姉貴の彼氏は俺の恋人
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#180 [優也]
で、一か月くらいは本当に兄貴みたいなダチみたいな感じだった。
帰り際に車の中で軽くちゅうするって感じ。なんていうかオマケみたいな。

二人きりでも変な雰囲気にならないし、帰りのちゅうは挨拶みたいな感覚になってたから、マサキがバイとか、男同士とか、そんな感じじゃなかった。

今考えると本当慣れってこわいこわい。

⏰:09/02/12 22:30 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#181 [優也]
だから、マサキが俺に好意を寄せていても、

(男同士で付き合うってこんな感じなのかな〜)

みたいに軽く考えてた。
ただ女の子じゃないだけで、腕組んだりとか、イチャイチャとかなかったから、意外とあっさりしてて、ダチと遊ぶのと何ら変わりない。
めんどくさがりな俺はこういう付き合いがあってるのかもって思った。

しかしそれが甘かった。

⏰:09/02/12 22:34 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#182 [優也]
そんな感じで一か月くらい経ってから、志保ちゃんの様子がおかしい事に気付く。

なんだか暗いというか、ため息ばっかりというか…

「どうしたの?最近元気ないじゃん」

「うん、マサキ最近全然会ってくれないんだよね…もしかしたら浮気してるのかも…」

「えっ!?」

俺はドキッとした。

「昨日だって、仕事終わったら一緒にご飯食べに行く約束だったのに断られちゃったんだよ?今までそんなこと一度もなかったのに…」

⏰:09/02/12 22:39 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#183 [優也]
昨日、昨日は俺と遊んでました…

「浮気してたらどうしよう…」

泣きそうな志保ちゃんを見て、俺は初めて罪悪感を感じた。

マサキは志保ちゃんの約束を断って、俺を選んだ。
なんていうか、マサキに腹が立った。

「マサキさんさあ、姉貴の約束破ったって本当?」

自分の部屋へ行くと、俺は速攻マサキに電話した。

⏰:09/02/12 22:42 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#184 [優也]
「なにが?」

「昨日、姉貴と飯食いに行く約束してたじゃん」

「…うん」

初めはしらばっくれた感じだったけど、話をすると観念したみたいに声が落ちた。

「なんで約束破ったの?姉貴マサキさんが浮気してるんじゃないかって超心配してるよ」

「優也くんは行って欲しかった?」

「当たり前だろ!だって、二人は付き合ってんじゃん」

って言ったら、マサキは少し黙ってしまった。

⏰:09/02/12 22:47 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#185 [優也]
それから呆れたみたいな、投げやりみたいに

「わかったよ。これからちゃんと志保優先にするよ。心配かけてごめんね」

ってため息混じりに言った。
それすらもっとムカついて

「謝る相手が違うだろ。そんなこと言う前に行動したら」

って言って電話切った。
それからはなんていうか、変にもやもやしてた。
あの時は俺は悪くない。マサキが悪いんだって思ってた。

⏰:09/02/12 22:51 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#186 [優也]
俺はマサキと遊ぶのを控えようとした。
遊ぶ時のほとんどは、俺からメールして誘ってたから、メールするのを止めた。

俺からメールしなくなって、マサキからもメールはなくなった。

それからは毎日が退屈で仕方なかった。
学校も上の空で、あんなにのめり込んだバンドも、やる気がなくなって止めた。

元気ない俺にダチが合コンに誘ってくれたりした。でも、全然楽しくなかった。

⏰:09/02/12 22:55 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#187 [優也]
ある日マサキから突然メールが来た。

「どうして優也くんは俺の側にいてくれたの?」

俺はこの言葉に返事ができなかった。

どうして側にいてくれたの?と聞かれて、俺自身どうしてだろうって思った。

「一緒にいて楽しかったから」

たぶんそれだ。

「じゃあキスしてくれたのは?」

それはたぶん

「好奇心」

たぶん恋愛対象として俺をみてるマサキにとって、その言葉は傷付くと思う。でも俺は素直にメールした。

⏰:09/02/12 23:02 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#188 [優也]
「そうなんだ。わかったよ」

なにがどうわかったのか。
素っ気無いメールのやり取りはこれで終わった。
だからもうマサキとも終わったな、なんて思った。

そう思ったらなぜかすごく悲しくなった。

マサキは姉貴の彼氏だ。
俺は好奇心でマサキを誘った。
でもやっぱり姉貴の存在を目の前にすると、罪悪感。

俺が一緒にいて楽しい兄貴みたいな存在でも、マサキはそうじゃない。
マサキの気持ちに気付いていながら、俺はマサキの近くにいた。

⏰:09/02/12 23:07 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#189 [優也]
ひどい奴。

俺は姉貴もマサキも傷付けた。

もうキッパリ忘れて、姉貴とマサキを応援してやろう。
そう思った。




俺と遊ばなくなって、マサキは志保ちゃんと出掛けたりするようになった。
これが自然なんだ。

幸せそうな、志保ちゃん、前に戻ったみたいだった。

⏰:09/02/12 23:11 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#190 [優也]
「優ちゃん聞いて、マサキね…」

って話が口癖みたいになるほど、二人は順調っぽかった。

初めはまだもやもやしてて、志保ちゃんのマサキ話を聞くのが微妙に感じたけど、毎日のように洗脳されればそれもまた慣れてしまった。

(良かった)

俺はようやくホッとした。

しかし、それも長くは続かなかった。

⏰:09/02/12 23:15 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#191 [優也]
ある日、マサキの家に泊まりに行った志保ちゃんが大泣きで帰って来た。

「どうしたの!?」

家族総出で慌てた。
志保ちゃんは自分の部屋に駆け込んだ。

「なにがあったんだ?」

「私、見てくる」

そう言った舞ちゃんが志保ちゃんの話を聞きに行った。

しばらくして出てきた舞ちゃん。二階の階段で鉢合わせした俺は志保ちゃんの事を聞いた。

⏰:09/02/12 23:19 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#192 [優也]
「志保ちゃんどうしたの?」

「マサキさんねえ…どうやら浮気してるっぽいみたいよ」

「え?!」

俺は驚いた。
一瞬ドキッとしたけど、それはもう結構前の話になってたから、俺とのことだとは思えない。

「どういう事?」

「コンドームの数がね、減ってたんだって。志保ってマメだから、セックスした日は手帳に印付けてるみたいなんだけど…数が合わなかったんだって」

「ま…マジで」

⏰:09/02/12 23:24 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#193 [優也]
普段大人しくて控え目な舞ちゃんからコンドームだのセックスだのオープンな発言に戸惑った。
(あの時はマサキの浮気話と五分るぐらいだった。マジで…)

「で、相手は誰、マサキさんは認めたの?」

聞いてみると、舞ちゃんは、うーんって考えた。

「それが何にも言わないで黙ってるんだって。それって認めたも同然でしょ?だから私、別れちゃったらって言ったんだけどね…」

「志保ちゃんは?」

「寝てる。すごく泣いたから、疲れちゃったんじゃない」

⏰:09/02/12 23:29 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#194 [優也]
舞ちゃんの話を聞いて、俺のムカムカは最高潮。
マサキに電話したら一回切られて、二度目からは留守電。
あきらかに避けてた。

夜だったけど、家族の反対押し切って、親父張り倒しておふくろに激飛ばされて、俺は家を飛び出した。

電車は終電、でも一度ぶん殴ってでも浮気の実態を確かめたかった。

「マサキさん、俺だけど開けて」

⏰:09/02/12 23:33 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#195 [我輩は匿名である]
失礼。
>>1-193

⏰:09/02/12 23:34 📱:P906i 🆔:TLC5v3As


#196 [優也]
部屋の電気は着いていた。でもインターホンは完全無視。

「開けろ!開けろよこの野郎!」

近所迷惑お構いなしにドアを叩きまくった。

「わかった、わかったから!」

観念したマサキがドアを開けて俺を部屋に引っ張った。

「マサキさん、浮気したって本当?なんで?」

部屋の中に上がらないでそう言うと、マサキは

「そうだよ」

って言った。なんだか冷めた感じがした。

⏰:09/02/12 23:38 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#197 [優也]
殴り付けてやろうって気持ちが萎えるくらい、変に冷たくて、俺は負けそうになるのをグッとこらえた。

「なんで?なんで浮気したの?」

「なんで浮気した?それ、優也くんが言えるセリフ」

「は?俺?意味分かんないんだけど」

「元々は、優也くんだって悪いんだよ。
俺の気持ちを中途半端に放り出したりするから」

馬鹿にしたように鼻で笑われて、俺は言い返せなかった。

「だってもう関係ないじゃん。終わった事と今は関係ないだろ」

⏰:09/02/12 23:43 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#198 [優也]
「それは優也くんが、でしょ。俺はまだ優也くんが好きなんだよ。ずっと、あれから」

「…」

「好奇心で、そうやって恋愛を振り回したら駄目だよ。相手が受け入れたのかと思って、こっちは喜んじゃうじゃない。逆の立場だったらどう思う?」

「それは悪いって思ってるよ。確かに俺が悪かったよ。でも、今回は違うじゃん」

「違くないよ」

「なんで、俺、全然関係ないじゃん!」

⏰:09/02/12 23:48 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#199 [優也]
「実を言うと浮気したの、今回が初めてじゃないんだよね」

「は?」

「俺、優也くんも俺が好きなんだって思ってたから、すごく大事にしたかったんだ。でも、優也くんはノンケだし、焦らないで少しづつ付き合っていけたらなって思った。本当はすぐセックスだってしたかった。でも嫌われたくなかったから我慢した」

「…」

「でも、優也くんは俺を好きじゃなくて好奇心で一緒にいるってわかって、すごくショックだった」

⏰:09/02/12 23:52 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#200 [優也]
「だから、志保を大事にしてやろうって思った。でも、志保をどんなに好きでも、男とセックスしたくなる。我慢出来なくて、優也くんに似てる子とセックスして紛らわせてた。出会い系で探したから、お互い後腐れないし。でも、体はスッキリしても、やっぱり優也くんが好きって思った。
でも、いい加減に志保を傷つけるのはやめる。
だから、志保と別れる」

マサキは、落ち着いて、冷静に、ゆっくり話した。
最後の言葉に、俺は愕然とした。

⏰:09/02/12 23:57 📱:W53T 🆔:KoYeL1ec


#201 [優也]
「志保ちゃんと別れてどうするの?」

「それは分からないけど、別れた方が志保のためだと思うから」

そうやって笑ったのはすごく寂しそうだった。

でも、志保ちゃんはきっとマサキが好きで、浮気も絶対許してしまう確信があった。それくらい、志保ちゃんはマサキにのめり込んでいた。

⏰:09/02/13 00:00 📱:W53T 🆔:gOqN8AC2


#202 [優也]
志保ちゃんがまだ高校生の頃に付き合ってた彼氏と別れて、ウツになって自殺未遂した事件があった。

それから登校拒否になって結局高校も中退。志保ちゃんは恋愛にすがりつく女って感じだったから、今回マサキと別れたら、また自殺しようとしちゃうんじゃないかって思った。

「それは駄目だよ!志保ちゃんの側にいてあげて」

必死な俺に、マサキは困ったように笑った。

⏰:09/02/13 00:04 📱:W53T 🆔:gOqN8AC2


#203 [優也]
「優也くん、すごく酷な事言ってるってわかってる?俺、優也くんが好きって言ってるのに」

「わかってるけど、だって志保ちゃんは納得しないよ」

「うん、それは俺も思う」

「だったら別れないで」

「うーん…」

「じゃあどうすれば別れないでいてくれる?俺とセックスしたりすれば大丈夫?別れないでいてくれる?」

咄嗟に言ってしまった俺に、マサキは驚いた。こいつ何言ってるんだ、みたいな。

⏰:09/02/13 00:08 📱:W53T 🆔:gOqN8AC2


#204 [えりか]
おもしろーい
頑張ってください(^ω^)

⏰:09/02/13 00:10 📱:N906imyu 🆔:RHCEIkKw


#205 [優也]
言った後で、あれ?って思ったけど、そんなこと言っちゃうくらい俺は必死だった。


マサキは意地悪だ。
俺の立場を利用して、口走った言葉に便乗した。

「そうだね、確かにそうすれば俺は志保を優先するよ。優也くんが絶対俺の側にいるって約束してくれるなら、俺も他の子とセックスしないし、志保と別れない」

それはつまり俺はセフレみたいな。同性の欲求に応える役割的な。
本当にマサキは軽い。でも真面目くさった顔で言われると、なんだか納得しそうになる。

⏰:09/02/13 00:13 📱:W53T 🆔:gOqN8AC2


#206 [優也]
えりかさん→ありがとうございますなんだか腹が痛くなったんでそろそろヤバいです



>>205

「でも、優也くんも本命だよ」

そんなこと言っても、やる事は全然違うじゃないか。
これでもし、俺が本気でマサキを好きだと言ったら、マサキはどっちを選ぶのか。

そんなバカな事考えて、でも、俺はマサキと体の関係になるのは志保ちゃんのタメだと思った。
志保ちゃんは一途で周りが見えなくなる。
だから、違う恋に、マサキじゃない、違う彼氏が出来るまで、俺は志保ちゃんに笑っててほしかった。

ただそれだけだった。

⏰:09/02/13 00:20 📱:W53T 🆔:gOqN8AC2


#207 [優也]
駄目だ腹痛い限界今日はこの辺にしときます

感想板よろしく頼んだそれでは

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4236/

⏰:09/02/13 00:22 📱:W53T 🆔:gOqN8AC2


#208 [我輩は匿名である]
>>100-200

⏰:09/02/13 19:13 📱:N703iD 🆔:.JKkyQzI


#209 [ま]
>>1ー100

⏰:09/02/15 02:13 📱:814SH 🆔:C1/xNYEU


#210 [優也]
アンカーありがとうございます

>>206

マサキとセックス目的で初めて寝た時、シラフだったのもあったけど半分以上は、やっぱり男同士っていうのを目の当たりにして、何されても全然たたなかった。むしろ萎えっぱなしだった。

⏰:09/02/16 22:32 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#211 [優也]
そこで編み出したのが
「AV観賞作戦」

その名の通り、AV見ながらやってみよう、みたいな感じ。
俺が寝ながらAV見て興奮したところで、マサキがあれこれしちゃう的な。

まあ今考えると、オナニーのお手伝い的なポジションだよね。だって、ただ寝転がって可愛い女の子のアハンウフンなAVガン見してればいいだけだし、自分でやらなくてもマサキがあれこれして抜かせてくれるから、まさに天国。

⏰:09/02/16 22:37 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#212 [優也]
俺はマサキに何もしない。
キスとかはするけど、舐めたり触ったりとか本当になかった。
マグロ状態の俺をバター犬ごとくベロベロ舐めまくって、自分で扱いて終わり。みたいな感じ。

一年くらいそんな感じのオーラルだったなあ。
マサキも自分から、ああしてこうしてってなかった。ただ俺の体をいじって満足してた。

⏰:09/02/16 22:42 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#213 [優也]
最初はAV見なきゃ立たなかったし、感情移入?できなかったけど、だんだん慣れてきて最初ちょっとだけ見れば大丈夫になってきた。

なんていうか、普段すごく大人でストイックそうで潔癖で清潔感があるマサキが、俺の体に欲情して、見境なくなる姿がたまらなく好きになった。
あんな大人でカッコいい人が、俺の前だとこんなになるんだって思うと、言い様のない満足感と優越感を感じた。

⏰:09/02/16 22:47 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#214 [優也]
で、そんな関係で俺は高3になった。

マサキと志保ちゃんは、相変わらず順調だった。

でも、俺の現実は大不調だった。

「就職にしようかな〜」

マサキと関係もってから、よく泊まりに行くようになったおかげで授業中は居眠り、課外授業はサボり、マサキが連休中なら学校欠席して、みたいな感じで過ごした二年の後半。そのツケが、とうとう回って来た。

⏰:09/02/16 22:51 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#215 [優也]
元々頭はいいほうじゃなかったから、それに輪をかけて更に進路を迷わせてしまった。

大学に行きたかった夢は模試の結果で簡単に崩れてしまった。

楽観的性格だから、就職でも、まあ仕方ない程度だった。

「別になんでもいいや」

本当にそんな感じ。
受験受験、で追われるクラスメイトがバカバカしくみえた。別に死ぬわけじゃないし、そんなに必死になる事もないのに。

⏰:09/02/16 22:56 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#216 [優也]
で、まあそんなダラダラ〜って過ごしてしまった高校生活。
あっという間に終わって、卒業しても就職先すら見つけられずにヘラヘラしてた。
三年に入って出席日数もギリギリだった。
なんていうか、学校自体そのものがめんどくさかった。プライベートでマサキといるほうが楽しくて仕方なかった。

卒業して、マサキは俺に卒業プレゼントをしてくれた。

「はい。これ卒業祝い。おめでとう」

そう言って渡されたのは鍵だった。

⏰:09/02/16 23:00 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#217 [我輩は匿名である]
>>1-113
>>114-238
>>239-317
>>318-469
>>470-531
>>532-645
>>646-722
>>723-852
>>853-923
>>924-1052

⏰:09/02/16 23:02 📱:SH903i 🆔:VTQuoQXE


#218 [優也]
マサキの家の鍵かと思ったら、違うらしい。

「何の鍵?」

「俺らの家の鍵」

「はあ?」

なんとマサキは俺達の逢引き専用に新しくアパートを借りてしまったのだ。

確かにマサキのアパートは、いつ志保ちゃんが来るかわからないのもあった(ラブホ代で十万近くいった時もあったらしい)
それを考えたらって気もしたけど、なんだかマサキの行動にひいた。

⏰:09/02/16 23:05 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#219 [優也]
(そこまでするか?ていうか…普通相談くらいするよな)

「俺家賃だって払えないよ?」

「家賃光熱費は俺が払うよ。テレビとかは中古で揃えればいいし、優(この頃くらいから優になった)住みたいなら住んでてもいいし」

「え?嘘だろ?マサキは一緒に住むの?」

「俺は住まないよ。そのうち志保と住むようになるからね」

「なーるほど…」

⏰:09/02/16 23:10 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#220 [優也]
どうやら同棲する話が持ち上がってたらしい。
志保ちゃんがマサキと一緒になるなら、俺はもうあそこには行けない。
その時は住むとか住まないとかは別として、とりあえず鍵もらってアパート見に行った。

それが今現在の俺の部屋(笑)
さすがに働いてからは自分で家賃だの払ってるよ。まあ結構なんだかんだちゃっかりあのあとすぐ、実家出てアパート住んじゃうんだけどね。

⏰:09/02/16 23:14 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#221 [優也]
とまあ、とりあえず今日はここまでです。

それからしばらくマサキは志保ちゃんと同棲するんだけど、その話はまた追々…

それではまたト

今日もドラゴンボール漬けだ

⏰:09/02/16 23:16 📱:W53T 🆔:tzwthFH2


#222 [優也]
ちょっと書きます

で、卒業してフリーターになった俺に、親は超うるさかった。
まあ長男がこんなじゃ当たり前だけど、そのガミガミから逃れるようにして、俺はマサキが借りてくれたアパートに引っ越した。

(家賃光熱費、全部払ってくれるなら、なんとかなるだろ)

って、また得意の軽率な考えだった。

⏰:09/02/17 07:59 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#223 [優也]
家族には「仕事の寮に入るから」って適当に言って家を出た。

「引っ越し手伝ってあげるよ」

二人の優しい姉貴達は、俺の部屋からベッドだのテーブルだのアパートに運んでくれた。

「あんまり遠くないね。マサキのマンションからも近いし、今度落ち着いたらマサキ連れて遊び行くね」

そう笑った志保ちゃん。ごめん。もうマサキはこの部屋を知ってるんだよ。俺と一緒にこの部屋でセックスするんだよ。

⏰:09/02/17 08:05 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#224 [優也]
そう思ったら、俺って最低な奴って思った。彼氏の浮気相手の部屋を、手伝ってるなんてわかったら、志保ちゃんは一体どんな気持ちになるんだろう。

そう考えたけど、今更実家に戻りたくはなかった。俺は早く自立出来るように、引っ越してすぐバイトを掛け持ちした。

⏰:09/02/17 08:08 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#225 [優也]
昼間はガソリンスタンド、夜は居酒屋(コンビニもやってたけど暇過ぎてすぐ辞めた)

休みはシフトだから、丸々一日中の休みが滅多になかった。

「いつ休み?」
「何時にバイト終わる?」
「泊まり行っていい?」

忙しくなって来てマサキのメールがしつこく感じて来た。

⏰:09/02/17 21:10 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#226 [優也]
うっかり一日メールしないと電話の嵐。
しかも超キレてる。
一番ひどかったのが、帰ったらアパートにマサキがいて帰ってくるなり怒鳴りまくられた。

「何なの?俺最近忙しいって言ってるじゃん」

「そんなに働いてどうするの?優が負担するのは食費だけじゃない」

その言葉にカチンときた。
実質的、家賃光熱費はマサキが払ってくれてる。だけど、後々来た税金、年金、保険の請求書。考えてるより世の中は厳しかったんだ。

⏰:09/02/17 21:20 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#227 [優也]
それに、俺はその時まだ車の免許もなかった。免許取るには30万くらいかかる。
今更親に頼る訳にいかなかったから、金は自分でなんとかしようと思った。

「なんで俺を頼らないの?」

「頼ってるよ。マサキさんがいなかったら、ここに住めなかった」

「優は、なんで家を出たの?俺と居たいからじゃないの?それとも親から逃げたかっただけ?」

⏰:09/02/17 21:26 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#228 [優也]
「…」

俺は言葉につまった。進路が決まらないまま卒業した俺を、親は毎日責めた。自業自得だったけど、焦って空回りして、ノイローゼになりそうだった。そんな日常から抜け出したくて、マサキの手に甘えたのは事実。

でも、それを言ったらマサキは良い気はしない。もしかしたら、家賃の援助もなくなるかもしれない。

⏰:09/02/17 21:29 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#229 [優也]
俺はマサキの気持ちを利用した。最低の甘ったれだって思ったけど、自分の事を考えるのに精一杯だった。

「俺、マサキと一緒にいたいけど、全部は頼れないって思ったんだ。負担かけてばっかりで、愛想つかされたら嫌だって思った。だからバイトも掛け持ちしたんだよ」

いともあっさり、マサキは俺の言葉を素直に受け取った。

⏰:09/02/17 21:33 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#230 [優也]
「優はそんな事考えなくていいんだよ。金なら俺が出すから。優は俺の側にいてくれればいいんだよ」

なんて単純なんだ。
俺に怒鳴りつけていたマサキは俺の言葉にコロッと態度を変えた。

マサキは自営業だったから、確かに金はある。広告代理店、FX(株)、毎月家賃光熱費で15万、俺に援助していた。

⏰:09/02/17 21:38 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#231 [優也]
ギューッてされて、心の中で(しめしめ…)って思ってた。
今考えると本当嫌な奴!

で、ちゃっかり甘えることにした俺は、免許代、果ては新車までおねだりした。
さすがにウン百万の車にマサキはしぶってたけど、俺の初体験を捧げる事によって難なくクリアしてしまった。

しかもローンを組むと、何かあったら後々めんどくさいから一括で…なんて考えるあたり、確信犯だった。

⏰:09/02/17 21:46 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#232 [優也]
「優ちゃん、どうしたのその車!それに、なんだか部屋の雰囲気が…」

久しぶりに遊びに来た姉貴達はビックリしてた。
まあ無理もない。

二十歳前のケツの青いガキが、新車ぶん回して、最新の電気家具に囲まれた一人暮らしに驚かない方がおかしい。

⏰:09/02/17 21:49 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#233 [優也]
「ちょっと懸賞で当たって…」
「友達から貰ったんだよ」

って適当にごまかしたけど、さすがは俺の姉貴、すぐ「嘘でしょ」「正直に言いなさい」と言われてしまった。

「まさか怪しい仕事とかしてるんじゃないでしょうね」

「ないない!普通に健全なバイトです」

「ふーん」

口で言っても目は疑ってた。当たり前だ。

⏰:09/02/17 21:52 📱:W53T 🆔:APrIL2tY


#234 [モコ]
よいしょ!
優也さん
あげまぁす!
続き読みたぁい(^O^)/

⏰:09/02/18 23:34 📱:911SH 🆔:baCQQwK.


#235 [優也]
モコさん→ありがとう頑張ります

>>233

そうして疑われながらも、自由奔放、マサキに甘えて生活してきた。
俺のためなら、と甘やかしてくれるマサキ。だんだん調子に乗ったあの頃の俺の暮らし振りは、本当にわがまま放題だった。

⏰:09/02/19 15:09 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#236 [優也]
セックスする変わりに手に入れた金と自由。俺は甘えた振りして、ただ黙ってマサキに突っ込まれればいい。
ただそれだけ。なんでも言う事を聞いてくれるマサキは、本当に居心地が良かった。

ある日、

「俺の仕事場来る?」
と誘われた。

⏰:09/02/19 15:12 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#237 [りん]
ちょーおもしろい
更新Fight!!

⏰:09/02/19 18:07 📱:PC 🆔:wUgOG4P6


#238 [優也]
りんさん→ありがとう頑張りますI

>>236

そう言って連れて来られたのはクラブだった。
クラブ初体験な俺。

見渡す限りギャル、チャラ男、ギャル、チャラ男。
人酔いしそうな上にチカチカな照明、爆音のトランス。
重低音が心臓にまで響く室内はまるで別世界だった。
キョロキョロした俺にマサキはカウンターから酒を持って来た。

⏰:09/02/19 22:08 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#239 [はーげ]
REALTIME
頑張ってー(*゚∀゚

⏰:09/02/19 22:14 📱:N903i 🆔:7AKSTHKc


#240 [優也]
「ちょっと待ってて、すぐ戻るから」

「え、どこ行くの」

「ちょっと回してこなきゃならないから。
なんならあそこの奥に居て良いよ。VIP部屋だから、扉にいる人に俺の名前言って」

そう言って酒を渡してそそくさとマサキは消えた。

え、俺どうすればいいの…

グラス片手にウロウロ。
トランスが踊れない俺は端っこに行って、ホールで同じ踊りをするギャル達を呆然と見るしかなかった。

(なんかの宗教団体みたい)

⏰:09/02/19 22:14 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#241 [優也]
ぼけーっと見ていると、DJブースでマイク片手に盛り上がる男。
派手に騒げ〜だの
今夜はなんたら〜だの騒ぎ出した。

ふとDJブースを見て俺は口の中の酒を吹き出した。

「マサキ?!」

なんと。
マサキがDJしてるではないか!

「はあ?嘘だろ、なんで…」

⏰:09/02/19 22:22 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#242 [優也]
そんな俺の見つめる先で、手慣れた様子でフロアを盛り上げるマサキ。
ホールは興奮状態、俺は違う意味で変な汗をかいてしまった。

しばらくすると、息を切らせてすげースッキリした笑顔でマサキが戻って来た。

「いた!なんでこんな所にいるんだよ、部屋行かなかったの?」

「だって俺踊れないし…ていうか何やっちゃってんの?DJみたいじゃん!」

「え、DJだけど」

「はあ?」

⏰:09/02/19 22:27 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#243 [優也]
言ってなかったっけ、言われて渡された一枚の名刺、DJ MASAって書いてあって、また吹き出した。

「DJマサ!?いつからやってたの!?」

「最近。バイトみたいなもんだよ。
あと、他にクラブイベントアレンジ、VJ、たまに照明とかもやってるよ」

「…」

もう訳が分からん。とりあえずマサキはDJもやってる事が判明した。まあ音楽が好きな奴だから、分かる気もするけど。

⏰:09/02/19 22:32 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#244 [優也]
で、それから度々、マサキがクラブで回す日は、俺も着いて行くようになった。

初めはホールの端っこに座って、ひたすら酒を飲んでマサキの出番が終わるまで待つか、VIPルームで黙々とPSPやって待ってるかだった。

でも通う内に、声を掛けられるようになった。
見てるだけだったトランスも、見よう見まねで踊れるようになった。
サイケ、トランス、ユーロ、R&B、ジャンルの違いも分かるようになった。

⏰:09/02/19 22:38 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#245 [優也]
そうしてクラブ慣れしてきてわかった事がある。それはVIPで固まってるギャル陣の会話からだった。

「今度マサっていつ来るのかな」
「この間、駅下のコンビニにいたの目撃したよ」
「マジ?女いた?」
「一人だった」
「良かった〜」

マサ…つまりマサキだ。
マサキはクラブで女の子に人気があった。

⏰:09/02/19 22:43 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#246 [優也]
確かにマサキはカッコいいと思う。なんていうか、オーラがある。中身はアレとしても見た目は芸能人で例えるなら、もこ○ち、福山雅治系にちょっとチャラさと清潔感をスパイスした感じ。
まあとりあえず一般的イケメン部類に入る訳だ。

(そのマサは俺の股間に顔を埋めて喜んでるんですよ、男の俺に欲情してるんですよ)

って叫んでしまいたいくらいだった。つまりは人気者のマサキに嫉妬していた。

⏰:09/02/19 22:47 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#247 [優也]
女の子にキャーキャー言われているマサキが変態だって知ってるのは、たぶん俺だけだ。

そう思ったら優越感。それと同じくらいの、男としての嫉妬心。

俺はマサキのファンを口説いた。

「ねえ、良かったらアドレス教えて」

いきなり声を掛けても不思議じゃないのがクラブの醍醐味だ。
女の子はいともあっさり俺に連絡先を教えた。

⏰:09/02/19 22:51 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#248 [優也]
そうしてナンパしたお姉様方を、俺はマサキにバレないようにして部屋に連れ込んでは可愛がってもらった。

「お互い割り切りで」

連れ込んだ女の子達とはそれが条件。

初めて女の子としたセックスは気持ち良かった。

そうしてクラブに行っては、女の子と騒いで、マサキが回してる時間帯にトイレで一発、なんてこともあったりした。

マサキファンと一人セックスするたびに、俺は達成感を感じた。

⏰:09/02/19 22:55 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#249 [優也]
しかし、女の子とのセックスが物足りないと感じるようになってしまった。

一応立ちはする。入れて気持ちいいけど、何かが物足りない。
どれだけ頑張ってもイケないし、ついには立たなくなってしまった。

(やり過ぎたかな…)

そう思って、セックスを控えて、しばらくしてチャレンジしてみるも、立つけど、一応イケたけど、やっぱり満足出来ない。もっとしたいとかじゃなくて、何かが欠けている感じがした。

⏰:09/02/19 23:00 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


#250 [優也]
その謎は、マサキとセックスしている時にわかった。

マサキはセックスする時、本当に容赦がない。
見境いないし、荒っぽくて、本当に息をするのが大変な時もあるくらい激しい。
その余裕のなさのセックスが、俺にとってのセックスの基盤になってしまっていたのだ。

女の子とすると、自分は受け身じゃない分、何か物足りない感じがしたのだ。

⏰:09/02/19 23:04 📱:W53T 🆔:MCxxBLsU


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