【愛.金.水商売3】
最新 最初 全 
#715 [主]
ただ一つだけ心配だった。
毎日のように通うたかチャンは、お金が大丈夫なのかと。
サキがマコトにハマり、私は必死に止めた。
私は今マコトと同じ事をしている。
マコトを攻めた私はどこにいったのか。
少しでもの、罪滅ぼしだったのかもしれない。
毎日お金を落とすたかチャンへの。
:08/10/27 15:22
:W62H
:☆☆☆
#716 [我輩は匿名である]
頑張って

:08/10/27 15:24
:SH906i
:☆☆☆
#717 [主]
私が笑うとたかチャンも笑う。
私が不機嫌になるとたかチャンは私をなだめる。
私が何も喋らなければ、たかチャンが喋る。
私が話しかければ、たかチャンは嬉しそうに話す。
たかチャン、一つ一つの行動は、全て私の為だった。
何よりも、誰よりも、私の笑顔を求めた。
:08/10/27 15:25
:W62H
:☆☆☆
#718 [主]
「あっチャン、鍵‥」
まだ返してもらっていない。
だけどあの事があってから、たかチャンは同じ事を繰り返さなかった。
「俺の唯一の宝物やねん‥」
これを持っている事で、俺はあっチャンの彼氏なんだって
安心出来る
不安な時は、これを握りしめる。
:08/10/27 15:29
:W62H
:☆☆☆
#719 [主]
そう言うたかチャンの手には鍵。
寂しそうな横顔を見つめた。
私の仕事は人を笑顔にする事。
だけど私はたかチャンにこんな顔をさせている。
「持ってていいよ」
:08/10/27 15:32
:W62H
:☆☆☆
#720 [主]
前まで言えていた
“返して”
は、なぜかこの時言えなかった。
「よかった‥よかった‥本間によかった‥」
そうこぼし、静かに涙を流すたかチャンに、ハンカチを渡そうとした。
けど、一度鞄から出そうとしたハンカチを私はもう一度鞄になおす。
:08/10/27 15:35
:W62H
:☆☆☆
#721 [主]
たかチャンのこの涙を、拭う権利なんてないと思った。
私には“持ってていいよ”それ以上何も出来ない。
「あっチャン笑って‥」
どうする事も出来ず、ただ立ち尽くす私に、自分で涙を拭きながら温かい声。
:08/10/27 15:39
:W62H
:☆☆☆
#722 [主]
「笑わなあかんのはたかチャンやん」
「淋しそうな目してたから」
「たかチャンがいるから寂しくなんかないよ」
ココナが喋る。
梓じゃなく、ココナが口を開く。
:08/10/27 15:44
:W62H
:☆☆☆
#723 [主]
「あっチャンこれ‥」
「‥何これ」
「開けてみて」
有名ブランドの小さめな箱。
その中には、鍵を付けるキーホルダー。
「ありがとう」
私が目の前で、今たかチャンの手の中にあるものと同じ鍵を付けると、嬉しそうにに笑う。
:08/10/27 15:47
:W62H
:☆☆☆
#724 [主]
ダイヤモンドのネックレス
ブランド物の指輪
金のピアス。
私は物をすぐ無くす。
それがどれだけ高級な物でもすぐにどこかへやってしまう。
大切にしていない証拠だろう。
その中でも、本当に唯一無くさず持っていたのはこの日もらったキーホルダー。
:08/10/27 15:50
:W62H
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194