オレの奥さん
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#200 [ユウキ]
「前に勤めてた病院の患者のことでこっちに来たんだ。」


そう言った。


「そうなんだ」


俺は言った。


「顔も見たくない?」


「え?」

⏰:08/09/13 13:47 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#201 [ユウキ]
「俺とれなちゃんの事」


「怒ってないよ。後悔もしてない」


「そっか。」


ようちゃんは車の中から紙袋を持ってきた。


「おみやげと
誕生日おめでとう」


「あっ」

⏰:08/09/13 13:49 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#202 [ユウキ]
22歳の誕生日だ。


「ありがとう」


ようちゃんがくれたのはオメガの時計だった。


「相変わらず高いものだね」


俺が言うと、ようちゃんが


「就職活動するのにスーツにその時計は微妙だからさ」


俺の時計を見ながら言った。
俺の時計は確かにスーツに似合わないカジュアルなものだった。

⏰:08/09/13 13:52 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#203 [ユウキ]
貰うのも躊躇ったけど、ようちゃんが引かなかったので、貰うことにした。


その場でようちゃんと別れて、俺は和哉やリセちゃん、八人くらいで飲みに行った。


ひとりで過ごすのは寂しいだろうから♪ というリセちゃんからの提案らしい。

⏰:08/09/13 13:54 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#204 [ユウキ]
みんなで飲んで、カラオケに行って、あっと言う間に誕生日の日は終わった。


次の日は軽く二日酔いだったけど、頭がボーってしているのも、たまには心地良かった。

⏰:08/09/13 13:55 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#205 [ユウキ]
バイトも辞めたかったけれど、人もいなくて夏休みいっぱいまで入れるときは続けることになっていて、入れるときに入ってお金を稼いでいた。


興味のあるいろんな企業の見学をして、株価を見たりして就職したいところをいくつかに絞った。

それと同時に卒論も書かなくてはいけなくて、忙しくて れなのことを考えてる余裕はあまりなかった

⏰:08/09/13 13:59 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#206 [ユウキ]
〜 再会 〜

季節は9月。

和哉とリセちゃんが夏休み中につきあうことになった。


「次はユウキだね」


そういえば、もう半年彼女いないんだ。

⏰:08/09/13 14:04 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#207 [ユウキ]
そんなとき、父親がまた入院することになった。

前回手術後落ち着いていたのだが、少し血圧が高いから念のため数日入院するとの事だった。


大学が終わり、俺は病院に向かった。

⏰:08/09/13 14:08 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#208 [ユウキ]
懐かしい・・・
そう思いながら病院に入った。
受付には れな は、いない。


分かっていても探してしまった。


父親と母親、兄貴の嫁さんが病室にいた。

⏰:08/09/13 14:09 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#209 [ユウキ]
「ユウキ君久しぶり!」


兄貴の嫁さんは妊娠7ヶ月。お腹がぽっこりでている。

「順調?」


「順調!女の子みたい」


そう言ってお腹をなでながら父親に言った。


「早く退院してもらわなくちゃ困ります」

⏰:08/09/13 14:13 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#210 [ユウキ]
父親は初孫の誕生を楽しみにしている。
そのことがあったから、影でやっていたタバコも酒も、すっかりやめることができた。

兄貴夫婦・おなかの赤ちゃんのおかげだ。


「失礼します」


病室に事務員さんが入ってきた。

⏰:08/09/13 14:15 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#211 [ユウキ]
何気なく振り向くと、いるはずのない れながいた。


「れな!」


れなもビックリして、俺やみんなを見た。


事務説明が終わるのを見て、俺は廊下に追いかけていった。


「久しぶり!」

⏰:08/09/13 14:17 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#212 [ユウキ]
れなは俺に言った。


「どうして?」


「・・・」


「一緒に帰ってきたの?」

首を振るれな。

別れたの?
聞けなかった。

⏰:08/09/13 14:19 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#213 [ユウキ]
その夜、半年ぶりに れなに電話をかけてみた。

呼び出し音にドキドキする。


『もしもし?』


「れな?俺、ユウキ」


『今日ビックリしちゃったね』


「会える?話したい」

⏰:08/09/13 14:21 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#214 [ユウキ]
『明日仕事終ったら部屋に行くね』

そう言って電話を切った。


ようちゃんは一緒じゃない。

どうしたんだろう?
別れた女なのに、気になって心配で仕方なかった。

⏰:08/09/13 14:23 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#215 [ユウキ]
次の日、6時すぎ れながやってきた。


「おじゃまします」

れなが部屋に入った。

久しぶりだから、すごく緊張した。


俺はブラック、れなにはカフェオレを入れて、れなに渡した。


「ありがとう」


一口飲んで
「おいしい」
そう言った。

⏰:08/09/13 14:26 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#216 [ユウキ]
可愛い。

バカな俺はまたそんな風に思った。

話、話をしにきたんだ。
俺はれなに聞いた。


「いつ戻ってきたの?」


「9月に入ってから」

⏰:08/09/13 14:28 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#217 [ユウキ]
「戻ってきて働く所を探してたら事務長から欠員が出てるから戻ってきてほしいって言われて、また働き始めたの」


「そうなんだ。」


「ユウキは就職活動忙しいの?」


「まぁまぁかな。バイト辞めたからゆっくりできる時間は増えたよ」


「あと少しがんばってね」


「ありがとう」

⏰:08/09/13 14:46 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#218 [通りすがり]
楽しみ

⏰:08/09/13 14:47 📱:N905imyu 🆔:3vlzvoYA


#219 [ユウキ]
一番聞きたいことを聞けないまま、たわいもない話をしていた。


「ようちゃんは?」


思い切って切り出すと、れなは少しびくっとした。


「北海道にいるよ。
お父さんの術後経過も良くて、お父さんの病院もうまくいってる。」

⏰:08/09/13 14:49 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#220 [ユウキ]
通りすがりさん
読んでくださってありがとうございます。

あと少しで完結予定です。

よかったらまた見てください。

⏰:08/09/13 14:50 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#221 [ユウキ]
「そうなんだ」


「私は半年間働かずに、身の回りのお世話をしたりしてきたんだけど、気づいちゃったの。」


「なにを?」


「ようちゃんの両親は私じゃダメだと思ってること。」


「どうして?」

⏰:08/09/13 14:52 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#222 [ユウキ]
「ようちゃんの両親は他に結婚してほしい人がいるみたい。私にはわからないようにしてたみたいだけど、両家で二人をくっつけようと食事会みたいのをしたりしてたみたい。」


「・・・」


「ようちゃんは、結婚するつもりはないって言ったみたいなんだけど、相手の女の人は結婚したいんだって私に言いにきたの。」


「それで?」

⏰:08/09/13 14:57 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#223 [ユウキ]
「ようちゃんに話したら私はどうしたい?って聞かれて」


「・・・」


「わからないって答えた」

「・・・」


「それが7月半ばころで1ヶ月ちょっとどうするか話をして、離れることにしたの」

⏰:08/09/13 23:34 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#224 [ユウキ]
「まだ好きなのに?」


俺が口を開くと、れなは

「多分、
ずっと好きな気持ちは
変わらない。
でも一緒にいて私は何の役にも立たなかったし、養われてるだけだったから。

これでいいの。」


そう言った。

⏰:08/09/13 23:37 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#225 [ユウキ]
「もう会わないの?」


俺の一言に、れなは我慢していた涙を流し


「会いたいよ。」


そう言って、子供みたいに泣き出してしまった。


大好きだから、離れることを決めてきた。
そう言うれな。
それでよかったのかな?

⏰:08/09/13 23:40 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#226 [ユウキ]
れなは泣き疲れてベッドで寝てしまった。


一緒にいたら、なにもしない自信はないから、俺は部屋を出た。


時間を見たら、10時。携帯を開き、電話をかけた。

⏰:08/09/13 23:42 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#227 [ユウキ]
『もしもし』


「どういうこと?」


『れなちゃん?』


「あぁ」


『会ったんだ』


「偶然ね」


『俺にも会わせて。今東京にいるんだ。どこにいけば会える?』

⏰:08/09/13 23:44 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#228 [ユウキ]
とりあえず、俺とようちゃんで話をすることになった。


30分くらいして、うちの近くの公園にきた。


「おまたせ」


ようちゃんが言った。


「れなのことだけど」

⏰:08/09/13 23:46 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#229 [ユウキ]
「親同士が決めた婚約者がいることは聞いてたんだけど、本当にいるとは思わなかったんだ。」


ようちゃんが話始めた。

「れなちゃんがいるから断ってたんだけど北海道に戻ったら話が進み始めてて。
れなちゃんを傷つけた」

「結婚するの?」

⏰:08/09/13 23:49 📱:F903i 🆔:8FSUnvjw


#230 [通りすがり]
あげ

⏰:08/09/14 02:44 📱:N905imyu 🆔:hNWJbriw


#231 [ユウキ]
通りすがりさん
あげ ありがとうございます☆

⏰:08/09/14 23:14 📱:F903i 🆔:SG5NJ3Xo


#232 [ユウキ]
>>229 続き

俺の質問にようちゃんは「したくないが本音。
病院経営や親同士の繋がりを考えると難しいよ」

俺はれな が今でも、ようちゃんに会いたがっていることを伝えるか迷っていた。

伝えたら、ようちゃんも苦しむだろうし、身を引くと決めた れな の決心が無駄になるような気がした。

⏰:08/09/14 23:19 📱:F903i 🆔:SG5NJ3Xo


#233 [ユウキ]
ようちゃんは3日間は東京に滞在すると話していた。


その間に、れな と会いたいと思っていることを話していた。


俺は部屋に戻り、ふとテーブルを見た。


れなからの手紙だ。

⏰:08/09/14 23:22 📱:F903i 🆔:SG5NJ3Xo


#234 [り-たん]
すっごい続きが気になります(´д`)ヾ☆

あげ(^^)

⏰:08/09/15 01:03 📱:L704i 🆔:bkQx5vAA


#235 [まあこ]
ユウキくん、いぃ男やなぁ!なんか男らしいわ

⏰:08/09/15 10:43 📱:N703iD 🆔:W6xljuRw


#236 [ユウキ]
りーたんさん

読んでくださってありがとうございます!
完結まで後少しお付き合いくださるとうれしいです。

⏰:08/09/15 23:20 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#237 [ユウキ]
まあこさん

読んでくださってありがとうございます。
話に出てくるリセちゃんには「男のくせにしっかりしなよ」と良く言われてます
またお時間があったら、読んでくださると嬉しいです。

⏰:08/09/15 23:22 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#238 [ユウキ]
>>233 続き

ユウキへ

寝ちゃったみたいでごめんね。
ユウキから離れたのは私なのに頼ってごめんね。
れな

⏰:08/09/15 23:24 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#239 [ユウキ]
すぐ電話して

会って

抱きしめたかった。


今ごろ、ようちゃんといるのかと考えるだけで苦しかった。

⏰:08/09/15 23:26 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#240 [ユウキ]
父親から電話があって、学校の帰りに病院に寄ることにした。


病室には父親が俺を待っているようだった。


「はい」


頼まれた新聞とノートとボールペンを渡した。

⏰:08/09/15 23:29 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#241 [ユウキ]
「何するの?」


俺が聞くと
「手紙書くんだ」

「誰に?」

しばらく黙って父親が

「明後日ここにきたあと、母さんのところ行けるか?」

そう聞いた。


「大丈夫いけるよ」

⏰:08/09/15 23:32 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#242 [ユウキ]
そう答えると
「母さん誕生日だ」


「あっ」
忘れてた。
そう言ったあと


「手紙書くんだ」
俺は聞いた。


「誕生日に一緒にいてやれないの初めてだから」

それで手紙?
聞いてる俺が少し恥ずかしくなった。

⏰:08/09/15 23:35 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#243 [ユウキ]
父親が手紙を書くなんて笑ってしまいそうな話だけど、年をとっても思いやれるのは、すごくいいなぁーと思った。

⏰:08/09/15 23:37 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#244 [ユウキ]
9月は れなも 誕生日。

今年は誰かと過ごすのかな?


そんなことを考えながら一階におりた。


受付を通る。
れな は、いない。

⏰:08/09/15 23:40 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#245 [ユウキ]
病院の駐車場に見慣れた車が停まっていた。


俺に気づき、ようちゃんが下りてきた。


「やっと会ってくれるって」


そう言うようちゃんに、俺は


「ちゃんと話して」

⏰:08/09/15 23:42 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#246 [ユウキ]
ちゃんと話して〜
言い掛けて、やめると
ようちゃんが


「なに?」


意地悪に聞いた。


「もう一回、奪いに行きます」


そう言った。

⏰:08/09/15 23:43 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#247 [ユウキ]
「わかった。
納得できるまで話してみるよ。」


ようちゃんが言い終わると同時に、れなが出てきた。


俺とようちゃんが一緒にいるのをみてビックリしていたが、意外に?和やかな感じでほっとしたようだった。

⏰:08/09/15 23:46 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#248 [ユウキ]
困らせるかもしれないけど、れなに言った。


「ちゃんと話して、ようちゃんがダメなら俺のところにもう一度来て。」

れなは
「出来ないよ。」

即答だった。

ようちゃんが迎えに来たから?
やり直すから?
俺にもう気持ちはないんだろうか?

⏰:08/09/15 23:48 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#249 [ユウキ]
「思うより思われてたほうが幸せなこともあるよ?」


俺はさらに言ってみた。

れなは笑って
「ありがとう。ちゃんと話してくるね。また…」

⏰:08/09/15 23:49 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


#250 [ユウキ]
「また?」

言いかけた言葉を聞き返してみた。


「連絡するね。ありがとう」


れなは微笑んで車に乗った。

ようちゃんが
「俺も連絡する」
そう言って車に乗った。

俺はその場で二人を見送った。

⏰:08/09/15 23:51 📱:F903i 🆔:TudSMCbM


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