・・・・幸せになれよ・・・・
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#21 [柊]
篤はそう言ってまた加奈の方を向くと加奈と話し始めた。

なんで俺がこのめんどくさい女を…

俺はとりあえず美紅に話しかけた。

「なんか…篤があの子気に入ったらしいんだよね」

美紅は俺を見るとすぐ目を反らして

「加奈もたぶんあの人相当気に入ってる」

と言った。

⏰:08/02/14 13:54 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#22 [柊]
「あの2人これからカラオケ行く気みたいだけど?お前は?帰んの?」

「加奈置いて帰れないし!ιしかもナンパ男2人となんて絶対置いて帰れない!」

「…じゃカラオケ行く?」

俺は美紅の顔色を伺いながら聞いた。

「…わかったι行く〜…ι」


こうして俺と篤と加奈と美紅の4人でカラオケに行くことになった。

⏰:08/02/14 13:58 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#23 [柊]
カラオケが始まってからは篤と加奈がめちゃくちゃ盛り上がってて、2人で歌いまくり踊りまくり。

美紅はそんなノリに疲れたのか部屋を出ていった。
俺は篤と加奈のこの盛り上がりの中1人でいるのもいやだったから、美紅の後を追って部屋を出た。

⏰:08/02/14 14:59 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#24 [柊]
部屋を出て廊下を見渡す。

美紅はカラオケ内の廊下に置いてある俺に背を向けてソファーに座っていた。

「あのテンションついていけねぇな」

俺はそう言いながら美紅の座っているソファーに、美紅と少し距離を置いて座った。

美紅はコクンと頷いた。

「…お前さ〜…」

「“お前”じゃない!美紅」

…ι
コイツいちいちうるせぇなι

⏰:08/02/14 15:23 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#25 [柊]
「あ〜…美紅さぁ、いつもあんな感じでナンパ断ってんの?」

「当たり前じゃん!てゆ―か加奈だっていつもはついていかないんだからね!?今日はあの篤って人だったから…加奈前からあの人に会いたがってたし…」

「…ふ―ん」

…こりゃ篤のやつ加奈とうまくいくんじゃね?


「…アンタさぁ」

「アンタじゃねぇし〜“柊”ですがぁ〜」

今度は俺が美紅にさっきのお返しにイヤミたっぷりに言ってやった。

⏰:08/02/14 15:49 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#26 [柊]
「〜〜っ…あんたホントうざいッッ!!」

「ウザイのお前じゃん!お前もさっき同じ事俺に言ったし(笑)」

「だ〜か〜ら〜!!“美紅”!!お前って言うなぁ!」

さっきまでツンツンして生意気だったくせに、俺がこんなくだらない事でからかっただけで本気で怒る美紅が面白くてなんだかかわいく見えた。

⏰:08/02/14 16:24 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#27 [柊]
そんなんのやりとりをしてるうちに美紅も俺に心を開いてくれたらしく、いろいろ話してくれた。

美紅は俺とタメの高3

俺達の高校の近くの女子高に通っていた。

加奈とは同じクラスで中学からの親友らしい。

他にもいろんな話をした。

「柊ってオモシロイね!」

美紅が笑うたびにサラサラのストレートの髪が優しく揺れた。

⏰:08/02/14 17:14 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#28 [柊]
「柊さぁ、いい加減ナンパとかやめなよね?柊と篤君うちの学校でも有名だよ?」

「かっこいいって〜?笑」

俺はふざけて答えた。

「それもあるけど…遊び人て!いっぱいセフレいるとか、ヤリ捨てされるとか!いい噂聞かないし…」

「んなコトいってもねぇ…遊びたい年頃なんだよね〜」

「そんな馬鹿なコト言ってると絶対いつか後悔するからね!」

美紅がそう言う真剣な目は、なんだかすごく俺の胸に刺さった。

⏰:08/02/14 18:38 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#29 [柊]
しばらくして俺と美紅は篤たちがいる元の部屋にもどった。


俺達が部屋を出てから2時間近くたってたのにまだ2人は盛り上がってた。


それから結局朝までカラオケして、加奈と美紅と別れた。




「俺マジで加奈狙うわ!」

篤と2人になった帰り道、突然篤が言った。

⏰:08/02/14 21:18 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#30 [柊]
「あ〜マジで?うまくいきそうだしいいんじゃね?」
俺は答えた。

「メアドとケー番ばっちり聞いたし♪てかお前は?あのめんどくさい女〜」

「あぁ〜…うん、まぁ…」
俺はなんとなく言葉につまった。

⏰:08/02/14 22:27 📱:W51P 🆔:☆☆☆


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