【愛.金.水商売3】
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#916 [主]
店に入って一ヶ月目から二人のやる気はすごかった。


私からすれば、
Gマスからすれば何よりな事。


あみサンのお客さんは私に大半流れていたけれど、もしその人達まで店に来なくなったらどうしようとか、あみサンが抜けて売り上げが下がったらどうしようと不安はあったから。

だからこそ二人の力は有り難く、そして必要だった。

売り上げの裏には何かがある。

⏰:08/11/03 23:57 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#917 [主]
「ココナサン!!ユミチャンがっ!!」



一組のお客さんの会計を奥でしていると、さっきまでユミチャンと一緒の席についていた30歳のチハルサンが慌てて駆け寄ってくる。



「どうしたんですか?」

「あれは過呼吸って言うんですか?!
袋‥袋‥!!」


会計を途中で置き、カウンターに戻るとコサカ以外のスタッフはユミチャンを囲んでいた。

⏰:08/11/04 00:02 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#918 [主]
店には大きなゴミ袋しかなく、それで慌てて口を囲むチハルサン。


お客さんまで立ち上がり、ユミチャンをボックスのソファーに運んでくれる。





「吐いて―‥吸って――‥吐いて――‥吸って――‥」


お客さんもスタッフも動揺している中、コサカだけは冷め切った目でユミチャンを見ていた。

⏰:08/11/04 00:06 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#919 [主]
少しの間ユミチャンには私が隣にいて、スタッフには席に戻れと指示を出す。


お客さんも心配そうにユミチャンを見守る。

落ち着きを取り戻したユミチャンは涙をこぼし目を閉じた。






「帰らせて」


Gマスに電話で状況を説明すると、分かっていた答えが返ってくる。

⏰:08/11/04 00:10 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#920 [我輩は匿名である]
おもしろすぎ!

⏰:08/11/04 00:10 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#921 [主]
棚からユミチャンの荷物を取り出し帰らす準備をしていた。







「ココナサン、あれわざとですよ」

コサカの言葉に手を止める。

「あれ演技ですココナサン。うち昔から過呼吸持ちなんで分かります」


私も一度だけ過呼吸になった事がある。

けれど、それ一回だけで、他人の過呼吸が演技とか私に分かるはずがない。

⏰:08/11/04 00:15 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#922 [主]
「何で分かるの?」



少し離れた場所からじっとユミチャンを見ていたコサカ。






「手、震えてましたか?」


そんな質問をされても手まで見ていなかった。

「ずっと見てたけど手震えていませんでした」


過呼吸の演技なんて出来るものなのかと私には不思議だった。

⏰:08/11/04 00:20 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#923 [主]
もし出来たとしても、そんな事までする理由なんてあるのか。


過呼吸は精神からくるもの。


今日ユミチャンは、私に怒鳴られ、コサカとも揉める。

精神的に弱いなら、この二つが重なって過呼吸になったのじゃないかと私は思っていた。



「逃げる気ですよ。
絶対にあれは演技です」

そう言い切るコサカはユミチャンが嫌いだから言っている風には見えなかった。

⏰:08/11/04 00:25 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#924 [主]
「帰らさないで下さい、まだ話は終わってませんよ!!」


「でもねぇ‥Gマスの指示でもあるから‥」



「お願いしますココナサン!!
また日を改めとかになったらその時またユミチャンは演技しますよ!!」



何を根拠に‥



私はボックスに行きユミチャンを座らせる。

⏰:08/11/04 00:29 📱:W62H 🆔:☆☆☆


#925 [主]
「大丈夫?」

すみませんでしたとだけ言い、ユミチャンは顔を上げない。



「店終わるまで待てる?」

ユミチャンの返事次第で決めようと思った。


〜プルルルル‥プルルルル‥

店の電話が鳴り、ユミチャンの返事を聞かず電話に出る。



「ユミチャン帰った?」
Gマスからの電話にまっサンの事、コサカと揉めていてまだ話が終わっていなく、コサカが納得していない事を短く簡単に伝える。

⏰:08/11/04 00:35 📱:W62H 🆔:☆☆☆


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