キャバクラ嬢
最新 最初 🆕
#1 [奈々]
あの日あたしは
ナナになった…。

ナナになることで
自分を守っていたんだ

⏰:08/02/06 12:28 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#2 [奈々]
高校卒業してすぐに
あたしは家を出た。


そして、キャバクラで
働く事にした
一人で生活していくには
お金がかかる…

それが
夜に踏み込んだ理由

⏰:08/02/06 12:31 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#3 [奈々]
源氏名は
適当に決めた。

面接の時なんとなく2文字で
簡単な名前がいいと言ったら
【ナナ】に決まった

あたしは本名を
捨ててナナという
商品に変わった。

⏰:08/02/06 12:34 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#4 [奈々]
最初は慣れない事ばっりで
きつい時もあったけど
家には帰りたくなかったから
頑張っていた。

あたしが入った所は
女の子同士でイジメとかもなく
平和だったから
働きやすかった

先輩キャバ嬢の
梨沙さんには色々な事
教えてもらって

初指名は藤沢さんっていう
紳士っぽい感じの人

⏰:08/02/06 12:40 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#5 [奈々]
藤沢さんは
あたしのお父さんって感じの人。
藤沢さんも
あたしを娘みたいだって
よく言っていたし

あたしが
1番信頼していて
そして
1番の太客でもあった…

⏰:08/02/06 12:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#6 [奈々]
藤沢さんは
忙しくて毎日とかは
来れない人だけど
来た時はボトルをかなり
卸してくれた

ずっと疑問に思っていた事を
藤沢さんに聞いてみた

なんでこんな接客も
上手く出来ないあたしに
こんなにボトルを頼んでくれるのかって…

⏰:08/02/06 12:45 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#7 [奈々]
聞くべきではないのかも
しれないけど
聞かずにはいられなかった…

でも
藤沢さんは笑って
「いつか教えるよ」とだけ
言った。

疑問は残ったけど
これ以上聞ける訳もなく
そのままに

⏰:08/02/06 12:47 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#8 [奈々]
だんだんコツも
掴んできて
売り上げものびてきた
あたしは藤沢さんや
他のお客さんに
「お店を変えないのか」って
よく聞かれるようになった

その頃働いてた
お店はそんなに大きな店でも
有名店でもない

だけどお店が好きだったから
変える気はなかった

⏰:08/02/06 12:50 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#9 [奈々]
でも店長が違う店に
行く事になって考えは
変わった。

新しく入った店長とは
どうしても嫌だったから
少しランクを上げて
違うお店に移った

そこは前のお店とは
違って広くてゴージャスな
雰囲気だった

なにより
派閥というのがあって
イジメなんかもすごかった

⏰:08/02/06 12:54 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#10 [奈々]
No.1の愛さんとNo.2ルイさんが
すごく仲が悪くて
派閥同士でのいざこざなんて
当たり前って感じだった。

その時前のお店が
どれだけ人間関係が
よかったか気付かされた

前のお店からついてきてくれた
お客さんのお陰で
そこそこやっていけた

⏰:08/02/06 12:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#11 [奈々]
藤沢さんも
相変わらず来てくれた
仕事が早く終わった時には
同伴もしてくれた

この店でも
指名も増えたし
No.3だった香奈さんが
辞めたのをきっかけに
香奈指名だった人が
いろんなキャストに流れていって
売り上げが
大きく上がった。

太客も増えた。

⏰:08/02/06 13:01 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#12 [奈々]
その頃から
ほぼ同じ時期に入った子で
唯一この店で仲が良い
サキとホストに飲みに
行くようになった

初回は
安くで済むし
誰も指名するつもりもなかった

ただ楽しく飲めればいい。
そんな考え

⏰:08/02/06 13:05 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#13 [奈々]
この日はサキと
前に初回で行った所に
行こうって事になって
初めて指名した。
名前はナオ。
なんか同じ歳なんだけど
可愛いらしくて犬みたいな
雰囲気のホストだった

そして慣れてくると
一人でもナオの店に
飲みに行くようになった

⏰:08/02/06 13:09 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#14 [奈々]
ナオは
なんか落ち込んでいる
様子でどうしたのか
聞くと「ここじゃ話せないから
店終わった後時間ある?」って
すごい辛そうに
言われたら聞かない訳にも
いかないし、ほっとけなかったから

ラストまで
店で飲みながら
待つ事にした

⏰:08/02/06 13:12 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#15 [奈々]
「ナナちゃんごめんね
どっかご飯でも食べに
行こう!おごるし★」
とか言いながら無理矢理
笑顔を作るナオ…

近くのファミレスに
言って軽くご飯を
食べながら聞いてみた

⏰:08/02/06 13:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#16 [奈々]
ぽつりと
「ホストやってく
自信がない…」と消えそうな声で
ナオが呟いた。

ナオは新人なのにNo.3に
入るくらいなのに…と
思いながらも黙って話しを
聞く事にした

すると塞きを切ったように
話しだした

⏰:08/02/06 13:17 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#17 [奈々]
ナオがキャッチで
捕まえた客が
最近かなりお金を
使い出したから
どうしたのか聞いたという。
でも客は「なんでもない」の
一点張り。

だけどナオの客の
ソープ嬢が「○○店の子だー★」とその客を指して言ったため
聞いたら少し前から
働いていると聞いたらしい。

本人に聞いてみたら
本人も認めたという

⏰:08/02/06 13:22 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#18 [奈々]
ナオは自分の為なんかに
身体を売った客に
申し訳なくて辛いらしい…

それでも店長は
もっともっとと売り上げを
上げるように言ってくる

正直辞めたい。という事だった

⏰:08/02/06 13:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#19 [奈々]
あたしは
ナオが優しすぎると思った。
店ではどんなにつらくても
笑顔でお客さんを
楽しませなければならない
夢を見せるのが
あたしたちの仕事…。

最初はあたしも
罪悪感があったけど
ナナと自分を割り切らせた。

この街では
そうしないと生きてはいけない
残酷になれた人だけが
生き残る…

⏰:08/02/06 13:28 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#20 [奈々]
あたしはナオに
「辞めたいなら辞めていいと思う。
店長が辞めさせてくれないなら
あたしからも話すから」
と言った

ナオは弱々しい笑顔で
「ナナちゃん…ありがと」
と呟いた。

泣きそうな感じだったけど
最後まで泣かなかった。

⏰:08/02/06 13:32 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#21 [奈々]
あたしは正直ナオが
羨ましかった

あんな風に人を
想えるナオが…

あたしはもうナナになった時に
心は捨てたから

その時のあたしは
色恋営業だったし
客にも抱かれてた…

一度黒に染まってしまえば
楽だった

⏰:08/02/06 13:35 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#22 [奈々]
しばらくして
ナオから電話が掛かってきた
店を今月いっぱいで
辞めるという事と
ありがとうと言っていた

あたしは何もしてないよ

って言ったけどナオは
ナナちゃんのお陰だと
言い張った。

ナオの最後くらいは
華々しくしようと
サキと最後は行くと言って
電話を切った。

⏰:08/02/06 13:38 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#23 [奈々]
仕事も順調だった。
今月No.1を取れそうだった…

あたしはNo.1を
取ったら、また店を
変えるつもりだった

そしてナオの最後の日
サキと店に行くと
沢山の花や沢山のボトルが
あった

⏰:08/02/06 13:40 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#24 [我輩は匿名である]
がんびゃってー!おうえんちちょぉすypろう

⏰:09/11/19 11:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#25 [我輩は匿名である]
つづき待ってます(T_T)

⏰:11/08/13 18:49 📱:iPhone 🆔:☆☆☆


#26 [我輩は匿名である]
wktk( ´ ▽ ` )ノ

⏰:12/09/14 19:13 📱:iPhone 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194