大切な君へ-彼女は風俗嬢-
最新 最初 🆕
#46 [*愛結*]
 
そしてある時には…
 
『今家か?』
 
『うん,どうしたの?今何食べたい?』
 
『今?今はお腹いっぱいだからコーラが飲みたいくらいかなぁ。』
 
『ぢゃぁ下に下りておいで。』
 
そう電話で話し下に下りると,マンション前にベンツがあった。
 
片手にはコーラをもったたけさんも。

⏰:08/01/23 02:15 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#47 [*愛結*]
 
いつも何か行き詰まると相談にのってくれる。
うちの家庭もしっている。
アタシが怒ったり泣いていると,どうすればアタシが笑うかもたけさんだけは知っていた。
 

⏰:08/01/23 02:18 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#48 [*愛結*]
 
『マネージャーがたけさんにだけは挨拶しろって。あの人は辞める人間は追わないからな。美波どうだ?』
 
『マネージャーに美波と連絡とったの言ったの?』
 
『それは悪かった。後腐れない方絶対いいって!洋平も!バレるのは時間の問題だ。』
 
『分かったよ!挨拶だけね辞めますお世話になりましたって!本当にそれだけ!いいでしょ?』
 
『それでいい。日にち決まったらまた連絡する。』
 
-ガチャ

⏰:08/01/23 02:27 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#49 [*愛結*]
 
挨拶するだけそう思い何でもないと思っていた。
 
そう夜の世界は甘くない。
 
 
 
 
 
呼び出されたのは2日後だった。
念の為ふうさんには条件をだした。
 
絶対にたけさんと2人だけだと。
そして話の主旨は辞める,それだけだと…。

⏰:08/01/23 02:44 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#50 [*愛結*]
 
呼び出されたのは系列の中でも1番小さく狭い店だった。
 
待ち合わせはpm6:30。
 
まだ人気が薄い飲み屋街をいつも通り冷静に歩いた。
 
店の前に着くと一度深呼吸をし時間を確認してドアを開けた。

⏰:08/01/23 02:48 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#51 [*愛結*]
 
『……!!』
 
信じられない光景だった。
 
目を疑った。
 
足も止まった。
 
言葉も失った。
 
むしろ後退りをしたくらい。
 
 
 
 
 
ハメられた…。
そう思うしかなかった。

⏰:08/01/23 02:50 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#52 [*愛結*]
 
角のソファーにはマネージャー,店長,最近系列一部のオーナーになった元黒服,ふうさんがテーブルを囲みL字に座っていた。
 
カウンターには一人の黒服が開店準備をしていた。
 
ふうさんが近付きアタシの横を通った。
 
『美波ごめん…。』
 
小声で言うと店の鍵を閉めた。
 

⏰:08/01/23 02:54 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#53 [*愛結*]
 
『美波座りな?』
 
店長がアタシに言った。
 
『さぁ始めようか?』
 
マネージャーが真顔で言う。
 
一体このメンバーで何をするっていうの?
もう泣きそう…。
 
『だいたいはふぅから話は聞いたよ。』
 
話って何?
どこからどこまで?

⏰:08/01/23 02:57 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#54 [*愛結*]
 
『なぁ美波?お前何をしたか分かるな?夜長いもんな?これは立派な店に対する妨害に当たり損害だ。罰則になるのは書いてあったはずだ。』
 
『…。』
 
『そこで,美波には店に100万円払ってもらう事になった。』
 
『………??』
 
頭に?が3つ浮かんだ。
 
店の為にと皆が辞める中アタシは残ってあんなに頑張ったのに?
 
100万?
 
給料もまともに払わない店にアタシが払う?
 
『美波では100万は無理だよな?』
 
ええ無理ですとも。

⏰:08/01/23 03:02 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


#55 [*愛結*]
 
『そこでだ。案を考えた。』
 
『なぁ!!テメェふざけんのもいい加減にしろよ?あ゙ぁ゙??』
 
-ガンッッ!!!
 
マネージャーが急に顔色を変えテーブルを蹴った。
 
男3人に囲まれた威圧感,この雰囲気に言葉。
 
殴られる!
と思い身を縮めた。

⏰:08/01/23 03:06 📱:P902i 🆔:EgrK6Z/s


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194