・・・・幸せになれよ・・・・
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#125 [柊]
沈黙…



「…こういう川にさ、柊落ちたことあったよね」

先に口を開いたのは美紅だった。
「あ〜…あった(笑)学校帰りにお前と2ケツしててフザケてチャリ乗ってて落ちたな」

そんな事あったなぁなんて懐かしく思った。たった3ヶ月くらい前の出来事なのにすげぇ昔に感じた。

「あたしは川落ちる直前に降りてさ、柊だけ落ちたんだよね〜しかも意外と川深くて柊超焦ってさ(笑)」

「そうそう!俺死ぬかと思ったし(笑)」

⏰:08/02/23 19:07 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#126 [ェサェァェソェ「ス]
応オェキェニェ゙ェケ+.(b゚ェ゚*)゚+



鞅蟐テェニフレ肆ェキェニェッェタェオェ、」。!!!。゚(゚ノ「」」゚)゚。

⏰:08/02/23 19:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#127 [せぇたん]
あ;;↑意味わかんないでスね(*´;ェ;`*)


応援してます!ってかいたのにぃー;w;

⏰:08/02/23 19:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#128 [柊]
ありがとうございます!

⏰:08/02/23 20:16 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#129 [柊]
「あん時めちゃくちゃ笑ったなぁ〜」

美紅が思いだし笑いをした。



…あの頃はまだ俺の隣にはいつも美紅がいて


今隣にいる美紅は、もう俺のものじゃなくて…


そんな事を考えながら美紅の横顔を見つめた。

満月に照らされた美紅の顔がとてもキレイだった。


笑顔だった美紅が急にうつ向いて黙りこんだ。

⏰:08/02/23 20:21 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#130 [柊]
「…美紅?また気持ち悪い?」

俺は美紅の肩に手をかけようとした。


「…柊…ッ…あたしやっぱ柊の事まだ大好きだよ…っ」


美紅の言葉に、伸ばされた俺の手が止まった。

⏰:08/02/23 22:14 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#131 [柊]
「あたし…柊と別れてから、誰も好きになれないんだよ…?忘れなきゃって思っても忘れられなくて…今日コンビニで久しぶりに柊に会ったら…一気に気持ちが溢れてきて…どうしてもまた会いたくて…」

美紅は膝に顔を埋めたまま途切れ途切れに話す。

「あたしにダメなとこがあるなら直すから…ッ柊がまた好きになってくれるならなんでもするから…ッ…あたしと一緒にいてよぉ…柊…ッ」

俺はどうしたらいいかわからなかった…

…ダメなとこなんか一つもない

ホントはずっと一緒にいたい…

⏰:08/02/23 23:05 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#132 [柊]
気付いたら俺は美紅を思いっきり抱き締めていた。


美紅が泣いている。


俺も泣いた。



こんな美紅を前にして自分の気持ちを誤魔化すなんてできなかった。

でも「俺も好き」とは言えなかった。

言えない気持ちの変わりに

涙が次から次へと溢れてきた。

⏰:08/02/23 23:19 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#133 [aaa]

読んでます
頑張って下さい

⏰:08/02/24 09:17 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#134 [柊]
そのまま何分経ったんだろう。




〜♪

突然俺のケータイが鳴って我に返った。

俺は美紅から離れて電話に出た。電話は篤からだった。

「…もしもし」

「柊?お前らどこにいんの!?」

「あ…美紅が気分悪いっつったからしばらく外の空気吸ってた」

「そか!美紅大丈夫か?」

「おぅ…これから戻るわ…」

俺はそう言って電話を切った。

⏰:08/02/24 14:04 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#135 [柊]
「…篤?」

美紅が泣き腫らした目で俺を見た。

「みんな心配してる…行こ」

「うん…」

俺が立ち上がって歩き出そうとすると美紅が俺の腕をつかんだ。

「手…繋ぎたい…今日だけでいいから…」

そう小さな声で言う美紅を前にして、

「うん…」

俺も小さく頷いて美紅の手をとった。

⏰:08/02/24 15:46 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#136 [柊]
風は冷たくても

繋いだ美紅の手は暖かくて

付き合っていた頃と変わらずに美紅のぬくもりが感じられた。

俺がギュッと強く握ると

美紅もギュッて握り返してくれて

それがまた切なかった。

俺は握った手から、精一杯の気持ちが美紅に伝わるように祈った。

美紅を愛してるって

誰よりも愛してるって…

⏰:08/02/24 16:00 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#137 [柊]
和也んちに着いて俺は美紅の手を離そうとした。

でも美紅は首をフルフルと横にふって手を離そうとしない。

俺は手を繋いだまま篤達がいる部屋へ入った。

三人の視線が、俺達の繋いだ手に集中したのが分かった。

でも三人とも何も言わなかった。
たぶんつっこんじゃいけないって俺達の様子から察してくれたんだと思う。

「二人ともどこ行ったかと思ったじゃん!」
「美紅ぅ〜もう大丈夫〜?」

⏰:08/02/24 23:03 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#138 [柊]
篤と加奈が心配そうに言ってきた。

美紅は「ご迷惑おかけしました」と頭を下げた。





それから朝4時くらいまで皆で話してから寝た。

和也と篤はベッドで爆睡。

俺と加奈と美紅は床で。

美紅は寝ている間も俺の手を離そうとはしなかった。

⏰:08/02/24 23:08 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#139 [柊]
皆が寝てからも俺はずっと一人で起きていた。

毛布をかぶって横になっていても眠れなかった。

隣で静かに寝息をたてて寝ている美紅をずっと見ていた。

美紅の寝顔って始めてみた。

付き合ってた時は見たことなかったから。

繋いでいる手から美紅の体温が伝わってくる。

⏰:08/02/24 23:12 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#140 [我輩は匿名である]
我輩わ幸せになりますwww

⏰:08/02/25 00:26 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#141 [我輩は匿名である]
続きお願いします!

⏰:08/02/25 07:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#142 [オ]
更新頑張ってくださいI

⏰:08/02/25 19:08 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#143 [愛李]
初めましてュ
最初から読ましてもらいました~
これからも、頑張って下さいュ

⏰:08/02/26 16:27 📱:W53T 🆔:☆☆☆


#144 [玲海]
あたしもエイズです。
でも元気に生きています。
頑張って下さい。

⏰:08/02/26 17:39 📱:911T 🆔:☆☆☆


#145 [みか]
頑張れー
主さんのペースでいいので応援してます

⏰:08/02/26 18:27 📱:F904i 🆔:☆☆☆


#146 [柊]
―…


そんなことを考えながら俺も眠りについた。







目が覚めるともう昼だった。

みんなまだ寝ていた。

⏰:08/02/26 23:02 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#147 [柊]
美紅はまだ俺の手を握ったままだ。

俺は静かに美紅の手を離して、みんなを起こさないように毛布から抜け出し部屋を出た。

それから外に出て夕べ美紅と来た土手に行った。

⏰:08/02/26 23:06 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#148 [柊]
夕べは暗くてよく見えなかったからわからなかったけど、明るい時に見るとまた全然風景が違う。
…なんだかすごく寂しい気持ちになる…昨日はそんな風になんか思わなかったのに。

昨日は隣に美紅がいたからだろうか…






「…柊?」

⏰:08/02/26 23:35 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#149 [柊]
いきなり後ろから名前を呼ばれてハッとして振り返ると美紅がいた。

「一人で出てったからどこ行くのかと思った」

美紅はクスッと笑っていった。

「なんだよ、起きてたの?」

「柊が閉めた戸の音で起きた」

⏰:08/02/27 00:19 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#150 [柊]
「篤達起きた?」

「まだ寝てるよ」


そしてまた沈黙が続いた。


「…あたし柊の事もう諦めるから…昨日はいろいろごめんなさい」

また先に口を開いたのは美紅だった。

「うん…」

俺はそう言った。

⏰:08/02/27 08:18 📱:W51P 🆔:☆☆☆


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