姉貴の彼氏は俺の恋人
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#189 [優也]
ひどい奴。
俺は姉貴もマサキも傷付けた。
もうキッパリ忘れて、姉貴とマサキを応援してやろう。
そう思った。
俺と遊ばなくなって、マサキは志保ちゃんと出掛けたりするようになった。
これが自然なんだ。
幸せそうな、志保ちゃん、前に戻ったみたいだった。
:09/02/12 23:11
:W53T
:KoYeL1ec
#190 [優也]
「優ちゃん聞いて、マサキね…」
って話が口癖みたいになるほど、二人は順調っぽかった。
初めはまだもやもやしてて、志保ちゃんのマサキ話を聞くのが微妙に感じたけど、毎日のように洗脳されればそれもまた慣れてしまった。
(良かった)
俺はようやくホッとした。
しかし、それも長くは続かなかった。
:09/02/12 23:15
:W53T
:KoYeL1ec
#191 [優也]
ある日、マサキの家に泊まりに行った志保ちゃんが大泣きで帰って来た。
「どうしたの!?」
家族総出で慌てた。
志保ちゃんは自分の部屋に駆け込んだ。
「なにがあったんだ?」
「私、見てくる」
そう言った舞ちゃんが志保ちゃんの話を聞きに行った。
しばらくして出てきた舞ちゃん。二階の階段で鉢合わせした俺は志保ちゃんの事を聞いた。
:09/02/12 23:19
:W53T
:KoYeL1ec
#192 [優也]
「志保ちゃんどうしたの?」
「マサキさんねえ…どうやら浮気してるっぽいみたいよ」
「え?!」
俺は驚いた。
一瞬ドキッとしたけど、それはもう結構前の話になってたから、俺とのことだとは思えない。
「どういう事?」
「コンドームの数がね、減ってたんだって。志保ってマメだから、セックスした日は手帳に印付けてるみたいなんだけど…数が合わなかったんだって」
「ま…マジで」
:09/02/12 23:24
:W53T
:KoYeL1ec
#193 [優也]
普段大人しくて控え目な舞ちゃんからコンドームだのセックスだのオープンな発言に戸惑った。
(あの時はマサキの浮気話と五分るぐらいだった。マジで…)
「で、相手は誰、マサキさんは認めたの?」
聞いてみると、舞ちゃんは、うーんって考えた。
「それが何にも言わないで黙ってるんだって。それって認めたも同然でしょ?だから私、別れちゃったらって言ったんだけどね…」
「志保ちゃんは?」
「寝てる。すごく泣いたから、疲れちゃったんじゃない」
:09/02/12 23:29
:W53T
:KoYeL1ec
#194 [優也]
舞ちゃんの話を聞いて、俺のムカムカは最高潮。
マサキに電話したら一回切られて、二度目からは留守電。
あきらかに避けてた。
夜だったけど、家族の反対押し切って、親父張り倒しておふくろに激飛ばされて、俺は家を飛び出した。
電車は終電、でも一度ぶん殴ってでも浮気の実態を確かめたかった。
「マサキさん、俺だけど開けて」
:09/02/12 23:33
:W53T
:KoYeL1ec
#195 [我輩は匿名である]
:09/02/12 23:34
:P906i
:TLC5v3As
#196 [優也]
部屋の電気は着いていた。でもインターホンは完全無視。
「開けろ!開けろよこの野郎!」
近所迷惑お構いなしにドアを叩きまくった。
「わかった、わかったから!」
観念したマサキがドアを開けて俺を部屋に引っ張った。
「マサキさん、浮気したって本当?なんで?」
部屋の中に上がらないでそう言うと、マサキは
「そうだよ」
って言った。なんだか冷めた感じがした。
:09/02/12 23:38
:W53T
:KoYeL1ec
#197 [優也]
殴り付けてやろうって気持ちが萎えるくらい、変に冷たくて、俺は負けそうになるのをグッとこらえた。
「なんで?なんで浮気したの?」
「なんで浮気した?それ、優也くんが言えるセリフ」
「は?俺?意味分かんないんだけど」
「元々は、優也くんだって悪いんだよ。
俺の気持ちを中途半端に放り出したりするから」
馬鹿にしたように鼻で笑われて、俺は言い返せなかった。
「だってもう関係ないじゃん。終わった事と今は関係ないだろ」
:09/02/12 23:43
:W53T
:KoYeL1ec
#198 [優也]
「それは優也くんが、でしょ。俺はまだ優也くんが好きなんだよ。ずっと、あれから」
「…」
「好奇心で、そうやって恋愛を振り回したら駄目だよ。相手が受け入れたのかと思って、こっちは喜んじゃうじゃない。逆の立場だったらどう思う?」
「それは悪いって思ってるよ。確かに俺が悪かったよ。でも、今回は違うじゃん」
「違くないよ」
「なんで、俺、全然関係ないじゃん!」
:09/02/12 23:48
:W53T
:KoYeL1ec
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