【愛.金.水商売3】
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#901 [主]
この三人はいつも一緒で、若いのに気前も良ければ、コサカ以外のみんなとも仲良く盛り上がるお客さんで私もやりやすい。


その中でも一人だけ、三人のいつも中心にいる男性がコサカ目当て。やたらとこの世界に詳しいけれど、話す内容は全てが嘘なんじゃないかと聞いていて思う。

色んなお客さんがいるから特に気にしてはいなかったけど。


コサカにとってこのお客さんはかなり大きい。

⏰:08/11/03 17:27 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#902 [主]
今のコサカの売り上げの半分はこのお客さんだ。


コサカからすれば、太いお客さんなんだろう。
とても大事にしているのが分かる。


だからこそだろう。

コサカの負けず嫌いが異常に増したのは。





「ユミチャンちょっと来て」

⏰:08/11/03 17:30 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#903 [主]
コサカがユミチャンを奥の厨房に呼び出す。

その声は怒りの含まれる少し荒げた声。




気にはなったが、他にお客さんもいた為、様子をうかがう暇はなかった。





「ちょっとちょっとココナサン、奥で揉めてますよ?」

リィユンが私の耳元で話す。

私は30歳と35歳のスタッフとリィユンにカウンターを任せ厨房を覗いた。

⏰:08/11/03 17:34 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#904 [主]
「はぁ?うちの担当やろ?!」


「だからユミにも連絡があったんです」


ユミチャンより背の低いコサカは負けじと睨んでいる。

コサカは22歳で、ユミチャンより年上な理由でユミチャンは敬語。

それでもユミチャンは言い返している。



「何揉めてんの?」

お客さんを待たせてまで言い合いする理由は何なのか。

⏰:08/11/03 17:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#905 [主]
「ココナサン‥あの‥」

「何?お客さん待たせてるよ」


ユミチャンは下を向いてしまい、コサカが言いにくそうに


「ユミチャンが、かず君の伝票の担当欄空欄にしてたんです‥」


かず君とはあの三人組の中心の男。


「ユミチャン何で?」

かず君の伝票をユミチャンに書かせて今までそんな事は一度もなかった。

⏰:08/11/03 17:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#906 [主]
担当が空欄と言う事はもちろん、コサカに歩合は入らない。


かず君達はコサカのお客さんだ。


書かない理由は何か。





「ユミもかず君と連絡先交換してて‥今日行くからってメールあったんです‥」


スタッフにメールや電話があればその子が担当だ。

⏰:08/11/03 17:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#907 [主]
「うちにもメールありました!!」


一人のお客さんが店のスタッフ複数に連絡をして来店するケースはめったにない。

そりゃコサカ目当てなんだからコサカにメールは入れてるだろう。



「かず君に番号聞かれたの?」

ユミチャンの事だ。

目の届かない所で自分から連絡先を聞いた可能性はある。

⏰:08/11/03 17:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#908 [主]
それはご法度。

一番最初に気に入られ連絡先を聞かれたのはコサカだ。


実際かず君も俺はコサカが好きで店に来ていると自分で言っている。





「かず君に聞かれました‥」

「なら何でその時に言わないの?
後々ややこしくなるの分からなかった?」

担当が他に付いていて、もし番号を聞かれたなら一言伝えるべきだ。

⏰:08/11/03 17:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#909 [主]
それでそのお客さんの目当てが変わってしまえば仕方ない事。

それに対してコサカが取られたと言ったなら私は怒る。


あみサンのお客さんが私に番号を聞いてきた時、私はその日その日にあみサンに伝えていた。

それでもあみサンは私が客を奪った取ったなど言ってきたけれど、あみサンが辞めた今のGclubで、あみサンのような考えを持つ子を出したくなかった。

⏰:08/11/03 18:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#910 [主]
事実、私のお客さん何組か、コサカとユミチャンに流れた。


悔しい気持ちがないと言えば嘘になるけど、私がどうこう言う事じゃない。

二人共その時は、私に悪いと話をしてきたけど、「良かったやん、私ももっと頑張らなあかんな、私の変わりに宜しくね」と笑顔で言った。


ユミチャンも伝えなければならない事は分かっているはず。



「メール来たならそん時に言えよ!!
黙ったまま空欄にするとか汚い真似するなよ!!」

⏰:08/11/03 18:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#911 [主]
コサカの怒りは収まらなかった。



これ以上今話し合っても時間の無駄で
これ以上お客さんを待たせる事は出来ない。



「コサカチャンも一旦落ち着いて店閉めたら話そう」


まだ興奮気味のコサカは分かりましたと言いかず君の席に戻る。


「ほら、ユミチャンも。お客さんの前でそんな顔してたらお客さんに心配かけるでしょ」

⏰:08/11/03 18:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#912 [我輩は匿名である]
あげまーす

⏰:08/11/03 18:43 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#913 [なな]
あげます

⏰:08/11/03 22:17 📱:P703imyu 🆔:☆☆☆


#914 [主]
>>911続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ユミチャンはコサカと違う席につかせる。



「そうやね〜ん♪あっ!かず君いつもの曲歌ってや〜♪」

ついさっきまでのコサカはどこにもいなかった。

負けず嫌いで、まだ水商売を始めたばかりだけど、プロ意識の強い子だ。


ユミチャンに目を向けると、隣にいるスタッフばかりが話をし、ユミチャンは下を向いている。

対照的な二人。

⏰:08/11/03 23:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#915 [主]
ユミチャンはどうしてコサカに連絡先を聞かれた事を言わなかったんだろう。


私の時はちゃんと言えていたのに。


二人共互いに分かっていたのかな。

お客さんを呼ぶ回数がだいたい同じと言うこと。

性格が合わないと言うこと。

ユミチャンも心の奥で対抗心を燃やしていたと思う。

ユミチャンがお客さんを呼べば、コサカも携帯を握りしめ営業をする。

コサカのお客さんが来れば、ユミチャンは携帯を握る。

⏰:08/11/03 23:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#916 [主]
店に入って一ヶ月目から二人のやる気はすごかった。


私からすれば、
Gマスからすれば何よりな事。


あみサンのお客さんは私に大半流れていたけれど、もしその人達まで店に来なくなったらどうしようとか、あみサンが抜けて売り上げが下がったらどうしようと不安はあったから。

だからこそ二人の力は有り難く、そして必要だった。

売り上げの裏には何かがある。

⏰:08/11/03 23:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#917 [主]
「ココナサン!!ユミチャンがっ!!」



一組のお客さんの会計を奥でしていると、さっきまでユミチャンと一緒の席についていた30歳のチハルサンが慌てて駆け寄ってくる。



「どうしたんですか?」

「あれは過呼吸って言うんですか?!
袋‥袋‥!!」


会計を途中で置き、カウンターに戻るとコサカ以外のスタッフはユミチャンを囲んでいた。

⏰:08/11/04 00:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#918 [主]
店には大きなゴミ袋しかなく、それで慌てて口を囲むチハルサン。


お客さんまで立ち上がり、ユミチャンをボックスのソファーに運んでくれる。





「吐いて―‥吸って――‥吐いて――‥吸って――‥」


お客さんもスタッフも動揺している中、コサカだけは冷め切った目でユミチャンを見ていた。

⏰:08/11/04 00:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#919 [主]
少しの間ユミチャンには私が隣にいて、スタッフには席に戻れと指示を出す。


お客さんも心配そうにユミチャンを見守る。

落ち着きを取り戻したユミチャンは涙をこぼし目を閉じた。






「帰らせて」


Gマスに電話で状況を説明すると、分かっていた答えが返ってくる。

⏰:08/11/04 00:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#920 [我輩は匿名である]
おもしろすぎ!

⏰:08/11/04 00:10 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#921 [主]
棚からユミチャンの荷物を取り出し帰らす準備をしていた。







「ココナサン、あれわざとですよ」

コサカの言葉に手を止める。

「あれ演技ですココナサン。うち昔から過呼吸持ちなんで分かります」


私も一度だけ過呼吸になった事がある。

けれど、それ一回だけで、他人の過呼吸が演技とか私に分かるはずがない。

⏰:08/11/04 00:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#922 [主]
「何で分かるの?」



少し離れた場所からじっとユミチャンを見ていたコサカ。






「手、震えてましたか?」


そんな質問をされても手まで見ていなかった。

「ずっと見てたけど手震えていませんでした」


過呼吸の演技なんて出来るものなのかと私には不思議だった。

⏰:08/11/04 00:20 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#923 [主]
もし出来たとしても、そんな事までする理由なんてあるのか。


過呼吸は精神からくるもの。


今日ユミチャンは、私に怒鳴られ、コサカとも揉める。

精神的に弱いなら、この二つが重なって過呼吸になったのじゃないかと私は思っていた。



「逃げる気ですよ。
絶対にあれは演技です」

そう言い切るコサカはユミチャンが嫌いだから言っている風には見えなかった。

⏰:08/11/04 00:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#924 [主]
「帰らさないで下さい、まだ話は終わってませんよ!!」


「でもねぇ‥Gマスの指示でもあるから‥」



「お願いしますココナサン!!
また日を改めとかになったらその時またユミチャンは演技しますよ!!」



何を根拠に‥



私はボックスに行きユミチャンを座らせる。

⏰:08/11/04 00:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#925 [主]
「大丈夫?」

すみませんでしたとだけ言い、ユミチャンは顔を上げない。



「店終わるまで待てる?」

ユミチャンの返事次第で決めようと思った。


〜プルルルル‥プルルルル‥

店の電話が鳴り、ユミチャンの返事を聞かず電話に出る。



「ユミチャン帰った?」
Gマスからの電話にまっサンの事、コサカと揉めていてまだ話が終わっていなく、コサカが納得していない事を短く簡単に伝える。

⏰:08/11/04 00:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#926 [主]
「社長から電話あった?」

「まだです」


「売り上げは上がりそう?」

店を閉めるかどうするか悩んでいる時必ず聞かれる質問。


「ボトルもだいたい空いたんで、これ以上は上がったとしてもしれてますね」


「ならもう閉めて話する?ユミチャンももう落ち着いてるんでしょ?」

「まぁ‥」

⏰:08/11/04 00:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#927 [主]
んじゃ後はよろしくね。


それだけ言うと電話は切れた。





「すみません店閉めさせてもらいま〜す」


早すぎる時間ではない。

お客さんも長居していた人ばかりで、ユミチャンの件もあり、文句一つ言わず帰って行った。

⏰:08/11/04 00:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#928 [主]
「ユミチャン、もう店閉めるから話出来る?」




「‥はい」


今から三人で話し合いだと考えるだけで疲れが出てきた。


コサカは閉店の声で状況を理解した様子。



チハルサンや35歳のマミサン、リィユン、お客さんには次会った時に謝ればいいと言い、スタッフにはユミチャンの口から謝らせた。

⏰:08/11/04 00:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#929 [主]
スタッフもコサカが一人心配しない様子を見て、何かあったんだろうと察していたみたいだけど、そこはやっぱり大人で、ユミチャンに優しい言葉だけをかけて帰って行った。



リィユンを除いて‥




「リィユンも‥」

「リユもいたら駄目ですか?」

この人は興味本位でいたいと言っているんじゃない事は分かる。

本当に心配している。

⏰:08/11/04 00:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#930 [主]
「けど今回の件はリィユンに関係ないから‥」


「リユはココナサンが心配なの!!







それにコサカチャン見てたら何か面白そうそうやし」


「ハァ‥勝手にして」

興味本位なのかとリィユンを持ち上げた私の考えが甘かった。

⏰:08/11/04 00:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#931 [主]
たまにこうゆう時がある。


私がM2のスタッフにキツい口調で話すと一人笑い転げたり。

私が四つ葉のホストに話しかけられ、ずっと無視をする姿をたまたま隣リィユンがいた時、一人笑ったり。


いい人で優しくて、信用の出来る人だけど、たま〜にどこか抜けていると言うか‥面白がると言うか‥。

そんなリィユンの性格は嫌いではないけれど、今日は帰ってほしいと思った。

⏰:08/11/04 00:58 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#932 [主]
でも私がこれ以上何か言っても、リィユンは帰らないだろう。

リィユンの性格をある程度知る私は勝手にしてくれとしか言わない。







コサカと私は隣
ユミチャンとリィユンは隣にボックスに座る。

気が重い‥

⏰:08/11/04 01:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#933 [主]
>>912
>>920サン
いつも本当にありがとう☆
>>913サン
ありがとうございますo(^-^)o
今日の更新は終わります。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/04 01:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#934 [◇ALOE.2]
>>1-300
>>301-600
>>601-900
>>901-1000

⏰:08/11/04 01:58 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#935 [主]
>>932続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「‥で、ユミチャンもコサカチャンも時間作ったんやし、言いたい事ないの?」


どちらから話を切り出せばいいのか分からず黙りこくる二人。





「ユミは‥コサカチャンに黙ってたつもりじゃなかったです‥
言うタイミングが分からなくて‥」

私に話しているのかコサカに言っているのか‥。

⏰:08/11/04 16:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#936 [主]
「タイミングなんかいくらでもあるやんけ!!ただの言い訳やろ!!」



こんなにも可愛らしい子がこんな言葉使いなんてお客さんは想像もつかないだろう。


「だって‥今日は最初から色々あったし‥」

色々とはまっサンの事。

私がまっサンの店へ行くのに抜けた時、メールが来たけど、その時はとても言い出せる雰囲気じゃなかったらしい。

⏰:08/11/04 16:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#937 [主]
「うちが言うてんのは今日だけの話じゃないやんけ!!
番号聞かれたなら今日までにいつでも言えたやろ!!
黙ったまま担当空欄なんかただの嫌がらせにしか思われへんやんけ!!」


まぁ‥コサカの意見は一理ある。

リィユンは煙草ふかしながら話を聞いている。

やっと内容を理解したかのように。


「ユミが言ったらコサカチャンは納得しましたか?」

ユミチャンなりの言い分もあるんだろう。

⏰:08/11/04 17:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#938 [主]
「それは‥かず君がうちよりもユミチャンを好きになったなら仕方ない話やん。
そう教えてくれたのはココナサンやし‥」


悔しい気持ちは誰にだってある思い。

だけどね、お客さんが満足しないと私達も満足しないでしょ?

そう私に教えられたからと、コサカは言った。



「かず君はユミが好きって言ってました。
コサカチャンよりユミの方が好きって言いました。」

⏰:08/11/04 17:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#939 [主]


やっと理解が出来た。




二人はかず君に踊らされてる。


コサカには俺はお前が目当てだと言い

ユミチャンには本当はコサカよりお前が好きだと言う。



ため息しか出なかった。
かず君へのため息じゃなく、二人に対して。

⏰:08/11/04 17:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#940 [主]
「二人共‥」




「ならそん時に言えって言ってんねん!!ユミチャンとかず君がどんなやり取りしてるかなんて言われな分からんやんけ!!」


私が話そうとしたけど、コサカはまだ怒りが収まっていないみたいだ。

もう少し黙っていようと私も煙草に手を伸ばす。

リィユンは冷蔵庫からジュースを四人分持ってきたり、携帯をいじったり‥ここにいる理由を聞きたい‥

⏰:08/11/04 17:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#941 [主]
「だって‥」


「だってだって言うなや!!
はっきり物も言えんと言い訳ばっかしようとするお前が腹立つねん!!」


今にも殴りかかりそうなコサカ。


立ち上がったと思えば‥





ジュースをユミチャンにぶちまけた。

⏰:08/11/04 17:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#942 [主]
この時思った事は、今目が合ったリィユンと全く同じだろう。









私とあみサンを鏡に写しているみたいだ。

⏰:08/11/04 17:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#943 [主]
二人の性格と内容は異なるけれど、まるで少し前の自分を見ているようだった。







黙ったままユミチャンにお絞りを差し出すリィユン。


もうこれ以上話し合っても解決はしないだろうと判断した私は口を開く。

⏰:08/11/04 17:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#944 [主]
「二人共‥かず君に踊らされてるのが気付かんの?
スタッフがお客さんに踊らされてどうするんよ」



色んなお客さんがいる。

そんな中でも、言葉は悪いかもしれないけど、お客さんをいい風に手のひらで転がし左右するのがスタッフだ。

それなのにお客さんに左右されて揉めている二人を見ていると、馬鹿らしくなってきた。

⏰:08/11/04 17:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#945 [主]
「コサカチャンまだユミチャンに言いたい事ある?」


「いえ‥」


「ユミチャンは?」

首を横に振り、コサカも落ち着きを取り戻していた。




「今日の担当はコサカチャンにしとくから」
今日分かった事実でましてや、ユミチャンの勝手な判断で担当欄を空欄にする事は出来なかった。

⏰:08/11/04 17:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#946 [主]
「なら‥次からはどうなるんですか‥」


コサカが弱々しい声で聞いてくる。




「二人の名前書くしかないねぇ‥
Gマスにも聞いてみるけど、かず君が二人に同じ態度を取って、二人共に連絡してくるようなら」


そうなれば、かず君の売り上げは二人で半分になる。

コサカからすれば痛い話だろう。

⏰:08/11/04 17:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#947 [主]
それか次からは本当に空欄にする?


と言う私にコサカは小さく首を振った。

それはそれで、もっと痛い話だろう。


お金を貯めたくて頑張っているコサカからすれば余計だ。

だけど、ユミチャンだってリィユンだって、みんな何かしらの理由でお金を稼ぎに来ている。

最終の気持ちはみんな同じ。

⏰:08/11/04 17:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#948 [主]
「ココナサン、今日は色々とすみませんでした‥」


荷物を肩にかけ立ち上がるコサカ。







「それとユミチャン」

リィユンも私もコサカを見る。


「過呼吸の演技上手やな」

それだけ言って帰って行った。

⏰:08/11/04 22:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#949 []
>>850-1000

⏰:08/11/05 18:32 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#950 [☆:)]
 
今日もあげる('`*!!

梓サン、まってますャ
 

⏰:08/11/05 19:18 📱:821N 🆔:☆☆☆


#951 [美貴]
はよ書けや

⏰:08/11/06 21:13 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#952 [みィ(´_ゝ`)]
>>915
何様ー?

⏰:08/11/06 21:52 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#953 [みィ(´_ゝ`)]
↑のミスった(^^;

>>951でしたホ

⏰:08/11/06 21:53 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#954 [-ぁゃ-]
主サン身体ゎ大丈夫ですか?無理なく更新して下さい

⏰:08/11/06 23:11 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#955 [主]
用事が続いているので明日か深夜に更新します。
私情もあるのでご理解頂ければ幸いです。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/07 00:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#956 [主]
>>948続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




コサカが帰った後の沈黙。

リィユンは何の事やら理解出来ないはず。






「え‥演技って何ですか‥ユミそんなつもりっ‥ウッ‥」

演技とはなんの事か聞いといて、演技していたつもりはないと言うユミチャン。

⏰:08/11/07 01:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#957 [主]
店で失恋曲を歌うお客さんを目にするたび、泣きじゃくるユミチャンがいた。


彼氏と別れたばかりで心が不安定なのか、最初は恋愛で泣くなんて可愛らしいなと思っていた私もお客さんも、それが続くとただうざくなる。

毎日のように泣くユミチャン。

正直演技にしろ、演技じゃないにしろ、過呼吸になるユミチャンを少しばかりうざく感じたのは事実だ。


人に心配されたくて、構ってほしくての行為に見えなくはなかった。

⏰:08/11/07 01:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#958 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄











「‥いえ‥家がないんです‥」


そう嘆くユミチャンの前には私とGマス。


あの事があってから、ユミチャンは何も問題なく仕事をこなしていた。

欠勤や早退がないユミチャンを評価もしていた。

⏰:08/11/07 01:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#959 [主]
泣くのは相変わらずだったけど、コサカとユミチャンの頑張りは見ていた。


ライバル心を抱きながら、やる気があるのは誰よりも近くで見ていた。


コサカもユミチャンも、Gclubにとって必要な人間だと思う日々が続いていた。



店にとって、必要な人間だと思い始めた頃だった。

ユミチャンが口を開いたのは。

⏰:08/11/07 01:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#960 [主]
「どうゆうこと?」



ココナサンとGマスに話があると呼び出される。


Gマスと私の仲は相変わらずで、ここ最近毎週日曜日は必ず映画に行ったり何かしら出かけていた。





「家がずっとなくて‥ホームレスも限界です‥」

ユミチャンに住む家がない事は聞いていた。

⏰:08/11/07 02:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#961 [主]
だけどそれ以上の事は聞かなかった。


一度だけ、どこで寝泊まりしてるの聞いた時、公園だからココナサンの家に泊まらせて下さいと泣き疲れ、めんどくさいと思い、それ以上プライベートは聞かないようにしていた。





「‥で?」

Gマスと私の言葉が被る。

ホームレスか何か知らないけど、私とGマス二人を呼び出すなんて何か大きな問題があるんだろう。

⏰:08/11/07 02:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#962 [主]
ユミチャンの言いたい事は読めるようになっていた。










「お金‥お金貸してください‥」


家を借りるお金を貸してくれと。


Gマスと目が合う。

いきなりそんな事を言われても‥そんな気持ちだ。

⏰:08/11/07 02:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#963 [主]
「家は決めているんです‥Gclubから歩いて一分のマンションです‥」



ユミチャンが言うマンションは本当にGclubから歩いて一分もかからないだろう場所。

マンションと言うより‥私が住んでいるアパートと同じ会社。


家賃もそれほど高くなく、ユミチャンからすれば、店もすぐ側で好都合だろう。


一人話を進めるユミチャンについていけずいた。

⏰:08/11/07 02:14 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#964 [主]
>>949-954
みなさん、さまざな意見ありがとうございますo(^-^)o
体調は最近いいのですが、やはり私情もあるので毎日更新するとお約束は出来ません‥。
私の小説を待っていてくれる方すみません(ρ_;)
ただできる限り時間が出来れば更新します。
こんな小説を読んでくれて本当にありがとうございます。
また明日起きたら更新しますo(^-^)o梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/07 02:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#965 []
あたしも更新待ってます!

⏰:08/11/07 04:45 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#966 []
>>965ですが
更新してるのわからずに
書いちゃいました
ごめんなさい

⏰:08/11/07 04:51 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#967 [主]
>>963続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

この子はどうしてここまでお金がないんだろうと思っていた。

煙草や服を買うお金はあるのにご飯を食べるお金がないとか、マンガ喫茶代がないとか、私には分からなかった。






「無茶を言っているのは分かってます‥でも‥Gclubで頑張りたいからこそ近くの家を借りたいんです‥」

⏰:08/11/07 11:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#968 [主]
これからもGclubでやっていきたいから。

Gclubが好きなんです。

どんなスパルタも受けます。


だから‥お金を貸してほしいと言い続けた。


「ココチャンはどう思う?」

別に私がここにいなくても、最終的にはGマスから借りる事になるんだから関係ないと思う。

⏰:08/11/07 11:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#969 [主]
「Gマスの判断でお願いします」







「いくら?」



「‥二十万」


毎月五万ずつ給料から天引きと言う約束で、Gマスは二十万をユミチャンに貸した。

後でGマスは私に言う。

⏰:08/11/07 11:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#970 [主]
「飛ばれるのも覚悟の上だよ。
お金なんて貸せば返ってこないと思って俺は貸してるからねぇ‥。
まぁユミチャンの頑張りを見るいい機会やねぇ‥」


二十万は返ってこなくてもいい。

ただあんなにもGclubで頑張りたいと言うユミチャンを見てみたい。

Gマスはそう言った。

理解出来るような出来ないような‥まぁ私には関係ないと思った。

⏰:08/11/07 11:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#971 [主]
「ねぇココチャン」


M2でGマスと飲むのは当たり前の毎日になっていた。



「ユミチャンとコサカチャンならどっちが信用出来る?」



あのことがあってから二人は今でもギクシャクしている。

お客さんがいない時、コサカがユミチャンを睨むのは毎日の光景。

だけどお客さんの前に付くと、ユミチャンとも何もないかのようにユミチャンに話しかける。

⏰:08/11/07 12:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#972 [主]
コサカの使い分けには私も感心するくらいだ。


だけどユミチャンは、さっきまで睨まれていたのにお客さんが来た途端変わるコサカについていけず、一歩引いている。

ユミチャンにはまだ出来ないんだろう。

仕事だからとコサカと仲良くするのは。




「仕事で信用出来るのはコサカです」

プライベートまで知らない。

⏰:08/11/07 12:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#973 [主]
かず君は相変わらず飲みに来ている。


担当は約束通り二人。


二人が入っての1ヶ月目の売り上げ


一位.ココナ
二位.コサカ
三位.ユミ

一人担当だった最初のかず君達の売り上げがユミチャンを抜いたのだろう。

リィユンの名前はなかった。

⏰:08/11/07 13:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#974 [主]
「あっチャン最近疲れてない?」


車の中でたかチャンに心配される。


あみサンが辞めてから、日曜日を開けるか迷っていた。

あみサンがいない分、私の休みはなくなる。

Gマスは日曜日も店を開けたいと言う。

だけどあっチャンの休みがなくなるのは‥と心配しているのか。

‥私は店に出ると言った。

⏰:08/11/07 13:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#975 [主]
日曜日、たかチャンからもGマスからも誘われる。


Gマスは最近デートらしいデートに私を誘うのが増えた。

出勤までの時間、私はたかチャンじゃなく、Gマスと一緒にいる。

たかチャンは私を疑う事はしなかった。

日曜日も出勤し、休みが1日もない私を気遣って、無理に誘う事はなかった。


出勤前に映画に行ってご飯を食べる。

Gマスは当たり前のように私の隣にいた。

⏰:08/11/07 13:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#976 [主]
私も当然のようにGマスの隣にいる。



日曜日を断ることは出来た。

けれど私が休めば店を閉めなければならない。

それを一番嫌がっているのはGマス。



私は‥


何のために働いているの?

⏰:08/11/07 13:11 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#977 [主]
ホームステイの為に働くコサカ

子供の為に働くリィユン

お金がないから働くユミチャン




私は‥






Gマスの為なのかもしれない‥――

⏰:08/11/07 13:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#978 [主]
気付くと必ず隣にいるこの人を、
当たり前のように私といるこの人を










愛している。


そう気付くのはまだ先だけど、自分の中の感情が塗り替えられていく。

⏰:08/11/07 13:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#979 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ここで
【愛.金.水商売B】
を終わらせて頂きます。
長くなりますがCも書かせてもらうので、お付き合い頂ければ何より幸いです。
更新もゆっくりで、こんなに長い小説を読んでくれているみなさん、本当に心からありがとうございます。梓

⏰:08/11/07 13:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#980 [主]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/7882/
4を引き続きお読み下さい。
感想はこちらにお願いします。
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2561/

―――――――梓

⏰:08/11/07 13:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#981 [我輩は匿名である]

| \
|ω・`) ダレモイナイ・・・
|⊂  ショボーンスルナラ
|   イマノウチ


 ♪ Å
♪ / \  ショボボン
ヽ(´・ω・)ノ ショボボン
  ( へ) ショボショボ
  く    ショボーン

 ♪ Å
♪ / \ ショボショボ
ヽ(´・ω・)ノ ショボボン
  (へ ) ショボボン
    >  ショボーン

⏰:08/11/13 10:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#982 [我輩は匿名である]
jig129.mobile.ogk.yahoo.co.jp/..

⏰:08/11/13 10:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#983 [我輩は匿名である]
  /フフ    ム`ヽ
 / ノ) /⌒ヽ ( 丶、
゙/ | (´・ω・`)⌒ノ丶)
/ ノ⌒ン  ヽー' 、|
丶_  ノ 。 ノ、 。 ノ
  `ヽ `ー ̄_人`ーi
    丶  ̄ _人'彡ノ
    ノ   ノ ` /
   /`ヽ_ ' _/
  /  ノ::` ̄フ`ヽ
  (_ ,/:::::/\ 丶
  丶 ムヽ::/` ヽ /
   ヽ ノ `~  ノ /
   ノ )   (_ヽ

⏰:08/11/13 10:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#984 [我輩は匿名である]
   _/ ̄ ̄\
  / _ / ̄ ̄ ̄\
 / /   ̄ ̄\丶丶
`/ /  ハ丶   丶 |
|/ |/-丶\_\ |i|
|レイ /ィOヘ \ ィO\|N
|(||込ソ  込ソ。リ
| 丶>゜  `  /|
| | |\ (二フ / |
ノ /| 丶 >-ム\ノノノ丶
ノ∧丶ii|三ヒニ |/ /|
|||ハ|| <| / / |
| \ |∧_ハ_ノ<  |
| _>L三/L三ノ) ハ
人 /  |  | /ソ
 \   ∧  ノ ∧
  \_/| \_/ ∧
   // || ||   |
  /イヽ|| ||/⌒ |

⏰:08/11/13 10:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#985 [我輩は匿名である]
   ζ┏┓
 ζ ┏┛┃
  ┏┻ ┻┓ζ
 ┏┻━  ┻┓
 ┃     ┃
┏┻━━━  ┻┓
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┗━━━━━━━┛ ┣"┣"WVW
  ゴゴッWW  ⌒ヽ
ヽ ,' ⌒ヽ!!-'⌒ヽ,
⌒ヽ ,..!!⌒ '"⌒
.)    | | ⌒ ヾ
 `);⌒'¨ ⌒ " ヾ
 ;・.´⌒ ⌒ ⌒ヾ
 ('⌒;⌒ ::⌒  )
.(´  )  ::  )
 (´⌒;  :⌒`) )

⏰:08/11/13 10:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#986 [我輩は匿名である]
      (⌒⌒)
  ∧_∧ ( ブッ )
 (・ω・`) ノノ〜′
  (⊃⌒*⌒⊂)
  /_ノωヽ_)  ┣"┣"WVW
  ゴゴッWW  ⌒ヽ
ヽ ,' ⌒ヽ!!-'⌒ヽ,
⌒ヽ ,..!!⌒ '"⌒
.)    | | ⌒ ヾ
 `);⌒'¨ ⌒ " ヾ
 ;・.´⌒ ⌒ ⌒ヾ
 ('⌒;⌒ ::⌒  )
.(´  )  ::  )
 (´⌒;  :⌒`) )

⏰:08/11/13 10:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#987 [我輩は匿名である]
       。・;'.・
        ・、
     ドピュ ∩
   n     (人)
   (⊃)   / /
   / /    / /
  / /   / /
  / /   / /
⌒/ /_   / /
( ヽ ・\ /⊂//゚シコ
∨\  */⊂//  シコ
  ) / /
シコ ( (○O))ブルブル
  | | \\
  | |  \\
  | )   ノ )
  / /   / /
 / /    ▼
 ▼

⏰:08/11/13 10:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#988 [我輩は匿名である]
   ∧_∧
  (il´Д`)ゲー
  ノ つiil 。゚・
 と__)il|⊃
   ⊂;::;;⊃

⏰:08/11/13 10:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#989 [我輩は匿名である]
     _.,-―-,,.
   /::'   ,;\
   /::::     ';;ヽ
   r':::;,P  .;;:|
   |;r":ヽ ゙/'~'ヽ;|
   |゙ヾ_ノ;,,ヽ氣_ノ,|
   i';, ゙;r"ヾ;, `:|
   ヾ;;, ゙iハi';._,-ノ ) ,
    ゝ_,、,、_,イ'"/  ノ~ ノ
    i'ijjtijイjノi' ( (~
    iト    ゙メ\ ~( (
    |゙トrrrtfソト\\ )ノ
    ヾ゙';`゙'_;,ノ ヾニ)
     "`---~"

⏰:08/11/13 10:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#990 [我輩は匿名である]
   //⌒
   ( i
   >`ー-へーァ
  /    | \
  ///ー/ヽ ∧-丶ゝ
 /ィ / |/ |/ \||
  |イ /≡≡ ≡≡.||
  V|  __ ノN
  | |>ー―<| |
  丶| ||__|ヽ|
 / /У|2ゲト|| \
( < | | 泉 ||> )
 \ \〉  ̄ ̄ | /
  ヾ|i   i|(
   ヒノ i   i|ノ
   |_i___i」
   ( ̄ヽ_/ ̄|
   | || |
   | || |
   | || |
   | |/ ノ
   | / /
   | / /
   / ( ヽ
   (_ノ\_)

⏰:08/11/13 10:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#991 [我輩は匿名である]
アンパンマン「平和を守る為の闘いの中で私は汚れていった・・。

皮肉だな。バイキンマンを倒していた私こそがバイキン──」

ジャム「何を言っているんだアンパンマン!?街の平和は誰が守る!!」

アンパンマン「フッ・・アンタが守ったらいい。」

バタ子「アンパンマン・・・」

アンパンマン「もうその名で呼ぶな。俺はただのアンパン・・。じゃあな。」

ジャム「行ってしまったか・・・

私がいけないのだな・・神の作りしたもう生命を、

この手で生み出そうなどと・・・」

⏰:08/11/13 10:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#992 [我輩は匿名である]
バタ子「ジャムおじさん・・・」

そう言うとジャムおじさんは部屋に入ってしまった。

嫌な予感がする───

バタ子「ジャムおじさん!ねぇ!!」

ドアを開けようとしたカギが掛かっている、

響いた銃声

バタ子はその場に崩れ落ちた・・・

⏰:08/11/13 10:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#993 [我輩は匿名である]
バイキンマン「ハッヒフッヘホ〜!俺様今日も悪い事しまくりだもんね〜!」

カバオ「・・・・・・」

ウサミ「・・・・・・」

バイキンマン「なんだよ?もっと『ヤメテー』とか『助けてー』とか言えよ・・」

カバオ「もうヤメろ。お前見てると虫酸が走るんだよ・・・」

バイキンマン「え・・・?」

バイキンマン「え?何よ?どしたのカバオ?」

カバオは困惑するバイキンマンにボディブローをお見舞いした

バイキンマン「カハァ・・!!!」

⏰:08/11/13 10:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#994 [我輩は匿名である]
前のめりに倒れた

バイキンマン「ゴホッ・・ガハ・・どう・・・して・・?」

カバオ「アンパンマンは去った・・お前も身の振り方考えとくんだな・・・」

バイキンマン「ウソ・・・だろ・・?」

バイキンマン「去ったって・・おい!待ってくれよ・・!!」

ウサミ「行きましょカバオさん・・」

カバオ「あぁ・・・・」

バイキンマン「おい・・・おぃ・・・何で・・」

ヨロヨロと立ち上がる

⏰:08/11/13 10:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#995 [我輩は匿名である]
バイキンマン「アンパンマン・・どうしちまったんだよ・・・」

見慣れたUFOが頭上を猛スピードで通り過ぎた

と思うとUターンして着陸

コックピットのガラスがゆっくりと開く

アンパンマン「よぉ・・」

バイキンマン「・・・・・」

バイキンマンはUFOから降りると
黙ったままアンパンマンへ歩みよった

⏰:08/11/13 10:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#996 [我輩は匿名である]
アンパンマン「恐い顔すんなよ・・・」

グチュ!

右の拳でアンパンマンの顔を殴った

アンパンマンの口元からアンコがこぼれた

バイキンマンは歯を食いしばり声を絞り出す

バイキンマン「・・・・・何でだよ?」

アンパンマン「・・・・・・」

アンパンマンは黙ったまま口元のアンコを手で拭った。

バイキンマン「・・・ジャムが死んだ。」

⏰:08/11/13 10:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#997 [我輩は匿名である]
一瞬アンパンマンの顔に驚きの表情が見てとれた
・・が、すぐにフッと薄笑いを浮かべて言った

アンパンマン「そうか・・アイツ・・くたばったか・・・ハハハ!ハハハハハハ!」

渇いた笑い声が森へ響いた

バイキンマン「何がおかしい!!!」

アンパンマンの首根っこを掴んで木へ押し付ける

アンパンマン「・・命を創造するも・・・奪うも・・・それは神にのみ許された行為・・・

奴は俺という実験体を手に入れた・・・そして幾度となく・・

奴は神になろうとした・・・だが、結局は神の怒りに触れ命を奪われた・・・

傑作だ・・!これが笑わずにいられるか・・!!」

⏰:08/11/13 10:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#998 [我輩は匿名である]
バイキンマン「・・・・・変わったな・・お前・・」

アンパンマン「・・・変わらないものなんて・・・あるのかい・・?」

森の木陰でお互い目を伏せたまま、沈黙するばかりだった

バイキンマンはアンパンマンの首にかけていた手を力無くほどいた

バイキンマンは背を向けポケットからセブンスターを取り出し火をつけた

アンパンマン「一本くれよ・・」

バイキンマン「・・あれ?吸ったっけお前?」

アンパンマン「大きな声じゃ言えねぇけどな」

⏰:08/11/13 10:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#999 [我輩は匿名である]
そう言ってバツが悪そうに笑った
バイキンマン「ハハ、なるほどな。大変だなヒーローも」
セブンスターを一本差し出し、くわえたタバコに火をつけてあげた。
アンパンマン「サンキュ」
フゥ〜と大きく吐き出した煙が揺れながら森へと散るばかりだった
バイキンマンが吸い殻をもて余していると
アンパンマン「ん・・」
そう言ってアンパンマンが携帯灰皿を差し出した
バイキンマン「へっ、正義の味方は路上喫煙も取り締まるのかね・・」
アンパンマン「バカ、テメェ用だよ・・」
そう言うとアンパンマンは携帯灰皿にタバコを押し付けた。
アンパンマン「もう・・行くぜ俺?」
バイキンマン「・・・・・・」
歩き出すアンパンマンの背中でマントが寂しく舞った
バイキンマン「待てよ!!!!!」
引き留め方なんてわからない、ただ何かが胸に込み上げた

⏰:08/11/13 10:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#1000 [我輩は匿名である]
だから叫んだ

バイキンマン「待てってば!!!!!」

アンパンマンは足を止めて、振り向きもせず言った

アンパンマン「・・なんだよ?」

バイキンマン「なぁ・・俺ぁ・・生まれた時から・・・悪で・・・それで・・

叱られた事無かった・・・別に悪い事しても・・・何つうか・・

何も感じなかった!!・・でもお前が現れてから・・・その・・・感じるんだ・・

上手く言えねぇけど・・!!何か俺の悪に・・・意味が生まれた気がすんだよ・・!!」

バイキンマンの目には涙が溢れていた

アンパンマン「ハハ、つっても人の畑を荒らしたり・・
ガキの食いモンくすねたり・・しょうもねぇ悪だけどな・・」

背中を向けたまま笑って言ったがその声は震えていた

★続きが知りたい人はメール頂戴^^★

⏰:08/11/13 10:47 📱:PC 🆔:☆☆☆


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