ーA&R-
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#101 [なお(・∀・)]
僕はそれから
バイトをし始めた。
スーパーでのバイト。
時給は
決して高くは
なかったけど
バイト代は
コツコツ貯めた。
:08/10/18 22:19
:D705imyu
:uHAdzj6I
#102 [なお(・∀・)]
ちょうど同じ時期。
僕は
沙千(さち)という子と
仲良くなった。
:08/10/18 22:20
:D705imyu
:uHAdzj6I
#103 [なお(・∀・)]
本日の更新は
この辺にしておきます。
読んでくれている方
いらっしゃるのでしょうか。
よかったら
ご感想やご意見
お待ちしております
m(_ _)m
明日はお昼頃
更新したいと
考えています。
:08/10/18 22:23
:D705imyu
:uHAdzj6I
#104 [我輩は匿名である]
主さんは…女ですよね?
僕って言ってるのは後から何かあるんでしょうか

:08/10/19 03:32
:SH903i
:YVQwm12g
#105 [渚]
>>104さん
冒頭に書いてありますよ。
なおさん
とても読みやすくて
大好きです!
無理なさらずに
頑張ってくださいね´・ω・`
無駄なスペース
すみませんでした。
:08/10/19 05:50
:D903i
:xI9S1Rxg
#106 [なお(・∀・)]
>>104
匿名さん
コメントありがとうございます
m(_ _)m
主は女です。
口で言う時の一人称は
[うち]
書き込む時の一人称は
[僕]
となっております。
分かりにくくて
すいません。
後の繋がりは
ないので
安心して下さい。
:08/10/19 10:35
:D705imyu
:/cVLZ61o
#107 [なお(・∀・)]
>>105 渚さん
大好きだなんて
ありがとうございます
m(_ _)m
これからも
頑張りますので
お暇があれば
ご覧になって下されば
幸いです。
:08/10/19 10:37
:D705imyu
:/cVLZ61o
#108 [なお(・∀・)]
時間ができたので
今から更新します。
:08/10/19 10:38
:D705imyu
:/cVLZ61o
#109 [なお(・∀・)]
>>102から
沙千は
僕とは正反対の子だった。
[女の子]って感じで
ふわふわしたイメージ。
:08/10/19 10:40
:D705imyu
:/cVLZ61o
#110 [なお(・∀・)]
家庭環境が
あまりよくなくて
高校も通っていたけど
たまにしか
通ってなくて
自分と妹のバイト代で
妹と2人暮らしをしていた。
:08/10/19 10:41
:D705imyu
:/cVLZ61o
#111 [なお(・∀・)]
沙千とは
中学が一緒だったけど
あまり喋らなかった。
多分見た目が
全然違ったから。
:08/10/19 10:42
:D705imyu
:/cVLZ61o
#112 [なお(・∀・)]
沙千は
清楚系。
僕は...
まぁいいよ。
沙千のバイト先に
僕がたまたま
行ったことが
不思議な関係の始まり。
:08/10/19 10:43
:D705imyu
:/cVLZ61o
#113 [なお(・∀・)]
僕は週1位で
沙千の家に
行くようになった。
目的は
[食事]...
:08/10/19 10:44
:D705imyu
:/cVLZ61o
#114 [なお(・∀・)]
沙千は
家賃だけでバイト代が
ほとんど無くなっていたから
1日1食の生活なんて
当たり前にあった。
だから
僕は自分のバイト代で
週に一度
沙千の家に
食べ物を買っていった。
:08/10/19 10:45
:D705imyu
:/cVLZ61o
#115 [なお(・∀・)]
勿論
沙千の妹の分も。
沙千はいつも
申し訳ないって
顔してたけど
僕には全然
苦じゃなかった。
:08/10/19 10:46
:D705imyu
:/cVLZ61o
#116 [なお(・∀・)]
でも...
沙千は僕が
通い始めてから
何かと問題を
起こすようになった。
最初は
バイト先の売り上げ金を
盗んだ。
:08/10/19 10:47
:D705imyu
:/cVLZ61o
#117 [なお(・∀・)]
たかが
一万円...
両親は勿論
来てくれず
家庭環境を話したら
店長さんが
警察には言わず
首で許してくれたそうだ...
:08/10/19 10:48
:D705imyu
:/cVLZ61o
#118 [なお(・∀・)]
−バンッ
僕は沙千の家の
テーブルを叩きつけた。
「欲しかったんだろ?
やるよ。」
:08/10/19 10:49
:D705imyu
:/cVLZ61o
#119 [なお(・∀・)]
そう言って
一万を差し出した。
沙千は
泣きながら
俯き,首を振った。
:08/10/19 10:50
:D705imyu
:/cVLZ61o
#120 [なお(・∀・)]
「なんだよ。
やるっつってんだよ。
盗みやる程
欲しかったんだもんな。」
「‥…要らない。」
「じゃあなんで
盗んでんだよ。」
:08/10/19 10:51
:D705imyu
:/cVLZ61o
#121 [なお(・∀・)]
「‥…覚えてない。」
「は?」
「本当に覚えてないの。」
「何言ってんだ?」
「ごめんなさい。」
:08/10/19 10:53
:D705imyu
:/cVLZ61o
#122 [なお(・∀・)]
そう言って
泣きじゃくる沙千を
これ以上怒鳴る気にも
なれず...
煙草を吸いながら
沙千が泣き止むのを
待った。
:08/10/19 10:54
:D705imyu
:/cVLZ61o
#123 [なお(・∀・)]
「お前さ。
本当に感謝しろよ。」
沙千が
落ち着いたのを
確認して
僕は一言ぽつりと
呟いた。
:08/10/19 10:55
:D705imyu
:/cVLZ61o
#124 [なお(・∀・)]
「店長さんに。
盗みなんかで
警察に呼ばれたら
罰金とか払ったかも
しんねぇんだからよ。」
「うん。」
:08/10/19 10:57
:D705imyu
:/cVLZ61o
#125 [なお(・∀・)]
「それと,
人の物は盗むな。
これは友達の間でもそうだ。
友達だから...って
考えじゃ駄目だかんな。
あと,楽して金稼ごう
なんて甘ったれた
考えすんな。
お前もバイトやってんだから
わかんだろ?」
:08/10/19 10:58
:D705imyu
:/cVLZ61o
#126 [なお(・∀・)]
「うん。うん。」
そう言って
涙目になる
沙千はまるで
目が朱い兎の様だった。
:08/10/19 10:59
:D705imyu
:/cVLZ61o
#127 [なお(・∀・)]
「まぁうるさい説教は
この辺にして
ご飯食べるか。」
「‥…うんっ!」
「うんって言うな。
本当にうちの説教が
うるさかったみてぇ
じゃん。」
「「あははは。」」
:08/10/19 11:01
:D705imyu
:/cVLZ61o
#128 [なお(・∀・)]
けど
沙千が起こす問題は
こんなもんじゃ
済まなかった。
次は
定期の期限切れを
使って捕まった。
:08/10/19 11:02
:D705imyu
:/cVLZ61o
#129 [なお(・∀・)]
今回も警察は
呼ばれなかったが
切れた日から
今までの
往復の料金を
払うことになり
その額は
結構なものだった。
:08/10/19 11:03
:D705imyu
:/cVLZ61o
#130 [なお(・∀・)]
一括払いが
条件だったが
到底払える訳もなく
頼みに頼みこんで
分割にしてもらったそうだ。
「‥…どうしよう。」
:08/10/19 11:04
:D705imyu
:/cVLZ61o
#131 [なお(・∀・)]
「お前どうしよう
って言うならさ
こんなことやんなよ。」
「‥…仕方なかった。」
「は?」
:08/10/19 11:06
:D705imyu
:/cVLZ61o
#132 [なお(・∀・)]
「今までの定期代は
お母さんに払って
もらってたの。
でも今回は
払ってくれなくて
でもお金がないから
仕方なく。
捕まったのだって
あたしが
ドジ踏んだからだって。
そんなのってひどい。」
:08/10/19 11:07
:D705imyu
:/cVLZ61o
#133 [なお(・∀・)]
‥…正直呆れた。
それが親のすることかって。
人の親だけど
ぶん殴りそうになった。
大人ってやっぱり汚い。
:08/10/19 11:08
:D705imyu
:/cVLZ61o
#134 [なお(・∀・)]
そして次。
沙千が事故った。
病院に駆けつけたら
包帯が何重にも
巻かれた沙千が
ベッドに横たわってた。
:08/10/19 11:09
:D705imyu
:/cVLZ61o
#135 [なお(・∀・)]
「!!
やっちゃった〜。」
こっちの思いは
つゆ知らずか
沙千は笑顔で
そう言った。
:08/10/19 11:10
:D705imyu
:/cVLZ61o
#136 [なお(・∀・)]
「やっちゃった
じゃねぇよ。
何があった?」
沙千が口を開く。
:08/10/19 11:11
:D705imyu
:/cVLZ61o
#137 [なお(・∀・)]
自分は無免で
原付を運転してたこと。
信号無視の
ダンプカーに衝突されたこと。
警察を呼ばれて
無免がバレたこと。
治療費は
あっちが出してくれること。
:08/10/19 11:12
:D705imyu
:/cVLZ61o
#138 [なお(・∀・)]
一通り話を聞いて
僕が言った。
「お前も無免なんだから
タダじゃ済まされねぇだろ。」
「‥…うん。
これから裁判だって。
ただ未成年だから
そんな罪には
ならないってさ。」
:08/10/19 11:14
:D705imyu
:/cVLZ61o
#139 [なお(・∀・)]
「だよな。」
かける言葉が
見つからなくて
ただそれだけ言った。
:08/10/19 11:15
:D705imyu
:/cVLZ61o
#140 [なお(・∀・)]
「‥…フルフェイスのね
ヘルメットが飛んだの。
ぶつかった瞬間
スローモーションみたいだった。
あぁ死ぬんだって
漠然と思った。
あたしね
警察の人に奇跡だ
って言われた。
死んでてもおかしくない
事故だったって。」
「‥…………。」
:08/10/19 11:16
:D705imyu
:/cVLZ61o
#141 [なお(・∀・)]
「死ねばよかった〜。
もう生きてんの辛いよ。
りょう。」
泣きながら
そう言う沙千に
かける言葉も
見つからなかった。
:08/10/19 11:17
:D705imyu
:/cVLZ61o
#142 [なお(・∀・)]
それから
しばらく病院に
通って見舞いに行くと
沙千は元気に
なっていった。
退院の日。
沙千は初めて僕に言った。
:08/10/19 11:18
:D705imyu
:/cVLZ61o
#143 [なお(・∀・)]
「あたしね
彼氏ができたの。」
「ふ〜ん。」
「そんな関心ない
なんてひどい。
住んでる場所は遠いけど
頑張るね。」
「おぅ。
っつかなんで
今まで隠してたんだよ。」
:08/10/19 11:20
:D705imyu
:/cVLZ61o
#144 [なお(・∀・)]
「だって
あたしばっか幸せになって
悪いかなって。
りょういつまで経っても
可愛い彼女できないんだもん。」
「なんで彼女なんだよ。」
:08/10/19 11:23
:D705imyu
:/cVLZ61o
#145 [なお(・∀・)]
「あはは。
りょうは彼氏より
彼女って感じ。
かっこいいのにね〜。」
「うっせ。」
:08/10/19 11:24
:D705imyu
:/cVLZ61o
#146 [なお(・∀・)]
僕はその頃
付き合った人は
何人かいたけど
自分から
連絡を取らないせいか
1・2ヶ月で終わる
という付き合いを
繰り返していた。
「「あはは。」」
:08/10/19 11:25
:D705imyu
:/cVLZ61o
#147 [なお(・∀・)]
それから
無事退院して
裁判所に行くことになった。
沙千に下された処分は
一定期間
免許を取得できない
というものだった。
:08/10/19 11:26
:D705imyu
:/cVLZ61o
#148 [なお(・∀・)]
「まぁしょうがないよね。」
「そうだな。」
「裁判所でね
ビデオ見せられた。
無免許の人が
起こした事故。
怖かった。
血とかすごい
飛び散ってて。」
:08/10/19 11:27
:D705imyu
:/cVLZ61o
#149 [なお(・∀・)]
「‥…うん。
でもなお前は
ラッキーだったってだけで
そうなる確率は
充分にあったんだかんな。」
「分かってる。
もう二度としない。」
:08/10/19 11:28
:D705imyu
:/cVLZ61o
#150 [なお(・∀・)]
「よし。」
そう誓った日。
もう息も白くなってて
高校に行って
初めての冬が来ていた。
◆U end...
:08/10/19 11:29
:D705imyu
:/cVLZ61o
#151 [なお(・∀・)]
◇
ねぇ
あさ。
高校に入って
連絡を取り合う
ってことが
苦手な僕等は
ぱったり連絡を
取らなくなったけど
:08/10/19 11:30
:D705imyu
:/cVLZ61o
#152 [なお(・∀・)]
あさを忘れた日なんて
一度もなかった。
でも
いつの間にか
兎みたいにか弱い少女を
ほっておけなくて
あさより
存在が大きくなってたの。
:08/10/19 11:32
:D705imyu
:/cVLZ61o
#153 [なお(・∀・)]
こんな僕を
しょうがないな
って
笑って許してくれた?
◇
:08/10/19 11:33
:D705imyu
:/cVLZ61o
#154 [なお(・∀・)]
Uは以上で終わりです。
読んで下さる方
ありがとうございます
m(_ _)m
次は今夜にでも
更新したいと
思います。
:08/10/19 11:35
:D705imyu
:/cVLZ61o
#155 [なお(・∀・)]
◆V
「ねぇ
これかっこいいね。
あたしも空けようかな?」
僕の耳を見ながら
沙千は言った。
「やめとけ。
彼氏にフラれんぞ。」
:08/10/19 22:18
:D705imyu
:/cVLZ61o
#156 [なお(・∀・)]
「えー。」
僕の耳は
いつの間にか
ピアスが
7つも空いていた。
「それにお前
痛いの嫌いじゃん。」
:08/10/19 22:19
:D705imyu
:/cVLZ61o
#157 [なお(・∀・)]
「りょうは
痛くないって
言ってたじゃん。」
「うそうそ。
いってぇぞ〜。
涙が出るくらい。」
「え〜。」
:08/10/19 22:20
:D705imyu
:/cVLZ61o
#158 [なお(・∀・)]
なんて
いつもみたいに
馬鹿みたいな話を
してた冬のある日。
「やっべ。
もうこんな時間か。
じゃあ帰るね。」
煙草を灰皿に
押し付けて
豹柄のマフラーを
巻きながら言った。
:08/10/19 22:22
:D705imyu
:/cVLZ61o
#159 [なお(・∀・)]
「うん。
気をつけてね。
いつもありがと。」
「おぅ。じゃな。」
「ばいばい。」
:08/10/19 22:24
:D705imyu
:/cVLZ61o
#160 [なお(・∀・)]
外はすっかり
日が暮れて
星が綺麗に
瞬いてた。
「さっみ〜。」
沙千の家を出て
すぐに体温が
下がった。
:08/10/19 22:25
:D705imyu
:/cVLZ61o
#161 [なお(・∀・)]
自転車にまたがり
急いで家路に着く。
「ただいま〜。」
なんて言っても
おかえりと
返してくれる人は
いない。
:08/10/19 22:26
:D705imyu
:/cVLZ61o
#162 [なお(・∀・)]
僕が
高校に落ちてから
家族の仲は
冷えきっていた。
冷蔵庫の中から
適当な食材を取り
料理をし始めた。
:08/10/19 22:27
:D705imyu
:/cVLZ61o
#163 [なお(・∀・)]
簡単な料理。
すぐにできる。
それを食べ
部屋で一服。
お風呂に入って
寝る。
:08/10/19 22:29
:D705imyu
:/cVLZ61o
#164 [なお(・∀・)]
それが僕の
普段の生活リズム。
テレビなんて
あんまり見ないから
最近の曲やニュースには
疎かった。
:08/10/19 22:30
:D705imyu
:/cVLZ61o
#165 [なお(・∀・)]
いつも通り
ベッドに横になり
うとうとと
眠りにつき始めた頃。
〜♪
携帯が鳴った。
しかも電話。
:08/10/19 22:33
:D705imyu
:/cVLZ61o
#166 [なお(・∀・)]
誰だよ
こんな時間に。
なんて思いながら
寝ぼけ眼で
電話に出る。
「もしもし〜?」
「‥……………。」
イタ電か?
:08/10/19 22:34
:D705imyu
:/cVLZ61o
#167 [なお(・∀・)]
受話器を耳から外し
画面表示を見てみると
[沙千]
「!!」
僕はびっくりして
一気に目が覚めた。
:08/10/19 22:36
:D705imyu
:/cVLZ61o
#168 [なお(・∀・)]
「もしもし?
沙千か。
どうした?」
「‥……ウッ。ヒック。」
「おい。
泣いてんのか?
どーした?
何があった?」
:08/10/19 22:39
:D705imyu
:/cVLZ61o
#169 [なお(・∀・)]
「りょ...お。
たすけて...」
「待ってろ。
今行くから。」
僕は寒い中
自転車をとばして
沙千の家に向かった。
:08/10/19 22:41
:D705imyu
:/cVLZ61o
#170 [なお(・∀・)]
沙千の家に着き
ドアの前まで
走ると
―ガチャ
という音がした。
鍵が開いた。
:08/10/19 22:43
:D705imyu
:/cVLZ61o
#171 [なお(・∀・)]
僕は急いで
ドアを開けると
沙千が袖を顔にあて
下を向いていた。
「大丈夫か?
なんかあったんか?」
「りょう〜。
もうやだ。」
:08/10/19 22:45
:D705imyu
:/cVLZ61o
#172 [なお(・∀・)]
そう言って
また泣きじゃくる沙千。
らちがあかないので
沙千が泣きやむのを
待つ。
「んで?
どうした?」
:08/10/19 23:15
:D705imyu
:/cVLZ61o
#173 [なお(・∀・)]
「彼氏にね...
浮気されたの。」
そう言うと
また
思い出したのか
目が潤む。
「なんで
浮気してるって
分かったの?」
:08/10/19 23:16
:D705imyu
:/cVLZ61o
#174 [なお(・∀・)]
「ん...
彼氏がね
電話に出ないの。」
「‥…………………は?
寝てんのかも
しんねぇじゃん。」
「違うの!!
あたしのじゃないよ。
あたしと会ってる時。」
:08/10/19 23:17
:D705imyu
:/cVLZ61o
#175 [なお(・∀・)]
「ん〜
お前との時間を
大切にしたいんじゃね?」
「だって
友達のは普通に
出るよ?」
「ん"〜。
着信音違うの?」
:08/10/19 23:19
:D705imyu
:/cVLZ61o
#176 [なお(・∀・)]
「同じ。
でもランプの色が違う。
いつも出ないのは
ピンクのランプ。」
「うわっ
ピンクとかあからさま〜。」
「ねぇ〜。
そういうこと言う?」
:08/10/19 23:20
:D705imyu
:/cVLZ61o
#177 [なお(・∀・)]
「だってピンクて。
明らか女じゃん。
で?
彼氏には言ったの?」
「言ってない。
ってか言えないよ。」
「は〜?
じゃあこのままの状況しかないんじゃない?」
:08/10/19 23:21
:D705imyu
:/cVLZ61o
#178 [なお(・∀・)]
「やだっ
それは嫌っ!!」
「んなこと言ったって
お前がなんか
先手打たなけりゃ
なんも状況は
変わんないじゃん。
彼氏は気づいてないと
思ってんだからさ。」
:08/10/19 23:22
:D705imyu
:/cVLZ61o
#179 [なお(・∀・)]
「‥……確かに。」
「だろ?
メールでも
なんでもいいから
お前の気持ち
ちゃんと伝えてみな?」
「分かった。」
:08/10/19 23:23
:D705imyu
:/cVLZ61o
#180 [なお(・∀・)]
ひとまず
解決した所で
一服...
「やべっ。」
「どしたの?」
「焦ってきたから
煙草忘れちった。」
:08/10/19 23:24
:D705imyu
:/cVLZ61o
#181 [なお(・∀・)]
「ちょっと
待ってて!!」
「ん。」
何やら
クローゼットを弄る沙千。
「これどーぞっ!!」
:08/10/19 23:25
:D705imyu
:/cVLZ61o
#182 [なお(・∀・)]
沙千が
差し出してきたのは
煙草。
「お前吸うの?」
「たま〜にね。
でもお金がないから
吸わない。」
:08/10/19 23:26
:D705imyu
:/cVLZ61o
#183 [なお(・∀・)]
「ん〜。」
「それねっ
メンソールが好きなりょうに
ぴったりかなって思って
買ったんだよ?
バイトの先輩も
それが一番
メンソールが強いって
言ってたの!!」
:08/10/19 23:27
:D705imyu
:/cVLZ61o
#184 [なお(・∀・)]
「お前はうちの彼女か。」
笑いながら
煙草に火を付ける。
息を吸って
肺に入れる。
煙を出す。
「どう?どう?」
:08/10/19 23:28
:D705imyu
:/cVLZ61o
#185 [なお(・∀・)]
目を輝かせながら
僕を見る沙千。
「軽いわ。
吸ってる気しない。」
「え〜。
確かにタール
低いけどさ。」
:08/10/19 23:29
:D705imyu
:/cVLZ61o
#186 [なお(・∀・)]
なんて言いながら
"あの事"があるまで
僕はずっと
その銘柄だったよ。
お前が
僕の為に選んでくれたから...
もう一生吸わない...
:08/10/19 23:30
:D705imyu
:/cVLZ61o
#187 [なお(・∀・)]
―icene―
:08/10/19 23:31
:D705imyu
:/cVLZ61o
#188 [なお(・∀・)]
今日の更新は
ここまでです。
読んで下さった方
ありがとうございます
m(_ _)m
明日は用事があるため
更新できないので
ご了承下さい。
宜しければ
感想・ご意見
お待ちしております
m(_ _)m
:08/10/19 23:33
:D705imyu
:/cVLZ61o
#189 [咲]
読んでます!★
頑張って下さい\(^O^)/
:08/10/19 23:35
:N702iD
:VOz8fJt2
#190 [なお(・∀・)]
更新しなくて
すいませんm(_ _)m
>>189 咲さま
ありがとうございます
(^ω^)
必ず
完結させますので
お暇があれば読んで下さい
(´∀∩)
今から更新します!!
:08/10/21 20:59
:D705imyu
:UWVgo4yk
#191 [なお(・∀・)]
その出来事があって
一週間後。
僕はまた沙千の家にいた。
「んで?
どうなった?」
:08/10/21 21:00
:D705imyu
:UWVgo4yk
#192 [なお(・∀・)]
「やっぱりって所かな?
予感的中。」
「そっか。」
「うん。」
「別れんの?」
:08/10/21 21:01
:D705imyu
:UWVgo4yk
#193 [なお(・∀・)]
「まだ考え中。
もうしないなんて
信用できないけど
信じてみたいって
思ってる自分も
いるの。」
「へ〜。」
沙千はなんだか
いつもの様子と違ってた。
:08/10/21 21:02
:D705imyu
:UWVgo4yk
#194 [なお(・∀・)]
携帯をこまめに見たり
僕に今日は何時に
帰るの?
と聞いたり,
遠回しに
僕に帰ってほしい
感じだった。
「この後なんか
予定でも入ってた?」
:08/10/21 21:03
:D705imyu
:UWVgo4yk
#195 [なお(・∀・)]
僕がそう聞くと
沙千は言いにくそうに
「う〜ん。
まぁね。」
なんて言った。
「彼氏?
だとしたらごめん。」
:08/10/21 21:05
:D705imyu
:UWVgo4yk
#196 [なお(・∀・)]
「だとしたら
どんなにいいか。」
沙千は
乾いたような
ははっと笑いを吐いた。
「どういう意味?」
「‥…………。」
:08/10/21 21:06
:D705imyu
:UWVgo4yk
#197 [なお(・∀・)]
「言えよ。」
「‥………あたし
今から浮気する。」
沙千は
決心をしたかのように
言った。
「本気で言ってんの?」
:08/10/21 21:07
:D705imyu
:UWVgo4yk
#198 [なお(・∀・)]
「浮気するっていうのに
本気っておかしいけど...
‥…ずっと
連絡を取ってた
男の人がいるの。
彼氏の相談とかも
のってくれてね,
あたしのことね
親身になって
考えてくれるの。」
「‥……沙千はさ
それを下心とは
考えないの?」
:08/10/21 21:09
:D705imyu
:UWVgo4yk
#199 [なお(・∀・)]
「分かってるよ。
今日だって
何もなしで
じゃあバイバイってなる
って思う程
子供じゃない。」
「じゃあなんで「あっちが悪いんだよ。」
「‥……。」
:08/10/21 21:10
:D705imyu
:UWVgo4yk
#200 [なお(・∀・)]
「あっちが先に
浮気したんだから
あたしが浮気しても
あっちは何も
言えないじゃない。
浮気された時の気持ちを
あの人に味あわせて
やりたいの。」
「‥………はは。」
:08/10/21 21:11
:D705imyu
:UWVgo4yk
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