【愛.金.水商売3】
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#864 [主]
「君みたいな誰とも関わらないで一人でいても平気な子は珍しいからねぇ‥」
「だから嫌われるんですか?」
「さっきも言ったように、人は同意を求めてる。
けど君は同意なんてしないでしょ?
みんな寂しくて人を求める中、君みたいな子がきっと羨ましくて、妬ましいんだよ」
意味分かる?と握る手を強めるGマス。
分かるような‥分かりたくないような。
:08/11/02 15:31
:W62H
:☆☆☆
#865 [主]
「水商売は人との関わりが怖い世界だよ」
誰も信用するなってこと?
「見猿.聞か猿.言わ猿」
これが水商売のモットー。
そう言った。
お客さんの話や大切なスタッフの話は聞いてあげて。
だけど、それは自分の中で止める。
:08/11/02 15:37
:W62H
:☆☆☆
#866 [主]
この事は言わないでと釘をさされれば、理解ができてる。
聞いた側は笑いやネタとして受け取ったとしても、言った本人はその人にしか言えない事だってある。
一人一人様々な性格を当たり前に持つように、言葉と心は何よりも難しい。
「まぁ君は言わないとかじゃなくて興味がないもんねぇ‥」
私の性格を分かり切っているかのように。
:08/11/02 18:37
:W62H
:☆☆☆
#867 [主]
人の温もりを自ら求めた行為は、自分でも驚いた。
「俺今までの彼女とかと手繋いだ事ないねん」
これも本当かどうかなんて定かだ。
だけどGマスは私を抱く時、私と歩く時、隣にいても手だけは繋いでこなかった。
:08/11/02 21:53
:W62H
:☆☆☆
#868 [主]
手を繋ぐの大好きだった。
何よりも手を重なり合わせるのが大好きだった。
体の一部の小さな手は、体と心の全身の温もりがそこに集中する。
温かい手
冷たい手
湿った手
乾いた手
その全てが大好きだった。
:08/11/02 23:58
:W62H
:☆☆☆
#869 [主]
Gマスの手を握りたい
手を握ってほしい
そう瞬間的に思ったのかもしれない。
何かを思い出してきている。
何かを‥
:08/11/03 00:00
:W62H
:☆☆☆
#870 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
次の日、リィユンはいつも以上に飲んだ。
トイレに引きこもり、出てこないリィユンを私は笑いにし、お客さんも笑う。
担当担当と焦っていたリィユンは、まず自分のスタイルから作ろうと初心に戻っていた。
そんなリィユンを私と同じ、お客さんはちゃんと見てる。
人の悪口を一切言わない、愚痴を言わない、たまに弱音は吐くけれど、頑張り屋なリィユンに、担当はすぐにつかなかったけれど、お客さんは興味を抱く。
:08/11/03 00:05
:W62H
:☆☆☆
#871 [主]
「ココナサントランプやりません?」
九時入りでまだお客さんが来店せず、私と二人だったコサカは、ゲームをやろうと声をかける。
あまり話さない私に気を使ってか、コサカはいつも話しかけてくる。
だからと言って私の中にズケズケと入ってくる訳じゃなく、ちょうどいい距離を置くコサカは、やっぱりお客さんに対しても上手だ。
:08/11/03 00:10
:W62H
:☆☆☆
#872 [主]
それに比べ、ユミチャンは真逆。
どこまで人に踏み込んでいいのかもまだ分からず、お客さんや私にも土足で入ってくる。
ユミチャンを好きだと言うお客さんにはいいだろう。
だけど私のお客さんにまで。
ココナが好きだけど恥ずかしくて言えない人に、
「ココナサンが好きなんでしょ〜」と空気を読めない。
それに最近‥
私がM2に行く度に付いてくる事が増えた。
:08/11/03 00:13
:W62H
:☆☆☆
#873 [主]
「ココナサ〜ン!!
ユミも連れて行ってくださ〜い♪」
嫌だと言っても付いてくる。
それが続き私は諦めた。
そして過剰な程私を持ち上げる。
スタッフは私の気に触る事は言わない。
けれどあまり深く関わりを持たない私の性格を知り、特に媚びを売る事はない。
だけどユミチャンだけは違った。
気持ち悪いくらいに私を褒め、持ち上げて私に気に入られようと必死なのがまる分かりだった。
:08/11/03 00:18
:W62H
:☆☆☆
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