【愛.金.水商売3】
最新 最初 🆕
#301 [我輩は匿名である]
ぁ‐げ

⏰:08/07/14 17:01 📱:N901iC 🆔:☆☆☆


#302 [主]
少しずつですが更新しますo(^-^)o
みなさん本当にありがとうございます。コメントだけが支えです。また改めて目のことなど、書かせてもらいます。
ゆっくりなペースですが、放置はしないとお約束します。梓

⏰:08/07/15 21:29 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#303 [主]
>>287続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

新規様が二度目の来店がないというのは水商売としては命取りなこと。


いくら、あみサンのお客さんが私に流れても、限界がある。


新規様を掴むことで頑張るしか、あみサンを抜けない


あみサンを抜きたい

⏰:08/07/15 21:59 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#304 [主]
いつしか生まれたそんな欲望がどんどん増して


自分の中にドロドロしたものが湧き出るのが分かる



他人にはなにも言わない


だけど、私の心は欲で真っ黒になるんだ‥ー

⏰:08/07/16 01:20 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#305 [主]
負けず嫌いなのも

これほど欲が強いのも



今まで自分自信見えていなかった自分が見える


この頃の私は自分のことしか見えていなくて‥

お客さんを掴みたくて
あみサンを抜きたくて
きたない自分ばかりが‥自分じゃないようで‥

⏰:08/07/16 03:31 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#306 [主]
もがいてもがいて‥

自信を見失って‥







「お疲れ様」


そう言ってGマスから渡された封筒の中身には二枚の紙切れ


明細書と売り上げ表

⏰:08/07/16 03:34 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#307 [主]
売り上げ表を見るのが怖かった

結果が分かっていても」



お客さんが引き、私の目の前で封筒を開けるあみサンが怖かった‥



私はポーチなどを鞄に直しながら、何も見ていないふりをする。

だけど構わずあみサンは言うんだ

⏰:08/07/16 03:43 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#308 [主]
私の気持ちなんてお構いなしに‥







「‥ははっ‥ははは!おかん!あみ勝ったで♪ココチャンの軽く何倍も!!」



隣にいる、おかんの肩に手を置き
私に聞こえる声で話すあみサン


私に"ざまぁみろ"と言わんばかりに

⏰:08/07/16 03:46 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#309 [主]
"あみが勝ったら、あみに逆らうなよ"





あみサンの言葉が頭をよぎる






くやしい‥くやしい‥くやしいくやしいくやしい‥‥

⏰:08/07/16 03:50 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#310 [主]
結果は分かっていたはずなのに‥



予想していたはずなのに‥





やっぱり自分の欲望が勝ってしまって


他人を憎く思ってしまう



私の何があみサンに負けているんだろう

⏰:08/07/16 03:53 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#311 [主]
私の何がいけないんだろう


言い訳ばかりをするように、自分の悪いところを見ようとしない私





このままじゃ、少ない人数の中でさえ


No.1になれやしないのに‥ーー

⏰:08/07/16 03:55 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#312 [主]
あれだけ偉そうな口を叩いておいて、今になって惨めな気持ちになる




"軽く何倍も"


私は震える手がバレないように封筒を開ける


売り上げ表を手に取り紙に並ぶ数字を見る


「‥‥」

言葉がでずに立ち尽くす

⏰:08/07/16 20:46 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#313 [主]
売り上げ表を取り出すと二枚しか入っていないと思っていた封筒から、三枚目の小さな紙切れが下に落ちた。



私は床に落ちた紙切れを広いそれを見る



【1位.あみ
2位.ココナ
3位.おかん
4位.りゆ】


順位表‥

名前の横には個人の売り上げ数字

⏰:08/07/16 20:52 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#314 [主]
本当に軽く三倍近くの数字がココナとあみに差をつけていた



おかんとリィユンは売り上げにも入っていないくらいの数字


普通なら、突然店にやってきて、2位とゆう結果は喜ばしい事だろう


だけど私の気持ちとは全く裏腹で‥


私は誰にも言葉をかけず店を出る

⏰:08/07/16 20:56 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#315 [主]
その行動が認めたくない負けを認めるみたいで‥





「ココナサンッッ!」


タクシーに乗ろうとしたと同時に私の元へと駆け寄るリィユン



私はタクシーの運転手に、ごめんねと合図をうちリィユンの前に立つ

⏰:08/07/17 04:23 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#316 [主]
「なに?」


「ハァ‥ハァ‥2位おめでとうございます!」

息を切らしながら歓迎の言葉をかけるリィユン




思ってもみなかった言葉をかけられ、返答に困る



「すごいじゃないですか!!初めての月であれだけの数字!」

⏰:08/07/17 20:50 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#317 [主]
「別に‥」



「‥‥」


冷たく返す私の一言で沈黙が流れる





「キャハハ♪やっとあいつ抜けたわぁ〜♪」


私たちの横を電話をしながら一人のキャバ嬢が大きな声で話しながら通り過ぎる

⏰:08/07/17 22:00 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#318 [主]
今日は周りも給料日なんだ‥




このネオンの下で、すれ違う人でさえ競い合っている




キラキラと色とりどりの光の中で
ドロドロとした感情が混じり合う

それがこの世界

私も‥その中の一人

⏰:08/07/17 22:04 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#319 [主]
「ごめん‥帰る‥」



イライラとする気持ちをどこへぶつけることもできず、早くこの場から去りたい








「リユとおかんの立場はどうなるんですか!!」

⏰:08/07/17 22:07 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#320 [主]
周りを歩く人たちから一斉に注目を浴びる






立ち止まる私にツカツカと歩いて向かってくるリィユン





「ココナサンは充分じゃないですか!
リユやおかんはいきなりやってきたココナサンに簡単に抜かれたんですよ!?
もっと自信持って下さいよ!!」

⏰:08/07/17 22:09 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#321 [主]
怒りも悲しみも含まれたリィユンの声が私の耳に響く






「自信はあるよ、自信があるからこそ悔しいだけ」



そう‥自分に過剰な程の自信があるからこそ、悔しい‥。

⏰:08/07/17 22:13 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#322 [主]
「ッ‥でも‥」





正直、リィユンやおかんの接客を見ていて負ける気はしない





私のライバルは一人だけ




私はどこまで落ちていくんだろう

⏰:08/07/17 22:17 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#323 [主]
リィユンの立場になって考える事が、この時には出来なかった



私を想っての言葉さえ、この時のココナには聞こえない


自分のことでいっぱいいっぱいで
大切なリィユンのことさえ見えていなかったんだ‥ーー

⏰:08/07/18 02:12 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#324 [主]
リィユン



2008年7月17日
正式に言えば日が変わって18日


パラパラと雨が突然降ってきたの。


どしゃ降りでもない小雨でもない


パラ‥パラと‥
細かい滴の通り雨が。

またこの小説を手にとって、雨が降り

久しぶりに涙を流したよ

⏰:08/07/18 12:14 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#325 [主]
タクシーの窓から雨を見つめて

空を見上げた




私の目からも雨がパラパラと流れ落ちた


リィユン


その雨はあなたでしたか?


私に勇気をくれたと、思い込んどくね‥

⏰:08/07/18 12:18 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#326 [主]
やっぱり、リィユン‥私雨を好きにはなれそうにないや‥



でもね嫌いじゃないんだよ。



昔はジメジメした雨が大嫌いだったけど、今はそんな事ない

ただ‥寂しくなる‥

あなたのいなくなった天気だから

でも、冷たい雨はリィユンなんだって、雨の後の晴れた日は、私を元気にしてくれるんだって‥

⏰:08/07/18 21:38 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#327 [主]
どれだけ冷たく交わしても

どれだけ自己中な私でも


あなたは私を見捨てなかった


最後まで私に付いてきてくれた


周りがいくら私を批判しようが
周りがいくら私の悪口を言おうが


リィユンだけは見方してくれたね‥


リィユン‥私ね、リィユンの後輩、私の後輩にも当たる人だけど、その人に小説を進められたんだ。

⏰:08/07/19 00:48 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#328 [主]
そしてもう一人‥


リィユンがずっと私たちを見守ってくれていた人‥





あの人も‥この小説を応援してくれたんだよ‥ーー






まだ先のお話ーー‥

⏰:08/07/19 00:50 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#329 [主]
『チャラララ〜ン♪』


相変わらず流行りの歌でもない元から携帯に入っているメロディーが流れる



ディスプレイを見て私は出るか出まいか迷う





「‥はい」

迷ったあげく耳に携帯を当てる

⏰:08/07/19 01:47 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#330 [主]
「あっチャン仕事終わった?」




電話の相手はたかチャン



私がたかチャンにメールが苦手だと伝えてから、メールはきていない。




「‥うん」


今はたかチャンと話す気になれない‥

⏰:08/07/19 01:49 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#331 [主]
「用件は?」



用がないならさっさと電話を切ってほしい





「え‥あぁ‥あっチャンの声聞きたくて」




用もないのに何を話すと言うのだろう

⏰:08/07/19 01:58 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#332 [主]
いつからこんな考えになったのかな




好きな人の声が聞きたい
好きな人に会いたい


理由なんてないのに

"好きだから"

理由をあげるとしたら、たったこれだけの答え


なのに今の私には分からない‥

⏰:08/07/19 02:00 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#333 [主]
「あ‥今日給料日やったんちゃう?」



電話越しにでさえ私の顔色を伺っているのが分かる



話をするって‥

自然なことだよね

仕事でもないのに
こんなにも気を使うことだっけ




「‥‥」

今一番触れられたくない会話を振られ、もう勝手に電話を切ろうか迷っていた

⏰:08/07/19 12:32 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#334 [主]
うん‥切ろう‥



この頃かな

たかチャンにキツく当たるようになったのも

私の度が過ぎた自己中で振り回すようになったのも




たかチャンの優しさをもてあそぶようになったのも‥

⏰:08/07/19 12:36 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#335 [主]
『チャンララ〜ン♪』


返事もせずに勝手に切った電話が鞄の底から鳴り響く


今たかチャンと電話をしても、八つ当たりをしてしまうだけ。


これ以上めんどくさい事は避けたい




私は携帯を手に取り電源を切った。

⏰:08/07/19 12:38 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#336 [主]
"ココナサンは十分じゃないですか!!"




タクシーの中でさっき言われたリィユンの言葉を思い出す






十分なんかじゃない

こんなとこで立ち止まる訳にはいかないんだ

もっと、もっと上を目指す

立ち止まる訳にはいかない――

⏰:08/07/19 20:33 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#337 [主]
家の前でタクシーが止まりお金を払うと同時に窓ガラスから、見覚えのある車が一台止まっているのに驚く。



なぜあの人の車があるのか‥

訳が分からずタクシーをおりる。





「お疲れさん」

⏰:08/07/19 22:06 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#338 [主]
「何してるんですか?Gマス‥」



家の前の階段でしゃがみ込み煙草をふかしているGマス



本当に何してるんだろう‥




「りゆチャンとの言い合いが見えたから先回りして待ってた」


何のために‥

⏰:08/07/19 22:09 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#339 [主]
リィユンとの言い合いを見たからといって、なぜ先回りまでしてここにいるのか‥



やっぱりこの人の考えは分からない






「大丈夫?」


そう言いながら車に乗れと手招きされる

⏰:08/07/19 22:11 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#340 [主]
普通オーナーが従業員の家の下で待ち伏せなどするだろうか


ただのストーカーとも取りようにしちゃ‥





「何ですか?」


家の下に止まったままのGマスの車の中で、イライラする気持ちを押さえるかのように私は煙草に手を伸ばす。

⏰:08/07/20 15:02 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#341 [主]
「別に」




‥何それ


勝手に待ち伏せして、車に乗れと言い、何か話があるのかと思えばその返し。


確かに‥業務連絡なら電話で済む話しだ

でもGマスはわざわざ私に会いに来ている


理由もなしに?

⏰:08/07/20 15:05 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#342 [主]
「何が"大丈夫?"なんですか?」


理由は聞かなくてもだいたい分かるけど





「別に」



時間の無駄だ‥

私は煙草の火を消すと車を降りようとする

⏰:08/07/20 15:08 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#343 [主]
"カチャ"


ドアを開けようとしたと同時にロックされる


私は苛立ちが増すのを押さえ、ロックを手で上げようとした時にはもう遅かった






車は走り出していた‥

⏰:08/07/20 15:09 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#344 [主]
「まじで何なんですか?!車さっさと止めて下さいよ!!」


「行きたいとこある?」



「はぁ〜?!いいから車止めろよ」


会話にもならない会話で私は頭が混乱する




「君も感情的になったりするんや」

⏰:08/07/20 15:12 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#345 [主]
この一言に何故か無性に腹が立ち、私は背を向け煙草を取り出す。




ホントなんなんだよ‥



今日1日の色んな感情がどっと私に眠気を誘ったのか、もうこの人に抵抗するだけ無駄だと諦めたのか、私の瞼は徐々に下がり深い眠りにつく

⏰:08/07/20 15:15 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#346 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄








「‥‥ん‥‥よ」



深い眠りはすぐに覚め、頭がボーっとする。

隣から何かブツブツと聞こえるが、やっぱり私は寝ているふり。

⏰:08/07/20 15:20 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#347 [主]
「何なんだよっ!」
バンッッ!!

『ブーーーー』


Gマスの荒げた声とクラクションの音が突然車内に響き渡る



体が一瞬ビクっと反応するが、突然の出来事でどうすることも出来ず、バレていると分かりながらもまだタヌキ寝入りを続ける私

⏰:08/07/20 15:24 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#348 [主]
「何で‥何で‥」


震えながら怒りに満ちた声で一人喋るGマス



さっきの言葉そっくりそのまま返すよ





「Gマスも感情的になったりするんですね」


始めてみたこんな姿のGマス

⏰:08/07/20 18:18 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#349 [主]
「あぁ‥ごめん‥」


私と目が合うとパッと反らし、またいつものGマスに戻る。


別に何も聞かない

聞きたいとも思わない



でも、私の知らない世界でGマスはたくさんの悩みを抱えていたんだよね。

たった一人で

⏰:08/07/20 18:20 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


#350 [主]
「経営者ってね、誰にも弱音を吐かれへん。
店がいくら赤字でもスタッフや従業員が飛んで(身を眩ます)も‥
何があっても経営者の俺は堂々としとかなあかん。
赤字やからって俺がクヨクヨしてたら下の奴らが不安になる。
下の奴らには愚痴なんか絶対に言ったらあかん。
経営者は孤独やよ」


突然話し出したGマスの横顔をただ見ていた。

⏰:08/07/20 18:25 📱:W51CA 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194