂しいん?」
私と一緒だね‥――
:08/02/10 14:28
:W51CA
:☆☆☆
#541 [主]
サキは心配してくれたけど私は大丈夫と伝える
私からも圭チャンに連絡はしない
"ごめん"
その一言で
"終わり"の意味を受け取れたから。
圭チャンの性格を知っている。
もぅ終わりなんだと。
:08/02/10 15:16
:W51CA
:☆☆☆
#542 [主]
いつ他の女を作っていたかなんて分からない
いつから圭チャンの気持ちがまた離れていたかなんて分からない
何を思って私の友達の前で堂々と女と電話をしていたかなんて分からない
何も分からない中
私達の花は散った。
:08/02/10 15:18
:W51CA
:☆☆☆
#543 [主]
サナエママは言う
"本当に好きなら圭チャン本人に会いに行って話しをしなさい"
と。
正しいと思う。
サナエママは間違った事を言っていない。
だけど
私はもぅいいんだ。
:08/02/10 15:20
:W51CA
:☆☆☆
#544 [主]
逃げている
きちんと向き合え
周りは言う。
だけど私はそんな気になれなかった。
だからといって逃げてるとは違う気がする。
"本当に別れたの?"
周りは言う。
:08/02/10 15:24
:W51CA
:☆☆☆
#545 [主]
確かに"別れ"の言葉は私達の間にはなかった。
だけど今まで圭チャンと一緒にいて
圭チャンの伝えたい事は伝わった。
追いかける気力もない
あれから一週間
私の中での【梓】は心を消しさった
:08/02/10 15:27
:W51CA
:☆☆☆
#546 [主]
【ココナ】
私はココナ。
梓って誰?
私はココナ
水商売ココナ
この時から私は本当の自分を心のタンスに終い鍵をかけ
心を捨てた――
:08/02/10 15:30
:W51CA
:☆☆☆
#547 [主]
「ココナ〜出勤前飯行こう〜♪」
何もなかったよぅに誘うサキ
あえて圭チャンの件には触れない
"サキがいらん事言ったからやんな"
そぅ最初は誤ってきたけどそれは違うよ
いずればれる事
時計の針が速まっただけ
:08/02/10 16:17
:W51CA
:☆☆☆
#548 [主]
あえて圭チャンの話しに触れないサキの優しさが嬉しかった。
今までと何も変わらない。
隣にいた人が一人減っただけ。
私はどこまで心が腐っていくのだろう
:08/02/10 16:19
:W51CA
:☆☆☆
#549 [主]
そんな日々が一週間近く過ぎた頃――
サナエママは今日は用事があると言って遅番だという。
この頃にはチーママをしていたミズキさんも辞めサキと私ともぅ一人の新人だけ
ケンさんはサナエママの付き添いで同じく遅番。
たまたまサキも風邪をこじらせ新人も休みでサナエママが来るまで一人店を任されていた。
:08/02/10 16:28
:W51CA
:☆☆☆
#550 [主]
誰もいないガランとした静かな店
なぜだか分からないけど圭チャンがいつも座っていた席に目をやると涙がこみ上げてきた
息が苦しくなり立っていられなった私はその場にしゃがみ込む
:08/02/10 16:31
:W51CA
:☆☆☆
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