【愛.金.水商売3】
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#865 [主]
「水商売は人との関わりが怖い世界だよ」


誰も信用するなってこと?



「見猿.聞か猿.言わ猿」

これが水商売のモットー。

そう言った。

お客さんの話や大切なスタッフの話は聞いてあげて。

だけど、それは自分の中で止める。

⏰:08/11/02 15:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#866 [主]
この事は言わないでと釘をさされれば、理解ができてる。

聞いた側は笑いやネタとして受け取ったとしても、言った本人はその人にしか言えない事だってある。

一人一人様々な性格を当たり前に持つように、言葉と心は何よりも難しい。


「まぁ君は言わないとかじゃなくて興味がないもんねぇ‥」

私の性格を分かり切っているかのように。

⏰:08/11/02 18:37 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#867 [主]
人の温もりを自ら求めた行為は、自分でも驚いた。







「俺今までの彼女とかと手繋いだ事ないねん」


これも本当かどうかなんて定かだ。

だけどGマスは私を抱く時、私と歩く時、隣にいても手だけは繋いでこなかった。

⏰:08/11/02 21:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#868 [主]
手を繋ぐの大好きだった。



何よりも手を重なり合わせるのが大好きだった。


体の一部の小さな手は、体と心の全身の温もりがそこに集中する。

温かい手
冷たい手
湿った手
乾いた手

その全てが大好きだった。

⏰:08/11/02 23:58 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#869 [主]
Gマスの手を握りたい


手を握ってほしい





そう瞬間的に思ったのかもしれない。





何かを思い出してきている。

何かを‥

⏰:08/11/03 00:00 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#870 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄


次の日、リィユンはいつも以上に飲んだ。


トイレに引きこもり、出てこないリィユンを私は笑いにし、お客さんも笑う。


担当担当と焦っていたリィユンは、まず自分のスタイルから作ろうと初心に戻っていた。

そんなリィユンを私と同じ、お客さんはちゃんと見てる。

人の悪口を一切言わない、愚痴を言わない、たまに弱音は吐くけれど、頑張り屋なリィユンに、担当はすぐにつかなかったけれど、お客さんは興味を抱く。

⏰:08/11/03 00:05 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#871 [主]
「ココナサントランプやりません?」



九時入りでまだお客さんが来店せず、私と二人だったコサカは、ゲームをやろうと声をかける。


あまり話さない私に気を使ってか、コサカはいつも話しかけてくる。

だからと言って私の中にズケズケと入ってくる訳じゃなく、ちょうどいい距離を置くコサカは、やっぱりお客さんに対しても上手だ。

⏰:08/11/03 00:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#872 [主]
それに比べ、ユミチャンは真逆。


どこまで人に踏み込んでいいのかもまだ分からず、お客さんや私にも土足で入ってくる。

ユミチャンを好きだと言うお客さんにはいいだろう。

だけど私のお客さんにまで。

ココナが好きだけど恥ずかしくて言えない人に、
「ココナサンが好きなんでしょ〜」と空気を読めない。


それに最近‥
私がM2に行く度に付いてくる事が増えた。

⏰:08/11/03 00:13 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#873 [主]
「ココナサ〜ン!!
ユミも連れて行ってくださ〜い♪」


嫌だと言っても付いてくる。

それが続き私は諦めた。

そして過剰な程私を持ち上げる。

スタッフは私の気に触る事は言わない。

けれどあまり深く関わりを持たない私の性格を知り、特に媚びを売る事はない。

だけどユミチャンだけは違った。

気持ち悪いくらいに私を褒め、持ち上げて私に気に入られようと必死なのがまる分かりだった。

⏰:08/11/03 00:18 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#874 [主]
私は特別ユミチャンを可愛がってはいない。


ただ勝手に付いてくるから、隣で飲む事が多いだけ。


だけど、コサカからすれば、ユミチャンを特別扱いに見えたんだろう。


コサカも飲みに誘うのはいいけれど、車で来ていて、ましてや一切飲めない子だ。

それにお昼も仕事をしている。

私から誘う事はなかった。

⏰:08/11/03 00:21 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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