【愛.金.水商売3】
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#866 [主]
この事は言わないでと釘をさされれば、理解ができてる。
聞いた側は笑いやネタとして受け取ったとしても、言った本人はその人にしか言えない事だってある。
一人一人様々な性格を当たり前に持つように、言葉と心は何よりも難しい。
「まぁ君は言わないとかじゃなくて興味がないもんねぇ‥」
私の性格を分かり切っているかのように。
:08/11/02 18:37
:W62H
:☆☆☆
#867 [主]
人の温もりを自ら求めた行為は、自分でも驚いた。
「俺今までの彼女とかと手繋いだ事ないねん」
これも本当かどうかなんて定かだ。
だけどGマスは私を抱く時、私と歩く時、隣にいても手だけは繋いでこなかった。
:08/11/02 21:53
:W62H
:☆☆☆
#868 [主]
手を繋ぐの大好きだった。
何よりも手を重なり合わせるのが大好きだった。
体の一部の小さな手は、体と心の全身の温もりがそこに集中する。
温かい手
冷たい手
湿った手
乾いた手
その全てが大好きだった。
:08/11/02 23:58
:W62H
:☆☆☆
#869 [主]
Gマスの手を握りたい
手を握ってほしい
そう瞬間的に思ったのかもしれない。
何かを思い出してきている。
何かを‥
:08/11/03 00:00
:W62H
:☆☆☆
#870 [主]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
次の日、リィユンはいつも以上に飲んだ。
トイレに引きこもり、出てこないリィユンを私は笑いにし、お客さんも笑う。
担当担当と焦っていたリィユンは、まず自分のスタイルから作ろうと初心に戻っていた。
そんなリィユンを私と同じ、お客さんはちゃんと見てる。
人の悪口を一切言わない、愚痴を言わない、たまに弱音は吐くけれど、頑張り屋なリィユンに、担当はすぐにつかなかったけれど、お客さんは興味を抱く。
:08/11/03 00:05
:W62H
:☆☆☆
#871 [主]
「ココナサントランプやりません?」
九時入りでまだお客さんが来店せず、私と二人だったコサカは、ゲームをやろうと声をかける。
あまり話さない私に気を使ってか、コサカはいつも話しかけてくる。
だからと言って私の中にズケズケと入ってくる訳じゃなく、ちょうどいい距離を置くコサカは、やっぱりお客さんに対しても上手だ。
:08/11/03 00:10
:W62H
:☆☆☆
#872 [主]
それに比べ、ユミチャンは真逆。
どこまで人に踏み込んでいいのかもまだ分からず、お客さんや私にも土足で入ってくる。
ユミチャンを好きだと言うお客さんにはいいだろう。
だけど私のお客さんにまで。
ココナが好きだけど恥ずかしくて言えない人に、
「ココナサンが好きなんでしょ〜」と空気を読めない。
それに最近‥
私がM2に行く度に付いてくる事が増えた。
:08/11/03 00:13
:W62H
:☆☆☆
#873 [主]
「ココナサ〜ン!!
ユミも連れて行ってくださ〜い♪」
嫌だと言っても付いてくる。
それが続き私は諦めた。
そして過剰な程私を持ち上げる。
スタッフは私の気に触る事は言わない。
けれどあまり深く関わりを持たない私の性格を知り、特に媚びを売る事はない。
だけどユミチャンだけは違った。
気持ち悪いくらいに私を褒め、持ち上げて私に気に入られようと必死なのがまる分かりだった。
:08/11/03 00:18
:W62H
:☆☆☆
#874 [主]
私は特別ユミチャンを可愛がってはいない。
ただ勝手に付いてくるから、隣で飲む事が多いだけ。
だけど、コサカからすれば、ユミチャンを特別扱いに見えたんだろう。
コサカも飲みに誘うのはいいけれど、車で来ていて、ましてや一切飲めない子だ。
それにお昼も仕事をしている。
私から誘う事はなかった。
:08/11/03 00:21
:W62H
:☆☆☆
#875 [主]
コサカは面接の時、水商売に入った理由を言った。
半年後オーストラリアにホームステイに一年行くから、お金が必要。
お金を貯めたい。
コサカがGclubで働く期間は決められていた。
スタッフの中で一番お金に執着しているのはコサカだろう。
そんなコサカとユミチャンはあまりにも正反対の性格だった。
やり方も考えも違いすぎたんだろう。
:08/11/03 00:26
:W62H
:☆☆☆
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