あなたに出会えた事
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#451 [ナオ]
帰りに部長がご飯を持たせてくれた。
今までは正直部長を見下してた部分がすごくあったけど今回の事で改めて感謝した。
あたしは一人では生きられない…
誰かに支えてもらわなきゃ生きていけない…
でもいつも心の中は一人だと思ってた。
でもこんなにもあたしの事を心配し手をさしのべてくれる人がいる事を今になって気づいた…
今までみんな...
ごめんね...
:08/04/20 12:16
:D903i
:dFJFyJNc
#452 [ナオ]
でも逆に健チャンは...
あたしと別れ支えてくれる人はいるのかな?
実際友達に仕事が決まるまで泊まらせてほしいって頼んでも断られてた。
健チャンは改めて本当の意味で一人になるんだなって思うと手をさしのべてあげたくなる。
でもその行為がまた健チャンをダメにするのは分かってるから……
あたしはその手を自分で払いのけた。
:08/04/20 12:19
:D903i
:dFJFyJNc
#453 [ナオ]
結局別れてから4日後くらいにあたしは新しい住まいに引っ越す事に決めた。
残り少ない二人の生活を最後に満喫するために最後にドライブに夜景を見に行ったりした。
車内に流れる音楽が別れの曲で今の自分達に当てはまりすぎて二人とも涙こぼれそうになっね…
だんだん本当の別れを実感してくるにつれてあたしは何度も泣きそうになった。
だって…
あんな事されても
まだ健チャンの事を
愛してるから…
そして家を出る前日の夜がやってきた...
:08/04/20 12:25
:D903i
:dFJFyJNc
#454 []
ナオさんよく頑張りましたねK
辛いと思うけど、それが一番よかったと思います~~
またなんかあったら言ってくださいね
なんでも聞きますよ
:08/04/23 23:18
:W42S
:KEBD6aiU
#455 [みか]
:08/04/24 04:23
:L704i
:r9k993Ng
#456 [ナオ]
久々更新すいません…
別れてからもいろいろ問題があって

名無しサン.
最初から最後までいつも見守っててくれてありがとう

すごい支えられました

絶対完結させます

みかサン.
アンカーありがとう

:08/04/29 01:27
:D903i
:wXUSc6SM
#457 [ナオ]
部屋は片づいて何もない
ただ明日運ぶ大きな家具やベットがあるだけ…
あんなに暖かかった部屋が何だか急に寂しくなったね…
まるであたしの気持ちを表してるみたいだった。
何もない部屋であたし達は最後の時間を過ごしたね。
:08/04/29 01:29
:D903i
:wXUSc6SM
#458 [ナオ]
このアパートに引っ越してからいろいろあったな…
健チャン失踪事件
から始まり
最後はお金での
裏切り…
あたしは
何度裏切られ
傷つけられて
きたのかな…
思い出すだけで
涙が出てくる。
:08/04/29 01:32
:D903i
:wXUSc6SM
#459 [ナオ]
ベットの中で手をつないで寝るのが習慣になってたよね。
いつも寝る前に声を揃えて言ってた言葉。
『今日も一日愛しとったよ

明日も一日愛してるからね

仕事頑張ろうねー』
って…
《明日も一日愛してる》
ねぇ健チャン…
あたし達に明日は
ないんだよね…
:08/04/29 01:37
:D903i
:wXUSc6SM
#460 [ナオ]
最後の夜も自然と手をつないでいたね。
ナ『明日でお別れだね…なんか実感わかないや』
健『そうやな…』
ナ『うちとすごした時間は幸せだった?本当にうちの事大好きだった?』
健『幸せだったし大好きだったよ…ナオは?』
ナ『あたしもだよ』
健『離れたくない…』
ナ『もうあの頃には戻れないよ…今更後悔しても遅いんだよ…』
:08/04/29 01:40
:D903i
:wXUSc6SM
#461 [ナオ]
健チャンがあたしの手を握る力が強くなる…
健『幸せにしてあげられなくてごめんな…』
ナ『ほんまそれやしー次はいい人見つけなきゃねっ(笑)』
健『俺…いつになるか分からないけどナオに認めてもらえる男になるから…』
ナ『ほんまいつになるやらねー(笑)』
健『大好きだよ…涙』
ナ『泣かないの(笑)』
:08/04/29 01:47
:D903i
:wXUSc6SM
#462 [ナオ]
本当は辛いよ?
泣きたいよ?
でもわざと明るく振る舞ってた…
お願い健チャン...
これ以上そんな言葉いわないで…
健『俺一生ナオの事好きだから』
ナ『なら一生独身だね(笑)』
健『独身でいいし…』
ナ『そんな事言わずにいい人見つけてね』
健『やだ…』
ナ『うちを困らせないの(笑)』
健『………』
ナ『あーでもいろいろあったねほんま』
:08/04/29 01:55
:D903i
:wXUSc6SM
#463 [ナオ]
健『ナオがオボンで俺を叩いて番号渡してきたよな〜』
ナ『すぐそれ言うな(笑)』
健『嬉しかったもん』
ナ『よくドライブ行ったね〜野外セックス失敗したり?(笑)』
健『それ禁句…』
ナ『あとあと〜』
何時間話してたんだろ…
一つ一つ思い出を掘り起こしては笑ったり怒ったり…
:08/04/29 01:58
:D903i
:wXUSc6SM
#464 [ナオ]
気づくと空は少しずつ明るくなってたね…
お互い眠いはずなのに一分でも…
一秒でもそばにいる思い出がほしかった。
ナ『あ〜改めて思い出したら楽しかった』
健『うん……』
ナ『ん?どしたの?』
ガバッ――
気づくとあたしは健チャンの腕の中にいた。
:08/04/29 02:01
:D903i
:wXUSc6SM
#465 [ナオ]
強く…
強く抱きしめられてた…
健『やっぱり嫌だよ…離れたくない…涙』
あたしも
強く…
強く健チャンを抱きしめ返した。
ナ『健チャン…今までいっぱいありがと…出会えて良かったよ…』
健『ヴッ……涙』
ナ『さっ明日も忙しいしそろそろ少しでも寝るかっ!!』
首を横にふる健チャン。
ナ『寝るの!!あたしはオネムです〜』
そう言って健チャンに背中をむけた…
:08/04/29 02:05
:D903i
:wXUSc6SM
#466 [ナオ]
あたしは声を殺して泣いた。
震えるあたしの体を
健チャンは後ろから
ずっと…
抱きしめてた。
きっと泣いてたのバレてたのかな…
いっそこんなに離れる事が辛いならもう一度やり直す事だって可能...
でも今よりもっと辛い事が待ち受けてるのも確かだと思う。
現実から目をそらさないようあたしはそのまま健チャンの方を向く事はなかった…
:08/04/29 02:09
:D903i
:wXUSc6SM
#467 [ナオ]
結局お互い寝ないまま朝になった。
二人とも口数が少ないまま引っ越しの最終仕上げをした。
昼になり業者が来てあたしの荷物を次のアパートに移した。
お母さんや甥っ子のチビも手伝いに来てくれた。
:08/04/29 02:11
:D903i
:wXUSc6SM
#468 [我輩は匿名である]
:08/04/30 14:32
:F904i
:ZBJIkyfo
#469 [ナオ]
アンカーありがとうございます

少しですが更新します

新しい住まいに無理矢理家具を入れた部屋は狭かった。
甥っ子達は頑張って本を本棚にならべてくれた。
また見事にバラバラやし逆さまやしユニークな感じに仕上がってた(笑)
:08/04/30 19:55
:D903i
:/IaB9F9.
#470 [ナオ]
チビ『ねぇね何でお家変わったの?』
ナ『健チャンとばいばいしたからだよ』
チビ『もういないん?』
ナ『んー会う事はないかなっ』
チビ『ならこれからはいっぱい俺んち遊びに来てくれる?』
チビ2『ねぇねといっぱい遊びたい』
ナ『そうだね!!家も近いしいっぱい遊びに行くねっ』
知らない間に健チャン一筋だったあたしはこんなに小さい甥っ子と姪っ子に寂しい思いをさせてたんだね…
ごめんね。
ミズキ。
ごめんね。
サナ。
:08/04/30 19:59
:D903i
:/IaB9F9.
#471 [ナオ]
ふいにチビ達が言った言葉にあたしはチビ達の前なのに泣いちゃったね…
サナ『…ねえね楽しい?』
ナ『ん?何で?』
ミズキ『泣きそうな顔してるから…』
ナ『ほんま?ねえねなら大丈夫!!ありがとね』
ミズキ『俺は男だから女のねえねを守る!!』
サナ『サーチャンもまもりゅ』
ねえ健チャン?
こんなに小さな子供達があたしを守るって言ってるよ?
健チャン…
あたしはあなたに一番守ってもらいたかったよ…
あたしは悔しくて泣き出した。
:08/04/30 20:05
:D903i
:/IaB9F9.
#472 [ナオ]
お母さんは気を使って子供達を連れて近くにあった自動販売機に飲み物を買いに行った…
情けないな…
きっとお母さんだって自分の娘が目の前で泣いているのを見て辛かったと思う。
だってお母さんの目にはうっすら涙が溜まっていた…
あたしに声をかけるときも声が震えていた…
何やってんだろな...
大の大人が。
自分だけが辛いならまだしも皆にも辛い思いさせてしまった事が悲しかった。
:08/04/30 20:10
:D903i
:/IaB9F9.
#473 [ナオ]
あたしは急いで涙を拭いた。
心配かけたらダメ!!
15分後、皆は戻ってきた。
ナ『お帰りー!!遅かったね?』
出来る限り平然を装って作り笑いをした。
なんか3人でニヤニヤしてこっちを見てくる…
ナ『な…何よ?笑』
3人『……せーのっ』
チビ達の手には近くの公園で摘んだであろう小さな小さな花束があった。
ナ『…くれるの?』
チビ『元気出た?』
ナ『出る出る!!わぁ可愛いねっ…二つもありがとね…元気になったよ』
:08/04/30 20:16
:D903i
:/IaB9F9.
#474 [ナオ]
チビ『やったね!!』
3人で顔を見合わせ喜ぶ姿が最近の中で一番幸せを感じた時間だった。
皆心配してくれてる…
早く前を向かなきゃ…
花をコップに飾った。
一番目につくところに置いた。
それを満足そうに見つめる子供達。
あー…暖かいな…
あたしの心は幸せでいっぱいになれた。
ありがとね皆。
:08/04/30 20:19
:D903i
:/IaB9F9.
#475 [ナオ]
空も薄暗くなった頃チビは親の元に。
お母さんは実家に帰らなくてはならない。
母『ちゃんとご飯食べるのよ?何かあったらすぐ連絡してきなさい』
チビ『ねえねまた遊びにきてね★ばいばい』
ナ『分かってるって!!皆今日はありがとね…ほんま助かった。また遊びに来てね〜気をつけて帰ってな。ばいばい…』
皆が帰ってから一人ぼっちになったら急に寂しくなった…
:08/05/01 22:45
:D903i
:zWJEeY6.
#476 [ナオ]
これからは一人なんだよね…
はぁ…
なんだか疲れた。
気づいたら眠ってた…
携帯の呼び出し音で目を覚ました。
着信;健チャン
ナ『ごめっ寝てたわ』
健『部屋片づいた?』
ナ『何とかね〜健チャンはなにしてた?』
健『仕事の面接行ってきて採用された!!寮に入れるわ』
ナ『良かったやん』
:08/05/01 22:54
:D903i
:zWJEeY6.
#477 [ナオ]
健『………』
ナ『少し会って最後に話しようか…』
健『ほんまに?なら待ってるな』
健チャンはまだ前のアパートにいた。
次行くとこが決まるまでは退去せずに借りたままにしたから…
あたしは用意をし車を走らせた。
あたしが愛した
健チャンの元に―
最後のけじめをつけに。
:08/05/01 22:59
:D903i
:zWJEeY6.
#478 [

◆hB/ij5xC9Y]
:08/05/19 01:40
:SH904i
:hmfqcuVE
#479 [ゆこ
]
:08/05/19 10:31
:D904i
:l4if55Do
#480 [我輩は匿名である]
:08/05/19 13:36
:SH904i
:R.3.k1vM
#481 [ナオ]
皆さん.
長い間の放置すみせんでした


やっとこの話に本当の終わりが来たので今日の夜から一気に頑張って書き上げます

見てくれていた方..
最後まで目を通していただければ嬉しいです

:08/05/27 16:45
:D903i
:keDw1ClA
#482 [ナオ]
車を走らせ見慣れた景色が目に入る..
もうこの景色を見ることはないんだろうな…
あたしはこれで健チャンと最後の別れになるって思ってた。
でも二人で続く未来が待ち受けているとは思ってもみなかった..
アパートに着きあたしは使い慣れた鍵で部屋へと入る。
電気も止めたため月明かりの光を頼りに寝室へと向かう。
:08/05/27 16:49
:D903i
:keDw1ClA
#483 [ナオ]
何もない部屋で健チャンは隅の方へ座り煙草を吸っていた。
健『お帰り…』
ナ『ただいま…』
健『もう二度とナオにお帰りって言えないんだよな…』
ナ『そうだね…』
健『部屋は片づいた?』
ナ『大分ね!!』
健『そか……』
ナ『なぁうちらこの先もう会ったり連絡したりするのやめよ?多分ひきずってしまうし前に進めないから…』
健『やだ…』
:08/05/27 16:55
:D903i
:keDw1ClA
#484 [ナオ]
ナ『お願い分かって?』
健『やだ…ナオに彼氏が出来るまででもいいから連絡とったり友達としておらせて…お願い』
ナ『………』
正直あたしもキッパリ離れる勇気はなかった。
何だかんだ言ってもあたしは弱い人間。
一人になる勇気がまだなかったのかもしれない…
だからあたしは健チャンとは友達として繋がっていようって決めた。
でもこの選択が…
あたしをさらに苦しめる事になるんだね…
:08/05/27 16:58
:D903i
:keDw1ClA
#485 [ナオ]
ナ『分かった…』
健『ほんまに!?ありがとう!!』
すごく嬉しそうな健チャンを見てたらまだ愛されてるんだって余計辛くなった…
何でかな...
嫌いになって離れるのは分かる。
でも..
好きなのに…
こんなにもまだ健チャンの事が好きなのにあたしは自ら離れたんだろ…
好きだったらどんな事も乗り越えられるって前は思ってた。
でもやっぱ好きだけじゃダメなんだね…
あたしは今だにこの答えを見つけられていない。
:08/05/27 17:02
:D903i
:keDw1ClA
#486 [ナオ]
この日が二人の最後になる訳じゃないって思ったらお互い気が楽になったのか普段の二人に戻っていた。
恋人としては最後だけどこの先も側にいる訳だし寂しさなんてなかった…
結局朝を二人で迎えあたしは新しい家に。
健チャンは新しい仕事場の寮へと帰った。
今日からあたしは一人。新しい道を歩み出す。
:08/05/27 17:06
:D903i
:keDw1ClA
#487 [ナオ]
気持ちを新たに健チャンと知り合った場所であったパチ屋から身を引き、新しい店舗を管理する事になった。
住んでる場所からは少し距離はあったけど通うのにも慣れ新しいパチ屋での販売にも慣れてきた。
毎日仕事も充実していた
ただ…
夜が辛かった。
今まで隣にいた人が急にいなくなって二人で寝ていたベットに今は一人。
こんなに広かったかな…
夜になると寂しくて自然と泣いていた。
:08/05/27 17:10
:D903i
:keDw1ClA
#488 [ナオ]
あの日から健チャンとは毎日メールのやりとりをしていた。
付き合っていた頃と変わらない内容。
ただ一つ違うといえば…大好きって言葉を伝え合うことはなかった…
自然とそれにも慣れてきた。
ただ一つ。
問題がまだ解決していないことがある。
それはお金…
:08/05/27 17:19
:D903i
:keDw1ClA
#489 [ナオ]
半分の7万は返してもらったけど家を出る際に家賃やら前払いだったからそれで支払った。
自分の給料を手にしたが支払いやら今まで滞納してた分を払ったら手元には3万しか残らなかった…
貯金もないし健チャンは働いてないから給料入らないからお金ないし...
アコムに行かせようにも保険証が手元にまだ来てないから借りれない。
残りの7万を返してもらえないあたしは1ヶ月苦しむ事になった…
:08/05/28 00:14
:D903i
:JxPcjNFg
#490 [ナオ]
お金もなく毎日が苦しい中あたしは健チャンに会った時はご飯おごってあげてた…
だって健チャン本当に千円くらいしかなかったんだもん...
そんな中事件が起きた。
その日はふつうに健チャンが泊まりに来てて次の日の朝あたしがシャワーを浴びて部屋に戻りふと何げなしに財布を見た。
なんか違和感を感じ中身を確認したら千円足りなかった…
お金がない時は毎日計算して使ってたから中身を間違う事はない。
健チャンの財布を確認すると昨日までは千円だったのに二千円になってる…
………。
:08/05/28 00:19
:D903i
:JxPcjNFg
#491 [ナオ]
寝たフリをしていた健チャンに声をかけた。
ナ『なぁ…金取った?』
健『はぁ!?取ってないし』
ナ『でもあたしの財布から千円消えて健チャンの財布の中千円増えてる』
健『ほんま取ってないし!!何で疑うかな…』
ナ『いやだってあからさまやん…』
しばらくこのやり取りをしてついに白状した。
ってかこの状況でシラ切る方が難しいだろう…
健『ごめん…』
ナ『…てか何しとん』
健『………』
ナ『自分がした事分かってるん!?泥棒やん』
:08/05/28 00:24
:D903i
:JxPcjNFg
#492 [ナオ]
健『…ごめんなさい』
ナ『何で取ったん?』
健『金なかったから』
ナ『うちもないし!!てか誰のせいでこんな苦しい生活してる思っとん』
健『俺……』
ナ『うちもないのにご飯食べさせたりしてるよなぁ?それなのにまじ最低やな自分…』
健『……ごめんなさい』
正直このときは本当に悔しかった。
何で?
いくら元カノだからってお金を勝手に取っていい訳ない!!
金額は少なくてもした事が許せなかった…
すごく裏切られた感がこみ上げてくる…
:08/05/28 00:29
:D903i
:JxPcjNFg
#493 [ナオ]
あたしも仕事があるからひとまず健チャンを寮に送り届ける事にした。
もちろん車内は沈黙…
ただ一言帰り際に
ナ『しばらく会いたくないし連絡しないで』
そう言い残し健チャンの元から離れた。
仕事に向かう途中イライラが収まらなくて泣きそうになった…
あたしっていったい健チャンの何なんだろ…
たんなるヒモ?
都合のいい女?
あたしだって服も買えないし
飲みにだって行けない。
いっぱい我慢して文句一つ言わなかったのにさすがにキレていいよね…
:08/05/28 00:33
:D903i
:JxPcjNFg
#494 [ナオ]
でもやっぱあたしはバカ.
こんな事までされたら普通は愛想つきるよ?
でもあたしは
普通じゃなかった。
異常だったね…
その日の夜健チャンからの着信を知らせるランプが目についた..
でも出なかった。
その日から2日たった。健チャンは連絡をしてこない。
望んでたはずなのに…
健チャンの事が心配で仕方なかった。
ちゃんとご飯食べてるかな?
ちゃんと生きてるかな?
:08/05/28 00:37
:D903i
:JxPcjNFg
#495 [ナオ]
実際お金ないから食料も買えないのは分かってる
皆は自業自得なんだからほっとけって言うけど…
やっぱあたしは健チャンを完璧に嫌いになれない…
3日たった夜。
あたしは仕事帰りになけなしのお金で

でカップラーメンとおにぎり、お茶と煙草を買って健チャンの寮に向かった。
:08/05/28 00:41
:D903i
:JxPcjNFg
#496 [ナオ]
バカだって分かってる…
でも頭で分かってても気持ちがついてこない…
だからあたしは思うがままに行動する。
寮に着き健チャンに久しぶりに電話をかけた.
健『もしもし!?』
ナ『久しぶり…てか今寮の駐車場いるから出てきて…』
健『え!?何で!?』
ナ『いいから…』
健『分かった!!』
内心ちゃんと寮にいた事が嬉しかった。
遊び歩いてなかったのが嬉しかったのかな…
もう彼女でもないのにこんな事でいちいち安心しても意味ないのにね…
待つこと数分―
駆け足で近づいてくる健チャンの姿が目に入った。
:08/05/28 00:46
:D903i
:JxPcjNFg
#497 [ナオ]
助手席に乗り込んできた健チャンはちょっと前に会ったはずなのに見て分かるくらい痩せていた。
健『いきなりビックリしたし!!どしたん??』
ナ『いや別に…元気かなって…』
健『元気じゃないな』
ナ『ちゃんと食べてるの?』
健『金ないし寮の飯だけだから一日一食だけ』
ナ『そか…たいした物じゃないけどこれ…』
そう言ってコンビニ袋を差し出した
:08/05/28 00:57
:D903i
:JxPcjNFg
#498 [ナオ]
健『え…くれるの?』
ナ『うん…食べなきゃ倒れるよ…』
健『ありがと…』
そう言ってあたしを抱きしめようとした。
でもそれを拒否した。
ナ『じゃ明日朝早いから帰るわ…』
健『来たばっかりじゃん!!もう少しだけいてほしい…』
ナ『それ渡しに来ただけだから…それにやっぱまだ許せないし…』
健『…ごめんな…』
ナ『じゃまたねっ』
名残惜しそうに車から降りる健チャンの後ろ姿を見てると辛かった。
:08/05/28 01:03
:D903i
:JxPcjNFg
#499 [ナオ]
辛いなら少しでもいたら楽になる?
いや…
きっとあたしはまたはまってはだめな道に足を踏み入れてしまいそうだったから…
近すぎる距離を少しずつ離す努力をしなきゃ…
だってあたし達が再び結び合う事は二度とないんだから…
:08/05/28 01:08
:D903i
:JxPcjNFg
#500 [ナオ]
自分だけの今の感情で走っていいなら今すぐあたしはあなたの胸に飛び込むでしょう…
でも…
お母さんに言われた。
また付き合うなら親子の縁は切るからって…
冷たい言い方だけどあたしの幸せを願ってるからこその本音。
うちだって分かってる。
健チャンとまた一緒にいても苦しく辛い未来しか待っていない事は…
だからお願い。
あたしの気持ちが完璧に離れるまでは友達としてでいいから…
隣にいさせて下さい。
必死に自分の感情を抑えながら健チャンの後ろ姿を見送って車を走らせた。
:08/05/28 01:13
:D903i
:JxPcjNFg
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