大切な君へ-彼女は風俗嬢-
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#36 [*愛結*]
涼と少し話してみたくなった。
自分でも何でそう思ったかも分からないけど。
とりあえず電話してみた。
『もし〜?美波ちゃん?』
『涼ちゃん。ちょっと聞きたい事あるの。いい?』
『どしたぁ?』
『ソープって何してるの?どうしてやろうと思ったの?嫌じゃないの?』
『えっ?もう慣れたよ(笑)何より楽だから。手っ取り早いし☆急にどうしたの?』
『ううん。ありがとう。』
『美波ちゃん涼が居ない間にバックレたんだって?探されるでしょ?うちにかくまってあげるよ?』
『迷惑かかるしそんな事…』
『大丈夫大丈夫!彼氏も居ないししばらくゆっくりしなよ。ねっ?』
『うん,ありがとう!』
アタシはキャリーバッグに必要最低限を入れタクシーで涼の家に向かった。
:08/01/20 22:30
:P902i
:8i6U3H/Y
#37 [*愛結*]
涼との生活が始まった。
涼はpm4時からam1時まで仕事にも関わらずいつも寝ているアタシに置き手紙を沿えてテーブルにはご飯を置いて行ってた。
“おはよう☆
美波ちゃんオムライス
好きって言ってたから
作ったよ☆
ぢゃぁ行ってくるね。
FROM 涼 ”
:08/01/20 22:36
:P902i
:8i6U3H/Y
#38 [*愛結*]
アタシは何もする事がなくグダッていた。
涼が帰ってきて朝まで語り尽しまた涼は仕事に出て行った。
そんなある日,ある人からの電話が鳴った。
今思えば最悪な自体を招く電話だったんだ。
:08/01/20 22:41
:P902i
:8i6U3H/Y
#39 [*愛結*]
“着信中”
-ふぅさん-
他店ではあるけど同じ系列の店長だった。
いつからか,仲良くなり美波と志田が付き合ってた時も知ってて弁護してくれたし暴力男と付き合ってた時は真剣になって美波の話を聞いてくれたいわゆる美波のお世話係☆
きっと,今回の事聞いて心配してるのかな…。
でも,洋平に出るなって言われたし…。
迷いに迷い
:08/01/20 22:47
:P902i
:8i6U3H/Y
#40 [*愛結*]
ゆーんさんありがとう

また書きます

:08/01/23 01:46
:P902i
:EgrK6Z/s
#41 [*愛結*]
ふうさんからの電話を出た。
『…はい。』
『美波〜!!何してる!!お前は本当に馬鹿か!!』
『え?』
『お前洋平と逃げたんだろ?正直に言え!』
『………。』
『あんなに仲良く2人で居たんだから同じ日に飛んだら誰でも分かるっつーの!』
『…うよ…。違うよ!美波洋平は知らない…。本当だよ?』
『…それでいい。お前はそれを通せ。お前よりも終われるのは黒服の洋平だ。見付かればどうなるか分かってるな…?』
口調が次第に静かになり状況を悟った。
『………。』
:08/01/23 01:51
:P902i
:EgrK6Z/s
#42 [*愛結*]
『今自分の家には居ないよな?』
本当に心配そうにふうさんが言った。
ありがたかったな。
『…うん。』
『また何か情報があったら連絡する。あまり動くなよ?洋平にも言っとけ!じゃぁな。』
『…うん。』
何だろ。
変な胸騒ぎがするんだ。
何か起こりそうな………。
:08/01/23 01:55
:P902i
:EgrK6Z/s
#43 [*愛結*]
アタシは情報を収集するのに必死になってた。
うちの店は何組の何会なんだとか,何かあればどこを呼べばいいのかとか…。
あれこれしていて知らない内に涼を付き合わせていた。
あの電話から5日経った。
:08/01/23 01:58
:P902i
:EgrK6Z/s
#44 [*愛結*]
そんなある日,またふうさんからの電話が来た。
『はい。』
『なぁ美波やっぱり出てこないか?』
『は?何で?無理。』
『マネージャーかんかんだよ?お前入店の時覚えてるか?たけさんに見込まれて育ててもらったよな?』
たけさんと言うのは社長の事だ。
確にアタシの目を見ただけで気に入りアタシは今のNO,1と同じ目をしていると言いここまで育ててくれた人。
:08/01/23 02:02
:P902i
:EgrK6Z/s
#45 [*愛結*]
専門1年生の夏-
アタシは妊娠をした。
彼氏に告げてもほったらかされた。
親にも言えずに自然にたけさんに電話をしていたんだ。
『大丈夫か?落ち着けって。大丈夫だから。今病院手配してやるからな。安心しろな。』
あの優しい声でそう言ったの。
次の日ベンツで家まで迎えに来て病院まで連れてってくれた。
電話番号を知ってるのはアタシと初代NO,1の凛花さんだけ。
独占できるのはアタシ達だけ。
:08/01/23 02:10
:P902i
:EgrK6Z/s
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