【愛.金.水商売3】
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#483 [主]
「お前帰り残れよ」
それだけ言うとあみサンは店に戻っていった。
(お前呼ばわりか‥)
「ココナサン見て見て〜!!」
先ほどの表情と声はどこにいったのか、今、目の前で無邪気に笑う男からは想像できない。
:08/10/16 00:25
:W62H
:☆☆☆
#484 [主]
あみサンと私のおかしな空気だった事には全く触れず、男は詩織をヒラヒラさせる。
男も見ていたに決まってる。
分かってやっているのか、ただの偶然か。
それは私も聞かなければ、男も言わないだろう。
私が聞いても
「何のこと?」と、とぼけられそうだ。
:08/10/16 00:28
:W62H
:☆☆☆
#485 [主]
「あぁ‥四つ葉‥」
「ユウトが、あ、後輩ね、
ユウトのエロ本に挟まってたから抜いてきた!!」
「‥何のために?」
「ココナサンにあげるために!!」
「いらんよ」
二回目の会話はこれだけだった。
:08/10/16 00:32
:W62H
:☆☆☆
#486 [主]
店へと戻り何もなかったかのようにお酒を浴びるように飲む。
お酒が回れば回るほど、頭の中は売り上げの事を駆け巡る。
私が売り上げ負けたからこんな事になるんだ
売り上げさえ勝てば
数字さえ抜けば‥
必死だった。
:08/10/16 00:37
:W62H
:☆☆☆
#487 [主]
あみサンを抜けば何が私を待ちかまえているかなんて分からない
ただ優越感に浸るだけかもしれない。
何のためにここまで、あみサンに対抗しているのか分からない
だけど
私は勝つんだ
私は‥負けない――
:08/10/16 00:39
:W62H
:☆☆☆
#488 [主]
この日から私は必死だった。
連絡先を知っている人みんなにメールや電話をし、その中で来てくれたお客さんの前では浴びるように酒を飲む。
ボトルを空ければ売り上げは上がる。
そんな姿にお客さんは嫌な顔を一つしない。
私の飲みっぷりに喜ぶ
私の飲みっぷりを見て気持ちがいいと言う。
アフターに誘われる
。
私は間違ってもNOと言わない。
:08/10/16 00:43
:W62H
:☆☆☆
#489 [主]
あみサンは彼氏が毎日迎えに来ているため、アフターをしない。
その反面、私はその場ではお金にならないアフターを繰り返す。
今までアフターに付き合ってくれる子がいなかったからか、私の付き合いにお客さんは喜んだ。
その場ではお金に繋がらなくても、少しずつ‥確実に少しずつ‥売り上げは延びていった。
:08/10/16 00:48
:W62H
:☆☆☆
#490 [主]
元はあみサンのお客さんだった人
新規のお客さん
たかチャンの繋がりの人
いろんな人がココナ目当てで毎日店に顔を出してくれる。
そんな中、あみサンからの嫌がらせは止まなかった。
おかんからも通りすがりに嫌みを言われる始末。
私がお客さんを呼べば呼ぶほど、嫌がらせの度は過ぎていった。
:08/10/16 01:04
:W62H
:☆☆☆
#491 [主]
私が買って置いていたカートンの煙草ごと水浸しにされたり
吸い殻の入った灰皿を投げつけられたり
グラスを割ったのは私じゃないのに、Gマスにココナが割ったと、おかんとあみサンで言ったり。
私がいない間に、私のお客さんにココナの悪口を言ったり。
数え切れない嫌がらせを受けた。
:08/10/16 01:09
:W62H
:☆☆☆
#492 [主]
だけど慣れと言うのは怖いものだ。
毎日毎日何かしらされていると、不思議と何も感じなくなる。
足を踏まれたり、髪を引っ張られたり、体の痛みはあるけれど、服に吸い殻がばらまかれても
「あぁ〜あ‥お気に入りの服だったのに‥」
そんな感情しか抱かなくなった。
リィユンはいつもそのたびに心配そうに声をかけてくれるけど、本当に大丈夫。
私が心配し、怯えているのは、『数字』
ただそれだけ。
:08/10/16 02:27
:W62H
:☆☆☆
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