あなたに出会えた事
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#836 [なぉ]
あれからのあたし...
いろいろあったな。
本気で結婚する気だったのにやっぱり始めから無理だったのかな..
健チャンと過ごした2年半。
決して無駄だっとは思わないからね?
:09/09/11 17:16
:N703iD
:ffxkD1L2
#837 [なぉ]
最後に結婚するってこの小説を完結してからの事。
健チャンとは順調だった。
ある日健チャンは倒れた。
ちょうどその日は夜中で健チャンは会社の人たちと飲み会に行ってたね。
あたしも友達とカラオケしてたら知らない人からの着信。
出てみると上司だった。
電話の内容は健チャンが急に倒れて意識不明で今救急に来てるからすぐに来てほしいとの事。
急な事に頭がパニックになりながら夜中の3時に車を走らせて病院にむかった。
:09/09/11 17:21
:N703iD
:ffxkD1L2
#838 [なぉ]
救急に着くなりあたしは静まり返った廊下を走った。
治療室の前には仕事場の人たちが泣いてた。
正直こんなシーンドラマ以外ありえないって思ってたから現実なのか夢なのか分からなかった…
着くなり看護婦さんが
「彼女さん?すぐに来て」
って言われて治療室に入った。
そこには裸で下半身だけシーツで隠されてる健チャンがいた。
:09/09/11 17:26
:N703iD
:ffxkD1L2
#839 [なぉ]
健チャンを見るなりすぐに泣き叫んでたね…
先生に
「健チャン大丈夫だよね?死なないよね?」って
気が狂ったかのように叫んでた。
「今は危ない状態だからご家族に連絡をしないといけないから実家の番号分かるかな?」
って聞かれて心臓が早くなるのを感じた。
健チャンの手を握って
『なーちんだよ!!分かる??健チャン苦しいね、辛いね、なーちんここにいるから頑張ろうねっ』
って泣きながら手を強く握り締めてた。
:09/09/11 17:29
:N703iD
:ffxkD1L2
#840 [なぉ]
そしたら健チャンは左手をゆっくり動かしてあたしの頬を優しく震える手で撫でたよね。
その手を握り締めて
『健チャン分かるの?なーちんここにおるからね』
って泣いてた。
健チャンの目は閉じたままだったけど涙が流れてた。
健チャンがあたしに反応を示したのを見て先生は、
『意識が戻りつつある!!あれだけ何しても反応がなかったのに彼女さんの存在が本当に大きいんだね』
って言われた。
その後すぐにCTに運ばれた健チャンはICUに入った。
今は安定したからこのまま目が覚めるまで様子をみようって…
あたしは会社の人たちに状況を説明してまた目が覚めたら連絡すると伝え健チャンのいるICUにむかった。
:09/09/11 17:36
:N703iD
:ffxkD1L2
#841 [なぉ]
迎う途中安心感からか
涙が止まらなかった。
大事な人がいなくなるなんて誰しも普段考えたりしないと思う。
一緒にいて当たり前。
生きてるのが当たり前。
でも当たり前じゃないんだよねきっと……
冷静にさっきの出来事を思い出すと怖くなって立っていられなくなってそのまま廊下に崩れ落ちるようにあたしは倒れた。
:09/09/11 17:38
:N703iD
:ffxkD1L2
#842 [なぉ]
しばらく泣いて何とか立ち上がって健チャンの待つ部屋へたどり着いた。
中に入る前に完璧に消毒をおこなって入った。
白いカーテンで区切られてて部屋の中には心電図の機械音がやたらに響いてた。
健チャンのいるベッドのカーテンをあけると体中に機械をつけて裸で横になる健チャンが眠ってた。
それを見てまた涙が止まらなくなっちゃったね...
:09/09/11 18:15
:N703iD
:ffxkD1L2
#843 [なぉ]
ベッドの横の椅子に座り心電図をずっと眺めてた。
少しでも数値が下がっただけで怖くなって健チャンの手を握り締めてた。
ICUの窓から丁度朝日が昇のが見えた。
こんな形で朝日を見るとか切ないよね……
健チャン早く目を覚ましてよ..
:09/09/11 18:19
:N703iD
:ffxkD1L2
#844 [なぉ]
頭がボーっとして放心状態のまま2日後に健チャンは目を覚ました。
ゆっくり目をあける健チャンを見て泣きながら抱きついた。
健チャンは自分に何が起きてたのかあまり覚えてなかったみたいだけで治療室であたしが手を握って叫んでたのは覚えてたらしい。
もう1日入院をして検査をした健チャンは無事退院出来た。
それでもやっぱり安静は必要だったけど、どちらかといえばあたしの方が精神的にまいってて死んでた。
:09/09/11 18:23
:N703iD
:ffxkD1L2
#845 [なぉ]
それから少しずつ落ち着きを取り戻しはじめたけど、今回の事で尚更あたしは健チャンに対して不安で仕方なかった。
またいつ倒れるか分からない。
そう思えば必要以上に心配してしまってた。
健チャンが生きててくれて本当に嬉しくてあの時もし死んでたらきっとあたしも死んでたと思う。
あたしは更に健チャンに依存しはじめてそれを健チャンは嫌がるようになった...
:09/09/11 18:26
:N703iD
:ffxkD1L2
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