【愛.金.水商売3】
最新 最初 🆕
#601 [主]
「ココチャン、アドレス交換しよ♪」


「‥」


「え‥嫌やった?」

正直嫌だ。

教えたくない。

メールは嫌い。

めんどくさい。



「何か嫌われる事言ったかな‥?」

だけど、昔から最終的には断れない性格は変わっていないみたい。

⏰:08/10/22 00:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#602 [主]
チラリと腕でキラキラと光るごつい腕時計を見ると、もう朝の6時だった。


隣にいるGマスはもう出来上がっている。

だけどこの人はどれだけ酔っても、意識はあるのを知っていた。

酔いが覚めるのがすぐだと言うのも知っている。


周りを見ると、店には私とマスターとGマス、そしてなぎさサンだけになっていた。

⏰:08/10/22 02:30 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#603 [主]
「よっしゃぁ〜Gマス!!カラス探しに行くぞ!!」



突然立ち上がり二人は店の外に出た。


隣にいるなぎさサンはフッと優しく笑みをこぼし、行こう、っと私の手をつかみ4人外に出る。





「うっわ‥完全朝やん‥」

頭の上に乗せていたサングラスをかける。

⏰:08/10/22 02:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#604 [主]
私は朝が嫌い


太陽が嫌い

この街で

この光は似合わない








「かぁ〜かぁ〜かぁ〜くわぁ〜」


何やってんだ‥

⏰:08/10/22 02:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#605 [主]
カラスの泣き真似をこれでもかと言うくらい繰り返すマスターとGマス。




「絶対あのカラス俺見たって!!」


「はぁ〜?あいつは俺目当てやろ!!」

「いぃやっ!あいつは俺や!!」


意味の分からない会話に唖然とする私とは反対に、クスクスと笑いながらなぎさサンの見つめる先は、


マスターだった。

⏰:08/10/22 02:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#606 [主]
なぎさサンはマスターが好きだ。


女の感。

マスターを見守るような、優しい目。


マスターとなぎさサンの関係には興味はないけど‥


カラスが近くのゴミ出し場に何羽か集まってきた。

その中に一羽のハトも紛れて。


今からGマス達がやることは忍び足を見て予想が付く。

⏰:08/10/22 02:43 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#607 [主]
「っしゃぁぁぁあ!!!!」







Gマスの声を聞いてそちらを見ると、






ハトがGマスの両手の中に‥

⏰:08/10/22 02:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#608 [主]
私は一人Gマスの車に向かった。




付き合いきれない‥

と言うか‥引いた‥







「あっチャ〜ン待ってよぉ〜」

必ず人、一人でもいれば、あっチャンとは呼ばないGマスが、マスターとなぎさサンのいる前で本名を呼んだ。

⏰:08/10/22 02:49 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#609 [主]
やっとGマスも車に乗り、帰ると言ってくれ腰をおろす。






「あのハト絶対うまいで」



この人は少しおかしいんだろうか‥


だけど気づいていた。
今日Gマスと一緒にいた時間は、楽を通り越して苦痛ではなかった事、落ち着いた事に。

⏰:08/10/22 02:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#610 [主]
私のアパートはホテル街

アパートの両際にラブホテル

そして薄暗い短いトンネル

部屋を借りるときに不動産屋の人に言われた。

物騒ではないけど、暗いから大丈夫?と。

今思えば物騒でない訳がない。




「あっチャンは今まで付き合ってもない人とH何回やった?」

⏰:08/10/22 02:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#611 [主]
また始まった。


意味の分からない質問コーナー‥



「ないですよ」

「えぇ〜なら一回くらいやっといた方がいいよぉ」

何言ってたんだこいつは。


「ならやってみます?」

冗談のつもりだった。
からかうつもりだった。

⏰:08/10/22 03:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#612 [主]
お酒が回り、発言が大胆になっていた。

いつものGマスなら

「俺のチンコはまだあっチャンには早い!」
とか、笑いながら流してくれると思っていた。




だけど、Gマスは一人なにやらブツブツ呟いている。

頭を傾げている。

⏰:08/10/22 03:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#613 [主]
向かった先は私のアパートの隣のラブホテル。




「えっ‥ちょ‥冗談ですよ?」


それでも車はユウターンをしない。


「Gマス?冗談ですってば」


車はラブホテルの駐車場に止まった。


私の一言が冗談にならなかったって事?

⏰:08/10/22 03:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#614 [主]
混乱する頭を必死に理解しようとした。


今日は(日付変わってるけど)Gマスの誕生日

ここはラブホテル

男と女がラブホテル


考えなくても分かる当たり前な事を整理した。


やっぱり‥目的は一つなんだ‥

みんな一緒。

目的は一つ‥

⏰:08/10/22 03:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#615 [主]
何だか笑えてきたんだ。


好きになってもいいですかと聞かれ、曖昧な返事をしたと同時に、たかチャンが向かった先はホテルだった。


今回だって、私が冗談で挑発したつもりの言葉一つで、ここにいる。

冗談だと何回伝えても、Gマスは動こうとしない。


男なんて‥自分の快楽を求めているだけ‥

そして私は嫌とは言わず、流されるまま。

⏰:08/10/22 03:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#616 [主]
この日、あなたが快楽だけで、流れだけで、私を抱けば、また何か未来は変わっていたのかもしれない。



1日1日が運命を呼び運ぶなら

1日1日の中での小さな小さな行動で、運命は変わる。

運命とは重い言葉のようで、小さな一つ一つが重なって運命に繋がる。

そんな気がした。

⏰:08/10/22 03:27 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#617 [主]
フカフカな大きなベッドに

大きなテレビ

綺麗なお風呂に

小綺麗なトイレ






私は突っ立ったままだった。

ベッドの上で大の字になるGマス。

⏰:08/10/22 16:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#618 [☆:)]
 
あげ⊂(・∀・)⊃!!

梓さん頑張リ〜ャ
 

⏰:08/10/23 10:40 📱:821N 🆔:☆☆☆


#619 [主]
>>617続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



「酔ったわぁ〜、あっチャン寝よか」


そう言って、自分の左腕をポンポンと叩き、おいでと言う。


今更帰る事も出来ず、お酒も回っていた私は、ベッドに横たわる。

ううん――帰る事はいくらでも出来た。

ホテルを出れば、すぐ横が自分の家なんだから。

⏰:08/10/23 13:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#620 [主]
微妙な二人の距離。

Gマスの腕に頭は乗せない。


Gマスから背中を向ける。








「何で帰らない?」

理由なてない。

帰らない理由も、ここにいる理由も。

今ここに存在する理由なんて分からない。

⏰:08/10/23 13:41 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#621 [主]
「彼氏はいいの?」


「彼氏って何ですか?」


彼氏はいいのかと、今更気を使うなんて矛盾している。


「‥え?」

君は突然何言ってるの?
そんな顔をされた。

たかチャンやGマスに、彼氏とは何と、付き合うとは何だと聞いて、どんな返しを私は求めているんだろう。

⏰:08/10/23 13:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#622 [主]
「なら彼氏になろうか?」










運命は一瞬で

奇跡とは一瞬で

たった一言が
たった一つの行動が

明日を変える。

⏰:08/10/23 13:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#623 [主]
本気か冗談か‥

この人はいつも分からない。

何を考えているのか分からない。




でも、冗談ではない気がする。

だけどそれも気がするだけで。




「だから彼氏って何ですか?彼氏になれば何か変わるんですか?」

⏰:08/10/23 13:49 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#624 [主]
納得する答えなんてない。












「君のその考えを変えるよ」



自信ありげにそう言った。

⏰:08/10/23 13:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#625 [主]
>>618サン
ありがとうございます(^-^)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/23 13:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#626 [主]
それ以上会話を交わすことはなかった。







〜チャララララン♪

朝まだ早い時間に着信音で目を覚ます。

なぜか私はGマスの腕の中にいた。

抱きしめられるように眠っていた。

まだGマスはスヤスヤと眠っている。

⏰:08/10/23 14:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#627 [主]
「‥はい」


「あっチャンおはよう」
「うん」

「怒ってる?」

「別に‥」

「‥今どこ?」

「‥」

「‥‥今、どこ?」

「関係ない」

寝起きの悪さはピカイチな私。

寝ぼけた頭で電話をしながらふと思う。

⏰:08/10/23 14:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#628 [主]
どうしてGマスは私を抱かなかったんだろう。

何しに男女がここにいるんだろう。


Gマスの目的は何だったんだろう。


そしてもう一つ。

私は夢を見なかった。

必ずと言ってもいい程、私は毎日夢を見る。

覚えていない夢が殆どだけど、寝付きが悪く、ここ最近夢を見ずにぐっすり眠れたのは久しぶりだった。

⏰:08/10/23 14:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#629 [主]
「‥あっチャン?」

「あ、ごめん切るわ」



ラブホテルにいると言ったら、たかチャンは何て言った?

私を責めた?




‥責めないよね。

私が逆ギレして、きっとたかチャンが誤るんだ。

⏰:08/10/23 14:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#630 [主]
「‥ン‥あっチャン‥?」

さっきとは違う声があっチャンと呼ぶ。



「おはようございます」

冷蔵庫から水を取り出しGマスに渡す。


「あっチャンおいで」

おいでと言われなくてもすぐ隣にいる。



目の前が真っ暗になった。

Gマスの腕の中にすっぽりと入って。

⏰:08/10/23 14:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#631 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄














泣きそうになった‥

⏰:08/10/23 14:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#632 [主]
ねぇ‥


タンスの奥で眠っているウサギは、





今泣いてるの?



私は‥
私の涙は、
あのウサギに託したんだ――

⏰:08/10/23 14:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#633 [主]
私の目も




赤くなるだけ。




真っ赤になるだけ。



涙は零れ落ちない。

⏰:08/10/23 14:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#634 [主]
「電話、彼氏?」


起きてたのか‥



「別に」


「あ、あっチャンの彼氏は俺か」




いつから彼氏になったんだろう。

私の彼氏はいったい誰で、何人いるんだろう。

世間はたかチャンを、Gマスを、彼氏と呼ぶのだろうか。

⏰:08/10/23 14:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#635 [我輩は匿名である]
一番すきな小説

⏰:08/10/23 22:30 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#636 [うめさん]
主様、頑張ってね。無理はなく

⏰:08/10/24 02:08 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#637 [主]
>>635-636サン
嬉しいお言葉本当にありがとうございます☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/24 15:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#638 [主]
>>634続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「みなみサ〜ン♪
最近はどうですか?今月は頑張ったらあみサン抜けそうです。お互い頑張りましょうね☆」


ルビーKのママ、みなみサンにメールを送る。

ルビーKからGclubに移る時だって

ルビーKにいた時だって、頑張ってねって、近くで応援してくれていたのはみなみサンだ。

⏰:08/10/24 15:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#639 [主]
周りの言葉が気にならない訳じゃない。

だけど、冷め切った心の中でも、みなみサンは信用出来ると

思っている。






「ココナチャン飲みに行こ♪」

M2には最近一人で来るようになった。

店を閉め、アフターがない日は必ずとも言っていい程一人カウンターの隅にいる。

⏰:08/10/24 15:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#640 [主]
その隣には毎回必ず、なぎさサンがいる。


なぎさサンも私が見る限り一人。


私に気付くと話しかけたそうにしているのには気付いているけど、私は目を合わさないようにしていた。


M2のスタッフが目当てだとか、そんなのは一切ない。

ただ、一人で飲みたいだけで、毎日の嫌がらせをお酒で消し去ろうとしていた。

⏰:08/10/24 15:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#641 [主]
M2のスタッフがお酒を頂いていいですかと言えば、私は頷く。


でも、




「飲むのは勝手やけど話しかけんといてな」


扱いにくい客だろう。

ならBARにでも行けよと思われているかもしれない。

私がここに来る理由は一つ。

⏰:08/10/24 15:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#642 [主]
〜チャララララン♪



騒がしい店内で携帯の光だけが頼り。




「五時には行くから帰っちゃだめよん♪」


当たり前のようにメールが来る。


ホテルに行った次の日から。

⏰:08/10/24 15:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#643 [主]
Gclubのお客さんは大抵の人がM2のマスターとも仲がいい。

アフターとなれば、Gclubのすぐ隣のM2に行くのが流れで当たり前になっている。

店を夜中三時に閉め、それから飲むとなれば、開いている店も限られてこれば、ホストかボーイズBARくらい。



Gマスもそれを分かった上で、毎日ように自分の居酒屋を朝方に閉めたら、私を迎えに来る。

私も嫌だと言わず、体力が持つ限りGマスを待つ。

⏰:08/10/24 15:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#644 [主]
毎日のようにGマスと飲む私を、睨む人もいる。


M2で飲んでいる女の人に、


「ココナサンやんね‥?Gマスと付き合ってるの?」

そう聞かれるのは珍しくなかった。

私も決まって返事をする。


「付き合ってないですよ、てゆうか‥もし付き合っていてもあなたには関係ないでしょ?」

そう言えば、それ以上話しかけられる事はない。

⏰:08/10/24 16:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#645 [主]
Gマスと私の関係を一番知りたいのは私だ。


あの日から、ホテルには行っていない。

隣で飲んで、ご飯を食べる。

ただそれだけ。

何もない。







「ココナチャン?聞いてる?」

⏰:08/10/24 16:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#646 [主]
いつものように飲んでいた私に、珍しく話しかけるなぎさサン。



「あ‥はぁ‥」


「飲み行こ♪」


ふと時計を見るとまだ四時だ。

五時まで時間はある。




「Gマスもまだけぇへんやろ?」

Gマスが来るのは分かっているといった言い方だ。

⏰:08/10/24 16:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#647 [主]
「ココチャン、姫のワガママに付き合ったって」



マスターにまで言われ、私は何も考えずなぎさサンと飲みに出た。




「ココナチャンって無口やんなぁ」

なぎさサンの姉がやっていると言うBARに着き、私が喋らない分、なぎさサンが一人話し続ける。

にしても‥なぎさサンとお姉さん、似ても似つかない‥

⏰:08/10/24 16:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#648 [主]
綺麗過ぎるなきさサンとは正反対な、お世辞にも美人とは言えない姉。


本当に姉妹だろうか?

そんなどうでもいい事を考えていた。



「お姉ちゃん、シャンパンちょうだい」

もう一つ。

なぎさサンの飲み方は普通じゃない。

M2でも隣をふと見ると、必ずシャンパンを飲んでいる。

それもとても安いとは言えないシャンパンを。

⏰:08/10/24 16:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#649 [主]
Gマスに聞いた事がある。


なぎチャンはプー太郎だよ、と。


だけどお金は余る程あると。

死ぬまで働かなくてもいいくらいお金が有り余っていると。

そして子供がいて、バツイチだとも聞いた。

25歳のなぎさサン。

謎に包まれた人。

⏰:08/10/24 16:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#650 [主]
「ココチャンとGマスってどうゆう関係?」



なぎさサンもか‥




「付き合ってないですよ、てゆうか‥」

「“付き合っていたとしてもあなたには関係ないでしょ”でしょ?」


ニコッと笑いながら、私のセリフのような言葉を遮られる。

「いつもその言葉言ってるね」

そう言ってまた笑うなぎさサン。

⏰:08/10/24 16:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#651 [我輩は匿名である]
主さんがこの小説始めた頃からずっと読ましてもらってます。
どんな感じで終わるのかまだ想像はつかないですが最後まで絶対よみたいです無理しないよう
主さんのペースで頑張って下さい★

⏰:08/10/24 17:11 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#652 [☆:)]
 
またまた

あ〜げっ★

主さン、頑張リ〜!
 

⏰:08/10/25 07:51 📱:821N 🆔:☆☆☆


#653 [主]
>>650続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

毎日のように隣で飲んでいたんだ、一度や二度、聞こえていただろう。


「他の人に言うセルフは聞き飽きわ」



どうしてこの人は、これ程までに美しいのだろう。

私より少し低めの身長に細身の体。

肩より少し長い茶色い髪の毛。

外を歩けば女の私でも振り向いてしまうくらいの美しさ。

⏰:08/10/25 15:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#654 [主]
「確かにGマスにはよくしてもらっています。
だけどご飯や飲みに連れて行ってもらうくらいで、ただの従業員とオーナーですよ」


夜景や朝日、そしてホテルに行った事は言わなかった。


ホテルに行ったと伝えても、何もなく帰ったなんて誰も信じない。


どうして私とGマスの仲をみんな探ろうとするのかな。

なぎさサンはM2のマスターがきっと好きだ。

他の人は?

⏰:08/10/25 15:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#655 [主]
M2で話しかけてくる他の女は、ただの興味本位なのか、


Gマスが好きとか?






いやいや‥あんな変人ありえない‥




「Gマスってもてるからねぇ」

⏰:08/10/25 15:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#656 [主]
‥心の中読まれた?





「え‥Gマスがですか‥」


「ココチャンもGマスが好きなんでしょ?」


この人も関西弁と関東弁が混じっている。




「好きとかそうゆうの分からないですから」


「‥過去に何かあったの?」

⏰:08/10/25 16:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#657 [主]
「‥」



土足でズケズケと入ってくる人は苦手。







「夜景に行ったんでしょ?」


「え?」

私が黙りこくると、どこからの情報か、話しかけてくる。

⏰:08/10/25 16:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#658 [主]
どうして知っているんだろう‥



この事を知っているのは、私とGマス、そして‥







みなみサンだけ。

⏰:08/10/25 16:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#659 [主]
この前久しぶりにみなみサンから電話があった。


最近どうとかそんな話の中で、Gマスには今でも飲みに連れて行ってもらってるのかと聞かれ、よく分からないけど夜景と朝日を見に行ったと話した。


そして、誰にも言わないで下さいね、と約束をして。

みなみサンになら何でも話せる気がした。

過去の自分を話したりはしないけど、みなみサンと知り合ってからの自分の事は、話していた。

⏰:08/10/25 16:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#660 [主]
「みなみサンと仲いいんですね」


みなみサンから聞いたんでしょと言わんばかりに聞いた。



「あの子口軽いからねぇ」


なぎさサンは人のことを言えるのか。


「だから何ですか?」

みなみサンが黙っていてと言った事を話したのは分かった。

だからって、夜景に行ったとかこの人には関係ない。

⏰:08/10/25 16:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#661 [主]
「ハッキリ物事言う子嫌いじゃないよ」



どうして上から目線なのかも分からなければ、この人に好かれようが嫌われようがどっちでもいい。



「あ、もう五時か」

わざとらしく腕時計をチラチラ見て、帰りたいオーラを出した。


なぎさサンがお金を払ってくれ、お礼を言い私はタクシーのいるところまで、M2とは反対方向に向かおうとする。

⏰:08/10/25 16:20 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#662 [主]
「え?ココチャンGマス待ってるんじゃ‥」



「御馳走様でした。また‥」



今日は一人で帰りたい。

なぎさサンの質問や、みなみサンへの少しの不信感が私を苛立たせ、Gマスと帰る気にはならなかった。


コンビニに寄って、近くのベンチで腰を下ろし、煙草をふかす。

⏰:08/10/25 16:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#663 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄









「梓、空見てみ!」



「大阪でも星見えるんやねぇ♪」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/25 16:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#664 [主]
ふと空を見上げた。







星なんかある訳ない、もうすでに明るい空を見上げた。





今まで思い出すことのなかった記憶が、ふと頭をよぎった。




「この街に星なんか見えないよ‥」

⏰:08/10/25 16:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#665 [我輩は匿名である]
一気に読みました♪
主さん頑張ってね☆

⏰:08/10/25 16:31 📱:P905iTV 🆔:☆☆☆


#666 [主]
ヒールで煙草の煙を消し、もう六時にはなろうとしている時間にタクシーに乗り家に帰った。









「遅かったね」


この人は人を待つのが好きなのかな。


「いつから待ってたんですか‥」

⏰:08/10/25 16:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#667 [主]
「君が先に帰ったってなぎチャンに聞いてね」


「何のようですか?」


「あれ?俺彼氏らしい事したでしょ?」


返事をせず鍵を開けると、Gマスも当たり前のように部屋に付いてくる。


拒む事もなく、特に会話もなく


この日私達は一つになった――

⏰:08/10/25 16:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#668 [主]
>>651サン
長い小説をずっと読んでくれて本当にありがとうございますo(^-^)o
ラストは決まっていますが、まだ長くなりそうです(>_<)
もしよければこれからも読み続けて下さいね☆
>>652サン
いつもありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/25 16:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#669 [主]
>>667続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

たかチャンへの罪悪感

Gマスへの罪悪感なんて何もない。



誰が彼氏でなんて分からない。

私が誰を求めているかさえ。




だけど、本当は気付いていた。

たかチャンもGマスも、形上は私の彼氏なんだと。

⏰:08/10/25 16:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#670 [主]
分かっていて、都合の悪い所は分からないふりをしてる。






世間ではこれを二股と、白い目で見るだろう。



だけど、分からないんだよ‥

たかチャンがどうして私を好きだと言うのか。

Gマスがどうして私を送り、夜景に連れて行き、私を抱くのか。

⏰:08/10/25 16:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#671 [主]
>>665サン
長い小説をありがとうございます☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/25 16:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#672 [我輩は匿名である]
おもしろい!

⏰:08/10/25 17:35 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#673 [主]
>>670続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


音楽が流れる狭い部屋で、Gマスは何度も「あっチャン」と繰り返した。

私とGマスは今重なり合っているのに、私を探すかのようにあっチャンと呼び続けた。


Gマスの肩を取り囲む蛇は何を思って体に刻み込んだのか。


Gマスは私の頭を何度も撫でた。

私の体を何度も抱きしめた。

⏰:08/10/25 17:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#674 [主]
だけど手を握ることだけはしなかった。








「俺バツイチやねん」

この前と同じようにGマスに背中を向けて寝る。

行為が終われば、すぎに服を着、煙草を手に取る。

男みたいな行動だねと言われ私は返事をしない。

⏰:08/10/25 18:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#675 [主]
「相手誰やと思う?」



私に相手が誰だと思うって聞くって事は私の知っている人だとすぐ分かった。

あみサンには彼氏がいる。
みなみサンも。
リィユンには旦那と彼氏。
おかんにも彼氏がいると聞いた。






「ルビーKの前のママですか?」

⏰:08/10/25 18:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#676 [主]
ルビーKには他に従業員がいたけど、若すぎる。








「やっぱりあっチャンは鋭いねぇ」

「そんな聞き方すれば誰でも分かりますよ」

ルビーKの前のママの事はあまり記憶にない。


「十年付き合ってた」

⏰:08/10/25 18:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#677 [主]
十年付き合い、結婚生活はたった半年だったらしい。


そして、ママが新しく結婚した相手と、Gマスの名字が同じらしい。

Gマスの名字は変わっている。

“カイ”

そこらへんにはいなさそうな名字だ。



「そんなに俺が好きやったんかな?」

確かに‥ただの偶然にしちゃ、確率的にはかなり低い。

⏰:08/10/25 18:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#678 [主]
どうして離婚したかなんて聞かない。


だけど、ママは、Gマスの面影を探していたのかな‥そんな事を思った。







「君は?
君の過去は?」


後ろから抱きしめられ優しい声。

⏰:08/10/25 18:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#679 [主]
「‥








覚えていません‥」



Gマスの腕を払い、眠りについた。



目を覚ました時にはもうGマスはいなかった。

その変わりに、“好きだよ”と書いた小さな紙切れがテーブルの上に置いてあった。

⏰:08/10/25 18:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#680 [主]
手帳からちぎったような紙切れをタンスにしまい込む。






ウサギが眠るあの引き出しに。



“好き”と言う気持ちを思い出さないように‥

⏰:08/10/25 18:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#681 [主]
次の日も、その次の日も、私はお客さんを呼びまくった。



お酒を浴びるように飲む。



1日平均、焼酎のボトルを一本〜二本は飲んでいるだろう。


私の体は当たり前のように悪くなっていた。


だけど確かに成果は出ていた。

その証拠に、あみサンのお客さんは、あっ君とあみサンの彼氏関係だけになっていった。

⏰:08/10/25 18:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#682 [主]
たかチャンとは相変わらずで、鍵はまだ返してもらえないままだった。







もうすぐ、結果がでる。


そんな毎日の中で、ココナを本気で好きになるお客さんも出てきた。

ココナを好きだと、飲み友達として好きだと言うお客さんは扱いやすい。

一番めんどくさいのが、ココナを本気で好きになるお客さんだった。

⏰:08/10/25 18:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#683 [主]
>>672サン
いつもやる気出ます☆ありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/25 18:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#684 [主]
>>682続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



私は出来る限りどのお客さんへも同じ対応で接していた。


同じ日にアフターを二人に誘われれば、最初に声をかけてくれたお客さんを優先する。

もう一人のお客さんには先約があると正直に話す。

明日は同伴があるんだと、昨日誰々に可愛い、好きって言われた〜♪など、おちゃらけながら言う。

大抵の人は

「お世辞に気づけよ」
なんて笑いながら返してくる。

⏰:08/10/25 19:23 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#685 [主]
「君可愛いねぇ」


そんな言葉を言われれば


「え‥知ってる〜♪」


「性格いいでしょ」

なんて言われれば

「私より性格いいのが表れる子はいないですよ〜♪」


私は自意識過剰の笑いと、とことんアホなココナを作り出した。

⏰:08/10/25 19:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#686 [主]
簡単なようで難しい。



とことんアホになるのは、屈辱な事を言われても、嫌みを言われても、何を言われても、聞き流すように笑う。

開き直る。

プライドの高い私だけど、お客さんの前ではプライドを捨てた。

お客さんの前で、無口な梓はどこにもいない。

⏰:08/10/25 19:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#687 [主]
「お前だけは恋愛対象にならんわぁ」


そう言われるのは多々ある事。



それが私の狙い。

恋愛感情を持たれるより、友達以上の仲の良さを保つのが私のやり方。

ちょうどいい距離感を持つ。

だけどやっぱり、その中でも、ココナを女として見る人は少なくなかった。

⏰:08/10/25 19:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#688 [主]
「おいココナ、誰かと交代しろよ」

「お前見てたら目腐る」




そんな失礼極まりない言葉を発するこの人も、ココナの担当。

この人は私をけなして、見下すのがストレス解消になっている。

だからと言って、本当に誰かと交代すればすぐに帰る。

私をアフターに誘う。

私が家に帰ったかと必ず確認の電話をする。

⏰:08/10/25 19:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#689 [主]
告白だけはされないように避けるのが私のやり方だった。







たかチャンは別になってしまったけど。

梓とココナの極端な違いをお客さんは知るはずもない。

Gマスやリィユン、たかチャンの前では無口な自分がいるけれど、同伴やアフターじゃ、ベラベラと話の尽きないココナ。

お前がスイッチ一つでこうやって喋りだすようなのが、ド○キに売っていたら買いたい

⏰:08/10/25 20:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#690 [主]
そんな意味の分からない事を言われるくらい、私は喋る。


お客さんとの間に沈黙なんて作らない。


ドラマなどを元々見ない私が、ここ最近毎日何かしらのドラマやテレビ番組を録画してから出勤する。

家に帰ればそれを見る。

話を振られ、分からないと終わらせたくない。

小さな努力もしていた。

⏰:08/10/25 20:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#691 [主]
「お疲れ様です」








忙しすぎた週末に、しつこいお客さん、嫌みなあみサンの一週間も終わり、アフターも入っていない私は一人ブラブラと歩いて疲れをとばそうとした。





まさか、会うなんてね‥

⏰:08/10/26 00:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#692 [主]
東街と西街のちょうど間くらいの、24時間開いている喫茶店で一人コーヒーを飲んで酔いを覚ましていた。








「ココナ?!」





「‥‥

‥サ‥キ‥‥」

⏰:08/10/26 00:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#693 [主]
目の前には






サキの姿‥



少し離れたテーブルで心配そうにこっちを見ているのは彼氏だろうか。






「‥久しぶり
ココナ‥」

⏰:08/10/26 00:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#694 [主]
突然の事に時間が止まったような気がした。






「‥元気にしてた?」


チューリップを辞めてから、メールも電話も無視し続けていた。

週の頭に必ずメールがきていた。

“今週も頑張ろうね”
返事がないと分かりながらもメールを送り続けていたサキ。

⏰:08/10/26 00:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#695 [主]
「‥うん」



どんな気持ちでメールを送っていたんだろう。





「‥」

「‥‥」

サキがチューリップを辞め、高校を辞め、公園で再開した時よりも、空気が凍っていた。

⏰:08/10/26 00:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#696 [主]
「じ‥Gclubで働いてるんやって?
あそこのマスター有名やんな!!
あ‥彼氏は?彼氏は出来た?
ココナちょっと痩せた?ちゃんと食べてる?
あ‥あそこにおるのサキの彼氏!!
め‥メールも電話もしつこくてごめんな!!
サキと違ってココナは忙しいよな!!





‥ごめんな」



サキの話は止まらなかった。

⏰:08/10/26 00:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#697 [主]
「あずさ‥」








真剣な話や、何かあった時は、梓って呼んでたよね‥



「サキ‥ごめん‥」


「な‥何でココナが誤るかなぁ〜サキが勝手にメールしてただけやし、それにっ」

「もういいよ‥」

そう言うと、サキは私の隣に腰をおろす。

⏰:08/10/26 00:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#698 [主]
「店はどう?」

彼氏の席から煙草を持ってきて、座って落ち着いたのか静かに話し出す。


「まぁまぁ‥かな」

「彼氏は?彼氏は出来た?」

「‥」

「‥ココナ?」

「‥

サキ、ごめん。
彼氏とか分かんない」

Gマスの関西弁と違った話し方がうつったみたい。

⏰:08/10/26 01:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#699 [主]
「‥え?」


「サキの彼氏優しそうな人だね、
もう騙されたらあかんで」



笑いながら言ったつもりだった。




「ココナ‥圭チャンがこの前チューリップに来た」




耳なりがする‥

⏰:08/10/26 01:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#700 [主]
「懐かしい名前やな、

でも私にはもう関係ないや‥」



「ごめん‥」


サキに気を使わせちゃってごめんね‥。



「ココナ?前みたいにまた‥」



「ごめん、帰るね」

サキの顔と声を聞くと、過去がグルグルと頭を回す。

⏰:08/10/26 01:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#701 [主]
「梓!!」



煙草と携帯を持ち、鞄を肩にかけ立ち上がりサキに背を向けた。







「‥梓変わった!!
何があったん?!
メールも返事してや!!電話も出てよ!
みんな心配してるねん!!
梓‥変わったよ‥」


喫茶店中に響く大きな声で背中越しに聞こえるサキの声。

⏰:08/10/26 01:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#702 [主]
梓‥チューリップ‥サキ‥










圭チャン‥


頭がギシギシする

⏰:08/10/26 01:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#703 [主]
「‥






変わったって何が?

私は‥

色をかけて人を騙して客と寝るような女

サキだって見てんやろ?夜サイト



‥梓って呼ばないで」


店内がざわつく。

⏰:08/10/26 01:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#704 [主]
「彼氏‥彼氏待ってるやん
戻りなよ」






ヒソヒソと私を白い目で見られるのは慣れた。



ホストやドレスを着た水商売の集まりの店。

また明日にでもサイトに書き込まれたりするんだろう。

私はそんな世界に立っているんだ。

⏰:08/10/26 01:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#705 [チィコ]
初めてカキコします
けど、ずっと見てました
最近更新のペース早いですけど体大丈夫ですか
無理ない程度に頑張ってください

⏰:08/10/26 02:57 📱:N905i 🆔:☆☆☆


#706 [主]
>>705サン
初めまして☆
最近は事情があり前に比べれば少しですが時間があります。
また後程いつになるか分からないですが小説の方にも書かせて頂きます☆
私の心配までして下さりありがとうございますo(^-^)o
みなさんへ
明日は更新出来るか分かりません。
ご承知下さい。梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/26 04:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#707 [主]
>>704続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


サキの事は今でも変わらず大好きで


今でも変わらずたった一人の友達で

今でも変わらずたった一人の私の理解者で




けどのサキ‥

私は後ろを振り向けない

今私がいる場所は

過去の場所じゃない

⏰:08/10/26 15:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#708 [主]
過去と今は違って当たり前だよ


サキならきっとそう言う。



だけど‥私は‥

振り向けない

今立ち向かっている
今進んでいる道は

過去を振り向けば

立ち止まってしまう

歩けなくなってしまう

⏰:08/10/26 15:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#709 [主]
積み上げてきたものが


音を立てて崩れ落ちてしまう



いつからこうなったかなんて分からない

けど、今はこの道を行く。


ねぇサキ‥

もう少し待ってなんて、いつになるか分からない言葉を、自分勝手に言えないんだ。

⏰:08/10/26 15:34 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#710 [主]
振り向く自信がないの‥


振り向くのが怖いの‥



立ち止まるのが怖いの‥


サキの笑顔を見るのが‥怖いの。



だけどサキは、あんな事があったのに、次の月曜日にも、“今週も頑張ろう”今まで通りのメールを送ってきた。

⏰:08/10/26 15:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#711 [主]
私がメールの返信を返すとき

サキからの電話を受け取った時




サキは





私の涙を拭ってくれますか‥――

⏰:08/10/26 15:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#712 [主]
こんな自分勝手な私を



迎えてなんて言わない。






だけど、やっぱり自分勝手に、それを願っている私がいる―



サキ‥ごめんね‥――

⏰:08/10/26 15:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#713 [主]
私は一番大切な人を傷つけている


きっとサキは泣いている





私の分まで泣いている




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/26 16:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#714 [主]
「あっチャン海好き?」



返事もせず、たかチャンに仕事帰り連れてこられた場所は、


「ここ海じゃなくて港やん」



たかチャンは平日も毎日のように店に通い、アフターがない限りどこかへ私を連れて行った。

Gマスには用事があると断る。

Gマスよりたかチャン
たかチャンよりGマス

そんな考えは一切ない。

⏰:08/10/27 15:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#715 [主]
ただ一つだけ心配だった。


毎日のように通うたかチャンは、お金が大丈夫なのかと。


サキがマコトにハマり、私は必死に止めた。


私は今マコトと同じ事をしている。

マコトを攻めた私はどこにいったのか。


少しでもの、罪滅ぼしだったのかもしれない。

毎日お金を落とすたかチャンへの。

⏰:08/10/27 15:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#716 [我輩は匿名である]
頑張って

⏰:08/10/27 15:24 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#717 [主]
私が笑うとたかチャンも笑う。


私が不機嫌になるとたかチャンは私をなだめる。

私が何も喋らなければ、たかチャンが喋る。

私が話しかければ、たかチャンは嬉しそうに話す。


たかチャン、一つ一つの行動は、全て私の為だった。

何よりも、誰よりも、私の笑顔を求めた。

⏰:08/10/27 15:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#718 [主]
「あっチャン、鍵‥」



まだ返してもらっていない。

だけどあの事があってから、たかチャンは同じ事を繰り返さなかった。





「俺の唯一の宝物やねん‥」

これを持っている事で、俺はあっチャンの彼氏なんだって

安心出来る
不安な時は、これを握りしめる。

⏰:08/10/27 15:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#719 [主]
そう言うたかチャンの手には鍵。



寂しそうな横顔を見つめた。






私の仕事は人を笑顔にする事。

だけど私はたかチャンにこんな顔をさせている。




「持ってていいよ」

⏰:08/10/27 15:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#720 [主]
前まで言えていた
“返して”
は、なぜかこの時言えなかった。







「よかった‥よかった‥本間によかった‥」



そうこぼし、静かに涙を流すたかチャンに、ハンカチを渡そうとした。

けど、一度鞄から出そうとしたハンカチを私はもう一度鞄になおす。

⏰:08/10/27 15:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#721 [主]
たかチャンのこの涙を、拭う権利なんてないと思った。


私には“持ってていいよ”それ以上何も出来ない。







「あっチャン笑って‥」

どうする事も出来ず、ただ立ち尽くす私に、自分で涙を拭きながら温かい声。

⏰:08/10/27 15:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#722 [主]
「笑わなあかんのはたかチャンやん」



「淋しそうな目してたから」



「たかチャンがいるから寂しくなんかないよ」


ココナが喋る。

梓じゃなく、ココナが口を開く。

⏰:08/10/27 15:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#723 [主]
「あっチャンこれ‥」


「‥何これ」


「開けてみて」


有名ブランドの小さめな箱。

その中には、鍵を付けるキーホルダー。



「ありがとう」

私が目の前で、今たかチャンの手の中にあるものと同じ鍵を付けると、嬉しそうにに笑う。

⏰:08/10/27 15:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#724 [主]
ダイヤモンドのネックレス

ブランド物の指輪

金のピアス。




私は物をすぐ無くす。
それがどれだけ高級な物でもすぐにどこかへやってしまう。

大切にしていない証拠だろう。

その中でも、本当に唯一無くさず持っていたのはこの日もらったキーホルダー。

⏰:08/10/27 15:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#725 [主]
たかチャンはそれを分かっていたのか、めったな事がない限り無くさないだろう鍵に付けるキーホルダーをくれた。





たかチャンと私を繋ぐものは、心じゃなく鍵だった。


たった一つの物だった。

⏰:08/10/27 15:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#726 [主]
>>716サン
リアルタイムにありがとうo(^-^)o
また時間が出来次第更新しますね☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/27 15:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#727 [主]
>>725続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ここ最近、あみサンの客層が変わってきていた。

いつもは必ず一人で来ていたあっ君が、仕事先の人達と週に三回は団体で来る。

必ず一人であみサンの帰りを待つ彼氏が、仕事先の人や友達など団体で来るようになった。


しかも開店すぐの時間に押しかけるのが多かった。

その分ボックスが埋まる。

⏰:08/10/27 17:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#728 [主]
私もお客さんを呼ぶ。

個人で来るお客さんはカウンターに座る。

だけど、私は団体客を何組かもっていた。

あみサン担当の団体がいれば、私から自分担当の団体客は呼ばない。

座れないから。

だけど、連絡なしに来た私のお客さんは、ボックスが埋まるお客さんを見れば、帰ってしまう。

回転させたくても、そんな簡単にいかない。

⏰:08/10/27 17:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#729 [主]
ピンのお客さんの場合はM2で先に待っていて、とでもアフターネタを出せば席が空く。

だけど、あみサン担当で、ましてや輪に馴染めない私が帰れと仕向けるのは難しい。


あみサンの作戦だろう。

もうすぐ結果が出るラストスパートなのか、今月はあみサンを抜けたと思っていた私は焦り始める。


どうするべきか考えていた。

⏰:08/10/27 17:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#730 [主]
一人‥


毎日毎日来るお客さん。


社長。


Gマスとも十年の付き合いになると言う60近くの社長さん。


億単位を稼ぐこのへんじゃ誰もが知る人。

いつも夜中の一時頃店に電話があり来店する。

少し前まではあみサン目当てだったと聞いた。

⏰:08/10/27 17:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#731 [主]
59歳だとGマスから聞いた時は心底驚いた。


本当に若く見える。

見た目ももちろん話し方、飲みかたはそこらの三十代の人より若いだろう。


Gマスも、M2のマスターも、東街西街で社長を知る人は絶対に逆らえない。

社長がYESと言えばみんなYES。

社長がNOと言えばみんなNO。

それが暗黙の了解だった。

⏰:08/10/27 17:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#732 [主]
飲みかたも全く周りに迷惑かけない。

騒がしく歌う訳でもなければ、大きな声で話す訳でもない。

必ずカウンターの隅に座り、社長用のお酒グラス。

グラス一つが数万円するブランド物。

あみサンがプレゼントしたと聞いた。

だけどかなり難しい人だと有名だった。


目当ての子が出来れば毎日のようにアフターを誘う。

二人きりになれば、太ももや腕をやらしく触る。

⏰:08/10/27 17:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#733 [主]
過去に何人もの従業員が社長のせいで辞めたらしい。



仲良くなり、送ると言われればNOと言えない。

車の中で、無理矢理キスをしたり、胸を触ったり、体中を触る。


それを泣きながらGマスに相談しても、Gマスは我慢してとしか言えないらしい。

社長には逆らえない。

そのターゲットが少し前まであみサンだった。

⏰:08/10/27 17:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#734 [主]
あみサンは我慢出来なくなり、社長としかしないアフターを断るようになる。


社長は自分を断るあみサンを煙たがる。


だけど、惜しみもなく毎日お金を使う社長は、店側としてもかなりでかい。


私も社長とはそこそこ仲がいい。

時々アフターに誘われM2に行ったり、連絡先も交換していた。

だけど社長は、その子に向けスイッチが入らない限り、本人に電話して店に来ることはない。

⏰:08/10/27 18:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#735 [主]
となれば担当はなし。


そこを狙うしかないと思った。




だけどリスクが高い。


Gマスは言う。


「何だかんだ言いながら目当ての子がいなくても飲みに来る人だから、あまり触らないほうがいいよ」


だけど触るしかないと思った。

⏰:08/10/27 19:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#736 [主]
この事を決意すると同時に覚悟は出来ていた。

うまくいった時には、体を求められる事を。


ただ、最後まではしない人だと聞いた。

途中までの行為にムラムラするんだと。






「ココナはもっと形の綺麗な体のラインが出るような服着たら似合うんちゃうか」

⏰:08/10/27 20:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#737 [主]
目の前には社長。


私は人よりも露出が多いほうだと思う。

胸が人よりも小さい分、背中やお腹、自信のある部分は出していた。




「例えばどういった服がお好みですか?」

「それ、ヘソ出すのはええけど、そのヘソに付けてるピアスが何か安っぽい」

私のお腹を指さし、きつい言葉に取れるのに、とても優しい穏やかな話し方。

⏰:08/10/27 20:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#738 [主]
「スタイルいいんやから、そんな安売りせんでも、似合う服あるやろ」


社長は私の喜ぶツボを知っている。


露出をすればお客さんは喜ぶけれど、お前の良さをもっと綺麗に引き出せ。

社長の言葉をよく頭に刻み込んだ。


社長は色んな店を飲みに歩く。

安いスナックから高級club。

社長の目は越えている。

⏰:08/10/27 20:14 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#739 [主]
お客さんに指図されるようじゃまだまだだけど、社長の言葉は素直に受け入れようと思う。


社長と歩いても、釣り合うような女になりたい。

私は次の日さっそく買い物に行き、くびれのラインなどが綺麗に見えるような服を購入した。

露出が大好きな私だけど、背中が少し開いているワンピースや、背中がレースのドレスワンピを購入した。

アクセサリーも、ゴツゴツした金などが好きだけど、服に合うような細めのチェーンなどの物を選ぶ。

⏰:08/10/27 21:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#740 [主]
とは言っても、社長と初めて会ったのはGclubではなく、ルビーK。

Gclubを何ヶ月かたたんでいた時、社長はGマス関係のルビーKにたまに顔を出していた。




「初めまして♪」

「ココナ酒強いか?」

「私が弱いのは男だけですよ〜(笑)」

「俺もかなり飲むぞ」

「絶対に負けへん!!」

⏰:08/10/27 23:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#741 [主]
社長が誰かも、偉いさんだとも知らず、なら飲み比べしましょう、なんて言っていた。


後からGマスに怒られたけど、社長はココナと言うスタッフの印象が強かったと言う。





次の日、さっそく買った服を着て、アクセサリーを身に付ける。

グルグルに巻いていた髪の毛も、アップにする。

⏰:08/10/27 23:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#742 [主]
「あっチャン今日なんかあんの?」


Gマスにもたかチャンにも言われる。



「ん〜‥お客さんに進められた格好してみた」

「似合ってるやん」

出勤前の車の中でたかチャンに褒められる。

帰りだけじゃなく、たかチャンは毎日仕事帰りに直接迎えに来てくれる。

私の機嫌が悪く、今日は一人で行くと八つ当たりしたり、たかチャンが五分でも遅れれば勝手に一人で行ったり

⏰:08/10/27 23:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#743 [主]
たかチャンを振り回すのは相変わらずだけど、前より少し‥本当に少しだけど、カップルらしいのかななんて思う。


だからと言って、Gマスとの関係も相変わらずで、私の気持ちに変化があるかは分からない。

⏰:08/10/27 23:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#744 [主]
サキに会ったあの日から、過去の夢をよく見るようになった。

はっきりとは覚えていなくても、似たような夢を何度も見ればある程度は思い出す。







サキがマコトにハマっている夢

わたがサキに注意している。

だからなのかな‥私がたかチャンへ同情の気持ちが出てきたのは‥。

⏰:08/10/28 02:34 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#745 [主]
「あっチャンいつものとこ今日行くからアフター入れないようにね、無理ならいいけど」



社長に似合ってると嬉しい言葉をもらえ、店は閉店。





いつものとこと言われても分からない。


Gマスと私の間にはそんな馴染みの場所なんてない。

唯一あるとすればM2くらい。

⏰:08/10/28 02:38 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#746 [主]
だけどM2をいつものとこなんて言うだろうか。



なんだかどこなのか少し気になり、たかチャンには用事が出来たと断る。


たかチャンも、用事って何と、しつこく聞く事はしなくなった。

喧嘩を避けたいのか、それは分からない。





「あっチャンと思い出の場所〜♪」

⏰:08/10/28 02:41 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#747 [主]
いつものとこ。




思い出の場所。



そう言って連れてこられた見覚えのある景色。

jpg 18KB
⏰:08/10/28 02:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#748 [主]
たまたま社長がいつもより早くに来店したことによって、早くに店を閉めた。


店の閉店時間も社長次第で変わる事が多々ある事。


社長以外のお客さんはチェックを済ませ、社長はお構いなしに長々といる事は珍しくない。


だけど今日は珍しく早くに店を閉めた。





何度見ても、この景色は輝いて見えないんだ‥――

⏰:08/10/28 02:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#749 [主]
景色が輝いていないんじゃない






私の目が色あせてしまっただけ。


そんな私にGマスは気づいている。

人一倍鋭いGマスはきっと気付いてる。

それなのに、Gマスは私をこの場所に連れてくる。

この景色を見ても、感想一つ言わない私を連れて行く。

⏰:08/10/28 02:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#750 [主]
「今日はまだ暗いねぇ‥」


「‥」


「こんなの見たら俺らの悩みなんてチッポケに思うよな」



今俺ドラマみたいにかっこいい事言った?そう言ってGマスは携帯を取り出し写真を取る。


俺らの中に、私は含まれているのかな‥


隣にいる私に今撮った写真を送ってくるGマス。

⏰:08/10/28 03:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#751 [主]
帰りの車内は二人とも何も話さなかった。


私の好きな音楽だけが何度もリピートされる。





何も話さない沈黙が、私には居心地がよかった。

お客さんとの沈黙が怖くて話が途切れない私には、Gマスとの沈黙が、居心地よかった。

⏰:08/10/28 03:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#752 [主]
明日結果が出る。







前半を過ぎるまでは、かなりの差があったはず。

だけど後半最後で、結果が分からなくなった。





結果が‥怖い‥

⏰:08/10/28 03:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#753 [主]
次の日、あみサンからの嫌みや嫌がらせがなかった。



結果に怯えているのは私だけじゃない。



今日はお客さんを呼ぶ気にならなかった。

あみサンのお客さんも今日は開店すぐに、まだ来ない。






「コ〜コナサンッ♪」

⏰:08/10/28 23:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#754 [主]
もう聞き慣れた声。



一人店の前で煙草をふかす時、必ず声をかけてくる。

四つ葉のホスト。



私が見る限りいつもいるけれど、そんなに暇なのかと思う。



「今日も暇なんだね」

私と話す暇があるならお客さんに営業すればいいのに。

⏰:08/10/28 23:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#755 [☆:)]
 
あげ〜★!
 

⏰:08/10/28 23:10 📱:821N 🆔:☆☆☆


#756 [主]
「ココナサンに質問〜♪」


当たりが出たカルピスを勝手に飲んでから、ホストは私と会うたびにカルピスを渡してくる。

そのカルピスは冷たい時もあればヌルいときもある。


いつ買っているのかは知らないけど、私の手にはいつもカルピスと煙草。

そしてホストの手にも毎回同じカルピス。

ホストがカルピスを買っている姿は一度も見たことない。

⏰:08/10/28 23:11 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#757 [主]
「ココナサンにとって俺ってどんな存在ですかぁ?」


カランと空き缶が転がる音。



「拾いなよ」


店の前でゴミを散らかされるのはいい気分がしない。



「俺ココナサンのそゆとこ好き〜♪」

「抱きつかないでよ」

⏰:08/10/28 23:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#758 [主]
何か言えばいつも抱きついてくる。


それも会うたびに一回は必ず。


おはよう、としか話さない時だって抱きついてくる。


私より身長が高いのに、抱きしめられるとはまた違う。



このホストはどうして私にこれ程構うのだろう。

⏰:08/10/28 23:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#759 [主]
何だかめんどくさくなりホストに背を向ける。




「ねぇ〜って」


ワンピースの裾を引っ張られ足が止まる。



「名前も年齢もどこの誰かも知らない君をどう思うも何もないやろ」


「ココナサンひっどい!!俺自己紹介したやん!」

⏰:08/10/28 23:23 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#760 [主]
いつも一人話しているホスト。


私が煙草を吸い終わる間、何かしら喋っている。


だけど私は耳を傾けた事は一度もない。


私の返事がないのを分かった上での事。

それでも、話は聞いていると思っていたんだろう。



「私はお客さんの話以外まともに聞かんよ」

⏰:08/10/28 23:27 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#761 [主]
勝手にいつも話しかけてくるだけ。


私は相づちさえしない。





「なら俺が客になったら話聞いてくれますか?!」

こいつは本当のバカなんだろうか。


こんなんでホストが通用するのか。

⏰:08/10/28 23:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#762 [主]
>>775サン
いつもありがとう☆
今日はもう時間がないのでまた更新します☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/28 23:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#763 [主(時間が出来たので更新します)]
営業はしていないけど、何だかんだ店もばたつき、今日1日もやっと終わり。







「お疲れ様」


そう言って渡されるのはGclubで働いて二度目の光景。


隣で同じ封筒をもらうあみサンと目があった。

どちらからともなく目を反らす。

⏰:08/10/29 01:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#764 [主]
Gマスはいつも通りさっさと帰って行った。



あみサンと同時に小さな薄っぺらい、だけど重たい紙切れを手に取っただろう。








゛ビリッ゛

紙切れが粉々に砕け散る。

⏰:08/10/29 01:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#765 [主]
……紙を破ったのは
















あみサンだった‥

⏰:08/10/29 01:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#766 [主]
私は黙って店を出る。




立ち尽くすあみサンを無視して。






勝った‥

勝った‥

あみサンを

抜いた――…

⏰:08/10/29 01:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#767 [主]
たった数千円の差だった。




あみサンのラストの追い上げは、たったの数千円届かなかった。



嬉しい…ざまぁみろ…


心はそう叫ぶ。


なのに‥

頭痛がする

⏰:08/10/29 01:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#768 [主]
「君なら出来ると思ってたよ」



M2にいるからおいでと電話がなり足を運ぶ。



「君には期待してるよ、これからも」





Gマスの言葉が頭を痛ます。


あみサンに勝った。

それを誰より望んでいた。

⏰:08/10/29 01:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#769 [主]
なのに‥





嬉しさの心は、不安の一色に変わっていた。




明日からの不安だけに変わっていた‥


明日からの期待に脅えていた‥

⏰:08/10/29 01:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#770 [主]
あみサンを抜けば

あみサンに勝てば

何が待ち受けているか分からない。







それば不安゙だった。


私へ向けられる
自分で追い込む

苦しみだった。

⏰:08/10/29 01:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#771 [主]
あみサンを抜けば、何か変わるのかな。


あみサンに勝てば、何が私を待ちかまえているのかな。


だけど私は進むんだ。

走りつづけるんだ。



そう思った1ヶ月前。



私は本当に立ち止まれなくなる。

追い込まれ、追いつめられ、たった一つの逃げ道は、勝ち続ける事だけだった。

⏰:08/10/29 01:28 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#772 [主]
私はまた


自ら暗闇に足を踏み込んだ







光の見えないトンネルに‥

長い長い真っ暗なトンネルに‥

誰かの差し伸べる手さえ、この暗闇では見えなかった。

トンネルに響き渡る声は、期待と妬み、嫉妬と悪口。

⏰:08/10/29 01:32 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#773 [主]
一本道のトンネルは



迷う道さえない真っ直ぐな線。



右へも左へも、寄り道をする場所がない

長い長い一本道のトンネル。


私の行く道は決められているかのように――‥

⏰:08/10/29 01:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#774 [主]
「枕営業で勝つとか汚い
体も汚いGclubココナ」


「ココナは色恋女!みんな気を付けて」


「↑ただの僻みやん?」

「誰とでも寝る女ココナ」

「↑何がしたいんこいつ」


さっそく次のリィユンに見せられたサイトの内容。

もう、あみサンだってもろ分かりだった。

⏰:08/10/29 16:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#775 [主]
次の日、あみサンは店を休んだ。


おかんまで風邪だと言って来なかった。


ルビーKから助っ人で何人か来てもらい、店はいつも通り。



あみサンには子供がいる。

バツイチで実家でみんなと暮らしているらしい。

そんな中でも、女手一つで育て、働くあみサンを聞いた時にはカッコイイと素直に思った。

⏰:08/10/29 23:34 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#776 [主]
私から見たあみサンの性格は別として‥みんな何かしら何かを抱えているんだと思った。


だけど、仕事には絶対私情を挟まない人だとも聞いた。

嫌がらせや、嫌みは私情に入るのかは置いといて、あみサンがプライベートを話すとこをあまり見たことがない。

あみサンと同じ席に付くとき、輪に入れない私は、あみサンの接客や話をずっと見ていたから。

だからと言って、あみサンのやりかたにはやっぱり共感出来やしないけど。

⏰:08/10/29 23:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#777 [主]
だけど私がGclubに来てから、あみサンが店を休んだのは初めてのこと。



ましてや昨日の今日だ。





あみサンは今何を思っているんだろう。


あみサンが辞める‥

そんな気がした。

⏰:08/10/29 23:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#778 [まい]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/10/30 03:00 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#779 [主]
Gマスはあみサンが辞める事を、誰よりも先に察していたのか、先週から求人をかけていた。


店に次々と来る面接希望の女の子。


Gマスは自分の居酒屋があり、あみサンがいない今の状況で、私が面接するしかなかった。


数ヶ月前までは下っ端で働いていた私が、店を動かし面接までを任される。

体はそれに動じるしかなく、休む暇を知らなかった。

⏰:08/10/30 14:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#780 [主]
二日に三人は来る面接の子達は、体験で終わってしまう子、研修五日で辞めてしまう子、中には、煙草を買ってくると言い、そのまま帰ってこない子までいた。


求人には

“カラオケBAR”
“ガールズBAR”

と書いてあるらしく、こんなにもしっかりしたラウンジ、スナックとは思わなかった。と、新しい子は必ず口にする。


ルビーKからも毎日助っ人に来てもらえる訳もなく、リィユンと二人の時や、最悪な日なんて、この無駄に広い店を私一人で開ける時もあった。

⏰:08/10/30 14:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#781 [主]
一週間近くもあみサンは店を休み、お客さんは何故だと聞いてくる。





「お前ら派閥に分かれてたやろ?」

当たり前だけど、お客さんには見抜かれていた。


「リィユンと仲いいだけやで」

隣にいるおかんは口をつぐむ。

あみサンがいないGclubでは、完全に私の指示で動いていた。

それに、おかんは口出しはしなかった。

⏰:08/10/30 15:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#782 [主]
そんな中、仕事中に一通のメールが届いた。






【仕事終わったら連絡して、会って話ある】



あみサンとは居酒屋で二度目に会った時に連絡先を交換していた。

それから一度もメールや電話はなかったあみサンから、初めて入った、最初で最後のメールだった。

⏰:08/10/30 15:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#783 [主]
あみサンからの話‥


想像がつくようで、つかなかった。










「ココナサン飲み行きません?」

久しぶりにリィユンに誘われ、行きたい気持ちを押さえる。

⏰:08/10/30 16:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#784 [主]
「ごめん、行きたいけどあみサンに誘われてるから‥」



「え?あみサンに?
だってあみサン今日も休んでるのに‥」

「うん、今さっきメールしたらM2におるって」


「リユも行ったらあかんかな‥?」

「それは‥あみサンと二人で話してくるよ」


なら、リユは一人でM2の隅で飲んでる!!邪魔しないから、と聞かなかった。

⏰:08/10/30 16:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#785 [主]
Gマスからもメールがきていた。


あみチャンの気持ちを聞いてあげて、と。



あみサンはGマスに何かと話を持ちかけていたんだろう。

だけどGマスは私にそんな話一切しなかった。


そんなGマスが人として好きだと思った。


あみサンの気持ちはあみサンから私に言うまで、Gマスは黙っている。

⏰:08/10/30 16:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#786 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄







「お疲れ様です」


M2の一番奥の広いボックスに一人座るあみサン。

後から聞いた話、GマスがM2のマスターに誰にも話が聞こえないようにと、席をボックスにお願いしてくれたらしい。




「座って」

⏰:08/10/30 16:34 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#787 [主]
あみサンの前に腰をおろし、煙草を取り出す。








「一番になってどう?さぞかし気分いいやろ?
あれだけアミに色々言われて、さぞかし気分がいいでしょ?」

少しつり上がった目に、自慢の美脚を綺麗に組むあみサン。


「‥話ってそんなことですか?」

⏰:08/10/30 16:39 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#788 [主]
嫌みたっぷりな発言を聞きにきたなら、カウンターの隅で心配そうに見つめるリィユンの隣に行きたい。






「あみの事嫌いやろ?」


「はい」

ハハッと笑い、やっぱりココチャンは素直だねと、焼酎に手を伸ばすあみサン。



「あみも‥あみもあんた大嫌い」

⏰:08/10/30 16:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#789 [主]
「知ってます」


今更そんな事を改めて言われても困る。










「なぁ、答えて
あみに勝って気分いいやろ?」


あみサンは私にどんな返事を求めているのか。

⏰:08/10/30 16:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#790 [主]
「あみは‥あみは‥








怖かった。



あんたの存在が‥怖かった‥」



私と言い合いになる時、絶対に目を反らしたことがなかったあみサンが、初めて私から目を反らす。

⏰:08/10/30 16:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#791 [主]
いつもと違うあみサンに、少し戸惑う。









「いきなりやって来たあんたは、店を明るくして店を賑やかにして、リユチャンと仲良くなって、Gマスにも気に入られて、


あみあみって言ってたお客さんまで、あんたに流れた

あみから何もかも奪うあんたが怖かった‥」

⏰:08/10/30 16:56 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#792 [主]
昨日まで、俺はあみが好きだよと言っていた人が、数日後にはココナが好きだと言う。


あみと飲むのが一番楽しいと言っていた人が、いつものように飲んでいたら、ココナに変わってよと言う。


あみが必死に積み上げてきたものを、あんたは奪った

あみの過去の努力を、あんたはたった数日で奪った。


あみサンはそう言った。

⏰:08/10/30 17:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#793 [主]
「あみは、
あんたが来るまでずっとトップやった。
確かに、少人数やし、売り上げが悪くて店を畳んだのも事実。
けど‥そんなちっぽけな中でも、あみは必死やった。」


大人数で競い合っているキャバクラなんかに比べたら、あみの必死さなんて糞みたいだけど、あみは必死だった。






「なのに‥あんたが来てから、あみがどれだけ頑張っても叶わなかった店を満席にする事や、何よりも数字‥赤字やった数字をあんたは1ヶ月で黒字にした」

⏰:08/10/30 17:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#794 [主]
「あみがあんたに嫌がらせでもしたら、すぐにこんな小娘辞めると思った。
あんたに奪われたものを取り返したかった。
なのに‥なのにあんたはあみが何かすればする程、売り上げを伸ばした。





その目‥」


やっと目が合う。



「あんたのその人を見下したような、敵を見るような目が嫌いやねん」

⏰:08/10/30 17:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#795 [主]
あんたさえいなければ‥




そう言われた時と同じ‥







「私だって‥あみサンのその目好きになれません」


「私だって努力してる、あみサンが努力していたように
私だって頑張ってる。
あみサンのお客さんを奪う気なんかなかった」

⏰:08/10/30 17:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#796 [主]
「そうゆう綺麗事ばっか言うのがムカつくねん!!」




あみサンが持つグラスのお酒が飛び散る。


私は反射的に逃げた。

グラスを持つ手が強まったのを見てお酒をかけられると分かったから。


透明なお酒は、壁に流れた落ちる。

⏰:08/10/30 17:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#797 [主]
M2のスタッフがお絞りを持ってお酒を作りに来たけど、私はいいからと断る。



リィユンと一瞬目が合った時、GマスがM2にやって来た。

Gマスはこっちを一瞬見て、リィユンの隣に座った。



今日M2が暇でよかったと思う。

Gマス関係しかいないのを運良く思う。

⏰:08/10/30 17:36 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#798 [主]
「あみサンのやり方は今でも理解出来ません」


サイトの件でも
リィユンに対する件も。


「あんたのその性格は天然記念物やな」



天然記念物と四つ葉の表現が似ている気がした。






「あみは‥辞める」

⏰:08/10/30 18:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#799 [主]
「はい‥」



「キャバクラに戻ろうと思う」


Gclubの前はずっとキャバクラだったらしい。


「ラストは飾るんですか?」


「ううん、明日で最後やから、あっ君と彼氏にしか言ってない」


あみも落ちぶれたね、そう小声で言うあみサンは、寂しそうだった。

⏰:08/10/30 18:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#800 [主]
「あんたにとって怖いものなんかないやろ?
思った事は何でも言えて、一人でも平気で、何を言われても平然として」



確かに私は、周りに何を言われようが気にしない。
だけどそれは、気にしないようにしているだけで。
一人でいるのは、人と関わりたくないから。

だけど‥




「私は一番自分が怖いです」

⏰:08/10/30 18:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#801 [主]
「お客さんに色かけて寝るような自分が怖い?」



そうかもしれない。


だけど一番怖いのは







「自分が分からないんです。
何でここにいるのかも」


やっぱりあんたは変わってる。そう言ったあみサンは笑顔だった。

⏰:08/10/30 18:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#802 [主]
あみサン?







私は確かにあなたが嫌いだった。

やり方も考え方も違うあなたが苦手だった。


だけど今になっては思うんだ。


ごめんなさいって。


私と言う一人の人間が、あなたを傷付けてごめんって。

⏰:08/10/30 18:19 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#803 [主]
トップに立っていたあみサンは



自分の立場が変わると同時に、Gclubでの居場所さえなくしてしまった。



この街から

あみサンと言う一つの光が消えても、この街は輝き続ける。

街灯が一つ電池を切らしてしまっただけ。

だけどその電池は、また新しい光となるだろう。

⏰:08/10/30 18:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#804 [主]
あみサンとはまた違う誰かが、その光を照らすだろう。







私の光は、いつまで保つか。

いつまで輝き続けるのか。

⏰:08/10/30 18:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#805 [主]
「あんたの事
嫌いやったけど






色々とごめん。


頑張ってね、」


そう言って立ち上がるあみサン。


「あぁ、それと」

後ろを振り返り思い出したかのように、

⏰:08/10/30 18:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#806 [主]
「あのホスト、あみに言い返してきたあのホスト、あんたの事好きみたいやで。



前にまた会った時言われた。


俺はココナサンの陰での支配者なんだ

ってさ」


フフッと笑ってあみサンは帰っていった。

⏰:08/10/30 18:58 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#807 [主]
‥支配者?


支配者って何が?





やっぱり四つ葉のあいつはバカらしい。










あみサンと顔を合わすのは、話しをするのはこの日が最後だった。

⏰:08/10/30 19:01 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#808 [主]
明日は日曜日。


私は休みであみサンのラストの日だ。





会いには行かないけど、お花だけでも配達してもらおうと決めた。



あみサン‥




さようなら。

⏰:08/10/30 19:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#809 [主]
そして



お疲れ様でした。


目を見ては言えなかったけど、本当に今までお疲れ様でした。

⏰:08/10/30 19:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#810 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄






【第三章.Gclubココナ】



 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/30 19:07 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#811 [主]
「ココナサン、リユ頑張るから!お客さん付くようにリユも頑張るから、あみサンの分も頑張りましょうね!!」




あみサンが去った後リィユンとGマスの真ん中に座る。





「おっリィユンもやっとやる気になったかぁ俺も頑張る〜♪」



これからはあみサンのいないGclub。

⏰:08/10/30 19:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#812 [主]
だけど



店を去ったのはあみサンだけじゃなかった。







「おかんも明日でラストだよ」



何となくは分かっていた。

あみサンが休んでいた何日か、おかんはとてもやりにくそうだった。

⏰:08/10/30 19:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#813 [主]
あみサンとおかんはずっと一緒だった。


どれだけ仲がよかったかは知らないけど、あみサンが辞める事は、私より前からおかんの耳に入っていたはず。


あみサンが辞めれば、おかんも辞める。



分かっていた。

⏰:08/10/30 19:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#814 [主]
「新しい子が入るまでは二人だけど大丈夫だね?」




あの無駄に広い店にスタッフが二人‥


店が満席になれば無茶な話だ。


実際一人で店を開けた時、四組のお客さんを全組無理矢理カウンターに座らせても、いっぱいいっぱいだった。

だけどやるしかない。

⏰:08/10/30 20:03 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#815 [主]
次の週の始め、一人の女の子が面接に来た。


細い体に低めの身長、金髪よりも白色に近いロングの髪に、今時の服装。


履歴書の二十歳と書いてある年齢は、絶対に嘘だと思った。

そこらのコンビニに溜まってそうな17歳くらいに見える。

面接の時も、あまりにバカな発言だらけに私は笑ってしまった。

⏰:08/10/30 22:43 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#816 [主]
「月にいくらくらい稼ぎたいとかありますか?」


「十万!!あ‥一万でもいいですっ」



お金を稼ぎたくて、水商売を始める若い子達が大半の中、珍しい子が来たなと面白かった。


水商売は初めてで、彼氏と同棲しているとまで話し出した。

面接で‥。



「今まで自分は運がよかったと思いますか?」

⏰:08/10/30 22:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#817 [主]
最後に必ず聞けとGマスに言われた質問。

どれだけ経験があり、綺麗な人でも、この質問の返しで合格か決まる。



私があみサンに面接された時は、聞かれなかったけど‥。





「はいっ!!私は本間に運がよかっと思います!!
今の彼氏に出会えたから!!」

⏰:08/10/30 22:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#818 [主]
彼氏が好きなんだなぁなんて思いながら






「明日から来れますか?」


合格だ。



『運が悪かったと言う子は、今まで出会った人に感謝の気持ちがないんだよ。
ありがとうの気持ちが常にあれば、人との出会いに感謝できる。水商売はお客さんを癒す仕事。
ありがとうの気持ちを持っていないと、お客さんを癒せやしないからね』

⏰:08/10/30 22:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#819 [主]
これがGマスの教えだった。





「それと、その髪‥ルールはないけど普通の金髪に出来ない?」


私も金髪だ。

それに、髪の毛の色や服装について規則は何もない。

だけどあまりにもこの子の要素、髪の毛は汚らしかった。

⏰:08/10/30 23:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#820 [主]
「分かりましたっ!!お姉さんみたいな髪色と服装と化粧にしてきますっ!!」



そこまで言ってないんだけどな‥。




ユミと名乗る女の子は、扉の前で頭を下げ、鏡に足をぶつけて帰っていった。

行動一つ一つがツボに入り、明日から楽しくなりそうだななんて考えていた。


これから先、一番の問題児になり、私を心底ブチギレさせた子。

⏰:08/10/30 23:30 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#821 [主]
そして後三人。



かなり背の低い小さな可愛らしい女の子。



どこからどう見ても水商売にいないだろう普通の子。

そして、30歳子持ちのボーイッシュな人。

そのママ友達だと言う35歳の人。

〜35歳までOKなGclub。

一手が足りていない中、あまりに厳しく選ぶ事は出来なかった。
最後の質問だけは厳しかったけれど。

⏰:08/10/30 23:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#822 [主]
運良く、リィユンと二人で店を開けたのは1日だけで、スタッフは揃う。


私を含む、この六人で新しいGclubが始まった。


問題の尽きない毎日が。


その中でも私が一番年下。

まだ二十歳になっていない私は、相変わらず年齢をごまかし、店のトップに立つ。

⏰:08/10/30 23:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#823 [主]
同時に入ってきた人達は、全員経験が0。

1から教えなければならない。


背の低い女の子の名前はコサカチャン。

私以外の子は本名で、源氏名はなぜか作らないと言う。

コサカとユミ‥

この二人の仲には店全体が手を焼くことになる。

まるで私とあみサンを見ているかのように。

⏰:08/10/30 23:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#824 [主]
「おひゃようごじゃいます!!」



次の日初めて出勤してきたユミチャンは、カミカミな口調でタイムカードを押す。



そしてなぜか





泣き出した。



「どうしたの?」

いつもの私なら、誰かが泣いていようが、無視をする。

⏰:08/10/30 23:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#825 [主]
けれどGマスに、新しいスタッフにはお願いだから優しく接して、悩みがあるようなら優しく聞いてあげてと頭を下げられ、私は、らしくない言葉をかける。






「ヴァ゙〜ン」


嘘臭い泣き方だな‥


「彼氏と別れましたぁぁ゙ぁあ゙」

ボロボロと涙を流すユミチャンがあまりにもうざく感じる。

⏰:08/10/30 23:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#826 [主]
とゆうか‥

昨日彼氏と同棲してるって言ってなかったっけ‥

彼氏と出会えたから運が良いって言ってなかったっけ‥。



初日から突然泣かれても対処に困る。




「家があり゙まぜン゙〜」

同棲していて別れたから住む家をなくしたらしい。

⏰:08/10/30 23:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#827 [あこ]
失礼します
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900

⏰:08/10/31 00:28 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#828 [☆:)]
 
あげぇ∀
 

⏰:08/10/31 08:14 📱:821N 🆔:☆☆☆


#829 [我輩は匿名である]
いつにも増してものすごく面白くなってきたぁ☆

主サン頑張れぃ♪

⏰:08/10/31 21:55 📱:P905iTV 🆔:☆☆☆


#830 [こぉ]
まってるね;∩;

⏰:08/11/01 21:53 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#831 [主]
>>826続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「なら今日からどこで寝るの?」


地元には理由があり、ましてや車で片道三時間の場所には帰れないらしい。



「‥公園」


テレビやドラマの世界で、公園で寝るとかは見たことがある。

だけど間近で、ましてや目の前で公園で暮らすと宣言されても信じがたい話だ。

⏰:08/11/02 12:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#832 [主]
「へ〜‥」


公園で寝るなり勝手にしたらいい。


お金が一銭もなく、ご飯も食べれないと言ってくる。



「ご飯ならお客さんにフードねだれば?」

初めてでそんな事出来ないですぅ‥といつまで泣き続けるのだろう。


この子の細さは異常。158センチで35キロらしい。

スタイルがいいとかよりも、ある意味気持ち悪い。

⏰:08/11/02 12:49 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#833 [主]
「まずこれ読もっか」


研修期間は五日。

五日分のマニュアルがある。


その五日目のマニュアルを読んで、辞めていく子が大半だ。

これは私の教えが悪いとかよりも、Gマスの問題だろう。


求人に書いてある時給よりも五百円低いとマニュアル最終には書いてある事実。

何人もの新人に五日目聞かれる。

⏰:08/11/02 12:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#834 [主]
「あの‥時給、求人に書いていたのと違うんですが‥」



お金の件は私に聞かないでほしい。


店の中での事には責任は持つけれど、金銭の面は私がどうこう言う事じゃない。




「求人に書いてある金額は知らないけど、マニュアルに書いてある時給+歩合って事ですよ」


でも私に任される。

言いたくない事まで言わされる。

⏰:08/11/02 12:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#835 [主]
確かにGマスは求人に嘘の金額を書いている。


だけどGマスが言いたいのは、お客さんを呼んで、歩合を上げれば求人に書いてある以上の給料になるという事。

‥だと思う。


店の売上管理は私がしている。

だけどスタッフの時給などの管理は全てGマスだ。

私が口出す事じゃない。

⏰:08/11/02 13:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#836 [主]
「時給は上がるんですか?」


「頑張れば頑張る程給料が上がるのがこの世界だよ」


それは事実だ。

本当に売り上げを伸ばせば伸ばす分、金額は上がる。

それがこの世界。


「時給は‥?」

時給は知らない。

歩合でスタッフ同士でも何十万と差が出る。

歩合が大きい世界だ。

⏰:08/11/02 13:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#837 [主]
確かに時給も大きい。

この子達の聞いている質問の意味は分かってる。




「頑張ってるって評価されれば時給も上がるよ」


これも事実。


「その頑張りは誰が決めるんですか?
Gマスは現場にあまり顔出さないですよね?」


店でのスタッフの頑張りは君が評価してね。

そう言われていた。

⏰:08/11/02 13:09 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#838 [主]
「私はきちんと見てるから」



この言葉の意味は若くても理解出来るだろう。



だからなのか‥

スタッフ同士の嫌がらせやイジメが私の目に届かなかったのは。

私の責任でもあるけれど、私の目の届かない場所で嫌がらせやイジメをするスタッフが出てきたのは。

私にバレれば都合が悪い、そう思ったんだろう。

⏰:08/11/02 13:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#839 [主]
だけど今回揃ったメンバーは、研修を終えても辞めなかった。


少し安心する私。


ユミチャンはすごく元気な子で、お酒も飲めて盛り上げ役。
団体のお客さんの席に付ければうってこいだ。
だけど、一人のお客さんの席に付けば、全く会話が出来ない。
今のユミチャンはテンションだけが取り柄。

コサカチャンは、団体よりも一人や二人、カウンターに座るお客さんが得意。
お酒が全く飲めない分、会話のやり取りがとても上手だった。
年配の人からも可愛がられるオールマイティーOKな子。

⏰:08/11/02 13:20 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#840 [主]
コサカチャンの見た目は、水商売ではいないようなタイプの子。


それが逆にお客さんからの受けがよかった。

純粋そうな可愛らしい子として、売り上げを伸ばしていく。

だけど、かなりの負けず嫌いで、プライドの高い子だ。


後の二人は、お客さんに一切好かれないけれど、ヘルプとしては重要な人達。


コサカチャンとユミチャンが着々と売り上げを伸ばす事に、一番不安を募らせていたのは、リィユンだった。

⏰:08/11/02 13:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#841 [主]
「ココナサン‥りゆ先輩として立場ないよ‥」


M2で久しぶりにリィユンと飲んでいた。


「リユよりユミチャンやコサカチャンのほうが可愛いしスタイルいいし‥お客さんはリユになんか目もくれへん‥」


頑張るからとやる気満々だったリィユンは数日で自信をなくしていた。



「水商売には二つのタイプがあるんやで、すぐに結果が出るけど長持ちしない子と、結果が出るのは遅いけど、少しずつお客さんを持つ子。
リィユンは最後の方じゃないかな?」

⏰:08/11/02 13:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#842 [主]
確かにリィユンが担当するお客さんはゼロに等しい。

あみサン達の頃はこんな不安なかったらしい。

コサカやユミ、年下の後輩が入ってきて、初めて売り上げを気にし出したと言う。


でもリィユンは、私のお客さんの席に一緒に着いて、クレームが一度も出た事がない。


それはお客さんが、私がリィユンと仲がいいと思い、私への遠慮もあるかもしれない。

けれど私はリィユンと同じ席に着くのが一番やりやすい。

⏰:08/11/02 13:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#843 [主]
「リユ会話も苦手やし‥沈黙も多々あるし‥お酒も強くないし‥」



よっぽど自分に自信がないんだろう。



「ならお酒強くなれば?」


どうやって?と聞くリィユンに、

「吐いて吐いて吐きまくって、酔って記憶飛ばして、その繰り返し。それでやっと自分のアルコールへの限界が分かるよ」

私もそうだった。

⏰:08/11/02 13:40 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#844 [主]
元からお酒が強い人なんていない。


確かに人それぞれの体質は違うけれど、
お酒が強くなりたいと言うなら飲めばいい。


私も最初はビールが苦手だった。

ただ苦いと思うだけで、進んでは飲む気にならなかった。

だけれど、ビール等のお客さんの前では嫌々ビールを飲み続け、トイレに行っては指を突っ込み吐く。

そして席に戻れば笑顔でビールをまた飲む。

その繰り返しで私は誰もが認めるくらいにお酒が強くなった。

⏰:08/11/02 13:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#845 [主]
「でも体もつかな‥」

「病気と隣合わせなのがこの仕事やろ」



キツい事を言ってるのは分かってる。



「会話は‥」

「私が側にいて沈黙になっていたら、それも笑いにするから。
リィユンがいつもヘルプしてくれてるように私もヘルプするから」


「ココナサン‥?」

⏰:08/11/02 13:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#846 [主]
「なに?」


「変わりましたね、前のココナサンなら、こんなにも親身に相談乗ってくれなかった」



確かに‥前の私なら他人なんてどうでもよくて、話を聞いていてもまともな返事なんてしなかった。

いつからだろう

他人に耳を傾けるようになったのは。


リィユンだからなのかもしれない。

相談に乗っているのは私で、私の話はしたことないけれど、この人なら‥リィユンなら‥信じられる。
そう思うようになっていた。

⏰:08/11/02 13:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#847 [主]
>>827-830
みなさんありがとうございますo(^-^)o
昨日更新出来なかった分頑張りますね☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/02 13:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#848 [主]
>>846続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「コ〜コチャン♪」



久しぶりに聞く声はみなみサンだった。


リィユンはみなみサンと会うのは初めてで、私に気を使ったのか先に帰って行った。

空いた席に座るみなみサン。

みなみサンと会ってこうやって飲むのは久しぶりだ。


「久しぶりやな」

なぎさサンの件で聞きたい事はあったけど、聞かない事にした。

⏰:08/11/02 14:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#849 [主]
「Gマスとは順調?」



周りに聞こえないように小声で話すみなみサン。


「さぁ‥」

「やった?」

“やった”の意味は聞かなくて分かる。

この時でもまだ私はみなみサンを信用していたんだ。

私を可愛がってくれたみなみサン。

信用していた。

⏰:08/11/02 14:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#850 [主]
コクンと頷く私にみなみサンは驚かなかった。



「二股のバレへんコツとかある?」


あまり気分のいい質問ではない。


「実はさ〜お客さんとも付き合ってしまって今三股やねん。
最近本命に怪しまれててさ〜」


私のしている事は二股だとしても、私にその気はない。

付き合っているのかも、二股なのかも私自信よく分からない、分かろうとしない事にアドバイスを求められても答えようがなかった。

⏰:08/11/02 14:16 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#851 [主]
「てかココチャンはなぎチャンの事どう思う?」



何も返事をしない私に質問をかえるみなみサン。


「どうもなにも‥」

「あの人かなり口軽いで有名やから気付けや」

なぎさサンは、みなみサンは口が軽いと言い、みなみサンはなぎさサンに気を付けろと言う。

゙なぎチャンには気を付けや゙

この言葉を聞いて、二人に関わらない方がいいんだと思った。

⏰:08/11/02 14:20 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#852 [主]
信用していたみなみサンだけど、なぎさサンと同じ言葉を言われ、二度目の不信感がみなみサンに湧く。



なぎさサンを信じるとか、みなみサンを信じるとかじゃなく、この二人は仲がいいとGマスにも聞いていたのに、互いが互いの悪口を言う。


今になって、今までの私の状況をみなみサンに話した自分を悔やんだ。


なぎさサンの悪口は止まらなかった。

私はただ頷きながらお酒を飲み、聞き流す。

⏰:08/11/02 14:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#853 [主]
なぎさサンとこの前二回目飲みに誘われご馳走になった。


その時私は、今のみなみサンのように、なぎさサンからみなみサンの悪口ばかりを聞かされた。

それも頷くだけで終わったけど、この二人の仲は何なんだと思う。

嫌いならつるまなければいいのに‥単純にそう思う。

上辺だけの友情なんて、学生じゃあるまいし‥。


次の日、私がいつものようにM2で一人、Gマスを待っていると、なぎさサンとみなみサンが二人で入ってきた。

⏰:08/11/02 14:30 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#854 [主]
挨拶だけでもしようと声をかけようとしたら、二人はわざと無視するかのように、私から目を反らす。




何なんだ‥

昨日一緒に飲んでいたみなみサン。

私を可愛がってくれたみなみサン。

私を誘い飲みに連れて行ったなぎさサン。

二人は私をチラチラ見ながらヒソヒソ話。

意味が分からなかった。

⏰:08/11/02 14:33 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#855 [主]
私の悪口を言っている


分かったのはそれだけ。


みなみサンと私が二人の時は、なぎさサンの悪口。

なぎさサンと私の時はみなみサンの悪口。

そして、みなみサンとなぎさサンの時は私の悪口。

もつれ合う女同士の糸。


私を巻き込まないでほしい。

⏰:08/11/02 14:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#856 [主]
二人からすれば、みなみサンを知っている、なぎさサンを知っている私が都合よかったんだろう。


二人を知らない人に話しをしても分からないんだから。




みなみサンに裏切られた‥そう初めて実感した。



私がみなみサンに話した内容は全てなぎさサンの耳に入っているだろう。

私はお釣りも貰わずお金だけ置いて店を出た。

⏰:08/11/02 14:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#857 [主]
「あっチャン?」



もうそんな時間か‥




Gマスの迎えと重なり私はGマスの車に乗り込む。





「どうしたの?」

また勝手に帰ろうとしていた私を心配したのだろう。

⏰:08/11/02 14:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#858 [主]
「別に‥」

「イライラしてる?」


いつもと同じ返しなのに、少しの違う口調にGマスは気付く。


Gマスは信用出来る?
Gマスは‥




私は誰か、信用の出来る人を探していたのかもしれない。

⏰:08/11/02 14:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#859 [主]
いつからか誰にも心を開かなくなった私。




けれど無意識の内に誰かの温もりを探していたのかもしれない。


閉ざしてしまった心を、誰かに開けてほしかったのかもしれない。


そんな自分をごまかしていたのかもしれない。


けれどやっぱり、過去の自分の鍵は、まだ開かない。

⏰:08/11/02 14:52 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#860 [主]
「みなみサンとなぎさサンの関係が理解出来なくて」



少しなら
少しくらいなら‥


愚痴言ってもいいよね?

Gマスになら‥。




「あぁ〜‥関わっちゃ駄目だよ」


「もう関わってるみたいです」

⏰:08/11/02 14:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#861 [主]
「どんな風に?」


「分かんないです。けどあの二人が仲いいって嘘ですよね?
お互い陰では悪口言って、今日は私の悪口言ってましたよ」


「あの二人の間に挟まれちゃったか‥」


やっぱり仲いいとか嘘なんじゃん。


「どっちが種かはまだ分からないからねぇ‥」

ややこしくしている主はどちらかで、それはまだどちらかは分からない。

Gマスはそう言った。

⏰:08/11/02 14:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#862 [主]
「でもさ?」



私は無意識にGマスの手を握る。


私らしくない行動にかなりビックリした顔を見せ、話し続ける。



「人は誰かに同意を求めてるんだよ。
一人は孤独やから、人は誰かの悪口を言って蹴落として、同意を求める。特に女性はね」


自分から手を握ったのはどれくらい振りかな。

⏰:08/11/02 15:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#863 [主]
「みんながそうとは限らないでしょ」


手が温かい



「君は女から嫌われる性格だからねぇ‥」


中学生の時、溜まり場であちこちで悪口を言う女の子は、最終的にみんなからのけ者にされ、一人になった。

あちらこちらで良い顔をする子は、八方美人だと言われ一人になった。

なら私は?

⏰:08/11/02 15:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#864 [主]
「君みたいな誰とも関わらないで一人でいても平気な子は珍しいからねぇ‥」



「だから嫌われるんですか?」

「さっきも言ったように、人は同意を求めてる。
けど君は同意なんてしないでしょ?
みんな寂しくて人を求める中、君みたいな子がきっと羨ましくて、妬ましいんだよ」

意味分かる?と握る手を強めるGマス。

分かるような‥分かりたくないような。

⏰:08/11/02 15:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#865 [主]
「水商売は人との関わりが怖い世界だよ」


誰も信用するなってこと?



「見猿.聞か猿.言わ猿」

これが水商売のモットー。

そう言った。

お客さんの話や大切なスタッフの話は聞いてあげて。

だけど、それは自分の中で止める。

⏰:08/11/02 15:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#866 [主]
この事は言わないでと釘をさされれば、理解ができてる。

聞いた側は笑いやネタとして受け取ったとしても、言った本人はその人にしか言えない事だってある。

一人一人様々な性格を当たり前に持つように、言葉と心は何よりも難しい。


「まぁ君は言わないとかじゃなくて興味がないもんねぇ‥」

私の性格を分かり切っているかのように。

⏰:08/11/02 18:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#867 [主]
人の温もりを自ら求めた行為は、自分でも驚いた。







「俺今までの彼女とかと手繋いだ事ないねん」


これも本当かどうかなんて定かだ。

だけどGマスは私を抱く時、私と歩く時、隣にいても手だけは繋いでこなかった。

⏰:08/11/02 21:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#868 [主]
手を繋ぐの大好きだった。



何よりも手を重なり合わせるのが大好きだった。


体の一部の小さな手は、体と心の全身の温もりがそこに集中する。

温かい手
冷たい手
湿った手
乾いた手

その全てが大好きだった。

⏰:08/11/02 23:58 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#869 [主]
Gマスの手を握りたい


手を握ってほしい





そう瞬間的に思ったのかもしれない。





何かを思い出してきている。

何かを‥

⏰:08/11/03 00:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#870 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄


次の日、リィユンはいつも以上に飲んだ。


トイレに引きこもり、出てこないリィユンを私は笑いにし、お客さんも笑う。


担当担当と焦っていたリィユンは、まず自分のスタイルから作ろうと初心に戻っていた。

そんなリィユンを私と同じ、お客さんはちゃんと見てる。

人の悪口を一切言わない、愚痴を言わない、たまに弱音は吐くけれど、頑張り屋なリィユンに、担当はすぐにつかなかったけれど、お客さんは興味を抱く。

⏰:08/11/03 00:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#871 [主]
「ココナサントランプやりません?」



九時入りでまだお客さんが来店せず、私と二人だったコサカは、ゲームをやろうと声をかける。


あまり話さない私に気を使ってか、コサカはいつも話しかけてくる。

だからと言って私の中にズケズケと入ってくる訳じゃなく、ちょうどいい距離を置くコサカは、やっぱりお客さんに対しても上手だ。

⏰:08/11/03 00:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#872 [主]
それに比べ、ユミチャンは真逆。


どこまで人に踏み込んでいいのかもまだ分からず、お客さんや私にも土足で入ってくる。

ユミチャンを好きだと言うお客さんにはいいだろう。

だけど私のお客さんにまで。

ココナが好きだけど恥ずかしくて言えない人に、
「ココナサンが好きなんでしょ〜」と空気を読めない。


それに最近‥
私がM2に行く度に付いてくる事が増えた。

⏰:08/11/03 00:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#873 [主]
「ココナサ〜ン!!
ユミも連れて行ってくださ〜い♪」


嫌だと言っても付いてくる。

それが続き私は諦めた。

そして過剰な程私を持ち上げる。

スタッフは私の気に触る事は言わない。

けれどあまり深く関わりを持たない私の性格を知り、特に媚びを売る事はない。

だけどユミチャンだけは違った。

気持ち悪いくらいに私を褒め、持ち上げて私に気に入られようと必死なのがまる分かりだった。

⏰:08/11/03 00:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#874 [主]
私は特別ユミチャンを可愛がってはいない。


ただ勝手に付いてくるから、隣で飲む事が多いだけ。


だけど、コサカからすれば、ユミチャンを特別扱いに見えたんだろう。


コサカも飲みに誘うのはいいけれど、車で来ていて、ましてや一切飲めない子だ。

それにお昼も仕事をしている。

私から誘う事はなかった。

⏰:08/11/03 00:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#875 [主]
コサカは面接の時、水商売に入った理由を言った。


半年後オーストラリアにホームステイに一年行くから、お金が必要。

お金を貯めたい。

コサカがGclubで働く期間は決められていた。

スタッフの中で一番お金に執着しているのはコサカだろう。


そんなコサカとユミチャンはあまりにも正反対の性格だった。

やり方も考えも違いすぎたんだろう。

⏰:08/11/03 00:26 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#876 [主]
ユミチャンはサバサバしていそうに見え、気が強そうに見えて、人一倍精神が弱く、思った事を直接本人に言えない性格。

人一倍女の子らしく見えるコサカは、サバサバしていて、思った事は本人に口に出して言う子。



いつから二人はライバル心を抱くようになったのかは分からない。

今のGclubに派閥はない。

良きライバルとして止まればよかったのに‥。

⏰:08/11/03 00:31 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#877 [主]
ある日昼間からユミチャンから着信が鳴る。



「どうしたん?」

「ココナサン‥」

「なに?」

睡眠時間を奪わないでほしい。


「昨日酔ってて‥マンガ喫茶に泊まったんですけど‥



お金が足りません‥」

お金を貸してほしいとでも言いたいのか。

⏰:08/11/03 00:34 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#878 [主]
「で?」


「お金‥貸して下さい‥」


電話越しで泣きながら言われても‥

お金を貸すのはいい。

マンガ喫茶代なんてしれている。

だけど今家にいる寝起きの私にマンガ喫茶までお金を届けろとでも言うのか。

そう言いたいのは感じ取れる。

だけど何故私がそこまでしないといけないのか分からない。

⏰:08/11/03 00:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#879 [主]
いくら可愛いスタッフでも、これじゃただの都合の良い先輩だ。


勝手に飲みに付いてくるユミチャンの支払いはもちろんいつも私持ち。

遠慮と言うものを知らないのかと時々思う。




「頼む相手間違ってない?私はユミチャンの友達じゃないよ」


そう言って切った後に、ユミチャンが電話をする相手を後々知り私は切れた。

⏰:08/11/03 00:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#880 [主]
その日、何もなかったかのように出勤し、謝罪の一言もないユミチャンに話しかける。






「お金どうしたん?」


「えっと‥」

私にバレたらやばい事なのかユミチャンは言葉を濁らす


「誰に借りた?」

「まっサンです‥」

⏰:08/11/03 00:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#881 [主]
「‥何て?」


二度聞かなくても分かっていた。


まっサンは、Gclubの近くでBARを経営する店との付き合いもあり、私のお客さんでもある人。


若くして経営するまっサンののBARにもユミチャンが付いてきて、酔った勢いでまっサンの連絡先を聞き出していた。


私が好きでGclubに来てくれ、店との付き合いもかねて暇な時は協力してくれる大事な人。

ユミチャンは水商売のルールも知らず、私担当のお客さんに自分から連絡先を聞いていた。

⏰:08/11/03 00:51 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#882 [主]
まだ入りたてで失敗はあると注意だけで終わったけれど。




そのまっサンに電話をし、呼び出してお金を持ってこさせ借りたと言う。


あまりにも人外れな事をするユミチャン。


先輩のお客さんで、店との付き合いもある人に、仲良くもないまっサンにそんな事をするユミチャンがあまりにも理解出来なかった。

私を舐めているとも取れる。

⏰:08/11/03 00:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#883 [主]
仕事での間違いや失敗は二度三度仕方ない。

ましてや水商売が初めてな子なら、何度も同じ事を教える。


それでゆっくり覚えていけばいい。



私はお金でもつれ合う人が大嫌い。

お金は人を変える。


これは失敗なんかじゃない。

人としておかしい。

⏰:08/11/03 02:42 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#884 [さっちゃん]
リアルタイムで
みてますっ

⏰:08/11/03 02:44 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#885 [主]
「舐めてんの?」

「え‥」


「私の事舐めてんの?」

「そんなつもりじゃ‥」

また泣き出すユミチャンにウンザリする。


泣くなら男を落とす時にでも泣けばいい。



「誰の客?あんたの客な訳?
ましてや店付き合いまである人に下っ端のあんたがやる事?」

⏰:08/11/03 02:45 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#886 [主]
「お‥お金がどうしても必要やったから‥」


「それはお前の都合やろっ!!
金絡みが一番嫌いやねん!!
たとえ自分のお客さんでもそんなんするのが間違ってんちゃうんかい
お前の私情で店や、ましてやお客さん巻き込むなや」



こんなにも大きな声で怒鳴ったのはどれくらいぶりだろう。



「す‥すみません‥すみません‥」

⏰:08/11/03 02:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#887 [主]
ユミチャンは泣きじゃくりすみませんを繰り返す。


「泣くのも辞めろや」


「ココナサンッ」


私の豹変振りに見かね止めに入ったのはリィユンだった。



「おい
泣き止めや」

最近は関西弁が微妙に抜けていたのに、感情が露わになればやっぱりゴテゴテな関西弁に戻る。

⏰:08/11/03 02:55 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#888 [主]
私が手を出しそうになった瞬間、リィユンは私の体を抱き寄せた。



「ココナサン止めて‥コサカチャンまで怯えてる‥」



リィユンの言葉で我に戻った私は、後ろにいたコサカチャンを見た。


とても怯えた目で小さな体は少し震えている。

⏰:08/11/03 02:59 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#889 [主]
私は煙草だけを手に取り外へ出た。




一息、息を吸い込み落ち着きを取り戻す。






「外にまで聞こえてましたよ」


しゃがみ込んでいた目の前にはカルピスの缶。

落ち着きを取り戻すと同時に、言い過ぎたと反省した。

⏰:08/11/03 03:04 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#890 [主]
ユミチャンだけじゃなく、関係のないコサカチャンまで怖がらせてしまった。



もっと他に違う対処があったはず。

もっと違う言い方があったはずだと、自分を責めた。





「扉、閉めた方がいいんじゃ?」

店の入り口のドアはジドーで、12時を回るまで機械を止め半分開けている。

お客さんが状況を見て入りやすいようにと。

⏰:08/11/03 03:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#891 [主]
「‥だね。」




私はカルピスを受け取り、まっサンのやるBARまで歩いた。


ユミチャンが借りたお金を返さなくちゃいけない。

ポケットに入れている一万を握りしめて。


ユミチャンが撒いた種だけど、Gclubの従業員だ。

従業員のミスは私のミスへも繋がる。

まっサンには私も頭を下げなければならない。

⏰:08/11/03 03:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#892 [主]
まっサンはいいよいいよと言ってくれたけど、「ココナんとこのスタッフやから俺も力になったけど、ココナの後輩じゃなかったら俺でも切れてるで。お前の責任でもあるんちゃうか。
お前も店任されてるならしっかりスタッフを見なあかんで」


まっサンの言っている事は間違っていない。



本当にすみませんでしたと頭を下げ店へと戻る。


店にはまだお客さんは来ていなかった。

⏰:08/11/03 03:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#893 [主]
「ココナサン‥本当にすみませんでした‥」


改めて謝るユミチャンにもういいと言った。

ただお客さんをパシリに使い、ましてやお金を借りるなんて
もってのほかともう一度言い、店が終われば直接誤りに行けと言い、この件は終わった。


もう絶対に同じ繰り返しはしないですと言うユミチャン。


もうこの時には二回目が始まっていたのに‥。

⏰:08/11/03 03:22 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#894 [主]
>>884さっちゃんサン
遅い時間にありがとうございますo(^-^)o今日は更新終わりですが、また明日時間があれば更新しますね☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/03 03:24 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#895 [さっちゃん]
わかりました
楽しみにしてます
でわ、おやすみなさい

⏰:08/11/03 03:27 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#896 [まい]
>>801-900

⏰:08/11/03 05:07 📱:F906i 🆔:☆☆☆


#897 [あこ]
すごいおもしろくて毎日更新チェックしてます(・∀・)私は夜経験ないですが、大変な世界だと思います!これからも頑張って下さい!

⏰:08/11/03 12:59 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#898 [主]
>>895-897
みなさんありがとうございますo(^-^)o
本当に嬉しいです。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/11/03 17:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#899 [主]
>>893続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ピンポーン



お客さんが来店した音に今日も頑張るよ!!と空気をなんとか変え、お客さんを出迎える。


最近週に四日は店に顔を出す三人の若いお客さん。

20後半。

コサカのお客さんだ。

若いからか静かに飲むとは違い、一気コールや歌が大好きな人達。

⏰:08/11/03 17:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#900 [主]
「ユミチャン伝票書いといて」


ボトルを探しに行く時にユミチャンに声をかける。

伝票の付け方も、私以外のみんな付けれるようになって、手の塞がっている時は変わりに書いてくれる。

仕事の内容も覚えていくスタッフは、自分から積極的に何かさせて下さいと言う子ばかり。

私は助かっていた。

⏰:08/11/03 17:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194