キャバ嬢、のちヘル嬢。
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#24 [よしか]
気がつけば
あっという間に
朝の7時。
友里が帰って行った事さえ
気がつかなかった。
数少ないお客を送り出し、閉店した。
あたしたちは
ママと先輩たちにお礼を言い、
ボーイに呼ばれ
話を聞いていた時
ドアが開いた。
:07/12/10 00:21
:W47T
:TrCln/Mc
#25 [よしか]
にぎやかな部屋が
一瞬にして凍り付いた。
店長だ。
全身黒のスーツに
真っ黒のサングラス。
その人を見ただけで
とてつもない
オーラを感じだ。
:07/12/10 00:22
:W47T
:TrCln/Mc
#26 [よしか]
「今日は売上ええんか?」
〈冷めた話し方…〉
店長とママは
お店の隅で
今日の売上の計算をしだした。
計算が終わると
あたしたちに
給料が支払われた。
:07/12/10 00:22
:W47T
:TrCln/Mc
#27 [よしか]
「お疲れ様。
今日のお給料ね。」
〈夢見たい…
あんなに楽しい思いして
28000円もらえるの?!〉
今思えば
あたしは本当に
馬鹿だ…
あの頃のあたしは
何事も安易に
考え過ぎていた。
テンションの上がったあたしは
ボーイに勧められるがままに
入店した…
:07/12/10 00:22
:W47T
:TrCln/Mc
#28 [よしか]
ドライバーに
三重にあるあすみの家まで送ってもらい、
化粧も落とさずに
布団に潜り込んだ。
〈もう朝の10時じゃん。
アスミいないし…また男と遊びに行ったのかなぁ〉
:07/12/10 00:28
:W47T
:TrCln/Mc
#29 [よしか]
そんな事を考えながら
眠りについた…
慣れない事をしたせいか、
その日は、
夜中にやっと
目を覚ました。
隣りの布団には、
アスミが寝ていた。
アスミのかわいらしい寝顔を見たら、
なんだか急に
ホッとした…
:07/12/10 00:29
:W47T
:TrCln/Mc
#30 [よしか]
それから
あたしは
毎週金曜日と土曜日の夜だけ出勤していた。
アスミはキャバクラに興味津々らしく、
「ねぇねぇ!
キャバクラって楽しいの?
怖いお客さんとかいないの?〜」
なんて毎日聞かれるほどだ。
:07/12/10 00:29
:W47T
:TrCln/Mc
#31 [よしか]
「じゃあ今週の金曜日
一緒に働いてみようよ」
と誘って話は決まった。
金曜日の夜‐
二人でお店に行き、
アスミはママに
軽く自己紹介をしてから
早速源氏名を決める。
:07/12/10 00:30
:W47T
:TrCln/Mc
#32 [よしか]
「ん〜どうしよ…
何でもいいんだけど…」
優柔不断なアスミはいつもこうだ。
すると
タイミング良く斎藤さんが
「ん〜。じゃあレモンちゃんは?
ほら、黄色のワンピース着てるし☆」
「可愛い名前ですね!
レモンでお願いしまぁす」
<レモン?!斎藤さんも適当だな…>
なんて
あたしは考えつつ、
話はまとまった。
:07/12/10 00:31
:W47T
:TrCln/Mc
#33 [よしか]
無事に仕事は終わり、
いつもの様に
ドライバーに送ってもらい家路に着いた。
結局、アスミは
この日の一体で
入店することに。
そして、あたしたちは
定休日の日曜日以外
OPEN〜LAST出勤の
レギュラーになった。
:07/12/10 00:36
:W47T
:TrCln/Mc
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