【愛.金.水商売3】
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#551 [主]
リィユンはいつも通り私より一時間遅入りだけど、一緒に出勤したいと聞かず、同情出勤。


店に入ると、Gマスがすでいいて、店内が折り紙のワッカや色鮮やかな飾りでいっぱいだった。


隣にいるリィユンもいったい何の日だと同じく首を傾げている。


スタッフのバースデーも今日はない。
ハロウィンやクリスマスでもない。

⏰:08/10/19 17:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#552 [主]
同情×
同時○
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「あの‥」


「フフフフフ〜ン♪今日はぼく〜のバースデ〜♪」


疑問を問いかける前から一人鼻歌まじりで唄っているGマス

「ぼく〜のぼく〜のバースデ〜♪」


この店はオーナーの誕生日も祝うのか‥

しかもGマス自分の居酒屋を閉めてまで‥

⏰:08/10/19 17:30 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#553 [主]
幼稚園児が喜んでしそうな折り紙のワッカを誰が作ったのかは疑問だが、めんどくさいから聞かないでおくことにした。




「ココチャン、リィユンおはゆ〜♪」

りゆチャンからリィユンに呼び方が変わっていれば、話し方がキモい‥




ピンポーン

店に誰かが来た音と共に大きな花束を持った花屋がこれでもかと言うくらい訪れる。

⏰:08/10/19 17:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#554 [我輩は匿名である]
リアルタイム?
頑張ってください

⏰:08/10/19 17:38 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#555 [主]
>>554サン
読んでくれてありがとうございますo(^-^)o
記憶にある過去を辿りながら書いています☆また時間が出来次第更新します。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/19 17:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#556 [主]
>>553続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


この日はGマスの昔からの知り合いや、Gマス繋がりの常連客で店を占めていた。




ピンポーン

今日で何回花屋が訪れているだろう。




チンチン♪

この音はGマスがスタッフを厨房に呼び出す時に鳴らすベルの音。

⏰:08/10/20 15:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#557 [主]
詳しく言えば、あみサンか私を呼んでいる。

店の報告や、他スタッフに伝える事などを二人にいつも伝えている。





「何ですか?」

あみサンより厨房側にいた私がGマスの元へ行く。


呼ばれた意味も、今さっき鳴らしたベルは私宛だとも何となく気付いていた。

⏰:08/10/20 15:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#558 [主]
「あっチャン‥Gマスの事が好きなのぉ?」



厨房でGマスと二人きりの時、この人はあっチャンと呼ぶ。

もちろん他に一人でも誰かがいれば、ココチャンと呼ぶ。

Gマスが私を何て呼ぼうかは勝手だし何も言わない。




「はい?」

この人は機嫌がいい時は自分の事を、僕かGマスと言う。

⏰:08/10/20 15:41 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#559 [主]
「ありがとぉ!!
Gマスの事が好きなんやねぇ‥」



「そうゆうつもりで贈ったんじゃないんですけど‥」

「照れなくていいよぉ〜」


あまりにもGマスにいろんな人が花を贈るものだから、私も少し前に近くの花屋に電話をして、Gマス宛に贈った。

礼儀としてと言うか‥流れと言うか‥
特に意味はないけれど。

⏰:08/10/20 15:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#560 [主]
「今日帰り送るねぇ♪」






一人舞い上がるGマスについていけず、カウンターに戻った。

今日は先約がある。

別に約束はしていないけど、常連ばかりが座るカウンターの隅に、たかチャンが一人いるから。

今朝の事をまだ気にしているのか、オープンしてすぐにたかチャンは店に来た。

⏰:08/10/20 15:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#561 [主]
昨日あの事があってから、誤りの電話とメールが何件も入った。


私はもう特に怒ってはいない。

だけど、鍵だけは返してほしいと言った。

でもたかチャンは嫌だと聞かず、今朝もその言い合いのまま、たかチャンは仕事に行った。

そして今こうして飲んでいる。

鍵を返しに来たのか、私を説得しに来たのかは分からない。

⏰:08/10/20 15:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#562 [主]
今日は店がオープンから忙しかった為、たかチャンの席にはまだ一度も付いていない。

ほったらかし状態のたかチャンを気遣ってか、リィユンがちょくちょく話しかけているくらいだ。

帰る気配がないとゆうことは、ラストまでいて私と帰るつもりだろう。


Gマスが私を送ると言っても、用事があると断れば、何も言わないだろう。

だけど私は、いっその事、Gマスに送ってもらうのを口実にたかチャンから逃れようとも考えていた。

⏰:08/10/20 16:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#563 [主]
すんなりとたかチャンが鍵を返してくれるとは思えない。

それにお酒が入ったたかチャンはいつもより少し口調がきつくなる。

はっきり言って、うざい。

と言うか、今は意味不明な、会話にもならないGマスといるほうが気楽だ。

何も考えずにすむ。




この日、
たかチャンと帰っていれば、私の未來はどうなっていた?

⏰:08/10/20 16:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#564 [主]
たかチャンをあんなにも傷付けずにすんだのかな‥


私はこんなにも傷つかずにすんだのかな‥

こんなにも涙を流さずにすんだのかな‥

こんなにも、苦しまなくてもすんだのかな‥

こんなにも、悲しい思いしなくてもすんだのかな‥


それは全て

⏰:08/10/20 16:11 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#565 [主]
愛に繋がっていた








365日の中で

たった1日が運命の日

毎日のその1日が

運命を呼び運ぶ。

⏰:08/10/20 16:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#566 [主]
「すいません店閉めさせてもらいまぁす」




いつもの呼びかけ。

あみサンと日替わりで閉店の一言。



ゾロゾロと帰って行く中、やっぱりたかチャンは帰ろうとしなかった。




「今日は予定あるから先帰って」

⏰:08/10/20 16:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#567 [主]
「‥予定って?」


「‥」


「予定って何?」


何でいちいち説明しないといけないんだ


「ココナサン約束のご飯奢って下さいよ〜♪」

私が黙りたかチャンに詰め寄られているのを見かねたリィユンが、フォローしてくれる。

「て、ことやから」

リィユンにお礼言わなくちゃ。

⏰:08/10/20 16:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#568 [主]
「俺も行く」

「‥」

「俺も行くから」

「‥」

「リィユン、いいよな?」

「え‥」

困った声を出すリィユン。

「行くから」


「たかチャンうざい」


しつこい‥

⏰:08/10/20 17:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#569 [主]
「なら俺は何のために金払ってまで来てる訳?」


案の定お酒が入って口調が変わっている。


「来てなんか言った?
勝手に来て勝手に飲んで勝手に酔って、全部そっちの都合やん」

付き合いきれない。


「好きな女を待つ彼氏が勝手かよ?!」


また言い合い‥

⏰:08/10/20 17:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#570 [主]
「そうゆうのがめんどくさいって何回言えば分かる訳?」


たかチャンは納得出来ないと言う様子で仕方なく帰って行った。




鍵返してもらうの忘れたし‥最悪‥




「ココナサン‥これでよかったん?」

「え、うん。リィユンありがとう」

⏰:08/10/20 17:43 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#571 [主]
「そっか‥」


何でリィユンが悲しそうな目をするんだろう‥







「色恋女は大変やねぇ〜」

灰皿を拭いていたあみサンが嫌みを投げかけてくる。

言い返しちゃ駄目。

色恋女‥ねぇ‥

⏰:08/10/20 18:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#572 [我輩は匿名である]
たかちゃんうざすぎる

⏰:08/10/20 18:34 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#573 [主]
>>572あはは(笑)
いつも読んでくれて本当にありがとう☆
また更新します.梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/20 19:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#574 [○まみチャン○]
全部読んだぁあ-!!!続き気になるカラ、めちゃァゲて欲しいケド何ょり主サンの体調の方が大事だかンね!!!楽しみにしつつ、ぉ大事にねッ(*○´T`艸)*゚。

⏰:08/10/21 02:47 📱:923SH 🆔:☆☆☆


#575 [主]
>>574サン
感想板にお返事しますo(^-^)梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/21 12:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#576 [主]
>>571続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「ココナサン、今日何でたかチャン断りたかったんですか?」


あみサン達は私が突っかかりもせず、ボックスでリィユンと話し込んでいるのがつまらないのか、さっさと帰って行った。



「Gマスが送るって言うから」


このGマスの言葉だって本気で言ったのか分からない。

その場の流れだったかもしれない。

⏰:08/10/21 12:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#577 [主]
実際、集金し終えたGマスはとっくに店を出ていた。

だけど



「Gマスがですか?珍しい‥」


Gマスは、必ず私を送る。

自信と言うか‥そんな気がした。

どこかで待ってくれている、そんな気がした。

Gマスがそんな行動とるんですね、と、ルビーKのママ同様気に入られてるねと、リィユンも口にする。

⏰:08/10/21 13:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#578 [主]
ルビーKのママ‥







最近変な話を耳にする。

GclubとルビーKを往復するお客さんから、いい話を聞かない。

「お前ママと喧嘩したんか?」

「お前ママに何であんなにも嫌われてるんや?」

そんな言葉がよく耳に入る。

⏰:08/10/21 13:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#579 [主]
何で?と聞いても、それ以上話はしてくれない。


今まで通り、普通にメールも交わしている。

私が思うには何も変わりない。

だけど、日が経つにつれ、周りは変わっていっていたんだ。

私が気付かなかっただけ。


また一人‥ココナから離れていく――

⏰:08/10/21 13:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#580 [主]
周りだけじゃない



周りだけが変わっていくもんだと思っていた。



私だって変わっていったんだ

⏰:08/10/21 13:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#581 [主]
今日だって言われた


今日集まったお客さんはほとんどが、ルビーKのママとも仲良しな人たち。




「お前、ママに嫌みなメールとか送ってんやって?」


内容が理解出来なかった。

メールは週に何回か交わすけど、最近はどうとか、いつもそんなありきたりな内容。

嫌みメールの意味が分からない。

だけどやっぱり、それ以上知る事は出来なかった。

⏰:08/10/21 18:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#582 [主]
気にしないようにしていた。

ママ本人から聞かないと分からないから。

噂は、やっぱり噂で。

聞き流すようにしていた。




〜チャララララン♪


――‥ほらね、
やっぱり待っていた。

⏰:08/10/21 18:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#583 [主]
パスタ屋にいるからおいでと電話は切れた。

店のすぐ近くにあるイタリアンBAR。

系列店じゃないのに、Gマスと長年の付き合いらしく、飲み会や集まりがある時は、必ずと言う程この店の人たちも来る。

気心しれた店だと言う。


リィユンに別れを告げてGマスの元へ向かった。

⏰:08/10/21 19:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#584 [我輩は匿名である]
気になる

⏰:08/10/21 20:08 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#585 [主]
>>583続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「カルボナーラ好き?」

「嫌いです」


「カルボナーラちょうだい」

「‥」

私はカルボナーラが苦手。

Gマスは私の嫌いなものを当てるのが得意なのかもしれない。

⏰:08/10/21 22:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#586 [主]
「ワイン好き?」


「嫌いです」


「いつものワイン二つちょうだい」

「‥」

やっぱり会話にならない。


チーズは好き
パスタは好き

だけどカルボナーラは嫌い

⏰:08/10/21 22:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#587 [主]
目の前に嫌いなカルボナーラとワイン


隣には話が噛み合わないGマス

周りにはドレスを着た女性








「‥おいしぃぃぃ〜!!!!」

嫌いなカルボナーラが大好きになった。

⏰:08/10/21 22:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#588 [主]
すっごくすっごく美味しくて、カルボナーラのイメージが変わった。






「ワインおかわり下さい!!」

苦手なワインが大好きになった。


このワインは手作りなんだよと、テーブルに置いてある、透明なワインの入った入れ物を誇らしげに見せる店員。

⏰:08/10/21 22:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#589 [主]
彩りなフルーツが入ったフルーツワイン










この日、私と

隣の席に座る、Tシャツから除かせる蛇を見せる男

二人の関係も

変わった――‥

⏰:08/10/21 22:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#590 [主]
>>584サン
ありがとうo(^-^)o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/21 22:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#591 [主]
>>589続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄






「ココチャン飲みすぎだよ」


初めての美味しいワインに感動し、もう何杯目か分からない


「Gマスも飲みすぎですよ」

目が少し虚ろになり、いつも以上に喋り続けるGマス。

⏰:08/10/21 22:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#592 [主]
「まだまだ飲むぞぉ〜」

そこらにいるただの酔っ払いになったGマスは、M2に私を連れて行く。


Gマスの親友がマスターを勤めるボーイズBAR



「あの‥私もう帰ります」


朝までコースとは計算外。

実際、たかチャンから逃れる為だけの理由だった。

⏰:08/10/21 22:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#593 [主]
あれから、たかチャンから連絡はない。


これ以上Gマスと一緒にいる理由はもうない。






「Gマスの誕生日にそんなこと言うのぉ‥」

「もう日付変わってるでしょ」

「誕生日に一人にするのぉ‥」



「いらっしゃいませ―!!」

⏰:08/10/21 23:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#594 [主]
なぜ押しに負けてしまったんだろう‥




日付は変わっていても、Gマスの誕生日だとみんな大賑わい



私は大人数が嫌い


一人が好き。

何も考えず済むから

誰にも気を使わずに済むから。

だけどあまりの盛り上がりに、私も自然とお酒が進む。

⏰:08/10/21 23:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#595 [主]
だからと言ってお酒が進むだけで、会話の中には入らず一人静かに飲んでいた。







「ココナチャンやんね?」

そう話しかけてきた一人の女性。

私から席を一つ空け、一人静かに飲んでいた女性。



「‥はい」

⏰:08/10/21 23:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#596 [主]
また一人、私の記憶に残る人に出会う。









「初めまして、なぎさです」

ニコッと笑うなぎさと名乗る人は、美しすぎた。

あまりにも整った目鼻立ちに言葉を失った。

あまりにも綺麗な人すぎて、こんな人がテレビの世界以外にいるんだと目をそらせなかった。

⏰:08/10/21 23:11 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#597 [主]
「ママから話は聞いてるよ」



なぎさサンが言うママは、ルビーKのママだとすぐに分かった。


「そうですか‥」

なんか‥好きになれない。

トゲのある話し方と言うか、裏がありそうな‥直感で関わりたくないと思った。


関わらなければよかったんだ――

⏰:08/10/21 23:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#598 [主]
「姫とココナチャンは似た者同時かもな」



M2のマスターが話しかけてくる。

ここでは、マスターもGマスもなぎさサンの事を、姫か、なぎチャンと呼ぶらしい。



「なぎさサンに失礼でしょ」


この人が偉いさんだと言うことは二人の対応を見て分かった。

⏰:08/10/22 00:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#599 [主]
「友達がおらんとことか?」

「何考えてるか分からんとことか?」

「マゾっぽいとことか?」

マスターとGマスはケタケタと笑いながら盛り上がっている


友達がいないと決めつけられ、マゾだと決めつけられた。


なぎさサンはGマスとマスターとかなり仲のいい関係らしい。

⏰:08/10/22 00:43 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#600 [主]
確かに‥



なぎさサンと私は似ているものを持っていた。


似た環境にたっていた。

寂しくて、苦しくて、だけど抜け出せない場所は、二人同じだった。


だけど、私はなぎさサンを好まない。

⏰:08/10/22 00:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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