【愛.金.水商売3】
最新 最初 全 
#1 [主]
:08/04/14 22:05
:W51CA
:☆☆☆
#2 [狩人]
2げと(`∀´)Ъ
:08/04/14 22:12
:SH902iS
:☆☆☆
#3 [あこ]
応援してますy
:08/04/15 00:44
:W53T
:☆☆☆
#4 [主]
圭チャン
元気にしてますか?
あなたの事を思い出として微笑む時が来たら、私はあのウサギを手に取ります。
兄チャン
あなたはあの素敵な笑顔で、誰かを幸せにしていますか?
私は今、あなたが心から笑っている事だけを願っています。
:08/04/15 15:54
:W51CA
:☆☆☆
#5 [主]
Gマス
あなたと
私の出会いは
運命であって
奇跡だと
私は思います。
:08/04/15 15:56
:W51CA
:☆☆☆
#6 [主]
ーーココナーー
あなたは日が経つにつれ、暗闇に迷い込んでいったね
ココナは寂しかったんだよね
ただ‥寂しかったんだよね。
ココナ?
笑ってーー‥
:08/04/15 15:58
:W51CA
:☆☆☆
#7 [主]
ココナの物語は
まだまだ続く
【梓】と【ココナ】
一人で2人の人生はまだまだ終わりを知らない‥ーー
:08/04/15 16:00
:W51CA
:☆☆☆
#8 [主]
:08/04/15 16:03
:W51CA
:☆☆☆
#9 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「‥さぁ」
別にどっちでもいい
あみサンからそう聞いたのかは知らないけど、実際Gマスは私の言葉も聞かず、信じたんでしょ。
それが事実じゃん
ならあみサンを信じていればいい。
:08/04/15 16:08
:W51CA
:☆☆☆
#10 [ゆン]
あげます

:08/04/15 22:43
:SO903i
:☆☆☆
#11 [主]
「君は"さぁ"と"ふ〜ん"と"知らん"が口癖な訳?」
そう言って一人笑うGマス
「‥ん〜‥まだ初日やろ?1ヶ月は様子見てほしいなぁ。
実際ココチャンが来たことでG.clubを再度開けた訳やし。」
私が今辞めたら、また店を閉めないといけない。そう言いたいの?
:08/04/16 14:05
:W51CA
:☆☆☆
#12 [主]
ただ一点を見つめ焼酎を飲むGマス
この人は必ず
焼酎を水で割らず、緑茶割り。
「ココナサン‥りゆ、店辞めたら食べていかれへんよ‥」
寂しそうに‥
子供を思って話しているのか‥。
:08/04/16 14:08
:W51CA
:☆☆☆
#13 [主]
私は‥ー
人の生活までを抱えているというの?
私が働けば、リィユンは生活が出来るんだ‥。
私の今いる立場
軽いところじゃないんだ‥
:08/04/16 14:10
:W51CA
:☆☆☆
#14 [主]
‥
「もう少し頑張ります‥」
ココナなら大丈夫だよ。
そう‥ココナならきっと‥。
:08/04/16 14:12
:W51CA
:☆☆☆
#15 [主]
そう自分に言い聞かす。
「ココナサンありがとぉ‥」
ま‥なんとかなるでしょ‥
:08/04/16 14:14
:W51CA
:☆☆☆
#16 [主]
何とかなる
さぁ
知らん
ふ〜ん
あっそ
さぁ‥
これが私の口癖。
何とかならない現実を知る‥ーー
:08/04/17 21:43
:W51CA
:☆☆☆
#17 [主]
子供の為に水商売をするリィユン
ホストに貢ぐ為に水商売をする人
お金がほしいから水商売をする人
何かを守る為に働く人たち
私は、何を守るのか
:08/04/17 21:45
:W51CA
:☆☆☆
#18 [主]
この時のリィユンの言葉が胸に刺さる。
「りゆ食べていかれへんよ‥」
私はこの時初めて人の人生を背負う
:08/04/17 21:48
:W51CA
:☆☆☆
#19 [主]
「ココナサンは強い」
私だって
タンポポのように強くなりたいと思った頃があった
:08/04/17 21:49
:W51CA
:☆☆☆
#20 [主]
簡単に辞めれると思っていた
店がいやなら他を探せばいいと思っていた
私なんていなくても変わらないと思っていた
誰かの為に働く
そんな気持ち今までなかった
:08/04/17 21:51
:W51CA
:☆☆☆
#21 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「君の成長を楽しみにしてるよ」
お酒を飲む前にグラスの中を回すのはGマスの癖かな。
人は日々成長する生き物
:08/04/17 21:53
:W51CA
:☆☆☆
#22 [ゆン]
あげます

:08/04/17 23:09
:SO903i
:☆☆☆
#23 [
遥
]
:08/04/18 20:59
:D905i
:☆☆☆
#24 [まー糞]
(∩・∀・∩)
:08/04/20 17:30
:SH905i
:☆☆☆
#25 [
]
あげ

!
:08/04/21 22:42
:SH904i
:☆☆☆
#26 [主]
すみません↓
今の状況伝えさせてもらいます
3日前から目に支障が出てます
今こうやってレスするのがいっぱいいっぱいなんです
下手したら失明とまで告げられました
今治療に専念してるので、もうしばらくおまちください↓梓
:08/04/22 20:04
:W51CA
:☆☆☆
#27 [
ぁーさ
]
:08/04/22 22:35
:SH904i
:☆☆☆
#28 [まー糞]
大丈夫

?
ちゃんと治してな


失明とかたまらんし‥
焦らんと待ってるから

:08/04/23 00:30
:SH905i
:☆☆☆
#29 [主]
感想板にみなさんにレスしますo(^-^)o
>>21続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私の成長を楽しみだと言うGマス
私を夜景に連れて行くGマス
私をけなすGマス
私を飲みに連れて行くGマス
私に期待していると言うGマス
:08/04/26 15:54
:W51CA
:☆☆☆
#30 [主]
あなたは私に何を求めているの?
私はどうすればいい?
ただがむしゃらに走るしかできない
ただがむしゃらにー
:08/04/26 15:55
:W51CA
:☆☆☆
#31 [主]
明日からどんな事が待ち受けているかはわからない
明日は何を言われるのか
「ココチャンに店の鍵渡すわ」
そう言ってG.clubの鍵を渡される
「あみサンが持ってるでしょ?」
:08/04/26 15:57
:W51CA
:☆☆☆
#32 [主]
私に渡す理由が分からない
あみサンが持ってるなら私に渡す必要ないじゃん
「あみチャンには渡してない」
毎日、店を開けてるのはGマスだという。
自分の居酒屋を開ける前にG.clubを開けにきていると
:08/04/26 15:59
:W51CA
:☆☆☆
#33 [主]
だからってどうして私に渡すんだろう
昔からいるあみサンに渡せばいいんじゃないの?
「あみチャンは信用がないからね」
さっきまであみサンの言葉を信じていた人がよく言うよ‥
:08/04/26 16:00
:W51CA
:☆☆☆
#34 [主]
私は黙って鍵を受け取る
明日からはココナが店を開ける
あみサンにまた嫌味言われそうだなぁ‥
:08/04/26 16:02
:W51CA
:☆☆☆
#35 [主]
でもリィユンがいることが少しココナを安心させる
リィユンの存在が日に日に大きくなっていく
:08/04/26 16:05
:W51CA
:☆☆☆
#36 [主]
気が重いけど明日からまた頑張らなくちゃ‥。
「ココチャン」
少し酔ってきたのかリィユンは無視でずっと私に話しかけるGマス
「頑張らんでいいんやで」
この人は私の心が読めているのか?
:08/04/26 16:13
:W51CA
:☆☆☆
#37 [主]
「努力」
頑張らなくていいから
努力をしなさいと‥
頑張るんじゃない
努力をする‥か。
:08/04/26 16:15
:W51CA
:☆☆☆
#38 [主]
恋愛も
仕事も
勉強も
日常生活も
頑張らなくていいんだよ。
努力が人を成長させるんだよ
自分なりの努力をしよう。
この時のGマスの言葉には深さがあった
:08/04/26 17:40
:W51CA
:☆☆☆
#39 [主]
だけど、この時のココナには
まだ難しかったよ。
努力と頑張るの違いが分からなかった。
ココナは頑張らなくちゃいけないんだよ
Gマス‥
:08/04/26 17:41
:W51CA
:☆☆☆
#40 [主]
走って走って走って
真っ暗なトンネルを走りつづけて
ココナ
辛かったよね‥ーー
:08/04/26 17:43
:W51CA
:☆☆☆
#41 [主]
人を愛していた
あの人を愛していた
友達が大好きだった
サキ‥
もう少し待っててね。
私がゆっくりと歩ける日まで‥ーー
:08/04/26 17:44
:W51CA
:☆☆☆
#42 [主]
『サキの側には必ず私がいるから』
『私はサキを裏切らないから』
約束破っちゃったね
今の私は一人だよ‥
:08/04/27 15:52
:W51CA
:☆☆☆
#43 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「何でココチャンが鍵もらった訳〜」
次の日
私は一時間前に店に入り、掃除や片付けを全てみんなが来る前にしていた。
おかんとあみサンは出勤してくるなり嫌味炸裂
:08/04/27 15:54
:W51CA
:☆☆☆
#44 [主]
分かってはいたけど、掃除してくれてありがとうの一つもないのか‥。
リィユンは22:00出勤
お客さんが来るまでの三人の時間がしんどい‥。
あみサンは昨日の最後の件については何も言ってこなかった。
:08/04/27 15:56
:W51CA
:☆☆☆
#45 [主]
ましてや‥
予想外に‥
鍵の件を言われただけで、それ以上何も言ってこない。
:08/04/27 15:57
:W51CA
:☆☆☆
#46 [主]
あみサンとおかんは二人でペチャクチャと話している。
何も言われないと逆に怖いんだけど‥
私は煙草と携帯を持って外にでる
やっぱり女だけの空間は嫌で、何を言われた訳じゃないけど私は一人が落ち着く
:08/04/27 16:04
:W51CA
:☆☆☆
#47 [主]
店の前にしゃがみ込み、ただ煙草をふかしながら何も考えずいた。
この時間が一番落ち着く
ルビーKの時もそう。
みんなが喋っている間、店の外で一人煙草を吸う時間が落ち着いていた。
いつからだろう
全ての人に壁を作り出したのは‥
:08/04/27 16:08
:W51CA
:☆☆☆
#48 [主]
私の敷地に入らないで
誰も
誰一人も
ココナの壁はアパートのような薄っぺらい壁なんかじゃない
分厚い‥分厚い
一枚の壁
:08/04/27 16:12
:W51CA
:☆☆☆
#49 [主]
ピ‥ピピピピ
私は携帯を手に取り、みなみサンにメールを送る
【みなみさ〜ん♪店はどうですかぁ?】
何でもない内容だけど、みなみサンは頑張ってるかな。
:08/04/27 16:23
:W51CA
:☆☆☆
#50 [主]
【めっちゃ暇〜(笑)】
こんなくだらないメールをしていた
「ココナサンおはようございます」
目の前に立っていたのはリィユン
もう出勤の時間か。
:08/04/27 16:36
:W51CA
:☆☆☆
#51 [主]
「おっはよ〜」
「ココナサン何してるんですか?」
「ん〜?ひなたぼっこ」
「夜に?」
そんなくだらない話をしながら二人で店に入る。
:08/04/27 17:25
:W51CA
:☆☆☆
#52 [主]
「おはようございま‥」
「ココチャンそのネックレス可愛い〜どこの〜?」
リィユンがあみサン達に挨拶をしようとすると、あみサンは言葉を遮り私に話を振る
おかんとあみサンのいきなりの急変にただ驚く
え‥てか何?この状況
:08/04/27 18:21
:W51CA
:☆☆☆
#53 [主]
リィユンが無視されてんの?
え?でもなんで?
何で私じゃなくてリィユンな訳?
「バカラのネックレスですよ」
リィユンの声が聞こえなかっただけかも‥
:08/04/27 18:22
:W51CA
:☆☆☆
#54 [主]
リィユンは下を向いたままタイムカードを押しに行く
荷物置きの前にはおかんとあみサンが椅子を出して座っている
リィユンは広くはない椅子の後ろを通ろうと
私はカウンターごしからただ見ていた
:08/04/27 18:25
:W51CA
:☆☆☆
#55 [主]
‥
「‥‥ッ」
静かな店内で、誰かの声がもれる。
パタパタパタパタ‥
荷物を置いたリィユンは、私の前を走り外へ出ていってしまった。
:08/04/27 18:28
:W51CA
:☆☆☆
#56 [主]
‥え?え?
何があった訳?
まじで意味分かんない‥
「リィユン!!」
私は勢いでリィユンを追いかける
:08/04/27 18:29
:W51CA
:☆☆☆
#57 [主]
「ココチャンほっとけばぁ〜」
おかんの言葉に足を止める。
「ココチャン、バカラって高くな〜い?」
「‥‥」
こいつら‥リィユンに何したんだよ‥
:08/04/27 18:31
:W51CA
:☆☆☆
#58 [主]
てゆうかこいつらの人を馬鹿にしたような話し方がやたらと鼻につく
「リィユンに何したんですか?」
仕事中にどこかへ行くリィユンもリィユンだけど‥
「なんかムカつくねんなぁ〜ココチャンが来てから調子乗ってるしぃ〜」
:08/04/27 19:39
:W51CA
:☆☆☆
#59 [主]
私が来てからって‥
私まだ二日目なんだけど
こいらと話していてもラチがあかない
私は店の外に出る。
私がさっきまで煙草を吸っていた場所でしゃがみ込み顔をふせているリィユン
:08/04/27 19:41
:W51CA
:☆☆☆
#60 [主]
「‥リィユン」
私もリィユンの横に腰をおろし肩を支える
「‥‥ッ‥ヒック‥」
「‥‥」
:08/04/27 19:45
:W51CA
:☆☆☆
#61 [主]
隣で涙を流している人
前までは泣き虫だった私
リィユンの涙を見て
私の中の何かが壊れそうになる
だけどその何かが壊れるのが怖くて
私はまたココナに戻る
:08/04/27 23:37
:W51CA
:☆☆☆
#62 [主]
私はこれといった慰めの言葉をかける訳でもなく
一緒に泣いてあげる訳でもなく
ただ隣で煙草をふかしていた
ただリィユンの隣にいた
泣き声が聞こえなくるまで、
ただ側にいた
:08/04/28 09:04
:W51CA
:☆☆☆
#63 [主]
「何されたん?」
泣き声が聞こえなくなり私はリィユンの顔をのぞき込みハンカチを渡す
「ありがとうございます‥りゆの荷物入れ‥テッシュだらけやった‥」
‥はっ??
:08/04/28 10:38
:W51CA
:☆☆☆
#64 [主]
G.clubの荷物入れは、ロッカーとかではなく、棚の下にある小さめな荷物入れ。
昨日からの私の荷物入れの場所は決められており、リィユンと一緒の場所。
あみサンとおかんは二人で一つを使っている。
テッシュ?
私が来て開けた時は普通だったけど‥
てかテッシュって何‥
:08/04/28 10:42
:W51CA
:☆☆☆
#65 [主]
私は意味が分からずリィユンを残し店の中に戻る
リィユンと私の荷物が入っている引き出しを開ける
その光景を無視するかのようにおかんとあみサンはペチャクチャと笑いながら話している
:08/04/28 10:44
:W51CA
:☆☆☆
#66 [主]
開けたと同時に私の目に移ったもの
それは
大量のテッシュ‥
:08/04/28 10:45
:W51CA
:☆☆☆
#67 [主]
「‥‥なにこれ‥」
私の鞄は大量のテッシュで見えなくなっている
その上に仕方なしに置いたかのようなリィユンの鞄
なんて陰湿な‥
:08/04/28 10:47
:W51CA
:☆☆☆
#68 [主]
てゆうか‥
どっからこんな大量なテッシュ持ってきたんだよ
テッシュの箱5箱分以上はあるだろうテッシュの山
「‥はぁ」
:08/04/28 10:49
:W51CA
:☆☆☆
#69 [主]
もうため息しか出なかった
多分‥いや絶対‥
私が外で30分程ふけている時間にやったんだろう。
でもなぜにテッシュかが分からない。
とゆうか何のために‥
:08/04/28 10:51
:W51CA
:☆☆☆
#70 [主]
「あみサン‥こんなくだらないこと辞めません?」
私の一言にものすごい目で睨むあみサン
「はぁ〜?あみがやったって証拠でもある訳〜?」
いやいやいやいや‥
:08/04/28 10:53
:W51CA
:☆☆☆
#71 [主]
あんたら以外誰だってんだよ‥
もう相手にするだけ無駄だ
私は大量のテッシュを何回かに分けゴミ箱に捨てる
"ピンポーン"
:08/04/28 10:54
:W51CA
:☆☆☆
#72 [主]
音が鳴り店に来たのはあみサンのお客さん
その後ろに続いてチマチマと店に戻るリィユン
「あみ〜なんかりゆチャン外におったでぇ」
リィユンが何故半べそで外にいたのかを不思議そうに訪ねるお客さん
"あっ君"
:08/04/28 12:17
:W51CA
:☆☆☆
#73 [主]
今日出たし暇だな‥
そんなことを考えながら四人はあっ君に付く。
「あっ君かなりハーレムやぁん♪」
「あっ君頂きます♪」
あみサンとおかんが口々に話し出す
「あっ君、ココチャンも頂いていい?」
:08/04/28 12:20
:W51CA
:☆☆☆
#74 [主]
あみサンが私に気遣ってくれる
裏があるともしらずに‥
:08/04/28 12:21
:W51CA
:☆☆☆
#75 [主]
「初めまして‥じゃないですよね、
昨日来てましたよね。改めましてココナです」
そう、あっ君は昨日も来ていたあみサンのお客さん
あみサンの悲鳴をおかんと一緒に聞いていたお客さんだ。
「え‥俺お前嫌いやし」
:08/04/28 12:24
:W51CA
:☆☆☆
#76 [主]
「‥‥」
嫌いって‥
私あんたとも会うの二回目じゃん
あみサンは"ざまぁみろ"と言わんばかりにこっちを見てくる。
私って嫌われ者だな〜なんて軽く思いながら携帯を片手に外へ出る
嫌われ者はおとなしく営業でもしよ〜‥
:08/04/28 13:08
:W51CA
:☆☆☆
#77 [主]
あとからリィユンに聞いた話
おかんとあみサンは私に昨日いきなり足を踏まれたと、あっ君に言ってたらしい。
知り合って間もない人にいきなり足を踏む奴がどこにいんだよ
「しもしも〜!りょうチャン今から強制G.club」
:08/04/28 13:11
:W51CA
:☆☆☆
#78 [主]
私はサキとよく行っていたBARのマスターに電話をかけた。
あれだけ通っていて、かなり仲良くなっていたから
「おぉ〜?ココチャンが営業とか珍しいなぁ、てかG.clubで今働いてるん?」
Gマスは西街.東街でもかなり名の通っている人
:08/04/28 13:14
:W51CA
:☆☆☆
#79 [主]
Gマスの下で働いていることに少し驚きながらも、今から店を抜けて来てくれると言ってくれた。
「ダッシュできて〜ココチャンいじめられて泣きそうやからぁ」
笑いながら電話を切り、私は店に戻りトイレ掃除をしていた
一人に四人も付く必要ないし
あっ君私のこと嫌いで飲ませたくもないみたいだし‥
:08/04/28 13:18
:W51CA
:☆☆☆
#80 [主]
一人でもくもくとトイレを磨き
「めっさ綺麗になった」
独り言
カウンターからは笑い声が聞こえる
リィユン以外の。
:08/04/28 13:20
:W51CA
:☆☆☆
#81 [主]
"ピンポーン"
タイミングよくりょうチャンが店に付き私はすぐさま駆け寄る。
「あみサン、リィユンと私であっち付きますね」
リィユン居づらそうだし
「‥‥」
:08/04/28 13:23
:W51CA
:☆☆☆
#82 [主]
無視かい!
返事ももらえず私はリィユンに指示をして二人でりょうチャンの席に付く
りょうチャンはリィユンにも優しくて三人盛り上がっていた。
リィユンが笑顔に戻ってよかった‥
:08/04/28 13:25
:W51CA
:☆☆☆
#83 [主]
「お!さっそく派閥か?」
さすがりょうチャン
マスターをやっているだけ、空気をよくよんで周りを見ている。
「てかココチャンなんか変わったな」
「ん〜?どこが?」
りょうチャンと会うのは最後にサキと一緒BARに行ったぶり
:08/04/28 13:28
:W51CA
:☆☆☆
#84 [主]
「なんやろなぁ、なんかスレタよな」
ケタケタと笑いながら話すりょうチャン
りょうチャンはサキ以外にも圭チャンや兄チャンのことも知っている。
とは言っても私が相談とかしてたからだけど
「そお?」
スレタと言われてもよく分からない
:08/04/28 13:31
:W51CA
:☆☆☆
#85 [主]
「‥サキちゃん」
手でグラスの氷を回しながら言いづらそうに懐かしい名前を出す
私の手も止まる
「サキちゃん心配してたで」
サキは今でもたまにりょうチャンの店に来ているみたい
来るたびに"ココナが心配"そう言っていると。
:08/04/28 13:34
:W51CA
:☆☆☆
#86 [主]
「そっか‥」
りょうチャンからそう聞いたものの、今はサキに連絡しようと思わない
人と関わりたくないんだ‥ー
「なんかりゆチャンとサキちゃんって似てるな」
リィユンのほうを向きリィユンが知らない名前を出し、似ていると言う。
:08/04/28 13:38
:W51CA
:☆☆☆
#87 [
遥
]
あげます

:08/04/29 13:09
:D905i
:☆☆☆
#88 [我輩は匿名である]
:08/05/01 21:59
:INFOBAR2
:☆☆☆
#89 [主]
>>86続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サキとリィユン‥
「サキさんってどんな人なんですか?」
確かに‥私は友達と呼べる友達はサキだけ。
上辺だけの友情なんてめんどくさいだけ
サキも同じような考えだったんだろう
毎日二人だった
:08/05/04 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#90 [主]
私がサキ以外に仲良くしているのは今ではリィユン
会って二日目だけど、なぜだかリィユンをほっとけない自分がいる。
「可愛くて、明るくて、りゆチャンみたいな子だよ」
優しくて
友達思いで
純粋で
バカで
:08/05/04 20:50
:W51CA
:☆☆☆
#91 [主]
強がりで
泣き虫で‥
似てるのかもね
素直な感情を表に出すリィユン
感情を閉じ込めてしまったココナ
:08/05/04 20:52
:W51CA
:☆☆☆
#92 [主]
天秤にかけたら、真っ直ぐになるね。
サキ。
元気ですか?
:08/05/04 20:54
:W51CA
:☆☆☆
#93 [主]
私は元気です。
なんて、ありきたりな返事は出来ないけど
頑張ってるよ
ココナは頑張ってるから、
サキはただ
笑顔で毎日を過ごしてね。
今の私にはそう願う事しか出来ない‥ー
:08/05/04 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#94 [主]
次の日
夕方にリィユンから連絡が入る
「‥ふわぁい」
リィユンの電話に体を起こす
「ココナサン‥りゆ今日9時に行っていいかな?」
今日もリィユンは十時入り。
:08/05/04 21:00
:W51CA
:☆☆☆
#95 [主]
「‥ん〜?別にいいんちゃん?」
てゆうかGマスに聞けば早いのに‥
今日は一人も予定入ってないや‥
:08/05/04 21:02
:W51CA
:☆☆☆
#96 [主]
九時より少し早めに出勤すると言うリィユン
また何でだろう。
私は昨日と同様店の片づけを一人でしていた
「おはようございます」
言ってた通り早くにくるリィユン
:08/05/04 21:19
:W51CA
:☆☆☆
#97 [主]
「ココナサン一人で片づけやってるんでしょ?りゆも手伝う」
そのためにわざわざ早く来たと言う
G.clubは洗い物を含め全て次の日にやる。
だけど私はあまりそのシステムが気に食わなかった。
食べたら食器を洗う
散らかしたら片づける
:08/05/05 11:52
:auCA37
:☆☆☆
#98 [主]
当たり前の事だと思う
あみサン達はopenギリギリにくる
私はopen10分前には店を開けたい
看板を付けたい
「ココナサン何型?」
「クワガタ」
典型的なA型
:08/05/05 11:55
:auCA37
:☆☆☆
#99 [主]
そうこうしている内にあみサンとおかんが出勤してくる
リィユンが早くに来ていることにグチグチと文句を言うあみサン
また始まった‥
これから毎日こんな日が続くのかと思うと憂鬱で仕方ない
「‥うるさいなぁ」
:08/05/06 21:34
:W51CA
:☆☆☆
#100 [主]
言い返すだけ無駄
ラチがあかない
だからほっておく
そう決めたはずだったのに、つい口が滑ってしまった‥
「はぁ?」
あちゃぁ〜‥
:08/05/06 21:36
:W51CA
:☆☆☆
#101 [主]
ものすごく睨まれる
ここ3日で人に睨まれるのが慣れた私がやだよ
「てかさぁ、ココチャンそこまであみに喧嘩売るなら‥」
嫌な予感‥
:08/05/06 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#102 [主]
「あみの売り上げ抜いてからにしてくれへん?」
あみサンの売り上げ‥
なんでそうなるのかなぁ
確かに周りにも言われてきた
"あみチャンの売り上げ抜けよ"
:08/05/06 21:40
:W51CA
:☆☆☆
#103 [主]
負けず嫌いな私は、抜いてやろうじゃん
どうせ黒字にも出来ていない程度の売り上げでしょ
そんな考えだった。
だけど知らなかったんだ
いくら赤字とは言え、今のG.clubは、ほとんどがあみサンのお客さんだって。
現在お客さんを持っていないに等しい私に、勝ち目はあるんだろうか。
:08/05/06 21:43
:W51CA
:☆☆☆
#104 [主]
それに、売り上げをもし抜いたとしても、あみサンはリィユンや私に対する嫌がらせを辞めるのだろうか。
あみサンやおかんが先輩だし、あまり口答えは正直したくない
だけど黙って見ているふりができない私は、いつも言い返してしまう。
私が後輩らしく、何をされても唇を噛みしめ黙っておくべきなのか
:08/05/06 21:46
:W51CA
:☆☆☆
#105 [主]
"努力しなさい"
"努力しても必ず成功するとは限らない"
だけど
"成功した人は必ず努力をしている"
Gマス?
努力したら
今努力したら
私も、リィユンも笑えるかな?
:08/05/08 16:40
:W51CA
:☆☆☆
#106 [主]
「Gマス‥あみサンの売り上げっていくらくらいなんですか?」
いつものM2で飲みながら話を切り出した。
「え?」
きょとんとした顔で私を見るGマス
「いやぁ‥Gマスもみなみサンも、ましてや本人のあみサンまでもが、あみサンの売り上げを抜けって言うから気になって」
:08/05/08 16:43
:W51CA
:☆☆☆
#107 [主]
「ん〜‥まぁ来月の売り上げ担当表見たら分かるやん?」
あみサンにまで言われたことに対して少し驚いているみたい
「来月‥ですか‥」
今日店を閉めると同時に、あみサンに言われた言葉を思い出す
:08/05/08 16:46
:W51CA
:☆☆☆
#108 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「あみの売り上げ抜かれへんねやったら口答えすんなよ」
投げ台詞を吐き
あみサンは帰って行った。
口答え‥
私の今やっている事は口答えになるのかな。
:08/05/08 16:48
:W51CA
:☆☆☆
#109 [主]
上司にも
先輩にも
何も言わず"はい、はい"と頷くことが必ずしも正しいのだろうか。
私がまだまだ子供なのだろうか
あみサンの売り上げを抜いたら、私があみサンの先輩になる訳じゃない
みんながトップに立ちたがる世界
:08/05/08 21:10
:W51CA
:☆☆☆
#110 [主]
私だってトップになりたい
出来るものならあみサンを抜きたい
だけど
トップに立って
満足するのかな
トップを目指す自分が終われば
その次には何を目指すのか
:08/05/08 21:13
:W51CA
:☆☆☆
#111 [主]
だけど今は
やっぱり
上を目指す
今の目標はあみサンの売り上げを抜く
一枚の大きな壁が、今ココナに立ちはだかる。
それは大きいだけで、薄っぺらいのか‥
:08/05/08 21:15
:W51CA
:☆☆☆
#112 [主]
"誰かを目標とするのはいいことだよ"
Gマスに言われた言葉
確かに誰かを目標とすれば、成長すると思う
あみサンを抜きたい
だけど私はあみサンを目標とはしていない
嫌いだからとか
そんなんじゃなくて
:08/05/08 21:35
:W51CA
:☆☆☆
#113 [主]
あみサンのやりかたとは真逆だし
私がもし何かを目標を持つのなら
ココナを目標だと言ってくれる人が現れるのが私の目標
そんな人間になりたい
:08/05/08 21:37
:W51CA
:☆☆☆
#114 [主]
「ココチャン番号教えてよ」
今私に番号を聞いているのは
誰でもない
あみサンのお客さん。
:08/05/08 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#115 [主]
マニュアルには
"他の女の子の担当には自分から連絡を聞いてはならない
お客様を取った取られたの、もめる原因の一つ
だけどお客様から聞かれた場合は教えてもよい
お客様の自由"
そう書かれている
:08/05/08 21:40
:W51CA
:☆☆☆
#116 [主]
今まさにその状況だ。
「はい♪」
私はお構いなしに笑顔で番号の書いた名詞を渡す。
「何なわけ人の客奪って」
私の前には怒りを露わにするあみサン
:08/05/08 21:43
:W51CA
:☆☆☆
#117 [主]
奪うつもりはない
奪った訳でもない
お客さん次第じゃん
永久指名のキャバクラじゃあるまいし。
「お客さんの自由でしょ、あみサンに飽きたんじゃない?」
:08/05/08 21:46
:W51CA
:☆☆☆
#118 [主]
かなり飲んだ私は酔いがまわり、喧嘩越しの態度になってしまう
お酒がグルグル回りながらも、自分の立場に置き換えて考えてみた。
もし豊君があみサンに番号を聞いたら‥
仕方ないじゃん‥
:08/05/08 21:49
:W51CA
:☆☆☆
#119 [主]
「本間お前生意気やな」
私はまた黙ったままカウンターにある引き出しの前に立つ。
引き出しをあけ、一枚のマニュアルを手にとり、あみサンの胸に押し付けた。
「‥ッマニュアルが何わけっ」
:08/05/08 21:51
:W51CA
:☆☆☆
#120 [主]
「あみサンのお客さんを取る気なんてない。だけど私達の仕事はお客さんの笑顔を見る事でしょ、
お客さん第一に考えてください」
「綺麗言ばっか並べんな」
確かに、この時の私はこの言葉を心底言っていただろうか。
だけど綺麗言でも並べていないと
自分に言い聞かせないと、やってけないんだ‥。
:08/05/09 19:03
:W51CA
:☆☆☆
#121 [主]
この日から、あみサンのお客さんから連絡先を聞かれる事が多々あった。
あみサンにはやっぱりグチグチ言われながらも、陰でおかんに悪口を言われながらも、私は自分のやり方を変えようとしなかった。
毎日のようにお客さんとメールをする日々。
「ココチャ〜ん今から行くわぁ」
お客さんから一本の電話が入る
:08/05/10 21:59
:W51CA
:☆☆☆
#122 [主]
「はぁい♪」
電話を切りカウンターにボトルの用意をする。
「はっ?佐藤サン来るん?」
ボトルのパネルを見て目つきが変わるあみサン
そう、あみサンのお客さん。
「今電話ありました」
:08/05/10 22:07
:W51CA
:☆☆☆
#123 [主]
「だからあみの客やって言ってるやんかっっ!!」
ーードンッ
私を壁に押しつけ身動きが取れない状況になる
お客さんは誰もないな中、おかんとリィユンは少し怯えながら二人を見る
私は
ただあみサンを睨んだ
:08/05/10 22:10
:W51CA
:☆☆☆
#124 [主]
何も怖くない
ただ今にも殴りかかりそうなあみサン
両手で壁を押さえつけられ動けない
「‥ッにすんねんっ!!」
:08/05/10 22:12
:W51CA
:☆☆☆
#125 [主]
ロングの髪の毛を思い切り引っ張られる
この頃はまだエクステがそれ程はやっていなく、今より値段が高かった
そのエクステを引っ張られ、地毛と一緒にパラパラと金色の髪が何本か床に落ちる
どうして私がこんな目に合わなければいけないんだろう
:08/05/10 22:18
:W51CA
:☆☆☆
#126 [主]
毎日おかんとあみサンに悪口を言われ
それ以外は無視をされ
一緒にお客さんに付いても、話の輪にさえいれてもらえず
いつまで我慢をしろと言うのだろう
どうして私はこんな事までされ、この場所にいるんだろう
:08/05/10 22:21
:W51CA
:☆☆☆
#127 [主]
‥
自分が分からない
あの人を失った日から全てが分からない
誰か手を差し伸べてよーーー
これは無い物ねだりなのかな。
自分が一番可哀想とでも思っているのかな‥
:08/05/10 22:24
:W51CA
:☆☆☆
#128 [奈々]
更新楽しみ

:08/05/11 16:38
:SH904i
:☆☆☆
#129 [主]
悪口を言われたっていい
嫌がらせを受けたっていい
辛いとか
悲しいとか
何も感じないから。
ただ、私を見て、悲しそうな目をして
涙を浮かべる人がいるから
リィユン‥
あみサンは本当に私がお客さんを奪ってると思ってるの?
:08/05/12 11:25
:W51CA
:☆☆☆
#130 [主]
「なんでっ‥お前が来てから‥お前なんかおらんかったらっっ」
私がいなければ
あみサンはお客さんにチヤホヤされる
私がいなければ
前のG.clubあみサンのやり方でやっていける
あみサンはそう言った。
:08/05/12 11:28
:W51CA
:☆☆☆
#131 [主]
私がG.clubに来てから、あみサンが自分のお客さんに付いていても
「ココチャン付けてよ」
「交代まだ?」
あみサンからしたら、高い高いプライドがどうしても邪魔しているんだろう。
"あみの客やのに"
そればかりを繰り返していた
:08/05/12 11:31
:W51CA
:☆☆☆
#132 [主]
「今月だって、あみの方が売り上げ勝ってるんやから!!」
まだ今月の担当売り上げは出ていない
だけど、確かに分かる。
私は豊君とルビーKのお客さんがたまに来てくれるくらい。
おかんとリィユンは全くと言う程お客さんを持っていない。
あみサンのお客さんが毎日毎日店に来る
:08/05/12 11:34
:W51CA
:☆☆☆
#133 [主]
だけど新規のお客さんが来たら、あみサンよりか、お客さんはココナに連絡先を聞く。
あみサンのお客さんまで私に連絡先を聞く
ましてや自分のお客さんに付いているのに、ココナに変われと言われる。
自惚れている訳ではない。
ただ、あみサンのやり方だった静かなG.clubから、いきなり来たココナのやり方の賑やかな店が、お客さんからしたら新鮮なんだろう。
:08/05/12 11:37
:W51CA
:☆☆☆
#134 [主]
だけど、一部のあみサンのお客さんからは嫌われてもいた。
あっ君や
あみサンに惚れ込んでるお客さん
その人たちからしたら、"ココナはうるさい"
"あいつが来てからゆっくり飲めやしない"
そんな言葉も言われたりした。
だけど私は気にしない
言いたいだけ言ってればいいじゃん
:08/05/12 11:40
:W51CA
:☆☆☆
#135 [主]
「‥アホらし」
私は右足であみサンの膝を蹴り、抜けてしまった自分の髪の毛を見つめながら、店の外に出る。
煙草を取り出し火を付ける
G.clubの前にはホストクラブがある。
そこのホスト達はよく外で呼び込みをしている。
いつも一人しゃがみ込み煙草を吹かす私が珍しいのか、ジロジロとした視線を感じる
:08/05/12 11:45
:W51CA
:☆☆☆
#136 [主]
>>128奈々サン
久々のレスやる気でました☆
ありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/05/12 11:45
:W51CA
:☆☆☆
#137 [主]
「あのぉ‥ココナサンですよね?」
髪が金髪のスーツを来た、少し背の低めな一人のホストにいきなり声をかけられ、私は顔を見上げる
(あぁ〜たまに呼び込みしてる子だ)
そんな風に思いながらも私は煙草の火を消し店に戻る
何で名前知ってるんだろう?
そんな小さな疑問はすぐに忘れる
:08/05/12 15:13
:W51CA
:☆☆☆
#138 [主]
さっき電話があったお客さんや他にもパラパラと店に来、店内は賑やかになる。
今日はあみサンが伝票担当
私は佐藤サンの担当を誰に付けるのかを気にしていた。
お酒を作りに行く時に、伝票に目をやる
担当ーなし
担当欄には誰の名前も書かれていなかった。
:08/05/12 16:10
:W51CA
:☆☆☆
#139 [主]
私は腹が立ち
「あみサンちょっと」
奥の厨房へと呼ぶ。
「なに?酒でもかける気?」
鼻で笑いバカにしたように話すあみサン
本当にかけてやろうかとも思った
:08/05/12 16:12
:W51CA
:☆☆☆
#140 [奈々]
なんか、すごく共感できるんです

私も水商売してたし。風俗やし軽蔑されるけど

ずっと読んでて、きっと主さんはやさしい人なんだなって思います

傷付いたことって癒されることはあっても消えないですよね。 感想スレじゃないのに失礼しました(*_*)
:08/05/13 00:13
:SH904i
:☆☆☆
#141 [主]
奈々サン
コメントありがとうございます♪
感想板に返事しますね(*^-^)b
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/05/13 20:48
:W51CA
:☆☆☆
#142 [主]
>>139続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
佐藤サンは私に連絡をして来てくれると言った
あみサンも、もう気づいているはず。
佐藤サンはあみサンから私担当に変わったと。
「佐藤サンの担当欄空白ですね」
:08/05/13 20:50
:W51CA
:☆☆☆
#143 [主]
「書きたいなら書けば?人の客取ってまで金もらいたなら書けば?」
お金が欲しいから担当の事を言ってるんじゃない
あみサンの筋の通らない意見はもういいよ
私はカウンターに戻り佐藤サンの担当欄に自分の名前を書く
おかんがその様子を見て驚いていたけれど、そんなの関係ない。
:08/05/13 20:54
:W51CA
:☆☆☆
#144 [主]
好きでもないメールを毎日繰り返し
店に来てくれるお客さんを楽しませ
まだ少ししか働いていないけど、私の結果は潰されたくない
"ピンポーン"
お客さんが来る合図と共に一斉に出迎えする。
:08/05/13 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#145 [主]
「初めましてココナです♪」
「初めまして、たかって呼んでな」
この日初めてG.clubに来た新規のお客さん、たかチャン。
たかチャン‥
元気にしていますか‥ーー?
:08/05/13 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#146 [主]
「俺たつお♪」
たかチャンと一緒に来店した、たつおサン
「ココナチャンのあだ名モモチャンに決定〜♪」
たつおサンが私の服装を見て意味の分からないあだ名を付ける
私はこの日、まっぴんくのワンピースを着ていた
「あはは(笑)可愛いじゃないですかぁ♪」
:08/05/13 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#147 [主]
たかチャン
ごめんね‥
ありがとうと言う言葉より、謝罪の三文字しか、言えないよ‥
:08/05/13 21:07
:W51CA
:☆☆☆
#148 [主]
振り回して
振り回して
たかチャンを苦しめて
悲しませ
もてあそんでいたと言われても否定できない
あなたのたくさんの涙
今でも忘れられないよ‥‥
:08/05/13 21:09
:W51CA
:☆☆☆
#149 [主]
この頃の私に
"罪悪感"なんて言葉は存在したのかな。
私を好きだと言ってくれた
ココナじゃなく
梓が大好きだと言ってくれた
たかチャン
出会った頃が悪かったのかな‥
:08/05/13 21:12
:W51CA
:☆☆☆
#150 [主]
そんな最低だった私を含め
あなたは好きだと言ってくれました
"あっチャンが好きやから何でも我慢できるねん"
あっチャンが好きやから‥
あなたはいつもその言葉を口にしていたねーー
:08/05/13 21:28
:W51CA
:☆☆☆
#151 [主]
"あっチャンが好きやから‥"
あっチャンが‥あっチャンが‥ーー
嬉しかったんだよ
本当に久しぶりに"梓"を見てくれる人が現れて‥
だけど‥
この時の私は、何もかもを見失っていたんだーーーー
:08/05/14 01:32
:W51CA
:☆☆☆
#152 [主]
「モモチャン」
ビールを注ぐ私の手を握り付いたばかりのあだ名で呼びかけるたかチャン
「はぁい♪」
たかチャン‥
私ね、周りに自意識過剰と言われながらもビックリするくらい自分に自信があったんだ。
だけどね、あの頃の私をあれ程想ってくれるなんて思いもしなかったの
:08/05/14 14:48
:W51CA
:☆☆☆
#153 [主]
たつおサンはあみサンを気に入ったらしく、盛り上がっている。
私は佐藤サンの席に戻る
時間がたち、たかチャンとたつおサンがチェックをすませると、たかチャンは私を呼んだ。
私とあみサンで店の外まで見送りに出る
「モモチャン番号教えて」
:08/05/14 14:51
:W51CA
:☆☆☆
#154 [主]
教えなければ
この時名詞を渡さなければ
たかチャンをあんなに苦しめずにすんだのかな‥
だけど、あなたなら必ずこう言うんだろうね‥
"俺の涙の分、あっチャンは笑って"
:08/05/14 14:53
:W51CA
:☆☆☆
#155 [主]
喧嘩をしても
言い合いになっても
原因はいつも私にあるのに
あなたが先に謝る
逆ギレをする私に
あなたはいつも言う
"あっチャン‥笑って‥"
:08/05/14 14:57
:W51CA
:☆☆☆
#156 [主]
たかチャン、私笑えていたかな?
あなたの隣で笑えていたのかな。
:08/05/14 14:59
:W51CA
:☆☆☆
#157 [主]
この日から、たかチャンは毎日のように連絡をしてきた
私は営業だとたかチャンの気持ちに答える
初めて同伴をした日たかチャンは私の本名を聞く
「‥‥あずさ」
本当の自分の名前を名乗るのに、なぜか抵抗があった。
:08/05/14 15:05
:W51CA
:☆☆☆
#158 [主]
「ならあっチャンやな♪」
初めて呼ばれるあだ名に少しくすぐったい気持ちになる
【たかチャン】
30歳.独身
たかチャンと梓の恋愛は、もうそこまできていたね。
偽りの恋愛が‥ーー
:08/05/14 17:07
:W51CA
:☆☆☆
#159 [主]
ココナじゃなく
梓を好きになってくれた
ココナじゃなく
私自身をいつも見てくれた
なのに私は
いつもココナであなたを見ていた
偽装恋愛‥
:08/05/14 17:10
:W51CA
:☆☆☆
#160 [主]
「あっチャン明日空いてる?」
今日は土曜日。
日曜日は私は出来る限り休みをもらっている
日曜日も祝日も関係なしに開けているG.clubは、当たり前のように休みがない
ゴールデンウイークもお盆も正月も毎日店を開けていると言う。
詳しく言えば、私が来てから店の休みをなくしたみたい。
:08/05/15 20:49
:W51CA
:☆☆☆
#161 [主]
だけど全くの休みがなしじゃ、体がもたない。
日曜日は月に二度程休みをもらい、他の日曜日はあみサン達が入っている。
その分、あみサンは私と交代で日曜日を休んでいる。
明日は久しぶりの休み。
私は休日を遊技に使う訳でもなく、ただ家でボーっとしている
どこに行く気もしない
遊ぶ相手もいない
:08/05/15 20:54
:W51CA
:☆☆☆
#162 [主]
お客さんから誘われても、休日は断る。
誰と会う気もしない
「空いてるけど‥」
なのにどうして、私はこの時、たかチャンの誘いだけは断らなかったのかな。
「なら遊びに行こう!!」
私は"遊び"と言う言葉が嫌い
:08/05/15 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#163 [主]
ボーリングやカラオケbox、そういう遊びが苦手
「ご飯ならいいけど‥」
どうしても、飲みやご飯になってしまう。
周りの10代.20代のように遊ぶという事を知らない。
めんどくさいだけ‥
「やったぁ♪ほんじゃ明日な!」
:08/05/15 21:00
:W51CA
:☆☆☆
#164 [主]
30歳の人が子供のように満面の笑みで喜ぶ姿
(私なんかとプライベート過ごしても面白くないのに‥)
:08/05/15 21:03
:W51CA
:☆☆☆
#165 [主]
私がアイスを変えにいこうと厨房に行くとあみサンも後を追うようにミネをかえにくる。
「次は枕かよ」
ガランゴロン♪と大きく鳴るアイスの音にもみ消される訳はなく、その言葉ははっきりと耳に聞こえる。
枕‥‥ばっかじゃないの。
:08/05/16 16:27
:W51CA
:☆☆☆
#166 [主]
ご飯行くだけだし
飲みに行くだけだし
アホらし
そうこの時は思っていた
そう‥この時は‥ー
:08/05/16 16:28
:W51CA
:☆☆☆
#167 [主]
たかチャン‥枕営業って言われちゃったよ‥
確かに‥言われても仕方ないんだよね‥
だけどね、今になって胸が痛むの
何でだろうね
自業自得なのに‥
:08/05/16 16:31
:W51CA
:☆☆☆
#168 [主]
リィユン、私のやった事は"枕営業"とサイトに書かれても、仕方なかったのかな
サイトにいくら書かれたって
陰口言われたっていい
そうずっと思ってた。
なのに、たかチャンの件だけは、分からなかったんだ。
あれだけ私に尽くしてくれて想ってくれた、たかチャンに、色をかけていたのは事実。
:08/05/16 16:34
:W51CA
:☆☆☆
#169 [主]
.
だけどね、たかチャン‥好きだったんだよ
確かに私はたかチャンが好きだった
だけど、"仕事"
そう考えるたびに、私は"ココナ"に戻っちゃうの。
梓で接しようと思うのに、知らぬまにココナに戻っちゃう
:08/05/16 16:37
:W51CA
:☆☆☆
#170 [主]
たくさんいる中
これから出会う中で
たかチャンが最初で最後でした
色恋.枕営業
:08/05/16 16:39
:W51CA
:☆☆☆
#171 [主]
そう周りに言われ
否定出来なかったのは‥‥。
:08/05/16 16:40
:W51CA
:☆☆☆
#172 [主]
二股
浮気
色恋
枕営
.
.
裏切り者‥
サイトに何度も何度も書き込まれた言葉
見たくなくても誰かが見せてくる夜サイト
図星だからこそ
言い返さなかった
ううん‥言い返せなかった‥‥。
:08/05/16 17:26
:W51CA
:☆☆☆
#173 [主]
「自分の客とは枕してあみの客は奪って、本間根性悪い」
あみサンの言葉にイライラする毎日
「男好き」
毎日の嫌みや悪口は誰に当たる訳でもなく、気にしないように‥気にしないように‥なのにやっぱり自分の中に溜まっていくばかりで
:08/05/16 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#174 [主]
そんな毎日の中で
たかチャンという
優しすぎる一人の男性に出会う
本当に優しすぎた
優しすぎて‥その優しさがたまに腹立たしくなり、あの時の私の苛立ちは、全てあなたにぶつけてばかりだったね‥。
:08/05/16 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#175 [
遥
]
アゲ


:08/05/18 15:51
:D905i
:☆☆☆
#176 [主]
「あっチャンあっチャン!何食べたい?」
次の日、夜から初めてたかチャンとのプライベート。
正直あまり乗り気じゃない私はテンションが上がらない
「何でも」
こうゆう返答が一番困るっていうよね‥
:08/05/19 21:05
:W51CA
:☆☆☆
#177 [主]
「てかあっチャンいつもと雰囲気違うな♪」
いつも丁寧に長い髪を巻き、オシャレをし、明るいニコニコのココナは今ここにいない。
髪はストレートでキャップをかぶり、サングラスをかけ、ジーパンにスニーカー
そして一度も笑わない私。
:08/05/19 21:07
:W51CA
:☆☆☆
#178 [主]
「たかチャン元気やね」
人事のようにしれっと話す
「だってあっチャンとおれるんやで!!」
やっぱり分からないなぁ‥
というかたかチャンを掴めない
「ふ〜ん」
(って‥私すごい感じ悪いよね)
:08/05/19 21:12
:W51CA
:☆☆☆
#179 [主]
「それがあっチャンの素?」
私の素‥
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「喜怒哀楽激しいよなぁ(笑)
梓って色んな音を奏でる音符みたい」
ふと昔の自分を思い出した
:08/05/19 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#180 [主]
「さぁ‥」
自分で自分が分からないから
ドレミファソラシド
そんな喜怒哀楽を表すような音
ピアノのフタを閉めてしまった自分
:08/05/19 21:19
:W51CA
:☆☆☆
#181 [主]
「おぉ〜モモチャンやぁん♪」
何を食べたいとはっきりしない私を連れてきたのは
たつをサンもいる鉄板焼き屋さんだった。
「たちゅを〜その姉ちゃんだぁれぇ」
たつをサンの後ろからヒョコッと可愛らしい男の子が顔を出す
:08/05/19 21:22
:W51CA
:☆☆☆
#182 [主]
「こらっ!パパって呼べって言うてるやろ!」
たつをサンの子供だと分かり私はパーッと顔が明るくなる
たつをサンの子供だからという意味ではないけれど、私は子供が大好き
「ねぇちゃんあそぼー!!」
人見知りを全くすることなく私の服の袖を引っ張る
:08/05/19 21:25
:W51CA
:☆☆☆
#183 [主]
「うんっ♪遊ぼ遊ぼー♪
あ!たかチャン私生ビールね!」
お酒だけたかチャンに伝えると、私とたつをサンの子供、コウキ君は店の外に出る
「コウキ君〜鬼ごっこするぞぉ♪」
「ねぇちゃん鬼だぁ♪」
コウキ君と目の前の駐車場で鬼ごっこを始める私達
:08/05/19 21:29
:W51CA
:☆☆☆
#184 [主]
「はぁ‥ハァ‥」
は‥早い‥
ちょこまかと逃げ回るコウキ君にヘトヘトな私
「コウキ君〜お姉ちゃん疲れたぁ」
「ねぇちゃんの負けぇ♪」
そう言って私の側にテクテクと向かってくるコウキ君
:08/05/19 21:32
:W51CA
:☆☆☆
#185 [主]
「‥捕まえたぁ〜♪」
勝負は終わったと思いこんでいたコウキ君は
「うわぁ!ねぇちゃんズルいズルいズルい!!」
可愛らしくホッペタを膨らましスネル
「えへへ♪お姉ちゃんを甘く見ちゃいけませ〜ん♪」
そんな私達の姿をずっと見ていたのは
たかチャンだった。
:08/05/19 21:35
:W51CA
:☆☆☆
#186 [主]
:08/05/19 21:42
:W51CA
:☆☆☆
#187 [主]
店のガラス越しにずっと見ていた、たかチャン
最後まで言ってたね
お客さんへの笑顔より誰に向ける笑顔より
コウキ君にむけた私の笑顔に一番嫉妬したって‥
:08/05/20 18:46
:W51CA
:☆☆☆
#188 [主]
「子供に嫉妬とかアホちゃん」
そう返す私に
「俺の前でも、お客さんの前でも本当に笑っているとは思えなかった
あっチャンの本当の笑顔‥俺にも向けてほしかったな‥」
あっチャンの本当の笑顔を見たのはコウキといる時だけだった
:08/05/20 18:49
:W51CA
:☆☆☆
#189 [主]
そう言って
あなたは去っていきました
そんな寂しそうな顔で言わないでよ‥
ねぇ‥たかチャン‥
たかチャンはこんな私といて笑顔になれていましたか‥ーー
私は大切な人を悲しませてばかりだね‥
:08/05/20 18:52
:W51CA
:☆☆☆
#190 [主]
本当に優しい人を
私は傷つけ‥
たかチャン‥
いつかまた出会ったら、私は笑うから
あなたに向けて
最高の笑顔で笑うから‥
だから、あなたはいつまでも笑顔でいてくださいーーーー‥
:08/05/20 18:54
:W51CA
:☆☆☆
#191 [主]
「コウキ君」
「なぁにぃ〜?」
鬼ごっこが終わり店に戻ろうとするコウキ君を呼び止める
私はコウキ君と同じ高さにしゃがみ込む
「パパのこと好き?」
「うんすきぃ」
満面の笑みで答えるコウキ君
:08/05/20 20:51
:W51CA
:☆☆☆
#192 [主]
(可愛いなぁ)
子供の笑顔って、どうしてこんなにも気持ちを優しくしてくれるんだろう
「なら"パパ"って呼んであげよっか」
ずっとたつをサンの事を名前で呼んでいたから、コウキ君も恥ずかしい気持ちがあるんだろう
「えぇーいややぁ」
:08/05/20 21:52
:W51CA
:☆☆☆
#193 [
]
:08/05/21 20:27
:P902iS
:☆☆☆
#194 [
あまっ子
]
応援してるから頑張ってねぇ


:08/05/22 15:40
:P904i
:☆☆☆
#195 [主]
またホッペタを膨らまし恥ずかしいのか下をむくコウキ君
「鬼ごっこ負けたのに言うこと聞かないの?」
「あれはオネェチャンのズルやんかぁ〜!!」
生意気だな‥
「キャ〜やめてやめてやめてキャ〜キャハハハハハ」
言うことを聞かないコウキ君の横っ腹を思い切りこしょばす私
:08/05/23 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#196 [主]
「オネェチャンきらいきらいきらい〜!!」
小さな体で私の腕をすり抜け足場に店へと戻る
「‥あ、逃げられた」
私も続いて店に入ろうとすると、店の中から先にドアのノブに手をけ、外に来ようとするたかチャン
「パパ!!!」
:08/05/23 20:52
:W51CA
:☆☆☆
#197 [主]
ドアが鈍い音をたて少し開いたと同時に大きな声が聞こえる
たかチャンも思わずドアを開けっ放しにする。
私は店の中にいるコウキ君に向かって笑顔でピースした
コウキ君は右手でアッカンべーと相変わらず素直じゃないけど、すっごくこの時、私の心が暖かくなった。
:08/05/23 20:55
:W51CA
:☆☆☆
#198 [主]
春の風のような
優しい風が
私の体に入り
優しい気分になる
「あっチャン、ドライブ行こっか」
ドアを閉めたたかチャンは私の手を取り歩き出す
たかチャンの左手には私の荷物
:08/05/23 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#199 [主]
「え‥でもビール‥」
まだ何も飲んでなければ食べでもいない‥
「コウキとたつを二人にしてやろ」
初めてパパと呼んだコウキ君と
初めてパパ呼ばれたたつをサンに気を利かせたみたい。
私は、そうだねとだけ言い自然と繋がれた手を離そうとする
:08/05/23 21:00
:W51CA
:☆☆☆
#200 [主]
だけど、ギュッと握られた手は離れなくて
たかチャンをチラッと見てもこっちを向いてはくれなくて
助手席のほうへ回ると自然に手が離れる
車内では静かな時間が流れた
:08/05/24 11:23
:W51CA
:☆☆☆
#201 [主]
「あっチャンお腹減ってるよな?」
「えっ‥あ‥うん」
会話だけならありきたりなのに
口を開いたと思えば、たかチャンの左手は私の右手のうえへ‥
「たかチャン手繋ぐの好きやね」
(煙草吸いたいのに‥)
:08/05/24 11:26
:W51CA
:☆☆☆
#202 [主]
「えっ‥あ、ごめん、嫌やった‥?」
パッと手を離し、申し訳ないような顔をされ、何とも言えない。
「‥別に嫌じゃないけど」
たかチャン?
手の温もりって不思議だね
:08/05/24 11:29
:W51CA
:☆☆☆
#203 [主]
手を繋ぐ
カップル達が当たり前のようにしている
でもね、手を繋ぐって
簡単なことじゃなく、私にはすごく重くて‥儚くて‥大切なことだと思うんだ
たかチャン‥
そうだよね‥?
:08/05/24 11:34
:W51CA
:☆☆☆
#204 [主]
一度繋がれた手は
互いの温もりが感じられ
離したくない
ずっとずっと手を繋いでいたい
だけど
手を離すのは簡単で
離された手を
もう一度繋ぐのは
なかなか出来ない事でーー
:08/05/24 20:40
:W51CA
:☆☆☆
#205 [主]
「あっチャン‥」
「‥ん?」
何だろう
この少し重たい空気は‥
「好きになっても‥いい‥かな、」
:08/05/24 20:42
:W51CA
:☆☆☆
#206 [主]
:08/05/25 04:47
:W51CA
:☆☆☆
#207 [主]
出会って間もない人に
好きになってもいいですか
と、
疑問系で聞かれ
返事をせずに、
私はゆっくりと目を閉じる
閉じられた目の奥には、ココナがいた。
「あみの売り上げ抜いてみろよ!」
:08/05/25 11:51
:W51CA
:☆☆☆
#208 [主]
"あんたはココナだよ"
"梓じゃない"
"あんたはココナなんだよ"
"仕事以外今のあんたに何がある訳"
誰‥誰が私に言ってるの?
頭がギシギシ痛くなるくらいの色んな想いが私を悩ます
私は‥
:08/05/25 11:54
:W51CA
:☆☆☆
#209 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
「好きになって‥くれますか‥」
私は
ココナ
:08/05/25 11:56
:W51CA
:☆☆☆
#210 [主]
私はココナでたかチャン‥あなたを想う
だから‥たかチャンもココナを見てよ
梓なんていないの
ココナを見て‥
ココナを好きになってよ‥
そしたら、私もこんな想いしなかった‥
:08/05/25 11:59
:W51CA
:☆☆☆
#211 [主]
梓を好きなたかチャン
たかチャンを好きなココナ
違う‥たかチャンが見てたのは、ココナなのかもね。
両想いなはずなのに
私もあなたが好きなはずなのに
お互い、片思いのような、すれ違いの二人
変だよね‥ーー
:08/05/25 12:04
:W51CA
:☆☆☆
#212 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「あっチャンを想う程怖かったよ」
『何で?』
「いつか来る、今日の日が怖かった」
『‥‥』
「俺は‥あっチャンを好きになりすぎたよ‥」
私はね、自分が怖かったよ‥
人を簡単に騙せて傷つけられる私が‥
自分自身が
怖かった
:08/05/25 12:55
:W51CA
:☆☆☆
#213 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「‥えっ?本間にいいん?!」
ブレーキを踏みよく分からない道に車を止める
「好きになってもいいん?!」
付き合うって意味‥だよね?
:08/05/25 16:59
:W51CA
:☆☆☆
#214 [主]
目を大きく見開き
私の両手をキツくキツく握るたかチャンの手は、緊張しているのか、少し汗ばんでいる。
「‥人が人を好きになるのは勝手やん」
好きにならないで と言って店に来なくなるのは困る
やっぱりこの時も私がたかチャンに対する感情は"お客さん"
ただそれだけ。
:08/05/25 17:02
:W51CA
:☆☆☆
#215 [主]
やっと掴んだお客さん
切れる訳にはいかない
"仕事仕事"
私はココナ
どれ程自分に言い聞かせただろう
少しの梓も出ないように、何かがあれば自分に言い聞かせ、梓を殺してきた
これからも‥
:08/05/25 17:07
:W51CA
:☆☆☆
#216 [瑠菜嬢+゚]
うちもお水してます^ω^
今はお水がいやになって
あんまり出勤してないですけど前頑張ってた時
うちもお客さんを
すきにならないように
偽装恋愛してたんで
気持ちが少し気持ちが
わかります
梓さんみたいに強い意志は
なかったけど-ω-;
最初からこの作品を
ずっと読んでます^∀^
これからも頑張ってください♪
:08/05/26 01:32
:W54SA
:☆☆☆
#217 [主]
瑠菜嬢サン
感想板にまたお返事します♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/05/26 20:45
:W51CA
:☆☆☆
#218 [主]
>>215続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「勝手かぁ‥ならお言葉に甘えて好きに‥」
「たかチャン眠たい」
私は最後まで話を聞かず言葉を遮る
"付き合う""カップル"
って、何するんだっけ?
:08/05/26 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#219 [主]
セックス?
一緒にご飯?
やっぱり思いだせない。
「あっチャン」
「ん?‥ンッ」
たかチャンのほうへ振り向くと同時に、唇を奪われる。
私はただ、たかチャンに身を任す
:08/05/26 21:10
:W51CA
:☆☆☆
#220 [主]
何も感じないや‥
付き合うという実感は全くなく、何となく‥こうしているだけ
だんだん荒くなる吐息に私はついていけず唇を離してしまう
「あっチャン‥」
私がコウキ君と遊んでいる時に飲んでいたのか、たかチャンの目は少し視点が合っていない
:08/05/26 21:18
:W51CA
:☆☆☆
#221 [主]
私は煙草に手を伸ばし窓から外の景色を眺める
キスって‥こんなにも、当たり前なものだっけ‥
キスって‥こんなにも軽い行為だっけ‥
こんなにも
寂しいものだっけ‥
:08/05/26 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#222 [
]
アゲ

:08/05/27 15:09
:P902iS
:☆☆☆
#223 [主]
この日から
梓ではなく
ココナとたかチャン
二人の恋愛が始まった
相手を傷つけてばかりな恋愛が‥
とても優しい人と
自己中な女
そんな小さな物語
:08/05/27 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#224 [主]
私は窓から景色を眺めていたけど、ふと今いる場所に気付く
街から少し離れた
ホテル街
そうゆう事だよね‥
目的は一つ‥
:08/05/27 21:01
:W51CA
:☆☆☆
#225 [主]
付き合うって‥
相手の体を求めるだけの関係だったかな‥
車は一つのラブホテルに入る
嫌だとか、帰りたいとか‥ましてやドキドキだなんて、全くない。
今から私は、この人と一つになるんだ‥
たったそれだけの思い
:08/05/27 21:04
:W51CA
:☆☆☆
#226 [主]
いつから自分の体までを大切に出来なくなったんだろう
梓を殺してしまった今は、体までもココナになっていく気がした
ココナも梓も、自分なのに、
この頃のココナは、自分でも他人のような存在で
:08/05/27 21:12
:W51CA
:☆☆☆
#227 [主]
だけど"梓"も今では知らない人のようで
いったい"私"は
どこへいってしまったんだろう
梓も
ココナも
遠くの存在に思えるんだ‥
:08/05/28 11:48
:W51CA
:☆☆☆
#228 [主]
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
 ̄ ̄
「あっチャン‥全部脱いでや‥」
有線だけが静かに流れる薄暗い部屋で
男女の喘ぎ声が聞こえる
:08/05/28 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#229 [主]
寂しくも
虚しくも
私はこれっぽっちも感じなかった
これでいいんだ
これで‥
:08/05/28 20:58
:W51CA
:☆☆☆
#230 [主]
行為が終わると私はたかチャンに背を向け煙草に火を付ける
「フゥ〜‥」
この煙と一緒に今やり終えた行為を流しさってほしい
白い煙はフワフワと煙たくも消えていく
:08/05/29 17:51
:W51CA
:☆☆☆
#231 [あち]
更新待ってます


:08/05/30 18:13
:SH904i
:☆☆☆
#232 [晴香]
アゲ

:08/06/02 02:20
:P906i
:☆☆☆
#233 [幸
]
一気に 読みました。
続き 待ってます。
O(≧▽≦)O
:08/06/03 10:42
:P902iS
:☆☆☆
#234 [主]
>>230続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あっチャン‥嫌やった?」
行為が終わった後に聞かれても、今更答えようがない
だけど行為を始める前に、確かめられていたとしても、私は断っていたと思えない
自分の意見なんて、これっぽっちもないかのように
:08/06/03 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#235 [主]
「嫌じゃないよ」
"付き合う"
そんな言葉は二人になかった。
"好きになってもいいかな?"
返事として、体を合わせたと受け取られただろう
「あっチャン‥好きやで」
:08/06/03 21:04
:W51CA
:☆☆☆
#236 [みるく]
頑張って

:08/06/03 21:05
:P704i
:☆☆☆
#237 [主]
あちサン
晴香サン
幸サン
みるくサン
ありがとうございますo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/06/03 23:37
:W51CA
:☆☆☆
#238 [主]
>>235続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私は二本目の煙草に手をのばす
「あっチャンは俺の事嫌い‥?」
「‥嫌いじゃないよ」
好きと言うのは簡単なのに
お客さんに甘い言葉をかけるのは慣れているのに
:08/06/03 23:40
:W51CA
:☆☆☆
#239 [主]
体を許してしまった、たかチャンには、なぜか"好き"の二文字が喉に詰まる。
「そっか、てかあっチャン煙草吸いすぎ」
今手にしている煙草
昔好きだった
愛していた人が吸っていた煙草
:08/06/03 23:43
:W51CA
:☆☆☆
#240 [主]
同棲をしている時に、自分の煙草が切れると、自然にあの人の煙草を吸っていた
いつからか、私はあの人と同じ煙草を吸うようになった。
だけど煙草を見て思い出したりはしない
「ココナサン!これ見て下さいよ!!」
:08/06/03 23:46
:W51CA
:☆☆☆
#241 [主]
次の日、いつも通り早くに出勤する私に続いて、また早くに来るリィユン
店に来るなり自分の携帯を興奮気味に見せてくる
「なに?」
「サイトですよサ・イ・ト!」
夜サイト
正直私は興味がない
:08/06/03 23:56
:W51CA
:☆☆☆
#242 [主]
というか、私ネタが書き込まれているなんて思ってもいなかったから。
この時、この街でココナは有名な訳ではない
「あぁ〜私そうゆうの嫌いやから」
一度手を止めた洗い物をまたスタートする
:08/06/04 00:00
:W51CA
:☆☆☆
#243 [主]
「‥な‥すよ」
水道の音でリィユンの声が途切れ途切れ聞こえるけれど、私はめんどくさく、聞こえない振りをする
「たかチャンと寝たんですか?!」
一通り洗い物が終わり水を止め、灰皿をふいていると大きな声で叫ぶように言うリィユン
:08/06/04 00:09
:W51CA
:☆☆☆
#244 [主]
灰皿をふいていた手が一瞬にして止まる
(‥何で知っているんだろう)
昨日の今日で、どこから情報がもれたと言うのだろう
私は誰にも言っていない
たかチャンは分からないけど、こんなに早く情報が回る人なんていないはず
:08/06/04 00:21
:W51CA
:☆☆☆
#245 [主]
「‥何で知ってるん?」
理解出来ない‥
「‥本間に寝たんですね‥」
ショックを隠しきれないかのように、携帯を握りしめ下を向くリィユン
「これ‥」
:08/06/04 00:24
:W51CA
:☆☆☆
#246 [主]
そう言って差し出された携帯の画面には、言葉をなくす文字の世界だった。
【G.clubのココナは枕やで!】
【何を根拠に?】
【昨日○○ホテルに客と入っていくの見たから!!】
【ココナに恨みある奴の仕業やろ】
【うちもココナは前から気に食わんかった】
:08/06/04 00:33
:W51CA
:☆☆☆
#247 [主]
どこまでが自演で
誰が書いたかなんて分からない
だけど、疑問が頭をよぎる
たかチャンがG.clubのお客さんだと知っているのは‥
G.clubメンバーだけ‥。
:08/06/04 00:34
:W51CA
:☆☆☆
#248 [主]
そうなれば限られる
あみサンかおかんに、昨日見られてたんだ
「ココナサン!何で枕なんかッッ」
下を向いていたと思えば突然私の肩を思い切り揺さぶるリィユン
「勝手に言っとけば」
:08/06/04 04:13
:W51CA
:☆☆☆
#249 [主]
リィユンに怒鳴られる筋合いない
心配されても
いい迷惑なだけ
この頃は、人の優しさも
素直に受け取れなくなっていた
分かってる
リィユンが誰より今は私の事を心配してくれていることくらい‥
:08/06/04 15:24
:W51CA
:☆☆☆
#250 [主]
分かっているけど、私でも自分が分からないのに、
私を分かっているみたいな態度が今の私には腹が立つ
サイトに書きたいなら書けばいい
いくらでも書けばいい
私のことなんて
ほっといてよ‥
:08/06/04 15:26
:W51CA
:☆☆☆
#251 [主]
「すみません‥」
肩に置かれた手は静かに下におり、気まずい空気になる
だけど一瞬にして
こんなにも冷たい私なのに
こんなにも自己中な私なのに
「ココナサンココナサン!ガムいる?」
リィユンは私から離れようとしない
:08/06/04 15:29
:W51CA
:☆☆☆
#252 [主]
「ココナサン話聞かせて‥?」
薄荷のガムをもらい二人してパイプの椅子に座る
「昨日たかチャンに会って、そのままラブホテルに行った」
ただそれだけ‥
「付き合ったんですか?」
:08/06/04 20:35
:W51CA
:☆☆☆
#253 [主]
「多分‥」
昨日の出来事を思い出せば思い出すほど、分からないんだ。
どうしてたかチャンと肌を重なり合わせたのかも
どうしてたかチャンは
私を求めたのかも
私はなぜ拒まなかったのかも
分からない
「自分の体‥大切にして下さいよ‥」
:08/06/04 20:39
:W51CA
:☆☆☆
#254 [主]
今にも泣きそうな目で私を見つめるリィユン
「ありがとう」
大切にしていないつもりはない
かと言って
大切にしているつもりもない
「本間に好きな人と‥」
「分かったから」
:08/06/04 20:41
:W51CA
:☆☆☆
#255 [主]
もうリィユンの言いたいことは分かったから
本当に好きな人と‥
リィユンの言いたい事は分かるよ
分かるけど‥
本当に好きな人とか
もういいんだよ
今の私に、そんな綺麗な言葉はいらないんだよ
:08/06/04 20:43
:W51CA
:☆☆☆
#256 [主]
 ̄ ̄
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
リィユン‥
あなたと出会った頃の私は
人の優しさや
人の温もりを
感じ取ることが出来なかった
だけどねリィユン
あなたのその優しさ、私は忘れないよ
:08/06/04 20:46
:W51CA
:☆☆☆
#257 [主]
この前ね、リィユンの子供と旦那さんと三人で
あなたに会いに行ったんだよ
まなチャン、もう小学生だよ
って‥リィユンが一番知ってるか
リィユン受け取った?
小さな赤色ランドセルのキーホルダーを、まなチャンが嬉しそうにあなたにプレゼントしたのを。
:08/06/04 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#258 [主]
「ママ」じゃなくて
いつの間にか
まなチャン、リィユンのこと
「お母さん」
って呼んでたよ
リィユンは"ママ"って呼ばれるの嫌がってたもんね
それか、照れてただけなのかな。
まなチャンね、今自分で三つ編みするのが毎日の楽しみみたいだよ
:08/06/04 21:02
:W51CA
:☆☆☆
#259 [主]
リィユン‥
今でも、空の上から、私たちに優しさを届けてくれてる?
お節介が付く程の優しさで
見守ってくれてる?
:08/06/04 21:04
:W51CA
:☆☆☆
#260 [主]
今でも
この季節に雨が降れば
あなたを思い出します
天気の良い晴れた日じゃなく
冷たい雨が降ると
私は空を見上げます
:08/06/04 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#261 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「おはよ〜」
9時丁度にあみサンとおかんが出勤してくる
(あみサンに聞くべきかな‥)
サイトの話をあみサンに振っていいものか
:08/06/04 21:14
:W51CA
:☆☆☆
#262 [主]
だけど聞いたところであみサンに火を付けるだけかな
"あみがやったって証拠でもあるわけ?"
またそう言われそう。
確認しても無駄だと判断した私は、またいつも通り煙草を片手に外へ出る
:08/06/04 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#263 [主]
いつものように店の前にしゃがみ込み煙草をふかしていた
「‥な、なに?!」
いきなり私の右横に座る一人のホスト
(この前の子だ)
「煙草一本もらっていいっすか?」
:08/06/04 21:18
:W51CA
:☆☆☆
#264 [主]
突然のホストの行動に目が点になる私
「はい‥」
煙草を一本取り出しホストに渡す
隣に座るホストが何をしたいのか分からず私は立ち上がり店に戻ろうとする
「ちょっと待って下さいっ!」
:08/06/04 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#265 [主]
腕を掴まれ体勢を崩しそうになる
「何なわけ?」
見知らぬホストにいきなり隣に座られ
煙草をくれと言われ
腕を掴まれ
何がしたいんだよこいつ‥
:08/06/04 21:25
:W51CA
:☆☆☆
#266 [主]
「俺覚えてますか?!」
ニコニコと話しかけられても困るんだけどなぁ‥
「ホストやろ?」
僕はホストです!って、私じゃなくても誰が見ても分かるよ
「え!俺の事知っててくれたんすか?」
知ってた訳じゃない‥
:08/06/04 21:55
:W51CA
:☆☆☆
#267 [主]
(それより、すごい馴れ馴れしい子だなぁ‥)
「知らん」
馴れ馴れしい人って苦手なんだよね
「想像してたココナサンじゃな〜い」
煙草をプカプカとふかしながら、ケタケタと一人笑うホスト
:08/06/05 21:53
:W51CA
:☆☆☆
#268 [主]
「俺の中でのココナサンは〜、めっさ明るくてめっさ笑ってて〜、めっさ純粋で〜めっさ素直で〜、めっさ優しくて〜」
「分かったから」
めっさめっさウルサいし、一つ一つに語尾を伸ばさなくていいから‥
「でも〜」
:08/06/05 21:56
:W51CA
:☆☆☆
#269 [主]
この後の言葉に私の目つきは変わる
「やっぱり枕とかしてそうな感じぃ〜」
‥‥は?
:08/06/05 21:57
:W51CA
:☆☆☆
#270 [主]
前から思ってた
どうして私の名前を知っているのか
また今日一つ疑問が増える
サイトを見たから言ってるだけなのかな
でも、こいつの言い方が何か企んでるような、裏がありそうな気がする。
:08/06/06 20:02
:W51CA
:☆☆☆
#271 [主]
「何でそのこ‥」
「やっぱり♪あの人G.clubのお客さんやったんですねぇ♪」
私の言葉を遮りテンションの高いホスト
何な訳‥
やっぱりってどうゆう事?
ホストの言っている事が理解出来ず、頭をフル回転させてみる
:08/06/06 20:07
:W51CA
:☆☆☆
#272 [主]
‥サイトに書き込んだのはこいつ?
でもどうして、たかチャンを知っているのかが唯一分からない
「ココナサンが昨日一緒にホテル行ってた男、俺この前店の前で見送ってるの見てたんっすよね♪」
話が繋がった‥
:08/06/06 21:06
:W51CA
:☆☆☆
#273 [主]
だけど、やっぱりいくら考えても分からない事が一つ残っている
私はこのホストに、サイトに書かれるような事をしただろうか
よくも知らないホストに、なぜそんなことをされないといけないのか
このホストの目的が分からない
「俺ね〜‥」
:08/06/07 00:51
:W51CA
:☆☆☆
#274 [主]
私がいっぱいいっぱい頭を回転させていた時間は一瞬にして、次に出るこいつの言葉で時間が止まる。
「あんたみたいな奴嫌いなんだよね」
何を言うかと思えば、また辻褄が合わない
:08/06/07 00:55
:W51CA
:☆☆☆
#275 [主]
ニコニコと気持ち悪いくらいに笑顔だったホストからは豹変し、鋭く睨むように私を見る目。
"あんたみたいな奴嫌いなんだよね"
私がこいつに何をしたと言うのか
見も知らずの人に、いきなり話しかけられたと思えば、嫌いと言われる。
:08/06/07 01:06
:W51CA
:☆☆☆
#276 [主]
「先輩の足は踏んで?態度も悪いって聞くし、客とは寝るし?俺そうゆう奴嫌い
あんたみたいな奴見てるとイライラすんだよね」
あの笑顔はどこへいったんだろう
敵を睨むかのように
「何も知らんくせに一人喋らんといてくれへん?」
腹が立つ
:08/06/07 20:59
:W51CA
:☆☆☆
#277 [
晴香
]
アゲ

:08/06/09 14:07
:P906i
:☆☆☆
#278 [主]
「それ」
人差し指で私を指しいつの間にか上から目線のホスト
「そうゆう態度がムカつくねん」
「私はあんたがムカつくけど」
私はそれだけ言うとそそくさに店へと戻る
:08/06/09 20:41
:W51CA
:☆☆☆
#279 [主]
あみサンを少しでも疑った自分に反省しながらも、どうして店の内容をあのホストが知っていたのか‥
やっぱり、あみサン達が言いふらしているんじゃないかとか
店に戻っても冷めた目であみサン達には見られ
全ての人が敵に見える
:08/06/09 20:44
:W51CA
:☆☆☆
#280 [主]
私に居場所なんてない
私は一人なんだと
一人でも大丈夫だと
寂しくなんかないと
ね?ココナ?
あなたは寂しくなんかないでしょ?
辛くなんてないでしょ?
そう問いかけ言い聞かす
:08/06/09 20:47
:W51CA
:☆☆☆
#281 [
晴香
]
アゲ

:08/06/12 12:34
:P906i
:☆☆☆
#282 [主]
晴香サン
いつもありがとう♪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/06/12 20:57
:W51CA
:☆☆☆
#283 [主]
「今日結果出るなぁ〜♪」
店に戻ると、私の顔をチラチラと見、不気味な笑顔でおかんと話すあみサン
結果‥
そっか、今日は給料日だ。
G.clubで初めての給料日。
そして、歩合の結果
:08/06/12 21:14
:W51CA
:☆☆☆
#284 [主]
結果表を見なくても分かる
あみサンが一位だという事くらい
やっぱり、毎日毎日お客さんを呼んでいるのはあみサンで。
だけど、あみサンの弱点に私は気付いていた
:08/06/12 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#285 [主]
あみサンには確かにお客さんがたくさんいる
だけど、その半分以上のお客さんが私に流れている
その中でも、あみサンにとって一番太い、G.clubにとってとも言えるお客さんがいる。
あっ君‥
私を嫌いだと言うお客さん
:08/06/12 21:19
:W51CA
:☆☆☆
#286 [主]
あっ君は毎日毎日店に通っては、毎日あみサンにチップを渡す
毎日のチップなのに、桁が一桁多い
店で飲むお酒も一番高いヘネシー
あっ君一人だけでも、かなりの額だろう
私がチラホラと呼ぶ何人かのお客さん=あっ君にも及ばないくらいお金を落とす
そしてもう一人
あみサンの彼氏
:08/06/12 21:23
:W51CA
:☆☆☆
#287 [主]
彼氏だとゆうのに、毎日のように店に来る。
あっ君とあみサンの彼氏
そう、あみサンは太客を掴むのがうまい
だけど、それとは逆に団体や若いお客さんは数少ない
そこを狙おうと一人考えたりもしていた
実際、新規のお客さんは二度目の来店がない店だと聞いていた
:08/06/12 21:27
:W51CA
:☆☆☆
#288 [
晴香
]
頑張ってなッ


:08/06/15 03:35
:P906i
:☆☆☆
#289 [
晴香
]
アゲ

:08/06/16 21:37
:P906i
:☆☆☆
#290 [我輩は匿名である]
あげあげハリケ〜ン


:08/06/18 23:06
:N905imyu
:☆☆☆
#291 [みるく]
:08/06/19 01:21
:P704i
:☆☆☆
#292 [我輩は匿名である]
書くのやめたんすか?

:08/06/23 22:14
:N905imyu
:☆☆☆
#293 [ちぃ-
]
>>292さん
今、仕事とか忙しいんのだと思います(p`0∧0。q〇)

主サンが更新してくれるまでみんなで待っていましょう(*UvU*

)

?
:08/06/23 22:43
:SH905i
:☆☆☆
#294 [主]
皆さん本当にすみません‥
前に目に支障が出ていると伝え、軽い治療をし、治ったと思い携帯やパソコンを繋いでいました。
ですが、最近は携帯の画面を見るのも痛々しい現実です‥
ここに書かせても頂いてるように、私は今現在も水商売を続けています‥が、お客様とのメールでさえ、いっぱいいっぱいな状況です。
何かあれば、一つ一つ、私の小説を待っていてくれる人が一人でもいるならば、報告します。
今、マシな状況なので皆様に伝えさせてもらいました。
もうしばらく、落ち着くまで待っていただければ幸いです。梓
:08/06/26 05:14
:W51CA
:☆☆☆
#295 [ちこ]
ずっと待ってます
まぢ頑張ってくださぃっc
:08/06/26 19:42
:W54SA
:☆☆☆
#296 [
晴香
]
あげ

:08/06/29 20:35
:P906i
:☆☆☆
#297 [
晴香
]
:08/07/04 13:40
:P906i
:☆☆☆
#298 [サキ主婦。]
応援してます


:08/07/06 23:03
:SH904i
:☆☆☆
#299 [瑠菜嬢+゚]
・ω・x
:08/07/10 13:12
:W54SA
:☆☆☆
#300 [華恋]
あげ~
:08/07/14 16:38
:W61P
:☆☆☆
#301 [我輩は匿名である]
ぁ‐げ

:08/07/14 17:01
:N901iC
:☆☆☆
#302 [主]
少しずつですが更新しますo(^-^)o
みなさん本当にありがとうございます。コメントだけが支えです。また改めて目のことなど、書かせてもらいます。
ゆっくりなペースですが、放置はしないとお約束します。梓
:08/07/15 21:29
:W51CA
:☆☆☆
#303 [主]
>>287続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
新規様が二度目の来店がないというのは水商売としては命取りなこと。
いくら、あみサンのお客さんが私に流れても、限界がある。
新規様を掴むことで頑張るしか、あみサンを抜けない
あみサンを抜きたい
:08/07/15 21:59
:W51CA
:☆☆☆
#304 [主]
いつしか生まれたそんな欲望がどんどん増して
自分の中にドロドロしたものが湧き出るのが分かる
他人にはなにも言わない
だけど、私の心は欲で真っ黒になるんだ‥ー
:08/07/16 01:20
:W51CA
:☆☆☆
#305 [主]
負けず嫌いなのも
これほど欲が強いのも
今まで自分自信見えていなかった自分が見える
この頃の私は自分のことしか見えていなくて‥
お客さんを掴みたくて
あみサンを抜きたくて
きたない自分ばかりが‥自分じゃないようで‥
:08/07/16 03:31
:W51CA
:☆☆☆
#306 [主]
もがいてもがいて‥
自信を見失って‥
「お疲れ様」
そう言ってGマスから渡された封筒の中身には二枚の紙切れ
明細書と売り上げ表
:08/07/16 03:34
:W51CA
:☆☆☆
#307 [主]
売り上げ表を見るのが怖かった
結果が分かっていても」
お客さんが引き、私の目の前で封筒を開けるあみサンが怖かった‥
私はポーチなどを鞄に直しながら、何も見ていないふりをする。
だけど構わずあみサンは言うんだ
:08/07/16 03:43
:W51CA
:☆☆☆
#308 [主]
私の気持ちなんてお構いなしに‥
「‥ははっ‥ははは!おかん!あみ勝ったで♪ココチャンの軽く何倍も!!」
隣にいる、おかんの肩に手を置き
私に聞こえる声で話すあみサン
私に"ざまぁみろ"と言わんばかりに
:08/07/16 03:46
:W51CA
:☆☆☆
#309 [主]
"あみが勝ったら、あみに逆らうなよ"
あみサンの言葉が頭をよぎる
くやしい‥くやしい‥くやしいくやしいくやしい‥‥
:08/07/16 03:50
:W51CA
:☆☆☆
#310 [主]
結果は分かっていたはずなのに‥
予想していたはずなのに‥
やっぱり自分の欲望が勝ってしまって
他人を憎く思ってしまう
私の何があみサンに負けているんだろう
:08/07/16 03:53
:W51CA
:☆☆☆
#311 [主]
私の何がいけないんだろう
言い訳ばかりをするように、自分の悪いところを見ようとしない私
このままじゃ、少ない人数の中でさえ
No.1になれやしないのに‥ーー
:08/07/16 03:55
:W51CA
:☆☆☆
#312 [主]
あれだけ偉そうな口を叩いておいて、今になって惨めな気持ちになる
"軽く何倍も"
私は震える手がバレないように封筒を開ける
売り上げ表を手に取り紙に並ぶ数字を見る
「‥‥」
言葉がでずに立ち尽くす
:08/07/16 20:46
:W51CA
:☆☆☆
#313 [主]
売り上げ表を取り出すと二枚しか入っていないと思っていた封筒から、三枚目の小さな紙切れが下に落ちた。
私は床に落ちた紙切れを広いそれを見る
【1位.あみ
2位.ココナ
3位.おかん
4位.りゆ】
順位表‥
名前の横には個人の売り上げ数字
:08/07/16 20:52
:W51CA
:☆☆☆
#314 [主]
本当に軽く三倍近くの数字がココナとあみに差をつけていた
おかんとリィユンは売り上げにも入っていないくらいの数字
普通なら、突然店にやってきて、2位とゆう結果は喜ばしい事だろう
だけど私の気持ちとは全く裏腹で‥
私は誰にも言葉をかけず店を出る
:08/07/16 20:56
:W51CA
:☆☆☆
#315 [主]
その行動が認めたくない負けを認めるみたいで‥
「ココナサンッッ!」
タクシーに乗ろうとしたと同時に私の元へと駆け寄るリィユン
私はタクシーの運転手に、ごめんねと合図をうちリィユンの前に立つ
:08/07/17 04:23
:W51CA
:☆☆☆
#316 [主]
「なに?」
「ハァ‥ハァ‥2位おめでとうございます!」
息を切らしながら歓迎の言葉をかけるリィユン
思ってもみなかった言葉をかけられ、返答に困る
「すごいじゃないですか!!初めての月であれだけの数字!」
:08/07/17 20:50
:W51CA
:☆☆☆
#317 [主]
「別に‥」
「‥‥」
冷たく返す私の一言で沈黙が流れる
「キャハハ♪やっとあいつ抜けたわぁ〜♪」
私たちの横を電話をしながら一人のキャバ嬢が大きな声で話しながら通り過ぎる
:08/07/17 22:00
:W51CA
:☆☆☆
#318 [主]
今日は周りも給料日なんだ‥
このネオンの下で、すれ違う人でさえ競い合っている
キラキラと色とりどりの光の中で
ドロドロとした感情が混じり合う
それがこの世界
私も‥その中の一人
:08/07/17 22:04
:W51CA
:☆☆☆
#319 [主]
「ごめん‥帰る‥」
イライラとする気持ちをどこへぶつけることもできず、早くこの場から去りたい
「リユとおかんの立場はどうなるんですか!!」
:08/07/17 22:07
:W51CA
:☆☆☆
#320 [主]
周りを歩く人たちから一斉に注目を浴びる
立ち止まる私にツカツカと歩いて向かってくるリィユン
「ココナサンは充分じゃないですか!
リユやおかんはいきなりやってきたココナサンに簡単に抜かれたんですよ!?
もっと自信持って下さいよ!!」
:08/07/17 22:09
:W51CA
:☆☆☆
#321 [主]
怒りも悲しみも含まれたリィユンの声が私の耳に響く
「自信はあるよ、自信があるからこそ悔しいだけ」
そう‥自分に過剰な程の自信があるからこそ、悔しい‥。
:08/07/17 22:13
:W51CA
:☆☆☆
#322 [主]
「ッ‥でも‥」
正直、リィユンやおかんの接客を見ていて負ける気はしない
私のライバルは一人だけ
私はどこまで落ちていくんだろう
:08/07/17 22:17
:W51CA
:☆☆☆
#323 [主]
リィユンの立場になって考える事が、この時には出来なかった
私を想っての言葉さえ、この時のココナには聞こえない
自分のことでいっぱいいっぱいで
大切なリィユンのことさえ見えていなかったんだ‥ーー
:08/07/18 02:12
:W51CA
:☆☆☆
#324 [主]
リィユン
2008年7月17日
正式に言えば日が変わって18日
パラパラと雨が突然降ってきたの。
どしゃ降りでもない小雨でもない
パラ‥パラと‥
細かい滴の通り雨が。
またこの小説を手にとって、雨が降り
久しぶりに涙を流したよ
:08/07/18 12:14
:W51CA
:☆☆☆
#325 [主]
タクシーの窓から雨を見つめて
空を見上げた
私の目からも雨がパラパラと流れ落ちた
リィユン
その雨はあなたでしたか?
私に勇気をくれたと、思い込んどくね‥
:08/07/18 12:18
:W51CA
:☆☆☆
#326 [主]
やっぱり、リィユン‥私雨を好きにはなれそうにないや‥
でもね嫌いじゃないんだよ。
昔はジメジメした雨が大嫌いだったけど、今はそんな事ない
ただ‥寂しくなる‥
あなたのいなくなった天気だから
でも、冷たい雨はリィユンなんだって、雨の後の晴れた日は、私を元気にしてくれるんだって‥
:08/07/18 21:38
:W51CA
:☆☆☆
#327 [主]
どれだけ冷たく交わしても
どれだけ自己中な私でも
あなたは私を見捨てなかった
最後まで私に付いてきてくれた
周りがいくら私を批判しようが
周りがいくら私の悪口を言おうが
リィユンだけは見方してくれたね‥
リィユン‥私ね、リィユンの後輩、私の後輩にも当たる人だけど、その人に小説を進められたんだ。
:08/07/19 00:48
:W51CA
:☆☆☆
#328 [主]
そしてもう一人‥
リィユンがずっと私たちを見守ってくれていた人‥
あの人も‥この小説を応援してくれたんだよ‥ーー
まだ先のお話ーー‥
:08/07/19 00:50
:W51CA
:☆☆☆
#329 [主]
『チャラララ〜ン♪』
相変わらず流行りの歌でもない元から携帯に入っているメロディーが流れる
ディスプレイを見て私は出るか出まいか迷う
「‥はい」
迷ったあげく耳に携帯を当てる
:08/07/19 01:47
:W51CA
:☆☆☆
#330 [主]
「あっチャン仕事終わった?」
電話の相手はたかチャン
私がたかチャンにメールが苦手だと伝えてから、メールはきていない。
「‥うん」
今はたかチャンと話す気になれない‥
:08/07/19 01:49
:W51CA
:☆☆☆
#331 [主]
「用件は?」
用がないならさっさと電話を切ってほしい
「え‥あぁ‥あっチャンの声聞きたくて」
用もないのに何を話すと言うのだろう
:08/07/19 01:58
:W51CA
:☆☆☆
#332 [主]
いつからこんな考えになったのかな
好きな人の声が聞きたい
好きな人に会いたい
理由なんてないのに
"好きだから"
理由をあげるとしたら、たったこれだけの答え
なのに今の私には分からない‥
:08/07/19 02:00
:W51CA
:☆☆☆
#333 [主]
「あ‥今日給料日やったんちゃう?」
電話越しにでさえ私の顔色を伺っているのが分かる
話をするって‥
自然なことだよね
仕事でもないのに
こんなにも気を使うことだっけ
「‥‥」
今一番触れられたくない会話を振られ、もう勝手に電話を切ろうか迷っていた
:08/07/19 12:32
:W51CA
:☆☆☆
#334 [主]
うん‥切ろう‥
この頃かな
たかチャンにキツく当たるようになったのも
私の度が過ぎた自己中で振り回すようになったのも
たかチャンの優しさをもてあそぶようになったのも‥
:08/07/19 12:36
:W51CA
:☆☆☆
#335 [主]
『チャンララ〜ン♪』
返事もせずに勝手に切った電話が鞄の底から鳴り響く
今たかチャンと電話をしても、八つ当たりをしてしまうだけ。
これ以上めんどくさい事は避けたい
私は携帯を手に取り電源を切った。
:08/07/19 12:38
:W51CA
:☆☆☆
#336 [主]
"ココナサンは十分じゃないですか!!"
タクシーの中でさっき言われたリィユンの言葉を思い出す
十分なんかじゃない
こんなとこで立ち止まる訳にはいかないんだ
もっと、もっと上を目指す
立ち止まる訳にはいかない――
:08/07/19 20:33
:W51CA
:☆☆☆
#337 [主]
家の前でタクシーが止まりお金を払うと同時に窓ガラスから、見覚えのある車が一台止まっているのに驚く。
なぜあの人の車があるのか‥
訳が分からずタクシーをおりる。
「お疲れさん」
:08/07/19 22:06
:W51CA
:☆☆☆
#338 [主]
「何してるんですか?Gマス‥」
家の前の階段でしゃがみ込み煙草をふかしているGマス
本当に何してるんだろう‥
「りゆチャンとの言い合いが見えたから先回りして待ってた」
何のために‥
:08/07/19 22:09
:W51CA
:☆☆☆
#339 [主]
リィユンとの言い合いを見たからといって、なぜ先回りまでしてここにいるのか‥
やっぱりこの人の考えは分からない
「大丈夫?」
そう言いながら車に乗れと手招きされる
:08/07/19 22:11
:W51CA
:☆☆☆
#340 [主]
普通オーナーが従業員の家の下で待ち伏せなどするだろうか
ただのストーカーとも取りようにしちゃ‥
「何ですか?」
家の下に止まったままのGマスの車の中で、イライラする気持ちを押さえるかのように私は煙草に手を伸ばす。
:08/07/20 15:02
:W51CA
:☆☆☆
#341 [主]
「別に」
‥何それ
勝手に待ち伏せして、車に乗れと言い、何か話があるのかと思えばその返し。
確かに‥業務連絡なら電話で済む話しだ
でもGマスはわざわざ私に会いに来ている
理由もなしに?
:08/07/20 15:05
:W51CA
:☆☆☆
#342 [主]
「何が"大丈夫?"なんですか?」
理由は聞かなくてもだいたい分かるけど
「別に」
時間の無駄だ‥
私は煙草の火を消すと車を降りようとする
:08/07/20 15:08
:W51CA
:☆☆☆
#343 [主]
"カチャ"
ドアを開けようとしたと同時にロックされる
私は苛立ちが増すのを押さえ、ロックを手で上げようとした時にはもう遅かった
車は走り出していた‥
:08/07/20 15:09
:W51CA
:☆☆☆
#344 [主]
「まじで何なんですか?!車さっさと止めて下さいよ!!」
「行きたいとこある?」
「はぁ〜?!いいから車止めろよ」
会話にもならない会話で私は頭が混乱する
「君も感情的になったりするんや」
:08/07/20 15:12
:W51CA
:☆☆☆
#345 [主]
この一言に何故か無性に腹が立ち、私は背を向け煙草を取り出す。
ホントなんなんだよ‥
今日1日の色んな感情がどっと私に眠気を誘ったのか、もうこの人に抵抗するだけ無駄だと諦めたのか、私の瞼は徐々に下がり深い眠りにつく
:08/07/20 15:15
:W51CA
:☆☆☆
#346 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「‥‥ん‥‥よ」
深い眠りはすぐに覚め、頭がボーっとする。
隣から何かブツブツと聞こえるが、やっぱり私は寝ているふり。
:08/07/20 15:20
:W51CA
:☆☆☆
#347 [主]
「何なんだよっ!」
バンッッ!!
『ブーーーー』
Gマスの荒げた声とクラクションの音が突然車内に響き渡る
体が一瞬ビクっと反応するが、突然の出来事でどうすることも出来ず、バレていると分かりながらもまだタヌキ寝入りを続ける私
:08/07/20 15:24
:W51CA
:☆☆☆
#348 [主]
「何で‥何で‥」
震えながら怒りに満ちた声で一人喋るGマス
さっきの言葉そっくりそのまま返すよ
「Gマスも感情的になったりするんですね」
始めてみたこんな姿のGマス
:08/07/20 18:18
:W51CA
:☆☆☆
#349 [主]
「あぁ‥ごめん‥」
私と目が合うとパッと反らし、またいつものGマスに戻る。
別に何も聞かない
聞きたいとも思わない
でも、私の知らない世界でGマスはたくさんの悩みを抱えていたんだよね。
たった一人で
:08/07/20 18:20
:W51CA
:☆☆☆
#350 [主]
「経営者ってね、誰にも弱音を吐かれへん。
店がいくら赤字でもスタッフや従業員が飛んで(身を眩ます)も‥
何があっても経営者の俺は堂々としとかなあかん。
赤字やからって俺がクヨクヨしてたら下の奴らが不安になる。
下の奴らには愚痴なんか絶対に言ったらあかん。
経営者は孤独やよ」
突然話し出したGマスの横顔をただ見ていた。
:08/07/20 18:25
:W51CA
:☆☆☆
#351 [主]
「だから経営者や社長は彼女や奥さんの前では甘えたってよく言うな」
そう言ってフッと笑うGマス
「今の私にした話も愚痴に入るんですか?」
よりによって私にそんな難しい話しなくても‥
「ははっ、そやな、俺矛盾してるな」
:08/07/20 18:28
:W51CA
:☆☆☆
#352 [主]
「ですね。」
そうこうしながら着いた場所は
前に一度連れてこられた
夜景の見える場所だった
:08/07/20 18:31
:W51CA
:☆☆☆
#353 [主]
一つだけこの前と違うのは
ちょうど朝日が登ってくる時間だった
真っ赤な朝日が私たちの目の前に顔を出す
:08/07/20 18:33
:W51CA
:☆☆☆
#354 [主]
「夜景好き?」
「いえ‥」
「朝日は?」
「‥」
この前と同じ質問をされ、同じ返答をする。
またプラス初めての質問をされ、私は返事をしなかった。
:08/07/20 18:35
:W51CA
:☆☆☆
#355 [主]
「今日は何しにまたきたんですか?」
「朝日好きそうやったから」
Gマスと並んで見る朝日は、私には少し眩しすぎました
:08/07/20 19:27
:W51CA
:☆☆☆
#356 [主]
夜の世界で生きている今の私には
"朝の日"
と言う名の朝日は
目が痛かった
また明日も明後日も朝日は登る
:08/07/20 19:29
:W51CA
:☆☆☆
#357 [主]
「俺朝日好きなんよね。
上に上りたくて
上にいきたくて
でも全てが見えたら陰も見えて
また下がる
でも繰り返し登る
そんな繰り返しが、山あり谷ありの人生みたいで」
:08/07/20 19:32
:W51CA
:☆☆☆
#358 [主]
「君は?
君は好きなものとかないの?」
Gマスが朝日と言うなら私は‥
「‥タンポポ」
やっぱりタンポポが好き
:08/07/20 19:33
:W51CA
:☆☆☆
#359 [主]
「春には目を咲かして綺麗な花が咲く
だけど季節が過ぎると一瞬にして綿に変わる
小さな小さなたくさんの粒が小さな一つの花になる
そしてみんなバラバラに旅立つ
離れ離れになるのは悲しくて‥寂しいはずなのに
綿達は一粒一粒またタンポポを咲かす
そんな‥強さを持つタンポポが好きです
:08/07/20 19:37
:W51CA
:☆☆☆
#360 [主]
離れ離れになるなら
またその場に目を咲かしたい‥」
こんなくだらない私の話しをGマスはただ黙って聞いていた
:08/07/20 19:39
:W51CA
:☆☆☆
#361 [主]
また目を咲かせたい‥
私はまだあの人の元に目を咲かせたいのだろうか‥
私の種はどこへ向かっているのか
:08/07/20 19:41
:W51CA
:☆☆☆
#362 [主]
離れ離れになった種は、みんな元の場所を求めているのか
それとも
また違う場所で花を咲かすのか
「君がそんな話してくれると思わんかった」
:08/07/20 19:44
:W51CA
:☆☆☆
#363 [主]
私も、なぜGマスにこんな話をしているのか自分で分からなかった。
久しぶりに自分のことを、他人に話した気がした。
だからと言って、お互いがそれ以上にプライベートの話をする事はなかった。
不思議な関係‥
:08/07/20 19:47
:W51CA
:☆☆☆
#364 [主]
だけど今の私には
この関係が楽だった
Gマスは
いつから私と言う一人の人間を見てくれていましたか?
「‥あ!!」
:08/07/20 19:51
:W51CA
:☆☆☆
#365 [主]
Gマスが隣で携帯をいじっているのを見て思い出した
「うわぁ‥」
鞄の底で眠っていた携帯の電源を入れると大量のメールと、メールを確認する度に電話のお知らせが何件も入る
:08/07/21 12:21
:W51CA
:☆☆☆
#366 [主]
一件目
たかチャン
【何で電源切ったん?】
二件目
たかチャン
【あっチャン?!】
三件目
たかチャン
【怒ってる?】
四件目
たかチャン
【あっチャンごめん‥】
五件目
リィユン
【ココナサンお疲れ様です。また明日♪】六件目
たかチャン
【お願い連絡して】
メールを見てため息しかでない‥
:08/07/21 12:26
:W51CA
:☆☆☆
#367 [主]
何でたかチャンが謝っているんだろう。
私の自己中で話の途中勝手に電話を切ったのは私以外の誰でもないのに‥。
謝るなら私なのに。
でも不思議なもんに、こう謝られたら、私は悪くないとまた自己中に解釈してしまう。
本当にどこまで都合のいい女なんだろう
:08/07/21 12:30
:W51CA
:☆☆☆
#368 [主]
「彼氏?」
元から高くないテンションがそれ以上に落ち、携帯を片手にため息を付く私に問いかけるGマス
「別に」
Gマスには関係ない
「相変わらず口癖は一緒やね」
:08/07/21 17:31
:W51CA
:☆☆☆
#369 [主]
『チャララララ〜ン』
タイミング悪く携帯が鳴り響く
お知らせの着信時間を見ると30分に一回はかけているのが分かる。
ディスプレイを見なくても誰からの電話かくらいは分かる
「‥はい」
:08/07/23 15:00
:W51CA
:☆☆☆
#370 [主]
「あっチャン?!
繋がってよかったぁ‥本間に心配したんやから」
自分の好きな人とありきたりな電話をしていて、突然電話が切れたと思えば電源まで入っていない
そりゃ誰でも怒りを通り越して心配するか‥
「ごめん」
:08/07/23 15:03
:W51CA
:☆☆☆
#371 [主]
「いや‥俺なんかしたかな?」
あっチャンの嫌がる事したかな?
あっチャンが傷付くような事言ったかな?
いつでも、あっチャン‥あっチャンって‥
少しは責めてよ
あっチャンが悪いって怒ってよ‥
:08/07/23 15:05
:W51CA
:☆☆☆
#372 [主]
「今どこ?」
何も話さない私に話題を変えるたかチャン
‥ここどこなんだろ
「さぁ‥」
本当にここがどこだか分かんないし
:08/07/23 15:07
:W51CA
:☆☆☆
#373 [主]
「え、まじでどこなん?」
だから私も分かんないんだって‥
「一人?」
「二人」
「は?誰とよ?」
「‥」
「あっチャン?!」
だんだん声が荒くなるたかチャンをうざく思う
:08/07/23 21:16
:W51CA
:☆☆☆
#374 [主]
Gマスと答えてもたかチャンは分からない
またGマスって誰?とか長くなりそうなのが目に見えてる
だからと言って嘘を付く必要もない
「あっチャンもしかして男とおるん?」
「うん」
駄目だ‥やっぱりうざい‥
:08/07/23 21:18
:W51CA
:☆☆☆
#375 [主]
私はまたそのまま電話を切った
普通の彼氏彼女ならこんなこと有り得ないだろう
"浮気"
そう捕らえられても仕方ない
でも私自信何故ここにいるか分からないのに説明の使用がない。
:08/07/23 21:20
:W51CA
:☆☆☆
#376 [主]
ただ
めんどくさいだけ。
:08/07/23 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#377 [主]
電話を切っても鳴り響く電話に、いっそ着信拒否にしようかとまで思う
「あっチャン♪」
たかチャン以外その呼び方をしないのに背後から聞こえる明るい声
:08/07/23 21:24
:W51CA
:☆☆☆
#378 [主]
振り向くと気持ち悪いくらいの笑顔で手を広げているGマス
「何してるんすか‥」
「ここ静かやから相手ね声も響いてたよぉ〜」
だからあっチャンって言った訳か。
「帰りません?」
もう気分的にも帰りたい
:08/07/23 22:01
:W51CA
:☆☆☆
#379 [主]
もう外も完全に明るくなっていた
こんな近場でも、空気が違うんだなぁ‥
そんな事を思いながら助手席に乗り込む
また眠気が私を襲い起きた時にはもう家の前だった
:08/07/23 22:07
:W51CA
:☆☆☆
#380 [主]
「あっチャンこれ」
ちゃっかりあっチャンって呼んでるし‥
そう言って帰り際に差し出された小さなビニール袋
「何ですかこれ」
袋に100均って書いてるし‥
:08/07/24 21:21
:W51CA
:☆☆☆
#381 [主]
「君がいびきかいて爆睡してる間にプレゼント買った、24時間の100均で」
一言多いのに真顔で言われ対応に困る
Gマスにお礼だけ言い部屋に帰り袋を開ける。
「‥‥」
:08/07/25 02:45
:W51CA
:☆☆☆
#382 [主]
ラッピングされた訳でもないそのままの小さな"それ"を取り出し、言葉が出なかった。
何を思って
何を考えて
"これ"を渡したのか分からなかったから‥
:08/07/25 02:56
:W51CA
:☆☆☆
#383 [主]
"それ"を手にとったと同時に
胸が苦しくなったから‥ーー
Gマス‥
やっぱりあなたの考えが分からない‥
:08/07/25 02:58
:W51CA
:☆☆☆
#384 [我輩は匿名である]
なにもらったの?
:08/07/25 03:20
:SH906i
:☆☆☆
#385 [我輩は匿名である]
いちいち
物渡すときに24時間の100均で とかゆーかな
なんか最近この話嘘くせ
:08/07/25 09:43
:N906imyu
:☆☆☆
#386 [主]
>>384また後々書かせてもらいますo(^-^)o
>>385過去の全てを全て覚えている訳ではありません‥
ですが、覚えている限り書いています。それに、後々「そんな遅くまで店開いてるの?」と言う質問を最初から避ける為に書きました。
嘘臭いと言われても‥文字だけでこれ以上説明出来ません‥こちらも少しショックを受けました‥
嫌な思いをさせたなら申し訳ないです。
:08/07/25 10:07
:W51CA
:☆☆☆
#387 [
晴香
]
頑張って

:08/07/25 12:24
:P906i
:☆☆☆
#388 [サキ主婦]
頑張って下さい


:08/07/26 01:15
:SH904i
:☆☆☆
#389 [我輩は匿名である]
あたしもちょっと嘘臭いって思っちゃった

先の事ばかり書くと展開読めちゃうから出来るだけ書かないで欲しいです

:08/07/27 01:24
:D705i
:☆☆☆
#390 [主]
みなさん本当にごめんなさい‥
私はみなさんの応援だけで、一年以上こんなくだらない小説を書き続けてきました。
中傷と言う中傷が今までなかったのも運がよかったかもしれないです。
この一年以上の間に、リアルタイムでも精神的に落ちたり、目がやられてしまったり‥まだ小説には書いていなかったですけど、最近、血液+尿検査で、痛風と告げられました。
もちろん‥店が赤字で情緒不安定になったり、従業員の事で、頭がいっぱいいっぱいな時期もありました。
:08/07/27 05:39
:W51CA
:☆☆☆
#391 [主]
そんな中、たくさんの方を、待たせてしまい、心配までをかけたことかと思います。
ここでも言わせて下さい。
私の体までを心配して下さった皆様‥
本当に‥本当に‥
感謝の気持ちでいっぱいなんです。
ですが、今私は不安定も通り越すくらい‥店もたたもうかと、上の立場として色々考える時期です。
綺麗事ばかり並べているかもしれないですが、本当に皆さんの応援の一言が頑張る種でした‥。
少しの批判だけでこんな事を言う私を許して下さい
:08/07/27 05:44
:W51CA
:☆☆☆
#392 [主]
嘘くさいと言う言葉一つが、本当に辛かったです‥。
なぜ私はこの小説を書いているのかも分からなくなりました
私の弱さです‥
本当にすみません
いつココに戻るか分かりません
本当に本当にすみません‥梓
:08/07/27 05:47
:W51CA
:☆☆☆
#393 [ファンだぉσ)Д`)]
こんにちゎ(*^_^*)
初カキですm(_ _)m
ずッとA楽しみに
見てましたo(^-^)o
人間ゃねンカラ
ツラィトキもぁるんも
しゃぁなぃし
梓さンがィケるトキに
少しづつでも
イィので
必ず戻って来て
くれる事信じて
待ってマス(´A`)
なので言ぃたぃヤツにゎ
ゆゎしとげばイィょ
体の方も
無理ダケゎしなぃで…
自分ばっか責めンと
自分のペースで
自分らしく進めば
イィと思ぅょo(^-^)o
批判ばっかゃなくて
応援してる人間も
おるカラね(^_^)v
長々と
ゴメンなさぃでしたm(_ _)m
:08/07/27 07:06
:W54T
:☆☆☆
#394 [我輩は匿名である]
とりあえず気になるから書ける時はなるべく書いてほしい
てかいちいち中傷に反応しなくていいと思う
中途半端に書くな
:08/07/27 08:33
:SH906i
:☆☆☆
#395 [我輩は匿名である]
主さん…中傷なんかに負けないで下さい。
主さんには沢山の味方がいる事忘れないで下さい。
現実社会でも今大変な時なんですね…上手くいくよう心から願っております。
頑張って下さいm(__)m
体も大事にして下さいね。ずっと主さんのファンです
:08/07/27 09:55
:SH703i
:☆☆☆
#396 [結城]
いつも更新楽しみにしてました
でもこんな数回の中傷で書かないとかゎ残念です
ネット上で小説を載せるんだから
中傷くらい当たり前だと思います
中傷する人よりも応援してる人のが多いハズです
楽しみにしてる人の為にぜひ書いて欲しいです
:08/07/27 15:54
:F905i
:☆☆☆
#397 [我輩は匿名である]
同じ水商売やし、読んでたけど頑張ったりしてる自分に酔って書いてたからたったあれだけの中傷で書かなくなるんでしょ。
:08/07/27 21:16
:P905i
:☆☆☆
#398 [
]
初めて書きます。
あたしもここで小説を書いてます。
中傷されると、やっぱ落ち込みますよね…。
でも、梓さんの小説最後まで書いてほしいです。
目のこと、体のこと、お店のこと…。
全部ひっくるめて大変だと思います。
だけど、たくさんの人が梓さんを応援してくれてます。
中傷もやめて欲しいです。
書き手には書き手の思いがあって、書いてます。
読み手にもマナーを持って読んでほしいです。
梓さん落ち着いたら書いて下さい。
待ってます。
:08/07/27 22:10
:D904i
:☆☆☆
#399 [玲奈]
ちょっとの中傷でってかいてる人たち…
主さんは情緒不安定って言ってるじゃないですか
誰だって一生懸命書いてるものをそう言われたら嫌でしょ
冷たい人多いね
:08/07/28 03:42
:W61SH
:☆☆☆
#400 [我輩は匿名である]
確かに中傷はひどいけど、皆が皆、応援してくれるわけじゃない。
ましてやこんなとこは中傷書かれたりするの初めから分かってること。
冷たいとか言われても。
誰だって情緒不安定にもなるんだし。
私は頑張って欲しいから書いただけ。
:08/07/28 20:34
:P905i
:☆☆☆
#401 [我輩は匿名である]
↑頑張って
ほしいなら
頑張ってて
言えばいいだろ
:08/07/28 20:53
:821P
:☆☆☆
#402 [りこ]
ここは、梓さんの大切な小説の場所だから、皆さん意見があるなら、感想の方に書かれたらいかがですかぁ?
:08/07/28 22:23
:D903i
:☆☆☆
#403 [我輩は匿名である]
結局心配してほしいだけだろ
こんなとこで書いてんだから中傷なんか当たり前だろ
あんだけど書くの中止とか意味わからん
中途半端にするぐらいなら始めから書くんじゃねーよかす
情緒不安定なら精神科いけば?
:08/07/29 10:21
:SH906i
:☆☆☆
#404 [我輩は匿名である]
読み返したら
嘘まるだしやんw
現実の話に嘘を上乗せして書いてるんじゃね?
通風なのによく小説はかけたなあ かなり痛い病気なのに
:08/07/29 10:35
:N906imyu
:☆☆☆
#405 [我輩は匿名である]
痛風でも書けるよもう少し言葉選んで発言しましょう…
身体には気をつけて下さい
:08/07/29 19:25
:M-SKIN
:☆☆☆
#406 [
]
:08/07/30 09:28
:SH903i
:☆☆☆
#407 [我輩は匿名である]
:08/07/30 14:05
:W53T
:☆☆☆
#408 [☆]
中傷してる奴わよっぽど暇人なんですよ!
梓さん!ちょっとでもいいんで何事もプラスに考える事を祈ってます!
体だけわ無理しないでくださいね。
人間頑張りすぎわよくないですよ!
休める時があれば充分に体休めてあげてくださぃ!復活待ってます

:08/07/30 15:38
:F906i
:☆☆☆
#409 [我輩は匿名である]
もう書かなくていいよ
:08/07/30 16:42
:N906imyu
:☆☆☆
#410 [ちぃ-
]
>>409サン
そんなこと言わないでください。
梓サンゎ一生懸命書いてるんですから。
:08/07/30 20:02
:SH905i
:☆☆☆
#411 [あああ]
うんもう書かなくていい
:08/07/31 00:37
:SH906i
:☆☆☆
#412 [RI]
お仕事お疲れ様です。小説を書き始められた時から拝見させてもらっています。
書いて下さるのを待つ方もいれば
書いて下さるのを待たない方もいる。
すべての方が同じ意見にならないのは仕方のない事ですから皆様の様々な意見を見て、書く書かないを決めるのは梓さんです。
夜中に働くうえ、お酒が入りますからね。忙しさの中で自分を労れるのは自分でしかないと思いますので健康面は重々気にかけて下さい。
長文失礼いたしました。
:08/07/31 02:38
:W52SH
:☆☆☆
#413 [主]
皆様のコメント読ませて頂きました。
様々な意見がある中、反省する場面もあれば、正直苛立ちを感じる文面も確かにありました。
長くなりますが、少しだけ私の私情話にお付き合い頂ければ嬉しいです。
最初この小説を書き始めた頃は、まだ一従業員と言う立場でした。今、小説に綴っている頃でです。
ですが、やはり、小説を書くと共に、周りの環境や、自分のおかれる立場が変わってゆき、流れに従うのに必死でした。
:08/07/31 03:28
:W51CA
:☆☆☆
#414 [主]
若い自分がどうするべきか‥
そんな中、目に異変がおきました。
医者に言われたのは、『目は過剰なストレスからくるもの』だと告げられました。
コンタクトも何週間と出来ない日々でした。
そして胃カメラ、腸カメラ、つい最近で言えば、痛風の検査を行いました。
痛風と言う病気は、風にあたるだけで手首、足の指が痛くなり、ひどくなれば切断とまでゆく病気です。
私はビールが主の原因だと言われました。
:08/07/31 03:33
:W51CA
:☆☆☆
#415 [主]
携帯を触る事や、機会を触る事は可能です。
ただ、週に一度〜二度、激しい痛みに襲われます。
今まさにその状況です。
小説を書き始めた頃は、中傷で書くのを辞めるなんかアホらしい。そう思っていました。
実際、感想板の方では、良い意見ばかりじゃありませんでした。
それでも‥一人でも応援してくれるなら‥そう思っていました。
ですが今、前にも書きましたが、店をたたむかたたまない、水商売で現実の簡単じゃない立場です‥昼間のお仕事や、アルバイトでも皆さんそれぞれ、小さい悩みから大きな悩みを抱えている中、私一人が被害者ぶり、本当に申し訳ありません。
:08/07/31 03:39
:W51CA
:☆☆☆
#416 [主]
批判があっての場所だとは心得ています。
私のコメントで不愉快な思いをしたかたに心からお詫びします。
本当にすみませんでした。
私の気持ちは、また私情が落ち着き、精神も落ち着きを取り戻したら、小説の続きを書きたいなと改めて思いました。
その時がいつになるか分かりませんが、私のワガママで振り回していますが、もし‥それでも読むよと言ってくださる方がいるのなら、必ずこの場所に戻りたいと思います。
私が当分来ない間、この場所は荒れるかもしれません‥
小説が読みにくくなるかもしれません‥ですが、待っていただければと心から思います。
最後に‥こんな私の小説を応援してくださったみなさん、本当に本当にありがとうございます。梓
:08/07/31 03:48
:W51CA
:☆☆☆
#417 [はいね]
待っていますよ!中傷があっても自分が大変な状況になっているのに、ちゃんと向き合う精神に主さんの芯の強さを感じました。
主さんが小説かけるようになるまで、待っています。
:08/07/31 04:03
:SH902iS
:☆☆☆
#418 [我輩は匿名である]
だから?って感じがする。 私情を挟んでるだけじゃないの?
病気あるなら治療に専念したら?イラつかれてもこれも一つの意見だから。
読んでるやつらには
あなたの私生活ははっきり言って関係ないしさ。
何がいいたいのか疑問。
ビールが原因とか..自業自得じゃないか??そうゆー世界に自分で入ったんだから
ただ事実と嘘を混ぜて書くのはよくないと思うよ。
店をたたむとかそんな大変なら小説書いてる場合じゃない気がすっけど
あくまでも個人の意見だけどね
:08/07/31 05:28
:N906imyu
:☆☆☆
#419 [我輩は匿名である]
だから心配してほしいだけなんだろ?
:08/07/31 05:42
:SH906i
:☆☆☆
#420 [杏]
読むあたしたちに気をつかって長い文ありがとうございます。
いつでも帰ってきてください。待ってる人は待ってるからね
:08/07/31 07:14
:SH903i
:☆☆☆
#421 [我輩は匿名である]
418
お前わ何故嘘ってきめつけれるんだ?
梓さんのすべてしってんのか?
きもいんだよ

:08/07/31 08:01
:F906i
:☆☆☆
#422 [我輩は匿名である]
安価もできないでお前呼ばわりかWw
あくまでも個人の意見って書いてるだろ
よく見ろ低能
:08/07/31 09:45
:N906imyu
:☆☆☆
#423 [我輩は匿名である]
>>418治療に専念されるので
小説を一時お休みすると
言ってますけど?
よく見てください。
個人的な意見と言って
ますが読んでるやつ、やつ
とはなんでしょう?
なぜ他人の意見までも
断言しているのです?
あなたの予知能力は
素晴らしいですね。
そしてあなたより年下も
いれば年上の方もいます。
ネット上とはいえ人間
としてのマナーを
学んでください。
もしかして小学生ですか?
また応援している
方々が梓さんの私生活に
興味ないわけありません。
小説を応援していれば
現在の梓さんも応援
したくなるのは
当たり前だと思いますが?
自業自得?だとしても
前向きな思考、行動
されている方をよく
苦しめることが
できますね、世も末です。
あと何故嘘と決めつけ
ているのでしょうか?
是非理由を教えて下さい。
:08/07/31 10:47
:SH905i
:☆☆☆
#424 [我輩は匿名である]
小学生Ww
すごい想像力ですねーWw
:08/07/31 11:33
:N906imyu
:☆☆☆
#425 [我輩は匿名である]
どうです?面白い
でしょう?
あなたの真似
してみました。
そして質問に一切
答えれないあなたに
非常に残念です。
:08/07/31 11:46
:SH905i
:☆☆☆
#426 [我輩は匿名である]
無駄な改行も読みにくい
「ネット上」なんだからさ‥
:08/07/31 14:29
:SH906i
:☆☆☆
#427 [我輩は匿名である]
:08/07/31 15:10
:SH905i
:☆☆☆
#428 [我輩は匿名である]
:08/07/31 17:48
:F906i
:☆☆☆
#429 [我輩は匿名である]
お前らほんとにファンなのかよw
荒らしとかわんねーよ
:08/07/31 20:30
:SH906i
:☆☆☆
#430 [我輩は匿名である]
:08/07/31 21:39
:SH905i
:☆☆☆
#431 [桃華]
偶然見つけて、いっきに読んじゃいました!
いっぱい笑ったし、いっぱい泣きました。
自分が凄く辛いトキなのに、人の心配をしている梓さんの優しい心が沢山感じられる小説でした。
是非続きを読みたいです。
体、大事にして下さいね!待ってます♪
:08/08/01 13:08
:W53T
:☆☆☆
#432 [未莱]
私も中学の時荒れて、水商売を初め、それからスナック、キャバクラ、雇われママ、コンパニをしました。水商売という仕事は、精神的に疲れる仕事です。その上従業員の事も考えて、梓さんは、すごい頑張ってると思います。正直そんな事も考えない、ママは沢山います。体を一番に大切にして下さい。従業員の事金銭的な事色々あるとおもいますが、みんなあなたが笑顔じゃないと、みんな不安でついて来れなくなります。だから、ほんまに頑張って下さいね!
:08/08/13 03:44
:P906i
:☆☆☆
#433 [匿名]
早くみたいなあ〜


:08/08/25 20:27
:SH905i
:☆☆☆
#434 [匿名]
あげo(^-^o)

(o^-^)o

:08/08/28 07:15
:SH905i
:☆☆☆
#435 [ケ]
今一気に読みました~
今わお体を第一に考えてゆっくり休んでください訳~
主さんが元気になってまた小説を書いてくれるのを楽しみに待ってますa(、―`)px
:08/08/29 00:39
:W61PT
:☆☆☆
#436 [我輩は匿名である]
もう書かねーよw
:08/08/29 02:04
:SH906i
:☆☆☆
#437 [匿名]
書かないだろうね

:08/09/03 22:11
:SH905i
:☆☆☆
#438 [我輩は匿名である]
殆んどの人が中途半端なんだよ

:08/09/04 16:24
:P906i
:☆☆☆
#439 [匿名]
間違いない


もお来るのやめた〜
:08/09/05 07:28
:SH905i
:☆☆☆
#440 [カリスマホスト]
梓さん頑張れ

ネットわなんだかんだ叩く人が普通にいるでしょ

今の梓さんわ体も心もボロボロですごい傷付きやすいと思います。
でもね、叩く人がいるなら、応援してる人わ軽く10倍ぐらいじゃん

だってこの小説すごくいいし、そんな体で書くなんて普通無理なのに偉いよ。
頑張って

:08/09/05 07:35
:SO903iTV
:☆☆☆
#441 [我輩は匿名である]
>>440 始まった(笑)
もう書かなきゃいいよ
嘘で固めた話ししか書かないんだし。
:08/09/05 12:14
:N906imyu
:☆☆☆
#442 [我輩は匿名である]
なんで嘘ってわかるの?
主さんの知り合い?
:08/09/05 13:22
:SH903i
:☆☆☆
#443 [主]
>>383続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「おはようございます」
まだ誰もいない店内に入り一人挨拶する。
まだ誰も来ていなくて、広い空間で一人洗い物をし終え、ソファーに座り煙草を手に取る時間が一番落ち着く。
:08/09/05 14:09
:W51CA
:☆☆☆
#444 [主]
今日もリィユンは私に遅れ22:00入り。
ソファーに座ったまま一枚の紙を手に取る。
昨日もらった売り上げ表
紙に書かれた数字を見れば見るほど‥
"カチ"
:08/09/05 14:12
:W51CA
:☆☆☆
#445 [主]
感情がまた狂い出す
灰皿の中で赤く染まる紙切れ
:08/09/05 14:13
:W51CA
:☆☆☆
#446 [主]
こんな紙切れ一枚に私はもがき
こんな紙切れ一枚で私は人を憎み妬む
こんな自分大嫌い
だけど自分を嫌いだと口に出して言えば、惨めな自分を認めてしまう
:08/09/05 14:16
:W51CA
:☆☆☆
#447 [主]
"ピンポーン"
あみサンとおかんの出勤に私は愛想笑いをする
「ココチャンおはよ〜♪」
機嫌が良いのか、一億タープ高い声で私の前を通り過ぎるあみサン
:08/09/05 14:19
:W51CA
:☆☆☆
#448 [主]
「ココチャン〜煙草買って来てぇ♪」
"あみに逆らうなよ"
あの言葉は"パシリ"なのかと疑問を抱く
だけど逆らう気力さえ今はない私は、黙って煙草を買いに行く。
:08/09/05 14:21
:W51CA
:☆☆☆
#449 [主]
「ココナサン!!」
煙草を片手に店の前で聞き覚えのない声に呼び止められる
振り返ると、スーツを着た若い男がこちらを向いている
:08/09/05 14:23
:W51CA
:☆☆☆
#450 [主]
"あんたみたいな奴嫌いなんだよね"
そう私に言い放った男と今目の前に立つ男が被り、どうせ良い事を言われないだろうと返事をせずに背中を向けて店へと戻った。
小さな街で、サイトに書き込まれるくらいだ。
この街で他人に名前を覚えられても不愉快なだけ。
:08/09/05 14:27
:W51CA
:☆☆☆
#451 [主]
みなさんへ
少し落ち着きを取り戻しています。
もしよければ‥続きを書いてもいいでしょうか‥
更新はゆっくりになりますが(*u_u)
梓
:08/09/05 14:36
:W51CA
:☆☆☆
#452 [みゅぅ]
わぁ 更新されてる

続き待ってます

:08/09/05 14:49
:P906i
:☆☆☆
#453 [みほ:夜蝶]
ゆっくりでいいんで更新していってU
1からずっと読んでて凄い続きが楽しみです♪
頑張ってくださいJ

:08/09/05 16:35
:923SH
:☆☆☆
#454 [主]
ありがとうございます(;_;)
みなさんのコメント全てに目を通させて頂きました。
本当に私の私情だけで気分を害なされた方、すみませんでした。
私を今でも待っていてくれた方‥
本当に本当にありがとうございます。
今日また後程来た後、この場所は書き込み出来なくするつもりです。
批判や応援、
中にもあったように、"先が読めるのはちょっと‥"など、意見があれば感想板によろしくお願いしますo(^-^)o
少しでも皆さんが楽しめるように、書き方も工夫します。
ただ、信じて下さい。うる覚えな過去わ多々あります。
ですが、作り話ではありません‥。
これからもよろしくお願いします。梓
:08/09/05 17:07
:W51CA
:☆☆☆
#455 [ファンだぉσ)Д`)]
おかえりなさぃ\(≧▽≦)丿
ずッと待ってましたo(^-^)o
少しづつでも
無理しなぃで
批判する人ゎ気にしなぃで
頑張ってくださぃね(*‘‐^)-☆
:08/09/05 22:16
:W54T
:☆☆☆
#456 [玲奈]
私も待ってました
無理せず頑張って下さいe~
:08/09/06 14:38
:W61SH
:☆☆☆
#457 [主(携帯変わりました)]
>>450続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あ、ごめ〜ん!ジュースも買ってきてぇ、炭酸以外でね」
煙草をあみサンに手渡すと、忘れていたと思えない口調でまた私に買い物を頼む。
店の目の前にある自動販売機は、ジュースを選ぶとルーレットが回る。
当たりが当たればもう一本
だけど当たりなどないとみんなは言う
:08/10/08 17:19
:W62H
:☆☆☆
#458 [主(携帯変わりました)]
チャラララ〜‥大当たり〜♪
そんな賑やかな音楽と同時にカルピスが二つガランと音を立てる
「ココナサンって四つ葉ですね」
いつからいたのか先程のホストが取り口からカルピスを一つ取る。
「あ」
当たったカルピスは私が飲もうと思ってた
:08/10/08 17:23
:W62H
:☆☆☆
#459 [主]
そんな私の気持ちはお構いなしに勝手にカルピスを飲みだすホスト
「四つ葉って?」
昨日の出来事を思い出す。
「四つ葉は幸せの雑草
なかなか見つけられないよ」
初めましてという言葉はなく二人の出会いは四つ葉の話だった。
:08/10/08 17:27
:W62H
:☆☆☆
#460 [主]
昨日Gマスから突然もらった小さな小さなプレゼント
四つ葉のストラップ
なかなか見つけられないなら
私は三つ葉がいい
:08/10/08 17:29
:W62H
:☆☆☆
#461 [主]
そしてタンポポのワッペン
四つ葉は幸せを運ぶと言われ
三つ葉はありすぎて目もくれない
数多くある中で
数少ないものだから
みんなはそれが幸せだと言う
本当に
――そうだろうか
:08/10/08 17:53
:W62H
:☆☆☆
#462 [主]
人は数少ないものを高額として扱う
プレミアとして。
だけど人は?
みんなと違うだけで
仲間外れ
:08/10/08 17:57
:W62H
:☆☆☆
#463 [あああ]
頑張れ
:08/10/08 19:18
:SH906i
:☆☆☆
#464 [主]
だけど今は四つ葉でいいのかもしれない
誰かに優しい言葉をかけられても
同情としか受け取れない今は‥
たった一つの
たった一人の
仲間外れの四つ葉でいい
その四つ葉は
三つ葉から見て
輝いているのかな
:08/10/08 20:03
:W62H
:☆☆☆
#465 [主]
ホストがどうゆう意味で私が四つ葉と言ったのかは分からない
私に声をかけた理由も分からない
だけど、私の携帯には四つ葉のストラップが揺れている。
幸せのクローバー
今の私に不釣り合いな言葉
:08/10/08 20:09
:W62H
:☆☆☆
#466 [主]
その四つ葉のストラップが知らせるように携帯が鳴り響く
「はい」
「あっチャン!!今から行くから!!」
慌ただしく話しすぐに切れた電話
私はカルピスをあみサンに渡し一つの席を用意する。
:08/10/08 20:12
:W62H
:☆☆☆
#467 [主]
「あっチャン、鍵ちょうだい」
あみサンとおかんは他の席に着き、たかチャンの前には私とリィユン
昨日の件を怒る訳でもなく、突然合い鍵をくれと言われ私は聞いていないかのようにビールを飲み続けた
「あっチャンが鍵くれるまで帰らん」
そんな意味の分からないワガママを言われても困る
:08/10/08 20:17
:W62H
:☆☆☆
#468 [主]
確かに合い鍵はある
でもそれはあくまでも私の合い鍵で、
たかチャンに渡す理由が分からない
「勝手に家行ったりせぇへんから!!」
なら何のために欲しいのだろうか
別に合い鍵を渡したくない理由はない
:08/10/08 20:24
:W62H
:☆☆☆
#469 [主]
だからと言って渡す理由も意味もなければ分からない
「あっチャンん家呼び出しないやん」
そう、私の住んでいるアパートは下の玄関も鍵で開けないといけない。
だから出前を取れば、わざわざ下まで私が取りに行かないといけない。
誰かが来れば、電話をもらい、私が下の扉を開けにいかないといけない。
確かにかなり面倒だ。
:08/10/08 20:28
:W62H
:☆☆☆
#470 [主]
「あっチャンが心配やねん」
心配の意味は聞かなくても分かる
昨日男と二人でいた事などに不安を抱いているんだろう
合い鍵を渡せばその不安は取り除けるのか、私には分からない
だけどこのままじゃ、本当に帰りそうになければ引きそうにもない。
めんどくさい事は嫌い
:08/10/09 19:11
:W62H
:☆☆☆
#471 [主]
「私がおらん時に勝手に家に上がらんって約束出来るなら別にいいけど‥」
この約束を守ると言うなら合い鍵を持つ意味もないと思うけど‥
「絶対守る!!」
合い鍵が持っていると言う形だけがたかチャンを安心させる
:08/10/09 19:22
:W62H
:☆☆☆
#472 [主]
――どうして人は形に捕らわれなければ生きていけないんだろう
「てか、ここではあっチャンって呼ばんといて」
:08/10/09 19:37
:W62H
:☆☆☆
#473 [主]
思う時がある
付き合うって何だろうって。
体なら付き合っていなくても重ねれる
好きと言うのも自由
なら意味は?理由は――?
束縛をする権利?
言葉と形に捕らわれる私達。
:08/10/10 23:55
:W62H
:☆☆☆
#474 [主]
形がなければ不安で
言葉がなければ寂しくて
愛する事の意味を
もう一度知りたい
思い出したい
だけど
思い出せない――‥
:08/10/10 23:57
:W62H
:☆☆☆
#475 [主]
「ココチャ〜ンおしぼり〜」
私の嫌いな声
私よりおしぼりの近くにいるのに指図するあみサン
こうやって偉そうにする事で満足しているんだろう
可哀相な人‥
そんな同情を抱きながらも、おしぼりを顔に投げつけた。
:08/10/11 00:01
:W62H
:☆☆☆
#476 [主]
「ッあっつ!!」
熱々のおしぼりが突然画面に飛んできたら、そりゃ熱いだろ
。
「ココナサン‥」
私の行動にまたもや唖然とするリィユン
「リィユン‥あっチャ‥ココナっていつもこんなん?」
私の行動にたかチャンまで口が塞がらないのか、リィユンに問いかけている。
:08/10/11 16:27
:W62H
:☆☆☆
#477 [主]
「あみに逆らうなっつったやんけ!!」
外に来いと指図され、心配そうにたかチャンとリィユンに見守られながら私は言われた通り店を出た。
「あみサンの逆らうなって、パシリですか?」
あみサンとは違って冷静な私。
それがまた、あみサンを苛立たせる。
:08/10/11 20:41
:W62H
:☆☆☆
#478 [主]
煙草を買ってこい
ジュースを買ってこい
自分が近くにいながらも、おしぼりを取れ
これじゃただのパシリだ。
逆らうもなにも意味が違う
「あみに売り上げ負けたくせにゴチャゴチャ言うなっ!!」
:08/10/11 20:44
:W62H
:☆☆☆
#479 [主]
店の前でヒステリックな女とそいつを睨みながらも立ち尽くすもう一人の女
注目を浴びない訳がない
「ココナサ〜ン」
その声はさっきも聞いた男の声。
:08/10/11 20:47
:W62H
:☆☆☆
#480 [主]
「四つ葉見つけたんすよ〜!!」
あみサンを全く無視するかのように、私に駆け寄る男。
「ココナサン見て見て!!」
そう言った手元には枯れた四つ葉の詩織だった。
「ちょっとあんた邪魔なんやけど」
:08/10/16 00:16
:W62H
:☆☆☆
#481 [主]
チラリと背の高いあみサンを見上げると何とも言えないピリピリした顔。
「あんたが一番邪魔なんやけど」
高いヒールを履いているあみサンと身長は同じくらいだろうか。
男の声は凄まじく低い。
:08/10/16 00:19
:W62H
:☆☆☆
#482 [主]
カルピスを勝手に手に取り話しかけてきた声からは想像が出来なく、男の目は鋭い。
「なっ‥」
「俺はあんたに興味ない。ココナサンに用があんねん」
鋭い瞳から目を反らす事ができない。
:08/10/16 00:22
:W62H
:☆☆☆
#483 [主]
「お前帰り残れよ」
それだけ言うとあみサンは店に戻っていった。
(お前呼ばわりか‥)
「ココナサン見て見て〜!!」
先ほどの表情と声はどこにいったのか、今、目の前で無邪気に笑う男からは想像できない。
:08/10/16 00:25
:W62H
:☆☆☆
#484 [主]
あみサンと私のおかしな空気だった事には全く触れず、男は詩織をヒラヒラさせる。
男も見ていたに決まってる。
分かってやっているのか、ただの偶然か。
それは私も聞かなければ、男も言わないだろう。
私が聞いても
「何のこと?」と、とぼけられそうだ。
:08/10/16 00:28
:W62H
:☆☆☆
#485 [主]
「あぁ‥四つ葉‥」
「ユウトが、あ、後輩ね、
ユウトのエロ本に挟まってたから抜いてきた!!」
「‥何のために?」
「ココナサンにあげるために!!」
「いらんよ」
二回目の会話はこれだけだった。
:08/10/16 00:32
:W62H
:☆☆☆
#486 [主]
店へと戻り何もなかったかのようにお酒を浴びるように飲む。
お酒が回れば回るほど、頭の中は売り上げの事を駆け巡る。
私が売り上げ負けたからこんな事になるんだ
売り上げさえ勝てば
数字さえ抜けば‥
必死だった。
:08/10/16 00:37
:W62H
:☆☆☆
#487 [主]
あみサンを抜けば何が私を待ちかまえているかなんて分からない
ただ優越感に浸るだけかもしれない。
何のためにここまで、あみサンに対抗しているのか分からない
だけど
私は勝つんだ
私は‥負けない――
:08/10/16 00:39
:W62H
:☆☆☆
#488 [主]
この日から私は必死だった。
連絡先を知っている人みんなにメールや電話をし、その中で来てくれたお客さんの前では浴びるように酒を飲む。
ボトルを空ければ売り上げは上がる。
そんな姿にお客さんは嫌な顔を一つしない。
私の飲みっぷりに喜ぶ
私の飲みっぷりを見て気持ちがいいと言う。
アフターに誘われる
。
私は間違ってもNOと言わない。
:08/10/16 00:43
:W62H
:☆☆☆
#489 [主]
あみサンは彼氏が毎日迎えに来ているため、アフターをしない。
その反面、私はその場ではお金にならないアフターを繰り返す。
今までアフターに付き合ってくれる子がいなかったからか、私の付き合いにお客さんは喜んだ。
その場ではお金に繋がらなくても、少しずつ‥確実に少しずつ‥売り上げは延びていった。
:08/10/16 00:48
:W62H
:☆☆☆
#490 [主]
元はあみサンのお客さんだった人
新規のお客さん
たかチャンの繋がりの人
いろんな人がココナ目当てで毎日店に顔を出してくれる。
そんな中、あみサンからの嫌がらせは止まなかった。
おかんからも通りすがりに嫌みを言われる始末。
私がお客さんを呼べば呼ぶほど、嫌がらせの度は過ぎていった。
:08/10/16 01:04
:W62H
:☆☆☆
#491 [主]
私が買って置いていたカートンの煙草ごと水浸しにされたり
吸い殻の入った灰皿を投げつけられたり
グラスを割ったのは私じゃないのに、Gマスにココナが割ったと、おかんとあみサンで言ったり。
私がいない間に、私のお客さんにココナの悪口を言ったり。
数え切れない嫌がらせを受けた。
:08/10/16 01:09
:W62H
:☆☆☆
#492 [主]
だけど慣れと言うのは怖いものだ。
毎日毎日何かしらされていると、不思議と何も感じなくなる。
足を踏まれたり、髪を引っ張られたり、体の痛みはあるけれど、服に吸い殻がばらまかれても
「あぁ〜あ‥お気に入りの服だったのに‥」
そんな感情しか抱かなくなった。
リィユンはいつもそのたびに心配そうに声をかけてくれるけど、本当に大丈夫。
私が心配し、怯えているのは、『数字』
ただそれだけ。
:08/10/16 02:27
:W62H
:☆☆☆
#493 [主]
そんな忙しい日が一週間過ぎた頃、たかチャンが後輩と飲みに来た。
私とリィユンが席に着く。
暇な時は私とリィユン、2人で一つの席に着くのが当たり前になっていた。
いつものように楽しく飲んでいた。
カラオケを歌って、バカ話して。
だけどトイレから戻ってきたリィユンの顔色は青白かった。
:08/10/16 02:33
:W62H
:☆☆☆
#494 [主]
「リィユン、大丈夫?顔色悪いけど」
私は奥の厨房にリィユンを呼び出し問いかける。
「‥だ‥だい‥じょぶ‥」
誰が見ても聞いても大丈夫じゃない顔と声。
だけど私はそれ以上何も聞かなかった。
本人が大丈夫じゃなくても、大丈夫と言っているんだ。
私には何も出来ない。
:08/10/16 02:37
:W62H
:☆☆☆
#495 [主]
深く問い詰めるのは苦手
「‥コ、ココナサン待って‥」
大丈夫と言われどうする事も出来ず席に戻ろうとする私を引き止めるリィユン。
「ん?」
私はリィユンの高さにしゃがみ込んだ。
:08/10/16 02:39
:W62H
:☆☆☆
#496 [主]
「お酒‥」
「お酒かけられた‥」
下を向きながら泣いているのか、
リィユンの顔を覗き込むと、確かに化粧がとれていてた。
「誰に?てかいつ?」
誰にかは聞かなくても分かっていた。
:08/10/16 02:42
:W62H
:☆☆☆
#497 [主]
「トイレ出た時‥」
トイレを出た時に、たまたまあみサンがお酒を作りにグラスを持って目の前にいた。
アイスとミネを置いてある場所はトイレのすぐ横。
たまたま目が合ったと同時に酒を顔にぶちまけられたらしい。
私の中で怒りがフツフツと湧き上がる。
:08/10/16 02:46
:W62H
:☆☆☆
#498 [主]
「あいつの見方なくせに」
そう言いながら酒をかけられたと言う。
私が最近あみサンに何をされても、何を言われても我慢出来ていたのは、もう一つ理由があった。
リィユンには何もしなかったから。
私に対する嫌がらせは増していたけど、その分、リィユンに対する嫌がらせは消えていたから。
:08/10/16 02:48
:W62H
:☆☆☆
#499 [主]
だけど今起きた事は私が許せない事。
リィユンは精神が弱い。
ましてや、理由が私でそんな事をするのは許せない。
「ごめんな、リィユン。大丈夫やから、化粧直しておいでよ」
やる相手が違う。
:08/10/16 02:52
:W62H
:☆☆☆
#500 [主]
「ヴ‥うん‥」
リィユンがトイレに行き、私はたかチャンの席に戻る。
「何かあったん?」
帰りが遅かった私を心配したのか、たかチャンが聞いてくる。
「別に」
イライラする‥
:08/10/16 02:56
:W62H
:☆☆☆
#501 [主]
そんな私の対応に、
「チェック」
そう口にしたのは、
たかチャンの後輩だった。
たかチャンが後輩に何か耳打ちしていたのは見ていた。
:08/10/16 02:57
:W62H
:☆☆☆
#502 [主]
‥プチン
私の中で小さな何かが音を立てた。
「帰りたいなら自分の口で言えば?
何で後輩に言わす訳?
何のための口やねん!!
後輩使うなや!!」
ただの八つ当たり‥
:08/10/16 03:00
:W62H
:☆☆☆
#503 [主]
帰りたいなら自分の口で言えばいい
なぜ後輩に言わすのか分からない
私の態度に腹を立てたなら、そう言えばいい、本人が。
後輩を使うたかチャンに腹を立てた。
あみサンは私に腹を立てているのに、リィユンに当たる
たかチャンは私に腹を立てているのに、後輩を使う。
似ても似つかない理由を繋ぎ合わせ、八つ当たりは止まらなかった。
:08/10/16 03:08
:W62H
:☆☆☆
#504 [主]
「ココナチャン‥そんなんじゃないから‥チェック‥」
たかチャンは黙って下を向いたままで、後輩が気を使いながら話す。
黙ったまま財布の中から諭吉を取り出すたかチャン。
「いい、私が払っとく。帰りたいならさっさと帰れば」
:08/10/16 03:11
:W62H
:☆☆☆
#505 [主]
そう言い放つ私に余計腹を立てたのか、たかチャンは店を出た。
後輩もその後を追うように店を後にした。
私のイライラとは逆に、店は忙しさを増す。
慌ただしい1日も閉店の時間にり、
私は洗い物をするよりも先に、あみサンの前に立ち、頬を一発ぶん殴った。
:08/10/16 03:44
:W62H
:☆☆☆
#506 [主]
「っにすんねん!!」
いきなりの事に驚きを隠せないのか
私が来る事を分かっていたのか。
‥パチーン
私の頬を思い切りビンタ仕返すあみサン。
:08/10/16 03:46
:W62H
:☆☆☆
#507 [主]
私がもう一発やり返そうとすると
「ストッ―プ」
間に割り込んだのはGマスだった。
:08/10/16 03:48
:W62H
:☆☆☆
#508 [主]
「君たちは本間に仲が悪いねぇ‥
仲良くする素振りも出来ないかなぁ‥」
いつからいたのか、多分集金をしに来たんだろう。
「あみチャンは帰りなさい」
Gマスの言葉にあみサンとおかんは納得のいかない顔で帰って行った。
:08/10/16 03:51
:W62H
:☆☆☆
#509 [主]
「で、りゆチャンが酒をかけられた、と。」
ボックスにリィユンと私とGマスが座り、リィユンがGマスに今日あった事を説明する。
私は煙草を手を取る回数が増える
「ココチャンとあみチャンの仲の悪さで、りゆチャンが八つ当たりされたって事ねぇ‥」
:08/10/16 03:54
:W62H
:☆☆☆
#510 [あ]
:08/10/18 08:32
:SH905i
:☆☆☆
#511 [我輩は匿名である]
相変わらず面白い!
頑張って下さい♪
:08/10/18 10:14
:SH903iTV
:☆☆☆
#512 [主]
:08/10/18 15:19
:W62H
:☆☆☆
#513 [主]
>>509続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「や‥Gマス、ココナサンはりゆを庇ってくれたんです‥
今回だけじゃなくて‥」
「今回だけじゃないって事は今までにも、あみチャンとこうゆう事があったって事でしょ」
「‥それはっ」
「仲良く出来ない?」
:08/10/18 15:24
:W62H
:☆☆☆
#514 [主]
リィユンとGマスの会話から突然私に話を振られ、煙草の火を消した。
「Gマスはこの店に友達ゴッコを求めてるんですか?」
チャララララ〜ン♪
重苦しい空気を、Gマスからもらったストラップが揺れる携帯が間に割り込む。
:08/10/18 15:28
:W62H
:☆☆☆
#515 [主]
すいませんと携帯を開けると一件のメールだった。
『あっチャン家で待ってていい?』
たかチャンからのメールに“無理”とだけ返信を打ち電源を切った。
Gclubを出た後、この時間まで何をしていたかなんて知らないけど、あんな事があった後によくこんなにも図々しいメールが送れるもんだと感心した。
:08/10/18 15:32
:W62H
:☆☆☆
#516 [主]
「お客さんもスタッフの仲の悪さは見て分かるよ。
スタッフが仲良く出来て店の雰囲気がよくなる」
Gマスの言ってる意味は分かる。でも‥
「仲良くもないのに、無理に仲良しゴッコをしても、お客さんは見抜きます。
お客さんだってそんなにアホじゃない
私たちを一番よく見ているのはお客さんです。」
:08/10/18 15:35
:W62H
:☆☆☆
#517 [主]
「君には何を言っても無駄みたいやねぇ‥」
関西弁なのに関東の口調が混じった、最後に語尾を伸ばすのがGマス。
「私はここに友達を作りにきてるんじゃない」
「君友達いないでしょ?」
:08/10/18 15:39
:W62H
:☆☆☆
#518 [主]
「‥‥」
サキならここで何て言う?
サキから離れ、今でも止まない連絡を無視し続ける私を、サキはまだ友達だと言ってくれる?
ねぇサキ‥
私間違ってるかな?
「りっ‥りゆがココナサンの友達ですよっ!!」
:08/10/18 15:42
:W62H
:☆☆☆
#519 [主]
リィユンはどうして私をそんなにも慕うんだろう。
私がリィユンを庇ったりしているから?
でもそれなら違うよ
リィユンの為じゃない。
私の為。
全て自分自身の為。
私が見てて気分が悪いから。
:08/10/18 15:45
:W62H
:☆☆☆
#520 [主]
ただ、それだけ―‥
リィユンをほっとけなかったっと
リィユンが大事な存在なんだと気付くのはまだ先なんだから――‥
:08/10/18 15:47
:W62H
:☆☆☆
#521 [主]
「ただいまぁ‥」
毎日誰もいない部屋に言葉をかけるのは癖。
寂しさからの癖なのか‥
だけどいつもと何かが違う‥
これと言った何かではないけれど、微妙にベッドの上に置いてあった雑誌などの位置が変わっている。
枕の位置が微妙に違う。
:08/10/18 15:51
:W62H
:☆☆☆
#522 [主]
私は少しの怒りを抑えながら、電話をかける。
「‥はい」
もう寝ていたのか、寝ぼけた声を出す男。
「家勝手に入った?」
――約束が違う。
:08/10/18 15:54
:W62H
:☆☆☆
#523 [主]
あんなに店で揉めた後に、どちらが悪いを関係なしにしても、仲直りもしていない。
まだ私は思い出すとイライラするくらい。
だけど何もなかったかのように、メールしてきて、私は鍵を渡した時から言ったはず。
絶対に私がいない時に家にあがるなと。
それを守ると言ったから仕方なく鍵を渡した。
:08/10/18 16:44
:W62H
:☆☆☆
#524 [主]
なのに突然メールで家に上がってもいいかと聞かれ、私はすぐに断った。
なのに‥
「‥ごめん」
約束を破った。
正直約束を破ったとかどうでもいい
私は携帯を見られたり、私物を勝手に触られたり、ましてや家に勝手に入られたりが大嫌い。
ましてや今日の状況で。
:08/10/18 16:57
:W62H
:☆☆☆
#525 [主]
なら最初から鍵なんて渡すなよと言われるかもしれない。
だけど私は知っている。
人は形に捕らわれないと生きていけない事を。
その事で人は満足する事を。
それは私も同じだから
同じだったから―‥
:08/10/18 18:22
:W62H
:☆☆☆
#526 [主]
「私ん家で何してた訳?」
「‥寝てた」
「自分ん家で寝ればいいやん」
「仲直りしたかったから‥」
仲直りしたかったから私の家に来た。
ならなぜ今この人はここにいないんだろう。
:08/10/18 18:24
:W62H
:☆☆☆
#527 [主]
家に上がられた時点で許せないけど、たかチャンの言う言い訳の意味が分からない。
仲直りしたくて家で待っていたと言うなら、なぜ私が帰ってくる前に自分の家に帰るのだろう。
本当にそれが理由なら、たかチャンは今ここにいるはずじゃないのか。
矛盾しずきている言い訳に余計腹が立つ
:08/10/18 18:28
:W62H
:☆☆☆
#528 [主]
「本間にごめん‥」
もういい
めんどくさい
付き合うって
こうゆうのが当たり前だっけ
付き合うって
これが好きと言う証だっけ‥
:08/10/18 18:31
:W62H
:☆☆☆
#529 [主]
「もういい」
それだけ言い私は電話を切った。
これ以上話しても
たかチャンは誤る一方で、私は理解出来ないまま。
ラチがあかなければ、時間の無駄だ。
電話を切っても、やっぱりしつこく鳴り響く携帯に電源を切る。
いつもの事。
:08/10/18 18:33
:W62H
:☆☆☆
#530 [我輩は匿名である]
たかちゃんうぜえ
:08/10/18 19:23
:SH906i
:☆☆☆
#531 [主]
>>530サン
読んでくれて本当にありがとうございますo(^-^)o
また時間が出来次第更新します☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/18 19:27
:W62H
:☆☆☆
#532 [主]
>>529続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ピンポーン
ピンポーンピンポーン‥
うとうとしていた目をこすり、時計を見る。
カーテンの隙間から薄く光が入り込む
寝起きの頭を回転させる。
家のチャイムが鳴っている‥
:08/10/18 19:34
:W62H
:☆☆☆
#533 [主]
私の住むアパートは‥
鍵がないと入れない
鍵を持っていて、こんな時間に私を訪れるのは一人しかいない。
ロックをかけているし、鍵を開けられても入れないと判断し、私は布団にくるまった。
ピンポーンピンポーンピンポーン‥
:08/10/18 19:37
:W62H
:☆☆☆
#534 [主]
それでもしつこく鳴り響くチャイムに嫌気がさす。
―ガチャン
鍵を開けた音じゃない、ロックが引っかかっている大きな鈍い音。
「あっチャンごめん!本間にごめん!!」
朝っぱらからいい迷惑だ‥
:08/10/18 19:39
:W62H
:☆☆☆
#535 [主]
ロックの少しの隙間から大きな声で謝られ、近所迷惑にもなる。
「あっチャン!!本間にごめん!!約束破って本間にごめん!!」
約束破ったとか
仲直りしたかったとか
めんどくさいんだってば。
付き合うって‥めんどくさい‥
:08/10/18 19:45
:W62H
:☆☆☆
#536 [主]
私は携帯の電源を入れ、家の前にいるたかチャンに電話をかけた。
布団から出るのがめんどくさい。
究極なめんどくさがり屋な私は、すぐそこにいる人にコールを鳴らす。
たかチャンはすぐに電話に出、外にいるたかチャンの声は電話越しでなくても聞こえてくる。
「もう分かったから」
:08/10/18 19:48
:W62H
:☆☆☆
#537 [主]
「あっチャン‥ロック外して‥」
「いや」
「ほら‥まだ怒ってる‥」
「怒ってない、めんどくさいだけ。
てか仕事行きや」
「あっチャンが開けてくれたら仕事行くから‥」
「‥あぁぁ〜もうっ!!まじでうざい!!」
重い体を起こし、最悪な気分なままロックをあけた。
:08/10/18 19:52
:W62H
:☆☆☆
#538 [主]
「何なわけ?あんたは今から仕事か知らんけど、私は寝てるねん!!
喧嘩とか仲直りとか
そうゆうのめんどくさいねん!!」
私の勢いにたかチャンが一歩下がったのが分かる。
「あっチャンの‥」
:08/10/18 19:54
:W62H
:☆☆☆
#539 [主]
「あっチャンの付き合うってなに‥‥」
震える声で
悲しそうな声で‥
そんなこと私に聞かないで――‥
:08/10/18 19:56
:W62H
:☆☆☆
#540 [主]
「喧嘩がめんどくさいとか‥仲直りがめんどくさいとか‥
そんなん寂しいやん‥」
寂しい?
私が?
私がこんなんだから?
‥淋しい?
なら
聞きたい事がある。
答えてほしいことがある。
:08/10/18 21:03
:W62H
:☆☆☆
#541 [主]
「付き合うって何?
抱き合う関係?
束縛し合う権利?
喧嘩の相手?
辛い事があったら同情して悲劇のヒローインぶる二人?
あんたにとって付き合うってなに?」
:08/10/18 21:24
:W62H
:☆☆☆
#542 [主]
「あっチャン‥」
ねぇ‥
いつからこんな風になっちゃった?
いつから‥私は変わっちゃったの?
誰か教えてよ――‥
:08/10/18 21:26
:W62H
:☆☆☆
#543 [主]
好きだから泣いて
好きだから笑って
好きだから喧嘩して
好きだから仲直りして
好きだから抱き合って
好きだから束縛したくなって
好きだから‥
:08/10/18 21:29
:W62H
:☆☆☆
#544 [主]
頭が痛い――‥
何で‥何で、あなたが泣くの――?
:08/10/18 21:31
:W62H
:☆☆☆
#545 [主]
「ココナサンココナサン!!
このままいったら今月はあみサン抜けますよ!!」
次の日、出勤前ご飯に行こうとリァユンに誘われYESを出すと、会うなり興奮しながら目をパチクリさせる。
「これで何も言われなくなりますよ♪」
今の段階で、あみサンよりは売り上げがいいことには気付いていた。
:08/10/18 22:49
:W62H
:☆☆☆
#546 [主]
だけど、あみサンには太客がいる。
あっ君。
私が三人お客さんを呼んでも、あっ君は一人でそれ以上のお金を払う。
普通のサラリーマンみたいな人が、なぜ毎日毎日そんなに飲み歩けるのかが不思議だ。
だから私は団体を掴むように頑張った
団体客を掴むことによって、あみサンから売り上げを抜く方法に専念した。
:08/10/18 22:53
:W62H
:☆☆☆
#547 [主]
あっ君が夜勤の日は、あみサンがお客さんを呼べない日‥そう言っても大げさではなかった。
あっ君に助けられているあみサン
だけどそれは、あみサンが陰で、あっ君に対して努力している証拠
それは否定出来ない。
店がココナのお客さんだけで埋まる日もあった。
あみサンは確実に焦っている
:08/10/18 22:57
:W62H
:☆☆☆
#548 [なな]
:08/10/19 00:16
:W52P
:☆☆☆
#549 [我輩は匿名である]
:08/10/19 08:30
:W53T
:☆☆☆
#550 [主]
>>547続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あみサンも気づいているだろう。
このままいくとココナに売り上げが負けることを。
それを一番恐れているのは、あみサンなのかもしれない。
「え‥今日何の日‥?」
:08/10/19 17:01
:W62H
:☆☆☆
#551 [主]
リィユンはいつも通り私より一時間遅入りだけど、一緒に出勤したいと聞かず、同情出勤。
店に入ると、Gマスがすでいいて、店内が折り紙のワッカや色鮮やかな飾りでいっぱいだった。
隣にいるリィユンもいったい何の日だと同じく首を傾げている。
スタッフのバースデーも今日はない。
ハロウィンやクリスマスでもない。
:08/10/19 17:13
:W62H
:☆☆☆
#552 [主]
同情×
同時○
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あの‥」
「フフフフフ〜ン♪今日はぼく〜のバースデ〜♪」
疑問を問いかける前から一人鼻歌まじりで唄っているGマス
「ぼく〜のぼく〜のバースデ〜♪」
この店はオーナーの誕生日も祝うのか‥
しかもGマス自分の居酒屋を閉めてまで‥
:08/10/19 17:30
:W62H
:☆☆☆
#553 [主]
幼稚園児が喜んでしそうな折り紙のワッカを誰が作ったのかは疑問だが、めんどくさいから聞かないでおくことにした。
「ココチャン、リィユンおはゆ〜♪」
りゆチャンからリィユンに呼び方が変わっていれば、話し方がキモい‥
ピンポーン
店に誰かが来た音と共に大きな花束を持った花屋がこれでもかと言うくらい訪れる。
:08/10/19 17:35
:W62H
:☆☆☆
#554 [我輩は匿名である]
リアルタイム?
頑張ってください

:08/10/19 17:38
:SH906i
:☆☆☆
#555 [主]
>>554サン
読んでくれてありがとうございますo(^-^)o
記憶にある過去を辿りながら書いています☆また時間が出来次第更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/19 17:46
:W62H
:☆☆☆
#556 [主]
>>553続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この日はGマスの昔からの知り合いや、Gマス繋がりの常連客で店を占めていた。
ピンポーン
今日で何回花屋が訪れているだろう。
チンチン♪
この音はGマスがスタッフを厨房に呼び出す時に鳴らすベルの音。
:08/10/20 15:33
:W62H
:☆☆☆
#557 [主]
詳しく言えば、あみサンか私を呼んでいる。
店の報告や、他スタッフに伝える事などを二人にいつも伝えている。
「何ですか?」
あみサンより厨房側にいた私がGマスの元へ行く。
呼ばれた意味も、今さっき鳴らしたベルは私宛だとも何となく気付いていた。
:08/10/20 15:37
:W62H
:☆☆☆
#558 [主]
「あっチャン‥Gマスの事が好きなのぉ?」
厨房でGマスと二人きりの時、この人はあっチャンと呼ぶ。
もちろん他に一人でも誰かがいれば、ココチャンと呼ぶ。
Gマスが私を何て呼ぼうかは勝手だし何も言わない。
「はい?」
この人は機嫌がいい時は自分の事を、僕かGマスと言う。
:08/10/20 15:41
:W62H
:☆☆☆
#559 [主]
「ありがとぉ!!
Gマスの事が好きなんやねぇ‥」
「そうゆうつもりで贈ったんじゃないんですけど‥」
「照れなくていいよぉ〜」
あまりにもGマスにいろんな人が花を贈るものだから、私も少し前に近くの花屋に電話をして、Gマス宛に贈った。
礼儀としてと言うか‥流れと言うか‥
特に意味はないけれど。
:08/10/20 15:44
:W62H
:☆☆☆
#560 [主]
「今日帰り送るねぇ♪」
一人舞い上がるGマスについていけず、カウンターに戻った。
今日は先約がある。
別に約束はしていないけど、常連ばかりが座るカウンターの隅に、たかチャンが一人いるから。
今朝の事をまだ気にしているのか、オープンしてすぐにたかチャンは店に来た。
:08/10/20 15:48
:W62H
:☆☆☆
#561 [主]
昨日あの事があってから、誤りの電話とメールが何件も入った。
私はもう特に怒ってはいない。
だけど、鍵だけは返してほしいと言った。
でもたかチャンは嫌だと聞かず、今朝もその言い合いのまま、たかチャンは仕事に行った。
そして今こうして飲んでいる。
鍵を返しに来たのか、私を説得しに来たのかは分からない。
:08/10/20 15:55
:W62H
:☆☆☆
#562 [主]
今日は店がオープンから忙しかった為、たかチャンの席にはまだ一度も付いていない。
ほったらかし状態のたかチャンを気遣ってか、リィユンがちょくちょく話しかけているくらいだ。
帰る気配がないとゆうことは、ラストまでいて私と帰るつもりだろう。
Gマスが私を送ると言っても、用事があると断れば、何も言わないだろう。
だけど私は、いっその事、Gマスに送ってもらうのを口実にたかチャンから逃れようとも考えていた。
:08/10/20 16:00
:W62H
:☆☆☆
#563 [主]
すんなりとたかチャンが鍵を返してくれるとは思えない。
それにお酒が入ったたかチャンはいつもより少し口調がきつくなる。
はっきり言って、うざい。
と言うか、今は意味不明な、会話にもならないGマスといるほうが気楽だ。
何も考えずにすむ。
この日、
たかチャンと帰っていれば、私の未來はどうなっていた?
:08/10/20 16:06
:W62H
:☆☆☆
#564 [主]
たかチャンをあんなにも傷付けずにすんだのかな‥
私はこんなにも傷つかずにすんだのかな‥
こんなにも涙を流さずにすんだのかな‥
こんなにも、苦しまなくてもすんだのかな‥
こんなにも、悲しい思いしなくてもすんだのかな‥
それは全て
:08/10/20 16:11
:W62H
:☆☆☆
#565 [主]
愛に繋がっていた
365日の中で
たった1日が運命の日
毎日のその1日が
運命を呼び運ぶ。
:08/10/20 16:13
:W62H
:☆☆☆
#566 [主]
「すいません店閉めさせてもらいまぁす」
いつもの呼びかけ。
あみサンと日替わりで閉店の一言。
ゾロゾロと帰って行く中、やっぱりたかチャンは帰ろうとしなかった。
「今日は予定あるから先帰って」
:08/10/20 16:19
:W62H
:☆☆☆
#567 [主]
「‥予定って?」
「‥」
「予定って何?」
何でいちいち説明しないといけないんだ
「ココナサン約束のご飯奢って下さいよ〜♪」
私が黙りたかチャンに詰め寄られているのを見かねたリィユンが、フォローしてくれる。
「て、ことやから」
リィユンにお礼言わなくちゃ。
:08/10/20 16:22
:W62H
:☆☆☆
#568 [主]
「俺も行く」
「‥」
「俺も行くから」
「‥」
「リィユン、いいよな?」
「え‥」
困った声を出すリィユン。
「行くから」
「たかチャンうざい」
しつこい‥
:08/10/20 17:33
:W62H
:☆☆☆
#569 [主]
「なら俺は何のために金払ってまで来てる訳?」
案の定お酒が入って口調が変わっている。
「来てなんか言った?
勝手に来て勝手に飲んで勝手に酔って、全部そっちの都合やん」
付き合いきれない。
「好きな女を待つ彼氏が勝手かよ?!」
また言い合い‥
:08/10/20 17:36
:W62H
:☆☆☆
#570 [主]
「そうゆうのがめんどくさいって何回言えば分かる訳?」
たかチャンは納得出来ないと言う様子で仕方なく帰って行った。
鍵返してもらうの忘れたし‥最悪‥
「ココナサン‥これでよかったん?」
「え、うん。リィユンありがとう」
:08/10/20 17:43
:W62H
:☆☆☆
#571 [主]
「そっか‥」
何でリィユンが悲しそうな目をするんだろう‥
「色恋女は大変やねぇ〜」
灰皿を拭いていたあみサンが嫌みを投げかけてくる。
言い返しちゃ駄目。
色恋女‥ねぇ‥
:08/10/20 18:08
:W62H
:☆☆☆
#572 [我輩は匿名である]
たかちゃんうざすぎる
:08/10/20 18:34
:SH906i
:☆☆☆
#573 [主]
>>572あはは(笑)
いつも読んでくれて本当にありがとう☆
また更新します.梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/20 19:05
:W62H
:☆☆☆
#574 [○まみチャン○]
全部読んだぁあ-!!!続き気になるカラ、めちゃァゲて欲しいケド何ょり主サンの体調の方が大事だかンね!!!楽しみにしつつ、ぉ大事にねッ(*○´T`艸)*゚。
:08/10/21 02:47
:923SH
:☆☆☆
#575 [主]
>>574サン
感想板にお返事しますo(^-^)梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/21 12:50
:W62H
:☆☆☆
#576 [主]
>>571続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ココナサン、今日何でたかチャン断りたかったんですか?」
あみサン達は私が突っかかりもせず、ボックスでリィユンと話し込んでいるのがつまらないのか、さっさと帰って行った。
「Gマスが送るって言うから」
このGマスの言葉だって本気で言ったのか分からない。
その場の流れだったかもしれない。
:08/10/21 12:55
:W62H
:☆☆☆
#577 [主]
実際、集金し終えたGマスはとっくに店を出ていた。
だけど
「Gマスがですか?珍しい‥」
Gマスは、必ず私を送る。
自信と言うか‥そんな気がした。
どこかで待ってくれている、そんな気がした。
Gマスがそんな行動とるんですね、と、ルビーKのママ同様気に入られてるねと、リィユンも口にする。
:08/10/21 13:00
:W62H
:☆☆☆
#578 [主]
ルビーKのママ‥
最近変な話を耳にする。
GclubとルビーKを往復するお客さんから、いい話を聞かない。
「お前ママと喧嘩したんか?」
「お前ママに何であんなにも嫌われてるんや?」
そんな言葉がよく耳に入る。
:08/10/21 13:03
:W62H
:☆☆☆
#579 [主]
何で?と聞いても、それ以上話はしてくれない。
今まで通り、普通にメールも交わしている。
私が思うには何も変わりない。
だけど、日が経つにつれ、周りは変わっていっていたんだ。
私が気付かなかっただけ。
また一人‥ココナから離れていく――
:08/10/21 13:07
:W62H
:☆☆☆
#580 [主]
周りだけじゃない
周りだけが変わっていくもんだと思っていた。
私だって変わっていったんだ
:08/10/21 13:10
:W62H
:☆☆☆
#581 [主]
今日だって言われた
今日集まったお客さんはほとんどが、ルビーKのママとも仲良しな人たち。
「お前、ママに嫌みなメールとか送ってんやって?」
内容が理解出来なかった。
メールは週に何回か交わすけど、最近はどうとか、いつもそんなありきたりな内容。
嫌みメールの意味が分からない。
だけどやっぱり、それ以上知る事は出来なかった。
:08/10/21 18:56
:W62H
:☆☆☆
#582 [主]
気にしないようにしていた。
ママ本人から聞かないと分からないから。
噂は、やっぱり噂で。
聞き流すようにしていた。
〜チャララララン♪
――‥ほらね、
やっぱり待っていた。
:08/10/21 18:59
:W62H
:☆☆☆
#583 [主]
パスタ屋にいるからおいでと電話は切れた。
店のすぐ近くにあるイタリアンBAR。
系列店じゃないのに、Gマスと長年の付き合いらしく、飲み会や集まりがある時は、必ずと言う程この店の人たちも来る。
気心しれた店だと言う。
リィユンに別れを告げてGマスの元へ向かった。
:08/10/21 19:04
:W62H
:☆☆☆
#584 [我輩は匿名である]
気になる

:08/10/21 20:08
:SH906i
:☆☆☆
#585 [主]
>>583続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「カルボナーラ好き?」
「嫌いです」
「カルボナーラちょうだい」
「‥」
私はカルボナーラが苦手。
Gマスは私の嫌いなものを当てるのが得意なのかもしれない。
:08/10/21 22:33
:W62H
:☆☆☆
#586 [主]
「ワイン好き?」
「嫌いです」
「いつものワイン二つちょうだい」
「‥」
やっぱり会話にならない。
チーズは好き
パスタは好き
だけどカルボナーラは嫌い
:08/10/21 22:36
:W62H
:☆☆☆
#587 [主]
目の前に嫌いなカルボナーラとワイン
隣には話が噛み合わないGマス
周りにはドレスを着た女性
「‥おいしぃぃぃ〜!!!!」
嫌いなカルボナーラが大好きになった。
:08/10/21 22:39
:W62H
:☆☆☆
#588 [主]
すっごくすっごく美味しくて、カルボナーラのイメージが変わった。
「ワインおかわり下さい!!」
苦手なワインが大好きになった。
このワインは手作りなんだよと、テーブルに置いてある、透明なワインの入った入れ物を誇らしげに見せる店員。
:08/10/21 22:42
:W62H
:☆☆☆
#589 [主]
彩りなフルーツが入ったフルーツワイン
この日、私と
隣の席に座る、Tシャツから除かせる蛇を見せる男
二人の関係も
変わった――‥
:08/10/21 22:46
:W62H
:☆☆☆
#590 [主]
>>584サン
ありがとうo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/21 22:48
:W62H
:☆☆☆
#591 [主]
>>589続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
「ココチャン飲みすぎだよ」
初めての美味しいワインに感動し、もう何杯目か分からない
「Gマスも飲みすぎですよ」
目が少し虚ろになり、いつも以上に喋り続けるGマス。
:08/10/21 22:51
:W62H
:☆☆☆
#592 [主]
「まだまだ飲むぞぉ〜」
そこらにいるただの酔っ払いになったGマスは、M2に私を連れて行く。
Gマスの親友がマスターを勤めるボーイズBAR
「あの‥私もう帰ります」
朝までコースとは計算外。
実際、たかチャンから逃れる為だけの理由だった。
:08/10/21 22:56
:W62H
:☆☆☆
#593 [主]
あれから、たかチャンから連絡はない。
これ以上Gマスと一緒にいる理由はもうない。
「Gマスの誕生日にそんなこと言うのぉ‥」
「もう日付変わってるでしょ」
「誕生日に一人にするのぉ‥」
「いらっしゃいませ―!!」
:08/10/21 23:01
:W62H
:☆☆☆
#594 [主]
なぜ押しに負けてしまったんだろう‥
日付は変わっていても、Gマスの誕生日だとみんな大賑わい
私は大人数が嫌い
一人が好き。
何も考えず済むから
誰にも気を使わずに済むから。
だけどあまりの盛り上がりに、私も自然とお酒が進む。
:08/10/21 23:05
:W62H
:☆☆☆
#595 [主]
だからと言ってお酒が進むだけで、会話の中には入らず一人静かに飲んでいた。
「ココナチャンやんね?」
そう話しかけてきた一人の女性。
私から席を一つ空け、一人静かに飲んでいた女性。
「‥はい」
:08/10/21 23:08
:W62H
:☆☆☆
#596 [主]
また一人、私の記憶に残る人に出会う。
「初めまして、なぎさです」
ニコッと笑うなぎさと名乗る人は、美しすぎた。
あまりにも整った目鼻立ちに言葉を失った。
あまりにも綺麗な人すぎて、こんな人がテレビの世界以外にいるんだと目をそらせなかった。
:08/10/21 23:11
:W62H
:☆☆☆
#597 [主]
「ママから話は聞いてるよ」
なぎさサンが言うママは、ルビーKのママだとすぐに分かった。
「そうですか‥」
なんか‥好きになれない。
トゲのある話し方と言うか、裏がありそうな‥直感で関わりたくないと思った。
関わらなければよかったんだ――
:08/10/21 23:16
:W62H
:☆☆☆
#598 [主]
「姫とココナチャンは似た者同時かもな」
M2のマスターが話しかけてくる。
ここでは、マスターもGマスもなぎさサンの事を、姫か、なぎチャンと呼ぶらしい。
「なぎさサンに失礼でしょ」
この人が偉いさんだと言うことは二人の対応を見て分かった。
:08/10/22 00:39
:W62H
:☆☆☆
#599 [主]
「友達がおらんとことか?」
「何考えてるか分からんとことか?」
「マゾっぽいとことか?」
マスターとGマスはケタケタと笑いながら盛り上がっている
友達がいないと決めつけられ、マゾだと決めつけられた。
なぎさサンはGマスとマスターとかなり仲のいい関係らしい。
:08/10/22 00:43
:W62H
:☆☆☆
#600 [主]
確かに‥
なぎさサンと私は似ているものを持っていた。
似た環境にたっていた。
寂しくて、苦しくて、だけど抜け出せない場所は、二人同じだった。
だけど、私はなぎさサンを好まない。
:08/10/22 00:45
:W62H
:☆☆☆
#601 [主]
「ココチャン、アドレス交換しよ♪」
「‥」
「え‥嫌やった?」
正直嫌だ。
教えたくない。
メールは嫌い。
めんどくさい。
「何か嫌われる事言ったかな‥?」
だけど、昔から最終的には断れない性格は変わっていないみたい。
:08/10/22 00:50
:W62H
:☆☆☆
#602 [主]
チラリと腕でキラキラと光るごつい腕時計を見ると、もう朝の6時だった。
隣にいるGマスはもう出来上がっている。
だけどこの人はどれだけ酔っても、意識はあるのを知っていた。
酔いが覚めるのがすぐだと言うのも知っている。
周りを見ると、店には私とマスターとGマス、そしてなぎさサンだけになっていた。
:08/10/22 02:30
:W62H
:☆☆☆
#603 [主]
「よっしゃぁ〜Gマス!!カラス探しに行くぞ!!」
突然立ち上がり二人は店の外に出た。
隣にいるなぎさサンはフッと優しく笑みをこぼし、行こう、っと私の手をつかみ4人外に出る。
「うっわ‥完全朝やん‥」
頭の上に乗せていたサングラスをかける。
:08/10/22 02:33
:W62H
:☆☆☆
#604 [主]
私は朝が嫌い
太陽が嫌い
この街で
この光は似合わない
「かぁ〜かぁ〜かぁ〜くわぁ〜」
何やってんだ‥
:08/10/22 02:35
:W62H
:☆☆☆
#605 [主]
カラスの泣き真似をこれでもかと言うくらい繰り返すマスターとGマス。
「絶対あのカラス俺見たって!!」
「はぁ〜?あいつは俺目当てやろ!!」
「いぃやっ!あいつは俺や!!」
意味の分からない会話に唖然とする私とは反対に、クスクスと笑いながらなぎさサンの見つめる先は、
マスターだった。
:08/10/22 02:38
:W62H
:☆☆☆
#606 [主]
なぎさサンはマスターが好きだ。
女の感。
マスターを見守るような、優しい目。
マスターとなぎさサンの関係には興味はないけど‥
カラスが近くのゴミ出し場に何羽か集まってきた。
その中に一羽のハトも紛れて。
今からGマス達がやることは忍び足を見て予想が付く。
:08/10/22 02:43
:W62H
:☆☆☆
#607 [主]
「っしゃぁぁぁあ!!!!」
Gマスの声を聞いてそちらを見ると、
ハトがGマスの両手の中に‥
:08/10/22 02:45
:W62H
:☆☆☆
#608 [主]
私は一人Gマスの車に向かった。
付き合いきれない‥
と言うか‥引いた‥
「あっチャ〜ン待ってよぉ〜」
必ず人、一人でもいれば、あっチャンとは呼ばないGマスが、マスターとなぎさサンのいる前で本名を呼んだ。
:08/10/22 02:49
:W62H
:☆☆☆
#609 [主]
やっとGマスも車に乗り、帰ると言ってくれ腰をおろす。
「あのハト絶対うまいで」
この人は少しおかしいんだろうか‥
だけど気づいていた。
今日Gマスと一緒にいた時間は、楽を通り越して苦痛ではなかった事、落ち着いた事に。
:08/10/22 02:52
:W62H
:☆☆☆
#610 [主]
私のアパートはホテル街
アパートの両際にラブホテル
そして薄暗い短いトンネル
部屋を借りるときに不動産屋の人に言われた。
物騒ではないけど、暗いから大丈夫?と。
今思えば物騒でない訳がない。
「あっチャンは今まで付き合ってもない人とH何回やった?」
:08/10/22 02:59
:W62H
:☆☆☆
#611 [主]
また始まった。
意味の分からない質問コーナー‥
「ないですよ」
「えぇ〜なら一回くらいやっといた方がいいよぉ」
何言ってたんだこいつは。
「ならやってみます?」
冗談のつもりだった。
からかうつもりだった。
:08/10/22 03:02
:W62H
:☆☆☆
#612 [主]
お酒が回り、発言が大胆になっていた。
いつものGマスなら
「俺のチンコはまだあっチャンには早い!」
とか、笑いながら流してくれると思っていた。
だけど、Gマスは一人なにやらブツブツ呟いている。
頭を傾げている。
:08/10/22 03:05
:W62H
:☆☆☆
#613 [主]
向かった先は私のアパートの隣のラブホテル。
「えっ‥ちょ‥冗談ですよ?」
それでも車はユウターンをしない。
「Gマス?冗談ですってば」
車はラブホテルの駐車場に止まった。
私の一言が冗談にならなかったって事?
:08/10/22 03:09
:W62H
:☆☆☆
#614 [主]
混乱する頭を必死に理解しようとした。
今日は(日付変わってるけど)Gマスの誕生日
ここはラブホテル
男と女がラブホテル
考えなくても分かる当たり前な事を整理した。
やっぱり‥目的は一つなんだ‥
みんな一緒。
目的は一つ‥
:08/10/22 03:18
:W62H
:☆☆☆
#615 [主]
何だか笑えてきたんだ。
好きになってもいいですかと聞かれ、曖昧な返事をしたと同時に、たかチャンが向かった先はホテルだった。
今回だって、私が冗談で挑発したつもりの言葉一つで、ここにいる。
冗談だと何回伝えても、Gマスは動こうとしない。
男なんて‥自分の快楽を求めているだけ‥
そして私は嫌とは言わず、流されるまま。
:08/10/22 03:22
:W62H
:☆☆☆
#616 [主]
この日、あなたが快楽だけで、流れだけで、私を抱けば、また何か未来は変わっていたのかもしれない。
1日1日が運命を呼び運ぶなら
1日1日の中での小さな小さな行動で、運命は変わる。
運命とは重い言葉のようで、小さな一つ一つが重なって運命に繋がる。
そんな気がした。
:08/10/22 03:27
:W62H
:☆☆☆
#617 [主]
フカフカな大きなベッドに
大きなテレビ
綺麗なお風呂に
小綺麗なトイレ
私は突っ立ったままだった。
ベッドの上で大の字になるGマス。
:08/10/22 16:53
:W62H
:☆☆☆
#618 [☆:)]
あげ⊂(・∀・)⊃!!
梓さん頑張リ〜ャ
:08/10/23 10:40
:821N
:☆☆☆
#619 [主]
>>617続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「酔ったわぁ〜、あっチャン寝よか」
そう言って、自分の左腕をポンポンと叩き、おいでと言う。
今更帰る事も出来ず、お酒も回っていた私は、ベッドに横たわる。
ううん――帰る事はいくらでも出来た。
ホテルを出れば、すぐ横が自分の家なんだから。
:08/10/23 13:38
:W62H
:☆☆☆
#620 [主]
微妙な二人の距離。
Gマスの腕に頭は乗せない。
Gマスから背中を向ける。
「何で帰らない?」
理由なてない。
帰らない理由も、ここにいる理由も。
今ここに存在する理由なんて分からない。
:08/10/23 13:41
:W62H
:☆☆☆
#621 [主]
「彼氏はいいの?」
「彼氏って何ですか?」
彼氏はいいのかと、今更気を使うなんて矛盾している。
「‥え?」
君は突然何言ってるの?
そんな顔をされた。
たかチャンやGマスに、彼氏とは何と、付き合うとは何だと聞いて、どんな返しを私は求めているんだろう。
:08/10/23 13:45
:W62H
:☆☆☆
#622 [主]
「なら彼氏になろうか?」
運命は一瞬で
奇跡とは一瞬で
たった一言が
たった一つの行動が
明日を変える。
:08/10/23 13:47
:W62H
:☆☆☆
#623 [主]
本気か冗談か‥
この人はいつも分からない。
何を考えているのか分からない。
でも、冗談ではない気がする。
だけどそれも気がするだけで。
「だから彼氏って何ですか?彼氏になれば何か変わるんですか?」
:08/10/23 13:49
:W62H
:☆☆☆
#624 [主]
納得する答えなんてない。
「君のその考えを変えるよ」
自信ありげにそう言った。
:08/10/23 13:51
:W62H
:☆☆☆
#625 [主]
>>618サン
ありがとうございます(^-^)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/23 13:52
:W62H
:☆☆☆
#626 [主]
それ以上会話を交わすことはなかった。
〜チャララララン♪
朝まだ早い時間に着信音で目を覚ます。
なぜか私はGマスの腕の中にいた。
抱きしめられるように眠っていた。
まだGマスはスヤスヤと眠っている。
:08/10/23 14:28
:W62H
:☆☆☆
#627 [主]
「‥はい」
「あっチャンおはよう」
「うん」
「怒ってる?」
「別に‥」
「‥今どこ?」
「‥」
「‥‥今、どこ?」
「関係ない」
寝起きの悪さはピカイチな私。
寝ぼけた頭で電話をしながらふと思う。
:08/10/23 14:31
:W62H
:☆☆☆
#628 [主]
どうしてGマスは私を抱かなかったんだろう。
何しに男女がここにいるんだろう。
Gマスの目的は何だったんだろう。
そしてもう一つ。
私は夢を見なかった。
必ずと言ってもいい程、私は毎日夢を見る。
覚えていない夢が殆どだけど、寝付きが悪く、ここ最近夢を見ずにぐっすり眠れたのは久しぶりだった。
:08/10/23 14:35
:W62H
:☆☆☆
#629 [主]
「‥あっチャン?」
「あ、ごめん切るわ」
ラブホテルにいると言ったら、たかチャンは何て言った?
私を責めた?
‥責めないよね。
私が逆ギレして、きっとたかチャンが誤るんだ。
:08/10/23 14:37
:W62H
:☆☆☆
#630 [主]
「‥ン‥あっチャン‥?」
さっきとは違う声があっチャンと呼ぶ。
「おはようございます」
冷蔵庫から水を取り出しGマスに渡す。
「あっチャンおいで」
おいでと言われなくてもすぐ隣にいる。
目の前が真っ暗になった。
Gマスの腕の中にすっぽりと入って。
:08/10/23 14:42
:W62H
:☆☆☆
#631 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄
泣きそうになった‥
:08/10/23 14:44
:W62H
:☆☆☆
#632 [主]
ねぇ‥
タンスの奥で眠っているウサギは、
今泣いてるの?
私は‥
私の涙は、
あのウサギに託したんだ――
:08/10/23 14:47
:W62H
:☆☆☆
#633 [主]
私の目も
赤くなるだけ。
真っ赤になるだけ。
涙は零れ落ちない。
:08/10/23 14:48
:W62H
:☆☆☆
#634 [主]
「電話、彼氏?」
起きてたのか‥
「別に」
「あ、あっチャンの彼氏は俺か」
いつから彼氏になったんだろう。
私の彼氏はいったい誰で、何人いるんだろう。
世間はたかチャンを、Gマスを、彼氏と呼ぶのだろうか。
:08/10/23 14:56
:W62H
:☆☆☆
#635 [我輩は匿名である]
一番すきな小説

:08/10/23 22:30
:SH906i
:☆☆☆
#636 [うめさん]
主様、頑張ってね。無理はなく

:08/10/24 02:08
:N905i
:☆☆☆
#637 [主]
:08/10/24 15:32
:W62H
:☆☆☆
#638 [主]
>>634続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「みなみサ〜ン♪
最近はどうですか?今月は頑張ったらあみサン抜けそうです。お互い頑張りましょうね☆」
ルビーKのママ、みなみサンにメールを送る。
ルビーKからGclubに移る時だって
ルビーKにいた時だって、頑張ってねって、近くで応援してくれていたのはみなみサンだ。
:08/10/24 15:38
:W62H
:☆☆☆
#639 [主]
周りの言葉が気にならない訳じゃない。
だけど、冷め切った心の中でも、みなみサンは信用出来ると
思っている。
「ココナチャン飲みに行こ♪」
M2には最近一人で来るようになった。
店を閉め、アフターがない日は必ずとも言っていい程一人カウンターの隅にいる。
:08/10/24 15:42
:W62H
:☆☆☆
#640 [主]
その隣には毎回必ず、なぎさサンがいる。
なぎさサンも私が見る限り一人。
私に気付くと話しかけたそうにしているのには気付いているけど、私は目を合わさないようにしていた。
M2のスタッフが目当てだとか、そんなのは一切ない。
ただ、一人で飲みたいだけで、毎日の嫌がらせをお酒で消し去ろうとしていた。
:08/10/24 15:45
:W62H
:☆☆☆
#641 [主]
M2のスタッフがお酒を頂いていいですかと言えば、私は頷く。
でも、
「飲むのは勝手やけど話しかけんといてな」
扱いにくい客だろう。
ならBARにでも行けよと思われているかもしれない。
私がここに来る理由は一つ。
:08/10/24 15:48
:W62H
:☆☆☆
#642 [主]
〜チャララララン♪
騒がしい店内で携帯の光だけが頼り。
「五時には行くから帰っちゃだめよん♪」
当たり前のようにメールが来る。
ホテルに行った次の日から。
:08/10/24 15:51
:W62H
:☆☆☆
#643 [主]
Gclubのお客さんは大抵の人がM2のマスターとも仲がいい。
アフターとなれば、Gclubのすぐ隣のM2に行くのが流れで当たり前になっている。
店を夜中三時に閉め、それから飲むとなれば、開いている店も限られてこれば、ホストかボーイズBARくらい。
Gマスもそれを分かった上で、毎日ように自分の居酒屋を朝方に閉めたら、私を迎えに来る。
私も嫌だと言わず、体力が持つ限りGマスを待つ。
:08/10/24 15:57
:W62H
:☆☆☆
#644 [主]
毎日のようにGマスと飲む私を、睨む人もいる。
M2で飲んでいる女の人に、
「ココナサンやんね‥?Gマスと付き合ってるの?」
そう聞かれるのは珍しくなかった。
私も決まって返事をする。
「付き合ってないですよ、てゆうか‥もし付き合っていてもあなたには関係ないでしょ?」
そう言えば、それ以上話しかけられる事はない。
:08/10/24 16:01
:W62H
:☆☆☆
#645 [主]
Gマスと私の関係を一番知りたいのは私だ。
あの日から、ホテルには行っていない。
隣で飲んで、ご飯を食べる。
ただそれだけ。
何もない。
「ココナチャン?聞いてる?」
:08/10/24 16:03
:W62H
:☆☆☆
#646 [主]
いつものように飲んでいた私に、珍しく話しかけるなぎさサン。
「あ‥はぁ‥」
「飲み行こ♪」
ふと時計を見るとまだ四時だ。
五時まで時間はある。
「Gマスもまだけぇへんやろ?」
Gマスが来るのは分かっているといった言い方だ。
:08/10/24 16:06
:W62H
:☆☆☆
#647 [主]
「ココチャン、姫のワガママに付き合ったって」
マスターにまで言われ、私は何も考えずなぎさサンと飲みに出た。
「ココナチャンって無口やんなぁ」
なぎさサンの姉がやっていると言うBARに着き、私が喋らない分、なぎさサンが一人話し続ける。
にしても‥なぎさサンとお姉さん、似ても似つかない‥
:08/10/24 16:10
:W62H
:☆☆☆
#648 [主]
綺麗過ぎるなきさサンとは正反対な、お世辞にも美人とは言えない姉。
本当に姉妹だろうか?
そんなどうでもいい事を考えていた。
「お姉ちゃん、シャンパンちょうだい」
もう一つ。
なぎさサンの飲み方は普通じゃない。
M2でも隣をふと見ると、必ずシャンパンを飲んでいる。
それもとても安いとは言えないシャンパンを。
:08/10/24 16:13
:W62H
:☆☆☆
#649 [主]
Gマスに聞いた事がある。
なぎチャンはプー太郎だよ、と。
だけどお金は余る程あると。
死ぬまで働かなくてもいいくらいお金が有り余っていると。
そして子供がいて、バツイチだとも聞いた。
25歳のなぎさサン。
謎に包まれた人。
:08/10/24 16:16
:W62H
:☆☆☆
#650 [主]
「ココチャンとGマスってどうゆう関係?」
なぎさサンもか‥
「付き合ってないですよ、てゆうか‥」
「“付き合っていたとしてもあなたには関係ないでしょ”でしょ?」
ニコッと笑いながら、私のセリフのような言葉を遮られる。
「いつもその言葉言ってるね」
そう言ってまた笑うなぎさサン。
:08/10/24 16:21
:W62H
:☆☆☆
#651 [我輩は匿名である]
主さんがこの小説始めた頃からずっと読ましてもらってます。
どんな感じで終わるのかまだ想像はつかないですが最後まで絶対よみたいです

無理しないよう
主さんのペースで頑張って下さい★
:08/10/24 17:11
:F905i
:☆☆☆
#652 [☆:)]
またまた
あ〜げっ★
主さン、頑張リ〜!
:08/10/25 07:51
:821N
:☆☆☆
#653 [主]
>>650続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
毎日のように隣で飲んでいたんだ、一度や二度、聞こえていただろう。
「他の人に言うセルフは聞き飽きわ」
どうしてこの人は、これ程までに美しいのだろう。
私より少し低めの身長に細身の体。
肩より少し長い茶色い髪の毛。
外を歩けば女の私でも振り向いてしまうくらいの美しさ。
:08/10/25 15:50
:W62H
:☆☆☆
#654 [主]
「確かにGマスにはよくしてもらっています。
だけどご飯や飲みに連れて行ってもらうくらいで、ただの従業員とオーナーですよ」
夜景や朝日、そしてホテルに行った事は言わなかった。
ホテルに行ったと伝えても、何もなく帰ったなんて誰も信じない。
どうして私とGマスの仲をみんな探ろうとするのかな。
なぎさサンはM2のマスターがきっと好きだ。
他の人は?
:08/10/25 15:54
:W62H
:☆☆☆
#655 [主]
M2で話しかけてくる他の女は、ただの興味本位なのか、
Gマスが好きとか?
いやいや‥あんな変人ありえない‥
「Gマスってもてるからねぇ」
:08/10/25 15:56
:W62H
:☆☆☆
#656 [主]
‥心の中読まれた?
「え‥Gマスがですか‥」
「ココチャンもGマスが好きなんでしょ?」
この人も関西弁と関東弁が混じっている。
「好きとかそうゆうの分からないですから」
「‥過去に何かあったの?」
:08/10/25 16:00
:W62H
:☆☆☆
#657 [主]
「‥」
土足でズケズケと入ってくる人は苦手。
「夜景に行ったんでしょ?」
「え?」
私が黙りこくると、どこからの情報か、話しかけてくる。
:08/10/25 16:04
:W62H
:☆☆☆
#658 [主]
どうして知っているんだろう‥
この事を知っているのは、私とGマス、そして‥
みなみサンだけ。
:08/10/25 16:05
:W62H
:☆☆☆
#659 [主]
この前久しぶりにみなみサンから電話があった。
最近どうとかそんな話の中で、Gマスには今でも飲みに連れて行ってもらってるのかと聞かれ、よく分からないけど夜景と朝日を見に行ったと話した。
そして、誰にも言わないで下さいね、と約束をして。
みなみサンになら何でも話せる気がした。
過去の自分を話したりはしないけど、みなみサンと知り合ってからの自分の事は、話していた。
:08/10/25 16:09
:W62H
:☆☆☆
#660 [主]
「みなみサンと仲いいんですね」
みなみサンから聞いたんでしょと言わんばかりに聞いた。
「あの子口軽いからねぇ」
なぎさサンは人のことを言えるのか。
「だから何ですか?」
みなみサンが黙っていてと言った事を話したのは分かった。
だからって、夜景に行ったとかこの人には関係ない。
:08/10/25 16:12
:W62H
:☆☆☆
#661 [主]
「ハッキリ物事言う子嫌いじゃないよ」
どうして上から目線なのかも分からなければ、この人に好かれようが嫌われようがどっちでもいい。
「あ、もう五時か」
わざとらしく腕時計をチラチラ見て、帰りたいオーラを出した。
なぎさサンがお金を払ってくれ、お礼を言い私はタクシーのいるところまで、M2とは反対方向に向かおうとする。
:08/10/25 16:20
:W62H
:☆☆☆
#662 [主]
「え?ココチャンGマス待ってるんじゃ‥」
「御馳走様でした。また‥」
今日は一人で帰りたい。
なぎさサンの質問や、みなみサンへの少しの不信感が私を苛立たせ、Gマスと帰る気にはならなかった。
コンビニに寄って、近くのベンチで腰を下ろし、煙草をふかす。
:08/10/25 16:24
:W62H
:☆☆☆
#663 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄
「梓、空見てみ!」
「大阪でも星見えるんやねぇ♪」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
:08/10/25 16:26
:W62H
:☆☆☆
#664 [主]
ふと空を見上げた。
星なんかある訳ない、もうすでに明るい空を見上げた。
今まで思い出すことのなかった記憶が、ふと頭をよぎった。
「この街に星なんか見えないよ‥」
:08/10/25 16:28
:W62H
:☆☆☆
#665 [我輩は匿名である]
一気に読みました♪
主さん頑張ってね☆
:08/10/25 16:31
:P905iTV
:☆☆☆
#666 [主]
ヒールで煙草の煙を消し、もう六時にはなろうとしている時間にタクシーに乗り家に帰った。
「遅かったね」
この人は人を待つのが好きなのかな。
「いつから待ってたんですか‥」
:08/10/25 16:31
:W62H
:☆☆☆
#667 [主]
「君が先に帰ったってなぎチャンに聞いてね」
「何のようですか?」
「あれ?俺彼氏らしい事したでしょ?」
返事をせず鍵を開けると、Gマスも当たり前のように部屋に付いてくる。
拒む事もなく、特に会話もなく
この日私達は一つになった――
:08/10/25 16:35
:W62H
:☆☆☆
#668 [主]
>>651サン
長い小説をずっと読んでくれて本当にありがとうございますo(^-^)o
ラストは決まっていますが、まだ長くなりそうです(>_<)
もしよければこれからも読み続けて下さいね☆
>>652サン
いつもありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/25 16:37
:W62H
:☆☆☆
#669 [主]
>>667続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
たかチャンへの罪悪感
Gマスへの罪悪感なんて何もない。
誰が彼氏でなんて分からない。
私が誰を求めているかさえ。
だけど、本当は気付いていた。
たかチャンもGマスも、形上は私の彼氏なんだと。
:08/10/25 16:42
:W62H
:☆☆☆
#670 [主]
分かっていて、都合の悪い所は分からないふりをしてる。
世間ではこれを二股と、白い目で見るだろう。
だけど、分からないんだよ‥
たかチャンがどうして私を好きだと言うのか。
Gマスがどうして私を送り、夜景に連れて行き、私を抱くのか。
:08/10/25 16:44
:W62H
:☆☆☆
#671 [主]
>>665サン
長い小説をありがとうございます☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/25 16:45
:W62H
:☆☆☆
#672 [我輩は匿名である]
おもしろい!
:08/10/25 17:35
:SH906i
:☆☆☆
#673 [主]
>>670続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
音楽が流れる狭い部屋で、Gマスは何度も「あっチャン」と繰り返した。
私とGマスは今重なり合っているのに、私を探すかのようにあっチャンと呼び続けた。
Gマスの肩を取り囲む蛇は何を思って体に刻み込んだのか。
Gマスは私の頭を何度も撫でた。
私の体を何度も抱きしめた。
:08/10/25 17:59
:W62H
:☆☆☆
#674 [主]
だけど手を握ることだけはしなかった。
「俺バツイチやねん」
この前と同じようにGマスに背中を向けて寝る。
行為が終われば、すぎに服を着、煙草を手に取る。
男みたいな行動だねと言われ私は返事をしない。
:08/10/25 18:02
:W62H
:☆☆☆
#675 [主]
「相手誰やと思う?」
私に相手が誰だと思うって聞くって事は私の知っている人だとすぐ分かった。
あみサンには彼氏がいる。
みなみサンも。
リィユンには旦那と彼氏。
おかんにも彼氏がいると聞いた。
「ルビーKの前のママですか?」
:08/10/25 18:04
:W62H
:☆☆☆
#676 [主]
ルビーKには他に従業員がいたけど、若すぎる。
「やっぱりあっチャンは鋭いねぇ」
「そんな聞き方すれば誰でも分かりますよ」
ルビーKの前のママの事はあまり記憶にない。
「十年付き合ってた」
:08/10/25 18:06
:W62H
:☆☆☆
#677 [主]
十年付き合い、結婚生活はたった半年だったらしい。
そして、ママが新しく結婚した相手と、Gマスの名字が同じらしい。
Gマスの名字は変わっている。
“カイ”
そこらへんにはいなさそうな名字だ。
「そんなに俺が好きやったんかな?」
確かに‥ただの偶然にしちゃ、確率的にはかなり低い。
:08/10/25 18:10
:W62H
:☆☆☆
#678 [主]
どうして離婚したかなんて聞かない。
だけど、ママは、Gマスの面影を探していたのかな‥そんな事を思った。
「君は?
君の過去は?」
後ろから抱きしめられ優しい声。
:08/10/25 18:12
:W62H
:☆☆☆
#679 [主]
「‥
覚えていません‥」
Gマスの腕を払い、眠りについた。
目を覚ました時にはもうGマスはいなかった。
その変わりに、“好きだよ”と書いた小さな紙切れがテーブルの上に置いてあった。
:08/10/25 18:15
:W62H
:☆☆☆
#680 [主]
手帳からちぎったような紙切れをタンスにしまい込む。
ウサギが眠るあの引き出しに。
“好き”と言う気持ちを思い出さないように‥
:08/10/25 18:18
:W62H
:☆☆☆
#681 [主]
次の日も、その次の日も、私はお客さんを呼びまくった。
お酒を浴びるように飲む。
1日平均、焼酎のボトルを一本〜二本は飲んでいるだろう。
私の体は当たり前のように悪くなっていた。
だけど確かに成果は出ていた。
その証拠に、あみサンのお客さんは、あっ君とあみサンの彼氏関係だけになっていった。
:08/10/25 18:21
:W62H
:☆☆☆
#682 [主]
たかチャンとは相変わらずで、鍵はまだ返してもらえないままだった。
もうすぐ、結果がでる。
そんな毎日の中で、ココナを本気で好きになるお客さんも出てきた。
ココナを好きだと、飲み友達として好きだと言うお客さんは扱いやすい。
一番めんどくさいのが、ココナを本気で好きになるお客さんだった。
:08/10/25 18:32
:W62H
:☆☆☆
#683 [主]
>>672サン
いつもやる気出ます☆ありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/25 18:33
:W62H
:☆☆☆
#684 [主]
>>682続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私は出来る限りどのお客さんへも同じ対応で接していた。
同じ日にアフターを二人に誘われれば、最初に声をかけてくれたお客さんを優先する。
もう一人のお客さんには先約があると正直に話す。
明日は同伴があるんだと、昨日誰々に可愛い、好きって言われた〜♪など、おちゃらけながら言う。
大抵の人は
「お世辞に気づけよ」
なんて笑いながら返してくる。
:08/10/25 19:23
:W62H
:☆☆☆
#685 [主]
「君可愛いねぇ」
そんな言葉を言われれば
「え‥知ってる〜♪」
「性格いいでしょ」
なんて言われれば
「私より性格いいのが表れる子はいないですよ〜♪」
私は自意識過剰の笑いと、とことんアホなココナを作り出した。
:08/10/25 19:28
:W62H
:☆☆☆
#686 [主]
簡単なようで難しい。
とことんアホになるのは、屈辱な事を言われても、嫌みを言われても、何を言われても、聞き流すように笑う。
開き直る。
プライドの高い私だけど、お客さんの前ではプライドを捨てた。
お客さんの前で、無口な梓はどこにもいない。
:08/10/25 19:33
:W62H
:☆☆☆
#687 [主]
「お前だけは恋愛対象にならんわぁ」
そう言われるのは多々ある事。
それが私の狙い。
恋愛感情を持たれるより、友達以上の仲の良さを保つのが私のやり方。
ちょうどいい距離感を持つ。
だけどやっぱり、その中でも、ココナを女として見る人は少なくなかった。
:08/10/25 19:36
:W62H
:☆☆☆
#688 [主]
「おいココナ、誰かと交代しろよ」
「お前見てたら目腐る」
そんな失礼極まりない言葉を発するこの人も、ココナの担当。
この人は私をけなして、見下すのがストレス解消になっている。
だからと言って、本当に誰かと交代すればすぐに帰る。
私をアフターに誘う。
私が家に帰ったかと必ず確認の電話をする。
:08/10/25 19:40
:W62H
:☆☆☆
#689 [主]
告白だけはされないように避けるのが私のやり方だった。
たかチャンは別になってしまったけど。
梓とココナの極端な違いをお客さんは知るはずもない。
Gマスやリィユン、たかチャンの前では無口な自分がいるけれど、同伴やアフターじゃ、ベラベラと話の尽きないココナ。
お前がスイッチ一つでこうやって喋りだすようなのが、ド○キに売っていたら買いたい
:08/10/25 20:32
:W62H
:☆☆☆
#690 [主]
そんな意味の分からない事を言われるくらい、私は喋る。
お客さんとの間に沈黙なんて作らない。
ドラマなどを元々見ない私が、ここ最近毎日何かしらのドラマやテレビ番組を録画してから出勤する。
家に帰ればそれを見る。
話を振られ、分からないと終わらせたくない。
小さな努力もしていた。
:08/10/25 20:35
:W62H
:☆☆☆
#691 [主]
「お疲れ様です」
忙しすぎた週末に、しつこいお客さん、嫌みなあみサンの一週間も終わり、アフターも入っていない私は一人ブラブラと歩いて疲れをとばそうとした。
まさか、会うなんてね‥
:08/10/26 00:37
:W62H
:☆☆☆
#692 [主]
東街と西街のちょうど間くらいの、24時間開いている喫茶店で一人コーヒーを飲んで酔いを覚ましていた。
「ココナ?!」
「‥‥
‥サ‥キ‥‥」
:08/10/26 00:40
:W62H
:☆☆☆
#693 [主]
目の前には
サキの姿‥
少し離れたテーブルで心配そうにこっちを見ているのは彼氏だろうか。
「‥久しぶり
ココナ‥」
:08/10/26 00:42
:W62H
:☆☆☆
#694 [主]
突然の事に時間が止まったような気がした。
「‥元気にしてた?」
チューリップを辞めてから、メールも電話も無視し続けていた。
週の頭に必ずメールがきていた。
“今週も頑張ろうね”
返事がないと分かりながらもメールを送り続けていたサキ。
:08/10/26 00:47
:W62H
:☆☆☆
#695 [主]
「‥うん」
どんな気持ちでメールを送っていたんだろう。
「‥」
「‥‥」
サキがチューリップを辞め、高校を辞め、公園で再開した時よりも、空気が凍っていた。
:08/10/26 00:50
:W62H
:☆☆☆
#696 [主]
「じ‥Gclubで働いてるんやって?
あそこのマスター有名やんな!!
あ‥彼氏は?彼氏は出来た?
ココナちょっと痩せた?ちゃんと食べてる?
あ‥あそこにおるのサキの彼氏!!
め‥メールも電話もしつこくてごめんな!!
サキと違ってココナは忙しいよな!!
‥ごめんな」
サキの話は止まらなかった。
:08/10/26 00:54
:W62H
:☆☆☆
#697 [主]
「あずさ‥」
真剣な話や、何かあった時は、梓って呼んでたよね‥
「サキ‥ごめん‥」
「な‥何でココナが誤るかなぁ〜サキが勝手にメールしてただけやし、それにっ」
「もういいよ‥」
そう言うと、サキは私の隣に腰をおろす。
:08/10/26 00:57
:W62H
:☆☆☆
#698 [主]
「店はどう?」
彼氏の席から煙草を持ってきて、座って落ち着いたのか静かに話し出す。
「まぁまぁ‥かな」
「彼氏は?彼氏は出来た?」
「‥」
「‥ココナ?」
「‥
サキ、ごめん。
彼氏とか分かんない」
Gマスの関西弁と違った話し方がうつったみたい。
:08/10/26 01:02
:W62H
:☆☆☆
#699 [主]
「‥え?」
「サキの彼氏優しそうな人だね、
もう騙されたらあかんで」
笑いながら言ったつもりだった。
「ココナ‥圭チャンがこの前チューリップに来た」
耳なりがする‥
:08/10/26 01:07
:W62H
:☆☆☆
#700 [主]
「懐かしい名前やな、
でも私にはもう関係ないや‥」
「ごめん‥」
サキに気を使わせちゃってごめんね‥。
「ココナ?前みたいにまた‥」
「ごめん、帰るね」
サキの顔と声を聞くと、過去がグルグルと頭を回す。
:08/10/26 01:12
:W62H
:☆☆☆
#701 [主]
「梓!!」
煙草と携帯を持ち、鞄を肩にかけ立ち上がりサキに背を向けた。
「‥梓変わった!!
何があったん?!
メールも返事してや!!電話も出てよ!
みんな心配してるねん!!
梓‥変わったよ‥」
喫茶店中に響く大きな声で背中越しに聞こえるサキの声。
:08/10/26 01:16
:W62H
:☆☆☆
#702 [主]
梓‥チューリップ‥サキ‥
圭チャン‥
頭がギシギシする
:08/10/26 01:18
:W62H
:☆☆☆
#703 [主]
「‥
変わったって何が?
私は‥
色をかけて人を騙して客と寝るような女
サキだって見てんやろ?夜サイト
‥梓って呼ばないで」
店内がざわつく。
:08/10/26 01:22
:W62H
:☆☆☆
#704 [主]
「彼氏‥彼氏待ってるやん
戻りなよ」
ヒソヒソと私を白い目で見られるのは慣れた。
ホストやドレスを着た水商売の集まりの店。
また明日にでもサイトに書き込まれたりするんだろう。
私はそんな世界に立っているんだ。
:08/10/26 01:26
:W62H
:☆☆☆
#705 [チィコ]
初めてカキコします

けど、ずっと見てました

最近更新のペース早いですけど体大丈夫ですか


無理ない程度に頑張ってください

:08/10/26 02:57
:N905i
:☆☆☆
#706 [主]
>>705サン
初めまして☆
最近は事情があり前に比べれば少しですが時間があります。
また後程いつになるか分からないですが小説の方にも書かせて頂きます☆
私の心配までして下さりありがとうございますo(^-^)o
みなさんへ
明日は更新出来るか分かりません。
ご承知下さい。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/26 04:02
:W62H
:☆☆☆
#707 [主]
>>704続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サキの事は今でも変わらず大好きで
今でも変わらずたった一人の友達で
今でも変わらずたった一人の私の理解者で
けどのサキ‥
私は後ろを振り向けない
今私がいる場所は
過去の場所じゃない
:08/10/26 15:28
:W62H
:☆☆☆
#708 [主]
過去と今は違って当たり前だよ
サキならきっとそう言う。
だけど‥私は‥
振り向けない
今立ち向かっている
今進んでいる道は
過去を振り向けば
立ち止まってしまう
歩けなくなってしまう
:08/10/26 15:31
:W62H
:☆☆☆
#709 [主]
積み上げてきたものが
音を立てて崩れ落ちてしまう
いつからこうなったかなんて分からない
けど、今はこの道を行く。
ねぇサキ‥
もう少し待ってなんて、いつになるか分からない言葉を、自分勝手に言えないんだ。
:08/10/26 15:34
:W62H
:☆☆☆
#710 [主]
振り向く自信がないの‥
振り向くのが怖いの‥
立ち止まるのが怖いの‥
サキの笑顔を見るのが‥怖いの。
だけどサキは、あんな事があったのに、次の月曜日にも、“今週も頑張ろう”今まで通りのメールを送ってきた。
:08/10/26 15:38
:W62H
:☆☆☆
#711 [主]
私がメールの返信を返すとき
サキからの電話を受け取った時
サキは
私の涙を拭ってくれますか‥――
:08/10/26 15:39
:W62H
:☆☆☆
#712 [主]
こんな自分勝手な私を
迎えてなんて言わない。
だけど、やっぱり自分勝手に、それを願っている私がいる―
サキ‥ごめんね‥――
:08/10/26 15:42
:W62H
:☆☆☆
#713 [主]
私は一番大切な人を傷つけている
きっとサキは泣いている
私の分まで泣いている
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
:08/10/26 16:22
:W62H
:☆☆☆
#714 [主]
「あっチャン海好き?」
返事もせず、たかチャンに仕事帰り連れてこられた場所は、
「ここ海じゃなくて港やん」
たかチャンは平日も毎日のように店に通い、アフターがない限りどこかへ私を連れて行った。
Gマスには用事があると断る。
Gマスよりたかチャン
たかチャンよりGマス
そんな考えは一切ない。
:08/10/27 15:17
:W62H
:☆☆☆
#715 [主]
ただ一つだけ心配だった。
毎日のように通うたかチャンは、お金が大丈夫なのかと。
サキがマコトにハマり、私は必死に止めた。
私は今マコトと同じ事をしている。
マコトを攻めた私はどこにいったのか。
少しでもの、罪滅ぼしだったのかもしれない。
毎日お金を落とすたかチャンへの。
:08/10/27 15:22
:W62H
:☆☆☆
#716 [我輩は匿名である]
頑張って

:08/10/27 15:24
:SH906i
:☆☆☆
#717 [主]
私が笑うとたかチャンも笑う。
私が不機嫌になるとたかチャンは私をなだめる。
私が何も喋らなければ、たかチャンが喋る。
私が話しかければ、たかチャンは嬉しそうに話す。
たかチャン、一つ一つの行動は、全て私の為だった。
何よりも、誰よりも、私の笑顔を求めた。
:08/10/27 15:25
:W62H
:☆☆☆
#718 [主]
「あっチャン、鍵‥」
まだ返してもらっていない。
だけどあの事があってから、たかチャンは同じ事を繰り返さなかった。
「俺の唯一の宝物やねん‥」
これを持っている事で、俺はあっチャンの彼氏なんだって
安心出来る
不安な時は、これを握りしめる。
:08/10/27 15:29
:W62H
:☆☆☆
#719 [主]
そう言うたかチャンの手には鍵。
寂しそうな横顔を見つめた。
私の仕事は人を笑顔にする事。
だけど私はたかチャンにこんな顔をさせている。
「持ってていいよ」
:08/10/27 15:32
:W62H
:☆☆☆
#720 [主]
前まで言えていた
“返して”
は、なぜかこの時言えなかった。
「よかった‥よかった‥本間によかった‥」
そうこぼし、静かに涙を流すたかチャンに、ハンカチを渡そうとした。
けど、一度鞄から出そうとしたハンカチを私はもう一度鞄になおす。
:08/10/27 15:35
:W62H
:☆☆☆
#721 [主]
たかチャンのこの涙を、拭う権利なんてないと思った。
私には“持ってていいよ”それ以上何も出来ない。
「あっチャン笑って‥」
どうする事も出来ず、ただ立ち尽くす私に、自分で涙を拭きながら温かい声。
:08/10/27 15:39
:W62H
:☆☆☆
#722 [主]
「笑わなあかんのはたかチャンやん」
「淋しそうな目してたから」
「たかチャンがいるから寂しくなんかないよ」
ココナが喋る。
梓じゃなく、ココナが口を開く。
:08/10/27 15:44
:W62H
:☆☆☆
#723 [主]
「あっチャンこれ‥」
「‥何これ」
「開けてみて」
有名ブランドの小さめな箱。
その中には、鍵を付けるキーホルダー。
「ありがとう」
私が目の前で、今たかチャンの手の中にあるものと同じ鍵を付けると、嬉しそうにに笑う。
:08/10/27 15:47
:W62H
:☆☆☆
#724 [主]
ダイヤモンドのネックレス
ブランド物の指輪
金のピアス。
私は物をすぐ無くす。
それがどれだけ高級な物でもすぐにどこかへやってしまう。
大切にしていない証拠だろう。
その中でも、本当に唯一無くさず持っていたのはこの日もらったキーホルダー。
:08/10/27 15:50
:W62H
:☆☆☆
#725 [主]
たかチャンはそれを分かっていたのか、めったな事がない限り無くさないだろう鍵に付けるキーホルダーをくれた。
たかチャンと私を繋ぐものは、心じゃなく鍵だった。
たった一つの物だった。
:08/10/27 15:53
:W62H
:☆☆☆
#726 [主]
>>716サン
リアルタイムにありがとうo(^-^)o
また時間が出来次第更新しますね☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/27 15:54
:W62H
:☆☆☆
#727 [主]
>>725続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここ最近、あみサンの客層が変わってきていた。
いつもは必ず一人で来ていたあっ君が、仕事先の人達と週に三回は団体で来る。
必ず一人であみサンの帰りを待つ彼氏が、仕事先の人や友達など団体で来るようになった。
しかも開店すぐの時間に押しかけるのが多かった。
その分ボックスが埋まる。
:08/10/27 17:08
:W62H
:☆☆☆
#728 [主]
私もお客さんを呼ぶ。
個人で来るお客さんはカウンターに座る。
だけど、私は団体客を何組かもっていた。
あみサン担当の団体がいれば、私から自分担当の団体客は呼ばない。
座れないから。
だけど、連絡なしに来た私のお客さんは、ボックスが埋まるお客さんを見れば、帰ってしまう。
回転させたくても、そんな簡単にいかない。
:08/10/27 17:12
:W62H
:☆☆☆
#729 [主]
ピンのお客さんの場合はM2で先に待っていて、とでもアフターネタを出せば席が空く。
だけど、あみサン担当で、ましてや輪に馴染めない私が帰れと仕向けるのは難しい。
あみサンの作戦だろう。
もうすぐ結果が出るラストスパートなのか、今月はあみサンを抜けたと思っていた私は焦り始める。
どうするべきか考えていた。
:08/10/27 17:17
:W62H
:☆☆☆
#730 [主]
一人‥
毎日毎日来るお客さん。
社長。
Gマスとも十年の付き合いになると言う60近くの社長さん。
億単位を稼ぐこのへんじゃ誰もが知る人。
いつも夜中の一時頃店に電話があり来店する。
少し前まではあみサン目当てだったと聞いた。
:08/10/27 17:46
:W62H
:☆☆☆
#731 [主]
59歳だとGマスから聞いた時は心底驚いた。
本当に若く見える。
見た目ももちろん話し方、飲みかたはそこらの三十代の人より若いだろう。
Gマスも、M2のマスターも、東街西街で社長を知る人は絶対に逆らえない。
社長がYESと言えばみんなYES。
社長がNOと言えばみんなNO。
それが暗黙の了解だった。
:08/10/27 17:50
:W62H
:☆☆☆
#732 [主]
飲みかたも全く周りに迷惑かけない。
騒がしく歌う訳でもなければ、大きな声で話す訳でもない。
必ずカウンターの隅に座り、社長用のお酒グラス。
グラス一つが数万円するブランド物。
あみサンがプレゼントしたと聞いた。
だけどかなり難しい人だと有名だった。
目当ての子が出来れば毎日のようにアフターを誘う。
二人きりになれば、太ももや腕をやらしく触る。
:08/10/27 17:54
:W62H
:☆☆☆
#733 [主]
過去に何人もの従業員が社長のせいで辞めたらしい。
仲良くなり、送ると言われればNOと言えない。
車の中で、無理矢理キスをしたり、胸を触ったり、体中を触る。
それを泣きながらGマスに相談しても、Gマスは我慢してとしか言えないらしい。
社長には逆らえない。
そのターゲットが少し前まであみサンだった。
:08/10/27 17:57
:W62H
:☆☆☆
#734 [主]
あみサンは我慢出来なくなり、社長としかしないアフターを断るようになる。
社長は自分を断るあみサンを煙たがる。
だけど、惜しみもなく毎日お金を使う社長は、店側としてもかなりでかい。
私も社長とはそこそこ仲がいい。
時々アフターに誘われM2に行ったり、連絡先も交換していた。
だけど社長は、その子に向けスイッチが入らない限り、本人に電話して店に来ることはない。
:08/10/27 18:01
:W62H
:☆☆☆
#735 [主]
となれば担当はなし。
そこを狙うしかないと思った。
だけどリスクが高い。
Gマスは言う。
「何だかんだ言いながら目当ての子がいなくても飲みに来る人だから、あまり触らないほうがいいよ」
だけど触るしかないと思った。
:08/10/27 19:04
:W62H
:☆☆☆
#736 [主]
この事を決意すると同時に覚悟は出来ていた。
うまくいった時には、体を求められる事を。
ただ、最後まではしない人だと聞いた。
途中までの行為にムラムラするんだと。
「ココナはもっと形の綺麗な体のラインが出るような服着たら似合うんちゃうか」
:08/10/27 20:00
:W62H
:☆☆☆
#737 [主]
目の前には社長。
私は人よりも露出が多いほうだと思う。
胸が人よりも小さい分、背中やお腹、自信のある部分は出していた。
「例えばどういった服がお好みですか?」
「それ、ヘソ出すのはええけど、そのヘソに付けてるピアスが何か安っぽい」
私のお腹を指さし、きつい言葉に取れるのに、とても優しい穏やかな話し方。
:08/10/27 20:04
:W62H
:☆☆☆
#738 [主]
「スタイルいいんやから、そんな安売りせんでも、似合う服あるやろ」
社長は私の喜ぶツボを知っている。
露出をすればお客さんは喜ぶけれど、お前の良さをもっと綺麗に引き出せ。
社長の言葉をよく頭に刻み込んだ。
社長は色んな店を飲みに歩く。
安いスナックから高級club。
社長の目は越えている。
:08/10/27 20:14
:W62H
:☆☆☆
#739 [主]
お客さんに指図されるようじゃまだまだだけど、社長の言葉は素直に受け入れようと思う。
社長と歩いても、釣り合うような女になりたい。
私は次の日さっそく買い物に行き、くびれのラインなどが綺麗に見えるような服を購入した。
露出が大好きな私だけど、背中が少し開いているワンピースや、背中がレースのドレスワンピを購入した。
アクセサリーも、ゴツゴツした金などが好きだけど、服に合うような細めのチェーンなどの物を選ぶ。
:08/10/27 21:04
:W62H
:☆☆☆
#740 [主]
とは言っても、社長と初めて会ったのはGclubではなく、ルビーK。
Gclubを何ヶ月かたたんでいた時、社長はGマス関係のルビーKにたまに顔を出していた。
「初めまして♪」
「ココナ酒強いか?」
「私が弱いのは男だけですよ〜(笑)」
「俺もかなり飲むぞ」
「絶対に負けへん!!」
:08/10/27 23:35
:W62H
:☆☆☆
#741 [主]
社長が誰かも、偉いさんだとも知らず、なら飲み比べしましょう、なんて言っていた。
後からGマスに怒られたけど、社長はココナと言うスタッフの印象が強かったと言う。
次の日、さっそく買った服を着て、アクセサリーを身に付ける。
グルグルに巻いていた髪の毛も、アップにする。
:08/10/27 23:39
:W62H
:☆☆☆
#742 [主]
「あっチャン今日なんかあんの?」
Gマスにもたかチャンにも言われる。
「ん〜‥お客さんに進められた格好してみた」
「似合ってるやん」
出勤前の車の中でたかチャンに褒められる。
帰りだけじゃなく、たかチャンは毎日仕事帰りに直接迎えに来てくれる。
私の機嫌が悪く、今日は一人で行くと八つ当たりしたり、たかチャンが五分でも遅れれば勝手に一人で行ったり
:08/10/27 23:44
:W62H
:☆☆☆
#743 [主]
たかチャンを振り回すのは相変わらずだけど、前より少し‥本当に少しだけど、カップルらしいのかななんて思う。
だからと言って、Gマスとの関係も相変わらずで、私の気持ちに変化があるかは分からない。
:08/10/27 23:45
:W62H
:☆☆☆
#744 [主]
サキに会ったあの日から、過去の夢をよく見るようになった。
はっきりとは覚えていなくても、似たような夢を何度も見ればある程度は思い出す。
サキがマコトにハマっている夢
わたがサキに注意している。
だからなのかな‥私がたかチャンへ同情の気持ちが出てきたのは‥。
:08/10/28 02:34
:W62H
:☆☆☆
#745 [主]
「あっチャンいつものとこ今日行くからアフター入れないようにね、無理ならいいけど」
社長に似合ってると嬉しい言葉をもらえ、店は閉店。
いつものとこと言われても分からない。
Gマスと私の間にはそんな馴染みの場所なんてない。
唯一あるとすればM2くらい。
:08/10/28 02:38
:W62H
:☆☆☆
#746 [主]
だけどM2をいつものとこなんて言うだろうか。
なんだかどこなのか少し気になり、たかチャンには用事が出来たと断る。
たかチャンも、用事って何と、しつこく聞く事はしなくなった。
喧嘩を避けたいのか、それは分からない。
「あっチャンと思い出の場所〜♪」
:08/10/28 02:41
:W62H
:☆☆☆
#747 [主]
いつものとこ。
思い出の場所。
そう言って連れてこられた見覚えのある景色。
jpg 18KB
:08/10/28 02:47
:W62H
:☆☆☆
#748 [主]
たまたま社長がいつもより早くに来店したことによって、早くに店を閉めた。
店の閉店時間も社長次第で変わる事が多々ある事。
社長以外のお客さんはチェックを済ませ、社長はお構いなしに長々といる事は珍しくない。
だけど今日は珍しく早くに店を閉めた。
何度見ても、この景色は輝いて見えないんだ‥――
:08/10/28 02:51
:W62H
:☆☆☆
#749 [主]
景色が輝いていないんじゃない
私の目が色あせてしまっただけ。
そんな私にGマスは気づいている。
人一倍鋭いGマスはきっと気付いてる。
それなのに、Gマスは私をこの場所に連れてくる。
この景色を見ても、感想一つ言わない私を連れて行く。
:08/10/28 02:55
:W62H
:☆☆☆
#750 [主]
「今日はまだ暗いねぇ‥」
「‥」
「こんなの見たら俺らの悩みなんてチッポケに思うよな」
今俺ドラマみたいにかっこいい事言った?そう言ってGマスは携帯を取り出し写真を取る。
俺らの中に、私は含まれているのかな‥
隣にいる私に今撮った写真を送ってくるGマス。
:08/10/28 03:02
:W62H
:☆☆☆
#751 [主]
帰りの車内は二人とも何も話さなかった。
私の好きな音楽だけが何度もリピートされる。
何も話さない沈黙が、私には居心地がよかった。
お客さんとの沈黙が怖くて話が途切れない私には、Gマスとの沈黙が、居心地よかった。
:08/10/28 03:05
:W62H
:☆☆☆
#752 [主]
明日結果が出る。
前半を過ぎるまでは、かなりの差があったはず。
だけど後半最後で、結果が分からなくなった。
結果が‥怖い‥
:08/10/28 03:17
:W62H
:☆☆☆
#753 [主]
次の日、あみサンからの嫌みや嫌がらせがなかった。
結果に怯えているのは私だけじゃない。
今日はお客さんを呼ぶ気にならなかった。
あみサンのお客さんも今日は開店すぐに、まだ来ない。
「コ〜コナサンッ♪」
:08/10/28 23:01
:W62H
:☆☆☆
#754 [主]
もう聞き慣れた声。
一人店の前で煙草をふかす時、必ず声をかけてくる。
四つ葉のホスト。
私が見る限りいつもいるけれど、そんなに暇なのかと思う。
「今日も暇なんだね」
私と話す暇があるならお客さんに営業すればいいのに。
:08/10/28 23:06
:W62H
:☆☆☆
#755 [☆:)]
あげ〜★!
:08/10/28 23:10
:821N
:☆☆☆
#756 [主]
「ココナサンに質問〜♪」
当たりが出たカルピスを勝手に飲んでから、ホストは私と会うたびにカルピスを渡してくる。
そのカルピスは冷たい時もあればヌルいときもある。
いつ買っているのかは知らないけど、私の手にはいつもカルピスと煙草。
そしてホストの手にも毎回同じカルピス。
ホストがカルピスを買っている姿は一度も見たことない。
:08/10/28 23:11
:W62H
:☆☆☆
#757 [主]
「ココナサンにとって俺ってどんな存在ですかぁ?」
カランと空き缶が転がる音。
「拾いなよ」
店の前でゴミを散らかされるのはいい気分がしない。
「俺ココナサンのそゆとこ好き〜♪」
「抱きつかないでよ」
:08/10/28 23:15
:W62H
:☆☆☆
#758 [主]
何か言えばいつも抱きついてくる。
それも会うたびに一回は必ず。
おはよう、としか話さない時だって抱きついてくる。
私より身長が高いのに、抱きしめられるとはまた違う。
このホストはどうして私にこれ程構うのだろう。
:08/10/28 23:18
:W62H
:☆☆☆
#759 [主]
何だかめんどくさくなりホストに背を向ける。
「ねぇ〜って」
ワンピースの裾を引っ張られ足が止まる。
「名前も年齢もどこの誰かも知らない君をどう思うも何もないやろ」
「ココナサンひっどい!!俺自己紹介したやん!」
:08/10/28 23:23
:W62H
:☆☆☆
#760 [主]
いつも一人話しているホスト。
私が煙草を吸い終わる間、何かしら喋っている。
だけど私は耳を傾けた事は一度もない。
私の返事がないのを分かった上での事。
それでも、話は聞いていると思っていたんだろう。
「私はお客さんの話以外まともに聞かんよ」
:08/10/28 23:27
:W62H
:☆☆☆
#761 [主]
勝手にいつも話しかけてくるだけ。
私は相づちさえしない。
「なら俺が客になったら話聞いてくれますか?!」
こいつは本当のバカなんだろうか。
こんなんでホストが通用するのか。
:08/10/28 23:33
:W62H
:☆☆☆
#762 [主]
>>775サン
いつもありがとう☆
今日はもう時間がないのでまた更新します☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/28 23:35
:W62H
:☆☆☆
#763 [主(時間が出来たので更新します)]
営業はしていないけど、何だかんだ店もばたつき、今日1日もやっと終わり。
「お疲れ様」
そう言って渡されるのはGclubで働いて二度目の光景。
隣で同じ封筒をもらうあみサンと目があった。
どちらからともなく目を反らす。
:08/10/29 01:03
:W62H
:☆☆☆
#764 [主]
Gマスはいつも通りさっさと帰って行った。
あみサンと同時に小さな薄っぺらい、だけど重たい紙切れを手に取っただろう。
゛ビリッ゛
紙切れが粉々に砕け散る。
:08/10/29 01:05
:W62H
:☆☆☆
#765 [主]
……紙を破ったのは
あみサンだった‥
:08/10/29 01:07
:W62H
:☆☆☆
#766 [主]
私は黙って店を出る。
立ち尽くすあみサンを無視して。
勝った‥
勝った‥
あみサンを
抜いた――…
:08/10/29 01:08
:W62H
:☆☆☆
#767 [主]
たった数千円の差だった。
あみサンのラストの追い上げは、たったの数千円届かなかった。
嬉しい…ざまぁみろ…
心はそう叫ぶ。
なのに‥
頭痛がする
:08/10/29 01:12
:W62H
:☆☆☆
#768 [主]
「君なら出来ると思ってたよ」
M2にいるからおいでと電話がなり足を運ぶ。
「君には期待してるよ、これからも」
Gマスの言葉が頭を痛ます。
あみサンに勝った。
それを誰より望んでいた。
:08/10/29 01:17
:W62H
:☆☆☆
#769 [主]
なのに‥
嬉しさの心は、不安の一色に変わっていた。
明日からの不安だけに変わっていた‥
明日からの期待に脅えていた‥
:08/10/29 01:21
:W62H
:☆☆☆
#770 [主]
あみサンを抜けば
あみサンに勝てば
何が待ち受けているか分からない。
それば不安゙だった。
私へ向けられる
自分で追い込む
苦しみだった。
:08/10/29 01:24
:W62H
:☆☆☆
#771 [主]
あみサンを抜けば、何か変わるのかな。
あみサンに勝てば、何が私を待ちかまえているのかな。
だけど私は進むんだ。
走りつづけるんだ。
そう思った1ヶ月前。
私は本当に立ち止まれなくなる。
追い込まれ、追いつめられ、たった一つの逃げ道は、勝ち続ける事だけだった。
:08/10/29 01:28
:W62H
:☆☆☆
#772 [主]
私はまた
自ら暗闇に足を踏み込んだ
光の見えないトンネルに‥
長い長い真っ暗なトンネルに‥
誰かの差し伸べる手さえ、この暗闇では見えなかった。
トンネルに響き渡る声は、期待と妬み、嫉妬と悪口。
:08/10/29 01:32
:W62H
:☆☆☆
#773 [主]
一本道のトンネルは
迷う道さえない真っ直ぐな線。
右へも左へも、寄り道をする場所がない
長い長い一本道のトンネル。
私の行く道は決められているかのように――‥
:08/10/29 01:36
:W62H
:☆☆☆
#774 [主]
「枕営業で勝つとか汚い
体も汚いGclubココナ」
「ココナは色恋女!みんな気を付けて」
「↑ただの僻みやん?」
「誰とでも寝る女ココナ」
「↑何がしたいんこいつ」
さっそく次のリィユンに見せられたサイトの内容。
もう、あみサンだってもろ分かりだった。
:08/10/29 16:18
:W62H
:☆☆☆
#775 [主]
次の日、あみサンは店を休んだ。
おかんまで風邪だと言って来なかった。
ルビーKから助っ人で何人か来てもらい、店はいつも通り。
あみサンには子供がいる。
バツイチで実家でみんなと暮らしているらしい。
そんな中でも、女手一つで育て、働くあみサンを聞いた時にはカッコイイと素直に思った。
:08/10/29 23:34
:W62H
:☆☆☆
#776 [主]
私から見たあみサンの性格は別として‥みんな何かしら何かを抱えているんだと思った。
だけど、仕事には絶対私情を挟まない人だとも聞いた。
嫌がらせや、嫌みは私情に入るのかは置いといて、あみサンがプライベートを話すとこをあまり見たことがない。
あみサンと同じ席に付くとき、輪に入れない私は、あみサンの接客や話をずっと見ていたから。
だからと言って、あみサンのやりかたにはやっぱり共感出来やしないけど。
:08/10/29 23:39
:W62H
:☆☆☆
#777 [主]
だけど私がGclubに来てから、あみサンが店を休んだのは初めてのこと。
ましてや昨日の今日だ。
あみサンは今何を思っているんだろう。
あみサンが辞める‥
そんな気がした。
:08/10/29 23:44
:W62H
:☆☆☆
#778 [まい]
:08/10/30 03:00
:F906i
:☆☆☆
#779 [主]
Gマスはあみサンが辞める事を、誰よりも先に察していたのか、先週から求人をかけていた。
店に次々と来る面接希望の女の子。
Gマスは自分の居酒屋があり、あみサンがいない今の状況で、私が面接するしかなかった。
数ヶ月前までは下っ端で働いていた私が、店を動かし面接までを任される。
体はそれに動じるしかなく、休む暇を知らなかった。
:08/10/30 14:50
:W62H
:☆☆☆
#780 [主]
二日に三人は来る面接の子達は、体験で終わってしまう子、研修五日で辞めてしまう子、中には、煙草を買ってくると言い、そのまま帰ってこない子までいた。
求人には
“カラオケBAR”
“ガールズBAR”
と書いてあるらしく、こんなにもしっかりしたラウンジ、スナックとは思わなかった。と、新しい子は必ず口にする。
ルビーKからも毎日助っ人に来てもらえる訳もなく、リィユンと二人の時や、最悪な日なんて、この無駄に広い店を私一人で開ける時もあった。
:08/10/30 14:56
:W62H
:☆☆☆
#781 [主]
一週間近くもあみサンは店を休み、お客さんは何故だと聞いてくる。
「お前ら派閥に分かれてたやろ?」
当たり前だけど、お客さんには見抜かれていた。
「リィユンと仲いいだけやで」
隣にいるおかんは口をつぐむ。
あみサンがいないGclubでは、完全に私の指示で動いていた。
それに、おかんは口出しはしなかった。
:08/10/30 15:00
:W62H
:☆☆☆
#782 [主]
そんな中、仕事中に一通のメールが届いた。
【仕事終わったら連絡して、会って話ある】
あみサンとは居酒屋で二度目に会った時に連絡先を交換していた。
それから一度もメールや電話はなかったあみサンから、初めて入った、最初で最後のメールだった。
:08/10/30 15:03
:W62H
:☆☆☆
#783 [主]
あみサンからの話‥
想像がつくようで、つかなかった。
「ココナサン飲み行きません?」
久しぶりにリィユンに誘われ、行きたい気持ちを押さえる。
:08/10/30 16:19
:W62H
:☆☆☆
#784 [主]
「ごめん、行きたいけどあみサンに誘われてるから‥」
「え?あみサンに?
だってあみサン今日も休んでるのに‥」
「うん、今さっきメールしたらM2におるって」
「リユも行ったらあかんかな‥?」
「それは‥あみサンと二人で話してくるよ」
なら、リユは一人でM2の隅で飲んでる!!邪魔しないから、と聞かなかった。
:08/10/30 16:24
:W62H
:☆☆☆
#785 [主]
Gマスからもメールがきていた。
あみチャンの気持ちを聞いてあげて、と。
あみサンはGマスに何かと話を持ちかけていたんだろう。
だけどGマスは私にそんな話一切しなかった。
そんなGマスが人として好きだと思った。
あみサンの気持ちはあみサンから私に言うまで、Gマスは黙っている。
:08/10/30 16:29
:W62H
:☆☆☆
#786 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
「お疲れ様です」
M2の一番奥の広いボックスに一人座るあみサン。
後から聞いた話、GマスがM2のマスターに誰にも話が聞こえないようにと、席をボックスにお願いしてくれたらしい。
「座って」
:08/10/30 16:34
:W62H
:☆☆☆
#787 [主]
あみサンの前に腰をおろし、煙草を取り出す。
「一番になってどう?さぞかし気分いいやろ?
あれだけアミに色々言われて、さぞかし気分がいいでしょ?」
少しつり上がった目に、自慢の美脚を綺麗に組むあみサン。
「‥話ってそんなことですか?」
:08/10/30 16:39
:W62H
:☆☆☆
#788 [主]
嫌みたっぷりな発言を聞きにきたなら、カウンターの隅で心配そうに見つめるリィユンの隣に行きたい。
「あみの事嫌いやろ?」
「はい」
ハハッと笑い、やっぱりココチャンは素直だねと、焼酎に手を伸ばすあみサン。
「あみも‥あみもあんた大嫌い」
:08/10/30 16:44
:W62H
:☆☆☆
#789 [主]
「知ってます」
今更そんな事を改めて言われても困る。
「なぁ、答えて
あみに勝って気分いいやろ?」
あみサンは私にどんな返事を求めているのか。
:08/10/30 16:48
:W62H
:☆☆☆
#790 [主]
「あみは‥あみは‥
怖かった。
あんたの存在が‥怖かった‥」
私と言い合いになる時、絶対に目を反らしたことがなかったあみサンが、初めて私から目を反らす。
:08/10/30 16:53
:W62H
:☆☆☆
#791 [主]
いつもと違うあみサンに、少し戸惑う。
「いきなりやって来たあんたは、店を明るくして店を賑やかにして、リユチャンと仲良くなって、Gマスにも気に入られて、
あみあみって言ってたお客さんまで、あんたに流れた
あみから何もかも奪うあんたが怖かった‥」
:08/10/30 16:56
:W62H
:☆☆☆
#792 [主]
昨日まで、俺はあみが好きだよと言っていた人が、数日後にはココナが好きだと言う。
あみと飲むのが一番楽しいと言っていた人が、いつものように飲んでいたら、ココナに変わってよと言う。
あみが必死に積み上げてきたものを、あんたは奪った
あみの過去の努力を、あんたはたった数日で奪った。
あみサンはそう言った。
:08/10/30 17:00
:W62H
:☆☆☆
#793 [主]
「あみは、
あんたが来るまでずっとトップやった。
確かに、少人数やし、売り上げが悪くて店を畳んだのも事実。
けど‥そんなちっぽけな中でも、あみは必死やった。」
大人数で競い合っているキャバクラなんかに比べたら、あみの必死さなんて糞みたいだけど、あみは必死だった。
「なのに‥あんたが来てから、あみがどれだけ頑張っても叶わなかった店を満席にする事や、何よりも数字‥赤字やった数字をあんたは1ヶ月で黒字にした」
:08/10/30 17:07
:W62H
:☆☆☆
#794 [主]
「あみがあんたに嫌がらせでもしたら、すぐにこんな小娘辞めると思った。
あんたに奪われたものを取り返したかった。
なのに‥なのにあんたはあみが何かすればする程、売り上げを伸ばした。
その目‥」
やっと目が合う。
「あんたのその人を見下したような、敵を見るような目が嫌いやねん」
:08/10/30 17:12
:W62H
:☆☆☆
#795 [主]
あんたさえいなければ‥
そう言われた時と同じ‥
「私だって‥あみサンのその目好きになれません」
「私だって努力してる、あみサンが努力していたように
私だって頑張ってる。
あみサンのお客さんを奪う気なんかなかった」
:08/10/30 17:15
:W62H
:☆☆☆
#796 [主]
「そうゆう綺麗事ばっか言うのがムカつくねん!!」
あみサンが持つグラスのお酒が飛び散る。
私は反射的に逃げた。
グラスを持つ手が強まったのを見てお酒をかけられると分かったから。
透明なお酒は、壁に流れた落ちる。
:08/10/30 17:21
:W62H
:☆☆☆
#797 [主]
M2のスタッフがお絞りを持ってお酒を作りに来たけど、私はいいからと断る。
リィユンと一瞬目が合った時、GマスがM2にやって来た。
Gマスはこっちを一瞬見て、リィユンの隣に座った。
今日M2が暇でよかったと思う。
Gマス関係しかいないのを運良く思う。
:08/10/30 17:36
:W62H
:☆☆☆
#798 [主]
「あみサンのやり方は今でも理解出来ません」
サイトの件でも
リィユンに対する件も。
「あんたのその性格は天然記念物やな」
天然記念物と四つ葉の表現が似ている気がした。
「あみは‥辞める」
:08/10/30 18:05
:W62H
:☆☆☆
#799 [主]
「はい‥」
「キャバクラに戻ろうと思う」
Gclubの前はずっとキャバクラだったらしい。
「ラストは飾るんですか?」
「ううん、明日で最後やから、あっ君と彼氏にしか言ってない」
あみも落ちぶれたね、そう小声で言うあみサンは、寂しそうだった。
:08/10/30 18:08
:W62H
:☆☆☆
#800 [主]
「あんたにとって怖いものなんかないやろ?
思った事は何でも言えて、一人でも平気で、何を言われても平然として」
確かに私は、周りに何を言われようが気にしない。
だけどそれは、気にしないようにしているだけで。
一人でいるのは、人と関わりたくないから。
だけど‥
「私は一番自分が怖いです」
:08/10/30 18:13
:W62H
:☆☆☆
#801 [主]
「お客さんに色かけて寝るような自分が怖い?」
そうかもしれない。
だけど一番怖いのは
「自分が分からないんです。
何でここにいるのかも」
やっぱりあんたは変わってる。そう言ったあみサンは笑顔だった。
:08/10/30 18:16
:W62H
:☆☆☆
#802 [主]
あみサン?
私は確かにあなたが嫌いだった。
やり方も考え方も違うあなたが苦手だった。
だけど今になっては思うんだ。
ごめんなさいって。
私と言う一人の人間が、あなたを傷付けてごめんって。
:08/10/30 18:19
:W62H
:☆☆☆
#803 [主]
トップに立っていたあみサンは
自分の立場が変わると同時に、Gclubでの居場所さえなくしてしまった。
この街から
あみサンと言う一つの光が消えても、この街は輝き続ける。
街灯が一つ電池を切らしてしまっただけ。
だけどその電池は、また新しい光となるだろう。
:08/10/30 18:24
:W62H
:☆☆☆
#804 [主]
あみサンとはまた違う誰かが、その光を照らすだろう。
私の光は、いつまで保つか。
いつまで輝き続けるのか。
:08/10/30 18:26
:W62H
:☆☆☆
#805 [主]
「あんたの事
嫌いやったけど
色々とごめん。
頑張ってね、」
そう言って立ち上がるあみサン。
「あぁ、それと」
後ろを振り返り思い出したかのように、
:08/10/30 18:54
:W62H
:☆☆☆
#806 [主]
「あのホスト、あみに言い返してきたあのホスト、あんたの事好きみたいやで。
前にまた会った時言われた。
俺はココナサンの陰での支配者なんだ
ってさ」
フフッと笑ってあみサンは帰っていった。
:08/10/30 18:58
:W62H
:☆☆☆
#807 [主]
‥支配者?
支配者って何が?
やっぱり四つ葉のあいつはバカらしい。
あみサンと顔を合わすのは、話しをするのはこの日が最後だった。
:08/10/30 19:01
:W62H
:☆☆☆
#808 [主]
明日は日曜日。
私は休みであみサンのラストの日だ。
会いには行かないけど、お花だけでも配達してもらおうと決めた。
あみサン‥
さようなら。
:08/10/30 19:03
:W62H
:☆☆☆
#809 [主]
そして
お疲れ様でした。
目を見ては言えなかったけど、本当に今までお疲れ様でした。
:08/10/30 19:04
:W62H
:☆☆☆
#810 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
【第三章.Gclubココナ】
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/10/30 19:07
:W62H
:☆☆☆
#811 [主]
「ココナサン、リユ頑張るから!お客さん付くようにリユも頑張るから、あみサンの分も頑張りましょうね!!」
あみサンが去った後リィユンとGマスの真ん中に座る。
「おっリィユンもやっとやる気になったかぁ俺も頑張る〜♪」
これからはあみサンのいないGclub。
:08/10/30 19:45
:W62H
:☆☆☆
#812 [主]
だけど
店を去ったのはあみサンだけじゃなかった。
「おかんも明日でラストだよ」
何となくは分かっていた。
あみサンが休んでいた何日か、おかんはとてもやりにくそうだった。
:08/10/30 19:48
:W62H
:☆☆☆
#813 [主]
あみサンとおかんはずっと一緒だった。
どれだけ仲がよかったかは知らないけど、あみサンが辞める事は、私より前からおかんの耳に入っていたはず。
あみサンが辞めれば、おかんも辞める。
分かっていた。
:08/10/30 19:50
:W62H
:☆☆☆
#814 [主]
「新しい子が入るまでは二人だけど大丈夫だね?」
あの無駄に広い店にスタッフが二人‥
店が満席になれば無茶な話だ。
実際一人で店を開けた時、四組のお客さんを全組無理矢理カウンターに座らせても、いっぱいいっぱいだった。
だけどやるしかない。
:08/10/30 20:03
:W62H
:☆☆☆
#815 [主]
次の週の始め、一人の女の子が面接に来た。
細い体に低めの身長、金髪よりも白色に近いロングの髪に、今時の服装。
履歴書の二十歳と書いてある年齢は、絶対に嘘だと思った。
そこらのコンビニに溜まってそうな17歳くらいに見える。
面接の時も、あまりにバカな発言だらけに私は笑ってしまった。
:08/10/30 22:43
:W62H
:☆☆☆
#816 [主]
「月にいくらくらい稼ぎたいとかありますか?」
「十万!!あ‥一万でもいいですっ」
お金を稼ぎたくて、水商売を始める若い子達が大半の中、珍しい子が来たなと面白かった。
水商売は初めてで、彼氏と同棲しているとまで話し出した。
面接で‥。
「今まで自分は運がよかったと思いますか?」
:08/10/30 22:48
:W62H
:☆☆☆
#817 [主]
最後に必ず聞けとGマスに言われた質問。
どれだけ経験があり、綺麗な人でも、この質問の返しで合格か決まる。
私があみサンに面接された時は、聞かれなかったけど‥。
「はいっ!!私は本間に運がよかっと思います!!
今の彼氏に出会えたから!!」
:08/10/30 22:51
:W62H
:☆☆☆
#818 [主]
彼氏が好きなんだなぁなんて思いながら
「明日から来れますか?」
合格だ。
『運が悪かったと言う子は、今まで出会った人に感謝の気持ちがないんだよ。
ありがとうの気持ちが常にあれば、人との出会いに感謝できる。水商売はお客さんを癒す仕事。
ありがとうの気持ちを持っていないと、お客さんを癒せやしないからね』
:08/10/30 22:55
:W62H
:☆☆☆
#819 [主]
これがGマスの教えだった。
「それと、その髪‥ルールはないけど普通の金髪に出来ない?」
私も金髪だ。
それに、髪の毛の色や服装について規則は何もない。
だけどあまりにもこの子の要素、髪の毛は汚らしかった。
:08/10/30 23:06
:W62H
:☆☆☆
#820 [主]
「分かりましたっ!!お姉さんみたいな髪色と服装と化粧にしてきますっ!!」
そこまで言ってないんだけどな‥。
ユミと名乗る女の子は、扉の前で頭を下げ、鏡に足をぶつけて帰っていった。
行動一つ一つがツボに入り、明日から楽しくなりそうだななんて考えていた。
これから先、一番の問題児になり、私を心底ブチギレさせた子。
:08/10/30 23:30
:W62H
:☆☆☆
#821 [主]
そして後三人。
かなり背の低い小さな可愛らしい女の子。
どこからどう見ても水商売にいないだろう普通の子。
そして、30歳子持ちのボーイッシュな人。
そのママ友達だと言う35歳の人。
〜35歳までOKなGclub。
一手が足りていない中、あまりに厳しく選ぶ事は出来なかった。
最後の質問だけは厳しかったけれど。
:08/10/30 23:37
:W62H
:☆☆☆
#822 [主]
運良く、リィユンと二人で店を開けたのは1日だけで、スタッフは揃う。
私を含む、この六人で新しいGclubが始まった。
問題の尽きない毎日が。
その中でも私が一番年下。
まだ二十歳になっていない私は、相変わらず年齢をごまかし、店のトップに立つ。
:08/10/30 23:40
:W62H
:☆☆☆
#823 [主]
同時に入ってきた人達は、全員経験が0。
1から教えなければならない。
背の低い女の子の名前はコサカチャン。
私以外の子は本名で、源氏名はなぜか作らないと言う。
コサカとユミ‥
この二人の仲には店全体が手を焼くことになる。
まるで私とあみサンを見ているかのように。
:08/10/30 23:45
:W62H
:☆☆☆
#824 [主]
「おひゃようごじゃいます!!」
次の日初めて出勤してきたユミチャンは、カミカミな口調でタイムカードを押す。
そしてなぜか
泣き出した。
「どうしたの?」
いつもの私なら、誰かが泣いていようが、無視をする。
:08/10/30 23:50
:W62H
:☆☆☆
#825 [主]
けれどGマスに、新しいスタッフにはお願いだから優しく接して、悩みがあるようなら優しく聞いてあげてと頭を下げられ、私は、らしくない言葉をかける。
「ヴァ゙〜ン」
嘘臭い泣き方だな‥
「彼氏と別れましたぁぁ゙ぁあ゙」
ボロボロと涙を流すユミチャンがあまりにもうざく感じる。
:08/10/30 23:54
:W62H
:☆☆☆
#826 [主]
とゆうか‥
昨日彼氏と同棲してるって言ってなかったっけ‥
彼氏と出会えたから運が良いって言ってなかったっけ‥。
初日から突然泣かれても対処に困る。
「家があり゙まぜン゙〜」
同棲していて別れたから住む家をなくしたらしい。
:08/10/30 23:57
:W62H
:☆☆☆
#827 [あこ]
:08/10/31 00:28
:SH904i
:☆☆☆
#828 [☆:)]
あげぇ∀
:08/10/31 08:14
:821N
:☆☆☆
#829 [我輩は匿名である]
いつにも増してものすごく面白くなってきたぁ☆
主サン頑張れぃ♪
:08/10/31 21:55
:P905iTV
:☆☆☆
#830 [こぉ]
まってるね;∩;
:08/11/01 21:53
:SH902iS
:☆☆☆
#831 [主]
>>826続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「なら今日からどこで寝るの?」
地元には理由があり、ましてや車で片道三時間の場所には帰れないらしい。
「‥公園」
テレビやドラマの世界で、公園で寝るとかは見たことがある。
だけど間近で、ましてや目の前で公園で暮らすと宣言されても信じがたい話だ。
:08/11/02 12:44
:W62H
:☆☆☆
#832 [主]
「へ〜‥」
公園で寝るなり勝手にしたらいい。
お金が一銭もなく、ご飯も食べれないと言ってくる。
「ご飯ならお客さんにフードねだれば?」
初めてでそんな事出来ないですぅ‥といつまで泣き続けるのだろう。
この子の細さは異常。158センチで35キロらしい。
スタイルがいいとかよりも、ある意味気持ち悪い。
:08/11/02 12:49
:W62H
:☆☆☆
#833 [主]
「まずこれ読もっか」
研修期間は五日。
五日分のマニュアルがある。
その五日目のマニュアルを読んで、辞めていく子が大半だ。
これは私の教えが悪いとかよりも、Gマスの問題だろう。
求人に書いてある時給よりも五百円低いとマニュアル最終には書いてある事実。
何人もの新人に五日目聞かれる。
:08/11/02 12:53
:W62H
:☆☆☆
#834 [主]
「あの‥時給、求人に書いていたのと違うんですが‥」
お金の件は私に聞かないでほしい。
店の中での事には責任は持つけれど、金銭の面は私がどうこう言う事じゃない。
「求人に書いてある金額は知らないけど、マニュアルに書いてある時給+歩合って事ですよ」
でも私に任される。
言いたくない事まで言わされる。
:08/11/02 12:57
:W62H
:☆☆☆
#835 [主]
確かにGマスは求人に嘘の金額を書いている。
だけどGマスが言いたいのは、お客さんを呼んで、歩合を上げれば求人に書いてある以上の給料になるという事。
‥だと思う。
店の売上管理は私がしている。
だけどスタッフの時給などの管理は全てGマスだ。
私が口出す事じゃない。
:08/11/02 13:00
:W62H
:☆☆☆
#836 [主]
「時給は上がるんですか?」
「頑張れば頑張る程給料が上がるのがこの世界だよ」
それは事実だ。
本当に売り上げを伸ばせば伸ばす分、金額は上がる。
それがこの世界。
「時給は‥?」
時給は知らない。
歩合でスタッフ同士でも何十万と差が出る。
歩合が大きい世界だ。
:08/11/02 13:06
:W62H
:☆☆☆
#837 [主]
確かに時給も大きい。
この子達の聞いている質問の意味は分かってる。
「頑張ってるって評価されれば時給も上がるよ」
これも事実。
「その頑張りは誰が決めるんですか?
Gマスは現場にあまり顔出さないですよね?」
店でのスタッフの頑張りは君が評価してね。
そう言われていた。
:08/11/02 13:09
:W62H
:☆☆☆
#838 [主]
「私はきちんと見てるから」
この言葉の意味は若くても理解出来るだろう。
だからなのか‥
スタッフ同士の嫌がらせやイジメが私の目に届かなかったのは。
私の責任でもあるけれど、私の目の届かない場所で嫌がらせやイジメをするスタッフが出てきたのは。
私にバレれば都合が悪い、そう思ったんだろう。
:08/11/02 13:12
:W62H
:☆☆☆
#839 [主]
だけど今回揃ったメンバーは、研修を終えても辞めなかった。
少し安心する私。
ユミチャンはすごく元気な子で、お酒も飲めて盛り上げ役。
団体のお客さんの席に付ければうってこいだ。
だけど、一人のお客さんの席に付けば、全く会話が出来ない。
今のユミチャンはテンションだけが取り柄。
コサカチャンは、団体よりも一人や二人、カウンターに座るお客さんが得意。
お酒が全く飲めない分、会話のやり取りがとても上手だった。
年配の人からも可愛がられるオールマイティーOKな子。
:08/11/02 13:20
:W62H
:☆☆☆
#840 [主]
コサカチャンの見た目は、水商売ではいないようなタイプの子。
それが逆にお客さんからの受けがよかった。
純粋そうな可愛らしい子として、売り上げを伸ばしていく。
だけど、かなりの負けず嫌いで、プライドの高い子だ。
後の二人は、お客さんに一切好かれないけれど、ヘルプとしては重要な人達。
コサカチャンとユミチャンが着々と売り上げを伸ばす事に、一番不安を募らせていたのは、リィユンだった。
:08/11/02 13:26
:W62H
:☆☆☆
#841 [主]
「ココナサン‥りゆ先輩として立場ないよ‥」
M2で久しぶりにリィユンと飲んでいた。
「リユよりユミチャンやコサカチャンのほうが可愛いしスタイルいいし‥お客さんはリユになんか目もくれへん‥」
頑張るからとやる気満々だったリィユンは数日で自信をなくしていた。
「水商売には二つのタイプがあるんやで、すぐに結果が出るけど長持ちしない子と、結果が出るのは遅いけど、少しずつお客さんを持つ子。
リィユンは最後の方じゃないかな?」
:08/11/02 13:31
:W62H
:☆☆☆
#842 [主]
確かにリィユンが担当するお客さんはゼロに等しい。
あみサン達の頃はこんな不安なかったらしい。
コサカやユミ、年下の後輩が入ってきて、初めて売り上げを気にし出したと言う。
でもリィユンは、私のお客さんの席に一緒に着いて、クレームが一度も出た事がない。
それはお客さんが、私がリィユンと仲がいいと思い、私への遠慮もあるかもしれない。
けれど私はリィユンと同じ席に着くのが一番やりやすい。
:08/11/02 13:37
:W62H
:☆☆☆
#843 [主]
「リユ会話も苦手やし‥沈黙も多々あるし‥お酒も強くないし‥」
よっぽど自分に自信がないんだろう。
「ならお酒強くなれば?」
どうやって?と聞くリィユンに、
「吐いて吐いて吐きまくって、酔って記憶飛ばして、その繰り返し。それでやっと自分のアルコールへの限界が分かるよ」
私もそうだった。
:08/11/02 13:40
:W62H
:☆☆☆
#844 [主]
元からお酒が強い人なんていない。
確かに人それぞれの体質は違うけれど、
お酒が強くなりたいと言うなら飲めばいい。
私も最初はビールが苦手だった。
ただ苦いと思うだけで、進んでは飲む気にならなかった。
だけれど、ビール等のお客さんの前では嫌々ビールを飲み続け、トイレに行っては指を突っ込み吐く。
そして席に戻れば笑顔でビールをまた飲む。
その繰り返しで私は誰もが認めるくらいにお酒が強くなった。
:08/11/02 13:46
:W62H
:☆☆☆
#845 [主]
「でも体もつかな‥」
「病気と隣合わせなのがこの仕事やろ」
キツい事を言ってるのは分かってる。
「会話は‥」
「私が側にいて沈黙になっていたら、それも笑いにするから。
リィユンがいつもヘルプしてくれてるように私もヘルプするから」
「ココナサン‥?」
:08/11/02 13:50
:W62H
:☆☆☆
#846 [主]
「なに?」
「変わりましたね、前のココナサンなら、こんなにも親身に相談乗ってくれなかった」
確かに‥前の私なら他人なんてどうでもよくて、話を聞いていてもまともな返事なんてしなかった。
いつからだろう
他人に耳を傾けるようになったのは。
リィユンだからなのかもしれない。
相談に乗っているのは私で、私の話はしたことないけれど、この人なら‥リィユンなら‥信じられる。
そう思うようになっていた。
:08/11/02 13:55
:W62H
:☆☆☆
#847 [主]
>>827-830みなさんありがとうございますo(^-^)o
昨日更新出来なかった分頑張りますね☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/02 13:57
:W62H
:☆☆☆
#848 [主]
>>846続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「コ〜コチャン♪」
久しぶりに聞く声はみなみサンだった。
リィユンはみなみサンと会うのは初めてで、私に気を使ったのか先に帰って行った。
空いた席に座るみなみサン。
みなみサンと会ってこうやって飲むのは久しぶりだ。
「久しぶりやな」
なぎさサンの件で聞きたい事はあったけど、聞かない事にした。
:08/11/02 14:02
:W62H
:☆☆☆
#849 [主]
「Gマスとは順調?」
周りに聞こえないように小声で話すみなみサン。
「さぁ‥」
「やった?」
“やった”の意味は聞かなくて分かる。
この時でもまだ私はみなみサンを信用していたんだ。
私を可愛がってくれたみなみサン。
信用していた。
:08/11/02 14:10
:W62H
:☆☆☆
#850 [主]
コクンと頷く私にみなみサンは驚かなかった。
「二股のバレへんコツとかある?」
あまり気分のいい質問ではない。
「実はさ〜お客さんとも付き合ってしまって今三股やねん。
最近本命に怪しまれててさ〜」
私のしている事は二股だとしても、私にその気はない。
付き合っているのかも、二股なのかも私自信よく分からない、分かろうとしない事にアドバイスを求められても答えようがなかった。
:08/11/02 14:16
:W62H
:☆☆☆
#851 [主]
「てかココチャンはなぎチャンの事どう思う?」
何も返事をしない私に質問をかえるみなみサン。
「どうもなにも‥」
「あの人かなり口軽いで有名やから気付けや」
なぎさサンは、みなみサンは口が軽いと言い、みなみサンはなぎさサンに気を付けろと言う。
゙なぎチャンには気を付けや゙
この言葉を聞いて、二人に関わらない方がいいんだと思った。
:08/11/02 14:20
:W62H
:☆☆☆
#852 [主]
信用していたみなみサンだけど、なぎさサンと同じ言葉を言われ、二度目の不信感がみなみサンに湧く。
なぎさサンを信じるとか、みなみサンを信じるとかじゃなく、この二人は仲がいいとGマスにも聞いていたのに、互いが互いの悪口を言う。
今になって、今までの私の状況をみなみサンに話した自分を悔やんだ。
なぎさサンの悪口は止まらなかった。
私はただ頷きながらお酒を飲み、聞き流す。
:08/11/02 14:24
:W62H
:☆☆☆
#853 [主]
なぎさサンとこの前二回目飲みに誘われご馳走になった。
その時私は、今のみなみサンのように、なぎさサンからみなみサンの悪口ばかりを聞かされた。
それも頷くだけで終わったけど、この二人の仲は何なんだと思う。
嫌いならつるまなければいいのに‥単純にそう思う。
上辺だけの友情なんて、学生じゃあるまいし‥。
次の日、私がいつものようにM2で一人、Gマスを待っていると、なぎさサンとみなみサンが二人で入ってきた。
:08/11/02 14:30
:W62H
:☆☆☆
#854 [主]
挨拶だけでもしようと声をかけようとしたら、二人はわざと無視するかのように、私から目を反らす。
何なんだ‥
昨日一緒に飲んでいたみなみサン。
私を可愛がってくれたみなみサン。
私を誘い飲みに連れて行ったなぎさサン。
二人は私をチラチラ見ながらヒソヒソ話。
意味が分からなかった。
:08/11/02 14:33
:W62H
:☆☆☆
#855 [主]
私の悪口を言っている
分かったのはそれだけ。
みなみサンと私が二人の時は、なぎさサンの悪口。
なぎさサンと私の時はみなみサンの悪口。
そして、みなみサンとなぎさサンの時は私の悪口。
もつれ合う女同士の糸。
私を巻き込まないでほしい。
:08/11/02 14:37
:W62H
:☆☆☆
#856 [主]
二人からすれば、みなみサンを知っている、なぎさサンを知っている私が都合よかったんだろう。
二人を知らない人に話しをしても分からないんだから。
みなみサンに裏切られた‥そう初めて実感した。
私がみなみサンに話した内容は全てなぎさサンの耳に入っているだろう。
私はお釣りも貰わずお金だけ置いて店を出た。
:08/11/02 14:42
:W62H
:☆☆☆
#857 [主]
「あっチャン?」
もうそんな時間か‥
Gマスの迎えと重なり私はGマスの車に乗り込む。
「どうしたの?」
また勝手に帰ろうとしていた私を心配したのだろう。
:08/11/02 14:44
:W62H
:☆☆☆
#858 [主]
「別に‥」
「イライラしてる?」
いつもと同じ返しなのに、少しの違う口調にGマスは気付く。
Gマスは信用出来る?
Gマスは‥
私は誰か、信用の出来る人を探していたのかもしれない。
:08/11/02 14:48
:W62H
:☆☆☆
#859 [主]
いつからか誰にも心を開かなくなった私。
けれど無意識の内に誰かの温もりを探していたのかもしれない。
閉ざしてしまった心を、誰かに開けてほしかったのかもしれない。
そんな自分をごまかしていたのかもしれない。
けれどやっぱり、過去の自分の鍵は、まだ開かない。
:08/11/02 14:52
:W62H
:☆☆☆
#860 [主]
「みなみサンとなぎさサンの関係が理解出来なくて」
少しなら
少しくらいなら‥
愚痴言ってもいいよね?
Gマスになら‥。
「あぁ〜‥関わっちゃ駄目だよ」
「もう関わってるみたいです」
:08/11/02 14:54
:W62H
:☆☆☆
#861 [主]
「どんな風に?」
「分かんないです。けどあの二人が仲いいって嘘ですよね?
お互い陰では悪口言って、今日は私の悪口言ってましたよ」
「あの二人の間に挟まれちゃったか‥」
やっぱり仲いいとか嘘なんじゃん。
「どっちが種かはまだ分からないからねぇ‥」
ややこしくしている主はどちらかで、それはまだどちらかは分からない。
Gマスはそう言った。
:08/11/02 14:59
:W62H
:☆☆☆
#862 [主]
「でもさ?」
私は無意識にGマスの手を握る。
私らしくない行動にかなりビックリした顔を見せ、話し続ける。
「人は誰かに同意を求めてるんだよ。
一人は孤独やから、人は誰かの悪口を言って蹴落として、同意を求める。特に女性はね」
自分から手を握ったのはどれくらい振りかな。
:08/11/02 15:18
:W62H
:☆☆☆
#863 [主]
「みんながそうとは限らないでしょ」
手が温かい
「君は女から嫌われる性格だからねぇ‥」
中学生の時、溜まり場であちこちで悪口を言う女の子は、最終的にみんなからのけ者にされ、一人になった。
あちらこちらで良い顔をする子は、八方美人だと言われ一人になった。
なら私は?
:08/11/02 15:24
:W62H
:☆☆☆
#864 [主]
「君みたいな誰とも関わらないで一人でいても平気な子は珍しいからねぇ‥」
「だから嫌われるんですか?」
「さっきも言ったように、人は同意を求めてる。
けど君は同意なんてしないでしょ?
みんな寂しくて人を求める中、君みたいな子がきっと羨ましくて、妬ましいんだよ」
意味分かる?と握る手を強めるGマス。
分かるような‥分かりたくないような。
:08/11/02 15:31
:W62H
:☆☆☆
#865 [主]
「水商売は人との関わりが怖い世界だよ」
誰も信用するなってこと?
「見猿.聞か猿.言わ猿」
これが水商売のモットー。
そう言った。
お客さんの話や大切なスタッフの話は聞いてあげて。
だけど、それは自分の中で止める。
:08/11/02 15:37
:W62H
:☆☆☆
#866 [主]
この事は言わないでと釘をさされれば、理解ができてる。
聞いた側は笑いやネタとして受け取ったとしても、言った本人はその人にしか言えない事だってある。
一人一人様々な性格を当たり前に持つように、言葉と心は何よりも難しい。
「まぁ君は言わないとかじゃなくて興味がないもんねぇ‥」
私の性格を分かり切っているかのように。
:08/11/02 18:37
:W62H
:☆☆☆
#867 [主]
人の温もりを自ら求めた行為は、自分でも驚いた。
「俺今までの彼女とかと手繋いだ事ないねん」
これも本当かどうかなんて定かだ。
だけどGマスは私を抱く時、私と歩く時、隣にいても手だけは繋いでこなかった。
:08/11/02 21:53
:W62H
:☆☆☆
#868 [主]
手を繋ぐの大好きだった。
何よりも手を重なり合わせるのが大好きだった。
体の一部の小さな手は、体と心の全身の温もりがそこに集中する。
温かい手
冷たい手
湿った手
乾いた手
その全てが大好きだった。
:08/11/02 23:58
:W62H
:☆☆☆
#869 [主]
Gマスの手を握りたい
手を握ってほしい
そう瞬間的に思ったのかもしれない。
何かを思い出してきている。
何かを‥
:08/11/03 00:00
:W62H
:☆☆☆
#870 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
次の日、リィユンはいつも以上に飲んだ。
トイレに引きこもり、出てこないリィユンを私は笑いにし、お客さんも笑う。
担当担当と焦っていたリィユンは、まず自分のスタイルから作ろうと初心に戻っていた。
そんなリィユンを私と同じ、お客さんはちゃんと見てる。
人の悪口を一切言わない、愚痴を言わない、たまに弱音は吐くけれど、頑張り屋なリィユンに、担当はすぐにつかなかったけれど、お客さんは興味を抱く。
:08/11/03 00:05
:W62H
:☆☆☆
#871 [主]
「ココナサントランプやりません?」
九時入りでまだお客さんが来店せず、私と二人だったコサカは、ゲームをやろうと声をかける。
あまり話さない私に気を使ってか、コサカはいつも話しかけてくる。
だからと言って私の中にズケズケと入ってくる訳じゃなく、ちょうどいい距離を置くコサカは、やっぱりお客さんに対しても上手だ。
:08/11/03 00:10
:W62H
:☆☆☆
#872 [主]
それに比べ、ユミチャンは真逆。
どこまで人に踏み込んでいいのかもまだ分からず、お客さんや私にも土足で入ってくる。
ユミチャンを好きだと言うお客さんにはいいだろう。
だけど私のお客さんにまで。
ココナが好きだけど恥ずかしくて言えない人に、
「ココナサンが好きなんでしょ〜」と空気を読めない。
それに最近‥
私がM2に行く度に付いてくる事が増えた。
:08/11/03 00:13
:W62H
:☆☆☆
#873 [主]
「ココナサ〜ン!!
ユミも連れて行ってくださ〜い♪」
嫌だと言っても付いてくる。
それが続き私は諦めた。
そして過剰な程私を持ち上げる。
スタッフは私の気に触る事は言わない。
けれどあまり深く関わりを持たない私の性格を知り、特に媚びを売る事はない。
だけどユミチャンだけは違った。
気持ち悪いくらいに私を褒め、持ち上げて私に気に入られようと必死なのがまる分かりだった。
:08/11/03 00:18
:W62H
:☆☆☆
#874 [主]
私は特別ユミチャンを可愛がってはいない。
ただ勝手に付いてくるから、隣で飲む事が多いだけ。
だけど、コサカからすれば、ユミチャンを特別扱いに見えたんだろう。
コサカも飲みに誘うのはいいけれど、車で来ていて、ましてや一切飲めない子だ。
それにお昼も仕事をしている。
私から誘う事はなかった。
:08/11/03 00:21
:W62H
:☆☆☆
#875 [主]
コサカは面接の時、水商売に入った理由を言った。
半年後オーストラリアにホームステイに一年行くから、お金が必要。
お金を貯めたい。
コサカがGclubで働く期間は決められていた。
スタッフの中で一番お金に執着しているのはコサカだろう。
そんなコサカとユミチャンはあまりにも正反対の性格だった。
やり方も考えも違いすぎたんだろう。
:08/11/03 00:26
:W62H
:☆☆☆
#876 [主]
ユミチャンはサバサバしていそうに見え、気が強そうに見えて、人一倍精神が弱く、思った事を直接本人に言えない性格。
人一倍女の子らしく見えるコサカは、サバサバしていて、思った事は本人に口に出して言う子。
いつから二人はライバル心を抱くようになったのかは分からない。
今のGclubに派閥はない。
良きライバルとして止まればよかったのに‥。
:08/11/03 00:31
:W62H
:☆☆☆
#877 [主]
ある日昼間からユミチャンから着信が鳴る。
「どうしたん?」
「ココナサン‥」
「なに?」
睡眠時間を奪わないでほしい。
「昨日酔ってて‥マンガ喫茶に泊まったんですけど‥
お金が足りません‥」
お金を貸してほしいとでも言いたいのか。
:08/11/03 00:34
:W62H
:☆☆☆
#878 [主]
「で?」
「お金‥貸して下さい‥」
電話越しで泣きながら言われても‥
お金を貸すのはいい。
マンガ喫茶代なんてしれている。
だけど今家にいる寝起きの私にマンガ喫茶までお金を届けろとでも言うのか。
そう言いたいのは感じ取れる。
だけど何故私がそこまでしないといけないのか分からない。
:08/11/03 00:37
:W62H
:☆☆☆
#879 [主]
いくら可愛いスタッフでも、これじゃただの都合の良い先輩だ。
勝手に飲みに付いてくるユミチャンの支払いはもちろんいつも私持ち。
遠慮と言うものを知らないのかと時々思う。
「頼む相手間違ってない?私はユミチャンの友達じゃないよ」
そう言って切った後に、ユミチャンが電話をする相手を後々知り私は切れた。
:08/11/03 00:42
:W62H
:☆☆☆
#880 [主]
その日、何もなかったかのように出勤し、謝罪の一言もないユミチャンに話しかける。
「お金どうしたん?」
「えっと‥」
私にバレたらやばい事なのかユミチャンは言葉を濁らす
「誰に借りた?」
「まっサンです‥」
:08/11/03 00:46
:W62H
:☆☆☆
#881 [主]
「‥何て?」
二度聞かなくても分かっていた。
まっサンは、Gclubの近くでBARを経営する店との付き合いもあり、私のお客さんでもある人。
若くして経営するまっサンののBARにもユミチャンが付いてきて、酔った勢いでまっサンの連絡先を聞き出していた。
私が好きでGclubに来てくれ、店との付き合いもかねて暇な時は協力してくれる大事な人。
ユミチャンは水商売のルールも知らず、私担当のお客さんに自分から連絡先を聞いていた。
:08/11/03 00:51
:W62H
:☆☆☆
#882 [主]
まだ入りたてで失敗はあると注意だけで終わったけれど。
そのまっサンに電話をし、呼び出してお金を持ってこさせ借りたと言う。
あまりにも人外れな事をするユミチャン。
先輩のお客さんで、店との付き合いもある人に、仲良くもないまっサンにそんな事をするユミチャンがあまりにも理解出来なかった。
私を舐めているとも取れる。
:08/11/03 00:55
:W62H
:☆☆☆
#883 [主]
仕事での間違いや失敗は二度三度仕方ない。
ましてや水商売が初めてな子なら、何度も同じ事を教える。
それでゆっくり覚えていけばいい。
私はお金でもつれ合う人が大嫌い。
お金は人を変える。
これは失敗なんかじゃない。
人としておかしい。
:08/11/03 02:42
:W62H
:☆☆☆
#884 [さっちゃん]
リアルタイムで
みてますっ

:08/11/03 02:44
:P904i
:☆☆☆
#885 [主]
「舐めてんの?」
「え‥」
「私の事舐めてんの?」
「そんなつもりじゃ‥」
また泣き出すユミチャンにウンザリする。
泣くなら男を落とす時にでも泣けばいい。
「誰の客?あんたの客な訳?
ましてや店付き合いまである人に下っ端のあんたがやる事?」
:08/11/03 02:45
:W62H
:☆☆☆
#886 [主]
「お‥お金がどうしても必要やったから‥」
「それはお前の都合やろっ!!
金絡みが一番嫌いやねん!!
たとえ自分のお客さんでもそんなんするのが間違ってんちゃうんかい
お前の私情で店や、ましてやお客さん巻き込むなや」
こんなにも大きな声で怒鳴ったのはどれくらいぶりだろう。
「す‥すみません‥すみません‥」
:08/11/03 02:50
:W62H
:☆☆☆
#887 [主]
ユミチャンは泣きじゃくりすみませんを繰り返す。
「泣くのも辞めろや」
「ココナサンッ」
私の豹変振りに見かね止めに入ったのはリィユンだった。
「おい
泣き止めや」
最近は関西弁が微妙に抜けていたのに、感情が露わになればやっぱりゴテゴテな関西弁に戻る。
:08/11/03 02:55
:W62H
:☆☆☆
#888 [主]
私が手を出しそうになった瞬間、リィユンは私の体を抱き寄せた。
「ココナサン止めて‥コサカチャンまで怯えてる‥」
リィユンの言葉で我に戻った私は、後ろにいたコサカチャンを見た。
とても怯えた目で小さな体は少し震えている。
:08/11/03 02:59
:W62H
:☆☆☆
#889 [主]
私は煙草だけを手に取り外へ出た。
一息、息を吸い込み落ち着きを取り戻す。
「外にまで聞こえてましたよ」
しゃがみ込んでいた目の前にはカルピスの缶。
落ち着きを取り戻すと同時に、言い過ぎたと反省した。
:08/11/03 03:04
:W62H
:☆☆☆
#890 [主]
ユミチャンだけじゃなく、関係のないコサカチャンまで怖がらせてしまった。
もっと他に違う対処があったはず。
もっと違う言い方があったはずだと、自分を責めた。
「扉、閉めた方がいいんじゃ?」
店の入り口のドアはジドーで、12時を回るまで機械を止め半分開けている。
お客さんが状況を見て入りやすいようにと。
:08/11/03 03:08
:W62H
:☆☆☆
#891 [主]
「‥だね。」
私はカルピスを受け取り、まっサンのやるBARまで歩いた。
ユミチャンが借りたお金を返さなくちゃいけない。
ポケットに入れている一万を握りしめて。
ユミチャンが撒いた種だけど、Gclubの従業員だ。
従業員のミスは私のミスへも繋がる。
まっサンには私も頭を下げなければならない。
:08/11/03 03:13
:W62H
:☆☆☆
#892 [主]
まっサンはいいよいいよと言ってくれたけど、「ココナんとこのスタッフやから俺も力になったけど、ココナの後輩じゃなかったら俺でも切れてるで。お前の責任でもあるんちゃうか。
お前も店任されてるならしっかりスタッフを見なあかんで」
まっサンの言っている事は間違っていない。
本当にすみませんでしたと頭を下げ店へと戻る。
店にはまだお客さんは来ていなかった。
:08/11/03 03:18
:W62H
:☆☆☆
#893 [主]
「ココナサン‥本当にすみませんでした‥」
改めて謝るユミチャンにもういいと言った。
ただお客さんをパシリに使い、ましてやお金を借りるなんて
もってのほかともう一度言い、店が終われば直接誤りに行けと言い、この件は終わった。
もう絶対に同じ繰り返しはしないですと言うユミチャン。
もうこの時には二回目が始まっていたのに‥。
:08/11/03 03:22
:W62H
:☆☆☆
#894 [主]
>>884さっちゃんサン
遅い時間にありがとうございますo(^-^)o今日は更新終わりですが、また明日時間があれば更新しますね☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/03 03:24
:W62H
:☆☆☆
#895 [さっちゃん]
:08/11/03 03:27
:P904i
:☆☆☆
#896 [まい]
:08/11/03 05:07
:F906i
:☆☆☆
#897 [あこ]
すごいおもしろくて毎日更新チェックしてます(・∀・)私は夜経験ないですが、大変な世界だと思います!これからも頑張って下さい!
:08/11/03 12:59
:SH904i
:☆☆☆
#898 [主]
>>895-897みなさんありがとうございますo(^-^)o
本当に嬉しいです。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/03 17:08
:W62H
:☆☆☆
#899 [主]
>>893続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ピンポーン
お客さんが来店した音に今日も頑張るよ!!と空気をなんとか変え、お客さんを出迎える。
最近週に四日は店に顔を出す三人の若いお客さん。
20後半。
コサカのお客さんだ。
若いからか静かに飲むとは違い、一気コールや歌が大好きな人達。
:08/11/03 17:13
:W62H
:☆☆☆
#900 [主]
「ユミチャン伝票書いといて」
ボトルを探しに行く時にユミチャンに声をかける。
伝票の付け方も、私以外のみんな付けれるようになって、手の塞がっている時は変わりに書いてくれる。
仕事の内容も覚えていくスタッフは、自分から積極的に何かさせて下さいと言う子ばかり。
私は助かっていた。
:08/11/03 17:21
:W62H
:☆☆☆
#901 [主]
この三人はいつも一緒で、若いのに気前も良ければ、コサカ以外のみんなとも仲良く盛り上がるお客さんで私もやりやすい。
その中でも一人だけ、三人のいつも中心にいる男性がコサカ目当て。やたらとこの世界に詳しいけれど、話す内容は全てが嘘なんじゃないかと聞いていて思う。
色んなお客さんがいるから特に気にしてはいなかったけど。
コサカにとってこのお客さんはかなり大きい。
:08/11/03 17:27
:W62H
:☆☆☆
#902 [主]
今のコサカの売り上げの半分はこのお客さんだ。
コサカからすれば、太いお客さんなんだろう。
とても大事にしているのが分かる。
だからこそだろう。
コサカの負けず嫌いが異常に増したのは。
「ユミチャンちょっと来て」
:08/11/03 17:30
:W62H
:☆☆☆
#903 [主]
コサカがユミチャンを奥の厨房に呼び出す。
その声は怒りの含まれる少し荒げた声。
気にはなったが、他にお客さんもいた為、様子をうかがう暇はなかった。
「ちょっとちょっとココナサン、奥で揉めてますよ?」
リィユンが私の耳元で話す。
私は30歳と35歳のスタッフとリィユンにカウンターを任せ厨房を覗いた。
:08/11/03 17:34
:W62H
:☆☆☆
#904 [主]
「はぁ?うちの担当やろ?!」
「だからユミにも連絡があったんです」
ユミチャンより背の低いコサカは負けじと睨んでいる。
コサカは22歳で、ユミチャンより年上な理由でユミチャンは敬語。
それでもユミチャンは言い返している。
「何揉めてんの?」
お客さんを待たせてまで言い合いする理由は何なのか。
:08/11/03 17:39
:W62H
:☆☆☆
#905 [主]
「ココナサン‥あの‥」
「何?お客さん待たせてるよ」
ユミチャンは下を向いてしまい、コサカが言いにくそうに
「ユミチャンが、かず君の伝票の担当欄空欄にしてたんです‥」
かず君とはあの三人組の中心の男。
「ユミチャン何で?」
かず君の伝票をユミチャンに書かせて今までそんな事は一度もなかった。
:08/11/03 17:44
:W62H
:☆☆☆
#906 [主]
担当が空欄と言う事はもちろん、コサカに歩合は入らない。
かず君達はコサカのお客さんだ。
書かない理由は何か。
「ユミもかず君と連絡先交換してて‥今日行くからってメールあったんです‥」
スタッフにメールや電話があればその子が担当だ。
:08/11/03 17:48
:W62H
:☆☆☆
#907 [主]
「うちにもメールありました!!」
一人のお客さんが店のスタッフ複数に連絡をして来店するケースはめったにない。
そりゃコサカ目当てなんだからコサカにメールは入れてるだろう。
「かず君に番号聞かれたの?」
ユミチャンの事だ。
目の届かない所で自分から連絡先を聞いた可能性はある。
:08/11/03 17:51
:W62H
:☆☆☆
#908 [主]
それはご法度。
一番最初に気に入られ連絡先を聞かれたのはコサカだ。
実際かず君も俺はコサカが好きで店に来ていると自分で言っている。
「かず君に聞かれました‥」
「なら何でその時に言わないの?
後々ややこしくなるの分からなかった?」
担当が他に付いていて、もし番号を聞かれたなら一言伝えるべきだ。
:08/11/03 17:57
:W62H
:☆☆☆
#909 [主]
それでそのお客さんの目当てが変わってしまえば仕方ない事。
それに対してコサカが取られたと言ったなら私は怒る。
あみサンのお客さんが私に番号を聞いてきた時、私はその日その日にあみサンに伝えていた。
それでもあみサンは私が客を奪った取ったなど言ってきたけれど、あみサンが辞めた今のGclubで、あみサンのような考えを持つ子を出したくなかった。
:08/11/03 18:02
:W62H
:☆☆☆
#910 [主]
事実、私のお客さん何組か、コサカとユミチャンに流れた。
悔しい気持ちがないと言えば嘘になるけど、私がどうこう言う事じゃない。
二人共その時は、私に悪いと話をしてきたけど、「良かったやん、私ももっと頑張らなあかんな、私の変わりに宜しくね」と笑顔で言った。
ユミチャンも伝えなければならない事は分かっているはず。
「メール来たならそん時に言えよ!!
黙ったまま空欄にするとか汚い真似するなよ!!」
:08/11/03 18:08
:W62H
:☆☆☆
#911 [主]
コサカの怒りは収まらなかった。
これ以上今話し合っても時間の無駄で
これ以上お客さんを待たせる事は出来ない。
「コサカチャンも一旦落ち着いて店閉めたら話そう」
まだ興奮気味のコサカは分かりましたと言いかず君の席に戻る。
「ほら、ユミチャンも。お客さんの前でそんな顔してたらお客さんに心配かけるでしょ」
:08/11/03 18:12
:W62H
:☆☆☆
#912 [我輩は匿名である]
あげまーす
:08/11/03 18:43
:SH906i
:☆☆☆
#913 [なな]
あげます


:08/11/03 22:17
:P703imyu
:☆☆☆
#914 [主]
>>911続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ユミチャンはコサカと違う席につかせる。
「そうやね〜ん♪あっ!かず君いつもの曲歌ってや〜♪」
ついさっきまでのコサカはどこにもいなかった。
負けず嫌いで、まだ水商売を始めたばかりだけど、プロ意識の強い子だ。
ユミチャンに目を向けると、隣にいるスタッフばかりが話をし、ユミチャンは下を向いている。
対照的な二人。
:08/11/03 23:48
:W62H
:☆☆☆
#915 [主]
ユミチャンはどうしてコサカに連絡先を聞かれた事を言わなかったんだろう。
私の時はちゃんと言えていたのに。
二人共互いに分かっていたのかな。
お客さんを呼ぶ回数がだいたい同じと言うこと。
性格が合わないと言うこと。
ユミチャンも心の奥で対抗心を燃やしていたと思う。
ユミチャンがお客さんを呼べば、コサカも携帯を握りしめ営業をする。
コサカのお客さんが来れば、ユミチャンは携帯を握る。
:08/11/03 23:53
:W62H
:☆☆☆
#916 [主]
店に入って一ヶ月目から二人のやる気はすごかった。
私からすれば、
Gマスからすれば何よりな事。
あみサンのお客さんは私に大半流れていたけれど、もしその人達まで店に来なくなったらどうしようとか、あみサンが抜けて売り上げが下がったらどうしようと不安はあったから。
だからこそ二人の力は有り難く、そして必要だった。
売り上げの裏には何かがある。
:08/11/03 23:57
:W62H
:☆☆☆
#917 [主]
「ココナサン!!ユミチャンがっ!!」
一組のお客さんの会計を奥でしていると、さっきまでユミチャンと一緒の席についていた30歳のチハルサンが慌てて駆け寄ってくる。
「どうしたんですか?」
「あれは過呼吸って言うんですか?!
袋‥袋‥!!」
会計を途中で置き、カウンターに戻るとコサカ以外のスタッフはユミチャンを囲んでいた。
:08/11/04 00:02
:W62H
:☆☆☆
#918 [主]
店には大きなゴミ袋しかなく、それで慌てて口を囲むチハルサン。
お客さんまで立ち上がり、ユミチャンをボックスのソファーに運んでくれる。
「吐いて―‥吸って――‥吐いて――‥吸って――‥」
お客さんもスタッフも動揺している中、コサカだけは冷め切った目でユミチャンを見ていた。
:08/11/04 00:06
:W62H
:☆☆☆
#919 [主]
少しの間ユミチャンには私が隣にいて、スタッフには席に戻れと指示を出す。
お客さんも心配そうにユミチャンを見守る。
落ち着きを取り戻したユミチャンは涙をこぼし目を閉じた。
「帰らせて」
Gマスに電話で状況を説明すると、分かっていた答えが返ってくる。
:08/11/04 00:10
:W62H
:☆☆☆
#920 [我輩は匿名である]
おもしろすぎ!
:08/11/04 00:10
:SH906i
:☆☆☆
#921 [主]
棚からユミチャンの荷物を取り出し帰らす準備をしていた。
「ココナサン、あれわざとですよ」
コサカの言葉に手を止める。
「あれ演技ですココナサン。うち昔から過呼吸持ちなんで分かります」
私も一度だけ過呼吸になった事がある。
けれど、それ一回だけで、他人の過呼吸が演技とか私に分かるはずがない。
:08/11/04 00:15
:W62H
:☆☆☆
#922 [主]
「何で分かるの?」
少し離れた場所からじっとユミチャンを見ていたコサカ。
「手、震えてましたか?」
そんな質問をされても手まで見ていなかった。
「ずっと見てたけど手震えていませんでした」
過呼吸の演技なんて出来るものなのかと私には不思議だった。
:08/11/04 00:20
:W62H
:☆☆☆
#923 [主]
もし出来たとしても、そんな事までする理由なんてあるのか。
過呼吸は精神からくるもの。
今日ユミチャンは、私に怒鳴られ、コサカとも揉める。
精神的に弱いなら、この二つが重なって過呼吸になったのじゃないかと私は思っていた。
「逃げる気ですよ。
絶対にあれは演技です」
そう言い切るコサカはユミチャンが嫌いだから言っている風には見えなかった。
:08/11/04 00:25
:W62H
:☆☆☆
#924 [主]
「帰らさないで下さい、まだ話は終わってませんよ!!」
「でもねぇ‥Gマスの指示でもあるから‥」
「お願いしますココナサン!!
また日を改めとかになったらその時またユミチャンは演技しますよ!!」
何を根拠に‥
私はボックスに行きユミチャンを座らせる。
:08/11/04 00:29
:W62H
:☆☆☆
#925 [主]
「大丈夫?」
すみませんでしたとだけ言い、ユミチャンは顔を上げない。
「店終わるまで待てる?」
ユミチャンの返事次第で決めようと思った。
〜プルルルル‥プルルルル‥
店の電話が鳴り、ユミチャンの返事を聞かず電話に出る。
「ユミチャン帰った?」
Gマスからの電話にまっサンの事、コサカと揉めていてまだ話が終わっていなく、コサカが納得していない事を短く簡単に伝える。
:08/11/04 00:35
:W62H
:☆☆☆
#926 [主]
「社長から電話あった?」
「まだです」
「売り上げは上がりそう?」
店を閉めるかどうするか悩んでいる時必ず聞かれる質問。
「ボトルもだいたい空いたんで、これ以上は上がったとしてもしれてますね」
「ならもう閉めて話する?ユミチャンももう落ち着いてるんでしょ?」
「まぁ‥」
:08/11/04 00:39
:W62H
:☆☆☆
#927 [主]
んじゃ後はよろしくね。
それだけ言うと電話は切れた。
「すみません店閉めさせてもらいま〜す」
早すぎる時間ではない。
お客さんも長居していた人ばかりで、ユミチャンの件もあり、文句一つ言わず帰って行った。
:08/11/04 00:42
:W62H
:☆☆☆
#928 [主]
「ユミチャン、もう店閉めるから話出来る?」
「‥はい」
今から三人で話し合いだと考えるだけで疲れが出てきた。
コサカは閉店の声で状況を理解した様子。
チハルサンや35歳のマミサン、リィユン、お客さんには次会った時に謝ればいいと言い、スタッフにはユミチャンの口から謝らせた。
:08/11/04 00:47
:W62H
:☆☆☆
#929 [主]
スタッフもコサカが一人心配しない様子を見て、何かあったんだろうと察していたみたいだけど、そこはやっぱり大人で、ユミチャンに優しい言葉だけをかけて帰って行った。
リィユンを除いて‥
「リィユンも‥」
「リユもいたら駄目ですか?」
この人は興味本位でいたいと言っているんじゃない事は分かる。
本当に心配している。
:08/11/04 00:51
:W62H
:☆☆☆
#930 [主]
「けど今回の件はリィユンに関係ないから‥」
「リユはココナサンが心配なの!!
それにコサカチャン見てたら何か面白そうそうやし」
「ハァ‥勝手にして」
興味本位なのかとリィユンを持ち上げた私の考えが甘かった。
:08/11/04 00:54
:W62H
:☆☆☆
#931 [主]
たまにこうゆう時がある。
私がM2のスタッフにキツい口調で話すと一人笑い転げたり。
私が四つ葉のホストに話しかけられ、ずっと無視をする姿をたまたま隣リィユンがいた時、一人笑ったり。
いい人で優しくて、信用の出来る人だけど、たま〜にどこか抜けていると言うか‥面白がると言うか‥。
そんなリィユンの性格は嫌いではないけれど、今日は帰ってほしいと思った。
:08/11/04 00:58
:W62H
:☆☆☆
#932 [主]
でも私がこれ以上何か言っても、リィユンは帰らないだろう。
リィユンの性格をある程度知る私は勝手にしてくれとしか言わない。
コサカと私は隣
ユミチャンとリィユンは隣にボックスに座る。
気が重い‥
:08/11/04 01:01
:W62H
:☆☆☆
#933 [主]
:08/11/04 01:05
:W62H
:☆☆☆
#934 [◇ALOE.2]
:08/11/04 01:58
:F905i
:☆☆☆
#935 [主]
>>932続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「‥で、ユミチャンもコサカチャンも時間作ったんやし、言いたい事ないの?」
どちらから話を切り出せばいいのか分からず黙りこくる二人。
「ユミは‥コサカチャンに黙ってたつもりじゃなかったです‥
言うタイミングが分からなくて‥」
私に話しているのかコサカに言っているのか‥。
:08/11/04 16:51
:W62H
:☆☆☆
#936 [主]
「タイミングなんかいくらでもあるやんけ!!ただの言い訳やろ!!」
こんなにも可愛らしい子がこんな言葉使いなんてお客さんは想像もつかないだろう。
「だって‥今日は最初から色々あったし‥」
色々とはまっサンの事。
私がまっサンの店へ行くのに抜けた時、メールが来たけど、その時はとても言い出せる雰囲気じゃなかったらしい。
:08/11/04 16:56
:W62H
:☆☆☆
#937 [主]
「うちが言うてんのは今日だけの話じゃないやんけ!!
番号聞かれたなら今日までにいつでも言えたやろ!!
黙ったまま担当空欄なんかただの嫌がらせにしか思われへんやんけ!!」
まぁ‥コサカの意見は一理ある。
リィユンは煙草ふかしながら話を聞いている。
やっと内容を理解したかのように。
「ユミが言ったらコサカチャンは納得しましたか?」
ユミチャンなりの言い分もあるんだろう。
:08/11/04 17:00
:W62H
:☆☆☆
#938 [主]
「それは‥かず君がうちよりもユミチャンを好きになったなら仕方ない話やん。
そう教えてくれたのはココナサンやし‥」
悔しい気持ちは誰にだってある思い。
だけどね、お客さんが満足しないと私達も満足しないでしょ?
そう私に教えられたからと、コサカは言った。
「かず君はユミが好きって言ってました。
コサカチャンよりユミの方が好きって言いました。」
:08/11/04 17:05
:W62H
:☆☆☆
#939 [主]
‥
やっと理解が出来た。
二人はかず君に踊らされてる。
コサカには俺はお前が目当てだと言い
ユミチャンには本当はコサカよりお前が好きだと言う。
ため息しか出なかった。
かず君へのため息じゃなく、二人に対して。
:08/11/04 17:08
:W62H
:☆☆☆
#940 [主]
「二人共‥」
「ならそん時に言えって言ってんねん!!ユミチャンとかず君がどんなやり取りしてるかなんて言われな分からんやんけ!!」
私が話そうとしたけど、コサカはまだ怒りが収まっていないみたいだ。
もう少し黙っていようと私も煙草に手を伸ばす。
リィユンは冷蔵庫からジュースを四人分持ってきたり、携帯をいじったり‥ここにいる理由を聞きたい‥
:08/11/04 17:13
:W62H
:☆☆☆
#941 [主]
「だって‥」
「だってだって言うなや!!
はっきり物も言えんと言い訳ばっかしようとするお前が腹立つねん!!」
今にも殴りかかりそうなコサカ。
立ち上がったと思えば‥
ジュースをユミチャンにぶちまけた。
:08/11/04 17:17
:W62H
:☆☆☆
#942 [主]
この時思った事は、今目が合ったリィユンと全く同じだろう。
私とあみサンを鏡に写しているみたいだ。
:08/11/04 17:18
:W62H
:☆☆☆
#943 [主]
二人の性格と内容は異なるけれど、まるで少し前の自分を見ているようだった。
黙ったままユミチャンにお絞りを差し出すリィユン。
もうこれ以上話し合っても解決はしないだろうと判断した私は口を開く。
:08/11/04 17:21
:W62H
:☆☆☆
#944 [主]
「二人共‥かず君に踊らされてるのが気付かんの?
スタッフがお客さんに踊らされてどうするんよ」
色んなお客さんがいる。
そんな中でも、言葉は悪いかもしれないけど、お客さんをいい風に手のひらで転がし左右するのがスタッフだ。
それなのにお客さんに左右されて揉めている二人を見ていると、馬鹿らしくなってきた。
:08/11/04 17:25
:W62H
:☆☆☆
#945 [主]
「コサカチャンまだユミチャンに言いたい事ある?」
「いえ‥」
「ユミチャンは?」
首を横に振り、コサカも落ち着きを取り戻していた。
「今日の担当はコサカチャンにしとくから」
今日分かった事実でましてや、ユミチャンの勝手な判断で担当欄を空欄にする事は出来なかった。
:08/11/04 17:28
:W62H
:☆☆☆
#946 [主]
「なら‥次からはどうなるんですか‥」
コサカが弱々しい声で聞いてくる。
「二人の名前書くしかないねぇ‥
Gマスにも聞いてみるけど、かず君が二人に同じ態度を取って、二人共に連絡してくるようなら」
そうなれば、かず君の売り上げは二人で半分になる。
コサカからすれば痛い話だろう。
:08/11/04 17:32
:W62H
:☆☆☆
#947 [主]
それか次からは本当に空欄にする?
と言う私にコサカは小さく首を振った。
それはそれで、もっと痛い話だろう。
お金を貯めたくて頑張っているコサカからすれば余計だ。
だけど、ユミチャンだってリィユンだって、みんな何かしらの理由でお金を稼ぎに来ている。
最終の気持ちはみんな同じ。
:08/11/04 17:36
:W62H
:☆☆☆
#948 [主]
「ココナサン、今日は色々とすみませんでした‥」
荷物を肩にかけ立ち上がるコサカ。
「それとユミチャン」
リィユンも私もコサカを見る。
「過呼吸の演技上手やな」
それだけ言って帰って行った。
:08/11/04 22:03
:W62H
:☆☆☆
#949 [
]
:08/11/05 18:32
:SH905i
:☆☆☆
#950 [☆:)]
今日もあげる('`*!!
梓サン、まってますャ
:08/11/05 19:18
:821N
:☆☆☆
#951 [美貴]
はよ書けや
:08/11/06 21:13
:SH904i
:☆☆☆
#952 [みィ(´_ゝ`)]
:08/11/06 21:52
:W51S
:☆☆☆
#953 [みィ(´_ゝ`)]
:08/11/06 21:53
:W51S
:☆☆☆
#954 [-ぁゃ-]
主サン身体ゎ大丈夫ですか?無理なく更新して下さい

:08/11/06 23:11
:N905i
:☆☆☆
#955 [主]
用事が続いているので明日か深夜に更新します。
私情もあるのでご理解頂ければ幸いです。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/07 00:33
:W62H
:☆☆☆
#956 [主]
>>948続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
コサカが帰った後の沈黙。
リィユンは何の事やら理解出来ないはず。
「え‥演技って何ですか‥ユミそんなつもりっ‥ウッ‥」
演技とはなんの事か聞いといて、演技していたつもりはないと言うユミチャン。
:08/11/07 01:50
:W62H
:☆☆☆
#957 [主]
店で失恋曲を歌うお客さんを目にするたび、泣きじゃくるユミチャンがいた。
彼氏と別れたばかりで心が不安定なのか、最初は恋愛で泣くなんて可愛らしいなと思っていた私もお客さんも、それが続くとただうざくなる。
毎日のように泣くユミチャン。
正直演技にしろ、演技じゃないにしろ、過呼吸になるユミチャンを少しばかりうざく感じたのは事実だ。
人に心配されたくて、構ってほしくての行為に見えなくはなかった。
:08/11/07 01:53
:W62H
:☆☆☆
#958 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
 ̄
「‥いえ‥家がないんです‥」
そう嘆くユミチャンの前には私とGマス。
あの事があってから、ユミチャンは何も問題なく仕事をこなしていた。
欠勤や早退がないユミチャンを評価もしていた。
:08/11/07 01:57
:W62H
:☆☆☆
#959 [主]
泣くのは相変わらずだったけど、コサカとユミチャンの頑張りは見ていた。
ライバル心を抱きながら、やる気があるのは誰よりも近くで見ていた。
コサカもユミチャンも、Gclubにとって必要な人間だと思う日々が続いていた。
店にとって、必要な人間だと思い始めた頃だった。
ユミチャンが口を開いたのは。
:08/11/07 01:59
:W62H
:☆☆☆
#960 [主]
「どうゆうこと?」
ココナサンとGマスに話があると呼び出される。
Gマスと私の仲は相変わらずで、ここ最近毎週日曜日は必ず映画に行ったり何かしら出かけていた。
「家がずっとなくて‥ホームレスも限界です‥」
ユミチャンに住む家がない事は聞いていた。
:08/11/07 02:03
:W62H
:☆☆☆
#961 [主]
だけどそれ以上の事は聞かなかった。
一度だけ、どこで寝泊まりしてるの聞いた時、公園だからココナサンの家に泊まらせて下さいと泣き疲れ、めんどくさいと思い、それ以上プライベートは聞かないようにしていた。
「‥で?」
Gマスと私の言葉が被る。
ホームレスか何か知らないけど、私とGマス二人を呼び出すなんて何か大きな問題があるんだろう。
:08/11/07 02:07
:W62H
:☆☆☆
#962 [主]
ユミチャンの言いたい事は読めるようになっていた。
「お金‥お金貸してください‥」
家を借りるお金を貸してくれと。
Gマスと目が合う。
いきなりそんな事を言われても‥そんな気持ちだ。
:08/11/07 02:09
:W62H
:☆☆☆
#963 [主]
「家は決めているんです‥Gclubから歩いて一分のマンションです‥」
ユミチャンが言うマンションは本当にGclubから歩いて一分もかからないだろう場所。
マンションと言うより‥私が住んでいるアパートと同じ会社。
家賃もそれほど高くなく、ユミチャンからすれば、店もすぐ側で好都合だろう。
一人話を進めるユミチャンについていけずいた。
:08/11/07 02:14
:W62H
:☆☆☆
#964 [主]
>>949-954みなさん、さまざな意見ありがとうございますo(^-^)o
体調は最近いいのですが、やはり私情もあるので毎日更新するとお約束は出来ません‥。
私の小説を待っていてくれる方すみません(ρ_;)
ただできる限り時間が出来れば更新します。
こんな小説を読んでくれて本当にありがとうございます。
また明日起きたら更新しますo(^-^)o梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:08/11/07 02:35
:W62H
:☆☆☆
#965 [
]
あたしも更新待ってます

!
:08/11/07 04:45
:D904i
:☆☆☆
#966 [
]
>>965ですが
更新してるのわからずに
書いちゃいました

ごめんなさい

:08/11/07 04:51
:D904i
:☆☆☆
#967 [主]
>>963続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この子はどうしてここまでお金がないんだろうと思っていた。
煙草や服を買うお金はあるのにご飯を食べるお金がないとか、マンガ喫茶代がないとか、私には分からなかった。
「無茶を言っているのは分かってます‥でも‥Gclubで頑張りたいからこそ近くの家を借りたいんです‥」
:08/11/07 11:19
:W62H
:☆☆☆
#968 [主]
これからもGclubでやっていきたいから。
Gclubが好きなんです。
どんなスパルタも受けます。
だから‥お金を貸してほしいと言い続けた。
「ココチャンはどう思う?」
別に私がここにいなくても、最終的にはGマスから借りる事になるんだから関係ないと思う。
:08/11/07 11:22
:W62H
:☆☆☆
#969 [主]
「Gマスの判断でお願いします」
「いくら?」
「‥二十万」
毎月五万ずつ給料から天引きと言う約束で、Gマスは二十万をユミチャンに貸した。
後でGマスは私に言う。
:08/11/07 11:25
:W62H
:☆☆☆
#970 [主]
「飛ばれるのも覚悟の上だよ。
お金なんて貸せば返ってこないと思って俺は貸してるからねぇ‥。
まぁユミチャンの頑張りを見るいい機会やねぇ‥」
二十万は返ってこなくてもいい。
ただあんなにもGclubで頑張りたいと言うユミチャンを見てみたい。
Gマスはそう言った。
理解出来るような出来ないような‥まぁ私には関係ないと思った。
:08/11/07 11:29
:W62H
:☆☆☆
#971 [主]
「ねぇココチャン」
M2でGマスと飲むのは当たり前の毎日になっていた。
「ユミチャンとコサカチャンならどっちが信用出来る?」
あのことがあってから二人は今でもギクシャクしている。
お客さんがいない時、コサカがユミチャンを睨むのは毎日の光景。
だけどお客さんの前に付くと、ユミチャンとも何もないかのようにユミチャンに話しかける。
:08/11/07 12:01
:W62H
:☆☆☆
#972 [主]
コサカの使い分けには私も感心するくらいだ。
だけどユミチャンは、さっきまで睨まれていたのにお客さんが来た途端変わるコサカについていけず、一歩引いている。
ユミチャンにはまだ出来ないんだろう。
仕事だからとコサカと仲良くするのは。
「仕事で信用出来るのはコサカです」
プライベートまで知らない。
:08/11/07 12:13
:W62H
:☆☆☆
#973 [主]
かず君は相変わらず飲みに来ている。
担当は約束通り二人。
二人が入っての1ヶ月目の売り上げ
一位.ココナ
二位.コサカ
三位.ユミ
一人担当だった最初のかず君達の売り上げがユミチャンを抜いたのだろう。
リィユンの名前はなかった。
:08/11/07 13:00
:W62H
:☆☆☆
#974 [主]
「あっチャン最近疲れてない?」
車の中でたかチャンに心配される。
あみサンが辞めてから、日曜日を開けるか迷っていた。
あみサンがいない分、私の休みはなくなる。
Gマスは日曜日も店を開けたいと言う。
だけどあっチャンの休みがなくなるのは‥と心配しているのか。
‥私は店に出ると言った。
:08/11/07 13:04
:W62H
:☆☆☆
#975 [主]
日曜日、たかチャンからもGマスからも誘われる。
Gマスは最近デートらしいデートに私を誘うのが増えた。
出勤までの時間、私はたかチャンじゃなく、Gマスと一緒にいる。
たかチャンは私を疑う事はしなかった。
日曜日も出勤し、休みが1日もない私を気遣って、無理に誘う事はなかった。
出勤前に映画に行ってご飯を食べる。
Gマスは当たり前のように私の隣にいた。
:08/11/07 13:08
:W62H
:☆☆☆
#976 [主]
私も当然のようにGマスの隣にいる。
日曜日を断ることは出来た。
けれど私が休めば店を閉めなければならない。
それを一番嫌がっているのはGマス。
私は‥
何のために働いているの?
:08/11/07 13:11
:W62H
:☆☆☆
#977 [主]
ホームステイの為に働くコサカ
子供の為に働くリィユン
お金がないから働くユミチャン
私は‥
Gマスの為なのかもしれない‥――
:08/11/07 13:12
:W62H
:☆☆☆
#978 [主]
気付くと必ず隣にいるこの人を、
当たり前のように私といるこの人を
愛している。
そう気付くのはまだ先だけど、自分の中の感情が塗り替えられていく。
:08/11/07 13:15
:W62H
:☆☆☆
#979 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ここで
【愛.金.水商売B】
を終わらせて頂きます。
長くなりますがCも書かせてもらうので、お付き合い頂ければ何より幸いです。
更新もゆっくりで、こんなに長い小説を読んでくれているみなさん、本当に心からありがとうございます。梓
:08/11/07 13:17
:W62H
:☆☆☆
#980 [主]
:08/11/07 13:44
:W62H
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#981 [我輩は匿名である]
Å
| \
|ω・`) ダレモイナイ・・・
|⊂ ショボーンスルナラ
| イマノウチ
♪ Å
♪ / \ ショボボン
ヽ(´・ω・)ノ ショボボン
( へ) ショボショボ
く ショボーン
♪ Å
♪ / \ ショボショボ
ヽ(´・ω・)ノ ショボボン
(へ ) ショボボン
> ショボーン
:08/11/13 10:21
:PC
:☆☆☆
#982 [我輩は匿名である]
jig129.mobile.ogk.yahoo.co.jp/..
:08/11/13 10:22
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#983 [我輩は匿名である]
/フフ ム`ヽ
/ ノ) /⌒ヽ ( 丶、
゙/ | (´・ω・`)⌒ノ丶)
/ ノ⌒ン ヽー' 、|
丶_ ノ 。 ノ、 。 ノ
`ヽ `ー ̄_人`ーi
丶  ̄ _人'彡ノ
ノ ノ ` /
/`ヽ_ ' _/
/ ノ::` ̄フ`ヽ
(_ ,/:::::/\ 丶
丶 ムヽ::/` ヽ /
ヽ ノ `~ ノ /
ノ ) (_ヽ
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#984 [我輩は匿名である]
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|(||込ソ 込ソ。リ
| 丶>゜ ` /|
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ノ /| 丶 >-ム\ノノノ丶
ノ∧丶ii|三ヒニ |/ /|
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人 / | | /ソ
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#985 [我輩は匿名である]
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ゴゴッWW ⌒ヽ
ヽ ,' ⌒ヽ!!-'⌒ヽ,
⌒ヽ ,..!!⌒ '"⌒
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`);⌒'¨ ⌒ " ヾ
;・.´⌒ ⌒ ⌒ヾ
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(´⌒; :⌒`) )
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#986 [我輩は匿名である]
(⌒⌒)
∧_∧ ( ブッ )
(・ω・`) ノノ〜′
(⊃⌒*⌒⊂)
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ゴゴッWW ⌒ヽ
ヽ ,' ⌒ヽ!!-'⌒ヽ,
⌒ヽ ,..!!⌒ '"⌒
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#987 [我輩は匿名である]
。・;'.・
・、
ドピュ ∩
n (人)
(⊃) / /
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⌒/ /_ / /
( ヽ ・\ /⊂//゚シコ
∨\ */⊂// シコ
) / /
シコ ( (○O))ブルブル
| | \\
| | \\
| ) ノ )
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#988 [我輩は匿名である]
∧_∧
(il´Д`)ゲー
ノ つiil 。゚・
と__)il|⊃
⊂;::;;⊃
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#989 [我輩は匿名である]
_.,-―-,,.
/::' ,;\
/:::: ';;ヽ
r':::;,P .;;:|
|;r":ヽ ゙/'~'ヽ;|
|゙ヾ_ノ;,,ヽ氣_ノ,|
i';, ゙;r"ヾ;, `:|
ヾ;;, ゙iハi';._,-ノ ) ,
ゝ_,、,、_,イ'"/ ノ~ ノ
i'ijjtijイjノi' ( (~
iト ゙メ\ ~( (
|゙トrrrtfソト\\ )ノ
ヾ゙';`゙'_;,ノ ヾニ)
"`---~"
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:PC
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#990 [我輩は匿名である]
//⌒
( i
>`ー-へーァ
/ | \
///ー/ヽ ∧-丶ゝ
/ィ / |/ |/ \||
|イ /≡≡ ≡≡.||
V| __ ノN
| |>ー―<| |
丶| ||__|ヽ|
/ /У|2ゲト|| \
( < | | 泉 ||> )
\ \〉  ̄ ̄ | /
ヾ|i i|(
ヒノ i i|ノ
|_i___i」
( ̄ヽ_/ ̄|
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| |/ ノ
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| / /
/ ( ヽ
(_ノ\_)
:08/11/13 10:38
:PC
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#991 [我輩は匿名である]
アンパンマン「平和を守る為の闘いの中で私は汚れていった・・。
皮肉だな。バイキンマンを倒していた私こそがバイキン──」
ジャム「何を言っているんだアンパンマン!?街の平和は誰が守る!!」
アンパンマン「フッ・・アンタが守ったらいい。」
バタ子「アンパンマン・・・」
アンパンマン「もうその名で呼ぶな。俺はただのアンパン・・。じゃあな。」
ジャム「行ってしまったか・・・
私がいけないのだな・・神の作りしたもう生命を、
この手で生み出そうなどと・・・」
:08/11/13 10:40
:PC
:☆☆☆
#992 [我輩は匿名である]
バタ子「ジャムおじさん・・・」
そう言うとジャムおじさんは部屋に入ってしまった。
嫌な予感がする───
バタ子「ジャムおじさん!ねぇ!!」
ドアを開けようとしたカギが掛かっている、
響いた銃声
バタ子はその場に崩れ落ちた・・・
:08/11/13 10:40
:PC
:☆☆☆
#993 [我輩は匿名である]
バイキンマン「ハッヒフッヘホ〜!俺様今日も悪い事しまくりだもんね〜!」
カバオ「・・・・・・」
ウサミ「・・・・・・」
バイキンマン「なんだよ?もっと『ヤメテー』とか『助けてー』とか言えよ・・」
カバオ「もうヤメろ。お前見てると虫酸が走るんだよ・・・」
バイキンマン「え・・・?」
バイキンマン「え?何よ?どしたのカバオ?」
カバオは困惑するバイキンマンにボディブローをお見舞いした
バイキンマン「カハァ・・!!!」
:08/11/13 10:41
:PC
:☆☆☆
#994 [我輩は匿名である]
前のめりに倒れた
バイキンマン「ゴホッ・・ガハ・・どう・・・して・・?」
カバオ「アンパンマンは去った・・お前も身の振り方考えとくんだな・・・」
バイキンマン「ウソ・・・だろ・・?」
バイキンマン「去ったって・・おい!待ってくれよ・・!!」
ウサミ「行きましょカバオさん・・」
カバオ「あぁ・・・・」
バイキンマン「おい・・・おぃ・・・何で・・」
ヨロヨロと立ち上がる
:08/11/13 10:41
:PC
:☆☆☆
#995 [我輩は匿名である]
バイキンマン「アンパンマン・・どうしちまったんだよ・・・」
見慣れたUFOが頭上を猛スピードで通り過ぎた
と思うとUターンして着陸
コックピットのガラスがゆっくりと開く
アンパンマン「よぉ・・」
バイキンマン「・・・・・」
バイキンマンはUFOから降りると
黙ったままアンパンマンへ歩みよった
:08/11/13 10:41
:PC
:☆☆☆
#996 [我輩は匿名である]
アンパンマン「恐い顔すんなよ・・・」
グチュ!
右の拳でアンパンマンの顔を殴った
アンパンマンの口元からアンコがこぼれた
バイキンマンは歯を食いしばり声を絞り出す
バイキンマン「・・・・・何でだよ?」
アンパンマン「・・・・・・」
アンパンマンは黙ったまま口元のアンコを手で拭った。
バイキンマン「・・・ジャムが死んだ。」
:08/11/13 10:42
:PC
:☆☆☆
#997 [我輩は匿名である]
一瞬アンパンマンの顔に驚きの表情が見てとれた
・・が、すぐにフッと薄笑いを浮かべて言った
アンパンマン「そうか・・アイツ・・くたばったか・・・ハハハ!ハハハハハハ!」
渇いた笑い声が森へ響いた
バイキンマン「何がおかしい!!!」
アンパンマンの首根っこを掴んで木へ押し付ける
アンパンマン「・・命を創造するも・・・奪うも・・・それは神にのみ許された行為・・・
奴は俺という実験体を手に入れた・・・そして幾度となく・・
奴は神になろうとした・・・だが、結局は神の怒りに触れ命を奪われた・・・
傑作だ・・!これが笑わずにいられるか・・!!」
:08/11/13 10:42
:PC
:☆☆☆
#998 [我輩は匿名である]
バイキンマン「・・・・・変わったな・・お前・・」
アンパンマン「・・・変わらないものなんて・・・あるのかい・・?」
森の木陰でお互い目を伏せたまま、沈黙するばかりだった
バイキンマンはアンパンマンの首にかけていた手を力無くほどいた
バイキンマンは背を向けポケットからセブンスターを取り出し火をつけた
アンパンマン「一本くれよ・・」
バイキンマン「・・あれ?吸ったっけお前?」
アンパンマン「大きな声じゃ言えねぇけどな」
:08/11/13 10:43
:PC
:☆☆☆
#999 [我輩は匿名である]
そう言ってバツが悪そうに笑った
バイキンマン「ハハ、なるほどな。大変だなヒーローも」
セブンスターを一本差し出し、くわえたタバコに火をつけてあげた。
アンパンマン「サンキュ」
フゥ〜と大きく吐き出した煙が揺れながら森へと散るばかりだった
バイキンマンが吸い殻をもて余していると
アンパンマン「ん・・」
そう言ってアンパンマンが携帯灰皿を差し出した
バイキンマン「へっ、正義の味方は路上喫煙も取り締まるのかね・・」
アンパンマン「バカ、テメェ用だよ・・」
そう言うとアンパンマンは携帯灰皿にタバコを押し付けた。
アンパンマン「もう・・行くぜ俺?」
バイキンマン「・・・・・・」
歩き出すアンパンマンの背中でマントが寂しく舞った
バイキンマン「待てよ!!!!!」
引き留め方なんてわからない、ただ何かが胸に込み上げた
:08/11/13 10:44
:PC
:☆☆☆
#1000 [我輩は匿名である]
だから叫んだ
バイキンマン「待てってば!!!!!」
アンパンマンは足を止めて、振り向きもせず言った
アンパンマン「・・なんだよ?」
バイキンマン「なぁ・・俺ぁ・・生まれた時から・・・悪で・・・それで・・
叱られた事無かった・・・別に悪い事しても・・・何つうか・・
何も感じなかった!!・・でもお前が現れてから・・・その・・・感じるんだ・・
上手く言えねぇけど・・!!何か俺の悪に・・・意味が生まれた気がすんだよ・・!!」
バイキンマンの目には涙が溢れていた
アンパンマン「ハハ、つっても人の畑を荒らしたり・・
ガキの食いモンくすねたり・・しょうもねぇ悪だけどな・・」
背中を向けたまま笑って言ったがその声は震えていた
★続きが知りたい人はメール頂戴^^★
:08/11/13 10:47
:PC
:☆☆☆
#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。
:08/11/13 10:47
:
:Thread}
★コメント★
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