【愛.金.水商売3】
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#722 [主]
「笑わなあかんのはたかチャンやん」



「淋しそうな目してたから」



「たかチャンがいるから寂しくなんかないよ」


ココナが喋る。

梓じゃなく、ココナが口を開く。

⏰:08/10/27 15:44 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#723 [主]
「あっチャンこれ‥」


「‥何これ」


「開けてみて」


有名ブランドの小さめな箱。

その中には、鍵を付けるキーホルダー。



「ありがとう」

私が目の前で、今たかチャンの手の中にあるものと同じ鍵を付けると、嬉しそうにに笑う。

⏰:08/10/27 15:47 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#724 [主]
ダイヤモンドのネックレス

ブランド物の指輪

金のピアス。




私は物をすぐ無くす。
それがどれだけ高級な物でもすぐにどこかへやってしまう。

大切にしていない証拠だろう。

その中でも、本当に唯一無くさず持っていたのはこの日もらったキーホルダー。

⏰:08/10/27 15:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#725 [主]
たかチャンはそれを分かっていたのか、めったな事がない限り無くさないだろう鍵に付けるキーホルダーをくれた。





たかチャンと私を繋ぐものは、心じゃなく鍵だった。


たった一つの物だった。

⏰:08/10/27 15:53 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#726 [主]
>>716サン
リアルタイムにありがとうo(^-^)o
また時間が出来次第更新しますね☆梓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:08/10/27 15:54 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#727 [主]
>>725続き
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ここ最近、あみサンの客層が変わってきていた。

いつもは必ず一人で来ていたあっ君が、仕事先の人達と週に三回は団体で来る。

必ず一人であみサンの帰りを待つ彼氏が、仕事先の人や友達など団体で来るようになった。


しかも開店すぐの時間に押しかけるのが多かった。

その分ボックスが埋まる。

⏰:08/10/27 17:08 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#728 [主]
私もお客さんを呼ぶ。

個人で来るお客さんはカウンターに座る。

だけど、私は団体客を何組かもっていた。

あみサン担当の団体がいれば、私から自分担当の団体客は呼ばない。

座れないから。

だけど、連絡なしに来た私のお客さんは、ボックスが埋まるお客さんを見れば、帰ってしまう。

回転させたくても、そんな簡単にいかない。

⏰:08/10/27 17:12 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#729 [主]
ピンのお客さんの場合はM2で先に待っていて、とでもアフターネタを出せば席が空く。

だけど、あみサン担当で、ましてや輪に馴染めない私が帰れと仕向けるのは難しい。


あみサンの作戦だろう。

もうすぐ結果が出るラストスパートなのか、今月はあみサンを抜けたと思っていた私は焦り始める。


どうするべきか考えていた。

⏰:08/10/27 17:17 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#730 [主]
一人‥


毎日毎日来るお客さん。


社長。


Gマスとも十年の付き合いになると言う60近くの社長さん。


億単位を稼ぐこのへんじゃ誰もが知る人。

いつも夜中の一時頃店に電話があり来店する。

少し前まではあみサン目当てだったと聞いた。

⏰:08/10/27 17:46 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#731 [主]
59歳だとGマスから聞いた時は心底驚いた。


本当に若く見える。

見た目ももちろん話し方、飲みかたはそこらの三十代の人より若いだろう。


Gマスも、M2のマスターも、東街西街で社長を知る人は絶対に逆らえない。

社長がYESと言えばみんなYES。

社長がNOと言えばみんなNO。

それが暗黙の了解だった。

⏰:08/10/27 17:50 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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