大切な君へ-彼女は風俗嬢-
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#102 [*愛結*]
『車?』
『家近いから駐車場までタクシー乗ろ☆』
『いいよ〜。そのタクシーで家帰るよ?』
『もう少し話したいんだ。』
アタシ達は,タクシーに乗る事にした。
沈黙が嫌いなのか本当に話したいのか彼はタクシーでも喋っていた。
:08/02/25 23:17
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#103 [*愛結*]
『おじさん!!ココで☆』
『680円だよ〜。』
『ありがとう!!』
『コレ。さぁ乗って☆』
『オデッセィ好き〜!!結構イジッてるねぇ。』
『まぁね。少しドライブしていい?』
『え?うん。』
少し遠回りする事にした。
車内の空気が少し張り詰めた気がした。
:08/02/25 23:23
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#104 [*愛結*]
『わーの事恋愛対象に入らないかな?』
『アタシさ,あんま友達の期間長いと恋愛は無理。知り過ぎないうちなら入るよ。』
『そうなんだぁ。じゃあ候補に入れてもらえる?』
口調と表情が柔らかくてアタシはドキッとしてしまった。
でもアタシは答えなかった。
ちゃんと付き合って下さいと言われるまでは。
:08/02/25 23:28
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#105 [*愛結*]
今日は涼の家には行かなかった。
ホストと帰ってきそうで(笑)
アタシは彼が頭から離れなかった。
家に着くと,雄一からメールがきた。
Sub:無題
本文________________
今日はありがとう


楽しかった

おやすみ
----END---
何だか,心が温かくなった気がしたんだ。
まだ気付いていなかったんだこの頃は。
:08/02/25 23:34
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:.aeyli4A
#106 [*愛結*]
でも,アタシの頭の中には
『俺の事恋愛対象に入る?』
っていう言葉が離れなかった。
実は,一途なんだろうな
とか考えてたり。
涼の家に行こう。
そう思いすぐ,家を出た。
行ってみると,合鍵がいつもの場所にあった。
帰ってないのかな?
家は静かだった。
テーブルの上には,置き手紙はなくカレーだけがあった。
:08/02/29 00:22
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:☆☆☆
#107 [*愛結*]
『…おかえりぃ。』
目をこすりながら涼が起きてきた。
『ゴメン起こして。』
『どうだった?』
『それがさ………』
アタシ達は,朝の8時まで語っていた。
語り疲れて眠り,昼過ぎに起きてみると涼の姿が無かった。
テーブルの上には置き手紙があった。
アタシは読まなくても察した。
:08/02/29 00:32
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:☆☆☆
#108 [*愛結*]
服や日用品,毛布持ってきた荷物を袋やキャリーバックにめいいっぱい詰めた。
何故か急いで。
そして,アタシは涼の部屋をでた。
申し訳なさを沢山胸に感じながらタクシーに乗った。
あぁ何て事をしたんだろうと。
アタシは大馬鹿だ。
:08/02/29 00:41
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:☆☆☆
#109 [*愛結*]
美波ちゃんへ
涼気持ち的に限界きちゃった。
ゴメンね。
生活リズムも。
美波ちゃん寝てる時に実は友達来たんだ。
涼さ悩んでて。
ごめん。
もう一緒に生活はできない。
出てってもらえるかな?
涼プライベートもごちゃごちゃしてて…。
本当にごめん。
連絡またするね。
涼より
:08/02/29 00:49
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:☆☆☆
#110 [*愛結*]
涼ちゃんへ
いろいろゴメン。
迷惑沢山かけて。
ご飯もいつもありがとう。
涼ちゃんの作るご飯は超美味しかった。
沢山甘えてばかりで本当にごめんね。
ありがとう。
美波より
:08/02/29 00:52
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:☆☆☆
#111 [*愛結*]
涼の家を出て何だか急に自分の家が寂しく感じた。
本当に一人になったからかな。
そんな時に,雄一からの誘いのメールが来た。
今日仕事終わったら会えないかと。
アタシはすぐOKの返事を出した。
今日は,石田の店に手伝いに行く日だった。
:08/02/29 00:58
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:☆☆☆
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