゚。.ピンサロ嬢の恋.。゚
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#55 [(・A・)RIE]

あたしをお客さんの所まで
連れていくと
『加奈子ちゃん源氏名
リエちゃん、だから。
よろしくね、がんばって!』
と、耳打ちした


どーしよう
どーしよう…

いやだよ、こわいよ

⏰:08/02/23 21:49 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#56 [(・A・)RIE]

『俺が初仕事なんでしょ?
緊張してるの?
とりあえず座りなよ』


目の前に居るのは
見ず知らずの男

この人のを
やれってゆうの?

むりむりむりむり!
絶っっ対ムリ!

⏰:08/02/23 21:51 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#57 [(・A・)RIE]

逃げたい…
でも逃げられない…




やるしかないんだよね…





『りっ…リエです…』





目の前の男は嬉しそうに
あたしと握手をした

⏰:08/02/23 21:53 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#58 [(・A・)RIE]

やってる間は
色んな人の顔が
走馬灯のように
頭の中をぐるぐる巡った

お母さん
お父さん
美佳
圭くん…


やだやだ

早く終わって…

⏰:08/02/23 21:55 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#59 [(・A・)RIE]

終わったら
あたしはさっきの個室に
戻された

悪夢のような15分

思い出すだけで
吐き気がする



そこにまた
笑顔の店長さんが
顔を出す

『どうだった?リエちゃん』

⏰:08/02/23 21:58 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#60 [(・A・)RIE]

「難しいですね…」

あたしはこの一言を言うのが
精一杯だった

『でもこの1回で
6000円だよ?
おいしくない?』

店長さんは
またあの笑顔で
あたしの肩を
ぽんぽん、と叩く

その笑顔が悪魔に見えた

⏰:08/02/23 22:01 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#61 [(・A・)RIE]

『どう?
もう1本やってけば?』
「あたし、もう帰ります」
『いいじゃん、あと1回やれば
12000円だよ?』
「帰ります…っ」

すると店長さんは
ドアを開けて店に向かって
ダイー!と叫んだ

⏰:08/02/23 22:05 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#62 [(・A・)RIE]

少し経つと
店長さんと引き換えに
ダイさんとゆう
ボーイさんが
部屋に入ってきた

『はじめまして!ダイです!』
「…どうも」
『もーリエちゃん暗いなあ!
どう、もう1本やってかない?』


断り続けた

でも次第にあたしは
断る気力さえ
なくなっていた

⏰:08/02/23 22:08 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#63 [(・A・)RIE]

結局その日
あたしは3回やった

無気力で家に帰り
家に着いた瞬間
あたしは泣きじゃくった


圭くん
圭くん…

助けて圭くん…

会いたいよ…

⏰:08/02/23 22:11 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#64 [(・A・)RIE]

携帯を握り
圭くんの名前を捜す

圭くんの番号の上に
青いラインを合わせる

でも
発信ボタンを押す指に
力が入らない



あたしに
圭くんの声聞く権利なんか
ないよね…。

⏰:08/02/23 22:15 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


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