【愛.金.水商売3】
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#673 [主]
>>670続き
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音楽が流れる狭い部屋で、Gマスは何度も「あっチャン」と繰り返した。
私とGマスは今重なり合っているのに、私を探すかのようにあっチャンと呼び続けた。
Gマスの肩を取り囲む蛇は何を思って体に刻み込んだのか。
Gマスは私の頭を何度も撫でた。
私の体を何度も抱きしめた。
:08/10/25 17:59
:W62H
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#674 [主]
だけど手を握ることだけはしなかった。
「俺バツイチやねん」
この前と同じようにGマスに背中を向けて寝る。
行為が終われば、すぎに服を着、煙草を手に取る。
男みたいな行動だねと言われ私は返事をしない。
:08/10/25 18:02
:W62H
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#675 [主]
「相手誰やと思う?」
私に相手が誰だと思うって聞くって事は私の知っている人だとすぐ分かった。
あみサンには彼氏がいる。
みなみサンも。
リィユンには旦那と彼氏。
おかんにも彼氏がいると聞いた。
「ルビーKの前のママですか?」
:08/10/25 18:04
:W62H
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#676 [主]
ルビーKには他に従業員がいたけど、若すぎる。
「やっぱりあっチャンは鋭いねぇ」
「そんな聞き方すれば誰でも分かりますよ」
ルビーKの前のママの事はあまり記憶にない。
「十年付き合ってた」
:08/10/25 18:06
:W62H
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#677 [主]
十年付き合い、結婚生活はたった半年だったらしい。
そして、ママが新しく結婚した相手と、Gマスの名字が同じらしい。
Gマスの名字は変わっている。
“カイ”
そこらへんにはいなさそうな名字だ。
「そんなに俺が好きやったんかな?」
確かに‥ただの偶然にしちゃ、確率的にはかなり低い。
:08/10/25 18:10
:W62H
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#678 [主]
どうして離婚したかなんて聞かない。
だけど、ママは、Gマスの面影を探していたのかな‥そんな事を思った。
「君は?
君の過去は?」
後ろから抱きしめられ優しい声。
:08/10/25 18:12
:W62H
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#679 [主]
「‥
覚えていません‥」
Gマスの腕を払い、眠りについた。
目を覚ました時にはもうGマスはいなかった。
その変わりに、“好きだよ”と書いた小さな紙切れがテーブルの上に置いてあった。
:08/10/25 18:15
:W62H
:☆☆☆
#680 [主]
手帳からちぎったような紙切れをタンスにしまい込む。
ウサギが眠るあの引き出しに。
“好き”と言う気持ちを思い出さないように‥
:08/10/25 18:18
:W62H
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#681 [主]
次の日も、その次の日も、私はお客さんを呼びまくった。
お酒を浴びるように飲む。
1日平均、焼酎のボトルを一本〜二本は飲んでいるだろう。
私の体は当たり前のように悪くなっていた。
だけど確かに成果は出ていた。
その証拠に、あみサンのお客さんは、あっ君とあみサンの彼氏関係だけになっていった。
:08/10/25 18:21
:W62H
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#682 [主]
たかチャンとは相変わらずで、鍵はまだ返してもらえないままだった。
もうすぐ、結果がでる。
そんな毎日の中で、ココナを本気で好きになるお客さんも出てきた。
ココナを好きだと、飲み友達として好きだと言うお客さんは扱いやすい。
一番めんどくさいのが、ココナを本気で好きになるお客さんだった。
:08/10/25 18:32
:W62H
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