【愛.金.水商売3】
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#913 [なな]
あげます

⏰:08/11/03 22:17 📱:P703imyu 🆔:☆☆☆


#914 [主]
>>911続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ユミチャンはコサカと違う席につかせる。



「そうやね〜ん♪あっ!かず君いつもの曲歌ってや〜♪」

ついさっきまでのコサカはどこにもいなかった。

負けず嫌いで、まだ水商売を始めたばかりだけど、プロ意識の強い子だ。


ユミチャンに目を向けると、隣にいるスタッフばかりが話をし、ユミチャンは下を向いている。

対照的な二人。

⏰:08/11/03 23:48 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#915 [主]
ユミチャンはどうしてコサカに連絡先を聞かれた事を言わなかったんだろう。


私の時はちゃんと言えていたのに。


二人共互いに分かっていたのかな。

お客さんを呼ぶ回数がだいたい同じと言うこと。

性格が合わないと言うこと。

ユミチャンも心の奥で対抗心を燃やしていたと思う。

ユミチャンがお客さんを呼べば、コサカも携帯を握りしめ営業をする。

コサカのお客さんが来れば、ユミチャンは携帯を握る。

⏰:08/11/03 23:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#916 [主]
店に入って一ヶ月目から二人のやる気はすごかった。


私からすれば、
Gマスからすれば何よりな事。


あみサンのお客さんは私に大半流れていたけれど、もしその人達まで店に来なくなったらどうしようとか、あみサンが抜けて売り上げが下がったらどうしようと不安はあったから。

だからこそ二人の力は有り難く、そして必要だった。

売り上げの裏には何かがある。

⏰:08/11/03 23:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#917 [主]
「ココナサン!!ユミチャンがっ!!」



一組のお客さんの会計を奥でしていると、さっきまでユミチャンと一緒の席についていた30歳のチハルサンが慌てて駆け寄ってくる。



「どうしたんですか?」

「あれは過呼吸って言うんですか?!
袋‥袋‥!!」


会計を途中で置き、カウンターに戻るとコサカ以外のスタッフはユミチャンを囲んでいた。

⏰:08/11/04 00:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#918 [主]
店には大きなゴミ袋しかなく、それで慌てて口を囲むチハルサン。


お客さんまで立ち上がり、ユミチャンをボックスのソファーに運んでくれる。





「吐いて―‥吸って――‥吐いて――‥吸って――‥」


お客さんもスタッフも動揺している中、コサカだけは冷め切った目でユミチャンを見ていた。

⏰:08/11/04 00:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#919 [主]
少しの間ユミチャンには私が隣にいて、スタッフには席に戻れと指示を出す。


お客さんも心配そうにユミチャンを見守る。

落ち着きを取り戻したユミチャンは涙をこぼし目を閉じた。






「帰らせて」


Gマスに電話で状況を説明すると、分かっていた答えが返ってくる。

⏰:08/11/04 00:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#920 [我輩は匿名である]
おもしろすぎ!

⏰:08/11/04 00:10 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#921 [主]
棚からユミチャンの荷物を取り出し帰らす準備をしていた。







「ココナサン、あれわざとですよ」

コサカの言葉に手を止める。

「あれ演技ですココナサン。うち昔から過呼吸持ちなんで分かります」


私も一度だけ過呼吸になった事がある。

けれど、それ一回だけで、他人の過呼吸が演技とか私に分かるはずがない。

⏰:08/11/04 00:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#922 [主]
「何で分かるの?」



少し離れた場所からじっとユミチャンを見ていたコサカ。






「手、震えてましたか?」


そんな質問をされても手まで見ていなかった。

「ずっと見てたけど手震えていませんでした」


過呼吸の演技なんて出来るものなのかと私には不思議だった。

⏰:08/11/04 00:20 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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