・・・・幸せになれよ・・・・
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#212 [柊]
「そんなの関係ねえよ!俺は今引きたい気分!笑」

俺はそう言って篤と一緒におみくじの列にならんだ。

「柊〜おみくじの結果勝負な♪」

「おう!負けねぇよ〜」


そして俺達は2人同時におみくじを引いた。

⏰:08/03/23 01:39 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#213 [柊]
俺は見事大吉だった。



…が篤も大吉だった(笑)

「2人で大吉とか今年はなんかいいことありそうじゃね!?」
篤が言う。

たかがおみくじって思うだろうけど、俺はこの時本当に今年は何か起こりそうなそんな気が無性にした。



その時、年越しのカウントダウンが始まった。

神社にいる全員が声をそろえてカウントダウンをし始めた。

⏰:08/03/23 09:12 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#214 [スパイキー]
最初から
読みました
更新まってます

⏰:08/03/23 14:39 📱:N702iD 🆔:☆☆☆


#215 [柊]
…10!


…9!


…8!


…7!


…6!


1月1日になった瞬間にお賽銭を投げたい俺らは、人の波をかき分けて賽銭箱の方へ進んでいく。

⏰:08/03/24 07:50 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#216 [柊]
「柊〜いくら投げる!?」
人混みの中篤がそう言った。

「とりあえずある小銭全部(笑)」

俺は財布の中から小銭を全部握りしめ賽銭箱を見た。






と、その時―………

⏰:08/03/24 22:43 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#217 [柊]
俺は言葉を失った。





美紅がいたから。





俺の視線の先に美紅がいたから。

⏰:08/03/24 22:44 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#218 [柊]
…5!



…4!



…3!



…2!



…1!



年明けと同時に響きわたる歓声。

⏰:08/03/24 22:46 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#219 [柊]
だけど俺の耳にその歓声は届いていなかった。



美紅は俺に気付いていない。



美紅は俺が好きだったあの優しい笑顔で隣の男に笑いかけている。

男は人混みから美紅を守るように肩を抱いている。

⏰:08/03/24 22:53 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#220 [柊]
美紅たちから視線がそらせなくて俺はその場に立ち尽くした。


「柊??どした?」

隣で篤が俺を呼んでいる。

その声が聞こえたのか美紅がこっちを見て俺と美紅の視線が合った。



お賽銭を投げた人達がどんどん賽銭箱から離れていく。

⏰:08/03/25 15:21 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#221 [柊]
「あ?あそこにいんの美紅じゃん」


篤も美紅を見つけたらしく言った。


美紅と…美紅の彼氏…。
美紅が他の男といるのを改めて見て俺はショックを受けていた。

同時に封印しようとしていた美紅への想いが、また一気に溢れだした。

⏰:08/03/25 15:28 📱:W51P 🆔:☆☆☆


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