・・・・幸せになれよ・・・・
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#92 [柊]
篤の迎えが来て、二人で和也んちに向かった。
「あ、コンビニ寄ってい?タバコ切れたわ」
途中篤はそう言ってコンビニに寄った。
俺は車の中で篤を待った。
すると隣に車が一台止まった。
「え、柊じゃん!」
突然名前を呼ばれて隣を見ると、加奈がたっていた。隣に止まったのは加奈の車だった。
俺が窓を開けると、加奈が近づいてきた。
:08/02/21 18:27
:W43S
:☆☆☆
#93 [柊]
「なんか篤の車に似てるなぁって思ったんだよね!超偶然!柊何気に久々じゃない?てか何してんの?篤はぁ?」
あいかわらず篤と同じでテンションが高い加奈が一気に話しかけてきた(笑)
「おぅ!加奈!」
その時丁度タバコを買った篤がコンビニから出てきた。
「篤〜!何してんの?今日飲みとか言ってなかった?」
「柊と今から行くとこ♪」
俺は二人の会話を聞きながら、ふと加奈の車を見た。
:08/02/21 18:32
:W43S
:☆☆☆
#94 [柊]
…美紅がいた。
助手席に美紅が座ってた。
…会ったのは久しぶりだ…3ヶ月近く会ってなかった。美紅と話したい…声が聞きたかった…
俺は車を降りて美紅の座っている助手席の窓をコンコンと軽く叩いた。
:08/02/21 18:36
:W43S
:☆☆☆
#95 [柊]
美紅は俺に気付くと窓を開けてくれた。俺はその瞬間ハッとしてネックレスを服の中に隠した。美紅に見られたらどう思われるか分かんねぇから…
俺は自分で行ったくせに、なんか気まずくなった。
でも美紅は俺の予想とは反対に明るかった。
「柊〜!久々だね!こんなとこで会うなんてびっくり!」
昔の明るい美紅のままでなんだか懐かしく感じた。
「久しぶり。元気してた?」
前よりまた少し明るなった髪が白いワンピによく似合っていた。たった数ヵ月会わなかっただけなのに美紅は一気に大人っぽくなったような気がした。
:08/02/21 19:12
:W43S
:☆☆☆
#96 [柊]
「加奈とどっか行くのか?」
「うん、これからゴハン食べに!柊は?」
「友達んちで飲む」
「そうなんだぁ」
そしてしばらくの沈黙…
「柊…美容の学校行ってるんでしょ?髪の毛いじるの好きだったもんね。なんか柊が美容師とか似合ってる」
美紅はそう言って俺の好きなあの優しい笑顔で笑った。
:08/02/21 20:19
:W43S
:☆☆☆
#97 [柊]
「お前は〇〇短大だろ?前から行きたいって言ってたよな」
「うん。でも結構勉強タイヘン〜」
そんな風に美紅と話していると、篤と加奈が来た。
「柊そろそろ行こ〜」
「美紅〜うちらも行こ〜」
ホントは美紅とまだずっと話していたかった。
だけどそういうわけにはいかない…
「…じゃあな」
「あ…柊…っ」
その場を離れようとすると美紅に呼び止められた。
:08/02/21 21:55
:W43S
:☆☆☆
#98 [柊]
「なに?」
「あ…あのねっ」
真っ直ぐ見つめられて美紅から目がそらせなかった。
「…なんだよ」
「…柊…っ…あたし…」
美紅が俺の袖をきつく握り締めた。
とその時…
「美紅早く〜行こぉ〜」
加奈の声で俺も美紅もハッとした。
:08/02/21 22:35
:W43S
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#99 [柊]
「ゴメン…なんでもない。じゃあね、バイバイ」
そう言うと美紅は窓を閉めてしまった。
加奈の車が出発するのを見送って俺も篤の車に乗った。
「美紅と何話してたん?」
篤が聞いてきた。
「別に…久しぶりだなって」
「ふ〜ん。てかお前まだ美紅の事好きだろ」
「は?別に好きじゃねぇよ」
「俺ナメんなよ?3年以上もお前の友達やってんだぞ。見てれば分かるし」
:08/02/21 23:11
:W43S
:☆☆☆
#100 [柊]
「何言ってんだよ。もう好きじゃねぇって」
「…まぁお前がいいならいいけど。何があったか知らねぇけど、ホントに好きなら好きって言わなきゃ後悔するぞ。お前も美紅も俺にとっては大事な友達だからさ…二人が辛いのとかイヤなんだよ。俺に出来ることあったら言えよ」
…篤はやっぱ親友だと思った。
いつもバカやってフザケてる奴だけど、誰よりも友達思い。
篤には病気の事言ってもいいんじゃないかって思った。でもやっぱ怖かった。病気の事知ったら離れてくんじゃないかって。
:08/02/21 23:20
:W43S
:☆☆☆
#101 [柊]
読んでくれている方いますか?思い出すのが辛くて続きを書くのが怖くなりました…
でも一人でも読んでくれている方が、続きをしりたいって方がいたら最後まで書こうと思います。
:08/02/21 23:23
:W43S
:☆☆☆
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